2019年05月

2019年05月14日

龍田古道・たたら製鉄と地滑りと・・・

日曜日に龍田古道のたたら製鉄跡や地滑り跡なんぞをふらふらしてきました。

龍田古道・・・諸説あるようですが難波津から京の都(飛鳥京や平城京)へ続く古道のひとつで、
一説によると日本書紀に「難波より京に至る大道を置く」とあるのは、この龍田古道だったとか・・・

で、古代から大和川(当時は龍田川)で一番の難所だった亀の瀬あたりは舟で上下することができず、
川沿いの陸路もいくつかあったものの、ここは有名な地滑り地帯、昔は山崩れによる川の氾濫や、
川沿い陸路の崩壊もさらに多かったはず・・・

いっぽう「龍田越え」といわれる峠道では砂鉄や鉄鉱石が採れて山頂付近は吹き上げる風も強く、
(ふいごが完成形になるまでの製鉄には風が重要)、渡来製鉄技術者の都へのルート上でもあり、
古代より製鉄で栄えた集落が点在し、沿道には古い寺社跡も多く残っている・・・

と、今回も案内してくれた奈良ソムリエ・ボランティアガイドの友人から説明を聴きながら・・・

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朝10時にJR三郷駅を出発・・・



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まずは三室山展望台へ・・・ひいひい



ま・・・

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標高は僅か137mなんですが・・・





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なかなかの眺めでした。ひいひい




位置関係はこんな感じ・・・(クリックすると拡大します。)

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ご覧のとおり、地滑り地帯とはいえ大和川沿いの陸路や、北へ抜ける陸路もある中、なぜ峠越えの
険しいルートが近世まで続く交通・物流の大動脈だったのか・・・

やはり江戸時代に付け替えられる前の大和川沿いに並んでいた⑦~⑫の渡来系寺跡や
製鉄のルーツとされる④金山媛神社⑤金山彦神社が関係してそうですね・・・わくわく


で、

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龍田神社本宮跡・・・





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岩や地肌が赤茶けてますね・・・
現在は麓にある龍田大社は風の神でもあるし、やはり古代製鉄との関係は深いようです。



こちら、奈良ソムリエの友人が教えてくれた・・・

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めずらしい「堺県」の石標。

ウィキペディアによると堺県は明治元年に和泉国の幕府領・旗本領を管轄するために設置され、
明治2年には河内国(河内県)、明治9年には大和国(奈良県)も編入して大きな県になったものの、
明治14年には大阪府に編入され廃止、さらに明治20年に奈良県が再設置されたとありますから、
この石標は明治9年から明治14年までの間に設置されたことになりますね。ふむふむ

そーいや、府庁山の「府」の石標、さらに古そうだけど、いつ設置したんだろ・・・


とか、ひいひい山道を歩いて・・・

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次のピークが公園になってて・・・

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ピークの大阪側に拡がっているのが雁多尾畑(カリンドウバタ)の集落・・・




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けっこう大きな集落で、立派な門構えの家や・・・


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立派なお寺もあるのですが、山頂付近なので農業や林業で栄えたとは考えられず、
やはり古代からの製鉄(と交易?)が繁栄の原点だったのは間違いない・・・のですが・・・

でも、それなら明治以降は奈良と大阪を結ぶ鉄道もでき、近代製鉄に変わったのですから、
言い方は悪いですが、もっと寂れててもいいはず・・・なのに、どこも立派なままでした。

それまでの富や交易の蓄積とかで今でも豊かに暮らしておられるのか、だとしたら便利な麓に
移ってるだろうし、ここでブドウ栽培など新しい産業に活路を見出したのか・・・
いつか住民の方に訊いてみたいものであります。

カリンドウバタとゆー不思議な地名といい、今でも山頂付近で(裕福に)暮らし続ける状況といい、
(たたら製鉄は「ふいご」送風システムが完成して以降、山頂から下りたとも言われてますので)
龍田古道とカリンドウバタでの製鉄に関する謎は、さらに謎を呼びつつ・・・


ま、とりあえずキーポイントとなる・・・

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集落内にある「金山媛神社」へ・・・


ま、詳しくはこちら・・・

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そう、全国最古の「鉄工の守護神」だったのでありますね・・・うむうむ




ちなみにこちらの本殿にあった正面の御神鏡・・・

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最新式で色合いが変化し、やはり今でも裕福な集落であることが覗えますね。



