2017年04月

2017年04月07日

服部緑地とか(で)ふらふら(に)


ボルネオ植林ツアーから帰国後、報告記事の作成やら事後の事務処理やらでバタバタしてましたが、
今週になってようやく、大阪北部にある服部緑地周辺を自転車でふらふらしてきました。


北大阪急行・桃山台駅の改札前に三人が集合・・・

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地元のサンイエローのシルヴァF8Fに乗る友人は花粉症でへろへろ・・・



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もう一人の白いダッシュP18に乗る近所の友人は二日酔いでへろへろ・・・
ついでにわたくし98kは前夜の睡眠不足でへろへろ・・・だったのですが・・・



ま、いちおー

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千里丘陵を20kmほど、ふらふらと廻り・・・
って、万博周辺もそうですが、さすが丘陵だけあって、どこも坂が多いですね。
この辺りを走ってるサンイエローF8Fの友人は、僅かの間にすっかり逞しくなってました。



で・・・

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忠臣蔵で有名な萱野三平の旧邸に(入館無料だったので)立ち寄りました。



ちょうど桜花が満開でした・・・

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って、こちらは展示されてたジオラマなんですが・・・





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わははは、満開、満開・・・

ま、実際の邸内の桜花は、まだ五分咲きといったところでした・・・



次に服部霊園を抜け・・・

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街路樹はバラ科の「陽光ヨウコウ」だそうですが、こちらは満開。





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入口にある桜花は満開の・・・




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服部緑地内にある日本民家集落博物館に到着。

ボルネオ島のサラワク文化村より、民家の数は少ないですね・・・



ま、こちらは・・・

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(入館料500円だったので)入らずに、入口になってる河内布施の長屋門を見ただけ・・・



で、軽く周辺を巡り、いったん近くの阪急オアシスへ買い出しに、ふたたび緑地内に戻ってきて、
水辺と桜花を同時に楽しめる場所を求めて、あちこちふらふらしたのですが・・・

結局・・・

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桜花と・・・



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水辺のあいだにあるベンチでお花見宴会。




ま、

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対岸の桜花もズームアップすれば楽しめることだし・・・






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二日酔いのダッシュP18乗りの友人はノンアルコールでしたが・・・





わたくしは一番搾りのロング缶とレギュラー缶・・・

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サンイエローF8F乗りの友人は一番搾りロング缶とチューハイのロング缶・・・



で、お花見宴会後は最寄りの緑地公園駅までふらふらと自転車を押して・・・

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例によって時間をかけて自転車を収納・・・
どーゆーわけか、飲んでないダッシュP18乗りの友人も、けっこう時間がかかってましたが・・・



ま、その後は・・・

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ふらふら、うとうと、無事に帰宅しました。

今回は三人とも朝からへろへろでしたが、特にわたくしは冬の間の不摂生とボルネオ植林ツアー中の
暴飲暴食とで体重が激増、25km弱の走行と850ccのビールだけで、さらにへろへろになりました。

こんなことで来週末の琵琶湖一周・近江牛すき焼き宴会に臨めるのだろうか・・・おどおど・・・



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2017年04月04日

2017ボルネオ紀行9

2017ボルネオ紀行の9回目、連載最終回であります。

ツアー五日目の午前中は、今回初めてのフリータイム・・・

わたくし98kとwingさんは、まったりと起きて、まったりと朝食・・・

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まったりと自室に戻り・・・



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川べりを望むテラスで、まったりとコーヒータイム・・・

そーいや、昨夜はここからホタルが見えたなあ・・・巨大セミも入ってきたなあ・・・

と、ひたすらまったりしてたのですが、他の隊員たちは散歩に出かけたりプールで泳いだり、
それぞれに好きな時間を過ごされてたようです。

わたくしキャンプでもそうなんですが、ほんとは一日だけでも何もしない日が欲しいタイプ。
特にこんな感じのいいリゾートホテルだと二日でも三日でも何もせずテラスやプールサイドで、
冷たいビールなんぞを傾けたり、近くをぶらぶら散歩したりして過ごしたい・・・

