2026年03月07日

ホワイト・サブマリン!!!

(前回記事からの続きです)

ホノルルでの3日目は
潜水艦アトランティス号での海底探索から!!!


と、その前に、まずは朝食であります

P2249794

この日はカリカリ焼きたてのベーコンがありました




P2249795

食後のデザートは軽く済ませて・・・フルーツは別腹で・・・




P2249796

孫たちと合流して予約していた大型タクシーに乗車




P2249799

ワイキキ・エリア西端にあるヒルトン・ハワイアン・ビレッジを目指します



我々のホテルやコンドミニアムはエリアのほぼ東端ですが約2km15分ほどで到着

P2249808





広いビレッジ内を延々と歩いて・・・

P2249800


P2249801



P2249806



P2249811

受付で予約確認を済ませて桟橋へ・・・




P2249831



P2249833

まさにワイキキビーチですね



ま、せっかくなので・・・

P2249830

記念写真も・・・




東側にはダイアモンドヘッドが・・・

P2249835


P2249837

こちらもまさにワイキキビーチ・・・




桟橋の連絡船に向かいます

LINE_ALBUM_2026.2.24㈪HAWAII3日目アトランティス潜水艦ツアー&Kiyomiおにぎり_260301_62






桟橋ではお茶目な船長さん?が・・・

P2249838




「こっちにお魚さんがいるよ」と孫たちを案内してくれました

P2249845

出航を待つ間も至れり尽くせりのサービスで、さすが世界に冠たる観光地ですね



と、沖合に出ると、

P2249857




P2249850




P2249861




潜水艦アトランティス号が見えてきました

P2249867

そう、イエロー・サブマリンではなくホワイト・サブマリンでした!!!

We all live in a White submarine,White submarine, White submarine,潜水艦




P2249870




P2249940

グラスボート程度の半潜水式を想像してたのですが、この後、水深30mの海底まで潜航して
海底付近を45分ほど周遊してました

第一次大戦時ドイツUボートの潜水限界が30~50m(第二次大戦時は100~150m)でしたから、
少なくとも
第一次大戦時と同程度まで潜れる「本物の潜水艦」だったのでありますね



艦内はこんな感じで、

P2249876




操縦席はこんな感じ

P2249937

いかにも潜水艦らしい機器がずらりと並んでました



ハッチが閉まりメインタンクに海水を注入して空気を排出し、いよいよ潜航・・・

P2249874

ごぼごぼごぼ わくわくわく




海底付近に到達しました

P2249880

とーぜん海面からの光は少なくなってます



以下さくさくっと・・・

P2249882



P2249884




P2249900

こちらは人工漁礁ですね




P2249906



P2249909



P2249908

こちらは双発機の残骸???




P2249907

ピンボケだけどサメさんです





LINE_ALBUM_2026.2.24㈪HAWAII3日目アトランティス潜水艦ツアー&Kiyomiおにぎり_260301_49



P2249918




P2249929

漁礁として沈めたフネもあるとか・・・



と、メインタンクに圧縮空気を注入して海水を排出する「メインタンクブロー!!!」浮上です

P2249935

徐々にゴムボートの船底が見えてきました



司令塔のハッチが開かれ退艦です

P2249936




艦長さんも浮上すれば、すっかりお茶目でした

LINE_ALBUM_2026.2.24㈪HAWAII3日目アトランティス潜水艦ツアー&Kiyomiおにぎり_260301_45




再び連絡船に乗ってビーチに戻ります

P2249949



P2249943



P2249953




P2249957



P2249963



P2249962



P2249961

ビーチの桟橋まで戻ってきました




LINE_ALBUM_2026.2.24㈪HAWAII3日目アトランティス潜水艦ツアー&Kiyomiおにぎり_260301_42

孫たちはけっこう長時間、ビーチでお砂遊びをしてましたが・・・




P2249964

わたくしは木陰でぐったりまったりしてました

で、この後は楽しみにしていた本場のハンバーガーを・・・

(次回に続きます)



m98k at 15:15|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ホノルルの休日 | その他アウトドア

2026年03月05日

ホノルル家庭訪問その2

(前回記事からの続きです)

ホノルル2日目も孫たちと一緒に別のご家庭を訪問しました

ま、その前にビュッフェ形式のホテルの朝食をば

P2239658

美味しい味噌汁があったのは嬉しかったです




P2239660

朝食1日目なのでおかわりも軽いものです



P2239659




と、この日の海側は、前日とはうってかわってスコーンと晴れてました


P2239662
UFO(UAP)に見えるのは屋内照明の窓ガラスへの映り込みですが面白い構図でしょ




ただし山側には厚い雲がかかってて、

P2239663

今にも降り出しそうで、この後も天候はころころと変わりました
ただし豪雨はなく、現地でシャワーと呼ばれる短時間で優しいスコールと快晴と曇り空の
繰り返しが続きましたが、雨の少ないハワイでは軽いシャワーが好きな人も多いとか

そう、2月3月のハワイは雨季で季節としては冬、Tシャツ1枚では朝夕など寒さを感じることもあり、
ガイドブックにも何か羽織るものは必携とありました

で、10時半にはこの日の訪問先のDさんがクルマ2台でホテルまで迎えに来て下さり、
それぞれに分乗して、まずは娘さんたちが一輪車の練習をしているグラウンドへ・・・

P2239683



P2239682



P2239684

3月に開催される大イベントに向けて練習中とのことでしたが、じつに見事なものでした

しばらく見学して再び分乗したのですが、我々夫婦はDさんのお父さんが運転するクルマで、
Dさんのお母さんが後部座席に同乗されてたので家内が隣へ、わたくしは助手席へ
訊けば二人とも
我々夫婦とほぼ同い年でたちまち意気投合、隣同士で話が弾みました

