2013年01月

2013年01月31日

森見登美彦作品を読む1

遅ればせながら今回は、森見登美彦氏の作品をいくつか、独断と偏見で紹介させていただく次第。

といいつつ、デビュー作「太陽の塔」は次男に貸してて手元になく、表紙画像が撮れてましぇんが・・・

ひょんなことから、偶然この作品の存在を知り、読んでみてすっかりハマってしまい、最近は氏の作品を、
(あくまで古本屋で)見つけては楽しんでいるとゆー次第。

とりあえず今までに読んだ作品の一部をさくさくっと、しかも思いつくままご紹介します・・・

このサイトの「書斎」カテゴリでは、アウトドア関係以外はなるべくアップしないようにしてるんですが、
ひさしぶりにハマってしまったもので、みなさんに感想を伝えたくなって、ついつい・・・

以下、あらすじ部分や引用部分もありますので、初心で読みたい方は青色部分をとばしてお読みくださいね。





「太陽の塔」

1970年、一面の竹藪だった大阪・千里丘陵を切り開いて開催された「日本万博」のシンボルモニュメント・・・
を、タイトルにした小説であります。・・・

2003年・新潮社刊、2006年・新潮文庫刊の作品であります。わたくしは文庫版で読みました。

氏のデビュー作で大学院在学中に出版されたもの、2003年のファンタジーノベル大賞受賞作品であります。

お話は・・・

3回生のときに、彼女ができかけたもののやがてフラれ、それから2年間、ほぼ自主休学状態となり、
四畳半の下宿に籠って、なぜ彼女は自分と別れたか、なぜ自分は彼女に恋したか、とゆーテーマについて、
研究レポートをまとめるため・・・と称し、彼女の生活を日夜観察し続けている5回生の日常生活のお話・・・
って、これ、世間一般ではストーカーなんですが、本人はあくまで学問的研究対象に過ぎないと主張している・・・
とゆー設定からして、まず面白いんですよね・・・
で、サークルの風変わりな先輩や後輩との不可解な関係、さらにモノに対する執着やそのウンチクがあったり、
不思議な場所に現れる叡山電鉄と彼女の出現とが交錯したりと、ファンタジーとしての展開もあったりで・・・


夏目漱石の草枕の冒頭を彷彿とさせるような、古今東西の博識に基づく格調高い文体によって描かれる・・・
文庫版解説の本上まなみ氏によると、「へもい」若者の、まあ、じつにしょーむない日常なんですが・・・

舞台は京都の出町柳から百万遍あたりを中心に、せいぜい半径1km程度の範囲で、下宿と大学の周辺、
たまに四条河原町あたりの繁華街や大阪・梅田あたり、それにタイトルの太陽の塔までは出てきますが、
まあ、著者のゆーところの「スモールワールド」のお話であります。

京都で「へもい」学生生活を送った者なら、思わず「うぐぐぐ」となってしまいますし、その経験のない方でも、
ともかく「へもい」青春の経験者なら(まあ、大部分がそうでしょうが・・・)、「うぐっ」ぐらいは必ずなるでしょう。

作品の時代とわたくしが過ごした時代とでは、30年近いズレがありますが、下宿やサークルの雰囲気、
風変わりな先輩や後輩、じょしへの憧れなど、まったく時代のズレを感じさせない「へもさ」なのでありますね。

わたくし以前、某サークルの創立40周年記念行事に参加したことがありましたが、そのとき現役生に抱いたイメージ、




「キミたち、まったく進化とゆーもんはないんかいっ!!!」



といった、なんともいえないムズ痒さと懐かしさを感じさせてくれる作品で、ファンタジーとしても楽しめました。
現物が手元にないため、とりとめなく書きましたが、ともかくこの一作で、氏の作品にハマってしまった次第。









「四畳半神話大系」

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2008年・角川文庫版であります。氏の第二作で単行本は2004年・太田出版の刊行であります。

ご覧の文庫版表紙(カバー)絵のとおり、下鴨神社と糺の森とラーメン屋台に囲まれた古い下宿が世界の中心、
とゆー舞台設定はまったく同じで、主人公や登場人物もほぼ前作同様なのですが、さすがに第二作になって、
主人公の「へもさ」がより洗練され、物語や他の登場人物も、さらにエスカレートしています。

2010年にアニメ化、テレビ放映されて評判になり、当年度の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で、
なんと大賞を受賞したようですが、わたくし当時はこの作品そのものを知りませんでした。
最近になって知人のDVDで、全11話をいっきに観ましたが、小説とは別の作品としてもけっこう楽しめました。
アニメ作品としての質も高く、製作スタッフのセンスのよさが窺われ、大賞を受賞したのも頷けました。

まあわたくしのトシでは、登場人物が小説に較べてちと軽すぎて、もう少し硬派のキャラにしてくれたら・・・
とゆー感じはしましたが、ともかく面白くて表現も新鮮、こちらも一見の価値はあると思います。
DVDとブルーレイで出てるようですので、機会があればアニメ作品もぜひ・・・



で、小説のほうは、全四話がそれぞれ「パラレルワールド」になっており、主人公が3回生の春に、これまで2年間、

「異性との健全な交際、学問への精進、肉体の鍛錬など、社会的有為の人材となるための布石をことごとくはずし、
異性からの孤立、学問の放棄、肉体の衰弱化などの打たんでも良い布石を狙い澄まして打ちまくってきたのは
なにゆえであるか。」

と、自問自答し一回生の春に遡って、それぞれ異なるサークルに入会するところから、各話がはじまります。

「 」内は本文をそのまま引用しましたが、主人公の独白は全編こんな感じで、この格調の高い文体と、
あのとき、こっちのサークルに誘われたのが悪い、あっちのサークルに入っておれば・・・うじうじ・・・といった、
なんとも情けない、あまりにも「へもい」行動との対比が、わたくし大好きになったのであります。


