2008年12月10日

サークルの同窓会(後編)

前回記事の続きであります。

前回とはうってかわって、文字色もほんのり桜色に・・・

11月下旬、ん十年ぶりに学生時代のサークルの同窓会に行ったわたくし、
翌日から洞窟キャンプだとゆーのに、二次会にも参加してきました。

あまりにも懐かしいお店で二次会をやる、と聞いたからであります。

このお店、京都風に書くと「四条河原町上ル西入ル」といったあたりにあるのですが、
十数年前に、仕事で京都に行った際、仕事が終わったのが夕方になったので、
若い部下に、「おっちゃんが学生時代によくいってた、高級料亭に連れて行ってやろう。」と、
昔の記憶をたよりに探したのですが、ちょうど地上げブームのまっ最中、
あちこちに更地が目立ち、「ああ、もう潰れてしまったのね・・・」と、
あきらめて帰ったことがあるとゆー、いわくつきのお店なのであります。



京都特有の薄暗くて狭い路地を、ぐねぐねと入ったところにあった・・・




落書きだらけの、薄汚い学生向けの居酒屋でした。




わたくしの世代よりはるか以前から、安酒を学生に飲ませてたお店で、
わたくしが学生の頃、このお店へたまたまご一緒させてもらったときに、
直接ご本人のお一人からお聞きした話なんですが、京大の学生だった頃の、
高橋和己氏と山崎正和氏と小松左京氏が、ここでよく、飲んでは議論してたそうで、
その時書いた落書きもまだ残ってるはずや、と、当時話しておられました。

そんな思い出もあり、まさに懐かしいお店だったのであります。

まだあったのかっ、あの汚い、傾きかけたお店が・・・

と、ついついうれしくなり、いそいそと連れられて行ったのですが・・・






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こんなに明るく、きれいな路地じゃなかった・・・あのすえた臭いもしないし・・・泣く








で、お目当てのお店も・・・
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こんなに白くなかった・・・もっと薄汚れたお店だったはず・・・泣く


前回記事の喫茶店の二階みたいに、路地もお店もすっかり変わってしまったのね・・・ううっ悲しい

きっと、内装も白い壁なんかで統一され、しゃれたテーブルやイスとかがあって、
清潔そうなおねいさんが、バイトで紺の絣とか着てるんだ・・・ううっ悲しい


悲しい


悲しい


悲しい


悲しい



と、昔のイメージが、哀しくも崩れ去るのを覚悟でのれんをくぐると・・・










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昔と一緒やないかいっびっくりにっこり


イスもテーブルも完璧なまで、しゃれてないし・・・にっこり


お客もまばらで、うらぶれてるし・・・にっこり


あはにっこり


あははは困った


わははははドクロ






で、むかし何度も落ちかけた、ほぼ垂直に近い階段を昇って二階の座敷に上がると、






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二階の汚さも昔と一緒・・・ドクロ

壁が剥げ落ちた部分だけ、あちこち合板が張ってあるけど・・・

んで、わたくしが新入だった頃のサークルの会長が、牢名主のように中央に鎮座されてて・・・

「おおっ、98kやないかっ、相変わらずやることが遅いのう、やっと揃ったんや、
ビールとあてを早よう頼んでこんかいっ、あっ、高いあてはあかんぞっびっくり

って、この店昔から・・・高いあてなんてなかったでしょうがぁにっこり



んで、とりあえずビールで乾杯してからよく見ると・・・
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テーブルの落書きは、昔よりひどいぞ・・・
そうか、あの頃は、白いマーカーなんてマイナーだったものなぁ・・・にっこり


さすがに少しは補修もしてるようで、当時とは、ちと異なる雰囲気とゆーか、
落書きがカラフルになって、さらにひどくなってるよーな気もしましたが・・・困った





でも、すっかり学生時代にタイムスリップしたような・・・
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襖とか・・・





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ガラス障子とか・・・





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天井とか・・・





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こちらは一階のトイレへの通路、古い落書きがあった土壁の上に合板を張ったんでしょうが・・・

その上に、また落書きされてるやないかいっ・・・






んで、昔に比べると、ずっときれいになり、明るくなったトイレにも・・・
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で、一階で用を足して、何代目かのマスターや、見ず知らずのお客さん(たまたま同窓の十年ほど後輩で、三重から出張で立ち寄ったとゆーおっちゃんでしたが)
と、しばらくお話をさせていただき、二階の座敷へ戻ろうとしたのですが・・・






次々と先輩連中が遅れて集まってきてたようで、座敷は先輩連中に占拠され・・・
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鴨居でわかるように右側は廊下、そこまではみでて、てきとーに分かれてやってました。

こんな状況も、まったく昔のままでありました。困った

ちなみに店員さんも、不精ひげの若者とおばちゃんだけでした。困った





やはり京都は、懐が深かったです・・・











憧れのP.S.
今回は、わたくしの学年の同窓会が、一年上の学年の同窓会に、二次会で合流する、
とゆーパターンでした。

この日集まったのは二十数名でしたが、一年先輩の女性も何人か来られてました。
当時、十八や十九の男の子が、二十や二十一の女の子を見てたわけですから、
それはそれは、「大人のオンナ」に見えて憧れたものでした。
しかも、四回生になると、基本的にサークル活動には来なくなりますから、
それ以降のイメージはまったくなかったのであります。

それが久しぶりに会って、「98kくん、今何してるの。」とか、声をかけられると、
ついつい、どぎまぎしてしまったり・・・

いやあ、わたくし、純情そのものだったんですね・・・今も昔も・・・チュー







at 00:07│Comments(7)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ブログ日誌 | その他アウトドア

