駐屯地キャンプ???キャンプ編秋の宵・・・

2012年09月30日

駐屯地キャンプ???駐屯地編

2012秋・熊野キャンプへのお誘い記事はこちらです。

さて、前回記事からの続きであります。

大阪南部、和泉市の信太山でキャンプ宴会した御一行ですが、誰かさんの「雨乞い」のせいなのか、はたまた涙雨か、
天気予報に反して夕方から降りはじめた雨は、翌朝になっても止みませんでした。

仕方がないので、まったりとモーニングコーヒーの後は、前夜の鍋の残りとご飯の残りで、恒例のゲ○雑炊・・・
(特に今回は、どろどろになった豆乳鍋の残滓がベースでしたので、そりゃもう、とても画像には・・・)

当初の計画では、朝食後にサイトを全て撤収して、お隣の陸上自衛隊信太山駐屯地へ向かう予定でしたが、
ようやく雨が止みそうな気配になったので、テントはそのままで駐屯地へ行き、その後ふたたびキャンプサイトに戻って、
みんなで昼食後に、その頃には乾いているはずのテントなんぞを撤収することにしました。





さて、いよいよ信太山駐屯地の見学であります。

正門前で、「ここの駐屯地の見学は6回目。」とゆー、ミリタリー好きのYさんファミリーと合流して駐屯地内へ・・・

前回も書きましたが、ここは大正8年に旧軍が大阪城から移駐して以来の歴史ある駐屯地であります。

ちなみに「駐屯地」と「キャンプ」は、じつはまったくの同義語・・・

これも何回か書きましたが、古代都市国家アテナイ(アテネ)の、唯一外部に通ずる平地がキャンプという地方、
で、このキャンプ地方から、何度も他の都市国家の侵攻があり、そこに軍の精鋭を常駐させたことから、
軍の駐屯地、あるいはテントを張ったりして駐屯すること自体を「キャンプ」と呼ぶようになり、
その仲間や組織をキャンパニー(カンパニー)、その中でも特に武芸に秀でた者がキャンピオン(チャンピオン)、
など、キャンプ地方から派生した単語はいっぱいある・・・と、昔のキャンプ仲間から教えてもらいました。




閑話休題




まずは信太山駐屯地の全景から・・・

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どーゆーわけか、いきなり冬景色、しかもモノクロ画像になってますが・・・











で、我々の閲兵を受けるために整列した精鋭部隊・・・

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装備がやや旧式ではありますが・・・







って、ここの前身は西南の役以来の勇名を馳せた「野砲兵第四連隊」の駐屯地・・・

じつはその当時の資料画像だったのであります。


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左端のコマンド隊員は無視して・・・野砲兵第四連隊の記念碑であります。












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いかにも砲兵連隊跡らしく、「馬魂碑」も残っています。








もちろん、現在の駐屯地には・・・

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いろんな部隊が配置されてますが、やはりメインは第37普通科連隊、大阪を守る唯一の戦闘部隊であります。
ちなみに旧軍の第37連隊も大阪の部隊で、それにちなんで命名されたとか。
さらにちなみに、楠正成ゆかりの「菊水」が旧軍第37連隊の愛称でしたから、これも継承して、
部隊の愛称もマークも菊水になっているということであります。 (10月9日、一部加筆修正しました。)










で、連隊本部の玄関前には・・・

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災害などに即応できるよう、24時間365日、ずっと緊急連絡用の車両が停めてあるそうです。




駐屯地のみなさんに感謝しつつ、以下さくさくっと、画像を中心に紹介させていただきます・・・





まずは正面にあった「さざれ石」

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駐車スペースに停めてあった、先ほどと同型のミツビシ製四輪駆動車・・・

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ちなみに左後ろに見える建物は最新の倉庫で、流通センター同様に資機材をすばやく出し入れできる構造だとか。




で、我々の希望で最初に案内していただいたのは、食堂などがある厚生棟・・・にある・・・トイレでした。

いや、なにせ子どもたちがいたもので・・・





で、厚生棟にはとーぜん厚生売店、いわゆるPXもあり・・・

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「おっ、おおっ」










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「やっ、ややややっ」










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「わっ、わわわわっ」




で、今回ご案内いただいた隊員の方から、

「みなさん、もうトイレはお済でしょうか、そろそろ移動したいのですが・・・」といわれたのですが、

「いっ、いや、大人約数名が売店に貼りついたまま動きません。もうしばらくお待ちを・・・」

って、今回は案内付きの団体行動なんですからね、もっと節度ある大人としてですね・・・

結局、自衛隊迷彩の巨大ボストンをいっぱいにした大人約数名が出てきたのは20分後でした・・・



で、PXでの買い物、もとい、トイレ休憩後は、リタイアした車両などが並ぶ展示コーナーへ・・・

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お目当ての61式戦車に・・・





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74式戦車・・・どちらも自由に砲塔まで上がれましたが、ハッチは施錠されてました・・・





さすがに90式や10式の展示はなく・・・って、もともと関西には配備されてませんが・・・





でも、かわりにこんなものが・・・

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うーむ、やはりターゲット用の戦車はハッチが開いてるのか・・・

って、じつはこちらは2006年7月、モンゴル陸軍の演習場での画像であります・・・いやあ懐かしいなあ・・・










ま、せっかくなので、74式の前で・・・

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ワンテンママさん、ワンテン娘と三人、恒例の「にせ家族」で記念撮影・・・

残念ながら今回も、ワンテンパパさんは休日出勤でした・・・熊野では一緒に飲もうね!



