2016淡路島一周???ボイジャーとマーズ!!!

2016年10月28日

生石山砲台と洲本城

(期間限定のお知らせ)
2017年3月ボルネオ植林ツアーへの参加・苗木代ご協力へのお願い記事はこちらです。

(さらに期間限定のお知らせ)
上記の植林ツアーなど植林活動でお世話になっている現地旅行社・N嶋さんが関わられたTV番組が11月に放映されます。
11月3日(木) NHK総合 19:30~ 
「珍獣と暮らしてみないか」
11月7日(月)NHK BS プレミアム 20:00~ ワイルドライフ
「ボルネオ島 巨木の森 奇妙なカエルたちの王国に分け入る」
11月14日(月)NHK BS プレミアム 8:00~(同番組、再放送)
同じくN嶋さんが関わられた、上記植林ツアーで訪れるムル山の洞窟群そのものを紹介した「グレートネイチャー」は7月に放映済みですが、
いずれ再放送もあると思いますので、ぜひチェックしてご覧ください。 




さて、天候に恵まれた
淡路島一周???114km(一周なら150kmなんですが)のポタリングを、
おおいに苦しんだ楽しんだわたくしとwingさん、翌日の朝食後に他の宿泊メンバー四人と三々五々
お別れした後も、いつもどおり二人で缶コーヒーなんぞでまったり・・・
(あまりにまったりしすぎて傘を2本、宿に忘れてきましたが・・・)

「さて、どうしましょう。昨日午後からの雨もすっかり上がったし、体調も万全だし・・・」と98kさん

「って、どこが万全ですかっ!!! 二人して宿の階段を這うように下りてきたばかりじゃないすかっ!!!」

「まあ、階段さえなければ何とかなるかと。わたくし生石山の砲台跡に行ってみたいのですが・・・
ここからなら片道10kmほどだし、なんなら自転車で往復してもいいし・・・」

「自転車どころか二人とも歩くのさえままならないのに、何を戯言ばかりいってるんすかっ!!!
ったく、ヒルクライムなんか今の脚の状態でできるわけが・・・」

「ふっふっふ・・・じつは事前に調べてたら、今は生石山公園として整備されてて、山頂までクルマで
行けるし駐車場もあるようです。ま、そこから階段があればきっぱりと中止、つーことで・・・」

「まあ、そーゆーことなら、お付き合いしましょうかね・・・」

と、この甘い判断が、前日に続いて悲劇をもたらすことになるのですが・・・あははは


生石山砲台・・・

紀淡海峡から大阪湾への侵入を阻止するため明治以降、営々と築き上げてきた「由良要塞」の一部で、
最終的な「由良要塞」としては1903年に鳴門海峡を守る鳴門要塞が編入され4地区となってますが、
紀淡海峡では由良地区、友ヶ島地区、加太・深山地区の3地区の砲台群で構成されてました。

その由良地区の中でも生石山砲台は第1砲台から第5砲台までを擁し、同規模の友ヶ島砲台と並んで
由良要塞の心臓部となっており、わたくしは
2007年に友ヶ島砲台、さらに2010年にも友ヶ島砲台
そして
2012年には深山砲台と、和歌山側の由良要塞跡でwingさんらとキャンプ宴会してましたし
軍事遺構は大好きなので、一度は訪れてみたかったのであります。ややきっぱりと・・・


で、足首を動かすとふくらはぎに激痛が走るので、アクセルとブレーキはアイサイトまかせで・・・

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画像を拡大いただくと分かりますが、案内図の右端、堡塁跡にある第二駐車場に到着。




すぐ近くに第1砲台の見学テラスがあるのに気づかず・・・
(まあ、どの砲台も内部には入れずライト照射などは楽しめないので別にいいのですが・・・)

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煉瓦造りの堡塁外壁に沿って、とぼとぼと歩いて行くと・・・






やがて・・・

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第1砲台跡の南端に造られた展望台「紀望台」に出ます。







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こちら南東側、向う側は紀伊半島の突端あたりでしょうか?




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こちらは南西側なので、向う側は四国の山々でしょうか・・・




以下、第1砲台から順にさくさくっと・・・

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砲台の外縁に沿って一部に木道が整備されています。まだ長い階段はありません・・・ほっ・・・




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榴弾砲の砲座跡でしょうか・・・
生石山でも上から甲板を狙うための榴弾砲と横から舷側を狙うための加農砲が配備されてました。



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道の左側が砲台跡ですが、柵があり中には入れません。




ふたたび海沿いに出て・・・

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ここからは和歌山側の友ヶ島地区や加太・深山地区がよく見えます・・・






ま、せっかくなので30倍ズームで・・・

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加太の港や、その上にある、深山砲台跡に建てられた国民宿舎も見えますね・・・




少し北にパンすると・・・

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大阪方面・・・画面左側に海面から突き出ているのが・・・




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大阪・南港にあるワールドトレードセンターWTCであります。かなり霞んでますが・・・

まさに大阪湾の玄関口なんですね。
この紀淡海峡の両側から砲撃すれば全ての艦船が射程内に捉えられ、外敵が京阪神の中枢部に
侵入することはない・・・と考えて、営々とこれらの要塞を築き上げた・・・のでしょうが・・・
結局、高高度を侵入する爆撃機には全く役に立たず、一度も使われることはありませんでした。



で、さらにとぼとぼと・・・

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観測所跡・・・






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第3砲台の棲息掩蔽壕でしょうか・・・残念ながら内部には入れません・・・