ま、みなさん仕事や学業が忙しい中の植林ツアーですから毎回タイトな日程になるのですが・・・

と、後ろ髪をひかれる思いで、お昼前には送迎バスでムル空港へ・・・

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ま、空港屋外ロビーでのお弁当とタイガービールで・・・

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またまた、まったりしてましたが・・・




こちら・・・

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まったりしつつも学業に励む若者隊員・・・



で、搭乗予定のクチン行きの便が1時間以上遅れて到着し、ようやく乗機・・・

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グヌン・ムルの大自然ともお別れであります。


予定ではクチンでも時間があったので、いったん市街へ出ようかとも相談していたのですが、
ムルからクチンへの便が大幅に遅れたため、慌ただしく出州審査を受けて、何とか予定どおりの
クアラルンプール行きに乗機しました。


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クチンの街とも・・・


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サラワクとも・・・



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そしてボルネオ島ともお別れであります・・・ぐすん



で、マレー半島に入りクアラ空港が近づいてくると・・・

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一面にアブラヤシとその苗木が拡がってました。




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こちらはアブラヤシ農園の拡張中でしょうか、放棄跡でしょうか・・・



とまあ、クアラ空港には定時に着いたので深夜発の関西空港行きまで、たっぷりと時間があり、
「ひさしぶりに日本のラーメンが食べたいな!!!」とゆーI里隊員の希望で・・・

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北海道ラーメンや焼うどんなんぞでアサヒスーパードライの生をかぱかぱと・・・
さすがにラーメンのチャーシューはチキン、焼うどんの具はシーフードでしたが・・・




ええ、なにせクアラ空港は巨大なハブ空港でヌードルショップだけでも何軒もあり・・・

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こんな航空会社も乗り入れてました・・・

と、みなさん無数にある空港内のショップで最後のお土産を買い求めたり、カフェでまったりしたりして、
(残念ながら熱帯雨林のツリーウォークを疑似体験できる空港内の屋外植物園はメンテナンス中でしたが)
日付が変わる頃に満員の関西空港行きに乗機、機内ではすぐに軽食が出て、わたくしはタイガービールで
ばくばくやりつつ映画なんぞを見て(「嫌な女」つーのは面白かったな・・・)、30分ほどうとうとしたら
すぐに朝食、さすがにビールなしでばくばくして、翌朝の7時前には関空に到着しました。

ともかく全員無事に帰国できたのがなにより、特に今回は隊長さんが隊長さんだっただけに、
生還できるかとても心配だったのですが・・・
って、最後まで本人が本人を一番心配してたのかっ!!! あははは


感謝とお願いのP.S

現地旅行社のN嶋さん、マレーシア専門旅行社のT井さん、サラワク州森林局のみなさん、
テラグス小学校の子どもたちと先生たち、ほんとにありがとうございました。
おかげさまで、とても楽しく充実した植林ツアーになりました。ティリマカシー!!!

そして、じつにてきとーな隊長を支えていただいた15名の隊員のみなさん、
ありがとうございました。おおきに!!!
交流会の入念な準備からツリーウォークなどのご提案、現地での様々なフォローや細かい気遣いなど、
てきとーな隊長だけでは、とてもできなかったことばかりです。
4名の若者隊員のみなさんも交流会などで大活躍いただき、ありがとうございました。


今回はじめて参加された隊員のみなさん、今回の連載記事をお読みになった読者のみなさん、
ボルネオ島の熱帯雨林はいかがでしたでしょうか?

特にここ数十年、熱帯雨林の面積は確実に減少しています。
いっぽうでアブラヤシをはじめとする熱帯雨林を減らして生ずる産物が、我々にも現地の人たちにも
限りない恩恵をもたらしていることも事実です。
さらに、現地の人たちが少しでも豊かになろうとしているのを、やめろとも言えません。

熱帯雨林も現地の人たちの生活も、そして我々の生活も共存共栄していく方法はないのか・・・
わたくしはアグロフォレストリー・エコツーリズム・フェアトレードがキーワードだとも思いますが、
おそらく単純な答えはなく、ひとつひとつの小さなことの積み重ねも重要でしょう。

また熱帯雨林の再生は時間とお金のかかる困難な事業で、政府はもちろん、なにより現地の人たちが、
熱帯雨林を再生し育てることが自分たちにとっても有用で大事なことだと、思ってくれないことには、
単なる押しつけになってしまいますし、誰もそんな苦労はしないでしょう。