お父さんは日系4世でコンピュータ関係の小さな会社を経営してたけど今はリタイアしている、
日本語は話せないけど日本には何度も行ってて大好き、趣味はずっとサーフィンだったけど、
さすがに最近はやってない、でもサーファー仲間との付き合いは続いている、などなど・・・
この後もクルマやバイクから先祖の話まで話題は夜になっても全く尽きませんでした


で、

P2239698




P2239695

あいかわらず天候がころころ変わる中・・・



P2239694

チャイナタウンに隣接する出雲大社布哇分院でいったん下車、お参りしました
Dさんらが買い出しする間の時間を無駄にしないための気遣いだったんですね


「出雲大社は二礼二拍手一礼ではなく二礼四拍手一礼、やってみなさい」

LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_51

「よくできました、ホノルルで出雲大社の参拝作法を孫に教えるとは嬉しい限り」


「じいじ、こっちの説明に書いてあるよ」

LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_52

「お姉ちゃんは漢字も読めようになったのね、うぐぐぐ」



と、Dさんが買い出しから戻ってこられ・・・

P2239711



P2239712

再び降り出したスコールの中、郊外の丘の中腹にあるDさん宅へ



着いた頃にはまたまた晴れて虹が出てました

LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_62

ほんとに天候がころころ変わります


Dさんの娘さんたちは孫たちより年長でしたが、じつによく一緒に遊んでくれました

LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_45


LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_42




楽しいシーンがいっぱいでしたが当サイトでは昼食画像のみ

P2239725



LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_91


LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_40

ハワイの伝統料理と中華や和食などのミックスでDさんのお母さんの手作り料理もあり、
どれもおいしかったです

午後からは晴れてきたのでみんなで公園に行くことになりましたが、わたくしは
夕食作りや片付けで家に残るDさんのお母さんと奥様とともにお留守番・・・

LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_35

「それでバックレストとフットレストをコントロールできます、リラックスしてください」

「おおっ、これはじつに快適です しばらく寝ることにします むにゃむにゃむにゃ」

で、公園から戻ってからもDさんは、

LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_63


LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_69

バルーンアートで孫たちを楽しませてくれてました

他にも様々な特技をお持ちで、この後もウクレレを教えているという近所の少年を呼んできて
二人で演奏したりしてくれましたが、本来の趣味はお父さんと同じくサーフィンだそうです

で、あっとゆーまに時間は過ぎて遅めの夕食・・・

LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_65


LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_66



LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_67


LINE_ALBUM_2026.2.23㈰HAWAII2日目Mia_Kono Fujihara family_260301_68



P2239765

夕食は殆どがハワイの伝統料理でDさんのお母さんが午後に作られてた料理もありました



奥様が少しずつ取り分けてくださいました

P2239770

左の黒っぽいペースト状のがタロイモを蒸した「ポイ」で昔のハワイ諸島などの主食、
Dさんによると低カロリーで栄養豊富なスーパーフードだそうです

昼食と同じくどれもおいしかったので何度もおかわりしました ばくばくばく


と、夕食後もじつによく遊んでくれてて・・・

P2239777





お暇する頃には・・・

P2239782

帰りたくない、もっと一緒に居たい、と泣き出してしまいました

MちゃんKちゃん、孫たちといっぱい遊んでくれてありがとう!!!
Dさんファミリーにあらためて感謝です


と、すっかり遅くまでお邪魔して、

P2239784



帰りもわざわざ郊外のご自宅から都心のホテルまで送ってくださいました

P2239785



P2239787

ほんとに最後までお世話になりました、じつに楽しかったです

と、この夜は嫁から差し入れてもらったビール1缶だけで就寝・・・
するはずもなく、持参した安ウィスキーを水割りで
そう、数階に一ヶ所ずつ無料のキューブアイス・マシンがあるのでありますね 
(ウォータークーラーは1階だけどホノルルの水道水はそのままでも飲めるのでひっく)

(と、次回に続きます)



m98k at 12:40|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ホノルルの休日 | ブログ日誌

2026年03月03日

ブログ開設21周年とホノルル家庭訪問その1

本日2026年3月3日、

当ブログサイト「趣味の物置小屋98k」は、

おかげさまで開設21周年を迎えました!!!

ぱちぱちぱちぱち

まあ、21年目ともなると決意表明もなく、お祝いの品を期待するぐらいで、
ブログ記事の更新も、ほぼ2週間ぶりとなりましたが、じつはわたくし・・・

2月21日からイラン攻撃前々日の26日まで、インド太平洋艦隊の総司令部に!!!
ほど近いホノルル市内に滞在してました

24日には
総司令部のあるパールハーバーの見学ツアーに参加してたのですが、日系4世の
ガイドさんが「基地への軍人の出入りがいつになく激しくなっており、近いうちに
要人が来るか
大きな動きがあるかもです」と言っておられましたが、まさか実戦になるとは・・・

わたくしは2月27日の夜に無事帰国してたのですが、片付けなどに時間を要してた次第で、
これからぼちぼちと備忘を兼ねて記事にアップしていきます

ちなみに今回ツアーは短期留学つーか英語圏の生活に触れるため1月から3月までホノルルの
小学校と幼稚園に通っている孫娘たちと現地の家庭を訪問したりして一緒に楽しむイベントが
メインだったので、家族や関係者や関係先を含む画像は殆どをカットしています
なので記事は飲食物の画像が中心に・・・ま、いつものことでしゅが・・・