ちなみに・・・

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ラムネ瓶であります・・・









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こちらも内部には入れませんでした・・・

要塞の主要構造物は敵の砲撃から守るため殆どが地下に造られているのですが、ここは米軍により
戦後に徹底的に破壊され、その後もかなり崩壊がすすんでいるようです。

友ヶ島や深山のように、いまだに内部を探訪できるところは本当に貴重ですね。



と、とぼとぼと歩いて、第1砲台から順に巡ってきたのですが、第5砲台から第4砲台へ行くには・・・

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やはり長い下り階段がありました・・・

前日の114km走行で脚がヨレヨレになってるわたくしとwingさんにとっては、まさに地獄への階段、
上りはまだしも、下りになると手摺につかまって這うように一段ずつ下るのがやっとでした。




で、ようやく案内図の左端にある第一駐車場に到着・・・

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生石山砲台の南端から北端まで歩いたことになりますね・・・ひいひい





ちなみにこちらが・・・

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由良要塞のうち、左端の生石山砲台を含む由良地区の全容であります。

砲台以外にも堡塁など様々な施設で構成された「要塞地帯」に指定された広大な区域は地図にも載らず、
戦後まで軍関係者以外が立ち入ることは一切できませんでした。




ま、ここにも展望台があったので・・・

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和歌山側を望み・・・





ま、せっかくなので30倍ズームで友ヶ島をクローズアップ・・・

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明治5年に英国人によって建てられ、砲台建設のためやむなく移設した灯台とか・・・









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2010年には深夜にライト照射しつつ上ったVOR(航空機用無線標識)とか・・・

いやあ、懐かしいなあ・・・みなさん元気かなあ・・・TOMOさんとかaralis540さんとかwingさんとか・・・

「wingさんはここにいますが元気ではなく、さっきの階段には戻りません・・・ひいひい・・・」

「あはは、ならば一人で車道を歩いてクルマを回送してきてもらうとか・・・」

「わかりました。クルマのキーを貸してください。回送してきます。ふっふっふ」

「あっ、その含み笑いは・・・わたくしを置き去りにして、そのまま帰ろうとゆー魂胆!!!」

「わかりましたか・・・」

と、二人で仲良く車道を歩いて、第二駐車場まで戻ることにしました。



以下、帰り道でのスナップをさくさくっと・・・

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自然崩壊とゆーより、明らかに戦後米軍に爆破された跡ですね・・・



ちなみにこちら・・・

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スタート時に見落としていた第1砲台の見学テラスであります。


とまあ、最後には階段もあり脚はヨレヨレだったのですが、朝が早かったので昼食には早い時間でした。

「さて、次はどうしましょう。わたくし洲本城跡に寄りたいのですが・・・」と98kさん

「またまた戯言を・・・あそこは確か三熊山の山頂にあったはずですよ・・・」

「ええ、ところがあそこも山頂までクルマで行けるし、駐車場もあるようです。げひげひ」

「では、またお付き合いしましょうかね・・・ぶつぶつ・・・」



と、またまたアイサイトまかせで・・・

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案内図のNo.3馬屋(月見台)にある駐車場に到着。

東西の登り石垣に多くの出丸や曲輪を持った、大規模な山城だったんですね・・・




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馬屋(月見台)からは洲本温泉街が一望できます。淡路牛の鉄板焼きは旨かったなあ・・・





案内図にあった赤いルートで本丸を目指します。

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大手門跡を過ぎて・・・ふつーに歩けば天守まで4分で着くはず・・・なんですが・・・




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まだ長い階段はなく、ずっとスロープが続いてますね・・・ほっ・・・




と思ってたら・・・

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「本丸大石段」つーのがありました。






他の本丸へのルートを探しましたが、周りは石垣ばかりで仕方なく・・・

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「ひいひい、あっ脚がぁぁぁぁ」と絶叫しつつ上るwingさん。





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ようやく着いた本丸からは洲本市街が一望できました。

本丸内にある売店つーか茶店で、わたくしは昔懐かしいアイスクリン、
wingさんはあたたかい甘酒でまったりと休憩。




こちら眼前に聳える

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昭和3年に昭和天皇即位の御大礼を記念して建てられたとゆー模擬天守・・・なんですが・・・
なんとなくアンバランスな感じでしたね・・・





でもまあ・・・

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天守台からの眺めはなかなかのものでした。



で、生石山と同じく下りの階段を這うようにして駐車場までたどり着き、前日から食べたかった
「淡路牛バーガー」を目指して、一路高速を明石海峡大橋の手前にある淡路SAへ・・・

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「いよいよ、待ちに待った淡路牛バーガーじゃあ!!! じゅるじゅる


ところが・・・ここのバーガーは、どうも見た目が二人の食欲を刺激しなかったうえ・・・



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熊野キャンプのバナナみたく、トンビに持って行かれても困るので・・・




SAのレストランで・・・

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wingさんは「海鮮丼」の並盛を・・・







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わたくしは「淡路島玉葱・丸ごとカレー」の大盛りを食べました。
丸ごと別に煮込んだ淡路島の玉葱が甘くておいしく、お肉もいっぱいで満足しました。げふっ

で、食後は奥様用のお土産に玉葱や牛乳やヨーグルトを買ったりしてまったりと休憩し、
大橋を渡って神戸でwingさんともお別れ、苦しかった楽しかった二日間を終えましたとさ。




m98k at 00:08│Comments(0)TrackBack(0) mixiチェック その他アウトドア | ミリタリーグッズ

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