自然観察

2016年05月09日

2016春・熊野キャンプ報告・後編

(期間限定のお知らせ)
2017年3月ボルネオ植林ツアーへのお誘いと特典付き寄付へのお願い記事は
こちらです。

前回記事からの続きであります。

熊野キャンプ二日目の午後、たっぷりの焼き鳥とビールやワインでぐだぐだとダベってると、
トンビが数羽、はるか上空を旋回しているのが見えました。

で・・・

昨年春の熊野キャンプ記事で、全員が温泉に行ってる間にバナナがパックごとテーブルから消えてて、
犯人は98kかサルかカラスかトンビか、はたまたキャンプ場荒らしか?と話題になった、と書きましたが、
やはりトンビ犯人説が濃厚だったので、今回検証してみようではないか、つーことになりました・・・

ま、キャンプでヒマな酔っぱらいが考えることとゆーのは、大体こんなもんです。


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バナナを高く振りかざしてみると・・・






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たちまち十数羽が集まってきました・・・猛禽類の視力は凄いですね・・・




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空中に放り投げると見事にキャッチ、それを追いかけるやつもいて狂乱状態になってました。

トンビって、バナナが大好きだったんですね・・・知りませんでした・・・




で、大量に残ってた手羽先なんぞも次々と・・・

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こちらは空中でひと呑みにしてました・・・




まあ、さすがに・・・

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わざとらしくテーブルに置いたバナナには、警戒して近づきませんでしたが・・・









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遠くの道端に置いてやると、たちまち奪い去っていきました・・・


「トンビの主食はヘビとかで肉食だと思ってましたが、バナナも食べるんですねえ・・・」

「ったく・・・でもこれで98kさんの無実が1年越しで立証されたんでしょうか・・・」

「いやいや、昨年の犯人はやはり98kさんだったのかも・・・」

「だって、みんなの目を盗んで食べる機会なんてなかったし、クーラーボックスにもなかったでしょうがぁ!
そんなことより、ここのトンビを訓練して鷹匠ならぬトンビ匠になって、熊野川の鮎を獲らせましょう!!!」

「いやいや、獲ってくるのはやはりヘビとかトカゲとかカエルとかでしょう・・・」

「うーむ、ま、それも旨そうじゃが・・・じゅるじゅる」

とか、トンビの話題で延々とダベったり、お昼寝したりしてまったりと過ごし・・・



夕方には恒例の湯ノ口温泉へ・・・

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昨年、場所を移転して新築された温泉棟ですが泉質はそのまま、わたくしはwingさんから、
寝湯でまったりと、自転車のディスクブレーキについてのお話を伺いました。

ま、その間、いつもカラスの行水の剣鉈コレクターさんは、ずっと外で待ってたようですが・・・




で、これも恒例のフルーツ牛乳・・・は瓶入りがなかったので・・・今回はコーヒー牛乳をば・・・

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んぐんぐんぐ、ごきゅごきゅごきゅ・・・と一気に・・・

いやあ、入浴後のフルーツ牛乳、もといコーヒー牛乳も最高ですね!!!

ちなみにwingさん、今回はコンデンスミルクの業務用特大チューブ!!!つーのを持参されてて、
コーヒーやパンをはじめ、あらゆるものにたっぷりと使って甘味を堪能しておられました・・・



で、キャンプサイトに戻ってからは・・・

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ほていの焼き鳥1.2kg缶を完食!!!・・・はさすができず、残った1/3ほどは密閉容器に移し替えて、
友人夫婦に持ち帰ってもらうことになりました・・・




ほかにも・・・

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はんぺんはじめwingさん恒例の生ソーセージなど様々な食材をスモークしたり・・・




今回わたくしが用意した塩ちゃんこ鍋に・・・

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はんぺんはじめ余った具材を次々と投入したり・・・






って、

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「大阪王将ぷるもち水餃子」の入る余地がなくなってましゅが・・・

ほかにも、さいぼし(馬肉のジャーキー)や焼き肉、焼き鳥から、炊き立てご飯に辛子めんたいに味噌汁に漬物・・・

って、だんだんあっさりしたものが欲しくなるのは致し方ないところですね・・・げふっ

で、夕方に到着した1名を加え、8名全員でまたまた食べ続けの飲み続け・・・

前夜は満天の星空が素晴らしく、wingさんの星座解説なんぞを楽しみましたが、この夜は地上近くが、
少しガスってきてました・・・やはり明日からは天候が崩れそうな予感・・・

わたくし、さすがにこの夜は日付が変わる頃に就寝して、朝まで爆睡してしまいました・・・


案の定、翌日は朝から曇り空、それでもテントやタープは乾いたので、降り出す前に撤収することになり、
三々五々の解散となりました。


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この日もまったりしてたらwingさんと二人だけになり、ようやく昼前に撤収完了・・・



で、帰り道では以前、二連の彩雲を撮った「古道歩きの里ちかつゆ」に立ち寄り・・・

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wingさんはあっさりとざるそば、わたくしはがっつりと熊野牛の他人丼をいただきました・・・

ええ、ほていの焼き鳥を使った親子丼に似たようなお味でしたが・・・げふっ

とゆー次第で、今回の春の熊野キャンプ報告はおしまいであります。

次回、秋の熊野キャンプ日程は事前に案内させていただくつもりですので、ぜひご一緒しましょう!!!