まずは21日の夜、家内と二人で・・・

P2219560


P2219561

すっかりリニューアルされ・・・



P2219563



P2219556


P2219557

さらにお高い店が並ぶようになった関西空港から・・・



20:45発ホノルル行きのハワイアン航空850便に搭乗・・・

P2219569

例によって客室乗務員さんたちの説明を(モニターで)受けて・・・



エアバスA330が水平飛行に移るとナッツ類と飲み物のすぐ後に軽食が出てきました

P2219572



P2219573

ハワイ航路の往路らしく2本目まではキリン、3本目からはマウイにして・・・

機内では
「ムーラン」ほかネット配信のみで?わたくしの知らなかったアクション映画を
何本か観ましたが、どれもアクション映画の要素すべてを適当に盛り込んでるとゆーか、
よくできてるとは思ったものの、いかにも「グローバル資本主義の勝ち組が作った作品」
とゆー感じがして、さらさらと観て殆ど記憶に残りませんでした

ま、マウイおかわりのせいかもでしゅが・・・ひっく

P2219574



と、少しウトウトしてると、早朝には、

P2229575

大阪名物「岩おこし」入りの軽食が出て・・・



P2229576

ジュースとコーヒーのおかわりで目を覚ましました

ほぼ定刻の9時過ぎにアメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市ダニエル・K・イノウエ国際空港に
着陸したのですが、豪雨のため到着ゲートが混み合ってて30分ほど機内で待機しました

ちなみに夜の9時前に大阪を出て約7時間半のフライトで当日!!!朝の9時過ぎにホノルルに着く、
つーのは「夜行列車で朝を迎えたら前日の朝だった」つー感じで得した気分でしたが、
帰りはホノルルを昼過ぎに出て10時間ちょいのフライトなのに大阪に着くのは翌日の夜、
つーことになりますね・・・
ちなみに日本とハワイとの時差は19時間で今回は5泊7日の旅とゆーことになります



P2229578

星条旗とハワイ州旗に迎えられ
国土安全保障省・税関国境警備局(CBP)による入国審査へ

国土安全保障省は9/11同時多発テロの翌年に設置された巨大組織ですが最近のトランプ政策で
同省の市民権移民局(CIS)、移民関税執行局(CBT)と並んでCBPも厳しく・・・びくびく

事前にESTA登録してるので審査といっても顔の確認ぐらいと思ってたのですが、実際には
酒は?その分量は?食べ物の種類は?ドラッグは?からはじまって、観光以外に何か予定は?
ホテル以外の滞在先は?などなど、けっこう入念な質問がありましたが何とか無事に通過、
わたくしにとっては生まれて初めてのアメリカ合衆国への入国となりました

そう、わたくし海外といえばモンゴルやボルネオなどアジアが殆どでヨーロッパは1回だけ
南北アメリカ大陸には行ったことがなく(アマゾン植林ツアーは仕事でドタキャンだったし)
特にアメリカ合衆国にはテレビや映画で昔から憧れてたので楽しみです

で、空港から家内が予約してたHANAタクシーに乗ったのですが・・・

S__1966123

ホノルルでは雨季でも稀とゆー大雨洪水警報が発令中でした

本来ならホテルに荷物を置いて孫たちと合流、庭にプールやBBQ設備のあるコンドミニアムの、
孫たちと同世代の娘さんを持つご家庭を訪問して、子どもたちはプールや芝生で一緒に遊び、
大人たちはBBQなんぞで夜まで飲んで食べて過ごす予定だったのですが・・・


この豪雨でどうするか、市内の移動は一応安全とのことですが・・・

P2229580




P2229581

今回もバンコクの休日と同様、現地関係者と連絡する家内が「au海外放題」、わたくしは
ホテルや空港などの無料Wi-Fiのパターン、今回は家内と孫たちの母親(長男の嫁)が事前に
相談して日程を決めてたので、訪問先とコーディネーターと4人でLINEで相談してました
離れてても移動中でもリアルタイムで相談できる時代なんですね・・・

相談の結果、プールは寒くて遊べないだろうし屋根付きBBQサイトは利用時間制限があるので
昼のBBQだけご一緒しましょう、とゆーことになったようで、ホテルで孫たちと合流して
予約していた大型タクシーでMさん宅へ・・・


P2229589

リゾートホテルなみの庭でした



LINE_ALBUM_2026.2.21㈯Hawaii1日目 Maila_ Ayla_260301_37

温かいジャグジーもあるので数名は
プールにいましたが、さすがに寒そうでした




P2229592

こちらが屋根付きBBQサイトでタープ下のキャンプBBQと同じですが広いです



子どもたちの自己紹介や遊ぶ様子や大人が楽しむ様子などは一切カットして、

P2229597

MさんがプロパンガスのBBQグリルでチキンなんぞを焼いてくれました



で、焼き終われば素敵なドレスに着替え大人の飲み物を持って現れ・・・

P2229623



P2229608



P2229609



「ハイネケンならライトより新発売のこちらがオススメですよ」

P2229610

これはホノルル滞在2ヶ月の嫁も知らなかったそうです



「わたしが現在ハマってるのはこちらです」

P2229613

つーことで、大人3人はハイネケンのシルバーで、彼女はKANOSUKEをハイボールで、
子どもたちはジュースで、まずは乾杯!!!

子どもたちは雨が止めば芝生を走り回り、また降ってきたらテーブルでお絵描きなど、
母親たちは子育て事情の違いや苦労話で盛り上がってましたが、わたくしは例によって
ひたすらばくばくごくごくと・・・


LINE_ALBUM_2026.2.21㈯Hawaii1日目 Maila_ Ayla_260301_21

子どもたちは庭で集めてきた貝殻を洗ったりして楽しんでました


やがて上の娘さんも学校から帰ってきて挨拶に来てくれてましたが、この3人は、

LINE_ALBUM_2026.2.21㈯Hawaii1日目 Maila_ Ayla_260301_8

帰る頃にはすっかり仲良くなってて別れを惜しんでました


せっかくなので最寄りのバス停までのスナップ

P2229629



P2229630


P2229643



P2229640

他にもあの独特のサイレン音があちこちで鳴ってましたが、やはり稀な豪雨の影響???



