2015年11月

2015年11月26日

イワタニ・カセットフーBOボーEX

(災害避難についての「まとめ記事」はこちらです。)



(期間限定のお知らせ)
当サイトの沙漠緑化カテゴリ記事を中心に、「
N.GKS(エヌジクス)のblog」を立ち上げました。
今後は同団体の幹事による記事も充実しますので、植林ボランティアに興味のある方はぜひご覧ください。


イワタニ・カセットフーシリーズのBOボーEXであります。


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カセットフーシリーズでは最強火力、wingさんや剣鉈コレクターさんもキャンプ宴会で使ってて、
わたくしもいつかは欲しいと思ってた製品で、今回ようやく、ある事情で購入できました・・・




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無駄のない専用樹脂ケースがうれしいですね・・・

クルマで運ぶにしても非常用に自宅に置いておくにしても、しっかりしたケースは重要です。






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見た目はごくふつーのカセット・コンロ・・・なんですが・・・・






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最大火力が4.1kw3,500kcal/h、一般的な都市ガスコンロの火力は2,300kcal/h程度ですから、
かなりのもので、最大火力での燃焼時間はスペック上では55分です。




しかも・・・

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ヒートパネル付きで、どんどん冷えてくるボンベを素手やカイロで温める必要がありません。




さらに・・・

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ダブル風防とやらで、キャンプ宴会で風除けを工夫するシーンも少なくてすみます。
風速2mでは燃費や時間に倍以上の差が出るんですね・・・やはり風除けは重要です。

まあ、これまでキャンプで使ってこられたwingさんや剣鉈コレクターさんから聞いてた話では、
過熱防止用センサーが頻繁に作動してよく消えることと、なにせ強火力なのでガス消費が激しいこと、
この2点が気になるとのことでしたが、これは欠点というより、本来そういう製品ということでしょうね。
鍋や鉄板を熱し過ぎないようにする、つまり容量や調理段階に合わせて、まめに中火や弱火にする、
といったことで対応すればいいですし、お二人とも(泥酔していない限りは)そうされてます。

ただ、キャンプ宴会ではたいていお二人と一緒なので、わたくしまで購入する必要もなかった・・・
そう、強火力を必要とする場合はどちらかのを使わせてもらえばいいし、それ以外ならわたくしが
長年愛用しているSOTOのST-300で充分、さらに小型軽量を必要とする場合はプリムスP-153で、
とゆーことになるのですが・・・

じつは我が家の古い都市ガス用コンロがぶっ壊れてまして・・・

日曜日に自宅ですき焼き宴会を予定してたのに、それに気づいたのは金曜日の朝・・・

「どうしてくれるのよ、きい」

「ふっふっふ、こんな時にはネット検索・・・(ずっとキャンプ宴会用に欲しかったとは、おくびにも出さず)
ふむふむ・・・自宅用によさげなコンロが、某アマ○ンでたまたまお安くなってるみたいだ・・・」

「すごい、あっとゆー間にお買い得なのが探せたのね!!! でも日曜日に間に合うかな・・・」

「人気商品みたいだから、ご近所の某ア○ゾン堺浜センターにも在庫があるはず、今すぐ注文すれば、
今日中には届くから心配は無用じゃ・・・むははは」

と、じつはわたくしの「欲しいものリスト・アウトドア・重要度高」にあったのを一瞬でポチった次第。

ところが、お安くなって注文が殺到したのか、金曜日の夜になってもまだ出荷準備中のまま・・・
結局36時間後の土曜日の夜になって、ようやく配送業者受付となり、その後はなにせご近所なので
日曜日の朝には届き、なんとか面目を保つことができました。ほっ

以前、お安くなってたステンレス魔法瓶を深夜にポチった際には、翌朝に届いてびっくりしたのですが、
ちょうどこれから鍋物シーズンですし、やはり注文が殺到してたんでしょうね・・・

と、さっそく日曜日に自宅で使ってみたところ、さすがに強火力、最大火力にしたのは厚手すき焼き鍋を
最初に温める瞬間だけで、大量の肉を一気に投入する際にも中火程度で充分でした。
その後も次々と肉や野菜を追加したのですが、追加の前後のみ中火、すぐに煮えるのであとは弱火で、
6人で延々すき焼き宴会をしても室内ならカセットボンベ1本で、まだ1/3ほどが残ってました。

こまめに火加減をしてる限りはガスの無駄もセンサーが作動して消火することもなく、それでいて、
冷たい材料を一気に投入しても、強火で素早く加熱できるのはありがたいですね。

やはりこのバーナーは使い方次第、wingさんがいってたとおり最大火力はごく短時間のみで充分、
いったん加熱してからは中火か弱火にすれば効率もよく、なにせ冬でも煮えるまでの時間が短いので、
「年中キャンプ宴会用バーナー」としては、現時点ではお値段的にも最良の選択ではないでしょうか。
(ま、雰囲気的には同じイワタニの「マーベラス」あたりなんでしょうが、あっちはけっこうお高いし・・・)


で、わたくしやwingさんがこれを購入したもう一つの理由が、大規模災害用の備蓄品としてであります。

都市ガス供給地域で大規模災害が発生した場合、インフラ復旧が最も遅れそうなのがガス供給で、
一般的に言われているのは、空中架線の電線や電話線が、切れるのも繋げるのももっとも早く、
地下埋設されているインフラは切れにくいがいったん途絶すると復旧が大変、特にガス管は、
その安全性を末端まで慎重に確認する必要があるので時間がかかるようです。
まあ、大規模な共同溝さえ破壊される事態だと、すべてのインフラ復旧が困難でしょうが・・・

