出雲紀行その1出雲紀行その3

2010年03月19日

出雲紀行その2


えーっ、出雲紀行の二回目であります。

出雲大社に良縁を祈願した後は、すぐお隣にできた
島根県立古代出雲歴史博物館に行ってきました。


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残念ながら展示物の撮影は禁止でしたが、ちょうど、
企画展「島根の神楽」が2010年4月4日まで開催中でした。
(リンクページにはスサノヲのヤマタノオロチ退治なんぞの神楽の動画もありますので興味のある方はどうぞ・・・)

常設展でも、今よりはるかに巨大だった鎌倉時代までの本殿の模型や実物の巨大柱、
国宝の300振り一挙出土の銅剣から、たたら製鉄のふいご踏み体験まで、
けっこう面白い展示内容でした。

ちなみに、この博物館の受付や案内のおねいさんたち、みなさん古代風のユニフォームでした。





んで、博物館を出てからは・・・
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伝統的な防風林に囲まれた家々を通り過ぎ・・・











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宍道湖に沈む夕陽を眺めつつ・・・






本日のお宿である、これまた歴史のある玉造温泉に到着であります。





で、さっそく展望露天風呂にどっぷりと浸り、喉がからからになってから、お部屋に戻ると・・・








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むひ、むひひひ・・・


今回は、なんとか途中まで画像を撮ってましたので、順を追って(途中までですが・・・)
いちおー、出雲料理なんぞのご紹介をば・・・




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先付け
貝柱の地伝酒醤油漬けに、叩きメカブトロロをかけて紫大根の千枚漬けをのせたもの・・・







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前菜
右上から時計回りに、鮟肝とイカとイクラのバジルドレッシング和え、
車エビとイカの練り酒盗、カニみそ豆腐のカニのせ、金時草のごま和え、
んで中央が、もずくと白キクラゲの酢の物、であります。

ぬるぬる、こりこりしたものが多かったですね・・・じゅるじゅる・・・








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小鍋は出雲名産、十六島(うっぷるい)岩海苔と、寒鰤、とんばら餅をメインにしたもの。
小鍋といいながら、けっこうボリュームがありました。









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で、お造りはカニ刺と三種盛り・・・日本海で獲れたてのカニ刺は甘かった・・・



ちなみに黄色いのは黄身大根、卵の黄身と大根おろしをあわせたものだそうで、
恥ずかしながら、わたくし記憶にありませんでした・・・



さらにちなみに・・・
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しその茎は、自然界ではめずらしく、正方形の断面なんですよね・・・



と、お造りが出てきたところで、とうとう我慢しきれず・・・
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あまり日本酒を飲まないわたくしも、甘いカニ刺には辛口の冷酒なんぞを・・・








んで、焼き物はとーぜん・・・
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玉造温泉姫神蒸しとゆー、その場で土鍋で蒸し焼きにしてくれる焼きガニであります。
むははは、これにはビールも冷酒もあいましたね。げひひひ

中央箸休めに、かぶらと麩の柚子味噌かけとゆーのが付いており、
これもまた、ビールと冷酒が・・・むひひひ

ちなみにこの焼きガニも、大食の息子二人とわたくしが堪能するぐらいのボリュームがありました。








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蓋物
えび芋まんじゅうのそば米あんかけ・・・これもボリュームたっぷり・・・

さすがに、このあたりから怪しくなってきております。







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で、洋菜として、特選和牛の焼きしゃぶが出てきました。

陶板でさっと焼いてから生野菜をたっぷりのせて巻き、ごまポン酢でいただくのですが、
これも一枚一枚がでかくて、かなりのボリュームでした。げふっ



で、この後、カニ真丈となめ茸のお吸い物、炊きたてのカニの炊き込みご飯となったのですが、
最初から白ご飯を何杯もおかわりしていた息子たちとわたくし、
さすがにちと苦しくなってきました。






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最後のデザートが出てきてるとゆーのに、右側の焼きしゃぶがまだ一枚残っております。
ちなみに左側にちらっと見えているのは、わたくしがいつも最後の楽しみに残している、
鯛茶漬け用に醤油に漬けこんでいるお刺身・・・

とまあ、なんだかんだといいながら、結局、すべて残さず食べてしまい、
「うちの夕食で、ご飯まで追加して何も残さなかったお客様とゆーのは・・・めったにおられません。」
と、仲居さんに褒められてしまいました。