P2229634

これぞアメリカ!!!とゆー感じの消火栓



せっかくなのでバス停で記念写真も一枚

P2229638



つーことでザ・バスでホテルに戻り、すぐ近くにある孫たちのコンドミニアムへ・・・

P2229645


P2229648

小さな1DKですが家賃はけっこうお高いとか・・・


で、孫たちとお留守番しながら、

P2229646

スナックでハイネケンのライトをいただいてると・・・



P2229653

二人で近所の人気店「マグロスポット」の海鮮丼を買ってきてくれました
けっこう行列ができてたそうですが、味付けは日本離れしてて独特でした

で、あらためて3人で乾杯、みんなで楽しく飲めるのが何よりですね

さらに帰りには「お義父さんはビール党なので」と大量のビールにビーフジャーキーまで
持たせてくれました ありがとね!!!

で、ホテルの自室まで戻って・・・

P2229655
(左端は自分で淹れて冷やしてくれてた麦茶)

「わははは、これだけあればしあわせじゃあ」と、いったんは冷蔵庫に入れたものの、
家内が爆睡してから、まずは1缶・・・


P2229656

ぷしゅ、ごきゅごきゅごきゅ、くはあ・・・わははは、しあわせじゃあ

(と、次回に続きます)




m98k at 20:11|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ホノルルの休日 | ブログ日誌

2026年02月20日

八月の御所グラウンド

とーとつですが・・・

P2139552


万城目学の第170回(2023年下半期)直木賞受賞作品、
「八月の御所グラウンド」ほか1作のご紹介であります


帯の惹句

P2139554


初出誌と著者紹介

P2139556




奥付

P2139557


目次

P2139555

「十二月の都大路上下ル」は、27年ぶりに全国女子高校駅伝のエントリー権を獲得して
京都にやってきた弱小高校の補欠の1年生部員が、急きょアンカーとして冬の西大路通を
駆けることになったオハナシ・・・

「八月の御所グラウンド」は、友人からの借金と焼肉屋での奢りによって、御所グラウンドで
真夏に開催される謎の草野球大会に
参加することになった大学4回生のオハナシ・・・

惹句には著者の「ホルモー・シリーズ以来16年ぶり(の)京都×青春感動作」とありますが、
その一作目と二作目にあたり、三作目と四作目がこちら、森見登美彦や望月麻衣の作品と並んで、
わたくしの好きなジャンルなのですが何せ直木賞受賞作品なので、図書館での順番待ちが完全に
逆転してしまってた次第・・・やはり直木賞のご威光は凄いですね

どちらも不思議さが気持ちよく残るオハナシでしたが・・・
「十二月の・・・」では初めて京都にやってきた純情で素直で爽やかな高校1年生の女子を、
「八月の・・・」では京都で3年4ヶ月を燃えることなく過ごし、最近彼女にフラれたばかりで
就活もしていない怠惰な大学四回生の男子を、それぞれ主人公にして物語が展開していきます

わたくし作品に出てくる駅伝コースには学生時代の「京都市街・夜間徒歩一周」という伝統
行事での惨めな思い出があり、同じく御所グラウンドにもサークルのソフトボール大会での
(作品に登場する中国からの留学生と同じ)野球の基本ルールをまったく知らなかったことによる
惨めな思い出があるのですが、ま、今となってはどちらも懐かしい限り、以前も書きましたが
京都を舞台にした作品つーのは、けっこう設定年代が離れてても知っている情景がリアルに
浮かび上がってくるのがいいですね

小説なので詳しくは紹介できませんが、さすがと思った京都の夏の表現の一部だけ・・・

八月の京都の暑さに勝てる者などいない
すべてのものは平等に、ただ敗者となるのみ

脳みそからあらゆる前向きな意思や意欲が溶け出し、
コンクリートに焼きついた影と一緒に蒸発していく

四回生の夏休み、(中略)すべてを諦め、バイトもせずにただ怠惰に日々を暮らしていても、
へっちゃらな人間に成り下がってしまった
(わたくし四回生のときの怠惰な暮らしと同様に、リタイア後の今の怠惰な暮らしもへっちゃらなんやけど・・・)

京都に来てわかったことがある
夏の殺人的な蒸し暑さと、冬の無慈悲な底冷えの寒さを交互に経験することで、京都の若者は、
刀鍛冶が鉄を真っ赤になるまで熱し、それを冷水に浸すが如く、好むと好まざるとにかかわらず、
奇妙な切れ味を持った人間刀身へと鍛錬されていく

・・・さすが直木賞を受賞した名文つーか、この部分だけなら芥川賞か・・・



m98k at 12:02|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 書斎 

2026年02月15日

NEXUSネクサス情報の人類史

とーとつですが・・・

P2019558


P2069559

ユヴァル・ノア・ハラリ著「NEXUSネクサス情報の人類史」であります

以前も書きましたが、わたくし、
半世紀以上前の学生時代に、小松左京氏の特別講義「現代史」を聴講してました

今なら「情報史」とでもいうべき授業で、生命の誕生つまり情報伝達が始まった時点からが
「現代」なので、まずはそこから・・・と、当時としては画期的な内容でした

まだ情報処理という言葉さえ殆ど知られていない時代に、当時最新分野だった生命史や人類史、
遺伝子研究に関する最新情報などを活き活きと話されてたことを覚えてますが、あの時代に
すでに現代の情報化社会を的確に予測されてたんですね