と、中腹まで下りてくると・・・

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「おおっ、中腹にも酸化鉄の塊が・・・」

「って、そこは池に藻が繁殖してるだけやろ・・・」

「でっ、でも、この鉄錆色は・・・」

「ま、確かに周辺の地層は砂鉄や鉄鉱石が多く、あちこちで鉄滓も出てるらしいけど・・・」

「そーいや地滑りの都度、鉄の鉱脈が表土に現れた、とも聞いたことがあるような・・・」



とか、わいわい言いながら・・・

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もうひとつのキーポイント、金山彦神社に到着・・・

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ええ、拝殿の奥には・・・

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ぬこさんが鎮座されてましたが・・・



まずは略記から・・・

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ここでは、鉄の需要が増した弥生時代後期から応神河内王朝まで製鉄が続けられた、なので
製鉄に不可欠な風と火が祀られている、とありますが、奈良側ピーク付近にあった龍田神社本宮や
大阪側ピーク付近にあった金山媛神社とセットで祀られているのは間違いないですね。
また、山の高いほうが「媛(ヒメ)」神社で、低いほうが「彦(ヒコ)」神社とゆーのも興味深いです。


ちなみに略記の横には、こんな説明板も・・・

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さてさて、このような完成形の「たたら炉」になるまでは、どんな形で製鉄が行われていたのか、
はたまた、それはいつごろからなのか・・・

高師小僧を使った製鉄は縄文時代から、という説もあり、なにせ燃料になる木は豊富でしたから、
常に風が吹く山頂付近では、もっと原始的な方法で高温を生じさせてたかも知れません・・・

他国では燃料になる森林を伐採し尽くしてしまうと、製鉄どころか文明そのものが滅びましたが、
我が国は放置しておけば再び森に還る「木の国」ですから、小規模なら継続も可能だったはず。

よい風と深い森・・・「風の谷」と「もののけたち」・・・って、ここはジブリの世界だったのか!!!


と、妄想を膨らませながら神社横の東屋で大休止・・・

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って、食べる前に撮ればいいものを・・・ばくばく





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彦(ヒコ)神社が元は山上にあったとすると、そのすぐ下に媛(ヒメ)神社があったのか・・・



で、

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大阪方面ではなく「峠」集落からJR堅上駅を目指します。ひいひい
それにしても立派な家が多いですねえ・・・


峠の集落でも立派な家が多く、

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こちらは十字型の屋根を持つ家・・・




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比較的新しい家も立派な造りです。


と、峠集落を下りていくと・・・

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この辺りでは大和川右岸を走るJR線が見えてきて・・・


ようやく河内堅上駅・・・

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・・・は通り過ぎて、今度は川沿いの龍田古道を遡上します。ひいひい





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この辺りは川幅も狭く蛇行を繰り返すうえ、昔から有名な地滑り地帯で陸路も舟路もまさに難所でした。


こちらの鉄橋・・・

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トラスが上ではなく下から橋を支えてます。やはり地滑り対策なんでしょうね・・・




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明治以降の鉄道も、橋を架ければ落ちる、トンネルを掘れば崩落する、まさに地滑りとの戦い・・・


で、

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現在も続く地滑り対策の現場・・・




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縦横無数に掘られたトンネルで上の地層と下の地層の間に集まる地下水を排水してるとか。
膨大な年月と費用をかけた巨大プロジェクトだったんですね。ま、詳しくはネット検索で・・・


ちなみに排水トンネル掘削中に発見された旧国鉄トンネルの崩壊現場・・・

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奈良ソムリエの友人の撮影で、平日10人以上で事前予約すれば見学できるそうです。
地下遺構の大好きなわたくし、ライト仲間と一度は行きたいと思っているのですが・・・


地名の由来となった亀石・・・

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古い絵図によると、昔は上流側に首が出ていたそうです。



こちら、ちょうど橋の下あたり・・・

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江戸時代に舟を通すため岩盤を掘削した跡でしょうか・・・
このあたりは川幅が狭まり瀬が続き「銚子の口滝の如し」といわれた難所だったようです。

江戸時代に入っても亀の瀬の上下の浜で下流側では大型の剣先船(河内舟・難波舟)に、上流側では
小型の魚梁船(大和舟)に、それぞれ荷物を積みかえていたそうですが、それまでは前述の峠道を
越えていた・・・という説もあるのですが、川沿いの陸路もあったことだし、やはり謎は多いです。
ま、詳しくはネット検索で・・・いろんな説があって、じつに面白いです。


