大阪の坂散策キュッと曲がって90°!

2011年01月28日

世界の最悪兵器・・・

先週、インフA子ちゃんと戯れつつ・・・

高熱の中、世界中の最悪兵器についての一考察をですね・・・

ええ、まじめに・・・思わずぷっと吹きだしつつも・・・













真剣に読んでたのであります・・・










じゃーん
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「図説 世界の「最悪」兵器大全」(マーティン J ドアティ著・原書房2008年11月刊)であります。


古今東西、陸海空150種類の兵器について、それぞれ見開き2ページで写真とイラスト、
基本データや具体的な欠点がまとめられてますので本文はちょうど300ページ・・・当たり前ですが・・・

いやあ、じつに面白かったです。

古今東西、人類のテクノロジーとゆーのは、まさに兵器の開発とその試行錯誤から発展してきた、
つーことが、あらためて実感できたのであります。

ご覧のとおり、表紙と裏表紙は、たまたま旧日本軍やドイツ軍の兵器が多いですが、
著者が英国人のせいか、英国軍の兵器もけっこうありました。




恒例により目次をご紹介・・・

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で、たとえば「車輌および火砲」の章では、古代ローマ帝国の連発式バリスタから、
米軍の1983年式サージェントヨーク対空戦車まで、ちょうど80ページありますから40種類、というふうに、
それぞれの章のページ数を見ていただくと、紹介している「最悪」兵器の数がわかると思います。


意外だったのは、一般には名銃とか名機として知られている兵器もけっこう登場していることで、
たとえばAK-47ライフルとかティーゲルⅠ型戦車とかバズーカ砲とか・・・

まあ、多くの欠陥はあってもコストが安かったり堅牢だったりして武器としては使えたもの、
その逆に、戦闘力や基本設計は優秀でもコストがかかり過ぎたり技術力が追いつかなかったもの、
あるいはコンセプトはよかったけど、使用された時期や場所が悪かったものなども、
載せているとゆーことでしたので、うーむ、そういわれればそのとおり、と納得したのでありました。


使い勝手がよく威力があって信頼性が高くて・・・つーのは、なにも兵器に限った話ではありませんが、
人類はそんなのを求めて、先の尖った棒きれから、延々と現代も兵器開発競争を続けている、
と書かれると、うーむ、つくづく人類とゆーのは・・・と感じてしまいますが、
一方で、その開発によって様々な恩恵も受けているわけで、切羽詰まった戦闘用兵器でしか、
開発されなかったであろうテクノロジーも限りなくあるのであります。


ま、この本では、ずさんな設計、低い完成度、欠陥のある発想、発想からかけ離れた技術力、
妥協に妥協を重ねた設計を挙げ、これらの要素がひとつでもある武器には頼るべきではない、
と明言されてましたが、武器に限らず、こんなやつを使わざるを得ない状況とゆーのもあるわけで・・・

特に安物好きのわたくしなんか、「決して信頼してはいけない」とゆー大前提でモノを使うことが大事なんですねえ・・・



ま、これ以外にも、英国人独特のユーモアで、とんでもないものを真面目に載せているのも面白かったです・・・

当時最強兵器だったゾウ軍団を迎撃するための「火炎ブタ」とか、各国で研究されてたとゆー「ヤギにらみ」とか・・・


まさに高熱でうなされているときには、うってつけの読み物でありました。


m98k at 01:28│Comments(6)TrackBack(0)mixiチェック 書斎 | ミリタリーグッズ

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この記事へのコメント

1. Posted by alaris540   2011年01月28日 17:41
おッ、パンジャンドラムも紹介されていますね♪
奴は絶対外せません。^^

>こんなやつを使わざるを得ない状況
当院でも日常化しております、トホホ。
2. Posted by 98k   2011年01月28日 20:31
おおっ、さすがalaris540さん、まずパンジャンドラムに目がいくとは!!!

この素晴らしい兵器を知らない方のために・・・
表紙上部、一番左にあるイラストの兵器で、1943年にイギリス軍が開発した、
車軸に2000kgの爆薬を積載した、ロケット回転式の大車輪なのであります。
これを上陸用舟艇から発進させ、大西洋の壁と呼ばれるドイツ軍の海岸防護壁を一挙に破壊・・・
するはずだった、究極の揚陸支援兵器であります。あは
当時の技術では、不整地をまっすぐ目標に駈け上るはずもなく、
目前のゾウ軍団に突っ込むはずだった、背中に点火された「火炎ブタ」同様、
あちこち走り回って、あげくは自軍のほうへ戻ってきたりして、まったく実用にはならず・・・
記事本文にも書いた、発想はよかったけど技術力が追いつかなかったとゆーやつの典型ですね。

プロ専用開発商品なら、お値段もそれなりでしょうから、「安物だから仕方ない」とゆーあきらめもできないし、
そちらの職場はまさに戦場ですから、トホホな状況もいっぱいあるんでしょうねえ・・・
3. Posted by TOMO   2011年01月28日 22:39
いやあ、この本は読んでみたいですねえ。アマゾンで探してみよっと。
裏表紙が、帝国陸軍の誇る九四式(とおぼしき)拳銃というのもステキ。
4. Posted by 98k   2011年01月29日 00:27
わははは、TOMOさんは九四式陸軍拳銃にきましたか!!!

今回あらためてウィキペディアで調べてみましたが、露出したシアー(逆鉤)以外には、
特に大きな欠陥はなかったようで、当時の我が国の工作精度でも大量に作れる独特な構造、
けっこう当時の日本人の手には、グリップのバランスもよかったようですね。
ただ、露出したシアーとゆーのは、やはり致命的な欠陥だったようで、
横からの衝撃などですぐに暴発するとゆーことで、調査した米軍の付けたニックネームが「自殺拳銃」、
これで世界的に有名な「迷銃」となったようであります。
まあ、この著者も書いてましたが、帝国陸軍将校の接近戦兵器はなんといっても日本刀、
あくまでこちらがメインウェポンだからあまり問題はなかった・・・と・・・

ただ、九四式のページのイラストのほうは、どーゆーわけか十四年式になってました・・・
5. Posted by 川端   2011年01月29日 08:36
「必死」の状態というのは、冷静に振り返ったりするとあるいは滑稽にすら見えてしまうこともあるワケで。

まあ、人間最後は暴力というか、例えば拳銃でも持ってりゃ10歳児でも事実上プロレスラーとかより遥かに脅威なワケで、そういう力の格差を解消し優位に立とうと思えばどうしても更なる威力を持つ必要に迫られるワケで。
んで、それが国家単位の争いともなれば、もう考えるほうは「必死」になるしかないワケで(--;

そんなワケで生まれたのか焼き豚なんですねわかりますm(_ _)m

ちゅーか、レトルトなんかもおいしく頂いておりま(^^ゞ
6. Posted by 98k   2011年01月29日 13:15
川端さん
そうなんですよね、国家レベルで(予算も人材もめっちゃ投入して)「必死で」開発するのが新兵器・・・
とーぜん、今まで見向きもされなかったものが注目され、中には新時代を築く技術もありますが、
とんでもないものもいっぱい出てくるわけで・・・

銃砲が現れるまでの最強攻撃兵器(地域的限定はありますが)は、装甲したゾウの大群。
これを蹴散らすために、背中にタールを塗ったブタに点火して走らせたようですが、
ゾウめがけて走るはずはない、ぐらいわかりそうなもんですが、必死だったんでしょうね・・・

ま、当時でも、レトルト技術さえあれば何とか・・・なるもんでもないわっ!!!

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