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2015年12月23日

田中淳夫氏の本3冊

(期間限定のお知らせ)
当サイトの沙漠緑化カテゴリ記事を中心に「
N.GKS(エヌジクス)のblog」を立ち上げました。
団体各幹事による記事もアップ予定ですので、海外植林ボランティアに興味のある方はぜひご覧ください。


今回は「森林ジャーナリスト」田中淳夫氏の著書を三冊ご紹介させていただきます。




まずは・・・

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「森と日本人の1500年」2014年10月15日初版発行の平凡社新書であります。




例によって目次だけご紹介・・・(問題があるようなら削除しますので連絡をお願いします。)

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氏の著書は本のタイトルや各項のタイトルに「・・・常識の嘘」本や「買ってはいけない・・・」本みたいに
えっ???となるものが多いのですが、さすがにご自分で「森林ジャーナリスト」を称されるだけあって、
これは専門外の読者も惹きつけるためのものでしょう。

内容は現地踏査や文献資料、専門知識を活かして素人にも分かりやすく書かれた「入門書」で、
著者の主張もあるものの、素人が環境問題をセンセーショナルに煽るだけの本とは一線を画しています。



同著にあった著者の略歴であります。

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第一章では、我々の親しんでいる日本の森や里山が決して不変のものではなかったこと、

第二章では「都づくり」で「日本の林業」が定着したものの、戦国時代には伐り尽くされて荒廃し、
江戸時代に入っても全国規模での植林はなく、幕末から明治にもっとも森が荒廃していたこと、

第三章では明治以降の紆余曲折で大部分が国有林となって、しかも井上馨と大久保利通の権力争いで、
たまたま払い下げられずに残り、独仏よりは遅いが英米よりは早く治水三法(河川法・砂防法・森林法)
が制定され、吉野林業とドイツ林学をお手本にようやく全国的な森の育成がはじまったことなど、

第四章では戦後の荒廃から木材の高騰、スギ・ヒノキの単一植林から外材の輸入、ゴルフ場開発などで、
細々と残っていた混農林業(アグロフォレストリー)の消滅、間伐さえ反対する無知な自然保護運動の台頭、
その後の「草刈り十字軍」など森林ボランティアの誕生から今後の日本の森のあり方まで・・・

ざっと紹介するとこんな感じですが、どの項でも事実や文献資料などがわかりやすく紹介されてて、
まさに「入門書」としてふさわしい内容でした。

著者の主張を裏打ちするといったやり方ではなく、歴史上の一般的にはあまり知られていない事実が
客観的に紹介されてるので、「この項ではいったい何が言いたかったの???」と感じることもありましたが、
これも入門書としては、むしろふさわしい態度といえるでしょう。

知らなかったことも多く、あらためて森と日本人の「キレイゴト」ではない歴史が理解できましたし、
日本の林業史を素人が概観するにもちょうどいい一冊でした。



で、こちら・・・

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「割り箸はもったいない?」2007年5月10日初版のちくま新書であります。

表紙に書かれているとおり、割り箸追放運動やマイ箸ブームが加熱する世相に一石を投じたもの・・・



やはり目次のみご紹介・・・

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目次でもわかっていただけると思いますが、当時わたくしが考えていた割り箸の是非論について、
専門家の立場でまとめてあり、わたくしこの本で著者の存在を知った次第。

ただこの著書を読む前から、ロシアやモンゴルの原生林を回復不能なまでに皆伐したシラカバなど
(のごく一部)が、今の日本の割り箸のほとんどすべてであることは知っており、わたくしキャンプ宴会では
数十年前からメラミン食器と竹製割り箸の使い回し、今でも割り箸の大量使い捨てには否定的なんですが、
使い捨てからモッタイナイへの環境教育や企業のキャンペーンなら、他にやるべきことがいっぱいあるのに
割り箸を大々的に取り上げている風潮には、なんとなく疑問を感じてました。

著者ご本人は割り箸が大好きだそうで、タイトルなどはいかにも当時の世相に喧嘩を売っている感じで、
なかなかセンセーショナルなんですが、内容は割り箸を通じて本来の木材の使われ方や森と人との
関わり方などについて、無知や誤解を解くための事実の記述が大部分です。

環境教育や企業のイメージアップの一環として行われていた「割り箸追放運動」や「マイ箸」ブームが
独りよがりな環境保護論者の免罪符になっていたことへの反論ともいえるでしょう。

たとえば1989年からの割り箸追放運動のきっかけは1986年にWWFがボルネオ・サラワク州の
熱帯雨林破壊に警告を発したことと、1989年4月のWWF内部レポートに割り箸批判が掲載されたこと、
当時バブル絶頂期だった日本が熱帯雨林の木材の3割以上を輸入していたことなどが重なり、
バブルや大量消費生活への批判が「割り箸追放」に集中して、自治体や企業も加わり急展開したが、
事実としては1990年に最も多く輸入されていた割り箸材はインドネシア産の松ヤニを採取した後の(植林された)
松で熱帯雨林に自生していたものではなく、輸入量も全体の0.3%以下だったことが書かれています。

さらに今や割り箸のほとんどが中国製で「割り箸が中国の森林を破壊している。」との批判には、
この本が出版された2007年時点でも、1998年夏の長江大洪水以降、中国では国家規模での植林
(これには我々日本のNGOの活動もあったことも書かれています。)と伐採禁止の施策を実施しており、
すでに生長量が消費量を上回っていること、さらには中国の国内で伐採できなくなったこともあり、
安価なロシアやモンゴルのシラカバ原生林が皆伐されているが、現在(2007年)では加工技術が発達、
合板材料などに全てが使えるので、割り箸利用を止めても森林保護には殆どつながらないし、
実際に割り箸用として使われるのは0.1%以下であるとしています。

