2015年04月
2015年04月29日
カップスター・ウォーズ!!!
(期間限定のお誘い)
今年の熊野キャンプは5月2日~4日、参加・解散自由ですが興味のある方はご一報ください。詳細をお知らせします。
とーとつにカップスター・ウォーズであります・・・
カップスター40周年記念として発売された、今だけの鶏白湯味・・・
なせばなる!!!
そう、(桜のシーズンの)今限定、スターウォーズ・バージョンなのでありますね!!!
って、大阪では桜のシーズンもおしまい、このサイトではおなじみの処分特価だったんですが・・・
こちら・・・
こっ、これは欲しいっ・・・
オリジナル「ライトセーバー型はし」、しかも組み立て式のペアセット!!!
キャンプ宴会とかで4人までなら遊べるな・・・二刀流が居たら3人で・・・じゅるじゅる
って、応募締め切りは4月30日じゃないか!!!
あせあせあせ・・・
と、あわてて熱湯を注ぎ・・・
はふはふ、ずるずる、ばくばく、んぐんぐ
スープのお味や麺の食感、具材などについては・・・ま、ふつーでしたが・・・
ともかく完食であります。げふっ
で、応募券2枚をハガキに貼って、先ほどポストに投げ込んできたのですが、
果たして・・・
スターデストロイヤー起動までにサーマルリアクターに届くのかっ???
もとい・・・
当日消印までに郵便局に届くのかっ???
2015年04月26日
ロープとチェーン・・・
今年の熊野キャンプは5月2日~4日、参加・解散自由ですが興味のある方はご一報ください。詳細をお知らせします。
今回はロープとチェーンであります。
びしっ、ばしっ、でへへへ
ではなく・・・
そう、まずは8年前に買って一度も使っていない・・・
タイヤチェーンであります。
大阪ではすっかり季節外れになりましたが、ま、新XV用に確認しておこうと・・・
で、今回、あらためてよく見てみると・・・
わたくしのクルマの標準タイヤサイズ、これを購入した二代目フォレスターの頃から今回の新XVまで、
ずっと225/55R17だったはずなのに、この一覧にはそのサイズがありません・・・???
そーいやこのタイヤチェーン、雪の残る地方に家族旅行に行く直前に息子に買ってきてもらったもの、
自分で確認して購入したわけではなかったけど・・・と、今更ながら一抹の不安が・・・
ま、小さすぎて装着できないことはあっても大きすぎて弛むことはないので、装着さえできれば・・・
って、これでいざとゆーときに使えるのかっ???
昔ワーゲン・ビートルで信州へスキーに行ってた頃は、国道を離れてから安宿までの僅かな凍結区間で、
亀甲型の純正チェーンを装着したことはありますが、ニッサン・テラノに乗り換えて以降23年間は、
ずっと四駆車にオールテレインタイヤでしたし、チェーンを装着することは一度もありませんでした。
ま、雪国なら冬タイヤなんでしょうが、わたくしスキーにも行かなくなり、二代目フォレスターになってから、
非常用にこのチェーンを買った程度で、今度のXVでもまず使うことはない・・・とは思ってるのですが、
エコタイヤとやらでけっこう滑りやすそうなので、ともかく一度は試着しておいたほうがよさそうですね・・・
いっぽう、こちらは新車購入にあわせて思い切って更新した・・・
そう、牽引ロープであります。
いちおー両端にフックも付いてます。
テラノ購入時から23年間ずっと積んでた、最大破断8t・牽引4t・PP製とゆー牽引ロープはあるのですが、
熊野で隠れた落ち込みに、ほぼ直角に半分以上突っ込んだ仲間の四駆車を引き揚げようとした際、
見事に破断して、それ以降も結んで使ってましたが、さすがに劣化してるだろうと今回新調した次第。
ええ、簡体字と英語風の説明しかありませんが・・・
それに5TONって、いったい何が5TONなのか・・・何の説明もありませんが・・・
ま、古いやつのU字シャックルだけでも一緒に入れておけば、フックが曲がっても交換できるし、
たとえ破断しても、フック取付け部の縫い目が裂けても、また結んで使えばいいし・・・
って、これもいざとゆーときに使えるのかっ???
