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2011年01月08日

アウトドア「ご飯」についての一考察

ええ、今回はアウトドア「ご飯」についての一考察なのであります。うふっ、なんとなく、あかでみっくでしょ・・・


前回記事で紹介した本を読んで、特に興味を持ったのは、やはり食事についてでした。

たとえ日帰りの山歩きでも、アウトドアで食べる昼食はとても楽しみですし、
これがソロのキャンプになると、キャンプサイトに着いてテントなどを設営してから、
シュラフに潜って寝るまでの間はけっこう長く、夕食は重要な一人イベントになります。

宴会キャンプなら、「うぃーっ、もう飲めまっしぇん、あとは野となれヤマトなれ、つーことで・・・ばたっ」
と、泥酔状態で倒れ込んでも、どーゆーわけか、いつも無事に朝を迎えているのですが・・・
ソロの場合は飲み過ぎて前後不覚になるのは絶対に禁物ですから、
しっかりと「ご飯」を食べて、時間をかけて夕食を楽しみたいものであります。


そう、わたくし、「ご飯」が大好きなのであります。

白飯、ライス、銀シャリ・・・様々な呼び方がありますが、ともかく「炊いた米粒」のことであります。

まあ、日本人に限らず、広くアジア、いや世界中で食べられている米の粒食ですが、
一度、米の粒食を常食とした民族は、二度と、それ以外のものを常食としない、といわれるほどで、
わたくしアウトドアでも、最低一日1食は、ご飯を食べたいのであります。ええ、飲み過ぎない限り・・・

ところがこの「ご飯」とゆーやつ、なにせ粒食ですので、麺やパンなどのコナモン(粉食)と異なり、
調理や保存にけっこう手間がかかり、特にアウトドアでは様々な工夫を要するのであります。

炊飯にはそれなりの時間と手間を要しますし、「ご飯」状態では長期保存も温め直しもできないので、
加熱だけのレトルトパックご飯か、加水だけのフリーズドライご飯がアウトドアでは主流なんですが・・・


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で、今回はこれらのアウトドアでのメリット・デメリットなんぞを、わたくしなりに考えてみました。

クルマなしのソロキャンプ、一日三食ともいちおー温かい「ご飯」を食べると仮定して三日間とすると計9食、
プラス予備1食で、合計10食分を補給なしで持参するとした場合の、総重量や調理に要する時間、消費燃料、
それにお値段なんぞを、1食あたりに換算して、思いつくまま較べてみました。
現実には毎食温かいご飯、といった贅沢などは考えられませんが、ま、あくまで項目比較つーことで・・・
(実際には、時間のある夜に炊いたご飯や温めておいたレトルトを朝や昼に食べたり、
フリーズドライご飯でも、朝に加水しておいたのを昼にお弁当として食べてました。)

ちなみに比較といっても、もちろん正確に調べたわけでもなく、わたくしの拙い経験とその記憶だけで、
間違いや勘違いもいっぱいあると思いますので、追加コメントもお願いしますね・・・


まず、わたくしの食べるご飯の量ですが、一食当たり精米約1合、これは容積では180ccですが、
重さでは約150g(含水量で大きく変わりますが・・・)になります。
これを炊いてご飯にすると、いわゆる男茶碗で二杯ぐらい、重さでは約340gとなるようです。
通常のレトルトパックご飯が1パック200gですから、1.7パック程度のボリュームであります。

自衛隊の戦闘糧食Ⅱ型の主食がレトルト2パックですから、やや少ないと思われるでしょうが、
わたくしやHiguさんの場合、おかず以外に必ず麺類も食べますので、けっして負けてはいないと・・・



とっ、ともかく、この1食分単位で、アウトドアで必要と思われる比較項目を列挙してみますね。


①本体重量
まず重量ですが、精米なら1合で150g、レトルトはご飯になってますからそのまんまで340g、
フリーズドライは100gでご飯260gになりますから、ご飯で340gだと130g程度になる・・・はず・・・

あははは、なんか最初から計算が怪しいような気もしますが・・・

②調理に必要な水の重量
調理に必要な水ですが、炊飯には容積で精米の1.2倍の水が一般的ですから、
無洗米で研ぐ必要はないとして、水の分量は220ccほど、水の比重は1なので220g・・・のはず・・・
でも精米150gと足せば370gのご飯になるはずなのに、340gになるとは・・・
そうか、吹きこぼれや蒸気で減る分が30gとゆーこと・・・にしておこうっと・・・

