2010年01月22日

ボルネオ植林紀行5 キナル植林

ボルネオ植林紀行の続きであります。

ツアー二日目の午前中に、アブラヤシのプランテーションや工場の見学を終えたわたくしたち、
ベリンギスビーチリゾートでの昼食後は、一路キナルのサバ州森林開発公社(SAFODA)保護林へ・・・

とーぜんその間に、カメラのバッテリーを充電できるようなコンセントも時間もなく、
今回も引き続きケータイのおまけカメラによる画像であります。すいません














コタキナバル近郊、キナルのSAFODA管理地・・・
f3a2e5b4.jpg
6年前に訪れたときには、こんな看板はなく、JICAから派遣されたシニアボランティアのIさんが、
「ゆくゆくは、ここをエコ・フォレストにしたいですねえ。
で、みなさんのような方々をいつでもお迎えできるようにして・・・」
と夢を語っておられましたが、着実に一歩一歩、前進しているようであります。拍手













0265676d.jpg
SAFODAの事務所兼作業所兼育苗地・・・
6年前は、この手前を少し歩いて、植林(記念植樹)に行ったのですが・・・















ee4660b1.jpg
今回の植林地はかなり上の方なので、悪路を四駆の荷台に乗って移動であります。
しっかし、ツアー二日目にして、すでにかなり太っているような気もするな・・・困った















bc257be5.jpg
雨季とはいえ、たまたま路面が乾いていたので無事に中腹まで行けましたが、
少し雨が降ると、道全体が泥沼化してしまいます。













30fef32f.jpg
荷台にご一緒させていただいた、SAFODAの職員さん・・・
まあ、わたくしも似たような体型だから、安心安心・・・ラブ













1e3468da.jpg
植林予定地付近に到着であります。
ここから右側の急傾斜地を登って行きます。ひいひい














b21ed4db.jpg
下草を刈り払い、植林しやすいように配慮いただいており・・・













45a50ca5.jpg
黒いポリ袋に包まれた苗木も、目印に突き立てた棒の根元に置いてくれているのですが・・・
(右の赤いのが、植樹用のスコップであります。2003年のときは、SAFODAも勝手がわからず、
おもちゃみたいなシャベルを用意されてて、ぐにゃりと曲がってしまった記憶があります。)














99a05acf.jpg
なにせ急傾斜地で高齢者も多いため、我々にとってはきつい作業となりました。
ま、現地の作業員は余裕の笑顔でありますが・・・にっこり

気温は30℃前後、森の中の湿度はほぼ100%、汗が蒸散しないので快適な作業ではありません。

結局、作業員にも手伝ってもらって総勢20名ほどで100本のカポールの苗木を植林、
その後は、以前に植えた二ケ所の植林地の様子を見に行きました。
(隊としてボルネオは4回目ですが、ここキナルに来るのは3回目、わたくしは2回目であります。)












b4a8367b.jpg
こちらは2005年8月の植林地。このときはフタバガキ科を150本、アカテツ科ニアトゥを280本、
ここに植林したそうです。大変だったろうな・・・行けなくてよかったかな・・・げひげひ













66d6a149.jpg
こちらがわたくしが行った2003年12月の植林地、
このときは、カポールやニアトゥなどをとり混ぜて合計100本の植林でした。
すでに看板はなくなっており、わたくしのプレートも探しましたが見つかりませんでした。

ま、木そのものは、一部補植もしてくれてますが、なんとか育ってくれているようで、
ひと安心したとゆー次第であります。

これらがもう50年もすれば、50mを超える巨木に成長・・・しているはずであります。
そう、たとえば屋久杉とかなら、巨木に成長するのに何千年もかかりますが、
熱帯のカポールは80年で80mに成長します。それが一本もないとゆーことは、
この80年間、伐採ばかりで植林してなかった、とゆーことであります。

上の画像にある道路状況のとおり、熱帯雨林の表面の腐葉土層は極めて薄く、
一度生態系が壊れて赤土層になってしまうと、まず森を回復させるのは不可能、
あとは粘土質の赤土が泥沼となって、どんどん川や海に流れ込むだけであります。