さすがに食後しばらくは、家族全員、まったく身動きできませんでした。

ちなみに、今回お世話になった皆美(みなみ)とゆーお宿のグループ、
島根県内だけでなく、東京の日本橋と銀座、大阪の梅田にも鯛めしをメインにした、
松江の郷土料理のお店があるそうで、料理がおいしくていっぱい出てくるお宿、
とゆー条件で知人にセットしてもらったお宿だったのですが、まさにオーダーどおりのお宿でした。


(以下次号)




m98k at 20:55│Comments(5)TrackBack(0) mixiチェック その他アウトドア 

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この記事へのコメント

1. Posted by 川端   2010年03月19日 23:34
うーむ、、、これわ(--;タダゴトジャネェ・・・

98kさんが、た、食べる前に写真撮ってあるなんて。

天変地異の前触れでしょうか?:p


さておき、天叢雲の剣伝説(--ゞ

タタラで思い出しましたが、

ヒッタイトもそうなんだと思いますが、やっぱ鉄持ってたトコは強かった。ヤマタノオロチってのはそういう大陸から侵攻してきた製鉄技術を持った民族だったんだ。みたいな解釈もあるみたいですね。

でも、やっぱどこかには、この場合はスサノオ代表のヤマトには、滅ぼされてしまう。

んで、果ては悪者っつーか、もう魔物扱いですからね。

なんちゅーか、諸行無常でんなぁ。。。


ちなみに、

日本古来の綾取りにあるのは「月にむら雲」


さらにちなみに、

良い事には悪いことがどうしてもつきまとうものだという例えは「月に叢雲花に風」(^^ゞ
2. Posted by 98k   2010年03月20日 10:15
わははは、「食べる前に撮る」は文明人の証なのでありますね。

ところで・・・
ヤマタノオロチから出てきたのは「クサナギの剣」じゃなかったっけ・・・あれはまた別の話だったか・・・

で、それが岩に刺さっていたのを、若きアーサー王が抜いてクニを治めたので、
それ以来、宝剣エクスカリバーといわれるようになり・・・終わらんな・・・

>「月に叢雲、花に風」
ほんとうは・・・
「柳に風、土手の柳は川端柳、川端にBB弾、ああしょんがいな」といって、
なんでもしなやかに受け流すことの例えらしいですよ。

3. Posted by きたきつね   2010年03月20日 13:53
剣ネタが出てきたので...。

BUCK110なるものを初めて手にしました(買いました)。
手にしてみてしみじみと。
造りが違う...と。
もっと早くに買っておけばよかったと思いましたね。
美点ばかりじゃないけれど、長く使いたいなと思わせる1本でした。
4. Posted by 川端   2010年03月20日 20:52
あー、110は確かに良いナイフのひとつですね(^^)


さて、

エサには食いつく。それが私ってなモンで、

>>クサナギの剣

と天叢雲剣は、とりあえず同じものです(--)フッフッフ・・・

ヤマタノオロチからスサノオが取り出した剣は、そもそも「都牟刈」という名の大太刀であり、

スサオノによってアマテラスに奉納され、やがてヤタノカガミとともに天孫ニニギの手に渡り、

結果、天皇家に於ける神の依代たる三種の神器のひとつと見なされるに至ります。

この剣は「臭蛇」すなわち「クサナギ」と呼ばれており、

後世ヤマトタケルが東方平定の際野焼き攻めから逃れるためにこの剣を振るい燃え盛る草原を薙ぎ払ったという伝説から「草薙」の字が充てられた。

というのが有力な説であるようです。

「ヤマトタケル」の人物複合同様この剣についても剣にまつわる伝説や物語の複合説があって、
故になのか、この剣はいくつかの名前といくつかの異なる伝説に取り巻かれ、

「天叢雲」という名称が、それらの総称として機能しているように私は思います。

ちなみに、「天叢雲」という名の由来は、ヤマタノオロチの頭上には、常に暗雲が立ち込めていたとされていることから(^^ゞ
5. Posted by 98k   2010年03月20日 21:44
きたきつねさん、どーもです。

バックのワンテン、マスプロダクツの良さも悪さもあるのでしょうが、
ロクな手入れもせずに30年ちかくキャンプなどで使ってます。
カスタムナイフとちがって、気安く使える、つーのがいいですね。



川端さん

ふーむ、トムヤムクンからムラクモになってクサナギになって、
んで、徳川時代になってムラマサと呼ばれるようになったんですね・・・

鉄を持った文明では、どこでも宝剣伝説があるようですね。
このクニでは、剣と鏡と勾玉ですねえ・・・
メノウの産出地である出雲に残る伝統の勾玉屋さん、TVでやってました。
なんでも勾玉は太陽と三日月をあらわしているとか・・・ト、マタエサヲマイテミル・・・

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