ちなみにプロパンガス地域では、自宅が無事な限り当面ガス供給が途絶することはありませんね。

実際に阪神淡路大震災に直面されたwingさんも、都市ガスの復旧が遅れたようでコンロ関係は
災害時(とキャンプ宴会時)に備えて、いろいろと研究・購入されておられます。

彼によると、災害時に備蓄してあるフリーズドライやレトルトの食品を温めて食べる程度なら、
こんな強火力は不要、むしろエコ・省エネタイプのほうが備蓄してあるボンベが長持ちして有効、
ただし丈夫なケースと、真冬を考えるとヒートパネルは必要とのことでした。

たしかに被災地にカセットボンベが支援品として供給されるまでには日数がかかるでしょうし、
それまではできるだけ節約して使うべき・・・なんですが、わたくしのように安売りの都度買い込んで、
家じゅうカセットボンベがごろごろしてて災害時にはむしろ危険な状態・・・というのは別としても
備蓄本数と復旧状況により節約が必要であれば、できるだけ弱火で使うように工夫できますし、
最大火力で一瞬で室内を暖める、家族全員分さらには近所の罹災者用に大量の飲み物や食べ物を
一気に温めるという際には、たとえ短時間使用でも強火力は強い味方になるはず・・・

と考えると、災害備蓄用としても、やはりこれが最良の選択だと思うのですがいかかでしょう?



m98k at 21:06|PermalinkComments(0) mixiチェック キャンプ・川下り | 災害避難とか

2015年11月23日

2015秋・ボルネオ紀行8水族館と動物園で大団円

2015秋のボルネオ植林紀行連載も、いよいよ今回が最終回であります。

朝からサバ大学(UMS)熱帯生物保全研究所(ITBC)を訪問し、今後は我々の活動に協力しましょうとの、
所長からの力強いお言葉をいただき、学生たちと昼食もいただき(さらにわたくしはおかわりもいただき)、
ついでに所長の愛車ワーゲンビートル1967年式もいただき、もとい、見せていただき、その後一行は
同じ大学構内にある水族館へ向かいました。

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大学の中に桟橋まであるんですね・・・まるでビーチリゾート・・・




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海岸沿いに水槽群が並んでますが、この向かいに水族館があります。

水産学部とか海洋学部とかの付属なのか、理工系学部に水産研究所とかがあってその付属なのか、
大学の案内パンフレットはすべてマレー語だったのでよくわかりませんが・・・


ま、そんなことより、ここで特筆すべきなのは・・・

この水族館の玄関前テラスでお弁当を食べてたのは、なんと、じょしだいせーたち!!!

訊けば経済学部の学生とのことで、眺めのいいこのテラスまで来て食べてたようです。





とーぜん、せっかくなので・・・

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わははは、幸せじゃあ!!!

日本から来た植林ボランティアであることを伝えると、みなさん素直に感動してくれてました。

いやあ、お話できてよかったなあ・・・

と、サバ大学訪問の本来目的???を果たしたわたくし、ようやく水族館に入ります。

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正面玄関は閉ってたので、こちらの通用口から・・・(S田隊員提供画像)



玄関ホールの頭上には・・・

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ボルネオ沖の海底に実在する300m続く垂直洞窟があり・・・ぶくぶくぶく・・・



ボルネオの海底世界を散策します。

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カメラを水族館モードにするのを忘れてたので・・・

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写真パネルを撮ったりして・・・




こちらはマレーシアに生息する水棲哺乳類の一覧ですね・・・

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こちらもあやしい水棲哺乳類の一種・・・

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ここは正確にはUMSのAquarium&Museumなんですね・・・ぶくぶくぶく・・・




屋外には・・・

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伝統的な船の展示もありました・・・



と、サバ大学で有意義なひと時を過ごした後は、以前植林に行ったキナルの手前にある、
ロッカウイのワイルドライフパークへ・・・



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こちらはセメンガの自然保護区とは異なり動物園に近い感じ、しかもかなり寂れてましたが、
それでも熱帯雨林のど真ん中にあるので、やはりそれなりの雰囲気はあります・・・

ボルネオの希少な動物たちが確実に身近で見られるというのも、これはこれでありがたいこと。

いろんな画像を撮りましたが野生では滅多に見られない希少種を何枚か紹介します。



まずはボルネオ象の子象さん・・・

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声をかけると、とことこ駆け寄ってきます。




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なでなでしたり、餌をあげたり、野生では絶対にできない身近な体験も重要ですね。





こちらは大人のゾウさんたち・・・

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背景はボルネオの熱帯雨林そのものです。





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アジア象の分布などを示したボードですが、ボルネオピグミーエレファントがアジア象の亜種と
特定される以前の古いもので、現在の生息域はさらに小さくなってるのでしょうね・・・






こちらは「マレーの虎」ハリマオであります。

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野生ではボルネオ島にはいませんが、マレー半島には僅かながら生き残っています。





せっかくなのでズームアップ・・・

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やはり迫力とゆーか風格がありますね・・・ま、大きなぬこさん(クチン)なんですが・・・






こちらはマレーグマくん・・・

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ずっとうろうろしてて、なかなかいいシャッターチャンスがありません・・・






で、おなじみS田隊員提供画像の登場・・・

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餌をあげる瞬間なのか、独特のポーズをうまく捉えてますね。




こちらはおなじみウータンくんの子どもたち・・・

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二人で空中ブランコみたいにつながって、ブラブラして遊んでました。