このあたりも、もともと鬱蒼とした熱帯雨林だったはずで、カポールなどの巨木が伐採され、
生態系もかなり変わってしまったところ、そこに人にも役立つ樹種を中心に、
もともとあった植物を植えて、ゆくゆくは人と共存できるような森にしよう、
あわせてエコツーリズムの人たちも楽しめるようにして観光収入も、とゆーのが、
SAFODAの基本的な考え方で、決して人の生活を無視していないところがミソであります。
まあ、「もっと手っ取り早く収益をあげろ」という州政府の圧力も強いようですが、
そこはなんとか、緑も増え収入も増えるように苦労されているようであります。


中国北西部、内モンゴル自治区包頭付近のクブチ沙漠でもそうだったんですが、
自分たちの植えた木が無事に育っているのを確認するのはじつにうれしいものです。
また、自分で直接植えなくても、苗木代や作業代を提供して、現地の人に植えてもらった木が、
りっぱな森になってるのを確認するのも、これはこれで喜びがあります。
昨年の二月にアマゾン河口付近で子どもたちと隊で植えた3000本も無事に育っているようで、
そちらのほうも、いつかは確認に行きたいものであります。




これでサバ州での予定はすべて終了、次の目的地である、サラワク州のクチンへ、
空路で向かうことになります。

ちなみにコタキナバル空港の喫煙室では、京都から一人で熱帯雨林を見に来た、
という青年に火を借りました。こちらに来てから日本人とはじめて話したそうです。

って・・・禁煙の固い誓いはどうなったのかっ!!!




(次号に続く)







at 23:26|PermalinkComments(2)TrackBack(0) mixiチェック 沙漠緑化・熱帯雨林再生 | その他アウトドア

2010年01月21日

ボルネオ植林紀行4 キナルへ

ボルネオ植林紀行の続きであります。

サバ州テノム付近のアブラヤシプランテーションと工場の見学に行ったわたくし、
育苗地での記念撮影後、またまたカメラの電源が入らなくなりました。

んで、仕方なく取り出したのが、電源を切っていたカシオG'zシリーズのケータイであります。

今回は、ケータイのおまけカメラでの画像となり、さらに画質が悪化しますが、
なにとぞご容赦くださいませ。ぐすん悲しい













ケータイの充電器は100V専用で、わたくし持って行ってませんでしたので、
こちらもバッテリー切れを心配しつつ・・・
4b3fbaaf.jpg

4ba43425.jpg
成長したアブラヤシの収穫風景であります。
このあたりになると、ひと房で20kg程度になるそうで、それが年4回程度、
数十年にわたって収穫できるそうですから、ほんと、人類にとっては有用な植物であります。












収穫されたアブラヤシ・・・
6b02627a.jpg
一つ一つの実は、ゴルフボールぐらいでしょうか、中を割ると脂っぽい果肉と大きな種があります。
さらに種の中には白い胚乳があり、ここからも高級なオイルが採れます。
化粧品やチョコレートの硬化剤として、我々が消費しているものであります。

ちなみに胚乳の絞りかすはお菓子に、外皮などは燃焼効率のいい燃料になり、
その意味でも無駄のない植物であります。

ただ、数十年後に収穫できなくなったとき、手間をかけてまで植え替えをするのか、
放置してさらにジャングルを切り開くのか、また、このプランテーションの拡大により、
他の多様な植物や動物がどんどん絶滅しているのをどうするのか、
熱帯雨林の減少には、もちろんこれ以外の原因もありますが、
採算性、効率性との接点をどこで見出すのか・・・
目の前で、この植物の有用性を見せつけられると、いろいろと考えさせられました。








と、難しい話はみなさんにまかせておいて・・・

わたくしが、ガイドの通訳で質問したのは、


「これ、このまま食べられますかはてな汗でした。


「いやあ、ふつーの人はそのままでは食べないですが・・・困った
ま、胚乳はそのまま齧っても食べられますよ。」


「つーことは、食べてもいいんですね。」じゅるじゅる汗


「ええ、いくらでも・・・ナイフで種も割ってあげましょう。」


「どれどれ、むしゃむしゃ・・・うわっ、手も口も油でギトギトになったぞ・・・
胚乳は・・・かりかりかり・・・おおっ、こちらはココナッツの香ばしさが・・・」

と、胚乳をくちゃくちゃ噛んではかすをペッと吐き出しつつ、バスで工場に向かったのであります。












f311aba5.jpg


899ba73d.jpg


490d6b1e.jpg
工場の様子・・・
蒸気で蒸して柔らかくして、水と油の性質をうまく利用してびみょーな温度管理で分離、
さらに胚乳からは別の温度で絞り、残った水からもう一度油を分離して、最後の水は最初の蒸気に・・・
ちなみに蒸気にするための燃料は外皮や絞りかすの使えない部分を利用・・・
じつに無駄なく、他のエネルギーも使わず、水も循環させてうまく使ってました。
ただまあ、やはり精製に水は必需品で、どこでも工場ができるというわけでもないようでした。