子どもたちと一緒に植林すると周りの大人たちも巻き込みますし、子どもたちが大きくなる頃には
育てた森が彼らの役に立ち、そのことでさらに未来の子どもたちに繋がっていくはず・・・
と信じて、ちまちまと活動を続けてきたのですが、他にも様々なやり方があるでしょう。

もし興味を持たれたようなら、このサイトにも「沙漠緑化・熱帯雨林再生」カテゴリに過去の関連記事
がありますので、一度ご覧になって、自分にできるやり方を考えていただければと思います。







m98k at 00:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) mixiチェック 沙漠緑化・熱帯雨林再生 | その他アウトドア

2017年04月03日

2017ボルネオ紀行8

2017ボルネオ紀行の8回目であります。

ツアー四日目は朝からボートでプナン族の定住地を訪問し、ウィンドケイブとクリアウォーターケイブを
トレッキング、(若者隊員が)川で泳いだりして昼食後にはボートでHQ(公園事務所)前まで戻り、
そこからディアケイブへのトレッキングコースを再び半分ほど歩いて枝道に入りました。

で、まずは巨大なフタギガキ科の板根の前で・・・

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記念写真であります。

わたくし98kのとなりに立つのは分岐点で合流したパークレンジャーのアベーさん
(お茶目なN嶋さんはソーリ、ソーリと呼んでましたが)で、ここから彼の案内で・・・


近くにあった説明板にある高さ20mの部分を観察します・・・

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そう、すでに何度か書きましたが、ボルネオの熱帯雨林の特徴のひとつとして、
立体的に、はるか上空まで伸びている生態系、とゆーのがあります。

浅い地中から地表、低木、中木、高木、超高木と、各階層で様々な生き物が暮らしており、
さらにお互いが密接に関係しているという、独特の生態系であります。

ふつーにトレッキングしている限りは、せいぜい地表と低木の生態ぐらいしか観察できないので、
樹冠部や高木部を観察するために設けられたのがキャノピーウォーク(ツリーウォーク)・・・

木と木の間に吊り橋を渡し、そこから樹上を観察しようというもので、本来は研究者用ですが、
あちこちの保護区には一般人も観察できるキャノピーウォーク(ツリーウォーク)があり、中でも
グヌン・ムル国立公園のはボルネオ島では最長の480mでパークレンジャーが案内してくれます。

で、アベーソーリの案内で・・・

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ツリーウォークのスタート地点へ・・・
崖地にうまく階段小屋を建ててますが、平地では巨木の幹に螺旋状の階段があります。






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わたくし98kはたまたま前から3番目でしたが、けっこうな高さがありましたね。ひいひい




で、スタートして・・・

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後ろを振り返るとこんな感じ・・・

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ま、せっかくなので動画でもご紹介・・・





けっこう揺れているのがお分かりでしょうか・・・

木と木の間の一区間には一度に二人まで、一人目が橋の半分あたりまで行けば2人目がスタート、
一人目がゴールすれば三人目がスタート、とゆールールだそうで、一区間を同時に三人以上が渡ると
コントロールできなくなり大変危険なので、絶対に守るように、とのことでした。

最初にスタートしたI里隊員は高いところが苦手だそうで、少なくとも前の人の分は揺れない、
とゆーことでトップに行かせてもらったとか・・・

わたくし若い頃は高いところが大好きで、ビルの屋上やヘリコプターから身を乗り出しての撮影が
得意だったんですが、今は何かつかまるものがないと膝がガクガクするようになりました。
やはりトシのせいなんでしょうね・・・ううっ

ま、ツリーウォークは両サイドにワイヤーがあるので、いくら揺れても高くても平気なんですが、
バランスをとるためずっと力が入ってたようで、この夜はふくらはぎが張ってました・・・
そりゃあ一区間平均30mとしても、16本の吊り橋を連続して渡ったんですからねえ・・・

以下、さくさくっと・・・

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巨木の幹を傷つけないよう配慮されています。



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このあたりの木でMどりさんが撮った・・・

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リスさん・・・(PLAIN PIGMY SQUIRREL 和名ボルネオ・コビト・リス)
アベーさんによると世界最小のリスだそうです。