ここでも餌をあげることができ、バナナを投げると地上に降りてきて・・・

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大きらいな水面に落ちたバナナも、手だけ伸ばして上手に拾います。

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よく確認したうえで・・・




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ぼそぼそと食べてました・・・やはりドリアンのほうが好きなのかな・・・






こちらはマレーシアの国鳥サイチョウくん・・・

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よく見ると・・・

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けっこう精悍な顔つきですね・・・


と、ボルネオでのスケジュールはこれですべて無事に終了、夕方前にはホテルに戻り、
シャワーを浴びて荷物を整理、コタキナバル空港へ向います。

お世話になったN村社長とは空港で、今後はサバ大学・熱帯生物保全研究所の協力を得て
スカウ村などでの植林活動を続けていきましょうと固い約束をしてお別れしました。

で、クアラルンプール行きの国内線に搭乗。

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マレーシア航空では、しょっちゅうメッカの方向が表示されますが、コタキナバルから
クアラに飛ぶには、ほぼクチンに戻るコースをたどるんですね・・・

この機がやや遅れ、巨大なクアラルンプール空港で食べたり遊んだりする時間はなかったんですが、
関西空港行き自体も一時間ほど遅れて日付が変わってからの離陸、例によって深夜の軽食やスナックで
ワインなんぞをかぱかぱ飲んでると、あっとゆー間に早朝の朝食が出てきて・・・

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広島上空あたりで夜明けを迎え、全員無事に帰国しました。

この日わたくしは2時間遅れで出勤、さすがに午後からは眠くてつらかったです。ううっ

2015秋のボルネオ植林紀行記事は今回でおしまいです。

サラワクでお世話になったN島さん、森林局のみなさん、テラグス小学校の先生、生徒、父兄のみなさん、
サバでお世話になったN村さん、Ayuさんのご両親、ITBC所長のチャールズ教授、院生、学生のみなさん、
ありがとうございました。ティリマカシー!!!(マレー語で!!!)

今回も事前の助成金申請や旅行社との交渉など周到な準備をしていただいたT富隊長、
クチンでサバル植林に向かう間、詳細なレジュメで熱帯雨林の講義をいただいた樹木医のN井隊員、
わたくしの依頼でずっとN.GKSの横断幕を持ち歩いてもらい、画像提供までいただいたS田隊員、
(さらにわたくしの写っている画像はその殆どが彼に撮ってもらったものです。)、空飛ぶ車椅子や
鉛筆のプレゼントをセットいただいたT田隊員をはじめ今回参加された隊員のみなさん、
タオル寄付や助成など数多くの後方支援をいただいたみなさん、
おおきにご苦労はんどした!!!(京都語で!!!)

次回は来年の秋か冬にふたたびボルネオを訪ねる予定です。
機会があればぜひご一緒しましょう!!!



連載を終えての雑感P.S

NHKの「アジアハイウェイを行く」という番組で、過日インドネシアとマレーシアを取り上げてました。
インドネシアは多くの島からなる300以上の民族で構成される多民族国家で、民主化後十数年を経て
若い世代の模索が続いている、いっぽうマレーシアはマレー系65%、中国系25%、インド系7%で、
マレー系イスラム教徒を優遇するマハティール政策の功罪などが紹介されてました。

我々が今回行ったマレーシア・ボルネオ(サラワク州とサバ州)では、さらにマレー系の中でも、
マレー半島から来た人たちと、イバン族をはじめとするボルネオに先住していた多くの民族との、
複雑な関係もあるようです。
統一国家として様々な民族とその文化を守りながら発展を続けるというのは、我々が想像する以上に、
困難で複雑な道程であることが、現地に行くとある程度はわかります。

サトゥ・マレーシア(マレーシアはひとつ)というスローガンのもと、様々な施策が展開されているようですが、
それで豊かさを共有することが、一方で民族の文化や生活様式を消し去ることにつながっているような気もしました。
日本でも高度成長期以降、伝統的な生活が大きく変わり、豊かにはなったものの失ったものも多く、
自然との関わりや食生活をはじめ見直そうとしても、すでに多くが滅びてしまい後戻りもできません。

もともと古くから多くの民族が移り住んできたボルネオ島ですが、ここ数十年の変化は生活を変え、
環境そのものも変えようとしています。
多様な生態系を有し、その恩恵とともに暮らしてきたボルネオ島の人たちにとって、どのような変化が、
自分たちにとって必要なのか、真に豊かになるためには何を捨て、何を受け入れるべきなのか、
政府からの支援や国際的な支援は、どんな方向で、どんな手法でなすべきなのか・・・
彼らにとっても我々にとっても、今まさに選択を迫られているのではないでしょうか。

毎回のことですが植林ボランティアツアーに行くと、自分が何をしてきたか、これから何ができるか、
あらためて考えさせられる次第です。



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2015年11月21日

2015秋・ボルネオ紀行7サバ大学・熱帯生物保全研究所

ボルネオ5日目、サラワク州クチンからサバ州コタキナバルに来て2日目であります。
この日は朝からサバ大学(UMS)熱帯生物保全研究所(ITBC)を訪問します。

これがボルネオで最後、サバ州コタキナバルでは最初で最後の朝食になります・・・ので・・・

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つつましさはどこへやら・・・この後、大量のフルーツやパン、飲み物各種も追加しましたが・・・




ここで特筆すべきだったのは・・・

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こちらのカレー麺・・・

スープは典型的な「東南アジアのカレー味」で、麺は日本の中華麺そっくりの太麺でした!!!
ボルネオで食べた麺はビーフンに似た細麺が多かったのですが、これはまさにラーメン!!!