ちなみに、この工場では、ここのプランテーションからだけではなく、「持ち込み」も受け入れ、
入り口にトラックの乗る計量機があり、中で下ろしたアブラヤシの品質をチェック、
空にして出るときに、もう一度計量機に乗せて、その重量差に品質や相場に応じた単価を乗ずる、
といったじつに合理的なシステムになってました。

さらにちなみに、工場見学を終え、エアコンの効いた事務所に戻ると、手作りの揚げたてドーナツや様々なお菓子に新鮮なフルーツ、紅茶やコーヒーなどが用意され、
特に揚げたてのドーナツはとてもおいしかったです。そりゃあ、油は最高級なんだろうなあ・・・

アブラヤシのプランテーションが熱帯雨林を減少させているのは事実ですが、
じゃあ、どうすればいいのか、といった問題は、揚げたてドーナツをいただいたから、
「まあ、いいじゃないか」ではなく、にっこり
また単純に「今すぐやめて、自然林にもどせ」と我々がいえるものでもありません。

ひとつの方法として、「ヤシノミ洗剤」のサラヤさんのやってる、売り上げの一部を、
熱帯雨林の再生にまわす、といったやり方もあります。

サラヤさんによると、パームオイルの85%は食用で、残りの15%が化粧品や洗剤などに使われ、
「ヤシノミ洗剤」は、さらにその一部に過ぎないけど、それでもその売り上げの1%で、
ボルネオのかなりの熱帯雨林を再生しているそうです。

この発想を、「植物油」や「植物性油脂」を使用する企業や消費者の大部分が理解すれば、
何らかの解決策も見えてくると思うのですが・・・

とまあ、少しはツアー本来の話もさせていただいたところで、
アブラヤシ工場をあとにし、次の目的地である植林地へ移動であります。









ま、その前に・・・番組の途中ではありますが・・・










昼食であります・・・ラブ
662600a6.jpg
って、食べる前に撮ればいいものを・・・













b0ceabf6.jpg
コタキナバルから45分の海岸線にある、ベリンギスビーチリゾートのレストラン、
吹き抜けで、いかにも日本の「海の家」とゆー感じでした。

小規模で人影もまばら、レンタルのシーカヤックやタマリンドスパとゆー天然温泉もあって、
ほんとは午後から植林なんかより、ここでのんびりしたかったなあ・・・びしっ












3961d36a.jpg
しかもコタキナバルなんかに較べると、料金も格安だそうです。じゅるじゅる・・・ばしっ




で、次回こそ、いよいよ植林記事・・・なのかっはてな










at 20:43|PermalinkComments(2)TrackBack(0) mixiチェック 沙漠緑化・熱帯雨林再生 | その他アウトドア

2010年01月20日

ボルネオ植林紀行3 テノムへ

ボルネオ植林紀行、といいつつ、まだ到着した夜の宴会の続きでありますが・・・にっこり












水上マーケットの水上ステージでは、観客も誘ってのダンスなんかがあり・・・
9886b8d7.jpg












ダンスのあとには、こんなイベントがありました。
f20a58f2.jpg
ボルネオの山の民の狩猟道具で、強力な武器でもある吹矢を使った風船割りであります。

画像では見えにくいですが、2mはあろうかという本格的な筒で、ダーツのような矢を使い、
天井の梁にセットした風船を、次々と割っていきます。


新しい風船がセットされ、団体で来ていたドイツ人(たぶん)が何人かトライするのですが、
せいぜいひとり数本のうち、最後の一本が当たる程度・・・

で、残る風船が二個になった時点で、数回トライしてひとつもヒットしなかった人があきらめ、
最前列でヨダレを垂らして見ていたわたくしが指名されました・・・


んで、エアガンとならんで吹矢も得意なわたくし・・・



たった一発で、二個同時割りびっくりを披露。拍手



これには観客からも出演者からも、大きなどよめきと拍手が起こり、有頂天になったわたくし、
ステージにあがって、吹矢の名人(なのかっ)と並んで、仲間とともに記念撮影であります。
c836bfab.jpg
よそ者の中では、一人だけ短パン素足にサンダル履きやったけど・・・にっこり