で、一回生の春の時点で、第一話は怪しい映画サークルに入った場合、第二話は怪しい先輩の弟子になった場合、
第三話は怪しいソフトボールサークルに入った場合、第四話は怪しい秘密組織に入った場合、と設定が変わり、
(ま、選択するシチュエーションの狭さそのものが、いかにも主人公の「へもさ」を表わしており・・・)
それぞれ物語が展開していくのですが、どの世界でも、結局は同じ悪友や怪しい先輩らと知り合うことになり、
特に第四話では、この四話の世界を含む無限パラレルワールドに踏み込むことになるのですが・・・
どんなシチュエーションになっても、なんら大きな変化のないまま、無為に三回生の春を迎えていたとゆー・・・

まあ、各話のラストで「恋の予感」の暗示があるのですが、なにせ3回生の春の出来事ですから、
そこから前作「太陽の塔」の冒頭に続くとしたら、すぐにフラれて、もっと「へもい」生活になるわけで・・・


パラレルワールドもので、徹底して狭隘な世界に終始する作品とゆーのはわたくしはじめて、読み返してみて、
あっとゆーよーな想定外の展開を、主人公自身がさりげに排除しているのに気づいた時、この作品の巧みさと、
与えられた条件が変わっても、同じ(へもい)方向に向いてしまう、主人公の恐るべき「へもさ」に魅了されました。

各話が交錯する構成もよくできており、その点でも楽しく読めましたが、やはり散りばめられた小道具が秀逸で、
これが京都の風物詩と四畳半の下宿とゆーキーワードで、じつにうまく繋げられているのにも感心しました。

また、これは「サマータイムマシンブルース」とゆー映画作品を見たときにも、なんとなく感じたことなんですが、
「SF小説のほんとの面白さを知っている人」が、それをわざと外して作ったのでは、と、勘ぐってしまいました。










「夜は短し歩けよ乙女」

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2006年・角川書店刊、こちらは単行本ですが、2008年・角川文庫から文庫版も刊行されてます。

ご覧のとおり、こちらはダ・ヴィンチのブックオブザイヤー各部門1位や山本周五郎賞、本屋大賞2位になった作品。
また、この作品は直木賞候補にもなってて、まさに総ナメ作品だったんですね・・・わたくし知りませんでした。

こちらも舞台は同じ、主人公は3回生で、1回生の黒髪の乙女に恋する設定、カブる他の登場人物も多いです。
主人公の妄想と現実がよりエスカレートしてるとゆーか、設定そのものがファンタジーになってるのに、
あくまで舞台や登場人物は一作目二作目と同じく狭い世界・・・とゆーのがなかなかへもいすごい。

また、この作品は、「私」の独白と「彼女」の独白が交互に出てくる独特の構成になっています。
この手法で二人の内面と現実のスレ違いなんぞをうまく描いているのもなかなかのもの・・・

で、お話は・・・

第一章は、当初は独立した短編として発表されたもので、京都の木屋町や先斗町あたりの繁華街が舞台・・・
3回生の5月の終わりに、同じクラブの1回生である「黒髪の乙女」に話しかけるきっかけを作るために、
彼女も出席する(かも知れない)クラブのOBの結婚祝賀会へ、いそいそと出かけるところから始まります。

で、その夜一夜の、「私」と彼女の行動が、交互の独白によってリアルタイムに描かれています。

わたくしには、宴会になじむ学生となじめない学生の様子も懐かしかったのですが、やはり読ませるのは、
祝賀会終了後、しばらく躊躇した末に、木屋町や河原町あたりの狭い路地なんぞを、一人で飲み歩く決心をして、
一人で店に入ったり、様々な人々と出会ったりして、結局、夜明けまで楽しくさわやかに飲み歩いてしまった、
黒髪の乙女である一回生じょしの独白、とゆー部分で、これがとてもかわゆくて新鮮でした。


こりゃあ、主人公が一目惚れするはず・・・と思わせるような、素敵なじょしの素敵な一夜として描かれており、
彼女が主人公の短編としても、たしかに素晴らしい作品になっています。
その分、この章の「私」のほうは、酔いつぶれて終わるだけの、どーしようもない「へもい」存在なんですが・・・

第二章は、その夏の下鴨神社での古本市が舞台・・・
彼女が古本市に来る(かも知れない)、との情報を得た「私」が、やはり彼女と話すきっかけを作るため、
今度は彼女が手を伸ばした本に、偶然を装って自分も手を伸ばしてから、やさしくその本を譲り、
それをきっかけにラムネを飲みに誘うとゆー、きわめて用意周到な計画!を立てた上で、
いそいそと彼女との出会いを求めて、古本市に出かけるところからはじまります。

この、彼女を誘うための計画についての「私」の妄想を、本文そのままで引用させていただくと・・・、

「天が私に与えた才覚を持ってすれば、事はきわめて容易だ。万事はおのずから私の思い描いた通りの
経過を辿らざるを得ない。その先にあるのは黒髪の乙女とともに歩む薔薇色のキャンパスライフである。
我ながら一点の曇りもない計画で、じつに行雲流水のごとく、その展開は見事なまでに自然だ。」

と、例の格調高い文体で自画自賛しているのですが、やろうとしていることはじつにしょーもないことで・・・

この章では物語としての展開もありますが、わたくしには、本に執着する人たちの描写や、登場する本たちが、
ひょっとして著者の趣味と合うのか、はたまた本好きなら誰でも同じ道筋なのか、やたら共感をよびました・・・

で第三章は、その年の秋の学園祭が舞台・・・
この半年間、彼女と話すきっかけを作るためにあらゆる努力をしてきた「私」が、学園祭で盛り上がるキャンパスを、
ひたすら彼女を探してひとり寂しく彷徨い、やがて、客観的に見ればアクションスターばりの状態となって、
(本人はきわめて冷静沈着なつもりで)必死に彼女を追いかけるとゆーお話なんですが・・・