もともとボルネオの伝統料理は竹筒やバナナの葉に入れて蒸し焼きにするか、直火で焼くのが基本。
そこにマレー半島や中国インドなどから様々な食材や調理方法が入ってきてミックスされたもので、
わたくし大好きなんですが、麺だけは日本のラーメンの食感が好みなので、これこそわたくしの
求めていたもの・・・って麺類のお話になるとキリがないので・・・ともかくおいしかったです。


えと、何の話だっけ・・・そうそう、サバ大学訪問の話でした・・・


サバ大学UMS(Universiti Malaysia Sabah)・・・

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1994年に設立されたマレーシア国立の総合大学で、人文系理工系医系など10学部があり、
広大な敷地内には大学院はもちろん、数多くの研究所が併設されています。


上のパンフレット表紙画像はあくまでキャンパスの一部のみ・・・

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校門を入っても、はるか向こうまで車道が続き、バスかクルマでないと移動できません。




もちろん各民族のじょしだいせーのおねいさんもいっぱい・・・

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・・・のはずですが、なにせ広大なキャンパスで人影そのものを滅多に見かけません。ううっ





我々が向かうのはパンフレット表紙の左端にちらっと写っている・・・

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こちらの大きな校舎・・・は大学事務局のある校舎で、その奥の海岸に近い校舎・・・
だったはず・・・なにせ広大なキャンパスで・・・よくわかりませんが・・・






そう・・・

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サバ大学(UMC)の熱帯生物保全研究所(ITBC)であります。




さすがに中庭には・・・

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熱帯の生き物たちが放し飼いに・・・わははは




所長であるチャールズ教授の直々のお出迎えを受け、セミナー室までご案内いただき・・・

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ご本人から大学や研究所についてのガイダンスを受けます。

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チャールズ教授は日本での研究生活も長く、わざわざ日本語の説明原稿を用意され、
パワーポイントによるレジメで分かりやすく説明していただきました。

以下、説明後のやりとりも含め簡単なメモ書きを残しておきます。
(隊員のみなさん、N村社長、間違いや補足があったらぜひコメントでご指摘ください。
わたくし昔から、講義ノートを残すことにかけては自信が・・・(以下略)

1)ITBCの研究メイン
・生物多様性
・生態学
・バイオ・ダイバーシティ
・バイオ・システマティクスなど
2)ボルネオの自然保全について調査普及啓発する「ボルネオシス」
・ネイチャーツーリズム
・子どもたちとの二泊三日の自然観察ツアーなど
・ワイルドライフリサーチ
(ラハダトゥにおけるテングザルの調査・キナバル山における動植物の調査など)
3)日本との連携
・JICAとの15年間の連携
・酪農大・京都大・鹿児島大・北海道大などとの共同研究
・兵庫県立「人と自然の博物館」との連携など
4)その他
・カントリートレーニングプログラム
・コンザベーションオフィサー研修の受け入れ
(ケニア・タンザニア・タイ・フィリピンなどから。CSR活動も)
5)QAなど
Q日本のN.GKSのような植林ボランティアと協力することはできないか?
・キナバタンガン川流域で植林しているが洪水もあり地元の理解もなかなか得られない。
・研究所の専門的な知識や技術による指導協力もいただきたい。
・地元に大学の権威でマレー語で入ることの効果も大きいはず。
A協力する。
・実際に村に入って川の水質浄化などもやっている。
・ラハダトゥ・キナバタンガン川流域は事情があって今は行っていない。
・キナバル山の植林は行っている。
・植林は植える木の種類が重要
・川沿いならやはりマングローブだろう。(神奈川大とやっている。)
・研究所には5人の(植林の)専門家がいてクルマも4台ある。
・残業予算もあり学生も研究を兼ねて一緒に植林しているので協力できる。
・どこから始めるかがポイント。
(どのエージェンシーか、村長はよく知っている。)
・アグロフォレストリーもやっているが小規模で生産量は少ない。
・今年はエルニーニョの影響が特に大きい。
など

日本のNGOのITBCへの来訪は、今回の我々N.GKS隊がはじめてとのことで、今後は協力して
やっていきましょうとの力強いお言葉をいただき、T富隊長以下おおいに感激、今後の活動の
実効性につながる充実したひと時でした。




ガイダンス説明と質疑応答の後は懇談になり・・・

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我々のこれまでの活動を紹介したり・・・





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おなじみT富隊長作品の切り絵オリジナルTシャツをプレゼントしたり・・・




所長からは現在制作中のエコシステム(ゼビセス?)をテーマにした、
わかりやすい子ども向け絵本の原画を紹介していただきました・・・

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12才11才6才の男の子がおられフィールドにもよく一緒に連れて行かれるとのことで、
ストーリーとデッサンはすべて自作、学生たちが着色して仕上げたそうで、あとは文章さえ入れば
すぐにでも出版できるのだが、なにせ多忙でなかなか文章を作る時間がないと嘆いておられました。


懇談しながら「空飛ぶ車椅子」活動で運んできた車椅子の贈呈式の準備・・・

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学生や院生が手伝ってくれます。






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日本の折りたたみ式車椅子ははじめてのようで、どうも勝手がちがうようで・・・





わたくしが組み立て方や使い方を説明・・・

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ほれほれ、ここを骨折したんですよ、自転車の立ちゴケで・・・って、英語でどういえば???