もちろん原生林が回復できないほど皆伐され大きな問題であることも事実として書かれてましたが、
こちらは「割り箸にも使えるから皆伐する。」のではなく、「単にコストが安いから皆伐する。」という、
効率の問題でしょうね。わたくし割り箸用は付加価値が高いと思ってましたが今はどうなんでしょう。
ちなみにロシアでも(執筆当時でも)伐採規制はかなり厳しくなってきていたそうです。

他にも1940年に軍の情報局長が軍用木材不足から「割り箸不要論」を提唱したが、木材として使えない
端材の有効利用であることが分かって撤回したことや、同年に大阪市役所の職員が中心となって
「箸を持って歩く会」が結成されており、「マイ箸」運動が戦前から割り箸追放とセットものだったこと、
東京、ソウル、北京とアジアではオリンピックの都度、その国の衛生当局が飲食店に割り箸を奨励
したことなど、知らなかった興味深い話題も多かったです。

ま、結論的には、森林資源の使い捨て見直しをいうなら、世界的には薪や炭など燃料としての使用だし、
日本ではパルプ(紙コップや紙皿やティッシュ、過剰包装など)としての大量の使い捨て消費であり、
割り箸は規模も小さく環境への影響も少ないうえ、割り箸を否定すれば「もったいない」が前提の
日本の林業の(端材商品の)最後の砦を失うことになり、日本の林業そのものが壊滅しかねない、
日本では人工林を無駄なく活用する林業の発展こそが森林環境にとっても最重要、逆に世界的には
熱帯雨林や亜寒帯では過剰伐採が進んでおり、どうしても森林環境保護イコール伐採禁止となるが、
ヨーロッパでは森林環境に配慮した(持続可能な)木材生産システムで伐採量が急増しているのに
森林面積は増えており、世界的にも森林認証による林業での環境保護が有効といったことでした。






こちらも「・・・常識のウソ」本みたいなタイトルですが・・・

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「日本人が知っておきたい森林の新常識」であります。

2011年11月9日初版発行で洋泉社刊、こちらは奥様が図書館で借りてきたもの・・・



やはり目次だけのご紹介・・・

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各項目も「・・・常識のウソ」本そのもので、なかなかセンセーショナルであります・・・

内容は環境問題をある程度(客観的に)理解している人から見れば「常識」の範疇なんでしょうが、
知らない人や誤解していた人たちから見ればまさに「新常識」で、啓発書としてもよくできています。

たとえば、はじめの「森は二酸化炭素を吸収しない」とゆーショッキングな項目ですが・・・
生長する樹木が光合成で吐き出す酸素量と呼吸で使う酸素量の比は一般的に2対1とされている、
ところが森に棲む(主に菌類など)他の生物が呼吸で使う酸素量が1とされてるので、森全体としては
酸素を自給自足していることになり、これは二酸化炭素量についても同じ、といった内容。

で、温暖化防止に役立つ森とは、二酸化炭素をもっと活発に吸収し、酸素をもっと活発に吐き出す木、
つまり生長中の若い木だけの森なので、原生林の老木や巨木は切り倒してどんどん植え替えましょう、
さらに伐った巨木は燃やしたり腐らせると二酸化炭素を出すので木材や炭として(腐らないように)
手間暇かけて置いておくしかないですね・・・さて、地球の将来に危機感を持つ(活動家の)みなさんは、
巨木の伐採にも賛成してくれるのかな、ひひひひ・・・といった皮肉な感じの導入部なんですが、
もちろん原生林の有用性を否定しているわけではなく、温暖化防止のために森林を保護せよといった、
一元的な保護論への警鐘なんですが、あらためて指摘されると、なるほどと感心させられます。

次の「森に水源涵養機能はなかった」も、山の貯水能力は主にその山の母岩の性質で決まることが
すでに証明されてますよ、森林が作り出すわけではなかったんですよ、ひひひひ・・・といいつつ、
洪水(流量)調節機能や土砂流出防止機能などは、やはり森林が持っている人間にも重要な機能で、
水源涵養のためとゆー単一的な見方だけで原生林や人工林のあり方を考えないように、というふうに、
すべての項目がそれぞれの問題提起になっているのがポイント。

第二部では「人による森の異変」が述べられ、里山とゴルフ場の生物多様性など人為による近似性や、
ボルネオやアマゾンの熱帯雨林、さらには縄文時代の三内丸山の自然も人為的なものだったこと
(三内丸山については過日NHKの「アジアの巨大遺跡」特集で、農耕をせずに5000年以上も栄え続け、
結果的には農耕により栄えた四大文明よりもはるかに持続性があったことに、今世界中が注目していると、
紹介されてましたね。)など、興味をそそる話題が多かったですが、今ようやくアグロフォレストリーが
注目されているものの、これらは人類が太古から自然破壊を繰り返してきたということではなく、伝統的な
人為による変異は自然の一部だったという結論。
そういえばモンゴルの大草原も適度な遊牧により1000年以上、豊かな自然が維持されてきたのが、
近年の過放牧や採掘などによる森林伐採により、草も短くなり荒漠地化が進んでるんですね。