「いつか人類が月面に立つことは昔から予想されてたけど、その瞬間を
世界中の人々が家に
居ながら同時に観ているとは誰も予想してなかった」という言葉が印象的でした


閑話休題


上巻の惹句

P2019559



下巻の惹句

P2069560




下巻の奥付

P2069563



著者・訳者の紹介

P2019560

そう、こちらの本ではジャレド・ダイアモンドらとともに、その人類のビッグストーリーを、
こちらのノーベル経済学賞を受賞した著者の本では、そのテクノロジーへの見方を批判されてた、
あの「サピエンス全史」の著者であります


目次

P2019563




P2069561



P2069562


なにせ分厚い上下巻で挿絵や図表も殆どなく細かい文字がぎっしり・・・ですから、
とてもすべてからメモすることなど不可能・・・

つーことでプロローグにあった「今後の道筋」部分のみ要点をメモしておきます
(ただし「・」部分は各章本文からのてきとー抜粋メモです)
(てきとーですが著作物からのメモなので公開に問題があれば非公開設定にします)

第Ⅰ部「人間のネットワーク」では、
まず人間の大規模な情報ネットワークに不可欠だった神話と官僚制を考察する

第1章(情報とは何か⇒略)

第2章と第3章
大規模な情報ネットワークがどのようにして神話作者と官僚に頼ってきたか
⇒聖書の物語と教会官僚による選択のバランスで制度や社会の特徴が決まるなど

・脳内記憶の検索は効率的で早いが文書記録の検索は生物学的システムには頼れない
・誰かが(自然秩序ではなく)文書を分類する新しい秩序を考案する必要があった
・この新しい秩序が官僚制⇒ビューロ(書き机)クラシー(支配)
・神話作者と同様、官僚は秩序のために真実を犠牲にする傾向がある
・バイアスでレッテルを貼るアルゴリズムや人間の欲求や感情を無視する手順など

・21世紀の情報ネットワークが抱える多くの問題は典型的な官僚制の問題
・新型コロナ研究のような全体的な科学アプローチを要するものには適さない
・統計、生物、化学、政治、歴史など科学が官僚制で領域ごとに分割されているから
・この境界は客観的な現実ではなく人間の共同主観的な約束事
・だが大規模なネットワークを管理するのに
(完璧ではない)官僚制に優る方法があるか
・官僚制によるレッテルを貼る任務は人間でもAIでも関係ない

・第Ⅱ部では官僚と神話作者の役割をAIがどのように担っていくかを見るが、
・以下の章は情報ネットワークの誤りに対する過去の自己修正メカニズムについての考察
(イーロン・マスクの真実追及AI(TruthGPT)は危険な空想で過去なら宗教の役割になり、
その最も重要な機能は社会の秩序のために超人間的な正当性を提供すること)

第4章
⇒誤情報の問題と自己修正メカニズムの利点と欠点
⇒カトリック教会と科学系学会との比較(
自己修正メカニズムの強弱)
⇒弱ければ近世の魔女狩りにもなるが、強ければネットワークを内部から不安定にすることも

・独裁社会は強力な自己修正メカニズムを欠いた中央集権型の情報ネットワーク
・民主社会は
強力な自己修正メカニズムを持つ分散型の情報ネットワーク
(中枢はあるがそれ以外にも多くの情報の経路がある)

第5章
⇒分散型の情報ネットワークと中央集中型の情報ネットワークとの比較
⇒民主主義体制と全体主義体制の情報の流れ方どちらにも長所と短所がある

・真実を隠す歪めるという選択肢だけは選挙で提示されるべきでない(気候変動など)
・学術機関とメディアと司法制度は独自の自己修正メカニズムを内部に持っている
・人民を一元的な存在として指導者と異なる意見を排除するのがポピュリズム
・政治領域の権限は人民に由来するが他の領域の権限は別のものに由来することを
否定しない
のが民主主義で、報道機関や裁判所や大学が真実を多数派の意思からさえ守る
・これらや官僚制への信頼性が低ければ秩序を保つのは神話しかない

⇒AIの台頭は最大の情報革命だが過去の情報革命と比較しなければ理解できない

・1618年にオランダ共和国で発行されたのが新聞(今日のダ・テレグラフ)
・新聞は定期的に発行されるので自己修正でき訂正すれば読者の信頼も勝ち取れる
・新聞により世界中の政治の性質が変わった⇒大規模な民主制が可能に
・新しい通信技術や輸送技術でマスメディアの力は強化された
(1960年のケネディとニクソンのテレビ討論会を7000万人のアメリカ人が視聴した)

・近代テクノロジーは大規模な全体主義も可能にした(ヒトラーやスターリン)
・中央集中ネットワークには秩序があり決定が早いが公式経路が遮断されれば代替がない
・よく遮断される理由は上司に悪い知らせを部下が隠すから(惨事の隠蔽も可能)
・分散型のネットワークでは遮断はなく隠蔽も不可能だが秩序が保てない

⇒聖書が正典化された経過を理解する、近世の魔女狩りやスターリンの集産化を調べる
⇒これがAIに支配権を与えたときの問題への警告になる
⇒歴史=変化の研究からAIは印刷機やラジオと根本的にどう違うのか理解可能になる
⇒確かな情報による選択を行なえば最悪の成り行きを防げることを伝えたい

・これまではどの情報ネットワークも人間の神話作者と官僚に頼って機能してきた
・文書を作成し解釈し魔女や反逆者を決めるのは人間の仕事だった
・21世紀の最大の分断は民主主義と全体主義ではなく、人間と人間以外のアルゴリズム
・コンピュータが官僚制を動かしアルゴリズムが新しい神話を創作するとき、人間のものとは
異質の知能(エイリアン・インテリジェンス)は人間の全てを監視できるが、人間はエイリアン・
インテリジェンスが何をしているのか殆ど何もわからない
・そのときの暮らしはどうなるのかを第Ⅱ部で探る