いやあ、どーゆーわけか、わたくしこんなのだけは得意なのであります。にっこり
モンゴル陸軍の射撃場でも、すぐに一人で撃たせてくれたし・・・

とゆーよーな次第で、カメラのバッテリーも快調、一日目の夜は楽しく更けていったのであります。




で、二日目はいよいよ植林、朝は五時のモーニングコールで七時の出発であります。

前夜、ホテルの自室に戻ってからも、関西空港の免税店で買ったペットボトル入りのワイルドターキーをかぱかぱ飲みつつ、遅くまでバッテリー充電を繰り返していたわたくし、数時間の睡眠と二日酔いで意識は朦朧・・・

e097146d.jpg
このホテルの朝食バイキングも、ほんの一口しか食べられませんでした。












んで、朦朧とした中でホテルの玄関を出てみると、朝焼けの中に異様な山塊が・・・
d91ced4a.jpg
ふだんは雲に覆われ、めったに見ることができないといわれるキナバル山が頂上までくっきりと・・・

ちなみにこの東南アジア最高峰4095mのキナバル山への登頂は、通常は麓からスタートして中腹で一泊、
往復では二泊三日のコースになるのですが、それを1800m地点からとはいえ、わずか三時間ほどで、
山頂まで往復するのが、世界一過酷な山岳レースといわれる、キナバル・クライマソン・・・
前回2003年12月に来た時は、出発直前にNHKで特集番組があり、その大会にもでていた、
経験豊富な現地ガイドさんが植林地まで案内してくれたのであります。
わたくしも、いつかは登ってみたい山なのですが・・・



閑話休題



で、バスでいよいよ植林地へ・・・の前に・・・

今回は、アブラヤシのプランテーションと製油工場の見学であります。

わたくしも何度か書いてますし、ご存知の方も多いでしょうが、東南アジア、
特にボルネオ島での熱帯雨林の減少の大きな原因のひとつとなっているのが、
アブラヤシ、パームオイル(ココナッツオイル)のプランテーションであります。

マレーシアは、我々世代の教科書では「天然ゴムの産地」でしたが、合成ゴムに追われ、
今はパームオイル(ココナッツオイル)の一大産地なのであります。
日本で「植物油使用」とか「植物性油脂使用」とか書かれている製品の殆どは、
このアブラヤシの実を絞ったパームオイル、さらに、その中の胚乳から抽出した油・・・

たしかにこのアブラヤシ、安定して実が収穫でき、まったく無駄なく使える有用な植物なのですが・・・

そのあたりの現状は、これからぼちぼちと紹介させていただきます。





コタキナバル近郊の海岸線
7d542bac.jpg

169a6557.jpg
トラックの右側に、わたくしの行きたかった水上集落がわずかに見えております。
前回、わたくしがホテルで飲んだくれているとき、植林仲間がタクシーで訪問、
貧困からの水上生活ではなく、伝統的に水上生活をしている人たちはけっこう豊かで、
ほんとうに歓待してくれたよ、と聞いていたのであります。ううっ、次回こそ・・・













83b8ebd2.jpg


20494585.jpg
ボルネオ島唯一の「北ボルネオ鉄道」
コタキナバルからテノムまで134kmが営業区間で2003年当時は営業していましたが、
現在はメンテのため運休中、ちなみに2008年には再開予定だったそうで・・・にっこり
我々の見学ルートも、ほぼこの鉄道に沿ってテノム付近まで南下しました。











で、最初に案内していただいた、アブラヤシの育苗地であります。
20c4a3be.jpg

a0728d08.jpg
落ちてる種から苗木を育てているそうで、育苗地だけでも、見渡す限り、といった感じであります。











で、案内してくれた現地従業員の方々と記念撮影・・・
c4225526.jpg
目線を入れてるのがツアーのメンバー、右端に所属不明者が約1名いますが・・・



この記念撮影後、ガイドの方からカメラを返してもらい、ヤシ畑と工場にバスで移動して、
いよいよ本格的に、現況を撮影しようとしたのですが・・・



またまたカメラの電源が入らないっショック



(以下次号)








at 00:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0) mixiチェック 沙漠緑化・熱帯雨林再生 | その他アウトドア