せっかくなので亀の瀬にある・・・

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龍王社にもお参りしました。



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亀井宿は葛城二十八宿の二十八番目だったんですね・・・けっこう歩いてるけど知りませんでした。


と、さらに川沿いの古道を歩いて・・・

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峠八幡神社へもお参り・・・ま、詳しくはネット検索で・・・




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見事な地蔵さん

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ええ、こちら・・・

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「関の地蔵さん」として有名なのでありますね・・・



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龍田の関は日本四関のひとつで、しかも「其の一」だったんですね。

万里の長城では東端の山海関が「天下第一関」、西端の嘉峪関が「天下第一雄関」ですから、
ここはヤマトの南端にあった第一関で「天下第一南関」とゆーところか・・・

ま、実際の関はもう少し西にあったとゆー説もある、と教えてもらいましたが・・・

ちなみに在原業平に「千早ふる 神代もきかず龍田川 からくれなゐに水くくるとは」と詠われた
龍田川は、斑鳩町を流れる竜田川ではなく、こちら亀の瀬あたりの様子を表しているとも・・・
そーいや歌から感じるのは静かな小川より、当時も難所だった大激流のイメージですね。

と、歌つながりで最後に・・・

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出発点の三郷駅近くに作られた磐瀬の杜の歌碑なんぞを見学し、ようやく駅まで戻ってきました。

峠越えと川沿いの龍田古道をぐるり一周したことになり、今回の所要時間は4時間、歩行距離は
ダッシュP18乗りの友人の万歩計によると12.7kmだったそうです。ひいひい

と、三郷駅から一駅だけJRに乗って王寺駅へ・・・って、大阪とは逆方向ではないか???

そう、三郷駅前にはお店がなく・・・

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王将・王寺店へ・・・じゅるじゅる



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って、最初の餃子を完食、一杯目の生ビールを完飲してからの画像でしゅが・・・


ま、その後は・・・

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食べ切る前、飲み切る前に、いちおー撮れました・・・えらいぞ!!!


って、

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唐揚げは食べ切ってからの画像やないか・・・


しかも・・・

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野菜炒めは、わたくしが撮ってるうちにたちまち完食・・・がるるる

そう、この日は金山彦神社での早めのお握りだけだったし、30℃を超える夏並みの暑さだったし、
まあ、みなさん、よく食べること飲むこと・・・少しはトシも考えましょうね・・・と自戒を込めて・・・

龍田古道は今回が初めてでしたが、様々な謎が残ってて興味津々でした。
たたら製鉄をはじめ、そもそもの和鉄の起源など、やはり古代ロマンは面白いですね。
ボランティアガイドで忙しい中、詳しく案内してくれた奈良ソムリエのI西さん、ありがとうございました。
次回もよろしくねっ!!!



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2019年05月08日

Ankerのソーラーチャージャー!!!

「キャンプから帰ると物欲が再燃する」シリーズ・・・

ええ、以前から「ほしい物リスト」に入れてて、熊野キャンプに川端さんが持参されてたのを見て、
帰宅した夜にチェックしたら1000円引きクーポンが付いてたので、ついついポチッとご注文・・・

そう、anchorもといAnkerのソーラーチャージャーPowerPort Solar 21Wタイプであります。

じゃーん

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左は大きさ比較用のガラホ・・・




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ブリヂストンアンカーはアメリカのリーディング・ブランドだったんですねえ・・・


と、さっそくハコを開けてみると・・・

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本体とUSBケーブルが1本と・・・


シンプルな取扱説明書が付いてました。

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スマホやタブレットへの直射日光は避けろ、でも日差しが強い環境下で充電せよ、とありますね・・・

14wタイプを使っておられるwingさんによると、画像右側のポケットに充電する本体を入れるより、
長めのケーブルを用意して充電する本体は日陰に入れておいた方が安全とのこと、なるほど・・・

って、わたくし、スマホもタブレットも持ってないんですよね。
ガラホは1週間以上バッテリーが持つし、非常用に小さな予備バッテリーも持ち歩いてるし、
カメラだって小さな予備バッテリーを2個持ち歩いてるので、2~3泊のキャンプ宴会なら、
緊急用の10000mAモバイルバッテリーだけでも充分・・・だったのでありますが・・・