と、みなさんは準備、わたくしは車椅子で遊んでると、なんと大学の副学長が到着・・・

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「空飛ぶ車椅子」活動をされてるT田隊員から副学長に車椅子を贈呈しました・・・


所長も副学長もこの活動はご存じなかったので説明したのですが、いまひとつ理解が・・・


で・・・

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ほれほれ、ここにシールが・・・とわたくしも説明に加わり・・・(S田隊員提供画像)




中古の車椅子を再生して運ぶボランティア活動であることを理解していただけました。

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神戸市立科学技術高等学校で丁寧にメンテナンスしてくれたYuiさん、ありがとね!!!

おじさんたちが責任を持ってサバ大学の副学長に届けましたよ!!!

この後、実際に副学長にも試乗してもらいましたが、空気入りタイヤで乗り心地が良く、
折りたたみもできて小型軽量、しかも新品同様に整備されて素晴らしいと大好評でした。

東南アジアではまだまだ車椅子の数が足らず、しかも年収にも相当する高額商品だそうで、
ささやかながら我々もお手伝いができてよかったです。


その後は大学からお礼のプレゼントをいただいたりして・・・

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贈呈式はなごやかに終了。






贈呈式の後は研究所の裏山に登って・・・

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所長自らのご指導により・・・

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学生たちが準備してくれてた苗木を・・・

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全員が1本ずつ記念植樹しました・・・

一人ずつネームプレートを書いて付けてあるので次回成長を見に来るのが楽しみです。




で、ふたたび研究所に戻ると・・・

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隣のセミナー室でバイオテクノロジー講習を受けてた高校生たちが食事を終えて帰るところでした。




で、こちらもセミナー室に戻って手伝ってくれた学生たちと一緒に昼食をいただきます。

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わざわざ学生食堂から熱々をコンテナで運んでくれたようで・・・

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とてもおいしかったです。ええ、後で並んでる学生を押しのけておかわりするぐらい・・・




食後は研究所に併設されている「ボルネオシス」展示ギャラリーを案内いただき・・・

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世界最大の花、ラフレシアとか・・・






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巨大なアリさんとか・・・って、ちとスケールが・・・








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巨大なアミメニシキヘビさんとか・・・

ちなみにボルネオのジャングルで一番危険なのは猛毒のヨロイハブでもマングローブヘビでもなく、
南米のアナコンダより大きくなるアミメニシキヘビだそうです。かわいい顔してるのにね・・・






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おサルさんとか・・・






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ま、このあたりになるとよくわかりませんが・・・





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チョウチョさんとか・・・

このギャラリーの剥製やジオラマなどはすべて学生たちが作ったものだそうで、
さすがに専門分野、生態などがうまく再現されてました。

気さくなチャールズ所長、ギャラリー見学後に我々を中庭に案内した際に、

「もっと貴重なものがありますよ、ぜひ見て行って下さい、わたしの愛車です!!!」

と、なんと・・・

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ワーゲンビートル1967年式!!!

わたくしが1976年式の最後のビートルに15年間乗ってたお話しをするとすっかり意気投合、
話が弾みました。でもここまできれいに乗っておられるとは・・・かなりのマニアですねえ・・・


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後付けしてあるウォルフスブルグのエンブレムも、わたくしの付けてたのと同じだし・・・





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こちらの国識別プレートもわたくしの貼ってたデカールと同じパターンでした・・・






と、最後はワーゲンビートルの話題でおおいに盛り上がった所長とお別れし・・・

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大学事務局のある本部の前で・・・

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恒例の記念撮影・・・

この後は、やはりサバ大学の構内にある付属水族館を見学します。

(次号、最終回に続きます。)






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2015年11月19日

2015秋・ボルネオ紀行6水上家族と水上レストラン

ボルネオ植林ツアー記事の6回目であります。

コタキナバル近郊のマングローブ植林地を見学後に、旅行社N社長が某放送局の取材をきっかけに、
すっかりお友達になったという、水上生活をされているご家族を訪問させていただきました。


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北ボルネオ鉄道の踏切を渡り・・・




入り江と川が入り組んだ水上集落へ・・・

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こちらの一部を埋め立てた「ほぼ地上家屋」の玄関先から奥に進みます。

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こちら右手がN村社長お知り合いのお宅・・・

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川に突き出た感じのかなり大きな水上家屋です。







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左にある青いタンクは各家に設置されてました。




「サトゥ・マレーシア(マレーシアはひとつ)」の大きなラベルが貼ってあります。

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政府支援の雨水タンクだと思うのですが、給水車による飲料水タンクでしょうか???
詳しく見てたS田隊員様、よろしければ解説コメントをお願いしますね!!!





我々のために直前にお菓子を揚げてくれてたようです、コンロはプロパンガスですね・・・

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この左奥が本来のキッチンのようで、ここはまだ二枚前画像の玄関テラスの一部です。




玄関を入った広間にお邪魔します。

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奥が奥様、立っておられるのがご主人で、奥様に抱かれてるのはお孫さんです。






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いっぱい知らない人が入ってきたので不安そう・・・でしたが・・・








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我が隊唯一の女性隊員がすぐに仲良くなり、たちまち笑顔に・・・


じつはこの家の娘さんがマレーシアの全国歌唱コンテストに優勝してプロデビューされたのですが、
そのいきさつを記録した日本の某公共放送のドキュメンタリー番組の取材をつうじて、N村社長が
お知り合いになり、以後お付き合いがあるとのことでした。残念ながらわたくしは見逃してましたが。


