ボルネオ植林紀行8 クチンボルネオ植林紀行10 ポンティアナ

2010年01月26日

ボルネオ植林紀行9 ポンティアナへ

ボルネオ植林紀行その8からの続きであります。

クチン三日目の朝は5時起床。
いよいよ陸路で国境を越えて、インドネシアへ入ります。

マレーシア・ボルネオでは、コタキナバルからクチンへ空路で移動しましたが、
クチンからインドネシア・西カリマンタン州のポンティアナまでは、
熱帯雨林の現状を観察しながらの、長距離バスの旅なのであります。

以前にも書きましたが、マレーシアではボルネオ島とよばれる世界で四番目の大きな島は、
インドネシアではカリマンタン島と呼ばれています。

赤道直下の州都ポンティアナまで、直線では200kmほどですが、なにせ熱帯雨林の山越え谷越え、
走行距離はなんと500km以上、メインルートでも未舗装路や急坂もけっこうあり、
インドネシアに入ってからは規定により、ドライバー三人と整備士が同乗します。








で、とーとつですが・・・マレーシア最後の朝食・・・
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ソーセージはもちろんチキンソーセージで、豚肉は引き続き一切ありません・・・
って、食べる前に撮ればいいのに・・・特にミー(ビーフン)がおいしかったです。
ともかく毎日毎食、フルーツの種類は豊富でした。











クチン郊外の様子
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道路沿いの平地は焼き畑の田畑かその跡地、またはアブラヤシの畑・・・
土地が痩せてて連作が不可能なため、10年単位ぐらいで計画的に行う伝統的な焼き畑では、
8人家族で4エーカーほどあれば暮らしていけるそうで、環境への影響も少ないのですが、
開発目的の焼き畑や大規模なプランテーションになると、そのダメージは大きくなります。













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延々と続く、道路沿いのアブラヤシの植林地・・・













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急斜面には、熱帯雨林が残っているのですが・・・














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このコースで最大の難所だった峠・・・
横に旧道があり、それがあまりの急坂のため、多くのクルマが登れなかったそうです。
最近ようやく、こんな立派な道路ができて簡単に登れるように・・・
じつは見えている先はすごい急坂で、我々のバスも超低速で苦労してました。












で、いよいよ国境の検問所。
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とりあえず、マレーシアの出国審査であります。
こちら側は、きわめて簡単に通してくれました。













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マレーシアの国鳥と「スラマット・ジャラン」
スラマットは幸福な、ジャランは道、「良い旅を」とか「さようなら」の意味であります。
ちなみに出ていく人から残る人に対しては「スラマット・ティンガル」、ティンガルは住む、
「幸せに暮らしてね」みたいな感じで云うそうです。
どちらからでも使えるのが「ジュン・パラギ」、「また、会おうね」であります。
マレー語もインドネシア語もアルファベット表記なので、単語の意味さえわかれば便利です。



で・・・








・・・・・・・・・・・・・このあたりが非武装緩衝地帯・・・・・・・・・・・・・













で、こちらがインドネシア側・・・兵士がいるし、けっこう緊張しました・・・
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先にカメラを向けた隊員が手で追い払われ、それにもめげずにわたくしも、

インドネシア軍の迷彩パターンを撮影しようと、こっそりシャッターを・・・







また電源が入らないっ困った



インドネシアに入る直前、緩衝地帯で、またまたカメラのバッテリートラブル・・・

インドネシア軍の策略なのかっにっこり







いかにもボスといった感じの太っ腹がどかっ、と座ってて、若い係官がお伺いをたて、
その指示で何度も荷物検査とか書類審査をされ、撮影できる状況ではありませんでしが。

ただし・・・

厳しい入国審査を終えて、やっとインドネシア側の長距離バスの前まで来てから・・・

「あのう・・・トイレに行きたいのですが・・・」

「おおっ、あっちあっち・・・」

と、指さす先は、さっきまで緊張してた入国審査前の待合室・・・ショック

結局、車道をとことこ歩いて、また審査前のところまで戻ってトイレへ、
今度はおそるおそる、入国審査に並ばずに、そのまま車道を帰ってきたのですが・・・
気づけばみなさん、突破防止用のチェーンをまたいで、さりげに往来してました・・・

さっ、さきほどの審査はなんやってん・・・ショック

ま、このあたりのマレーシア側のイバン族とインドネシア側のダヤック族は同じ民族、
出入国の記録さえ不要なら、わざわざ審査を受けることもないわけで、聞けば、
この検問所の近くで、クルマが通れる抜け道だけでも、30以上あるとか・・・にっこり

ま、我々は出国の際に入国スタンプが要るわけで、そんな人だけが手続きをするとゆー・・・
はじめての陸路での国境通過、なかなか貴重な体験でした。


と感動しつつ、ここからはまた、ケータイのおまけカメラによる画像であります。悲しい












んで、インドネシア側での、はじめての昼食を食べたレストラン・・・
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伝統的な高床式はマレーシアと同じですが、中央に入母屋破風のような突き出た屋根のあるのが、
インドネシア建築の特色だそうで、都会のビルにもこの様式が取り入れられてました。














で、典型的なインドネシア・カリマンタン島の昼食
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アヤン・ゴレン(焼き鳥)、イカン・ゴレン(焼き魚)、ナシ(ご飯)に調味用トウガラシみそ。

ちなみに中央上にあるグラスは果肉入りココナッツジュースで、氷も入っていました。
氷は生水を製氷している場合も多く、飲むのを控えるか、わたくしのように・・・
氷が溶けるまえに一気に飲み干すか、どちらかなのであります。にっこり













これ以外にも、スープなど何品かがコースで供されたのですが・・・
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このレストラン、この時は別棟で地元警察幹部の家族ぐるみの昼食会だったそうで、
いろんなタイプのパトカーが10台近く集まってました。

で、ウェイトレスのおねいさんたちはみんなそちらへ・・・困った
我々には、慣れないおじさんたちが、いそいそと給仕してくれました。にっこり












昼食後も、インドネシア・西カリマンタン州のジャングルをひたすら走ります。
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インドネシア側の典型的な風景。
焼き畑の名残りの黒焦げの木の幹が見えます。
マレーシアとインドネシアの所得格差は大きく、同じボルネオ島(カリマンタン島)でも、
インドネシア側に入ると、家の様相もかなり異なってきます。













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道の駅その1














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道の駅その2













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道の駅のトイレ・・・
奥地になると、建物はかなり質素になりますが、マレーシアでもインドネシアでも、
トイレ内部はどこも清潔に手入れされており、中国北西部の奥地とはえらいちがいでした。

こちらでは巨大な浴槽のような水槽が便器の横にあって、その水を柄杓ですくって流すとゆー、
いわば手動水洗式、ちょうど昭和の日本にあったような四角い浴槽の狭い浴室に、
さりげに便器があるような不思議な空間で、わたくし最初は浴室と思ってました。
ま、このあたりの民家に浴室などはなく、みんな川などで沐浴であります。

もちろんトイレットペーパーはなく、「左手での手動ウォシュレット」であります。にっこり





ボルネオ島西部の内陸部を、10時間以上かけて「斜め横断」した長距離バスは、
夕暮れ前になってようやく、赤道直下の街、ポンティアナに着きました。



(次号に続く)








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