第三部は日本の林業と森との関係、木曾や吉野など一部を除き1950年代までの大部分の林業は
薪や炭としてエネルギーを供給することが主で材木はあくまで臨時収入だったこと、木材の高騰で
単一植林が爆発的に増えたものの、その後の外材輸入で一度も収穫されることなく放置されたものも多く、
エネルギーも石油に変わり薪や炭としての需要もなくなり多くの人工林が荒れ放題になっていること、
素人の森林ボランティアが雑木林などを手入れした場合、大木を残すので森が「少子高齢化」しがちなこと、
日本の伝統的林業の殆どは焼畑から誕生したアグロフォレストリーで持続性もあり、あらゆる段階の木材や
枝葉まで無駄なく商品化していたが、今はマグロの大トロだけ売って残りは全て捨てているようなもの、
「安い外材のせいで国産材が売れなくなった。」は嘘で、国産材が安定供給できないうえ補助金漬けで
新商品開発や生産性の向上もできなかったことが林業不振の原因など、こちらでは著者の指摘する
問題点やその原因などが述べられています。

ま、新月伐採やマイナスイオン商品、ケナフ栽培などは環境保護のニセ科学として、けちょんけちょんに
こき下ろしてましたが、最後は2004年に北海道で誕生した、あらゆる機会に樹木に親しんでもらう
「木育」の発展や、人類の自然への「寄生」から、自然との「共生」や「共進化」といったキーワードで
締めくくられてました。

三冊とも林業あるいは混農林業が環境問題を考える際には最重要という観点が貫かれていますが、
独りよがりな環境保護論者への反発からか、どちらかといえばシニカルな書き方の部分もあり、
研究者の書く入門書とはちと異なりますが、ご本人もこの著書のあとがきに書かれているように、
森林ジャーナリストとしては自然科学の目だけでなく、産業としての林業の情報を追いかけるだけでもなく、
森林とそれに関わる人々の両方を見つめる視点が重要とのことなので、批評も必要なんでしょうね。

いずれも、わたくしのような素人の入門書として好著であることは間違いないでしょう。



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2015年11月23日

2015秋・ボルネオ紀行8水族館と動物園で大団円

2015秋のボルネオ植林紀行連載も、いよいよ今回が最終回であります。

朝からサバ大学(UMS)熱帯生物保全研究所(ITBC)を訪問し、今後は我々の活動に協力しましょうとの、
所長からの力強いお言葉をいただき、学生たちと昼食もいただき(さらにわたくしはおかわりもいただき)、
ついでに所長の愛車ワーゲンビートル1967年式もいただき、もとい、見せていただき、その後一行は
同じ大学構内にある水族館へ向かいました。

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大学の中に桟橋まであるんですね・・・まるでビーチリゾート・・・




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海岸沿いに水槽群が並んでますが、この向かいに水族館があります。

水産学部とか海洋学部とかの付属なのか、理工系学部に水産研究所とかがあってその付属なのか、
大学の案内パンフレットはすべてマレー語だったのでよくわかりませんが・・・


ま、そんなことより、ここで特筆すべきなのは・・・

この水族館の玄関前テラスでお弁当を食べてたのは、なんと、じょしだいせーたち!!!

訊けば経済学部の学生とのことで、眺めのいいこのテラスまで来て食べてたようです。





とーぜん、せっかくなので・・・

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わははは、幸せじゃあ!!!

日本から来た植林ボランティアであることを伝えると、みなさん素直に感動してくれてました。

いやあ、お話できてよかったなあ・・・

と、サバ大学訪問の本来目的???を果たしたわたくし、ようやく水族館に入ります。

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正面玄関は閉ってたので、こちらの通用口から・・・(S田隊員提供画像)



玄関ホールの頭上には・・・

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ボルネオ沖の海底に実在する300m続く垂直洞窟があり・・・ぶくぶくぶく・・・



ボルネオの海底世界を散策します。

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カメラを水族館モードにするのを忘れてたので・・・

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写真パネルを撮ったりして・・・




こちらはマレーシアに生息する水棲哺乳類の一覧ですね・・・

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こちらもあやしい水棲哺乳類の一種・・・

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ここは正確にはUMSのAquarium&Museumなんですね・・・ぶくぶくぶく・・・




屋外には・・・

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伝統的な船の展示もありました・・・



と、サバ大学で有意義なひと時を過ごした後は、以前植林に行ったキナルの手前にある、
ロッカウイのワイルドライフパークへ・・・



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こちらはセメンガの自然保護区とは異なり動物園に近い感じ、しかもかなり寂れてましたが、
それでも熱帯雨林のど真ん中にあるので、やはりそれなりの雰囲気はあります・・・

ボルネオの希少な動物たちが確実に身近で見られるというのも、これはこれでありがたいこと。

いろんな画像を撮りましたが野生では滅多に見られない希少種を何枚か紹介します。



まずはボルネオ象の子象さん・・・

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声をかけると、とことこ駆け寄ってきます。




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なでなでしたり、餌をあげたり、野生では絶対にできない身近な体験も重要ですね。





こちらは大人のゾウさんたち・・・

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背景はボルネオの熱帯雨林そのものです。





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アジア象の分布などを示したボードですが、ボルネオピグミーエレファントがアジア象の亜種と
特定される以前の古いもので、現在の生息域はさらに小さくなってるのでしょうね・・・






こちらは「マレーの虎」ハリマオであります。

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野生ではボルネオ島にはいませんが、マレー半島には僅かながら生き残っています。





せっかくなのでズームアップ・・・

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やはり迫力とゆーか風格がありますね・・・ま、大きなぬこさん(クチン)なんですが・・・