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熱帯雨林の地表は薄暗いですが上層部は日が差してまったくの別世界、生き物たちも地表とは
まったく異なるんでしょうね・・・

わたくしサバ州ダナムバレー保護区など、ボルネオではいくつかのキャノピー(ツリー)ウォークを
経験しましたが、今回のグヌン・ムルのは、あまり高さはないものの総延長480mがすべて繋がっており、
一度も地表に下りずに渡り続けるので、樹上からの熱帯雨林の様子が堪能できました。

途中からわたくしがトップになり最初にゴールしたんですが、ゴール地点の出口は鉄格子の扉と
ネットフェンスで厳重に封鎖されており、扉には鍵がかかってました。

で、ずっと後方の樹上を歩いてるアベーさんに「キーがロックされてる!!!」と叫んで知らせたら、
「わたしはキーを持ってないよ、フェンスを乗り越えて!!!」と・・・

乗り越えろといわれても、階段を下りたスペースは天井までネットフェンスと鉄格子に囲まれてるし、
階段の最上部から近くの木に飛び移ってズルズルと滑り下りるしかないか・・・
と、数人でおろおろしてたらアベーさんがニヤニヤしながら到着、さりげにポケットから鍵を・・・

「なんでやねんっ、あんたさっき、あいはぶのーきー!!!て言うてたやないかいっ!!!」と、
いちおー大阪風のツッコミを入れておきましたが・・・

ったく、N嶋さんの影響なのか、ムルではパークレンジャーまでお茶目なんだから・・・

で、無事に鉄格子の扉から出て・・・

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巨大なバナナの葉っぱと記念撮影であります。(I里隊員撮影)
これが一枚あれば充分な1人用シェルターになりますね。


帰り道で見たトゲトゲの竹・・・?

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鞭打ちの代わりに、こんなのを竹刀にしてびしばしするのもいいな・・・げひげひ


この日は明るいうちにホテルに帰り着いたので・・・

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N嶋さんは若者隊員を引き連れ、そのままプールへ直行・・・


残りの隊員は部屋のお風呂などでさっぱりしてから・・・


夕食前にラウンジに集合、樹木医のN井隊員から熱帯雨林についてのお話を伺いました。
ちなみにこの時も、クチンで集合時間に遅れた若者隊員二人は早くから集合してました。えらいぞ!!!

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講師は樹木医のN井隊員、助手は同じく樹木医のF本隊員・・・




jpgボルネオ長井先生講座

まさに熱帯雨林を目の当たりにして熱帯雨林のお勉強・・・



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メモをとったり質問したりして、みなさん熱心でした。
ちなみに、この時に使ったレジュメ「熱帯雨林を目の当たりにして考えてみよう」については、
こちらの記事にアップしていますのでご参照ください。

で、まったりと夕食後は、Y崎副代表がいったん預かっていた植林証明書を配布・・・

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これでボルネオ最後の晩餐もつつがなく終了し、めでたし、めでたし・・・

と、これで呑兵衛隊員は終わるはずもなく・・・

またまた隊長室に集まり・・・

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「まあまあまあ・・・」 「いや、どもどもども・・・」 「こぽこぽこぽ・・・」

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岩国の地酒「雁木ゆうなぎ」(隊長がリクエストしてN井隊員にわざわざ持参いただいたもの)や、
酒類調達係のT中隊員が買ってきてくれた、タイガービールより安い知らないブランドのビール、
あとは焼酎にスコッチにと、まあかぱかぱと・・・

「がははは、明日の朝はゆっくりだし今夜は無礼講じゃあ!!! 若者隊員も呼んでこんかいっ!!!」

と・・・

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呼び出しに応じて来てくれた若者隊員たちとも語り合い・・・

この後、彼らは別室で遅くまでボルネオ最後の夜を楽しんだようでした・・・

(と、次回ボルネオ紀行の最終回に続きます。)




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2017年04月02日

2017ボルネオ紀行7

ボルネオ紀行の7回目、旅程では四日目の朝であります。

この日も朝8時の集合でしたが、前日の集合時間に遅れた若者隊員二人は、早起き隊員によると、
なんと集合時間の30分前から集合場所で待っていたそうです!!!