でもせっかくなので、娘さんのCDの宣伝をしておきます・・・

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ご自宅で聴かせていただいたAyuさんのアルバムであります。ハートのこもった美声でした。

海や川の環境悪化で魚などが獲れなくなり貧しい暮らしになって、お母さんが安いお菓子を作って
生活を支えていたそうで、揚げたての簡素ながらおいしいお菓子とコーヒーを御馳走になりました。

N村社長を通じて訊けば、昔はカヌーで川を遡って漁もできたが今はもう遡れず水質も悪くなって、
魚自体もいなくなった、水上家屋も水が淀んで逆に蒸し暑くなったため、埋め立てる者が増えてきた、
娘さんはプロデビューして今はクアラルンプールに住んでて、いくらかは生活が楽になったものの、
やはりお金もかかるようになったので、まだまだ大変とかおっしゃってましたが、我々と歓談中に
子どもたちも帰ってきて挨拶に来てましたし、大家族で明るく暮らしておられるようでした。

わたくしは玄関テラスへ出て、一服されてたお父さんや息子さんとしばらく一緒だったのですが、
この家の対岸には、朝になるとおサルさんもやってくるそうです。



ひとときでしたが楽しく過ごさせていただき、恒例により・・・

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娘さんのCDと一緒に記念撮影・・・



お暇する際には、もうすっかり暗くなってました。

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一軒手前のおうち、家の裏にもテラスがあるんですね・・・







で、いったんホテルに戻り、パッキングを解いて熱いシャワーを浴び、ボルネオ最後の夕食へ・・・

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2010年1月の植林ツアーで、わたくしがブローパイプ(吹き矢)による風船2個同時割りを披露した
あの水上シーフード・レストランであります。いやあ、懐かしいなあ・・・






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そう、まさにこの水上ステージでありました・・・




とか思い出に浸ってると各民族のショーがはじまり・・・

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日本語の字幕スーパーも表示されるようになってました。




とか画像を撮ってると、ビールとかも出てきて・・・

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ばくばく食べて、ごくごく飲まねばならず・・・




さらに料理も次々と出てきて・・・

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さらにばくばくと食べねばならず・・・




舞台では次々と民族が変わるので・・・

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ぱちぱち撮らないといけないし・・・





料理も次々と出てくるので・・・

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ばくばく食べないといけないし・・・







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ばくばくごくごくしてると、いちばん奥にあるトイレにも行かないといけないし・・・





料理をばくばく

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こちらはカニ料理ですね・・・





舞台をぱちぱち

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バンブーダンスが始まるようです・・・





料理をばくばく・・・

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こっちは白菜だったかな、あっさりしてて旨かったな・・・





舞台をぱちぱち

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バンブーダンスでは観客も舞台に上がってましたが、わたくしはひたすらばくばく・・・





って・・・

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このお魚、白身でおいしかったけど、けっこう迫力があったな・・・ばくばく・・・





こちらはN村社長が特別注文してくれたロブスター?の刺身・・・

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ワサビもてんこ盛りで取り皿にテーブルに置いてあった醤油をかけようとすると、
「刺身には日本のキッコーマンを持ってきます。」とのことで、日本人向けだけでなく、
現地の人にも刺身は知られてきて、この店は安心して食べられるそうです。ばくばく



とまあ、忙しくばくばくごくごくぱちぱちしてたのですが、舞台の最後は恒例により・・・

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わははは、幸せじゃあ!!!



と、またまた満腹になっていったんホテルに戻り、さすがにこの夜は夜食の入る余地はなかったのですが、
それでもS田隊員とホテル周辺のコンビニなんぞをふらふらと探訪しました。

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お目当てはまだ入手していない、お土産用のマンゴーグミとサバティーだったんですが、
日本系のコンビニはちとお高く、オレンジとゆー地元系のコンビニがややお安く、
古くからある雑貨店系コンビニはさらにお安いけど商品の種類が少ない感じでした。


で、とりあえず「オレンジ」でマンゴーグミをお安く爆買いできてよろこぶ98kさん

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この夜同室だった樹木医のN井さんはあまりビールは飲まれないとのことでしたので、
コンビニで買った2本だけを持って自室に戻りました・・・


ただし、彼は熊本出身で鹿児島大から九州大の大学院へ進み、某企業の研究所に就職して
山口県でずっと研究生活を送り定年を迎えられた経歴の持ち主ですので・・・

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日本酒と焼酎は大好きとのこと、これ以外につまみもたっぷり持参されてました。じゅるじゅる


ご本人は夕食で満足されたようであまり飲まれませんでしたが、わたくしはお相伴といいつつかぱかぱ、

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特にこの岩国の地酒「雁木ゆうなぎ」は旨かったです。ひっく

ご専門は植物病理学とのことでしたが、もちろん植物全般にもお詳しく、いろんなお話が聴けて、
とても有意義な一夜を過ごせた・・・はずなんですが・・・

そう、滅多に飲まないおいしい日本酒で、わたくしこの夜の記憶もぷっつりと・・・ううっ

(と、次回のサバ大学訪問記事に続きます。)




m98k at 01:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0) mixiチェック 沙漠緑化・熱帯雨林再生 | その他アウトドア

2015年11月17日

快気祝い???OFF会

えーっ、ボルネオ紀行番組の途中ですが・・・

快気祝い???OFF会に行ってきました。

???