こちらはマレーグマくん・・・

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ずっとうろうろしてて、なかなかいいシャッターチャンスがありません・・・






で、おなじみS田隊員提供画像の登場・・・

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餌をあげる瞬間なのか、独特のポーズをうまく捉えてますね。




こちらはおなじみウータンくんの子どもたち・・・

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二人で空中ブランコみたいにつながって、ブラブラして遊んでました。




ここでも餌をあげることができ、バナナを投げると地上に降りてきて・・・

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大きらいな水面に落ちたバナナも、手だけ伸ばして上手に拾います。

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よく確認したうえで・・・




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ぼそぼそと食べてました・・・やはりドリアンのほうが好きなのかな・・・






こちらはマレーシアの国鳥サイチョウくん・・・

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よく見ると・・・

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けっこう精悍な顔つきですね・・・


と、ボルネオでのスケジュールはこれですべて無事に終了、夕方前にはホテルに戻り、
シャワーを浴びて荷物を整理、コタキナバル空港へ向います。

お世話になったN村社長とは空港で、今後はサバ大学・熱帯生物保全研究所の協力を得て
スカウ村などでの植林活動を続けていきましょうと固い約束をしてお別れしました。

で、クアラルンプール行きの国内線に搭乗。

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マレーシア航空では、しょっちゅうメッカの方向が表示されますが、コタキナバルから
クアラに飛ぶには、ほぼクチンに戻るコースをたどるんですね・・・

この機がやや遅れ、巨大なクアラルンプール空港で食べたり遊んだりする時間はなかったんですが、
関西空港行き自体も一時間ほど遅れて日付が変わってからの離陸、例によって深夜の軽食やスナックで
ワインなんぞをかぱかぱ飲んでると、あっとゆー間に早朝の朝食が出てきて・・・

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広島上空あたりで夜明けを迎え、全員無事に帰国しました。

この日わたくしは2時間遅れで出勤、さすがに午後からは眠くてつらかったです。ううっ

2015秋のボルネオ植林紀行記事は今回でおしまいです。

サラワクでお世話になったN島さん、森林局のみなさん、テラグス小学校の先生、生徒、父兄のみなさん、
サバでお世話になったN村さん、Ayuさんのご両親、ITBC所長のチャールズ教授、院生、学生のみなさん、
ありがとうございました。ティリマカシー!!!(マレー語で!!!)

今回も事前の助成金申請や旅行社との交渉など周到な準備をしていただいたT富隊長、
クチンでサバル植林に向かう間、詳細なレジュメで熱帯雨林の講義をいただいた樹木医のN井隊員、
わたくしの依頼でずっとN.GKSの横断幕を持ち歩いてもらい、画像提供までいただいたS田隊員、
(さらにわたくしの写っている画像はその殆どが彼に撮ってもらったものです。)、空飛ぶ車椅子や
鉛筆のプレゼントをセットいただいたT田隊員をはじめ今回参加された隊員のみなさん、
タオル寄付や助成など数多くの後方支援をいただいたみなさん、
おおきにご苦労はんどした!!!(京都語で!!!)

次回は来年の秋か冬にふたたびボルネオを訪ねる予定です。
機会があればぜひご一緒しましょう!!!



連載を終えての雑感P.S

NHKの「アジアハイウェイを行く」という番組で、過日インドネシアとマレーシアを取り上げてました。
インドネシアは多くの島からなる300以上の民族で構成される多民族国家で、民主化後十数年を経て
若い世代の模索が続いている、いっぽうマレーシアはマレー系65%、中国系25%、インド系7%で、
マレー系イスラム教徒を優遇するマハティール政策の功罪などが紹介されてました。

我々が今回行ったマレーシア・ボルネオ(サラワク州とサバ州)では、さらにマレー系の中でも、
マレー半島から来た人たちと、イバン族をはじめとするボルネオに先住していた多くの民族との、
複雑な関係もあるようです。
統一国家として様々な民族とその文化を守りながら発展を続けるというのは、我々が想像する以上に、
困難で複雑な道程であることが、現地に行くとある程度はわかります。

サトゥ・マレーシア(マレーシアはひとつ)というスローガンのもと、様々な施策が展開されているようですが、
それで豊かさを共有することが、一方で民族の文化や生活様式を消し去ることにつながっているような気もしました。
日本でも高度成長期以降、伝統的な生活が大きく変わり、豊かにはなったものの失ったものも多く、
自然との関わりや食生活をはじめ見直そうとしても、すでに多くが滅びてしまい後戻りもできません。

もともと古くから多くの民族が移り住んできたボルネオ島ですが、ここ数十年の変化は生活を変え、
環境そのものも変えようとしています。
多様な生態系を有し、その恩恵とともに暮らしてきたボルネオ島の人たちにとって、どのような変化が、
自分たちにとって必要なのか、真に豊かになるためには何を捨て、何を受け入れるべきなのか、
政府からの支援や国際的な支援は、どんな方向で、どんな手法でなすべきなのか・・・
彼らにとっても我々にとっても、今まさに選択を迫られているのではないでしょうか。

毎回のことですが植林ボランティアツアーに行くと、自分が何をしてきたか、これから何ができるか、
あらためて考えさせられる次第です。



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2015年11月21日

2015秋・ボルネオ紀行7サバ大学・熱帯生物保全研究所

ボルネオ5日目、サラワク州クチンからサバ州コタキナバルに来て2日目であります。
この日は朝からサバ大学(UMS)熱帯生物保全研究所(ITBC)を訪問します。

これがボルネオで最後、サバ州コタキナバルでは最初で最後の朝食になります・・・ので・・・

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つつましさはどこへやら・・・この後、大量のフルーツやパン、飲み物各種も追加しましたが・・・




ここで特筆すべきだったのは・・・

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こちらのカレー麺・・・

スープは典型的な「東南アジアのカレー味」で、麺は日本の中華麺そっくりの太麺でした!!!
ボルネオで食べた麺はビーフンに似た細麺が多かったのですが、これはまさにラーメン!!!