交互に出てくる彼女の独白は、あくまで、はじめての学園祭に萌えた乙女のお話として描かれています。
学園祭独特の雰囲気と、それになじむ学生となじめずに孤立する学生の様子がじつにいきいきと描かれ、
やはり懐かしさで胸がいっぱいになりました。まさに甘酸っぱくて、ほろ苦い青春・・・
って、わたくしにそんな青春あったっけ・・・思い出すのはほろ苦さだけやないかいっ・・・ううっ

第四章では、冬になり風邪をひいて高熱状態となった「私」が、いよいよ妄想と現実の区別がつかなくなり、
開き直って、逆にそれを利用して物語を自分に有利な方向へと展開していこうとゆー・・・
お話そのものも、現実と妄想の区別がだんだんつかなくなっていく構成になっています。
で、ラストは二人の初デート、とゆーハッピーエンド・・・なんですが・・・
この作品でも、主人公は三回生ですから、ここからも第一作の「太陽の塔」に続くとすると、やはりフラれて、
「へもい」生活に戻るわけで・・・ひょっとして、全てが「へもい」メビウスの輪になってたのかっ???

この最終章の展開には、人によっては物足りなさがあるかも知れませんが、わたくしはファンタジーとして、
きわめて上質の作品になったと感じましたし、ラストの余韻にも感動してしまいました。


前二作とちがって、彼女の独白があるため、同じ状況なのに、それを純真に素直に受け入れていく素敵な彼女と、
その状況をひねくれて受け止め、いろんな妄想を繰り広げては行動が遅れてしまう「私」との対比が面白く、
今までの大学の先輩、後輩、友人といった人物以外にも、けっこう個性的な役割を与えてるのも新鮮でした。





今回は京都での「へもい」学生生活が舞台の3作を紹介しましたが、現在のところ、あと3作ほど読みましたので、
いずれまた機会があれば、紹介させていただきたいと思っています。




m98k at 00:11|PermalinkComments(4)TrackBack(0)mixiチェック 書斎 

2013年01月25日

傘がない・・・3

えーっ、傘がないシリーズも三回目になりましたが・・・

また傘を買いました・・・

そう、
昨年夏には、遮熱-6℃とゆー傘を買ったんですが・・・

上記リンク記事でも大きさ比較用に紹介していた、WATERFRONT98gぺん細とゆーやつが、ぶっ壊れまして・・・

まあ、以前から接着剤などで胡麻化してたのですが、昨年秋の深山砲台OFF会キャンプでついに終焉・・・

で、同じように超小型超軽量で、もう少ししっかりしたやつを探していたのであります。






じゃーん

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左が今回購入の「軽ブレラ95g超撥水軽量カーボンスリム折り畳み傘」とゆーやつ、
右のが、愛用しててぶっ壊れた「WATERFRONT98gぺん細」であります。

さっそく、重さを量ってみましたが、今回の「軽ブレラ95g」は105g、「98gぺん細」は95gでした・・・ふむふむ・・・

ん???

なっ、なんか商品名と実測値があわないような気もしますが・・・ま、ここはいったん無視してと・・・




じつは今回のやつ、今まで愛用していたやつの定価で4倍、買値でも2.5倍ほどの高級品なのであります・・・


じゃーん
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右が今回購入したやつ、左が愛用しててぶっ壊れたやつであります・・・

そう、以前のは(1本折れてますが)5本骨、今回のは8本骨なのでありますね。
なんでも最近、6本骨から8本骨に進化したとか・・・それでスペックより10g重くなったのでしょうか・・・
ネット上では「(8本骨に)機能UPしても重量変わらず。」と書いてありましたが・・・うーむ・・・

ま、骨の数が多くなればそれだけ円に近くなり、カバー範囲は広くなりますし、耐風性など強度も増すはず・・・

ただ、軽量カーボン骨といっても先端部だけのようで、センター部は左のと同じような金属製でした。
ちなみに左のやつの先端部は、おそらくはグラスファイバー製・・・


で、あとは生地なんですが・・・

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たしかに撥水加工はびっちりしてあるようで、かなりてかてかと輝いてますね・・・


「生地はたて糸に15デニール、よこ糸に20デニールの極細繊維を使用した高密度軽量テキスタイル」

と、ネット上のスペックには書いてあったのですが・・・

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こちらのちがいはよくわからず、同じように見えますね・・・

じつは右のやつ、すでに何本か更新してますが、長く使っているうちに折り目が薄くなることがありました。
それと同じような生地だとすると、高級品を買った意味がないので、ちと心配なのであります。おどおど・・・






で、ふだん鞄に入れて持ち歩くには、トーツのチタニウムレインフォースはちと重くて大げさ、
ところがこのサイズでは、さすがにちっちゃいこともあり、もっとお安いやつも購入・・・


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下のやつで、ぺん細とほぼ同価格、重さは230gほどでした。ま、わたくしの場合、よく似た色合いばかりですが・・・









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こちらの骨はオールアルミでしょうか、大きさとお値段のわりには、かなり軽い8本骨だと思います。

ま、街中で持ち歩く程度なら、この重さでもさほど気になりませんね。






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生地は分厚くて丈夫そう・・・とゆーか、やはり「極細・高密度繊維」より、かなり粗いですね・・・







傘に関する一考察P.S.