参考になる(かも知れない)P.S
わたくし、クルマの非常用装備としては、大型車用ブースターケーブルと今回のような牽引ロープ、
折りたたみスコップと傘が数本、替え下着とカッパ上下と軍手と予備の靴、PPシートに飲料水少々、
そして冬季には今回ご紹介のタイヤチェーンを積むぐらいであります。あと世界星座早見もね・・・
この装備は30年以上変わらずで、昔は険しい河原にもよく入ってましたし、川下りで全て流され、
ポーテージしたクルマにあるものだけが頼りだったこともありますので、厳選されたものかと・・・
ま、わたくしのクルマでのお出かけは、川下りやキャンプ宴会などアウトドアが殆どだったので、
そのための非常装備もありますので、クルマ専用といえばブースターケーブルとタイヤチェーンぐらい、
牽引ロープは補助ロープと兼用することもできますし、スコップや傘もキャンプの常用品ですね。
ブースターケーブルを大型車用にしてるのは、わたくしがディーゼル車に乗ってたこともありますが、
大型トラックなどから電源をもらう際には必要で大は小を兼ねる、と教えてもらったからであります。
昔は何度か助けたり助けられたりもしましたが、今は山奥からでも電話でロードサービスを呼べますし、
バッテリーの性能も良くなったのか、めったに使うことはなくなりました。
いっぽう牽引ロープは、河原や砂浜や悪路へ入ることが多かったのでけっこう頻繁に利用しました。
ニッサン・テラノに乗ってた時は、他のクルマを砂地やぬかるみからひっぱり出す役目ばかりでしたが、
ワーゲン・ビートルのときは、何度か他の四駆車にひっぱり出してもらったこともありました。
ま、二代目フォレスターに乗り換えてからは殆ど使わなくなりましたが、こちらはスタックするようなところへ、
みんなで行くこと自体が少なくなったのが大きな理由でしょう。ううっ
ちなみに今までのはPP(ポリプロピレン)製で、今回のは(表記は一切ありませんが)おそらくナイロン製。
牽引ロープといえばワイヤー製のものもあり、こちらのほうがダイレクトに牽引力が伝わるので、
救出・脱出用にはよさそうですが、破断したときにはワイヤーが跳ねて危なそうですね・・・
クルマの非常用装備としては、これ以外にも「懐中電灯」やマルチツール、ガムテープや番線なども、
必需品なんでしょうが、わたくしキャンプ宴会でなくても、お出かけの際にこれらは持ってますので
(特に「懐中電灯」はいっぱい)、わざわざクルマに積んでおくことはしていません。
そう、上記のスコップや替え下着などはキャンプ宴会以外には持たないので常備している次第。
ま、大阪周辺へのお出かけにはこの程度で充分、今ならブースターケーブルはもう要らないか、
むしろ災害時に備えて保存食・飲料を含む車中泊セットを常備しておくか・・・とも思うのですが、
しょっちゅう積んで行くキャンプ宴会セットとかなりカブることになりますし・・・悩ましいところです・・・
2015年04月19日
2015琵琶湖一周???
今年の熊野キャンプは5月2日~4日に決定、自由参加・自由解散ですが興味のある方はご一報ください。
わたくし、ついに琵琶湖を一周してきました!!! わははは
琵琶湖大橋の西詰にある国民宿舎をスタート・ゴール地点にして、昨日4月18日に・・・
今回は熊野キャンプ仲間の剣鉈コレクターさんが、職場で作った「サイクリング同好会」のメンバーで、
琵琶湖を時計逆回りに一周することになったそうで、わたくしも誘っていただいた次第。
琵琶湖一周コース・・・
サイクリストにはよく知られたコースで、瀬田川にかかる瀬田の唐橋からなら一周200kmほど、
琵琶湖大橋からなら一周160kmほどのコースであります。
「って、一日で廻るんですかっ??? わたくしなら二泊三日ぐらいかかりますが・・・宴会しつつ・・・」
「今回はウサギさんチームとカメさんチームに別れ、カメさんチームは東岸の長浜港から西岸の今津港まで、
竹生島経由の遊覧船に乗って、最北部をショートカットします。」
「それでも一日で100km以上は走るんでしょ・・・とてもそんな自信はないのでやめておきます。」