そう、じつはこれ、LED充電式キャンピングランタン用を主目的に買ったのでありますね。

過日の熊野キャンプでランタンを試したところ、最大光量だと一晩でかなり暗くなることが判明、
ま、バッテリー残量表示は4から3になっただけで、三晩ぐらいなら使えないこともないのですが、
やはり日増しにタープ下の宴会場が暗くなっていくのは、ちと寂しいもの・・・

つーことで、毎朝これで充電しておけば、永遠に明るいキャンプ宴会が楽しめると考えた次第!!!
ええ、これのUSBポートは2つで、わたくし上記ランタンはまだ2個しか持ってないし・・・あははは



と、さっそくフィールドテスト・・・は熊野キャンプから帰ったばかりなのであきらめ・・・

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自宅ベランダの物干し竿で・・・



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洗濯物を押し退け、洗濯挟みで固定して充電を開始・・・

ちなみにネットの書き込みによると、リュックなどに付けて充電しながら山道を移動するのは、
岩や枝に当たって損傷する可能性が高いので避けた方がいいとのことでした。なるほど・・・
ま、わたくしは宴会場キャンプサイトに着いたら、まず移動することはありませんが、
このサイズと重さだと、担いで移動するキャンプに持って行くかどうかは期間によるでしょうね。



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ランタン本体は二重断熱したソフトクーラーボックスに入れフタは開けておきました。
ひとつは4段階の電池残量表示が1になったもの、もうひとつは3になったものであります。

ちなみにチャージャーを室内で一枚開いた段階でUSBポートが赤く点灯しました。
日陰や室内でも、ある程度の充電は可能なんでしょうね。

さらに別の書き込みでは、暗くなって赤点灯が消えたら、一度ケーブルを抜いてやらないと
そのままでは再充電できないとありましたが、実際にはどうなんでしょう?

この日の天候は(やや薄曇の)晴れ、朝10時から夕方5時まで充電してみて、最終的にはどちらも、
4の点滅(充電中)表示のままでした。(満充電になると4の点灯表示になります。)
ま、バッテリーチェックモードではどちらも4になってたので、いちおー充電できたのでしょう。

で、出力DC5V・3A、片方最大2.4Aとゆースペックで薄曇の晴れで7時間、公称11200mAの電池を
二つ同時に充電して、この結果つーことは今回の製品、結局アタリだったのかハズレだったのか、
それともランタン側の電池がアタリだったのかハズレだったのか・・・
わたくし電気の知識はまったくないので、どなたか教えて下さいね!!!

ちなみにパネル本体は直射日光でけっこう暑くなってましたが、ソフトクーラーに入れたランタンは
そんなに熱くなっておらず、宴会場キャンプサイトでもこの方法で充電するつもりです。
ええ、このランタン、缶ビールとほぼ同サイズで防滴仕様なので、一緒に入れておけるし・・・




災害時の備えとして役に立つ(かもしれない)P.S

以前買ったAnkerのモバイルバッテリーが10000mA、上記ランタンが1個あたり(公称)11200mAの
モバイルバッテリーとしても使えるようですから、これらと今回のソーラーチャージャーを自宅に
常備しておけば、長期停電時でも最低限の灯りと電子機器への充電には対応できると考えています。

熱源については、キャンプ宴会では今はカセットコンロがメイン、ボンベを余分に備蓄しておけば、
災害時にはIHヒーターやガスコンロの代わりとして使えます。
ま、わたくしのようにボンベが3本198円の特価になった際に、ついつい余分に買ってしまい、
自宅に何十本もごろごろしているとゆーのは、災害時には逆に危険なのかも知れませんが・・・

水については、特に集合住宅の場合、停電になると上水道が使えなくなり水汲みも大変ですので、
わたくしはトイレ用には浴槽をいっぱいにして、飲用・調理用はポリタンクに貯めています。

食料については、これもキャンプ宴会での予備用やお夜食・つまみ用としてのレトルトや缶詰、
即席麺やパック飯などを(やはり特価になった際に)多めに購入して備蓄しています。

食料についてはローテーションが重要ですし、水についても定期的に交換する必要がありますが、
ま、水道水ならポリタンクに密閉して冷暗所に保管しておけば少なくとも数ヶ月は大丈夫でしょうし、
食料についても、少々賞味期限が過ぎたとしても、それはそれで熟成されてですね・・・ばくばく