雨天のアウトドアでは両手を空けておきたいので、一般的には防寒・防風を兼ねるレインジャケットや、
タープやグランドシートを兼ねるポンチョになりますが、加えて小型軽量な折り畳み傘があると便利です。

レインジャケットやポンチョのフードを被ると視界や通気性が極端に悪くなりますし、特に暑い時期はつらいので、
できればフードなんか被らず、首周りや胸元も大きく開けて、通気性をよくしておきたいもの・・・

で、風がなく比較的安全な山歩きなら、小さな傘と雨具を併用すると、とても快適なのであります。
雨具併用なら頭部と胸元あたりだけですから、ツバの広い帽子でもいいようなものですが、
少雨の場合には傘だけでも対応できるので、やはり一本は持って行きたいところです。

さらにキャンプになると、タープやテントからの出入りに、いちいちポンチョやレインジャケットを被るのは、
とても億劫なものですから、これはもう必需品といってもいいでしょう。

まあ中には、濡れてもぜーんぜん気にしないとゆー豪傑もおられますが・・・
つーか、わたくしもいったん酔ってしまえば、あとは一緒か・・・あははは





m98k at 22:22|PermalinkComments(8)TrackBack(0)mixiチェック その他アウトドア 

2013年01月21日

JPA展とレ・ミゼラブル・・・

まったくの偶然ですが、ひまぱのぱさんと同じ1月19日に、奥様と二人で映画を観てきました。

まあ、こちらはロードショー公開中のメジャー作品「レ・ミゼラブル」でありますが・・・

むかし、ビクトル・ユーゴーの原作に感動したとゆー奥様に、(老)夫婦セットなら安くなるからといわれて・・・

ミュージカルとしてはよくできた作品で歌唱も素晴らしく、当時のフランスの状況もなかなかリアルでしたが、
まあ、わたくしは1832年6月暴動の市街戦シーンに興味が・・・ところがこれが小規模戦闘で・・・ぶつぶつ・・・
1832年といえば日本にゲベール銃が初輸入された年で、若きサミュエル・コルトがボストンからの船上で、
船の動輪を観察してリボルバー式拳銃を着想した年、まだまだ前装式フリントロックが主流で・・・ぶつぶつ・・・
って、いったい映画のどこを見てるねんっ!!!




とーとつにさておき・・・




どちらがついでなのかびみょーですが、映画鑑賞の前にJPA展「地球はいま」とゆーのを観てきました。

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正確には「第23回日本写真作家協会会員展」と「第10回日本写真作家協会公募展」であります。

公募展審査概要にあるように、今年度の応募作品は動物や鳥・魚を題材にしたものが例年より多め、
風景等は例年と変わらず、人物・ドキュメントが少なめだったそうです。

わたくし公募写真展なんぞとゆーのは、ほんとにひさしぶりでしたが・・・
プリントのきれいな発色に驚き、モノクロ写真、組写真の少なさにびっくりしました。

最近、写真に興味を持ちはじめた奥様に、入選作品なんぞを見せつけてですね、

「こんな作品を撮るには、フルサイズの一眼レフとか交換レンズとか三脚とか、いっぱい要るのだよ。」
「しかもその重い機材を抱えて、シャッターチャンスを狙ってひたすら動き回る体力と、もちろん技術も知識も・・・」
「さらに作品として仕上げるには、ていねいな現像作業やプリントの手間暇も必要で・・・ぶつぶつ・・・」

と言い聞かせておいたのですが・・・果たして吉と出るか凶と出るか・・・鬼が出るか蛇が出るか・・・びくびく・・・




m98k at 01:41|PermalinkComments(2)TrackBack(0)mixiチェック カメラ・映像・音楽 

2013年01月17日

鉄板焼きP.S.!!!

まあ、前回ミニ鉄板焼き記事の続き・・・とゆーか、なんとゆーか・・・

お正月に奥様の妹オススメの、京都駅前の某ホテルにある鉄板焼き専門店に招待されました。


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近藤勇ゆかりの地にあるホテルであります。





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お正月らしい飾りのあるロビーから地下のお店に入ると・・・







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我々だけで貸し切りになる個室があり、見事な鉄板が備え付けてありました。

おそらく厚みは数十ミリ以上あるんでしょうね、高速の徹甲弾でも貫通しないような設計に・・・(違)

前回記事のわたくしのミニ鉄板の厚みが1.2mmですから、そりゃあもう、鉄板の厚みだけでも・・・じゅるじゅる







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お正月らしい前菜や京都らしい冷製に続いて・・・







いよいよ鉄板焼きであります。

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鉄板のスリットを除き込んでも裏面は見えませんでしたので、ひょっとして厚みは50mm以上あるかも・・・








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まず最初に焼いてくれたのは・・・






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たしかフォアグラなどのパテの肉包・・・だったか・・・に、トリュフだったか・・・のソースがけ・・・だったよーな・・・
うーむ、よく覚えていないうえに、ぐちゃぐちゃにする前に撮ればいいものを・・・ともかくおいしかったです。









で、

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スープなんぞをいただいていると・・・









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こちらはアワビとシメジでありますね・・・はて、ソースはなんのソースだったっけ・・・ともかくおいしかったです。







で、

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サラダなんぞをいただいていると・・・









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じゅるじゅるじゅる








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焼き野菜なんぞに続いて・・・







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待ちに待った肉!!!・・・食べる前に撮ればいいものを・・・ええ、今回も我慢できませんでした・・・






特にうれしかったのは、たっぷりのにんにく・・・

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フライドガーリックをはじめ、その場でよく炒めてくれたもの、半生のもの、生のものと、それぞれたっぷりと・・・

てきとーに料理に合わせるのですが、わたくしこれと岩塩だけでもビールを何度かおかわりしました。


で、この後も大盛りガーリックライス(特注)と京漬物、デザートとコーヒーなんぞも出てきたのですが・・・
ビールと赤ワインですっかり出来上がったわたくし、とーぜん、ここらあたりからの画像がありません・・・





ふと気がつけば・・・

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家族に置いて行かれそうになってたとゆー次第・・・ま、待ってくれい・・・




やはり鉄板焼きは、鉄板の厚みに加えて、素材やシェフの腕も大事なんですねえ・・・あははは


わたくしの場合は、にんにくと醤油と塩コショウさえあれば、どんなものでも鉄板焼きでおいしくいただけるのですが、
やはり温かいご飯と冷たいビールは必要不可欠、あとは素材に応じて日本酒やワイン、それにあっさりと漬物も・・・
そーいや、やはりスープ系も欲しいし、どうせなら鍋物がいいな・・・となると付け合わせも変わってくるし・・・

わははは、やはりミニ鉄板だけでは収まりそうにもありませんね、わたくしのソロキャンプ装備・・・





m98k at 23:23|PermalinkComments(2)TrackBack(0)mixiチェック 糧食、飲料 

2013年01月14日

ミニ鉄板焼器!!!