わたくし8月中旬に自転車の立ちゴケで左足首を骨折して、最近ようやく落ち着いてきたところで、
wingさんが「快気祝いOFF会をやりましょう。」とライト好きのみなさんに声をかけて下さり、
先週末に姫路の旧wing邸にご招待いただいた次第。

いつものred-bicycle(赤チャリ)さん、ひさしぶりの川端さんに今回は千葉からHiguさんも参加、
総勢5名のOFF会となりました。

金曜日の夜にわたくしとHiguさんが神戸wing邸の最寄駅まで鉄道で集合、wing号で一路姫路へ・・・

「98kさん、おひさしぶりです。ブログ見てますが立ちゴケで骨折されたんですねえ、あははは、
で、もう全快されたんですか? 埋め込んだチタンプレート用のLEDとか加工しましょうか?げひげひ」

「わたくしの骨は改造用の基板ではありません。ったく、もう・・・まだ全快には至りませんが、
外踝骨折のほうの術後の経過は順調、ただ内踝(うちくるぶし)の痛みがとれないのでよく診てもらったら、
こちらには剥離骨折が見つかり、いったいどんなコケ方をしたんだと医者にいわれましたが・・・
ま、当面内踝は経過観察とゆーことで痛みが続く場合は再手術しましょうとのことでした。とほほほ」

「じゃあ快気祝いOFF会はやめて、今回はふつーのOFF会に切り替えましょう。きっぱりと」とwingさん

「って、どうなるんですか??? 今回も飲み食いしてダベるだけだと思ってましたが???」とHiguさん

「いや、内容はいつもと同じ、ただ今回は快気祝いでみんなで98kさんにご馳走するつもりでしたが、
それがいつもどおりの割り勘になるだけです。残念でしたねえ98kさん。むひひひ」

「そんなあ・・・いやもう、たった今、完治しましたので・・・くどくどくど・・・」

とか思いやりのある会話を楽しんでるうちに姫路に到着、コンビニでお夜食や朝食を大量に買い込み、
旧wing邸でまずは・・・

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わたくしの全快を、ではなく再会を祝して乾杯であります。とほほほ


まあ、3人でかぱかぱやってるうちに、恒例によりすっかり出来上がり・・・


「今回はこんな試作品をお持ちしましたよ・・・」とHiguさんが取り出してきたのは、

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一見、ふつーの110g缶アウトドア・バーナーに見えますが・・・



なんとこのサイズ!!!

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左が220ccのシングルウォール、右が320ccのダブルウォールカップ・・・
ガスボンベの容量は12gで110g缶の約1/10、その小ささがお分かりいただけると思います。
しかも分解すると左の220ccカップにぴったりと収まり、まさに究極のティータイムセット。

ボンベとバーナーは別のメーカーの市販品だそうですが、バルブが合わないのでアダプターを製作・・・

「まだ若干グラついて不安定なので改良中です。」とのことでしたが、実際に点火しても漏れはなく、
わたくしの持ってる怪しいアダプター・バーナーとは大違いでした。

こりゃあ、小型軽量を追及中の川端さんが明日到着したら大興奮しそうですね、とかいってると、
翌日から参加予定だったred-bicycle(赤チャリ)さんが到着、本格的なライト談義がはじまりました。

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次々と出てくるHiguさんのオリジナル作品やwingさんのMREなんぞで盛り上がって午前3時を過ぎ、
いったん帰りますとか言ってた赤チャリさんも、結局そのまま就寝しました。


翌土曜日は朝から雨模様でしたが遅い朝食後は、千葉から来られたHiguさんに解禁になったばかりの、
瀬戸内名産の牡蠣を食べてもらおうと、春にも行った「道の駅みつ」へ・・・

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沖合に見えるのは牡蠣の養殖場、海辺にはなにやらトリさんがいっぱいいました・・・





せっかくなので30倍ズーム付き世界地図で・・・

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わははは、愉快愉快・・・




と、特設されたバーベキューコーナーへ・・・

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飲まない赤チャリさんの運転なのが三人の呑兵衛にとってはありがたい限り・・・じゅるじゅる







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やはり名産の穴子も獲れたてで脂がのって・・・じゅるじゅる






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「さあさあHiguさん、向かいのお二人に食べられないうちにどんどんいってくださいね!!! ばくばく」

「って、まだ冷たいうちから、あんたの前に牡蠣の殻が並んでるじゃないすかっ!!!」



とか、奪い合う譲り合う美しい光景のあとは・・・

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ボルネオ紀行でもすっかりおなじみとなった完食画像・・・げふっ




食後のデザートは・・・

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眺めの良い、こじゃれた甘味処へ・・・







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手作りのわらび餅とぜんざいと飲み物のセット・・・全てのテーブルに双眼鏡が置かれてました。





ま、こちらも・・・

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完食であります。げふっ






続いてHiguさんをお連れしたのは、ドイツ・ロマンチック街道の起点にある・・・

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そう、あのノイシュバンシュタイン城。赤チャリ号でのユーラシア大陸横断はちと遠かったけど・・・






前回来たときには広場だったところは・・・


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ゾウさんやラクダさんやクマさんに占拠され・・・







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新しい建物も増殖してました。



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延々続く石板レリーフやぴかぴかの解説板、巨大な石碑などもあちこちで増殖中・・・

全国的にマイナーなテーマパークや遊園地などが施設の老朽化などで次々と廃園する中、
ここはまったく別次元なんですねえ・・・やはり播磨の国は奥深い・・・



残念ながら(牡蠣の食べ過ぎで)すでに閉館間際だったので、城内にある西日本最大の3Dトリックアート館
(こちらもさらにパワーアップしているようです。)の見学はまた次回とゆーことで・・・