ただし電源だけは、長期の停電となると乾電池やリチウム電池の備蓄だけではちと不安なので、
今回のようなソーラーチャージャーとモバイルバッテリーがあれば安心なのでありますね。

もちろん、さらに大型のソーラーチャージャーや大容量バッテリー、発電機なども考えられますが、
わたくしのキャンプ宴会では不要ですし持ち運びも大変、万一の災害に備えて・・・といっても、
少人数の家族で(医療機器など特別な目的がない限り)、そこまでは要らないと思っています。



m98k at 00:08|PermalinkComments(0) mixiチェック キャンプ・川下り | 災害避難とか

2019年05月03日

2019春・熊野キャンプ報告・後編

令和最初の記事・・・ま、平成最後の記事からの続きですが・・・

4月26日の夕方から熊野川の河原で食べ続け、飲み続けてたのですが、翌27日は強風が吹き荒れ、
古い友人夫妻のスチール製イベントタープは完全に崩壊、わたくしのアルミ製イベントタープも
フレームの一部が折れたり曲がったりとゆー悲惨な状況に・・・

それでもめげずにwingさんがスクリーンタープを追加したりして、ひたすら宴会を続けてたのですが、
仮眠だけで飲み続けていたわたくし、10時過ぎにはテントに潜り込み、翌朝まで爆睡してました。


で、ようやく風も弱まった翌28日の朝食宴会・・・

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前日の鍋の残りにNHさんのうどんをぶち込んだ「煮込みうどん」なんぞで、wingさんとわたくしは
朝から生ビールをかぱかぱといただいてたのですが・・・




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残りのメンバーはご飯と味噌汁に辛子明太なんぞで健康的な朝食・・・
そう、二人以外は全員、この日の撤収予定になってたのでありますね。

で、みなさんが朝食後にてきぱきと撤収作業を進める中、二人でまったりと飲みつつ食べつつ、

「うーん、みなさんが帰ってしまうと寂しくなるなあ・・・ぐすん、ごくごく」と、wingさん

「まあ、酒や食材をたっぷりと残してくれたことだし・・・ばくばく、ごくごく」と、98kさん

「たっぷりの食材ねえ・・・あっ、そーいや、あの生ソーセージが未開封で残ってました!!!」

「げっ、あの1本100g×10連の生ソーセージ冷凍パック、持って来てたんすかっ???」

「ええ、毎回持って来てて、とうとう飽きられてしまい、ここ数年は買ってなかったんですが、
今回は他の肉類がなかったので、もうそろそろいいかと・・・」

「そーいや、あなたからいただいた「ほていの焼き鳥・巨大缶28人前」つーのを持って来た際も、
延々と食べ続けたので、それ以降は誰も「ほていの焼き鳥」を持って来なくなりましたし、
あの生ソーセージも一時期に延々と食べ続けて以降は、誰も食べなくなりましたからねえ・・・
けっこう美味しいのですが、あれが未開封で10本残ってるとしたら、さすがにきついなあ・・・」

「急いで茹でましょう・・・ありゃ、はじめて説明を見たら、強めの弱火で15分と書いてあります。」

「ま、極太の生ソーセージですからね・・・って、今まで説明も見ずに食べさせてたのかっ!!!
今は小さいスモーク鍋しか余ってないので2回に分けて茹でるとして30分はかかりますね・・・
しかも茹でてから表面を焼くとなると、さらに時間が・・・」

「みなさんを呼び留めておきます。特にまだ食べたことのない若者組を中心に・・・」


つーことで・・・

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ま、少しは残してもらいましたが・・・無事に完食であります。げふっ



と、みなさん最後に美味しい生ソーセージをたっぷりと味わい・・・

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次々と去ってしまうと・・・




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後にはわたくしのダンロップR-324、wingさんのモンベル・ムーンライトⅢ・・・
・・・と、たっぷりの飲みかけ酒類が残りましたとさ。めでたしめでたし


この日は風も収まり、わたくしのタープも本来の高さに戻して、二人でまったり飲んでたのですが、
wingさんが「あっ、モンキチョウが飛んでるな・・・ひっく」と、ふらふらと立ち上がり・・・

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おもむろに望遠マクロなんぞを付けたオリンパスOM-D M5を取り出してきて・・・



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ぱしゃぱしゃぱしゃ・・・って、ミラーレスなので、そんな大きな音は出ませんが・・・