レトルト自体には水は不要、つまりゼロであります。(加熱に使うお湯は別に使いますからね・・・)

次にフリーズドライの場合ですが・・・そーいや量ったことがないな・・・
ま、130gのフリーズドライに加水する量は・・・足して340gのご飯になるんだから、210g・・・のはず・・・


で、①の本体重量と、②の必要な水の量の合計では、精米(無洗米)の場合は370g、
レトルトは水不要で340g、フリーズドライの場合も340gとなります。

わたくしも意外でしたが、水を持参する前提なら、総重量ではほとんど差はないことになります。
ま、最終的に340gのご飯を食べるわけですから、当たり前といえば当たり前なんですが、
なんとなく、トータルでもフリーズドライが圧倒的に軽いようなイメージがありました。
もちろん、水を毎日補給できる場合なんかは、持ち運ぶ本体重量はフリーズドライが最軽量で、
次に精米、水分も含んでいるレトルトが一番重い、とゆーことになります。



③調理に必要な燃料
燃料や調理方法にもよりますが、精米は「はじめチョロチョロなかパッパ」として、20~30分の加熱が必要、
これがレトルトなら、10~15分の加熱で済みます。
フリーズドライになると、冷食なら燃料不要、温食するとしても、210ccの水を沸騰させるだけですから、
ガスバーナーだとほんの1~2分程度の燃焼だけで済みます。

燃料消費では圧倒的にフリーズドライが有利で、単純な時間比較ではレトルトの1/10、
精米炊飯の1/20程度しか要しないことになります。

これはあくまで毎食、その都度作るとした場合で、現実にはそんな贅沢はせずにまとめますし、
炊飯やレトルトの加熱も、ずっと最大火力ではないので、燃料消費量の計算は難しいですが、
一般的に考えても、フリーズドライはお湯を沸騰させるだけ、燃料が確保できない場合は冷食も、
そのまま齧ることもできますので、燃料消費の面からは、やはり有利なのは間違いないでしょう。





④お値段
これも購入先やグレードによって異なりますが、わたくしの大好きな安売り店なんぞでは、
レトルトと精米はあっても、まともなフリーズドライは激安入手が困難で、どうしてもお高くなります。

で、わたくしがふだん購入しているお値段では、1食分あたり精米が50~70円、レトルトが170~250円、
フリーズドライでは300~400円ぐらい、となりました。

お値段では精米が断トツでお安く、次がレトルト、フリーズドライはやはり高級品なのであります。
1食あたり、精米とレトルトの間でも100~200円、フリーズドライとの差となると、
250~350円ですから、もっと長期間や回数が増えるとなると、莫大な金額になりますね・・・



⑤食味
これはなんといっても炊きたての精米が一番(ただし、うまく炊けた場合に限られますが・・・)
次がレトルトパックで、フリーズドライは、五目ご飯など味付きはけっこうおいしいのですが、
白飯となると、まだまだ食感や風味でレトルトに負けているように、個人的には感じています。



⑥調理に必要な時間、手間など
やはり精米の調理は時間と手間を要します。ま、工夫次第である程度の効率化は可能ですが・・・
仮に無洗米としても浸水に30~60分、炊きあがるまで20分としてもその後の蒸らしに10分、
合計で60~90分を要することになり、特にアウトドアでは毎回の様々な条件が異なるため、
水加減や火加減のびみょーな調整をしないと、うまく炊けないことがあります。

で、レトルトとフリーズドライは、食べるまでの時間は同じく15分程度ですが、
手間的には、水を沸騰させた後は放置するだけのフリーズドライが圧倒的に有利ですね。
待ってる間にいろんなことができますが、レトルトはずっと加熱してるので、目を離せません。

で、この項ではフリーズドライがトップ、次がレトルトで、やはり精米の炊飯は圧倒的に不利・・・
まあ、それだからこそ、レトルトやフリーズドライが行動食として発達してきたわけですし、
手間暇かけておいしいご飯を炊いて、炊きたてをはふはふ食べる楽しみもあるのですが・・・