前日の失敗をきちんと翌日の行動に活かすなんて、なかなかのものじゃないか・・・
つーことでサラワク伝統の英国式鞭打ち刑は執行猶予、つーことにしました・・・

で、この日の午前中はクリアウォーターケイブなどへのリバークルーズとトレッキングであります。
目的地の近くまでボートで遡上するので、歩く距離は昨日よりずっと短いはず・・・

「わははは、本日は楽ちんですよね、N嶋さん。」

「いやいや、水平距離は短いですがボートを下りてまず、200段の階段を上っていただきます。
で、洞窟内も移動も本日は階段だらけですので、昨日よりきついかも・・・むひひひ」

「げげっ、本日は楽ちんだと思い、とっておきのサイクルジャージにしたのに・・・」

「ほう、どれどれ、なかなかのサイクルジャージですな・・・むひひひ」

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「ええ、自転車パターンの迷彩になってます。いいでしょ。・・・って、そんなことより、
パークレンジャーからホテルに届いてるはずのわたくしの眼鏡、どうなったんですかっ??? 
あれチタンフレームで高かったんですよ・・・うぐぐぐ・・・」

「さあてねえ・・・へえ、自転車パターンですかぁ・・・むひひひ」

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「そう、このあたりなんか・・・って、わたくしの眼鏡はいったい・・・ぶつぶつぶつ・・・」

「さあてねえ・・・むひひひひ」

どーゆーわけか他の隊員全員が大笑いしてるし、わたくしはジャージの説明に夢中だし・・・

で、ようやくN嶋さんの頭部を見ると、さりげにわたくしの眼鏡が・・・

そう、彼はジャージを見るふりをして、ずっと自分の頭部を見せつけてたんですが、
それに長い間気づかなかったのはわたくしだけだった・・・とゆー次第。

ったく、N嶋さんったら、ほんとにお茶目なんだから・・・

と、隊長さんは全員に笑われながら・・・

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ホテル前の船着き場から2台のボートに分乗して川の上流へ出発。



わたくしの前にどっかと座るN嶋さん・・・ちなみにその前は酒類調達係のT中隊員・・・

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ところで、このN嶋さんの横顔・・・どこかで見たような・・・



そう・・・

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前日のディアケイブの天井穴・・・彼はリンカーンの生まれ変わりだったのかっ!!!



と、ボートはまず、森を移動して暮らしていたプナン族の人たちの定住地を目指し・・・

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川を遡ります。



ま、せっかくなので、動画でもご紹介・・・






昔の熱帯雨林での移動は川だけが頼りでした。
で、川に暮らす人たち(オラン・スンガイ)と、森に暮らす人たち(オラン・ウータン)以外にも、
少数ですが森を移動しながら暮らす人たちもいて、そのひとつがプナン族・・・
今は定住政策により川沿いに暮らしているけどオラン・スンガイたちとは異なるライフスタイル・・・

とか、N嶋さんから説明を受けているうちに・・・

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あちこちに人の暮らしが見えはじめ・・・


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プナン族の定住地に到着、上陸しました。

現地では気づかなかったけど、グーグルマップで見るとムル空港に隣接してたんですね・・・





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これらの住居は政府が建てたロングハウスが火事で全焼し、仮設されたもので・・・



今年に入ってようやく・・・

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広場の反対側に新しいロングハウスが完成したそうです。まだ引っ越し途中なんでしょうね。





で、広場の一角には

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プナン族の暮らしを紹介するコーナーや・・・



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プナンの伝統品を売るお土産コーナーなどがありました。





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プナン伝統の鼻笛を披露してくれたおばあちゃん。




おばあちゃんに鼻笛を指導するMどりさん・・・

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って、どうやら細部を観察してたようですね・・・

わたくしがN嶋さんに「どうして鼻で吹くの?」と訊くと、以前その理由を村のみんなに訊いたけど、
全員が揃って「昔からそうしている」とゆー答えだったそうです。あははは・・・


こちらは・・・


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硬い鉄木を使った実物の狩猟用ブローパイプ(吹き矢)に挑戦するY原隊員・・・



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まったく歪みがないため、かなりの距離なのに正確にヒットしてました。
でも、鉄木に正確に穴をあけるのは大変な作業なんでしょうね・・・