第Ⅱ部「非有機的ネットワーク」では
第Ⅰ部での歴史の概観を踏まえ
AI台頭の政治的意味合いに焦点を合わせながら今日の新しい情報ネットワークを考察する

第6章~第8章
⇒2016~17ミャンマー抗争でのSNSアルゴリズムなど世界各地の近年の例を論じる
⇒AIがこれまでの情報テクノロジーとどのように違うかを説明
(例が20年代ではなく10年代なのは多少でも歴史的に捉えられるから)

・コンピュータとは自ら決定し、自ら新しい考えを生み出す機械
・粘土板、印刷機、ラジオなど従来の情報テクノロジーをはるかに凌ぐもの
・AIは聖書にどの巻を含めるか、どの演説を放送するか、その原稿作成までこなす

・フェイスブックのアルゴリズムはミャンマーの慈悲側ではなく非道側を推奨した(2016)
・残虐行為の責任は軍幹部、重役、開発エンジニアだけでなくアルゴリズム自体にもある
・AIアルゴリズムはプログラムしなかったことを学び決定する⇒これがAI革命の神髄
・エイリアン・インテリジェンスの決定や目標で人間が制御されている

・知能とは目標を達成する能力、意識とは主観的な感覚や感情を経験する能力で、人間など
哺乳動物では密接に結びつくが全く別物、細菌や植物は意識は持たないが知能を示す
(知能だけで情報を集め選択し食べ物を獲得し繁殖し他の生き物と協力する)
・人間も呼吸や消化などの殆どは自覚することはあっても意識で決定を下すことはない
・(AIの知能が高まると意識が生ずるかどうかとは関係なく)知能があれば目標の達成には充分で
意識は必要なく、独自の目標を持ち達成のための決定を下す⇒ミャンマーやGPT4の例

⇒まったく新しい情報ネットワークを熟慮せず作り出していることの説明

・人間と人間、人間と文書の連鎖から、これまでなかった文書と文書の連鎖へ
・コンピュータは情報ネットワークの能動的な行為主体(メンバー)で自分で判断し決定する
・税法や金融の情報はどのメンバーよりも理解し独自に運用している

⇒有機的な情報ネットワークから
非有機的な情報ネットワークへの移行
(炭素ベースのニューロン(神経細胞)からシリコンベースのコンピュータへ)

・文書は口を利けないがコンピュータは人間に影響を与えることができる
・コンピュータどうしが自力で関わり合っている(例えば外国為替市場の90%以上)
・大手テクノロジー企業のいう「顧客は常に正しい」は顧客がこれら企業のビジネスモデルと
活動を完全に理解していることが前提だが、顧客(や有権者や政治家)は理解できていない
・新しい情報テクノロジーで社会は変わるが、そのペース・形態・方向はかなり制御できる
・コンピュータの決定方法は人間と異なる(同じならSFに出てくる「新しい人間」)

・ソーシャルメディアは思考や行動を抑制する前頭前皮質ではなく本能に関わる大脳辺縁系の
相互接続を生み出すよう動機づけられているので危険

・アラインメント問題とクラウゼヴィッツの戦争論
・イラク占領中のアメリカ軍の中隊がモスクから攻撃された場合、モスクを戦車砲で吹き飛ばす
中隊長の決定は戦術的には正しいが、戦略的・政治的には最悪の決定になりかねない
クラウゼヴィッツにとって合理性とはアラインメントを意味し政治目標と一致しない勝利を
追い求めるのは不合理だが軍が官僚的な性質で不合理な判断を下しやすいことが問題とする
・アルゴリズム官僚と自律型兵器システムの目標を確実に一致させるのはさらに難しい
クラウゼヴィッツ理論の致命的な欠陥は目標を設定する合理的な方法を示していないこと
・コンピュータネットワークに覆せない最終目標を与える合理的な方法はない
・コロナ禍でのロックダウンの影響の合計を計算して苦痛が増えたのか減ったのかを判断する
ことは執拗なコンピュータならできるのか? 惨めさポイントをどう評価するのか?

・コンピュータ同士の繋がりは人間同士の共同主観的な神話と同じく強力で危険になるかも

・データベースに偏見はつきものでアルゴリズムもその偏見を持ち、それを取り除くのは難しい

⇒眠らないスパイ、何ひとつ忘れない金融業者、絶対に死なない独裁者・・・
⇒これは社会や経済や政治をどのように変えるだろうか?


第Ⅲ部「コンピュータ政治」では、
非有機的な情報ネットワークの脅威と将来性に、
異なる種類の社会(民主主義と全体主義)がどう対処できるかを考察する
⇒炭素ベースの生命体が理解し制御できる可能性はあるのか・・・

第9章
⇒民主社会での
非有機的ネットワークへの対処を探る

・民主社会の原則①善意②分散化③相互性は情報ネットワークにも必要

・自動化はチェスより混雑時の皿洗い、医師より子ども相手の看護師のほうが困難
・創造性を要する仕事も同様だがチェス選手やスポーツ選手は人間のまま
・近い将来に雇用は大変動するが再訓練は大きなストレス
・高い失業率が3年続いただけでヒトラーが台頭した
・混乱が果てしなく続けば民主主義はどうなるのか

・2010年代から20年代にかけ世界中で保守派が自滅している
(保守派とはすでに存在しそれなりに機能してきたものは何であれ維持する人たち)
・アメリカの共和党は非保守的なトランプにハイジャックされ既存の伝統、民主主義の制度、
エリートや公務員を退けた⇒これは保守派ではなく革命主義者そのもの
・保守派共和党の自滅により民主党は否応なく旧来の秩序と制度の守護者になった

・保守派と革新派の両方が過激な革命の誘惑に抗い民主的な伝統や制度に忠誠を保てば、
民主社会は自己修正メカニズムで技術や経済の波に乗れる
(1960年代のアメリカや日本などで70年代から80年代のコンピュータ革命にも対応した)

