2011年02月24日

野宿モノというライフスタイル・・・

(期間限定のお知らせ) 2011年6月モンゴル植林ツアーへのお誘い記事はこちらです。





ええ、またまた書斎カテゴリであります。

たまの休日はずっと自宅でぐったりとアウトドア本を読んだりして過ごしております。
ほんと、このトシになると、身体のあちこちにガタがきてるようで、アウトドアで遊ぶ気力もなかなか・・・ううっ

で、まあ、せめて本の中で、アウトドア生活を垣間見ようと・・・







じゃーん

RIMG3507














RIMG3508

「野宿モノというライフスタイル」(世界考現学小隊構成・2010年6月ワールドフォトプレス刊)であります。













例によって目次だけ・・・

RIMG3509

ま、ご覧のとおり、都会のホームレスや洞窟おじさん、無人島おじさんなど、
実際に野宿で生活している人たちや、その周辺のゲージュツ家などの話題が多かったのですが、
今の日本では、自宅やホテルなどのハードシェルでしか寝たことのない人が多いのも事実、
仮に野宿のマニュアル本を作っても、そんな人たちは絶対に読まないだろうから、
「屋外で寝る」とゆーこと自体を、そんな人たちに紹介することを目的にした本のようであります。

好きでやってる迷惑行為や違法行為まで許容してるような、ちと?な部分もありましたが、
大部分は屋外で寝ること、暮らすことについての、様々なスタイルの紹介でありました。

たとえば98ページからの、「目覚めて気付く驚愕の事実!!!酔っ払い野宿」とゆー記事なんか、
もちろんやってはいけないことで危なくて迷惑、実際に著者も、何度も危険な目に遭ったようですが、
酒好きの某氏なら、思わず「まるで自分の・・・」となってしまうような切実で、笑える内容でした。




で、マニュアル本ではないといっても、そこはミリタリー本やサバイバル本を出してるワールドフォトプレス、
同社刊の「米海軍パイロットサバイバルマニュアル」なんかからの引用もありました。

こちらのサバイバル優先順位では、①酸素、②シェルター、③飲料水、④火、⑤食糧の順となっており、
ふーむ、にゃるほどと、なかなか感心させられた順位だったのであります。

ふつーに考えると、水と食料の確保を優先しがちですが、酸素がなければ数分で死亡、
次にシェルターがなければ状況によっては一晩で凍死するので、まずはこれらを優先する、
といった考え方で、これはやはり海軍パイロットのサバイバルでありますねえ。

ま、酸素の確保なんて、通常のアウトドアでは無視しがちですが、洞窟や火山帯などでは有毒ガスの有無、
またシェルターの素材や作り方によっては通気性の確保を常に意識しておかねばなりませんね。

で、水がなければ数日で死亡するので、次の順位として飲料水の確保が出てきます。
そう、命に関わるファクターを、死にいたるまでの時間によって順位付けしてるんですねえ・・・

火は保温や食糧の確保に必要ですが、極寒地などでは飲料水の確保にも必要ですから、
火の確保は、他のファクターすべてに関連してきますね。

んで、最後に食糧、これは人間は数十日間は食べなくても死なないといわれているからでしょうが、
やはり体温と体力の維持には、長期的には食糧確保も必要不可欠ということのようであります。

やたら食糧を探し求めて体力を消耗するよりは、保温できるシェルターでじっとしているほうがいい、
というのも納得できるのでありますが、やはり、動けなくなる前に食糧を確保することも重要であります。

つーか、わたくしの場合、まず食糧を確保しないと、正常な判断ができなくなると思うのですが・・・

ま、この優先順位は、いざとゆーときのために、覚えておいてもいいでしょう。




また、34ページからのサバイバルスクール体験の記事では、ネイティブ・アメリカンの暮らしから、
何も持たずに自然の中で生きる技術、とゆーのが紹介されており、表紙のシェルターはそのひとつであります。

これ以外にも、都会のホームレスおじさんの必携品、とゆーのも紹介されており、
自転車の修理道具をはじめとする工具類は当然として、怪我をした時に絆創膏はすぐ剥がれるので、
絶縁テープを常時携帯しているとか、ライトは夜の作業の必需品だが、懐中電灯は怪しまれるので、
自転車用ライトを持っているとか、また自転車も無灯火だと職務質問されるので必ず点灯するとか、
ナイフも必需品だけど、やはり怪しまれるので、裁ちばさみで代用しているとか・・・
いやあ、まさに都会で社会システムに頼らず、一人で生き抜くサバイバルの知恵ですねえ。

その他、本の紹介では松本零士の「ワダチ」とか、吾妻ひでおの「失踪日記」とか・・・

モノ作りが好きな人には、神奈川大学工学部建築学科の曽我部研究室が設計・製作した、
新聞紙による折り紙シェルター「ワッフルドーム」の紹介記事なんか、興味のあるところでしょう。

他にも、全国の野湯(やとう、のゆ、自噴してて商業施設がない天然温泉)の紹介とか、
水がない場合、火がない場合を想定した、カップラーメンを焼いて食べる、水で戻して食べる実験なども・・・

たしかにマニュアル本ではなく、すでにキャンプ生活を楽しんでる人向けでもありませんが、
いろんな角度から、野宿の本質を探っているような印象の本でした。




ちなみに裏表紙で紹介しているのは、「ヒューマノイドスリーピングバッグ」とゆー商品だそうであります。



m98k at 20:40│Comments(5)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 書斎 | 川下り、キャンプ宴会

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by TOMO   2011年02月25日 16:12
「まるで自分の・・・」
2. Posted by 二日酔いの猫   2011年02月25日 20:49
あ~この本は書店で立ち読みしました。
ちょっと路線が違うので購入には至りませんでしたが・・・

シュラフはこちらの製品ですね
http://www.doppelganger-sports.jp/outdoor/product2/ds2011m/
3. Posted by 98k   2011年02月25日 22:52
TOMOさん
この記事、下書きの段階では、じつは実名で書いてたんですよ・・・
酒好きのTOMOさんやニャん丸さんなら、「まるで自分の・・・」となってしまうような切実な・・・
ええ、きっぱりと、あなたがたのことでございますよ・・・


二日酔いの猫さん
そうなんですよね、ちょっと路線が違うんですよね。
でもそこはワールドフォトプレス、ま、お気軽に楽しめました。
このシュラフよりは、ダウンの上下とゴアテックスの上下を持つ方がいいのですが、なにせお値段が・・・
4. Posted by 川端   2011年02月26日 17:04
私の場合はちょっとどころかだいぶ路線が違いますけれど。

野宿の本質ってーと、ちょっと興味ありますね(^^)
5. Posted by 98k   2011年02月26日 17:20
川端さん

いやまあ・・・どんな悪条件下ででも、すぐに熟睡できるあなたの場合、
けっこうアーバン路線にも近いところではないかと思われますが・・・

まあ、本質を探っている、とゆーより、いろんなタイプを紹介しての「野宿のススメ」がメインでしたね。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字