2010年01月17日

ボルネオ植林紀行2 コタキナバルの夜

前回記事からの続きであります。

ボルネオ島での植林ボランティアツアーに参加したわたくし、現地のはるか手前、
九州南海上の上空あたりで、早くもカメラのバッテリートラブルに見舞われました。

で、機内食やコタキナバル空港の様子、空港から市内への風景、特に紹介しておきたかった、
水上集落の様子などの画像がまったくありません。すいません

ま、画像のない分、昔の思い出記事でカバーするわけでもないのですが・・・にっこり

わたくし、マレーシア・ボルネオのコタキナバルには、2003年の12月に、やはり植林ツアーで、
一度訪れたことがあり、当時はまだ、関西空港からの直行便がありませんでした。

クアラルンプールからさらにブルネイ経由で、待ち時間も含めて半日以上かかり、
午前の出発でも夜遅くになってから、やっと到着した記憶があります。

ま、今でも関西空港からの直行便は週二回だけ、ちなみに韓国からは週に36便もあるそうで、
ホテルの宿泊客も韓国の人が多く、韓国以外の人もおそらく韓国経由なんでしょうね。
さらにちなみに、帰りに使ったクアラルンプール空港はなんと4000ha、最新の施設や、
多くの滑走路を備え、かなりの待ち時間がありましたが、空港内だけで退屈しませんでした。
同じ24時間運用空港とはいえ、施設的にも中途半端に放置されている関西空港は、
もはや完全に「アジアのハブ空港競争」からは取り残された感がありますね。
なんか関西人として、とゆーよりも日本人として、ちと情けない気分になりました。


閑話休題


6年ぶりのコタキナバル、ホテルは前回と同じ海沿いの高級リゾートホテルであります。
で、今回は直行便のおかげで、夕食集合まで二時間以上の自由時間があり、
前回行けなかった近くの水上集落へ是非行きたかったのですが・・・

ともかく自室でバッテリーの充電であります。ううっ悲しい

ちなみにマレーシアの電圧は240V、ほとんどが三本プラグのコンセントでしたが、
リコーのチャージャーは240Vまでは変換器なしで使用可能、コーナンで買った
「世界中で使える交換プラグ」も持参してましたので、予備も含めてバッテリーをひたすら充電・・・

いちおー、ふたつとも充電ランプが消えるころには、すでに陽は傾いていました。















で、ホテルの部屋のベランダからテスト撮影した画像・・・
e8d26530.jpg

白い壁や白いクルーザーの船腹に夕陽が映えて、きれいきれい・・・

って、喜んでる場合かっ・・・ったくもう・・・

ちなみにここはダイビングの基地としても有数で、ちょうど帰港してきたフネも多かったです。














わたくしの部屋のベランダからは、海に沈む夕陽は見えませんでしたが・・・
eeb401fe.jpg

東の空にも夕陽が映えて、きれいきれい・・・

って、喜んでる場合かっ・・・ったくもう・・・

とりあえず充電したふたつのバッテリーを交互に使って、何度もオンオフや撮影を繰り返し、
フルチャージ表示になってるのを確認してから、ようやくホテルの海側の庭へ・・・

今回泊ったのは、とてつもなく広大な敷地に、二棟ある高層宿泊棟のひとつで、
ホテル敷地のなかには、フルコースのゴルフ場まであります。














ad703912.jpg

海側の庭から見た宿泊棟の様子・・・シービュー側の部屋は高いんやろな・・・
やはりこの時間になると三脚が要るな・・・ぶつぶつ・・・












c0b8981f.jpg
海岸にあるプールのほうに歩いて行くと・・・













cdfe1339.jpg

まさに南国のリゾートであります。

日が暮れて気温は28℃ぐらいでしょうか、海風が頬に心地よく・・・

って、ほんとは水上集落の暮らしぶりをゆっくり見たかったのにぃ・・・

プールで泳ぐ時間すらなくなったじゃないかっ・・・ったくもう・・・








で、六時半にロビー集合、バスで夕食を予約している水上シーフードマーケットに到着
c8b9eed9.jpg




4f2aa165.jpg




64726afb.jpg

水槽やバケツに入ってる獲れたての魚介類を選び、好きなのを好きなように調理してもらう、
とゆースタイルの、水上マーケット風の、ま、水上レストランであります。

ボルネオ島の西海岸は地震や津波の恐れもなく遠浅で、水上の集落や施設も多く、
ここもその伝統を継承、たしかに蒸し暑い陸上より、かなり過ごしやすかったです。

わたくしたちはおまかせコースだったのですが、なんと今回は、U女史の旅行代理店から、
サバ州政府観光局に、我々の植林ツアーの情報が入ってて、直前に観光局から、
「素晴らしいツアーの企画なので、ぜひ夕食にご招待させていただきたい。」
との申し入れがあったそうです。
すでにこの水上マーケットを予約済みであることを伝えると、
「それならせめて、飲み物をプレゼントさせていただきたい。」
とゆーことで、いつもは個人負担になる飲み物も、この日は飲み放題だったのであります。