とーとつですが・・・

パール金属・キャプテンスタッグの、「和膳亭・ミニ鉄板焼器」であります。ええ、一昨日、届きました。



じゃーん

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ま、本来は・・・



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こんな感じで、卓上用ミニコンロに載せて使うもの・・・らしいのですが・・・






とーぜん・・・

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わたくし、こんな適応コンロは持ち合わせておりません。









そう、わたくしこれを・・・

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ソロキャンプの焼き肉用に購入したのであります。



ええ、きっぱりと・・・むひひひ













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外寸サイズはスペックどおり160mm×160mm、焼き面部分は120mm×120mm程度で、
重さは本体250g、取り外し式のハンドル10gで、合計260gでした。

ご覧のプリムスP-153バーナー上では若干滑りやすく、やや不安定な感じもしましたが、
これは他の小型フライパンや小型クッカーでも同様ですし、ハンドルが付いているので、
食材をひっくり返したりするときに片手で支えてやれば、おそらく問題なく使えるでしょう。
それに四角くてハンドルが取り外し式とゆーのも、持ち運びには便利そうです。





ただまあ・・・

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なにせ1.2mm厚の鉄板ですから、右側のロゴス・アルミクッカーのフタに較べると、はるかに重いのですが・・・

やはりこちらは鉄板焼き専用、薄いアルミとは肉の焼け具合が違う・・・はずです、たぶん・・・
なので、やはり重量が増すことと、おいしく食べることのせめぎ合いをすることになりますね。

鉄板焼きの場合、鉄板の厚みがあればあるほどおいしく焼けるそうですが、一人で担ぐ前提となると、
大きさも厚みもわたくしにとっては、このあたりが限界でしょう・・・厚みが倍になれば重さも倍ですから・・・

じつはわたくし、これ以外にもユニフレームの「ちびパン」とか、キャプテンスタッグの「ファイバーラインフライパン」、
その他表面加工したアルミやチタンの小型フライパンも物色してみましたが、いずれも重かったり、高かったり・・・
それにアルミクッカーを持つ前提なら、焼き肉以外ではフライバンは必要ないですし・・・

ま、表面加工された高級クッカーセットに買い換えて、そのフタ兼フライパンを使うことも考えましたが、
鉄板焼きなら、やはり鉄板の右に出るものはないでしょうし、焼き肉宴会が出来ないようなシーンでは、
今の安物クッカーやラージメスティンだけでも充分ですから、高級クッカーセットはあきらめてと・・・
(ちなみにこちらは某ア○ゾンで0.7kちょいでした。こんなお値段だと送料無料はありがたいですねえ・・・)

とゆー次第で、今回の選択は重さとおいしさ(とお値段)のせめぎ合いの結果、とゆーことになりますね。



ま、いかに小型軽量化を図るべきソロキャンプといえど、やはり焼き肉装備は必要不可欠・・・ですよね

つーことで、wingさんなんかは笑'sのB6くんを持っておられますが、これがけっこうお高くてですね・・・

しかも炭や着火剤も含むとけっこうな重さ大きさになり、とーぜん炭を熾す手間も必要であります。

それでもやはり炭火の網焼きはおいしいので、ま、wingさんの焼いたのも横取りすることにしてと・・・

で、こっちは安物肉の安物・鉄板焼き、wingさんは高級肉の備長炭・網焼き、つーことで・・・げひひひ



ちなみにこの製品、シリコン樹脂塗装で、いわゆるカラ焼きやシーズニングの手間が要らないとか・・・
昔のラッカー塗装だと、一度カラ焼きして鉄臭を除くためにクズ野菜を炒めてから油をなじませたものですが、
最近の鉄製品はシーズニング済みのものが多いようで、洗ってすぐに調理に使えるようですね。
ただし、使っているうちにシリコン被膜もなくなるので、やはり油をなじませないと焦げたり錆びたりするとか。

ま、わたくしはソロキャンプの焼き肉専用に購入したので、そんなに頻繁には使わないでしょうから、
当分は錆を気にする必要もないのでしょうが、やはり肉を焼く際に最低限の油は欲しいですね・・・

自分で担ぐ場合、なるべく調味料は持ちたくないので、焼き肉なら脂身の多いところから焼きはじめるとか・・・
でもわたくし、霜降りの高級肉より赤身の安物肉ですから、その際は牛脂のカケラを多めにするとかで・・・

それにしても最低限、塩コショウは要るなあ・・・あと、にんにくと醤油も・・・そうなれば特製のタレなんかも・・・
それなら途中で趣向を変えて、ポン酢と大根おろしであっさり、とゆーのもいいな・・・
ま、油ぐらい、たっぷり持って行ってもいいじゃないか・・・オリーブオイルとか胡麻油とかラー油とか・・・
あと、こんにゃくとキノコ類と、ナスビやタマネギなんぞの焼き野菜も・・・じゅるじゅるじゅる・・・





ええい、こんなちっちゃい鉄板では追いつかんわいっ!!!