・2020年代の初めまでに複雑なリスク評価アルゴリズムが開発され、多くの国で裁判官も
被告も理解できないまま、部分的にリスク評価に基づいた懲役刑が宣告されている

・2016年3月のアルファ碁37手目はAIが人間とは異質のものであることを証明した
(過去2500年以上も人間の脳が探求してこなかった領域の手だったから)
(プログラムを作ったチームも37手目による終盤での勝利を説明できなかったから)

⇒たとえばAIに制御された金融制度では貨幣の意味さえアルゴリズム次第になる
⇒生身の政治家はどうやって財務上の決定を下すのか

・銀行貸付でお金が生み出される基本を正確に理解しているイギリス議会の議員は12%で
さらに複雑な金融ツールの原理を理解してるのはごく一部の金儲けの天才のみ
・AIがさらに複雑な金融ツールを創出し理解できる人間がゼロになれば民主主義はどうなるか

・アルゴリズムは大量のデータポイントで決定するが人間は苦手で個々のデータを好む
・単一原因の誤謬(単一の原因を探し特定の行動方針を取り、それ以外は考慮せずに無視する)
・融資に関するアルゴリズムによる決定に説明を義務付けたら数千ページになるだろう
(住宅ローンを申し込んだ際に最新のiPhoneを使ったことにより返済可能性が0.08%高くなり
その際のバッテリー残量が17%だったことにより返済可能性が0.5%低くなったこととか)

・アルゴリズムが信頼できるかどうかを審査し認可する官僚制の機関が必要
・そんな機関がなければ、説明を受ける権利を定めたりコンピュータの偏見を規制しても
誰もそれを実施することはできない

⇒相手が人間なのかチャットボットなのか区別できなければ、民主社会はどうやって公の場での
話し合いを維持することができるのか

・過去には新聞社やラジオ局や政党といった組織が公共領域での発言を決めていた
・ソーシャルメディアがその力を奪い開かれたもののアナーキー無政府状態につながった
・討論の仕方や決定方法の意見がまとまらなければ結果は民主制ではなくアナーキー

・AIが公開討論にアナーキーをもたらす可能性に警戒すべき
・2016年アメリカ選挙期間中のツイートサンプル2000万件のうち380万件(約20%)
がボット
・2020年代初めの調査ではツイートの43.2%がボットだった
・2022年の調査ではボットはユーザーの5%だが投稿コンテンツの20~29%を生成している

・2023年の調査では人間とChatGPTに気候変動などの正確な記事と欺く記事を書かせ700人に見せた
・人間の書いた偽記事には気づいたがAIの書いた偽記事は正確と思い込む傾向があった

・私がAIと討論して意見を変えさせようとしても意識を持たないので時間のムダであり、
私が話せば話すほど学習して私の信頼を勝ち取ったり、主張に磨きをかけて、徐々に私の意見を
変えたりすることもできる
・心理戦では、この親密さはきわめて強力な武器になる
・政党は親密さの大量生産に苦労し、指導者はラジオ演説では友にはなれかった
・大量のボットは大量の人と友情を築き、その親密さを利用して世界観に影響を与えるだろう
・公共領域がフェイクで溢れ、自分が討論してるのが人間かマシンか区別できなくなれば、
議論の最も基本的なルールや事実についての合意がすべて失われるだろう
・このアナーキー状態の次は自由と引き換えにある程度の確かさを手に入れる独裁社会

・AIのなりすましを規制することは貨幣の偽造を規制するのと同じで可能
・貨幣の偽造には各国が断固たる行動を取り貨幣に対する信頼は維持された
・人間の偽造(なりすまし)も厳しい措置で取り締まるべきでボットに言論の自由はない

・民主社会の存続は規制そのものにかかっている
・民主的な話し合いを維持するには議会、市庁舎、新聞社、ラジオ局すべて規制を必要とした
・人間と異なる形態の知能が話し合いを支配する恐れのある時代にはさらに必要

・現時点で多くの民主社会の情報ネットワークが崩壊しかけていることは明らか
・アメリカの民主党支持者と共和党支持者、フィリピンからブラジルまで過激化している
・話し合いができず相手を政治的なライバルではなく敵と見なせば民主制は保てない
・イデオロギーの隔たりが過去より大きいとは見えないのでソーシャルメディアのせいか
・これまでの章で不利な証拠はあるが他の要因が絡んでいるのも確かで、その理由が定かでは
ないのが今の時代の特徴
情報ネットワークがあまりにも複雑化し、その決定にあまりにも依存しているため、
なぜ私たちは相争っているのかという政治の基本的な疑問さえ答えるのが難しくなってしまった
・何が破綻しているのか、大規模な民主社会が生き延びられないならどうなるか・・・


第10章
⇒全体主義への
非有機的ネットワークの影響を探る
⇒独裁者は話し合いがなくなることを喜ぶが独裁国家は威嚇や粛清で成り立っている
⇒どうやってAIを威嚇したり粛清したり、その台頭を防いだりできるか

・データが多いほど優れたアルゴリズムを開発できる(2023年の検索の91.5%はグーグル)
・ブラジルが自国の医療制度のために遺伝子研究のアルゴリズムを購入しようとする場合、
人口500万で遺伝子記録がプライバシー規則で制限されているニュージーランドのと、
人口14億でプライバシー規制が緩い中国のと、どちらのアルゴリズムを選ぶかは明らか
・人口2億のブラジルが購入することにより、さらにその性能はよくなる
・中国のアルゴリズムを選ぶ国が増え、世界の医療情報の殆どが中国に流れて無敵になる

・ブロックチェーンシステムは決定にユーザーの51%の承認が必要なので民主的?
・ユーザーである政府がアカウントの51%を支配している例がすでに存在する

・独裁情報ネットワークの基盤は恐怖だがコンピュータは恐れない
・チャットボットをブロックしたり削除したり作った人間を罰したりはできても、
自力で学習しコンテンツを生成し話し合うボットで埋め尽くされたらどうなるか
・政権に完全に一致したAIを作っても学習して自らを変えることは防げない

・1955年7月9日の「ラッセル・アインシュタイン宣言」はAIにも当てはまる
・民主社会と独裁社会の両方が用心しないとAIが権力を奪う


第11章
⇒新しい情報ネットワークが民主主義社会と全体主義社会の力の均衡に、どのような影響を
与え得るかを探る
⇒AIはどちらの陣営に決定的に有利な形で、そのバランスを崩すか?
⇒敵対するブロックに分裂し、その対立のせいで制御不能のAIの餌食になるのか、
⇒それとも団結して共通の利益を守ることができるか?