もともとボルネオの伝統料理は竹筒やバナナの葉に入れて蒸し焼きにするか、直火で焼くのが基本。
そこにマレー半島や中国インドなどから様々な食材や調理方法が入ってきてミックスされたもので、
わたくし大好きなんですが、麺だけは日本のラーメンの食感が好みなので、これこそわたくしの
求めていたもの・・・って麺類のお話になるとキリがないので・・・ともかくおいしかったです。


えと、何の話だっけ・・・そうそう、サバ大学訪問の話でした・・・


サバ大学UMS(Universiti Malaysia Sabah)・・・

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1994年に設立されたマレーシア国立の総合大学で、人文系理工系医系など10学部があり、
広大な敷地内には大学院はもちろん、数多くの研究所が併設されています。


上のパンフレット表紙画像はあくまでキャンパスの一部のみ・・・

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校門を入っても、はるか向こうまで車道が続き、バスかクルマでないと移動できません。




もちろん各民族のじょしだいせーのおねいさんもいっぱい・・・

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・・・のはずですが、なにせ広大なキャンパスで人影そのものを滅多に見かけません。ううっ





我々が向かうのはパンフレット表紙の左端にちらっと写っている・・・

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こちらの大きな校舎・・・は大学事務局のある校舎で、その奥の海岸に近い校舎・・・
だったはず・・・なにせ広大なキャンパスで・・・よくわかりませんが・・・






そう・・・

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サバ大学(UMC)の熱帯生物保全研究所(ITBC)であります。




さすがに中庭には・・・

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熱帯の生き物たちが放し飼いに・・・わははは




所長であるチャールズ教授の直々のお出迎えを受け、セミナー室までご案内いただき・・・

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ご本人から大学や研究所についてのガイダンスを受けます。

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チャールズ教授は日本での研究生活も長く、わざわざ日本語の説明原稿を用意され、
パワーポイントによるレジメで分かりやすく説明していただきました。

以下、説明後のやりとりも含め簡単なメモ書きを残しておきます。
(隊員のみなさん、N村社長、間違いや補足があったらぜひコメントでご指摘ください。
わたくし昔から、講義ノートを残すことにかけては自信が・・・(以下略)

1)ITBCの研究メイン
・生物多様性
・生態学
・バイオ・ダイバーシティ
・バイオ・システマティクスなど
2)ボルネオの自然保全について調査普及啓発する「ボルネオシス」
・ネイチャーツーリズム
・子どもたちとの二泊三日の自然観察ツアーなど
・ワイルドライフリサーチ
(ラハダトゥにおけるテングザルの調査・キナバル山における動植物の調査など)
3)日本との連携
・JICAとの15年間の連携
・酪農大・京都大・鹿児島大・北海道大などとの共同研究
・兵庫県立「人と自然の博物館」との連携など
4)その他
・カントリートレーニングプログラム
・コンザベーションオフィサー研修の受け入れ
(ケニア・タンザニア・タイ・フィリピンなどから。CSR活動も)
5)QAなど
Q日本のN.GKSのような植林ボランティアと協力することはできないか?
・キナバタンガン川流域で植林しているが洪水もあり地元の理解もなかなか得られない。
・研究所の専門的な知識や技術による指導協力もいただきたい。
・地元に大学の権威でマレー語で入ることの効果も大きいはず。
A協力する。
・実際に村に入って川の水質浄化などもやっている。
・ラハダトゥ・キナバタンガン川流域は事情があって今は行っていない。
・キナバル山の植林は行っている。
・植林は植える木の種類が重要
・川沿いならやはりマングローブだろう。(神奈川大とやっている。)
・研究所には5人の(植林の)専門家がいてクルマも4台ある。
・残業予算もあり学生も研究を兼ねて一緒に植林しているので協力できる。
・どこから始めるかがポイント。
(どのエージェンシーか、村長はよく知っている。)
・アグロフォレストリーもやっているが小規模で生産量は少ない。
・今年はエルニーニョの影響が特に大きい。
など

日本のNGOのITBCへの来訪は、今回の我々N.GKS隊がはじめてとのことで、今後は協力して
やっていきましょうとの力強いお言葉をいただき、T富隊長以下おおいに感激、今後の活動の
実効性につながる充実したひと時でした。




ガイダンス説明と質疑応答の後は懇談になり・・・

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我々のこれまでの活動を紹介したり・・・





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おなじみT富隊長作品の切り絵オリジナルTシャツをプレゼントしたり・・・




所長からは現在制作中のエコシステム(ゼビセス?)をテーマにした、
わかりやすい子ども向け絵本の原画を紹介していただきました・・・

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12才11才6才の男の子がおられフィールドにもよく一緒に連れて行かれるとのことで、
ストーリーとデッサンはすべて自作、学生たちが着色して仕上げたそうで、あとは文章さえ入れば
すぐにでも出版できるのだが、なにせ多忙でなかなか文章を作る時間がないと嘆いておられました。


懇談しながら「空飛ぶ車椅子」活動で運んできた車椅子の贈呈式の準備・・・

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学生や院生が手伝ってくれます。






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日本の折りたたみ式車椅子ははじめてのようで、どうも勝手がちがうようで・・・





わたくしが組み立て方や使い方を説明・・・

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ほれほれ、ここを骨折したんですよ、自転車の立ちゴケで・・・って、英語でどういえば???