「それは残念ですねえ・・・夕食には近江牛のすき焼きを予約してあるのですが・・・」
「うっ、行きます、行きます、近江牛のすき焼き行きます!!! じゅるじゅる」と、ついつい近江牛に惹かれて・・・
で、カメさんチーム4人は朝7時半に現地集合、ウサギさんチーム5人は8時に現地集合で、
わたくしは7時過ぎに一番乗りで国民宿舎の駐車場に到着・・・
愛車のダホン・エスプレッソ2014をクルマから出して、宴会セットもとい行動食セットなんぞを装着してると、
8時前には全員が揃いカメさんチームがスタート、ウサギさんチームは30分遅れでスタートする予定・・・
まずは最初の難関、琵琶湖大橋へ・・・
って、さっそく最後尾になってしまいましたが・・・ひいひい・・・
カメさんチームのみなさん、頂上で待っててくれたので記念撮影であります・・・
わたくしはいつものポタリングふらふら仕様ですが・・・
みなさんはそれなりのロード仕様、特に右端の剣鉈コレクターさんの自転車は6kg台だそうで、
左端わたくしのダホン本体の半分以下の重量・・・
しばらくは4人仲良く走ってたのですが・・・
やがて前方の二人が見えなくなり・・・
わたくしにペースを合わせてくれてた剣鉈コレクターさんと、長命寺港にて休憩・・・
ちなみにこちらが彼の愛車であります。
なんでもトータルでは百ン十万かかっているとか・・・
で、しばらく並走してくれてた剣鉈コレクターさんや後発のウサギさんチームにも・・・
愛知川から彦根市に入るあたりで引き離されてしまい・・・
ま、仕方がないので、いつもののんびりペースで湖岸沿いをふらふらと・・・
じゅるじゅる
湖岸の桜花もまだいくらかは残ってたので、のんびりと花見を楽しんだり・・・
こちらもよさげなカフェテラス・・・って、ちょうど窓ガラスにわたくしと湖面が映ってるぞ・・・
ま、せっかくなので・・・
記念撮影したりして・・・
ようやく米原市に入った頃に・・・
剣鉈コレクターさんから「長浜港で待ってます。」とのメールをもらったのですが・・・
わたくしは長浜まで12kmの地点で、のんびりと休憩してました・・・あははは
けっこう大きい道の駅「近江母の郷」で、またまた休憩・・・
じゅるじゅる・・・いや、いかんいかん、みんな長浜港で待ってくれてるだろうし・・・
やがて・・・
春霞(黄砂ともゆー)にかすむ伊吹山も間近に見えてくると・・・
長浜に到着であります・・・
ま、大仏さまは後姿でしたが・・・
で、長浜港で全員と合流したのですが、みなさんはとっくに昼食を終え、まさに出発直前・・・
とりあえず・・・
全員で記念撮影・・・ちなみにお揃いサイクルウェアのお二人は宮古島トライアスロンの完走者だそうです・・・
「で、カメさんチームはここから竹生島経由の琵琶湖横断航路で今津までショートカットするんですよね?」
「それが・・・横断航路に自転車を載せるには輪行袋が必要だそうで、今回持ってるのは98kさんだけ、
仕方ないので我々3人は、ここから引き返そうかと・・・ううっ」
と泣いてると船員さんがきて、海津大崎行きの船ならガラ空きなので輪行袋なしでもいいとのこと・・・
「うーむ、今津から琵琶湖大橋西詰まで40kmほど、海津大崎からだと50km以上になるなあ・・・
でもここから引き返しても55km以上あるし・・・せっかくなので船に乗せてもらうことにします。」
「てぇい、この軟弱者めらがっ!!! わたくしは船なんか乗らずウサギさんチームについて行って、
あくまで完全一周を目指します。暗くなっても明るいライト持ってきてるし・・・むひひひ」
「ま、お好きなように・・・」
と、海津大崎行きの船に乗り込むカメさんチームを見送り・・・
ウサギさんチームと残ったダホン・エスプレッソ2014の雄姿!!! ぱちぱちぱち
で、もちろん・・・
長浜城を過ぎたあたりで、はやくもウサギさんチームからは完全に引き離され・・・
またまた一人きりになり・・・
のんびりと湖北地方を目指します・・・
ふむふむ、なかなか湖北らしい風景になってきたな・・・
って、結局わたくしだけが昼食を食べてなかったんじゃないかっ!!!