・カタール、トンガ、キリバス、ソロモン諸島は1970年代に大英帝国から独立し、
現在では国際的な舞台で影響力を発揮している
・この事実は21世紀の25年間は権力が少数の帝国だけに握られていないことを立証している

・今後の国際社会はコンピュータにより情報と権力を中央の拠点に集中しやすくなるので、
人類は新しい帝国主義の時代に入る可能性がある
・異なるネットワークのデジタル帝国に分断され、そのネットワークに統制されている人間も
分断され、意思疎通も合意も不可能になり敵対してAIを規制することもできなくなるかも

・19世紀半ばからの帝国の世界征服が21世紀のAIにも起こるか
・企業間の開発競争は一つの政府といくつかの企業からなる競合するチーム間のレースに

・政治家など自国の主要人物のあらゆるデータを北京かサンフランシスコの誰かが知っている場合、
あなたの国は独立国なのかデータ植民地なのか?

・多くの国が自国に危険と看做すアプリを禁止しているが、データ植民地主義は
社会信用システムの拡張という形で現れる場合もある
・世界中でアメリカドルが商取引に使われているのと同様に、あらゆる国で中国かアメリカの
社会信用システムをチケット購入からビザや奨学金の申請、仕事への応募にも使い始めるかも

・19世紀や20世紀の植民地は原材料を提供し最大利益を生む最先端の産業は帝国の中枢に
・21世紀のデータ植民地はデータを提供し帝国の中枢で最先端テクノロジーが開発され、
これらのアルゴリズムはデータ植民地に輸出される
・北京やサンフランシスコの中枢企業は豊かになるが植民地には利益も権力も分配されない

・中国とアメリカ、あるいはロシアとEUのようにシリコンのカーテンを越えて情報にアクセス
することは難しくなっている(スマーフォンのコードでカーテンのどちら側にいるかわかる)
・ソフトもハードも企業も両国で異なり殆どの国が両国に頼っている

・サイバー戦争は核戦争と異なり密かに行えるので誘惑は大きい
・核兵器のような確実性がなく相互確証破壊の原則が損なわれるので先制攻撃の誘惑も大きい

・国際コミュニティへの協力は国民の独立と独自の伝統を損なうというポピュリストの主張
・幸いにこの二者択一は根本の前提が間違っている
・国民を大切にするためには外国人と協力する必要があるから(新型コロナの例)

・グローバリズムの第1の原則はいくつかのグローバルな原則に従うこと
(サッカーワールドカップでは同じルールへの合意がないと試合ができない)
・グローバリズムの第2の原則は(ときには)一部の人の短期的な利益よりも全人類の長期的な
利益を優先させる必要があること
(ワールドカップでの薬物使用はいずれ生化学者の競争になる可能性があることを誰もが
認識しているので使用しないことに合意している)

・テクノロジーの他の分野でも国家の利益とグローバルな利益のバランスをとるべき
(ときには)自立型兵器や世論操作アルゴリズムといった危険なテクノロジーの開発と導入を
(純粋な利他主義からではなく自己保存のために)制限することに合意すべき

・違法AIは違法原子炉より隠しやすく、AIは核爆弾より民生用途が多いので規制は困難?
・ポピュリストはジャングルの弱肉強食、マルクス主義者は人間の権力志向を主張するが、
実際のジャングルはあらゆる生物の共生と協力と利他主義で成り立っており、石器時代の人類は
狩猟者であるとともに採集者であり、組織的な戦争の証拠は僅か13000年前に過ぎない
・長期的な人類史で見えるパターンは争いではなく協力の規模の拡大

・国家予算に占める軍事費の割合
・1065年の宋王朝では83%、ローマ帝国は50~75%、17世紀後半のオスマン帝国では約60%、
1685~1813のイギリス政府の平均支出は75%、フランス、プロイセンもほぼ同様・・・
第一次世界大戦ではアメリカの47%からドイツの91%まで、第二次世界大戦ではイギリス69%、
アメリカ71%、1970年代の緊張緩和デタント時期でもソ連は32.5%だった
・21世紀のはじめには各国平均で7%になり、軍事大国アメリカでさえ13%前後で推移した
・戦争の減少は神の奇跡や自然法則の変化によるものではなく人間の選択なので逆転可能

・2020年代はじめから軍事予算は増加しており一線を越えたのが2022年のウクライナ侵攻
・残された選択肢は捕食者か被食者のどちらかで、たいていの指導者は捕食者を選ぶだろう
・だがAI時代の最上位の捕食者はAIになる可能性が高いことを肝に銘じるべき

(・・・といった道筋で展開していくのだが、)
⇒過去と現在と未来を探る前に、一見単純な疑問から始める必要がある
⇒情報とは、いったい何なのか?

と、プロローグから第1章「情報とは何か?」の冒頭に続くわけで・・・(以下略)


(追記です)
AIについては2021年(ウクライナ侵攻前)の出版物ですが、こちらの本も参考になりました



m98k at 20:44|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 書斎