以上、思いつくままに比較してみましたが、これらはあくまで限定した条件でのお話、
実際のアウトドアではいろんな異なる条件がありますから、これらをうまく使い分けて、
てきとーなところで、折り合いをつけることになるのであります。

すべての項目でこれがベスト!!!、とゆーのは残念ながらまだありません。
ま、フリーズドライのお値段が安くなって、しかもおいしくなったら理想的なんでしょうが・・・
また賞味期限が迫ったフリーズドライがネットで激安になってますが、まとめ買い専門ですし、
何ヶ月か海外でバックパッキングするなら、お買い得なんでしょうが・・・

ちなみにアウトドアでの炊飯、わたくしは浸水を長め(一時間以上)にして一気に強火炊きですが、
「はじめチョロチョロ」にしたほうが、その間にデンプンが糖に変わるのでおいしい、
ともいわれてますが、このあたりはどうなんでしょうね・・・


以上、はじめてキャンプされる時の参考になれば・・・って、あまり参考にならないか・・・あははは









m98k at 17:17│Comments(9)TrackBack(0)mixiチェック 糧食、飲料 | 川下り、キャンプ宴会

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この記事へのコメント

1. Posted by Higu   2011年01月08日 18:09
やはり最低でも一合は食べたいですよね!!!
普通の方は半分ぐらいでしょうか・・・

自分は生米を上手に炊くためにコールマンの弱火付きのピークワンを
長い間使ってきました。。。

また、家庭の炊飯器と違いオコゲも自在に出来て美味しいですよね!!!
2. Posted by wing   2011年01月08日 19:05
精米から炊いたのが一番美味しいのは間違いなし
なので、個人的には宴会キャンプでのフリーズドライやレトルトは避けたい気がしますねぇ。。

炊きたてなら白米だけでもバクバクいけますよ~
でも、普通の人間な私はおかずがあれば0.5合で十分ですが・・・(^^)

そうそう、私の炊き方も長めな浸水で強火炊き、
沸騰したら弱火で湯気が切れるまでです。
(ちなみに、湯気の中にせんべいの香りがすることで炊き上がりを見極めると、美味しいおこげがあるご飯が食べられます)
なので少し前までは私もHiguさんと同じく超とろ火が出来るピークワンを愛用してました。

3. Posted by 98k   2011年01月08日 19:40
Higuさん
いやいや、わたくしたちの方がふつーで、みなさんが少食なだけでございましょう・・・
>ピークワン
あれの火力微調整はスグレモノですからねえ・・・
ちなみに、わたくしはおこげを食べないので、たまたまキャンプでできたらプレゼントしますね。


wingさん
いつもキャンプでは炊きたてご飯を作っていただき、ありがとうございます。
やはり炊きたてが一番ですよね!!!
ま、ピークワンからカセットジュニアにされたことだし、次は一升炊きの専用クッカーなんぞをですね・・・
>0.5合で十分
ま、wingさんの場合は、それ以外にも米の加工液が5合や1升は必要なんですが・・・
>炊き上がり
木の香りがすると炊き上がり、とゆー意見もありますね。
ほんとは多い目の水加減で、吹きこぼれさせたほうがおいしいのでしょうが、後始末が面倒ですからねえ。

4. Posted by しぶーの   2011年01月09日 00:00
じつはこのような分析は、アウトドアキャンプはもちろんのこと、非常時における食の確保を考えた場合に非常に有効なデータと思われます。

サバイバル術はレジャーも兼ねて日ごろから訓練、備蓄しておくべきでしょうね。
5. Posted by 98k   2011年01月09日 00:37
しぶーのさん
ありがとうございます。ま、分析とゆーほど大層なものではありませんが・・・
おっしゃるとおり、食に関しても、アウトドアでは基本的に自分の手持ちが全てですから、
この状況は災害時とある意味同じで、手持ちの食材と水、燃料、技術、知識だけで、
何日間か、食を確保する訓練にもなると思います。
日頃から様々な料理をされている、しぶーのさんやTOMOさんなどは、
災害時にもいろんな工夫ができるんでしょうね・・・
6. Posted by wing   2011年01月09日 01:39
サバイバルや災害を考えると、水の確保が重要になりますね。日本は水に恵まれた国ですので水の重要性への意識が低い気がします。