ところが長浜からの湖岸道路には、まったくお店がなく、行動食を食べるための休憩をとりつつ・・・
それにしても腹が減ったな・・・看板も建物も、すべてが食堂に見えてきたぞ・・・
と、幻覚が現れはじめた頃、ようやく竹生島が見えてきて・・・
以前、クルマで立ち寄ったことのある湖北野鳥センターに到着・・・
で、野鳥センターなんかには目もくれず、併設されてる道の駅へ直行・・・
前を横切るサイクリストさんも昼食抜きで腹ペコなんでしょうか、ずいぶん急いでました・・・
で、とりあえず・・・
「和牛肉そば」を・・・疲れてるときの温かい麺類はじつに旨いですねえ・・・
ほんとは定食大盛りとかも注文したかったのですが、時刻はすでに二時前、ともかくここは、
夕食の近江牛すき焼き宴会を楽しみに我慢我慢・・・
で・・・ようやく少しだけ落ち着いて・・・
2012年の晩秋に訪れた野鳥センターと泊まった尾上温泉の一軒宿・・・
いやあ、懐かしいなあ・・・ここからの夕日は絶景だったなあ・・・
などと感傷に浸りつつトンネルを抜けて振り返ると・・・
まだまだ桜花が満開でした・・・大阪ではもうすっかり葉桜になってましたが・・・
で、このあたりでようやく・・・
瀬田の唐橋から88km地点、唐橋から琵琶湖大橋の東詰までは20kmほどで、出発点から大橋を渡り、
東詰までは3.5kmほどでしたから、88-20+3.5=71.5km、ま、実際はさざなみ街道からはずれ、
湖岸沿いを遠回りしたり寄り道したりしてるので、それ以上は走ってることになります。ひいひい
で、賤ヶ岳のふもと、木之本を過ぎると・・・
この先、福井県側は来週まで冬季通行止の余呉町へ・・・
このあたりが琵琶湖一周の最北部、ようやく半分程度といったところで・・・
わたくしは余裕をもって余呉湖なんぞへ寄り道・・・って、もう三時前なんですが、明るいライトあるし・・・
と、これまた懐かしい余呉湖に到着・・・
ここでは2011年の秋にキャンプしてて、赤チャリさんが夜中に着いたなあ・・・
あの時は大津から間違って瀬田川を下り、もう一度北上してここまで漕いで来たとか・・・
しかも20インチのミニベロ折りたたみ車にキャンプ道具を満載して・・・やはり常人ではないな・・・
ま、わたくしは今回、あくまで琵琶湖一周が目的・・・そう、目的のための手段はですね・・・げひげひ
おやおや、こんなところにとーとつに余呉駅が現れたぞ・・・
と、こそこそと駅前へ・・・
で、まだ飲んでないので、わずか数分で・・・
いやあ、駅のホームから見る余呉湖もなかなかのもの・・・わははは
と、琵琶湖一周の後半は、休憩時間(停車時間ともゆー)も含めて僅か1時間10分ほどで・・・
少しオーバーランして(JR湖西線・姫路行き快速の最寄り駅ともゆー)から引き返し・・・
無事に出発点の国民宿舎に到着、琵琶湖一周を果たしました・・・ややきっぱりと・・・
そう、途中から船でショーカットしたりせず、完全に一周したんだかんね・・・げひげひ
もちろん・・・
近江牛のすき焼き宴会には、風呂上がりの浴衣がけで余裕をもって参加・・・
「誰じゃあ、こんなにいっぱい肉を食べたのはっ!!!」
「あなたが自分で鍋に入れて、自分でがつがつ食べてたんじゃないすかっ!!!」
「うがあ、追加じゃあ、肉の追加じゃあ・・・」
と・・・
次は地鶏を追加、掘りたての地元産タケノコもサービスしてもらい。。。
大宴会となりました・・・
先付や小鉢とすき焼きだけだと、ちとさみしいと思い追加しましたが、後ほど造りの盛り合わせや茶わん蒸し、
さらには仕上げのうどんまで出てきてさすがにお腹がくちくなり、この夜は疲れもあって二次会もせずに爆睡。
翌日の本日19日は朝から雨、朝食後には各自早々に解散しました。
わたくしはいつもどおり、てきとーな地図とコンパスだけ持参、走行距離はあとからヤフー地図のキョリ測で、
おおまかに測っただけですが、スタート・ゴール地点から余呉駅までで約83kmでした。
次回は余呉駅まで輪行して今回の出発地点までほぼ同距離を漕げば、自転車での完全一周になりますね。
宮古島トライアスロンの完走者からは「熊野のキャンプサイトから潮岬までで約80kmですから、
今度の熊野キャンプでは一緒に走りましょう!!!」と誘っていただいたのですが、潮岬には鉄道駅がないし・・・
やはりわたくしの体力とダホン・エスプレッソでは、せいぜい今回程度の距離が限界でしょう。
ええ、おそらく明日ぐらいから身体のあちこちが痛くなってくるでしょうし・・・うぐぐぐ
(追記です)
一年後に再チャレンジしました。 ええ、今度こそ完全一周???
2015年04月15日
2015春・ボルネオ植林ツアー報告・後編
初日は関西空港から東南アジアの最高峰・キナバル山の山麓までの大移動、2日目は丸一日かけて、
ボルネオ島の北端を西から東へ、様々な体験をしながらの長距離バス移動で熱帯雨林を堪能、
夕方に植林やリバークルーズのベースとなるキナバタンガン川流域のスカウ村に着いた後は、
民家に招かれての歓迎夕食会を楽しみ、3日目は早朝からのリバークルーズでウータンくんやワニさんらとの、
貴重な出会いを楽しんで、朝食後は隊員の樹木医N氏によるキナバル山の植物に関する講義を受けました。
ええ、仕事で行けなかったわたくしのかわりに、うちの奥様が・・・うぐぐぐ
で、3日目の午後は、現地の子どもたちと植林する予定地の事前調査であります。
今回の植林地は、2年前にわたくしが参加したツアーで初めて植林した場所と全く同じ場所で、
森から川岸にいたる樹林帯のうち、人間が裸地にしてしまった部分です。
地上に下りられないウータンくんなど樹上動物たちの、川岸の森への往来を復活させるためにも、
動物や鳥たちにとって有用な実のなる木を中心に、もともとあった多様な樹種の苗木を植えます。
わたくしたちが2年前に植えたのは25種類280本の苗木、ところが下見に行った現地旅行社N社長から、
無事に育っているのは僅か4本のみだったとゆー報告が入ったのであります!!!