(2/21追記です。)
2/9の耐寒照射OFF会で実際に使いましたが、焼き肉4~5枚程度は同時に焼くことができました。
ですから、4~5人程度までなら、焼き上がりの順番を巡って死闘を繰り広げることもなく・・・???


m98k at 04:14|PermalinkComments(8)TrackBack(0)mixiチェック 川下り、キャンプ宴会 | 糧食、飲料

2013年01月10日

スリーカーフォース35

スナグパックのスリーカーフォース35とゆー・・・






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ええ・・・リュックサックであります

スナグパックでは、ジャングルバッグをはじめ、キットモンスターとか、レスポンスパックとかを購入、

ま、どれも・・・ひじょーにびみょーな・・・使い心地ではあったのですが・・・

定価の半値近くになってたのが、展示品処分でさらにお安くなってたもので、ついつい・・・


わたくし、35リッターサイズのリュックといえば、約7年前にグレゴリーのブリーズ35とゆーやつを購入
容量の割には大げさで、色合いが好みではなかったこともあり、そのまま放置していたのですが・・・




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今回のはオリーブ色で重さもちょうど1kg、比較的シンプルで、同じ35といってもはるかにコンパクト、
実際の容量も、ご覧のとおり、かなり差があると思います。

ちなみにリュックの容量については各社で基準が異なるようで、必ず現物を確認する必要がありますね。




で、こちらが気に入ったポイント・・・

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ボトム部分に雨雲マークがあり、そこのジッパーを開けると・・・









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レインカバーが内蔵されているのでありますね。

ま、この程度のリュックなら、被ったポンチョ内にも充分収まりそうですが、レインジャケット着用時には便利ですね。

また、レインカバー内蔵ということで、本体裏には背面以外、防水コーティングされてないのもいいですね。
コーティングは年月が経つと、どうしても劣化しますが、本体生地だけなら通気性も良く長持ちしそうです。








で、気になるポイントとゆーか、びみょーなポイントとゆーか・・・であります。

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背面のメッシュパッドが下部にしかないので、通気性も悪そうですが、一番気になるのは、こちらの、
けっこうしっかりしたヒップベルトの位置なのであります。

わたくし身長170ちょいで座高は平均的だと思うのですが、ショルダーベルトをかなり緩めても、
ヒップベルトが腰骨の上ではなくウェストあたりにきます。もともと全高がないので当然なんですが・・・

ま、ヒップベルトで荷重を分散するほどの容量でもないので、ブレ防止のためのウェストベルトなんでしょうか、
それならいっそ取り外し式にするか、せめてもっとシンプルなものでもよかったのではないかと・・・


とはいいつつ、この程度の「日帰り本格宴会」にぴったりサイズのリュックを持ってなかったわたくしには、
けっこう出番の多そうな予感・・・ま、本格的な山歩きには向かないでしょうが・・・



そんな場合には、すでにこれ以外に・・・

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けっこう本格的なリュックがいっぱい・・・あっ、中央の迷彩レインカバーのは・・・



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冒頭に紹介した、色合いの気に入らないグレゴリー・ブリーズ35・・で、レインカバーで胡麻化してまして・・・

ちなみに左のはグレゴリーのZ45、ただしLサイズなので容量は50リッターになってます。

どちらもクッションやら毛布やら、ぱんぱんに詰め込んであるので、実際にはもっと膨らんでるでしょうが、
比較すれば、いかにも50:35とゆー感じで、グレゴリーの基準はけっこう正確なのかも知れませんね。


ちなみに今回のと、レインカバー同士で比較すると・・・

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容量の差は一層歴然としますね。同じ35リッターサイズなのに・・・






さらにちなみに・・・

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レインカバーはこちらもお気に入りなのであります。じゅるじゅる



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2013年01月05日

ナンガ・ポーリッシュバック!!!

年末年始に延々と食べ続け、飲み続けたわたくし、心を切り替えて?本年最初にご紹介するのは・・・

昨年末に自分へのお年玉として購入した、ナンガ・ポーリッシュバック・センターZIP350DXとゆーシュラフであります。

ナチュラムさんとナンガさんのコラボ製品で、現モデル「ナンガ・センターZIPバック350DX」の旧モデルであります。

どちらも760フィルパワーのダウンが350g入って重さ680g、14cm×31cmに収まり、快適使用温度は-3℃まで・・・
と、スペック上はまったく同じで、どーゆーわけか、旧モデルのほうが1kお高い・・・のに・・・
何故わざわざ、お高い旧モデルを購入したのか???



とゆーお話は後回しにして、まずはシュラフのジッパーについての一考察をば・・・



ソロキャンプ用に、センタージップタイプで小型軽量なシュラフが欲しいと思ったわたくしですが、
今の時代、センタージップタイプのシュラフとゆーのは、ナンガ以外では数えるほどしかありませんでした・・・

はるか昔、マミーシュラフといえば冬用はジッパーなし、スリーシーズン用のジッパー付きでもセンタージップが主流、
それもせいぜい胸元までしか開かないタイプが多く、わたくしの古いダウンシュラフもこの二種類であります。
どちらも、袋に徐々に身体を潜り込ませて行く感じで、まさに「寝袋」でありました。

それから数十年、世の中はいつのまにかサイドジップタイプのシュラフが主流になって、わたくしが
フルサイドジッパーの付いたマミーシュラフをはじめて買った時は、お布団や封筒型のように出入りができて、
これは楽ちん!!!と思ったものであります・・・
ま、今でもエキスペディション用とかで、軽量化を最優先したモデルにはジッパーがありませんが・・・


確かに、身体の中心部に中綿(ダウン)のないジッパー部を付けるなら、できるだけ短いほうがいいし、
ジッパーなしが熱が逃げず暖かくしかも軽量、とゆーことで、昔は利便性は二の次だったんでしょうね。
例外は軍用シュラフで、こちらは昔から保温性とか軽量とかより緊急脱出の利便性を優先していますので、
フルセンターオープンのタイプが主流でした・・・
米軍でも、最新型はサイドジップタイプのシステムシュラフになりましたが、それまではセンタージップ、
しかもホックとの併用型・・・これはさらに即応性を優先させた結果なのでありますね。
センタージップでもシュラフから脱出するには、いったん上半身を起こしてから残りを開ける必要がありますが、
ホックだけにしておけば、両手両足をジタバタするだけで、一瞬で脱出することができるのであります。