そうなると強いのが関西人とゆーか・・・

「やはりシーフードには白ワインでしょ、あっ、とりあえずボトルで2本ほど・・・」

「ビールをどんどん持ってきてね、あっ、トロピカルドリンクも・・・」

といっても、今回の参加者は殆どが高齢者で飲まない人も多く、もともと物価も
日本よりはるかに安い国ですから、そんなに大した量や金額でもないのですが、
やはり我々の活動がサバ州の観光局にも認められたとゆーのはうれしいもので、
わたくしついつい、多めに飲んでしまいました。


もちろん、お料理のほうも・・・
870b1743.jpg
カニに・・・




cb02ef1f.jpg
魚に・・・




58b3fd17.jpg
貝に・・・

って・・・

食べる前に撮ればいいものを・・・にっこり





全部で十種類以上はあったでしょうか、もちろんフルーツも・・・
65b303c4.jpg
こちらは奇跡的に、みんなが手を出す前に撮ってますね・・・
って、さすがのわたくしもペースが落ちてから、フルーツが出てきたので撮れたのか・・・にっこり















んで、この水上レストランには、水上にステージもあり・・・
ee7e0015.jpg




c17ff897.jpg




5ec2d3cc.jpg

地名の由来にもなっている、東南アジア最高峰4095mのキナバル山の絵をバックに、
マレーシアの様々な民族の音楽や踊りが披露されます。

このサバ州だけでも、マレー半島や中国、インドからの民族は別にしても、
大きく分けて海の民と山の民に分かれ、さらに中分類でも30以上の民族があり、
それぞれが独自の文化や言語を持っているそうですから、マレーシア全体では、
いったいどれだけの民族の伝統文化があるのやら・・・

で、観客も巻き込んだケチャダンスなどで盛り上げた後、ちょっとしたイベントがあり、
わたくし、それに参加することになるのですが・・・にっこり




(以下次号に続く)








at 20:58|PermalinkComments(5)TrackBack(0) mixiチェック 沙漠緑化・熱帯雨林再生 | その他アウトドア

2010年01月16日

ボルネオ植林紀行1 コタキナバルへ

この一週間ほど、ボルネオ島での植林ボランティアをメインにしたツアーに参加してました。

といっても、植林は二日間だけ、あとは熱帯雨林の観察と名所観光、とゆーことで、
ま、ぼちぼちと画像を整理しつつ、日付を追った記事にしていきたいと思っているのですが・・・



前回記事の地図にあるとおり、ツアー初日の1月8日は、大阪・関西空港から、
マレーシア・ボルネオ(北ボルネオ)のコタキナバルへの移動だけであります。

関西空港には9:00の集合、わたくしは8:55に集合場所に到着したのですが・・・














そこには誰もいませんでした・・・ショック







しばらくすると、遠巻きにわたくしの様子を覗っていた、知らないおねいさんが、

「あのう、ひょっとして植林ボランティアの方でしょうか・・・びくびく」

「ええ、いちおーそうですが・・・」

「旅行代理店の者です。みなさん、すでに荷物を預けに行かれてます、
このEチケットを持って、あちらの託送カウンターへお急ぎ下さい。」

「あわわわ」

そりゃあ、わたくしサングラスに上下オリーブドラブのウェア、怪しいリュック背負ってましたが、
何も遠巻きに観察してから声かけなくても・・・にっこり

あとでツアコンのU女史に聞くと、集合時間30分前に集合場所に着くと、
わたくし以外は全員揃っていて、わたくしは無視して手続きを進めることにしたそうで・・・ショック