ま、この間には洪水もあったようですが、やはり現地での育林への関心が薄いことも大きな原因と、
N社長も大いに反省、今回は現地の大人たちも交えて、事前に活着率や樹勢の調査からはじめようと、
あらかじめ用意した調査表を持って、昼食後に現地に向かった次第。
ここスカウ村での植林ボランティアは我々N.GKS隊が、おそらくはじめてのはず・・・
'90年代に故・遠山正瑛先生が、たった一人で中国・内モンゴル自治区のクブチ沙漠で、
ポプラの植林をはじめた際も、地元の人々はもちろん地方政府も専門家も関心がなく、
様々な試行錯誤で何度も何度も失敗を繰り返すうちに、やがて中央政府も巻き込んだ、
大規模な緑化運動になり、今やクブチ沙漠の(四国とほぼ同じ)面積そのものが拡大から減少へと、
変化しているのですから、我々も「初回ほぼ全滅」ぐらいでは決してめげません。
これからも地元の子どもたちと一緒に試行錯誤を繰り返します。ええ、何度でも何度でも・・・
と、決意を込めた前置きが長くなりましたが・・・
まずは僅かに残った苗木の前で子どもたちと記念撮影、その後は現地の大人たちも一緒になって、
植林地の調査をしたようです。ま、いっぱい撮ってた調査画像は省略しますが・・・
で、調査終了後はいったんロッジに戻り、夕方のリバークルーズへ・・・
マレーシアの国鳥であるサイチョウさん・・・
奥様が調べたけど名前のわからない・・・トリさん・・・(ご存知の方はぜひコメントをお願いします。)
ほかにも様々な生き物に出会ったようで、キナバタンガン川流域はボルネオ島に残された野生の宝庫です。
2年前にも書きましたが川の周辺は全てアブラヤシ畑、ただし川岸だけは畑を洪水被害から守るため、
一部の熱帯雨林が残され、そこに他の地域に住めなくなった動物や鳥たちが集まってきたという次第。
ですからまさに皮一枚で残った野生の宝庫で、少し支流を遡れば見渡す限りのアブラヤシ畑が広がります。
で、こちらもボルネオ島でしか味わえない・・・
赤道直下の夕焼け・・・
まさに太陽がストンと落ちる感じで、刻々と変化する空の色がとてもきれいです。
で、夕食後はナイトクルーズに出発
遠くにいたワニさんを望遠で撮ったそうですが、やはり暗いシーンでのコンデジ望遠はつらいですね。
フクロウさん・・・こちらを睨みつけてます・・・
ちなみに今回も1000ルーメン超のウルフアイズプロT3-Ⅱとゆーライトを持たせたのですが、
今回はナイトクルーズにもN社長が同行してくれてて、奥様が使用について尋ねたところ、
やはり強力な白色光は野生動物にはよくないといわれたようで、結局使わなかったとのこと。
2年前は現地クルーのみで特にお咎めもなかったのですが、やはり動物照射には赤色光か緑色光、
せいぜいガイドが使っているハロゲン・バッテラのような電球色ぐらいにしておくべきなんでしょうね。
つーことで、次回ナイトクルーズ用に電球色の強力なライトが要るかなあ・・・じゅるじゅる
わたくしのはクールホワイトだけどニュートラルホワイトやデイライトでいいのかな・・・じゅるじゅる
ま、3000Kから5000Kぐらいまでの色温度で・・・今の特注T3なら5300Kか・・・じゅるじゅる
そーいや高演色の明るいライトも欲しかったんだよなあ・・・じゅるじゅる
って・・・わわっ、もう新しいライトは買いませんっ・・・ぼかっべきっぐしゃ
閑話休題
4日目も早朝からリバークルーズであります。
支流に渡してあるのは、大阪・堺市消防の古ホースを利用してボランティアが架けた吊り橋、
水を怖がるウータンくんはじめ、様々な動物たちの行動範囲が拡がり、繁殖の機会も増えます。
おなじみのテングザルくん
オオトカゲさん
さらにアップ・・・
いやあ、さすがに高倍率コンデジ、けっこう迫力があります。
で、昼食後には、わたくしも行ったスカウ村のアブラヤシ農園を見学・・・
もとの熱帯雨林にあった板根を持った巨木を伐採、一面のアブラヤシ畑にした様子がよくわかります。
前回も書きましたが、ボルネオの熱帯雨林は高木・中低木・薄い地表で立体的に成立している生態系、