「あっ、こっちにも別のチョウチョさんが・・・」

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ぱしゃぱしゃぱしゃ



「こっちはシジミチョウさんかな・・・」

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ぱしゃぱしゃぱしゃ

で、虫さんなんぞもあちこちで撮影して、ようやくタープに戻り画像をチェックして・・・
ポツンとひと言・・・「うーむ、やはり昆虫撮影は難しいなあ・・・」

そう、前々回記事の冒頭に書いた「最近、昆虫撮影に興味を持たれた方」のうちのお一人が、
じつはwingさんだったのでありますね。

縁あって虫つながりの知り合いが増え、海野先生の講演も聴きに行かれたとのことでしたので、
今回、あの海野先生の本を持って行って、とりあえずの感想をお聞きしたところ、
「まず、最初のページの作例を見たとたん、あーあ、となりましたねえ・・・」
「そりゃまた、どーして?」
「だって、上級機種を使ってるから、こんな作品が撮れるんだと思って、ふと撮影データを見たら、
わたくしのと同じ機種で撮ってるんですよね・・・ったく・・・うぐぐぐ」
「あははは、だから、その作品の撮影テクニックを紹介してるページを読まれてですね・・・」
「そりゃまあ、じっくりと読ませてもらいますが、写真は機材だと思ってたのに・・・ぶつぶつぶつ・・・」


と、二人でまったり写真談義やカメラ談義をしてると、ちょうど1時に川端さんが到着・・・

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ええ・・・

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すぐ売り切れになってしまうという京都の老舗の高級金平糖を持って・・・

で、まずバニラ味を試食、他にもいくつかお土産にいただきましたが、比較用にと持参いただいた、
ふつーの金平糖とは全く別物でしたねえ・・・ありがとうございました。ぽりぽりぽり・・・



ま、飲まない川端さんには・・・

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やはり高級なコピ・ルアックをインドネシア式に味わってもらいましたが、未開封だったものの、
さすがに昔のいただきもので風味が落ちてました。 ま、いつか現地で一緒に飲みましょう!!!


と、とりあえず美味しい金平糖と古いコピ・ルアックで一息ついた後は・・・

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ヘリテイジのクロスオーバードーム2を設営。まさにサバイバル用の軽さと仕舞寸法ですね。



と、

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無事に寝床が揃って・・・



3人なのでイベントタープは撤収してwingさんのスクリーンタープに引きこもり・・・

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わたくしとwingさんは大量に残った酒類をちびちび、飲まない川端さんはお茶やコーヒーをちびちび、
鍋やつまみの残りを食べてから、遅めの夕食は簡単ポトフやバケットなんぞであっさりと済ませ、
いつもどおり映画やアウトドアグッズから人類史や宇宙の起源まで、楽しい会話が続きました。
ええ、いつもどおり内容は殆ど覚えてませんが・・・ひっく


ま、お二人はその間にも・・・

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延々と新作ライトのテストなんぞを繰り返されてましたが・・・

今回参加を予定されてて急きょ来れなくなった、ライト仲間のバスウさん、higuさん、
無事に回復されて次回はご一緒できますように・・・ ま、熊野はちと遠いですが・・・

と、この夜は珍しく、日付が変わる頃には三人とも就寝しました。
いつもなら、ほぼ朝までバカ話を続けてるのですが、そろそろ疲れが溜まってきたか・・・ひっく



と、翌29日の朝の様子であります。

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この日は午後から雨の予報で、朝から撤収するキャンパーも多かったです。


で、我々もまったりと朝食後にまったりと撤収し、ちょうど正午に現地を出発・・・

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古道歩きの里ちかつゆでは・・・




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恒例の熊野牛そば・目張り寿司セットや紀州梅豚ソースかつ丼セットなんぞで昼食・・・
ま、少食の川端さんは名物の「かりんとう」だけでしたが・・・




道の駅「龍遊」では・・・

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まったりと濃厚ソフトクリームを食べ・・・



ついでに・・・

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鴨鍋なんぞも・・・って、食べてませんよ、撮っただけですよ・・・じゅるじゅる


と、わたくしは29日の夕方5時に無事帰阪しました。

今回も初参加のNHさんはじめ、みなさんの差し入れで豪華なキャンプ宴会が楽しめました。
今回は参加できなかったみなさんも、ぜひ次回はご一緒しましょうね!!! じゅるじゅる





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