さらにサイドジップの場合は、仰向きに寝ていても、手をクロスさせてジッパーを途中まで開け、
いったんその部分を横に跳ね上げてから上半身を起こす必要がありますが、センタージップなら、
腹部まで一気に開放して、そのまま上半身を起こせます。
また、入る時もそうですが、サイドジップタイプの場合、ふつーは途中まで跳ね上げておいて、
下半身は横から出入りすることになるので、ある程度横方向にもスペースがないとつらいです。

米軍も、シュラフで寝るのは余裕のあるとき、即応性を要求される場合はシュラフやテントは使わない、
とゆー運用方法になったので、最新型はサイドジッパータイプのシステムになった・・・
と、これはわたくしが勝手に推測しているのですが・・・

サイドジップタイプは、身体の中心部に熱の逃げる部分がなく、掛け布団をめくるように出入りできるので、
テントの床面積などに余裕が出てくると、それが主流になってきた・・・
と、これもわたくしの勝手な推測ですが・・・

そういえば、はるか昔は、「六人用三角テントで六人!」とかで寝てましたが、あのオイルサーディン状態で、
サイドジップのシュラフだと、とても出入りできなかったでしょうね、なにせ寝返りも打てない状態でしたから・・・


たしかに、ゆったりしたテントならお布団のようなサイドジップも快適なんですが、狭いソロテントでは、
垂直方向だけで脱着できるセンタージップのほうが使い勝手がいいような気がします・・・
ま、今はジッパーのフラップも工夫されてますから、フルオープンタイプでもそれなりに暖かいでしょうし・・・



とゆー次第で、狭いソロテント用に、数十年ぶりにセンタージップタイプのシュラフを物色することに・・・

詳細は末尾に書きますが、わたくしふだんの宴会キャンプでは化繊のシュラフを愛用しています。
ただ、担ぐ場合の収納サイズや重量を考えると、やはりフィルパワーの高いダウンシュラフのほうが、
圧倒的に有利なのは事実であります。

で、今回はセンタージップタイプで小型軽量になる、しかもなるべくお安いダウンシュラフ・・・

つーことで・・・前置きが大変長くなりましたが・・・



じゃーん
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ナンガ・ポーリッシュバック・センターZIP350DX(レギュラーサイズ680g)であります。

いわゆるシングルキルトとゆーシンプルなタイプで、縫い目部分にダウンはなく、チューブ内のダウンの偏りも、
使う都度、均してやる必要がありますが、その分、小型軽量になります。

(2/21追記です。)
シングルキルトの場合、逆にチューブ内でダウンを自由に移動できますので、後述のようにロフトを期待できない、
背中側のダウンを、あらかじめ腹部側に寄せておくこともできますので、これも便利といえば便利ですね。


生地については、現モデルの「センターZIPバック」は、30デニールナイロンのシレ撥水加工とあるだけですが、
こちらのポーリッシュバックは、表地は30デニールナイロンのソフトコーティング、裏地は20デニールナイロンとなっており、




しかも、ご覧のとおり赤、黒、橙、青の四色使い・・・

ううっ、なんとかならんのか、この色使い・・・

といいつつ、

現モデルは裏生地がなんと紫色!!!

・・・ううっ、いくらなんでもパープルシャドーズは・・・
(古)




ところが・・・

旧モデルのこちらのほうが、現モデルより1kお高い!!!

逆ならわかるのですが納得が行かず、店員さんに訊いてみました。

「いくつか理由が考えられますが、ひとつには生産ロット数がありますね。
こちらのモデルは、はじめてナンガとのコラボで企画した商品、いわば試験的に発売したもので、
少量の生地で少量生産したので色使いもバラバラ、お値段もそれなりになったのかも知れません。
で、けっこう評判がよくて本格的に量産したのが現モデル、ですから生地も計画的に統一されてますし、
生産ロット数が多いので、お値段もそれなりになった、とゆーことかと・・・」

「うーむ、とゆーことは、現モデルのほうがより完成されてて、お値段もお安いと・・・」

「ま、そうとも言えますがスペックは殆ど同じ、逆にこちらのほうは少量生産のレア商品なわけで・・・」

「そ、そうですね・・・やはりわたくし、パープルだけはどうしてもなじめないので・・・」

と、旧モデルにした次第・・・ま、昔のシュラフは大抵赤か青でしたから、レトロといえばレトロなわけで・・・





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ちなみにナンガのシュラフ製品、日本製で永久保証がついているのがウリであります。



さらにちなみに、現モデルと旧モデルの1kの差額については・・・ま、年末シュラフ限定の20%割引に加え、

ATCの歳末抽選会で(残念賞0.2kばかりでしたが)、お買い物券を10枚もらったので・・・

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愛する100均ショップで消耗品をたっぷりと購入、充分に回収したのであります。
(これ以外にも、画像にはできなかった趣味のいいトランクスとか靴下とか・・・むひひひ)








さらにシュラフの中綿についての一考察P.S.