と、みなさんは準備、わたくしは車椅子で遊んでると、なんと大学の副学長が到着・・・

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「空飛ぶ車椅子」活動をされてるT田隊員から副学長に車椅子を贈呈しました・・・


所長も副学長もこの活動はご存じなかったので説明したのですが、いまひとつ理解が・・・


で・・・

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ほれほれ、ここにシールが・・・とわたくしも説明に加わり・・・(S田隊員提供画像)




中古の車椅子を再生して運ぶボランティア活動であることを理解していただけました。

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神戸市立科学技術高等学校で丁寧にメンテナンスしてくれたYuiさん、ありがとね!!!

おじさんたちが責任を持ってサバ大学の副学長に届けましたよ!!!

この後、実際に副学長にも試乗してもらいましたが、空気入りタイヤで乗り心地が良く、
折りたたみもできて小型軽量、しかも新品同様に整備されて素晴らしいと大好評でした。

東南アジアではまだまだ車椅子の数が足らず、しかも年収にも相当する高額商品だそうで、
ささやかながら我々もお手伝いができてよかったです。


その後は大学からお礼のプレゼントをいただいたりして・・・

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贈呈式はなごやかに終了。






贈呈式の後は研究所の裏山に登って・・・

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所長自らのご指導により・・・

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学生たちが準備してくれてた苗木を・・・

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全員が1本ずつ記念植樹しました・・・

一人ずつネームプレートを書いて付けてあるので次回成長を見に来るのが楽しみです。




で、ふたたび研究所に戻ると・・・

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隣のセミナー室でバイオテクノロジー講習を受けてた高校生たちが食事を終えて帰るところでした。




で、こちらもセミナー室に戻って手伝ってくれた学生たちと一緒に昼食をいただきます。

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わざわざ学生食堂から熱々をコンテナで運んでくれたようで・・・

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とてもおいしかったです。ええ、後で並んでる学生を押しのけておかわりするぐらい・・・




食後は研究所に併設されている「ボルネオシス」展示ギャラリーを案内いただき・・・

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世界最大の花、ラフレシアとか・・・






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巨大なアリさんとか・・・って、ちとスケールが・・・








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巨大なアミメニシキヘビさんとか・・・

ちなみにボルネオのジャングルで一番危険なのは猛毒のヨロイハブでもマングローブヘビでもなく、
南米のアナコンダより大きくなるアミメニシキヘビだそうです。かわいい顔してるのにね・・・






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おサルさんとか・・・






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ま、このあたりになるとよくわかりませんが・・・





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チョウチョさんとか・・・

このギャラリーの剥製やジオラマなどはすべて学生たちが作ったものだそうで、
さすがに専門分野、生態などがうまく再現されてました。

気さくなチャールズ所長、ギャラリー見学後に我々を中庭に案内した際に、

「もっと貴重なものがありますよ、ぜひ見て行って下さい、わたしの愛車です!!!」

と、なんと・・・

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ワーゲンビートル1967年式!!!

わたくしが1976年式の最後のビートルに15年間乗ってたお話しをするとすっかり意気投合、
話が弾みました。でもここまできれいに乗っておられるとは・・・かなりのマニアですねえ・・・


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後付けしてあるウォルフスブルグのエンブレムも、わたくしの付けてたのと同じだし・・・





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こちらの国識別プレートもわたくしの貼ってたデカールと同じパターンでした・・・






と、最後はワーゲンビートルの話題でおおいに盛り上がった所長とお別れし・・・

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大学事務局のある本部の前で・・・

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恒例の記念撮影・・・

この後は、やはりサバ大学の構内にある付属水族館を見学します。

(次号、最終回に続きます。)






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2015年11月19日

2015秋・ボルネオ紀行6水上家族と水上レストラン

ボルネオ植林ツアー記事の6回目であります。

コタキナバル近郊のマングローブ植林地を見学後に、旅行社N社長が某放送局の取材をきっかけに、
すっかりお友達になったという、水上生活をされているご家族を訪問させていただきました。


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北ボルネオ鉄道の踏切を渡り・・・




入り江と川が入り組んだ水上集落へ・・・

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こちらの一部を埋め立てた「ほぼ地上家屋」の玄関先から奥に進みます。

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こちら右手がN村社長お知り合いのお宅・・・

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川に突き出た感じのかなり大きな水上家屋です。







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左にある青いタンクは各家に設置されてました。




「サトゥ・マレーシア(マレーシアはひとつ)」の大きなラベルが貼ってあります。

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政府支援の雨水タンクだと思うのですが、給水車による飲料水タンクでしょうか???
詳しく見てたS田隊員様、よろしければ解説コメントをお願いしますね!!!