アブラヤシ畑と搬出用の道路(裸地)だけになってしまうと、本来の多様な生態系は維持できなくなります。
もちろん、アブラヤシは我々にとっても地元の人々にとっても今や必要不可欠なものですし、なにせ、
「木を植え育てて」その実を収穫する農業ですから、大規模な焼き畑などに比べると環境に優しいともいえ、
さらにたっぷりの植物油だけでなく、殻や搾りかすも無駄なく使える有用でエコな植物です。
ただ、これも前回に書いたとおり、ボルネオ島の大部分をアブラヤシ畑にしなければ暮らしていけないのか、
熱帯雨林を熱帯雨林として(部分的に回復して)活用する、計画的な林業やエコツアーなどによっても、
人口密度が極めて低い地元の人々は、きちんとした仕組みさえできれば、豊かに暮らせるはずです・・・
そのためには地元の人たちと合意した上で、林業やエコツアーでも豊かに暮らしていける仕組みを作ること、
それを支援する政府や地方政府、森林開発公社などの制度、それに国際的な協力が必要です。
今回もお世話になったN社長も、エコツアーのためのロッジ経営やクルーズ船の運営などを、
外部からの資本と経営ではなく、地元の資本と経営で自立してやってもらおうと奮闘しておられ、
我々のスカウでの植林活動についても熱心に勉強され、積極的に協力していただいてます。
と、またまた話が長くなりましたが・・・
アブラヤシ農園の見学後はスカウ村の小学校を訪問
ちょうど下校時で、ボートで帰宅する子どもはライフジャケット(P.F.D)を持ってます。(右端の法被姿はT隊長)
すでに歓迎夕食会、植林地調査で顔なじみになってるので、みんなこっちに集まってくれたそうです。
で、下校した子どもたちと一緒に、いよいよ植林作業であります。
わたくしと2年前にチームになってた女の子も、がむばって植えてますねえ・・・
ちなみに彼女も着ているお揃いのオリジナルTシャツは今回ツアーで全員にプレゼントしたもの、
「DO YOU KYOTO?」は平成9年の京都議定書にちなんで「キョートしてる?」「環境にいいことしてる?」
とゆー京都から世界中に発信している合言葉、イラストは切り絵作家の隊長T氏によるオリジナル作品、
祇園祭の山鉾が巨木の幹や枝なんぞになってますね・・・
って、わたくしのやってたピースサイン、すっかり子どもたちに定着したようですね・・・あはは
ま、うちの奥様も写真を撮ってばかりでなく、少しはがむばって・・・
って、どーせペアの年長の男の子に、ぜーんぶ任せてたんでしょうが・・・
ちなみに立ってる年少の男の子、植林中ずっとN.GKS隊旗を持ってて、記念写真を撮ろうとすると、
どこにでも駆け付けて、こんな感じでかざしてくれてたそうです。
で・・・
ほぼ前回並みの樹種と本数を植えて植林作業は終了、次回こそ成長を見るのが楽しみですが、
もし壊滅状態だったら、また方法を考えて植えなおします。ええ、何度でも何度でも・・・
で、この日も夕方はリバークルーズの予定でしたが、今や稀少種のボルネオゾウ(ピグミーエレファント)が、
道路沿いに現れたとの情報が入り、急きょボートで現場付近まで直行・・・
途中からは徒歩で、子どもたちと一緒に観察に向かいます。
かなり画像が荒れてますが・・・
ご覧のとおり、ほぼ日没状態で、さすがにコンデジ望遠側での撮影はつらかったようです。
ちなみにこの時には、スカウ村に滞在していたNHKの取材班もあわてて撮影に来てたそうで、
やはりボルネオゾウにはめったに遭えないんですねえ・・・今回も出会えてよかったです。
こちらはゾウさんとの出会いから戻る船中・・・
背景はレタッチしたようですが、夕暮れの空に月?と星が浮かんでますね・・・
で、夕食後は最後の交流会・お別れ会であります。
今度は子どもたちにも浴衣を着てもらい・・・
うちの奥様お得意のパネルシアター(日本で40年前に発明されたもの)なんぞを持参して・・・
ゾウさんのお話とか・・・
ダイナソーさんのお話とか・・・