えーっ、ひつこく一考察が続きますが・・・
すでに何度か書いてる、シュラフの中綿はダウンか化繊か、とゆーお話の続きであります。

ご存じのとおり、ダウンのフィルパワー(FP)とゆーのは、重さ1オンスの圧縮したダウンが、何立方インチまで膨らむか、
とゆー、重さに対する容積(膨らみ具合、ロフト)の割合で、大きければ大きいほど高級なダウンとされています。

たとえば、厚さ5cmの空気層を持つシュラフにするのに、500FPのダウンが500g必要だとすると、
750FPのダウンなら、その2/3、つまり約333gの量で済むということに理屈上はなります。

とーぜん圧縮した時の容量も2/3になるので、持ち運びはより小型軽量になるとゆー次第。

で、同じ暖かさの化繊シュラフだと(今の化繊は様々な工夫がされてますが、それでも)、経験的には、
おそらく1kg程度の中綿量が必要でしょうし、圧縮した時の容量も2倍以上になると思います。

と、これだけで考えれば、化繊よりダウン、しかもフィルパワーの高い高級ダウン、とゆーことになるのですが・・・

これはあくまで中綿が「自由に膨らむことができる状態」でのお話、つまり表生地と裏生地のあいだで、
中綿にまったく圧力が加わっていない場合に、5cmの断熱層ができるということなのであります。

ところが実際には、身体の重みがかかる部分はとーぜん圧縮状態、つまりペシャンコになるわけで・・・
このときの厚みは、圧縮時の容量比と同じですから、単純に考えると、750FPダウン333gのシュラフなら、
500FPダウン500gのシュラフの2/3、化繊1kgシュラフの1/3の厚みになってしまう、とゆーことであります。


以前にも書いた、お布団の例がわかりやすいと思いますが、体重のかからない掛け布団は軽いダウンでも、
敷き布団には羊毛や真綿をぎっしりと詰めた、重くてへたらないやつを使っています。

ダウンは(濡れからの回復度合いは別にして)、圧力のあまりかからないジャケットなどには理想的ですが、
(それでも重いリュックを背負うとペシャンコになりますので、あくまで身軽な状態が前提ですが・・・)
シュラフの中綿に使った場合は、身体の下敷きになってる部分のロフトは極端に失われ、これは、
高級ダウンになればなるほど顕著になる、とゆーことがご理解いただけると思います。

まあ実際には、寝返りで背中側のロフトも回復しますし、背中側はへたりにくいフェザーの割合を多くしたり、
背中側の中綿量そのものを多めにしたやつもあるので一概にはいえませんが、いずれにしても、
身体の下敷きになっている部分の保温性は、重くて圧縮できない化繊が有利、とゆーことであります。

で、今回のは760FPのDXデラックスタイプで、STDスタンダードとSPDXスペシャルデラックスの中間、
(なんか、お好み焼き屋さんのメニューみたいですが・・・)それでもけっこう小型軽量になるのは、
やはりダウンのありがたいところですね。

ま、わたくしの古いダウンシュラフよりダウンの量が少ないのでちと不安ですが、新品はやはりよく膨らみます。

ダウンシュラフの弱みである背中部分については、これはしっかりとしたマットに頼るしかありませんね。
まあ、担いで行くソロキャンプ用には、サーマレストのリッジレストや、イスカ・コンフィのシステムがあるし・・・

あとは化繊とちがって、くれぐれも濡らさないように・・・一度濡らすと、なかなかロフトが回復しませんから・・・
ゴアテックスのシュラフカバーがいいようですが、けっこう重くて嵩張り、しかもお高いので、こちらはまあ、
細心の注意を払うことにして・・・たとえばテント内で氷点下になるような状況では使わないとか・・・

表生地表面の結露が凍結するような状況だと、就寝中に体内から放散される大量の水蒸気が、
中綿の中で結露してしまい、ダウンを濡らしてしまいますから、水蒸気を放出して外の水滴をはじく、
ゴアテックスのシュラフカバーが、ある程度は有効だそうですが、わたくし試したことはありません。
それに快適使用温度-3℃までとはいえ、なにせシングルキルトですから、縫い目から熱が奪われますので、
まあ、そんな時期にこれを使うこともないでしょうが・・・

やはり小型軽量なダウンシュラフは、自分で担ぐ際の必要最小限の装備、とゆーことになりますねえ・・・
クルマのときや、誰かに担がせるとき!には・・・やはり化繊の重くて嵩張るシュラフが一番ですね!!!












m98k at 01:05|PermalinkComments(3)TrackBack(0)mixiチェック 川下り、キャンプ宴会 | ファミリーキャンプ入門

2013年01月01日

2013新年ご挨拶




みなさん、新年あけましておめでとうございます。




                   2013年 元旦










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初日の出?


すぐにバレるか、加太の夕暮れ









あははは、こっちこっち・・・




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初日の出?


真西やないか、竹生島から比良山系は・・・







いやあ、昨年後半は紀州加太、奥琵琶湖と夕陽の名所に行ったもので、画像の使いまわしを・・・ぬははは





ま、昨年はいろいろとありましたが、今年もおそらく・・・いろいろとあるでしょうが・・・
まあ一度きりの人生ですから、なるべく人にやさしく、てきとーに明るく楽しく過ごしましょう。





昨日は昨日の風が吹いた

今日は今日の風が吹く

明日は明日の風が吹こう

好日好事だった ありがたしありがたし         (山頭火)






せっかくなので、今年の年頭所感は、山頭火の句から、わたくしの琴線に触れるものをいくつか・・・




食べるもの 食べつくしたる 旅に出る

おべんたう なんと大きい にぎりめし

うらうら こどもとともに グリコがうまい

何もかも 捨ててしまはう 酒杯の酒がこぼれる 

月が酒が からだいっぱいの よろこび

あんたは酒を あんたはハムを わたくしは御飯を炊く

酒と豆腐と たそがれてきて 月がある

食べるものはあって 酔ふ物もあって 草の雨

鍋や茶碗は 夜っぴで雨が洗ってくれた

わかれようとして さらにホットウヰスキー

晩の極楽飯 朝の地獄飯を食べて立つ

食べることの しんじつみんな食べてゐる




木賃宿に泊まる時、男は四合、女は三合の米を炊いてもらうのが普通だった時代に、
いつも五合の米を炊いてもらっていた山頭火ですが、食べることへの執念にかけては、わたくしも決して・・・
って、そんなところで勝負してどうするのかっ、98k!!!







とまあ、こんなサイトですが、本年もよろしくお願いします。



                                     


                                      趣味の物置小屋98kスタッフ一同
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がははは、今年は数で勝負じゃあ・・・ (こちらはちゃんと、西安の朝日に照らされた画像です。)













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