我々のために直前にお菓子を揚げてくれてたようです、コンロはプロパンガスですね・・・

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この左奥が本来のキッチンのようで、ここはまだ二枚前画像の玄関テラスの一部です。




玄関を入った広間にお邪魔します。

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奥が奥様、立っておられるのがご主人で、奥様に抱かれてるのはお孫さんです。






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いっぱい知らない人が入ってきたので不安そう・・・でしたが・・・








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我が隊唯一の女性隊員がすぐに仲良くなり、たちまち笑顔に・・・


じつはこの家の娘さんがマレーシアの全国歌唱コンテストに優勝してプロデビューされたのですが、
そのいきさつを記録した日本の某公共放送のドキュメンタリー番組の取材をつうじて、N村社長が
お知り合いになり、以後お付き合いがあるとのことでした。残念ながらわたくしは見逃してましたが。


でもせっかくなので、娘さんのCDの宣伝をしておきます・・・

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ご自宅で聴かせていただいたAyuさんのアルバムであります。ハートのこもった美声でした。

海や川の環境悪化で魚などが獲れなくなり貧しい暮らしになって、お母さんが安いお菓子を作って
生活を支えていたそうで、揚げたての簡素ながらおいしいお菓子とコーヒーを御馳走になりました。

N村社長を通じて訊けば、昔はカヌーで川を遡って漁もできたが今はもう遡れず水質も悪くなって、
魚自体もいなくなった、水上家屋も水が淀んで逆に蒸し暑くなったため、埋め立てる者が増えてきた、
娘さんはプロデビューして今はクアラルンプールに住んでて、いくらかは生活が楽になったものの、
やはりお金もかかるようになったので、まだまだ大変とかおっしゃってましたが、我々と歓談中に
子どもたちも帰ってきて挨拶に来てましたし、大家族で明るく暮らしておられるようでした。

わたくしは玄関テラスへ出て、一服されてたお父さんや息子さんとしばらく一緒だったのですが、
この家の対岸には、朝になるとおサルさんもやってくるそうです。



ひとときでしたが楽しく過ごさせていただき、恒例により・・・

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娘さんのCDと一緒に記念撮影・・・



お暇する際には、もうすっかり暗くなってました。

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一軒手前のおうち、家の裏にもテラスがあるんですね・・・







で、いったんホテルに戻り、パッキングを解いて熱いシャワーを浴び、ボルネオ最後の夕食へ・・・

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2010年1月の植林ツアーで、わたくしがブローパイプ(吹き矢)による風船2個同時割りを披露した
あの水上シーフード・レストランであります。いやあ、懐かしいなあ・・・






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そう、まさにこの水上ステージでありました・・・




とか思い出に浸ってると各民族のショーがはじまり・・・

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日本語の字幕スーパーも表示されるようになってました。




とか画像を撮ってると、ビールとかも出てきて・・・

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ばくばく食べて、ごくごく飲まねばならず・・・




さらに料理も次々と出てきて・・・

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さらにばくばくと食べねばならず・・・




舞台では次々と民族が変わるので・・・

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ぱちぱち撮らないといけないし・・・





料理も次々と出てくるので・・・

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ばくばく食べないといけないし・・・







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ばくばくごくごくしてると、いちばん奥にあるトイレにも行かないといけないし・・・





料理をばくばく

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こちらはカニ料理ですね・・・





舞台をぱちぱち

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バンブーダンスが始まるようです・・・





料理をばくばく・・・

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こっちは白菜だったかな、あっさりしてて旨かったな・・・





舞台をぱちぱち

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バンブーダンスでは観客も舞台に上がってましたが、わたくしはひたすらばくばく・・・





って・・・

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このお魚、白身でおいしかったけど、けっこう迫力があったな・・・ばくばく・・・





こちらはN村社長が特別注文してくれたロブスター?の刺身・・・

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ワサビもてんこ盛りで取り皿にテーブルに置いてあった醤油をかけようとすると、
「刺身には日本のキッコーマンを持ってきます。」とのことで、日本人向けだけでなく、
現地の人にも刺身は知られてきて、この店は安心して食べられるそうです。ばくばく



とまあ、忙しくばくばくごくごくぱちぱちしてたのですが、舞台の最後は恒例により・・・

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わははは、幸せじゃあ!!!



と、またまた満腹になっていったんホテルに戻り、さすがにこの夜は夜食の入る余地はなかったのですが、
それでもS田隊員とホテル周辺のコンビニなんぞをふらふらと探訪しました。

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お目当てはまだ入手していない、お土産用のマンゴーグミとサバティーだったんですが、
日本系のコンビニはちとお高く、オレンジとゆー地元系のコンビニがややお安く、
古くからある雑貨店系コンビニはさらにお安いけど商品の種類が少ない感じでした。


で、とりあえず「オレンジ」でマンゴーグミをお安く爆買いできてよろこぶ98kさん

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この夜同室だった樹木医のN井さんはあまりビールは飲まれないとのことでしたので、
コンビニで買った2本だけを持って自室に戻りました・・・


ただし、彼は熊本出身で鹿児島大から九州大の大学院へ進み、某企業の研究所に就職して
山口県でずっと研究生活を送り定年を迎えられた経歴の持ち主ですので・・・

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日本酒と焼酎は大好きとのこと、これ以外につまみもたっぷり持参されてました。じゅるじゅる


ご本人は夕食で満足されたようであまり飲まれませんでしたが、わたくしはお相伴といいつつかぱかぱ、

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特にこの岩国の地酒「雁木ゆうなぎ」は旨かったです。ひっく

ご専門は植物病理学とのことでしたが、もちろん植物全般にもお詳しく、いろんなお話が聴けて、
とても有意義な一夜を過ごせた・・・はずなんですが・・・

そう、滅多に飲まないおいしい日本酒で、わたくしこの夜の記憶もぷっつりと・・・ううっ

(と、次回のサバ大学訪問記事に続きます。)




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