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この記事へのコメント

1. Posted by 森のプ~さん   2008年12月10日 02:17
さすが戦前のお話懐かしいお話とても面白いです。
きっと98kさんはここで赤紙を貰った話を山登りの話で
盛り上がったんでしょうね。{にっこり}
それにしても落書きが凄すぎ{ショック}
「98k参上」を探しましたが無いのはなぜ?
2. Posted by 川端   2008年12月10日 08:16
お、、、落ち着けなさそうなお店ですね(^^;
いや、慣れると収まっちゃうカンジなのかな?
落書き読んでたんですが、
>>反権力、体制、我らは絶対的自由を志向する!
本気で書いているのなら、「じゃあどうしたいの?」って聞いてみたい落書きですね。こちらも本気で(^^)タダノジョウダンダロウケレド・・・
ともあれ、懐かしい方と会うのは良いですね。楽しいだろうなぁ(^^)
3. Posted by TOMO   2008年12月10日 19:01
自由にコメントや落書きの出来る「ノート」を置いてる
お店はありましたが、店内落書き自由のお店は・・・・すごい。
ホントに京都は奥が深い、何でもありですね。
>女性の先輩
ホントに圧倒されましたね。ゾクッとしたものです。
なぜか、きれいで色っぽい先輩は九州出身が多かったような。
ウチの奥さんは、九州なのになぜ・・・(以下略)
4. Posted by 98k   2008年12月11日 01:24
わわっ、いつの間にか、日付が変わってるじゃないか{ショック}
仕事帰りに立ち呑みに寄って、でたのは九時前なのに・・・{ショック}
空白の三時間、いったいわたくしは、どこでなにをしてたの・・・ひっく{寝る}
森のプ~さん
わしがこの店で、戦地に赴く女子看護学生を最初に見送ったのは・・・
たしかクリミア戦争のときじゃった・・・{ドクロ}
{譜面} 一、火筒の響き遠ざかり、跡には虫も声たてず、
      吹き立つ風は生臭く、紅染めし草の色
   二、わけて凄きは敵味方、帽子飛び去り袖ちぎれ、
     倒れし人の顔色は、野辺の草葉にさも似たり
   三、やがて十字の旗を立て、テントを指して荷ない行く、
     テントで待つは日の本の、仁と愛とに富む婦人
   四、真白き細き手をのべて、流るる血潮洗い去り、
     巻くや包帯白妙の、衣の袖は朱に染み
   五、味方の兵の上のみか、言も通はぬ敵までも、
     いとねんごろに看護する、こころの色は赤十字・・・(以下略)
あの時の娘の名は・・・たしかナイチンゲールとか・・・{キラキラ}
150年前は、わしも別のハンドルネームじゃったからのう・・・がははは{ドクロ}
川端さん
確かにわたくし、こんな店や立ち呑みのほうが落ち着けます・・・{ラブ}
本気でこんなことを書いて、朝まで議論してたのが、
当時の若者だったんですが・・・今はいませんねえ・・・げほげほ
TOMOさん
>なぜか、きれいで色っぽい先輩は九州出身が多かったような。
そう、そうなんですよ、色っぽい先輩は、大抵九州出身でした。{ドキドキ大}
まあ、大酒呑みのバンカラ男も、九州か北海道出身が多かったけど{にっこり}
奥様、色っぽいとゆーより、きっと美少女タイプなんでしょう・・・
今もセーラー服がお似合いだったりして・・・じゅるじゅる{ラブ}
こっちは、しとやかな京女・・・のはずが・・・ううっ{泣く} わっ、ぼかっ、ぐしゃ・・・
5. Posted by TOMO   2008年12月11日 16:23
再投、ごめんなさい。
>火筒の響き遠ざかり、跡には虫も声たてず・・・・
げげっ、「婦人従軍歌」だ。
酔っぱらってカラオケマイクを握ると、決まって軍歌を
歌う 困ったオヤジ ほほえましいオトーサンを何人か
知っていますが、この歌を歌ってるのはさすがに見たこと
がありません。
ディ、ディープだ・・・・。
6. Posted by ひまぱのぱ(p.himapa)   2008年12月11日 18:51
いやーびっくり。ものすごいお店ですね。
私も壁にらくがきOKのお店を知っていますが、塗り替えられた後は、どうなりましたか。
いずれにしても、こんなにすごいことはありませんでした。
落ち着かないような気がします・・・。
7. Posted by 98k   2008年12月11日 21:07
TOMOさん
おおっ、歌詞だけですぐに曲名がでてくるとは、さすが同世代{にっこり}
この曲、五番まで歌詞カードなしで歌える数少ない愛唱歌です。
調べてみると、日清戦争のとき、新橋駅から下関の海軍病院に赴く、
従軍看護婦たちの凛々しい姿を見て、一晩で作詞したとか・・・
このようなテーマの軍歌は、世界でも例がないそうです。
{譜面}「こころの色は赤十字」とゆーところが、たまらなく好きです。
業務連絡
昨夜、あやしい画像を添付したメールを送信しました。
スパムに紛れてないか、ご確認ください。
ひまぱのぱさん
わははは、落書きもここまでくると、むしろ安心してしまいます。
ただまあ、わたくしの頃は黒色が主流だったので、
もう少し、落ち着いてたような気もしますが・・・
パワーショットSX10 ISの画像、いずれまとめてアップしますね。

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