そう、今回はわたくしと同世代のU女史だけが最年少組で、あとはみなさん10歳以上年上ばかり、

「やはり高齢者は朝が早いですなあ・・・」と二人で嘆息した次第であります。にっこり




んで、11:10発のマレーシア航空MH051便に全員無事に搭乗・・・
c348426c.jpg














とーぜん・・・
c04aeda7.jpg
マレー語であります。にっこり













翻訳すると・・・
37893cbb.jpg
ま、こーゆーことなのでしょうね。にっこり


ちなみにマレー語で「てぃりまかし」とゆーと、かならず「さまさま」と返ってきます。

これは日本語の「ありがとう」に対する、「いえいえ、とんでもない」と同じ意味で、
わたくし、他の言語では聞かない、とても奥ゆかしい素敵な表現だと思っています。





で、バティック姿の素敵なおねいさんがピーナツを持ってきてくれたので・・・
debdb9d1.jpg

「てぃりまかしー、にこにこラブ

「さまさま、にこにこラブ・・・で、お飲み物はいかがいたしましょう。」

「あわわわ、とっ、とりあえずビール下さいっ」

そう、素敵な日本人の客室乗務員さんでありました・・・にっこり






で・・・
4d0a9394.jpg














0898681b.jpg
何本目かのピールと何袋目かのピーナッツを開ける頃には・・・













1ddbece2.jpg
機体は九州の南海上を南下中・・・ちょうどお昼であります。














ちなみに・・・
42f9e4e1.jpg

大阪からコタキナバルまでは5000kmちょっと、11:10発で5時間半のフライトですが、
時差が1時間あるので到着予定は現地時刻では15:40、1時間得するのであります。拍手













で、お昼といえば・・・
23da3682.jpg
とーぜん機内食であります。ラブ

マレーシアはイスラムの国、豚肉料理はなく、お魚か鳥さんか牛さんであります。
とーぜんわたくし、メインディッシュはビーフストロガノフとポテトを選択、
飲み物も、赤ワイン(とビール)に切り替えております。

お蕎麦もついており、なかなかおいしそう、さっそくカバーを外して・・・
いつもはがつがつと食べてからなのですが、今回は先に画像を撮ろうとしたら・・・




なんと、カメラの電源が入らないっびっくりショック




そう、あの昨年9月キャンプでの悪夢が再発したのであります。

バッテリーをフルチャージしても、何枚か撮ると電源がおちるとゆートラブル、
前回はバッテリーチャージャーを新品と交換してもらい、その後は調子よく充電してたので、
すっかり安心してたのにぃ・・・初日でこんなことになるなんて・・・悲しい

これ以降、今回のツアーでは、ずっとこのバッテリートラブルに悩まされることになるのであります。




はたして、これ以降の画像は撮れたのかっびっくりはてな




と、気をもたせておいて、次回に続きます。







腹立ちまぎれの愚痴P.S.

昨年の6月にリコーのCX-1に変えてから、2度目のバッテリートラブルであります。
1回目は昨年秋の熊野キャンプの二日目、今回はボルネオ植林ツアーの初日、
そんなときを狙ったかのようなトラブルであります。ううっ悲しい

通常、バッテリー警告表示がでたバッテリーのフルチャージには、
100分程度かかるはずなのに、数分から10数分で充電ランプが消えることもあり、
その後は何度充電を繰り返しても、数秒から数分でランプが消えてしまいます。

で、そのバッテリーをカメラ本体に入れると、フルチャージ状態として表示されるので、
安心して使っていると、数枚から数十枚撮った時点で突然電源が入らなくなります。
予備バッテリーも同じ状態になるので、やはりチャージャーの問題だと思うのですが、
それなら、カメラ本体側の表示がいつもフルチャージ状態になるのは何故なのか・・・

いずれ、以前も行ったリコーさんの修理センターに持ち込もうと思ってますが、
やってるのが平日の九時から五時までなので、いつになったら行けることやら・・・ぶつぶつ・・・


追記であります。
その後、リコー本社のサービスセンターへ修理に出したところ、あちらでは症状が一切あらわれず、
バッテリーにもチャージャーにも異常はなく、ただ本体電源スイッチのレスポンスがやや遅い、
とゆーことで、想定できる限りの部品を交換、念のためにチャージャーも交換してもらいました。
その後は、また正常に作動しております。
対応もていねいでしたので、次のトラブルさえなければと、今回はいちおー納得しています。







at 23:33|PermalinkComments(2)TrackBack(0) mixiチェック 沙漠緑化・熱帯雨林再生 | その他アウトドア