ファミリーキャンプ入門
2006年11月19日
ファミリーキャンプ入門6 クーラーボックス
このカテゴリの六回目は、季節外れのクーラーボックスであります。
文字色も、冷たく水色になっております。
二回目のテント編で、ファミリーキャンプ入門に必要な七つ道具として、
1テント、マット
2タープ
3イスとテーブル
4バーナー
5クーラーボックス
6水タンク
7そして、ランタンと懐中電灯ぅぅぅ!
以上の七つ道具をあげておきました。
もちろんこれ以外にも、調理具や寝具、救急用品など、最低必要なものはありますが、
ファミリーキャンプ専用に揃えるのは、とりあえずこの七つ道具だけで、
あとはわざわざ専用に購入する必要はないというのが、わたくしの思いであります。
季節はかなり寒くなってきましたが、クルマを使ってキャンプするなら、
寒い季節でもクーラーボックスは必要であります。
クーラーボックスは最初から思い切って、大きいものを用意しましょう。
四人家族で二泊三日なら、最低でも40リッター以上が必要です。
クーラーボックスにはソフトタイプとハードタイプがあります。
ま、一日目に使う飲み物や肉などを別のソフトタイプに入れておくと、
折りたためるので、帰りの荷物が少なくなりますが、やはりメインは、
ソフトよりハード、ちっちゃいのより大きい方が保冷力は高いです。
容量さえあれば、釣り用でも、発泡スチロールのトロ箱でもいいのですが・・・
こちらは、わたくしが長年愛用している、コールマンのスチールベルト54であります。
容量は54クォートですから、51リッターぐらいで、容量のわりにちっちゃい、
つまりポリライトシリーズなんかにくらべて薄い、ということですが、
これだけ容量があると、よく冷やしたものと保冷剤を入れる限り、二泊三日程度なら、
なんとか最終日の朝までは保ってくれます。
さすがに真夏の炎天下では、氷の補充も必要になりますが・・・
かなり傷だらけになってますが、ともかく丈夫で信頼できる逸品であります。
最近は、これのステンレスぴかぴか版がでているようですね。
で、
上に積んでるのが、同じくコールマンの、ポリライト28であります。
外形はごらんのとおり、ひと回りちっちゃくなるだけなのですが、
容量は半分程度になります。
ファミリーキャンプでも、三泊ぐらいになると、
このふたつに、さらにソフトタイプをいくつか持って行ってました。
ま、お父さんのビールが大部分でしたが・・・
ちなみに帰りは、こんなふうにぴったりスタッキングできます。
さらにポリライト28の中にも、
こちらはタッパーウェアの密閉ボックスで、保冷機能はありませんが、
川下りのランチボックスなんかに使ってました。
これも中身を断熱シートで包み、保冷剤を入れて、濡れタオルをかけておけば、
クーラーボックスとして使えました。やはり密閉性が大事なんですね。
帰りに、このようにきれいにスタッキングするためには、
食べ尽くし、飲み尽くすこと!
が、わたくしのキャンプの基本となるのであります。きっぱりと
クーラーボックスの保冷剤は、懐中電灯の電池と同じく、必要不可欠と考えましょう。
保冷剤は、容量の1/4から半分程度は必要、といわれてますが、それは氷と水を入れた場合で、
冷凍するタイプの保冷剤で、あらかじめよく冷やした飲料食糧を入れる場合は、
そんなにたくさん入れる必要はありません。
わたくしスチールベルト54には、コールマンの1リッターサイズの保冷剤をふたつ入れるだけであります。
保冷剤は何日も前からカチカチに凍らせておいて、二日目の飲料などもできるだけ凍らせて、
保冷剤がわりにすることがポイントですね。
ま、それでもケースごと持って行った予備のビールを、急いで冷やすこともありますが、
その時は大量の氷を仕入れてきて、水を入れて一気に冷やすしかありません。
そんな使い方をする場合は、底部にドレンプラグが付いてないと、凄い重さで傾けて排水することもできず、
一人で持ち運ぶことも困難になりますのでご注意を!