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隣接している「石のエリア」へ・・・

そう、看板を拡大していただくと主な石の施設はわかりますが、なんとも不思議な空間です。


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ま、こちらも閉館間際だったので、せめて入り口部分だけでも・・・

って、これだけでもHiguさんには内部を充分想像していただけたようです・・・
ええ、小刻みに震えておられてましたから・・・って、酒が切れただけか・・・ガクガクガク・・・



と、この後スーパーで食材などを買い出しして旧wing邸に戻り夕食宴会の準備、
ちょうど整ったところで川端さんも到着して、5人揃ってのOFF会大宴会となりました。

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この夜はお座敷での鍋宴会となりましたが、例によっておおいに盛り上がりました。

川端さんが3人へのお土産として手回し発電式の小型ライトを配られ、(わたくしは退院祝いとして
一足先にいただいてました。) みなさん手にされた途端、


しゃこしゃこしゃこしゃこ・・・・


と、ひたすらハンドルを回す音だけが聞こえ、これはこれで鬼気迫るものが・・・ガクガクガク・・・


で、せっかくなので・・・

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恒例の記念撮影・・・




食後のデザートに・・・

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Higuさんからの東京土産をいただいたり・・・




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wingさんのサバイバルキット(上)と川端さんのゼロセット(下)を比較したり・・・

旧wing邸にあった年代物の松下電器ナショナル製「酒燗器」をおそるおそる試したり・・・
(こちらは今でも充分使え、保温されるのでwingさんの必需品になりました。)

果ては超常現象や宇宙の根源論まで延々とダベり続け、ふと気づけば夜明け前でした・・・



とーぜん翌日は朝寝坊で、昼前にまったりと朝食を済ませ・・・

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ようやく天候が回復した姫路城を散策・・・

その後は、何故か米軍のシュラフカバーだけがお安くなってたミリタリーショップやモンベルが入ってるビルが、
ちょうど閉館セール中とのことで、観光ツアーはたちまち物欲ツアーに切り替わりました。

あのシュラフカバーがまだひとつだけ残ってて、わたくしと同じく同生地のパーカー上下を持ってるHiguさん、
「この時期の米軍のゴアテックス生地はほんと丈夫なんですよね、じゅるじゅる」と、しっかり確保され、
モンベルでもモンベラーのwingさんがサバイバルキットに使ってるポーチや物欲ツアー用のサコッシュ、
Higuさんの持ってた極薄5デニールのウインドブレーカーなどをあれこれと物色、すっかり遅くなってしまい、

2時を過ぎてから、wingさんご用達の安くておいしい中華料理店で昼食であります。

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小食の川端さんはチャーシュー丼の小、他の3人はチャーシュー丼とラーメンのセット、
Higuさんはセットの大盛りを注文されましたができないとのことで餃子とビールを追加・・・



ダイエット中のわたくしはビールのみ・・・のはずもなく・・・

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餃子の追加と肉丼とラーメンのセットにしたんですが・・・この肉丼・・・
どうみてもチャーシュー丼の倍以上の分量、おいしいのですがさすがに食べ切れませんでした。
あきらかに伸び盛りの高校生とHiguさん専用のメニューでしたね・・・げふっ




で、食後は腹ごなしを兼ねて再び姫路城を散策・・・

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みんなの自転車「赤ちゃり」とか・・・





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「戦う赤ちゃり」像とか・・・





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女神像と・・・






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あやしいライトマニア像とか・・・って、そんなところを照射するんじゃありません!!!



と、楽しい散策でわざわざ遠回りして(道に迷ったともゆー)、夕方には旧wing邸に戻りました。

その後は古い水道管を調べるwingさんと赤チャリさんを残し、大阪限定ポッキーを大阪駅前で探して
551の豚まんと一緒に奥様に献上しないと、二度と西へのOFF会参加ができなくなるとゆーHiguさんを、
姫路駅前で下した川端号は、姫路バイパスから阪神高速の神戸線・湾岸線をひた走って大阪市内へ・・・

で、日本有数の高さを誇る港大橋の真上あたりで、このまま湾岸線を走ればさっさと帰れる川端さん、

「98kさん、ご自宅に近づきましたよ、そろそろこのあたりで飛び下りてください。がははは」

「いやいや、ここから運転を変わって自宅まで帰るので・・・飛び降りるのはそっちじゃあ!!!」

「むむむむ、そっちこそハンドルワークで振り落としちゃる!!!」

と、蛇行運転しつつ揉み合いは・・・さらに次回OFF会まで続く・・・のかっ???






真実のお礼P.S.

わたくしのために快気祝いOFFを企画いただいたwingさん、今回はやや企画変更もありましたが
ありがとうございました。次回こそ豪華な快気祝いOFFを楽しみにしています。じゅるじゅる

いつもの播磨ガイドに加え彫像モデルまで務めてくれたred-bicycle(赤チャリ)さん、ありがとうございました。
また次回OFF用のあやしいオススメスポットを探しておいてね!!!

遠路はるばるわたくしの快気祝いに来てくれたHiguさん、ありがとうございました。
次回はもっと寒くなってから、あのシュラフカバーが使えるようにテントなしキャンプですねっ!!!

最後に今回もわざわざ自宅まで送ってくれた川端さん、ありがとうございました。
次回こそ二人で港大橋から豪快にダイブしましょうねっ!!!




m98k at 20:25|PermalinkComments(5)TrackBack(0) mixiチェック フラッシュライト・ランタン | キャンプ・川下り