サクラサク???植村直己冒険館

2007年03月10日

映画「不都合な真実」

ちょうど一週間前の土曜日、やっと観てきました。

INCONVENIENT TRUTH(邦題「不都合な真実」)

わたくし、映画館へ足を運ぶのは、じつに久しぶりでありました。
当日夜、思いつくままメモしていたのを、やっとアップした次第です。

アル・ゴア元合衆国副大統領の主演というか、講演というか、解説というか、
温暖化防止とCO2削減に向けた、一種の啓蒙映画であります。

アメリカ合衆国内の政敵はもとより、あちこちから批判もある作品ですが、
過日、アカデミー賞もとっちゃいましたね。(また、受賞に対しての批判も・・・)

わたくしのとりあえずの感想では、よくできた面白い作品だと思います。
温暖化に関する啓発用ビデオなんかは、けっこう見てきたつもりなんですが、
こんなに事実をわかりやすく面白く伝えるのは、今までなかったです。

「温暖化は、地球が間氷期に入ったからだ。」とか、
「太陽の黒点活動が原因だ。」とか、
「そんなに温度や海水温は上昇していない。」とかの懐疑派に対して、
過去65万年分のデータや1000年分の詳細なデータ、
自分で行ってきた最新の現地取材映像を示してわかりやすく解説してました。

喫煙と肺がんの因果関係が明らかになった頃の、煙草業者や懐疑派の医者の例を挙げ、
「消費者に疑問を抱かせることが重要だ。」といったキャンペーンの実態も面白かったです。にっこり
(ま、それを認めたうえで、禁煙できない、しない、という人間も存在しますが・・困った)

「温暖化がすすんだところで、そんなに急に気候は変わらない。」
という懐疑派に対しても、衝撃的なデータや画像で解説してましたが、
少しの温度変化で局地的な気候変動が、数年からせいぜい10年のオーダーで劇的に起こる、
というのは、わたくしも内蒙古で実際に体験してるので、説得力がありました。

これを観た多くのアメリカ国民が色めき立って攻撃する、
というのも、なるほどと納得できるぐらい、
合衆国の政府や企業、消費者を、けちょんけちょんにこき下ろしてるのも面白かったです。拍手

この映画、大統領選前に公開されてたら、あんなややこしいブッシュとの接戦にならず、
圧倒的な勝利、あるいは圧倒的な敗北になってたでしょうね。
それほどインパクトのある、自分の立場をはっきりさせた作品です。

字幕つきの洋画を楽しめるぐらいの年齢なら、子どもにも分かりやすい内容ですので、
ぜひ、ご家族でのご観覧をオススメします。これはきっぱりと

ちなみに八時からのレイトショーでしたが、若いカップルや若い女性同士の観客で、
劇場はほぼ満席状態でした。
「最近の若い者は・・・げほげほ」とか思ってたのですが、いやいやなかなか、
これがいちばん嬉しかったですね。ほんとうに観に行ってよかったです。うんうん


67c737aa.jpg
(2006.07.27.中国内蒙古自治区、クブチ沙漠の植林地にて撮影。
人類がすっかり砂漠化してしまった土地に、わずか10年ほどで生態系が戻りつつあります。
この活動についても懐疑派は、
「木を植えたら僅かな地下水を吸い上げて蒸散させるだけ。環境破壊だ。」と反論しますが、
その水蒸気が雲になって雨を降らせ、しっかり木が根付いた土が保水して土中の生態系も回復、そして農業もできる、
ここは、もともとそんな土地だったんですよ。
一度でいいから現地の状況を見て、それから反論しなちゃい!)


at 23:45│Comments(4)TrackBack(1) mixiチェック 沙漠緑化・熱帯雨林再生 | カメラ・映像・音楽

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1. 不都合な真実  [ 即席の足跡《CURIO DAYS》 ]   2007年03月11日 02:03
不都合な真実 - goo 映画 凡人さんの記事にもあったけど、見ましたよ。 断片的には本や新聞やテレビなどでいろいろ知ってはいたけど、ここまでまとまって見てしまうと、ずしんと重く捉えられました。 ポリティカル・イシューより、モラル・イシュー。 つべこべ言って...

この記事へのコメント

1. Posted by 川端   2007年03月12日 08:01
まだ見てないんですが、見たい映画のひとつです。
テレビでもラジオでも新聞でもネットでも、
環境の話題を見るにつけ、なんというか、一日に必要な栄養素の量の話みたいな感じで、
「結局どーしろっての?」
という印象が残ることが多いです。
無責任なようですし、結論が出なくても警鐘を発することに意味が無いとはまったく思わないのですが、
こうだからこの先こうなるってのがハッキリ納得できるという前提で、
「こうしなさい」
って、正直、誰かに言われたい。というか、法律とかで決めてもらいたい気分になることがあります。
まあ、なんとなく自分が安心したいだけなのは解かっているのですが、、、(^^;
2. Posted by TOMO   2007年03月12日 16:13
ワタクシも気になっている映画であります。
ここんところの気象ニュース、「○○年ぶりの」とか
「始まって以来の」とかが、枕詞になっていますものね。
間違いなく妙だという、「体感」があります。
日本でも、アメリカの民主党が政権をとって、ゴアさんら
の環境派の発言力が増すと、間違いなく日米摩擦、
景気は激しく後退すると警戒する向きもあるようですが・・・・。
豊かな生活を取るのか、子どもたちの時代を考えてやるべき
なのか・・・・。
みんなで、「せ~の」と江戸時代レベルの生活に戻れれば
いいんでしょうが・・・・。
あ、そうか。それで98Kさん、アウトドアで鍛えてらっしゃるんですね。
3. Posted by 98k   2007年03月12日 21:18
>川端さん
おっしゃるとおり、
「次の世代のために何を残せるのか。」といわれても、
「人を撃ってはいけない。」とちがって、
なかなかピンときませんよね。
ただ、この映画みてると、まだ日本の政府や自治体、企業は、
一応やってるし、国民や市民、消費者も、
一応理解してるほうかな、とも感じましたが・・・
>TOMOさん
いやいや、江戸時代は、さすがに無理です。
ま、大正ロマンぐらいには憧れますが・・・カフェーの女給さんと・・・{ラブ}
それに、「本当にいいものを買って、大切に使う。」とか、
「おいしいものを少しだけ食べる。」というのもつらい・・・
「食べ残さない。」だけは、これからも守っていきますが、きっぱりと{にっこり}
4. Posted by 98k   2007年08月28日 00:43
aruさんこと、名無しさんこと、カモ嫌いさん
わたくしの趣味や植林ボランティア活動を
こころよく思われていないことは承知していますが、
中傷的な書き込みはおやめくださるようお願いします。
コメントを削除し、アクセス禁止とさせていただきました。

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