うちの奥様のオカリナ伴奏で日本の歌を合唱したりとか・・・
うちの奥様も交流会では大活躍したようですね・・・ええ、植林現場とは対照的に・・・
さらにみんなで輪になって踊ったりして・・・
最後はニッポンのカブトを被って記念撮影・・・
って、大人もさりげにピースサインしてますね・・・
で、5日目は朝から、サンダカン近郊にあるセピロク・オランウータン・リハビリテーションセンターへ
マレーシアではマレー語、英語、中国語の三か国語表示が多く、しかもマレー語はアルファベット表記、
とてもわかりやすくてマレー語も覚えやすいです。
この看板でも、ウェルカム・歓迎光臨はマレー語ではスラマット・ダタンだとゆーことがわかります。
ちなみにこのあたりはイギリスの植民地だったためCENTREはイギリス英語になってますね。
さらにちなみに、中国語表記でセピロクは西必洛、オランウータンは人猿、センターは中心になってて、
こちらも我々にはわかりやすいです。
ここでは、わたくしが行けなかったウータンくんの「屋外保育園」にも行ったそうで・・・
こちらは室内から、ウータンくんたちを間近に観察できるようになっています。
間近とはいえ、やはり高倍率の威力は凄いですね・・・
で、やはりわたくしが行ったことのない、センター内のマレーグマくん保護区にも行って・・・
ここでは日本から運んできた車椅子を寄贈してきました。
じつはスカウ村でも、もう一台寄贈してたのであります。
そう、隊員の中に「空飛ぶ車椅子」活動をされている方もおられ、今回も2台を運びました。
ご存知の方も多いでしょうが、全国から集められ工業高校の生徒たちが再生した車椅子を空港で受け取り、
まだまだ車椅子が不足しているアジアの国々に手荷物として運ぶのが「空飛ぶ車椅子」ボランティア・・・
特に団体の場合は空港で預ける託送荷物の総重量に比較的余裕がありますし、現地空港からは、
貸し切りバスを利用する場合がほとんどですから、わりとお気楽に何台かは運べるとゆー次第。
ホテルや空港まで現地ボランティアに引き取りに来てもらったこともありましたが、今回はスカウとセピロクで、
直接、村やセンターの代表者に手渡すことができたようです。
植林以外にも様々なボランティア活動をされている参加者も多く、本当にいつも頭の下がる思いです。
ま、わたくしにとっては、いつもショクリンよりショクヨクがメインのツアーなんですが・・・じゅるじゅる
で、この後はサンダカン空港からコタキナバル空港へ、コタキナバルではサバ大学の熱帯林バイオ研究所へ
表敬訪問する組と、市内でショッピングなんぞを楽しむ組に別れ(とーぜんうちの奥様はショッピング組)
夕方には合流してクアラルンプール空港へ、深夜の便で翌日早朝に関西空港へ帰ってきました。
ええ、うちの奥様が・・・
わたくしも行きたかったなあ・・・ぐすん
次回の企画も早めにこのサイトでお知らせしますので、次回こそ、ぜひご一緒しましょう!!!
2015年04月13日
2015春・ボルネオ植林ツアー報告・前篇
ちと日付が遡りますが、今回は2015年3月のボルネオ植林ボランティアツアーのご報告・・・
そう、3月8日から6日間、マレーシア領ボルネオ島への植林ボランティアツアーに参加してきたのであります。
ええ、仕事が忙しかったわたくしのかわりに、うちの奥様が・・・ううっ
わたくしが2年前に参加したツアーでは、サラワク州とサバ州で現地の子どもたちと植林したのですが、
今回はサバ州のみに限定、その分現地での内容も一層充実、参加費もかなりお安くなった次第。
ま、今回ツアー用に新調した防塵・防滴仕様の高倍率コンデジ、フジ・ファインピクスS1の費用と合わせると、
むしろお高くなってるのでしゅが・・・
つーことで、今回は同機の作例としても画像を中心に紹介しますが、1/2.3インチの小センサーとはいえ、
すべてフルサイズで撮影したようで、オリジナル画像はけっこう重かったです・・・
(ちなみに画像下に別機種とあるのはペンタックス・オプティオWG-Ⅱ、こちらは防水・耐衝撃コンデジです!)