イワタニのモビールクールなど、カセットガスで冷やすクーラーボックスもあり、
製氷までできるという保冷力はたしかに魅力なんですが・・・
三泊以上の長期滞在とか、氷の入手も不可能、という状況でもない限り、
あえてファミリーキャンプ用に購入する必要もないでしょう。
(ほんとは、欲しいと思っているのですが、お値段と大きさが・・・ううっ)
2007年04月29日
ファミリーキャンプ入門7 シュラフ
きたる五月三日から三日間、熊野川中流域でキャンプ宴会と川下りの予定です。
興味のある方は、こちらの記事とコメントをご覧下さい。
さて、本題のファミリーキャンプ入門の七回目であります。
今回は急遽、シュラフについて、なのであります。
シュラーフザック、あるいはスリーピングバッグとも呼ばれますが、
ま、いわゆる寝袋であります。
じつは四月半ばに無人島で一泊キャンプした際、参加者のうち約二名の方が翌日、
「いやあ、昨夜は寒かった。」 「寒くて眠れなかった。」と言っておられました。
わたくしお二人のシュラフは拝見していないのですが、おそらくは新素材の、
きわめてコンパクトになる薄型タイプではないでしょうか。
当日夜、わたくしが寝る前の外気温は11℃前後、
明け方は、それよりまだ低くなっていたのでしょうね。
昔は五月の連休でも、京都の比良山系あたりで残雪が残ってましたし、
特にこのシーズンは、昼の陽射しが強いので、その放射冷却により、
京阪神の郊外でも、夜はかなり冷え込むことがあります。
このカテゴリーのはじめのほうの記事で、わたくしはファミリーキャンプでは、
あまりシュラフを使わなかった、と書きましたが、それはあくまで、
常人がTシャツ一枚で過ごせる季節の話であります。
特にファミリーキャンプで使うような大型のテントは、熱があまりこもりませんので、
春秋のキャンプサイトによっては、それなりのシュラフが必要なのであります。
(ちなみにわたくしが今回使用した、120×210の小型テントでは、夜中におしっこに起きた時の
室内温度は17℃でした。ま、アルコールが体熱として放散したのですが。)
で、
現在のカタログにはすでにありませんが、SW-801というのが後継機種!のようで、
こちらのスペックでは、抗菌フレッシュスペリオールという中空綿が700g、
足元部分に遠赤外線セラミックブレンドのウォーマル綿というのが100g入っており、
適応温度は0℃から10℃、平均重量が1.25kgで、収納サイズは18×40cmとなっており、
ま、このへんの基本的なスペックはほぼ同じだったと思います。
最近では、ハニカム構造の糸や、極細糸を使ったシュラフもあるようですが、
このモデルあたりが、お値段もたしか一万円ほどで、
ま、新素材を使った一般的なシュラフの代表といえると思います。
で後方のシュラフが、古い天山(テンシャン)ブランドのコンパクトシュラフであります。
ツーリングやビバーク用でダウンの量も少なく、重量も容量もほぼ半分になるのですが、
ご覧のとおり、広げた時のロフト(かさ)は、はるかに高くなります。
で、
こちらは社会人になってすぐ、MGCのM-16モデルガンと前後して購入したもので、
すでに30年ほど使っていることになります。
かなりダウンもヘタっているはずなのですが、ご覧のとおり、さらにロフトがあります。
まあ、サイドジッパーもなく、真冬以外は使えない、というのが難点・・・ううっ
(そういえば、マクマードパーカも買ったものの、滅多に着れないしなあ・・・)
で、
同じダクロンホロフィルの4シーズン用も持ってますが、このあたりになると、
ほとんど布団と同じサイズと重さになってしまいます。ううっ
適応温度が、5℃から25℃と書かれた3シーズン用で、これで1.48kはお安い!
ファミリーキャンプなら、このあたりを何枚か買って、二枚を連結して中に子どもを入れ、
寒い時には上からもう一枚を拡げて掛ける、というので充分でしょう。
もちろん、子ども専用シュラフもあります。
下の子が小学生になる頃には、上の子には大人用シュラフ、そして下の子にはこの子ども用・・・
って、下の子はいつも上の子のお下がりになる宿命なんですね・・・
で、こちらがゲスト用というか、予備というか・・・
フロアマットにしたり、ブランケットがわりにしたり、
夏のファミリーキャンプはこれだけで充分でしたね。
わははは、しあわせじゃあ!
一方、その隣のSW-800Nから左は、このサイズが限界であります。
やはり軽くてちいさく畳め、拡げた時のロフトが大きいのがダウンの特徴でしょうね。
その意味で、軽量コンパクト性を追求するならダウンのマミータイプ(人形型)、
ファミリーキャンプには化繊のレクタングラータイプ、ということになりますね。
今回久しぶりに、実家に置いてあるシュラフを整理しようとしたのですが、
これ以外にも、まだまだ押し入れの中から出てきそうであります。びくびく
でもそういえば、無人島キャンプの参加メンバーの中にお一人・・・
シュラフマニアが居られたような・・・
かっ、彼の押し入れはどうなってるのか・・・
フラッシュライトのコレクションなら場所もとらないけど、
シュラフのコレクションとなるとですね・・・メンテナンスも大変だろうし・・・
2009.10.05追記であります。
むははは、また新しいシュラフ買っちゃいました。
2010年7月、また追記であります。
さらに、こんなのやこーんなのも買っちゃいましたが、わたくし決してシュラフマニアではありません。
2013年1月、またまた追記です。
今度はセンタージップの軽いやつをソロキャンプ用に・・・シュラフマニアでもないのに・・・