で、展示コーナー見学の後は・・・



昔でいえば将校クラブ、幹部集会所を兼ねた資料館に案内していただきました。


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こちらも、なかなか歴史のある建物であります。





資料館展示品の一部をご紹介・・・

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装備品の実物だけでなく・・・








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スケールモデルや・・・










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いろんな戦場絵画・・・












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いろんな戦場ジオラマなんぞも展示されてました。









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いやあ、優勝してしまいました・・・って、こんな競技会もあるんですね・・・






まあ、わたくしが一番興味を持ったのは・・・

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戦闘糧食Ⅰ型のフルセット・・・いつか、これだけでキャンプ宴会したいなあ・・・









で、資料館を出たところには・・・

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銃剣刺突の訓練場が・・・って、ここに設置したのは、まあ、見学者へのサービスでしょうか・・・









帰り路には、現用の軽装甲機動車(ライト・アーマー・ビークルLAV)がさりげに・・・

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これ、キャンピングカーにしたいなあ・・・お持ち帰りできないかなあ・・・じゅるじゅる







で・・・

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医務棟の横から正門前に戻り、全員にお土産までいただいて、1時間20分(20分は大人のお買いものタイム)
ほどで、この日の見学会は無事終了しました。



この後、ふたたびテントサイトに戻り、サンドイッチなんぞで軽い昼食後、乾きかけたテントなんぞを撤収、
2時過ぎにキャンプ場の駐車場で熊野での再会を誓い、全員解散したとゆー次第であります。







感謝のP.S.

休日にもかかわらず丁寧にご案内いただいた駐屯地広報室のSさん、見学申請方法のご相談をはじめ、
最初から最後まで親身にお世話いただき、ほんとにありがとうございました。

さらに今回もまた、wingさんとred-bicycle(赤チャリ)さんから、素敵なモノをいただいてしまいました。
ほんと、いつもありがとね、いずれまた何かの折にはお返しをですね・・・むにゃむにゃむにゃ・・・







m98k at 01:20│Comments(4)TrackBack(0) mixiチェック ミリタリーグッズ | キャンプ・川下り

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この記事へのコメント

1. Posted by きたきつね   2012年10月02日 11:18
なんか楽しそうですねぇ。
私、村田銃とLAVがほしいなー。
2. Posted by TOMO   2012年10月02日 22:43
屋外や屋内の各種展示はもちろんですが、何と言ってもPXがジュルジュルものですね。
いいなあ。
戦利品の公開を楽しみにしています。
3. Posted by combatfox   2012年10月03日 20:32
PXは20~30分じゃ足りないでしょ~(暴  展示されていた資料も非常に興味がありますが、実際使われていた車両へ触れるのは嬉しいですね~w缶飯も日本の物は美味しいらしいです。イラクでは日本とフランスのレーションは、米兵から大人気だったらしいです。
4. Posted by 98k   2012年10月03日 22:22
>きたきつねさん
まあ、そちらでは、LAVでも90式戦車でも村田銃でも89式小銃でも、廃棄されたやつが道端にごろごろ転がってるでしょう。


>TOMOさん
まあ、wingさんと赤チャリさんとボルトアクションくんは、自衛隊迷彩のボストンをいっぱいにしてましたが、
わたくしはみなさんに迷惑をかけないように、たったひとつしか買ってません。
いずれ記事にアップして、ご紹介しますね。


>combatfoxさん
>>PX
たしかに、そのまま放置すれば半日ぐらいは動かないような連中でしたね。
>>実際使われていた車両へ触れる・・・
モンゴル陸軍の公式プログラム(MMP)では、RPG-7実弾発射体験のほか、戦車や装甲車の操縦体験もできます。
わたくしはAKやモシン・ナガン、トカレフやモーゼルミリタリーなどの試射だけでしたが、おそらく世界で一番お安いはずです。
>>缶飯
災害訓練に参加した時に、何種類か試食させてもらったことがありますが、けっこうおいしかったですね。
レーションでは、スペイン軍のがシーフード中心であっさりしてて日本人向きだとか・・・
以前、記事で紹介した「レーション本」なんか読むと、世界中のを食べてみたくなりますね。

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