3月8日の11時に関西空港を離陸、往路はクアラルンプール経由でコタキナバル空港着が20時40分、
コタキナバルからバスに乗り継いでさらに3時間、日付が変わる頃になって、やっとキナバル山山麓にある、
リゾートホテルに到着したそうです。
で、翌朝はまず、東南アジア最高峰のキナバル山(のふもと)での自然観察からスタート・・・
背景に聳えるのが標高4095mのキナバル山、右から三番目が今回も隊長をお願いした切り絵作家のT氏です。
で、さっそく50倍ズームの威力をご紹介・・・
これでもけっこう望遠が効いてますが、頂上に見えるピークをさらにズームアップ・・・
小さなセンサーのコンデジですが、けっこうきれいに撮れてますね。
さらに光学ズーム限界の50倍まで・・・
さすがに35mmフィルム換算で1200mm相当!!!つーのはなかなかのものです・・・
今回は奥様用とゆーことで防塵・防滴を優先した選択となりましたが、高倍率コンデジの中では、
比較的望遠端の開放値が明るく、手ブレ補正もそれなりだったのも、わたくしが勧めた一因でしたので、
これはこれで、まあ正解だったかと・・・
で、キナバル山麓の画像もいっぱいあったのですが、わたくしがまだ撮ったことのない画像を一枚・・・
世界最大の花、ラフレシアであります。最大のものは直径2m以上になるとか・・・今回は見れたのね・・・
その後は、巨木の樹上を渡って樹冠部を観察するツリーウォーク・・・
こちらは樹高40mほどだったそうですが、ボルネオの熱帯雨林では、カポールなどの高木は、
80年で80mに成長します。それが保護区以外では一本もない、つまりこの80年間で伐りつくして、
つい最近まではまったく植えてこなかった・・・とゆーことであります。
ちなみに有名な「木曽のヒノキ」も樹齢400年以上のものは殆どないそうで、こちらは400年前までに、
つまり戦国時代までにすべて伐りつくして、その後徐々に植林していって美林になったとゆー次第。
ただ、ボルネオの熱帯雨林は高木・中木・低木・地表の立体で世界最多の複雑な生物相を形成しており、
高木伐採だけでも生物相全体に影響を与えてるので、高木だけの植林では再生させることはできず、
様々な樹種を一度に植える必要があるのですが、それら全てが無事に育つことはまずないので、
もとの熱帯雨林に戻せるかどうかはびみょーなところだと思います。
それでも薄い表土がすべて流失してしまうよりはマシですし、少なくとも中高木を住処にしていた、
トリさんやウータンくんなどにとっては少しでも住みやすくなるはずと信じて、ちまちまと植林しています。
こちらはサバ州名産のサバティー農園・・・
(別機種にて撮影)
このような茶畑や後ほど紹介するアブラヤシ畑などは、我々にも地元の人々にも必要なものですが、
ボルネオ島全島が畑になってしまうことの損失も大きいはず、熱帯雨林を熱帯雨林として活用する、
農業以外の様々な方策もあるはずですし、計画的な林業や今回のようなエコツアーもそのひとつです。
こちらはドクターフィッシュ体験・・・
(別機種にて撮影)
(別機種にて撮影)
(別機種にて撮影)
(別機種にて撮影)
足の角質などをナマズさんたちがばくばく食べてつるつるにしてくれるそうですが、体験した奥様いわく、
「めっちゃ痛かった。」とのこと。よく見るとナマズさんたち、かなり獰猛な顔つきをしてますねえ・・・
様々な体験をしながらボルネオ島を横断する長距離のバス移動(2年前のわたくしは空路で40分!!!)で、
まる一日かけて熱帯雨林を堪能した御一行は、夕方にキナバタンガン川流域のスカウ村に到着、
村の有力者のご自宅に招かれての歓迎夕食会へ・・・
で、なんと今回は、隊員の「きれいどころ」が浴衣に着替えて歓迎会に出席!!!
(別機種にて撮影)
(別機種にて撮影)
子どもたちをはじめ、日本の民族衣装を初めて見る村人たちに大歓迎されたようです。
食後はさっそく「あやとり」なんかで仲良くなり・・・
(別機種にて撮影)
って、左端の女の子、わたくしが二年前に3人チームになって一緒に植林した女の子じゃないかっ!!!!
(とーとつに2年前の画像です)
いやあ、すっかり大きくなったなあ・・・また会いたいなあ・・・
と、この日も夜遅くになってからロッジに戻り、翌日は早朝から・・・
朝のリバークルーズに出発・・・
このあたりでは生息数も多いテングザルくん・・・
これでもかなりの望遠ですが・・・
さすがにこんな画像は、わたくしのクールピクスP330では撮れなかったなあ・・・
同様に・・・
コウハシショウビンくん・・・
イリエワニくん・・・
こちらのウータンくんも・・・
わたくしのクールピクスP330なら、最大の120mmでこの程度でしたが・・・
ファインピクスS1なら、ここまで迫れるんですねえ・・・手ブレ補正もよく効いているようです。
と、この日は早朝リバークルーズから戻って朝食後、午前中にN.GKS研究部の樹木医N氏から、
キナバル山の高度別植物相についての講義を受け、昼食後は前回と同じ植林地の活着率や、
樹勢などの調査に向かいます。
(以下次号)