なので、災害を考えるとレトルトが一番でしょう。
暖めるだけでOKだし、そのままでも消化は悪いですが食べれるしね(^^)

また、災害への備蓄なら保存性を考えて、フリーズドライ(アルファ米)と水+ヤカン+アルコールコンロかな(^^)

7. Posted by TOMO   2011年01月09日 18:38
昔々、バイクでソロツーリングをやってた頃は、食事と言えば地元の安食堂。たまに作っても、インスタントラーメンか、ご飯に缶詰でした。ご飯は「飯ごう」でしたね。
ソロのバックパッキングで、3日間も山にこもる。最高のシチュエーションですね。あこがれるなあ。でも、よほど深い山にでも入らないと、不審者かホームレスに間違われるかもしれませんね。実際、山にこもって野外生活をするホームレスの方も結構いると言う話ですし。
「災害時」という意味では、wingさんに一票。うちの方で一番怖いのは水害なんですが、水害時には「水」がアウトになりますよね。当地は低平地なんで、浄水場も水につかるでしょうから、完全にダメです。備蓄のミネラルウォーターで麺をゆでるなんて馬鹿なことはできませんので、これは絶対レトルトですね。飲用不可の水でも加熱はできますし。幸い、うちの奥様が料理嫌いなので、パックご飯は常に結構な量が備蓄してあります。
重量と保存性ではアルファ米でしょうが、白米は確かにお味が....。賞味期限が近づいたときは、「加工」して食べてます。一例が、クッパ(もどき)。アルファ米は普通にお湯で戻してから器にあけます。キムチ少々を刻んだものと、固形スープの素を4分の1個ほどナイフで削って加えます。そして塩辛ひとつまみ。アミの塩辛が良いんですが、イカでも酒盗でも。そこにさらに適量のお湯を加え、ガーッとかき混ぜてできあがり。これ、普通のご飯でも、もちろんおいしいですよ。
長文失礼しました。
8. Posted by 川端   2011年01月09日 22:11
そーいえば、いつだったか頂いた資料に「生きるための食べ物~穀物~」みたいのがありましたね(^^)

個人的には、

普段というか、実際よく使うのはパック飯にレトルトか缶詰。

乾燥米は非常用と称して備蓄してますが、予備食くらいにしか持ち出さないカンジですm(_ _)m
9. Posted by 98k   2011年01月10日 00:23
わははは、昼前から京都で、てっさてっちりヒレ酒雑炊三昧、先ほど帰宅した98kです。ひっく

wingさん
やはり災害時でもアウトドアでも、水の確保は最優先ですね。
寒冷地や水の豊富な日本のアウトドアではフリーズドライも有効ですが、
都市部での災害時のご飯となるとレトルトが一番なんでしょうね。
ただし、フリーズドライご飯の保存期間は3~5年、レトルトパックはせいぜい1年が限度ですから、
おっしゃるとおり、備蓄用にはフリーズドライご飯と長期保存水になります。
ま、ヤカンとアルコールバーナーは、宴会キャンプのお楽しみ用とゆーことで・・・


TOMOさん
実際に日本のアウトドアで、一日以上水を確保できない状況は少ないでしょうね。
バイクツーリングや四国遍路なんかだと、食堂とコンビニで充分ですし、
尾根筋の縦走でも、コースを少し下れば沢があって、簡易浄水器で充分飲用可能。
はるか昔、六甲山系のピーク付近でソロキャンプした時、予定していた水場が見つからず、
てきとーな沢を下りましたが、10分ほどでチョロチョロ流れる源流に出会いました。
もちろん、当時は浄水器なんぞは使いませんでしたが・・・
それに三日以上のコースなら、山小屋などでピールの補給も可能ですし・・・じゅるじゅる
>賞味期限切れのアルファ米
キムチクッパもなかなかですが、キャンプに持って行って、鍋の残りにそのままぶち込めば、
おいしい雑炊が素早く完成します。要は粥状になって味がつけば充分なんですよね。


川端さん
様々な穀類の様々な食べ方の中でも「米の粒食」は、収穫してから食べるまで、けっこう手間なんですよね。
>乾燥米は非常用と称して備蓄・・・
ぜひ次回のキャンプにご持参いただき、キムチチゲの残りに大量投入して下さい。じゅるじゅる



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