と、少数民族の暮らしの一端を見せていただきましたが、観光客を受け入れることについては、
暮らしを見世物にしているとか、伝統文化の破壊につながるといった意見もあるのでしょうが、
わたくしは観光で現金収入が得られることが重要で伝統文化を残すことにもつながると思いました。
ただし、お互いエコツーリズムを理解して節度ある接し方をする限り、の話なんですが・・・

さらに定住政策についても意見の分かれるところですが、一定の範囲で森での狩猟採集を認めるなど、
少なくとも定住のデメリットを少なくする方策と支援は不可欠でしょう。

モンゴルや中国の内蒙古自治区でも遊牧民の定住政策を見ましたが、過放牧でしか豊かになれない
遊牧民のデメリットを少なくする方策が重要で、遊牧そのものをやめさせる、ということではなく、
一定規模での遊牧と定住を組み合わせ、豊かに暮らせるように支援すべきではと思ってました。

この辺はまだまだ手つかずの自然ですから、彼らがアブラヤシ農園などの現金収入に頼らずとも、
森とともに豊かに暮らしていける施策とその支援方法を我々も考えるべきでしょう。

と、勝手な思いをだらだらと書きましたが・・・

ふたたびボートに乗り込みさらに上流へ、支流に入りようやく船着き場に着岸。

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まずはCave of The Wind ウィンドケイブを目指して長い階段を上ります。ひいひい



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とーぜん上りの画像は撮れなかったので、いきなりウィンドケイブ画像であります。



以下、さくさくっと・・・

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途中のこのあたり・・・

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上から光が差し込んでいるのですが・・・



ま、せっかくなので・・・

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ライト照射したりして・・・




ま、後半は・・・

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明るいライト必携でしたが・・・



と、ウィンドケイブを出て、川沿いの崖っぷちを歩いたりして、

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船着き場近くのテラスまで下りてきました・・・ひいひい

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ここで温かいコーヒー・紅茶とクッキーでひとまず休憩し、
今度はクリアウォーターケイブを目指してまたまた別の長い階段を・・・ひいひい


で、なんとか階段を上り切ったところで記念撮影であります。

洞窟前




この真下に見えるのがクリアウォーターケイブの入口・・・

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中から見るとこんな感じです。

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マリア像・・・

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確かにシルエットが・・・



と、いったん入口付近まで戻り反対側(右側)へ廻り、さらに下りて行きます・・・

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この中央奥深くに地下河川が流れているのであります。




はるか下へと続く階段・・・

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ノンストロボだとブレますが・・・



ストロボを焚くと・・・

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上からの水滴や湿気がいっぱい反射します。ううっ



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きれいな石灰岩の造形・・・浸食作用によるものだとか・・・



ようやく地下河川が見えてきました。

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さらに水辺まで下ります。

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約1名が、めっちゃ明るいライトで照らしてくれてますが・・・




ストロボを焚くとこんな感じ・・・

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クリアウォーターケイブとゆーだけあって、きれいな川が流れています。


ただまあ湿度と上からの水滴がもの凄く・・・

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川の上を水滴と湿気が吹き抜けてますね・・・


と、最深部からは別の階段を上って・・・ひいひい

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地下河川に下りた階段などが一望できるポイントへ・・・やはりデカいですね・・・





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ようやく入口付近まで戻ってきました。ひいひい


さらにアップダウンして先ほど休憩したテラスに戻り、待ちに待った昼食であります。

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「はぁい、隊長さん用のメインディッシュですよう!!!」とN嶋さん・・・

って、巨大ナナフシはおいしいのかっ???

ま、実際はボートで運んできたマレー料理のビュッフェランチで、とてもおいしかったですが・・・


で、このテラスの下がクリアウォーターケイブからの支流になっており、若者隊員たちは・・・

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ばしゃばしゃと・・・

わたくし98kは汗まみれのサイクルジャージをばしゃばしゃ水洗いしただけでしたが・・・

で、食後にまったりと休憩してから再びボートに乗船しました。

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クリアウォーターケイブへの支流から本流まで戻ると・・・

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川の色が変わりましたね・・・やはりクリアウォーターだったんですね・・・

と、この後はHQ(公園事務所)の船着き場で下船、ディアケイブへのトレッキングコースを再び歩き、
その途中から分岐してキャノピーウォーク(ツリーウォーク)を楽しみます。

(以下次号)




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