2017年08月
2017年08月24日
トスカーナ紀行9 フィレンツェ
①2017秋の熊野キャンプへのお誘い記事はこちらです。
②日程が重なりますが2017年10月7日に「世界水フォーラムの展望と課題」講演会があります。
7月19日は朝からフィレンツェへ・・・
この日クリくんはピアノレッスンのお仕事があり、わたくし一度イタリアの鉄道に乗ってみたいとも
以前に伝えていたので、今回はアレくんが鉄道で同行してくれることになりました。
まずはアレくんのクルマでアルトパーショ駅へ
ちなみに駅舎にも・・・
よさげなバールがありました。
で、プラットホームにある
ハイテク券売機で切符を買います。
フィレンツェまで60kmほど普通車で1時間ほどでしょうか・・・一人片道6.9ユーロでした・・・
で、この切符を改札機に通して自分で改札します。
この消印が車内検札でチェックされるので改札を忘れないように・・・
で、イタリアの鉄道は・・・
ホームを走るクロスバイク・・・
ホームで待つマウンテンバイク・・・
そう、自転車をそのまま車内に持ち込めるのでありますね・・・
画像のは折りたたみ式でしたが、一部車両に車椅子スペースと兼用の自転車スペースがあり、
指定のラッシュ時を除き、そのままで持ち込めるんですね。
で・・・
7時39分発のフィレンツェ行きに(我々は自転車なしで)乗りました。
二階建て車両の二階部分へ・・・
席は広々して日本のグリーン車なみ、清潔なトイレもありエアコンも効いて、とても快適でした。
「どうしていつもは鉄道を利用しないの?」とアレくんに訊くと、
「イタロなど一部の中長距離列車を除き、所用時間が読めないからです。」
「でも、この列車は定刻に発車してるよ?」
「ははは、今日は運が良かっただけです。日本の鉄道は時間が正確だそうですね。」
「ああ、数分遅れでも必ず車掌や駅員から遅れた理由とお詫びのアナウンスがあるし、希望すれば
延着証明書というものが発行される。」
「あははは、とても理解できませんね。」
とか話しつつ・・・
プラトー駅・・・だったのでしょうか??? 時間的にはそのはずだけど・・・
でも古い蒸気機関車があるのは、その手前の車両基地のあるピストイア駅???
アレくん、またよかったら、メールで教えてね!!!
とか車窓からの風景を楽しんでると・・・
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)駅に到着であります。
NTVのイタロや・・・
ミラノ行きのユーロスター・イタリアなんぞも停車してました。鉄オタには魅力的な駅ですね。
で、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅のコンコースを抜けて・・・
地下道を上がると・・・
イベコ・・・
・・・の後ろにあるのが・・・
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ教会であります。
で、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の前にあるのが・・・
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ教会前広場・・・そりゃあ駅名そのまんまですからね・・・
フィレンツェにはルッカ以上に名所旧跡も多く画像もいっぱい撮ったのですが、やはりきりがないし、
ルッカ以上にネット上の画像や解説も多いので、今回もわたくしが面白いと思った画像を中心に、
さくさくっと紹介します・・・
有名なメディチ家の墓所・・・
平日の朝だというのに、内部の見学には、すでに行列ができてました。
少し歩いて・・・
有名なドゥオモと有名な鐘楼と有名な洗礼堂と有名なドゥオモ広場であります。
こちらも、すでに多くの観光客が集まってました。
とりあえず・・・
6か所の共通入館チケットを買って・・・
確認してきてくれたアレくんと相談し、まだ行列の少ない鐘楼に上がることになり・・・
二人は行列の末尾に並びました。
ま、その間わたくしは・・・
鐘楼を警備するイベコをじっくりと観察することができました。げひげひ
で、いよいよ内部へ・・・
もちろんエレベーターはなく、狭い階段をひたすら上ります。ひいひい
踊り場にはガンポート・・・というより明かり取りの窓ですね。効率的に配置されてました。
各フロアで
ようやく最上階へ・・・ひいひい
って・・・
まだこの上に屋上部分があったのね・・・
と、最後の屋上への階段を上がります・・・ひいひい
ようやく屋上へ出ました・・・ふう
さすがに・・・
絶景絶景・・・まさに中世ヨーロッパの都市ですね・・・
って、お向かいのドゥオモのキューポラ・・・
こちらの鐘楼より10m高く、階段も50段ほど多いんですね・・・ううっ
あっちに上るのは次回の楽しみに残しておきます・・・きっぱりと・・・
と、混みあう狭い階段を上り優先で時間をかけて下りてくると・・・
待ち行列は倍以上に増えてました。早朝出発を決めたアレくんのお陰ですね。
次にドゥオモに入ろうとしたのですが・・・
左がドゥオモ正面から半周以上も待っている行列の最後部・・・
仕方がないので、別の有名な広場へ・・・
有名なミケランジェロの有名なダビデ像とか、有名がいっぱいでしたが人もいっぱい・・・
いったんアルノ川を目指します。
こちら側も人がいっぱいで・・・
アルノ川に出ても人がいっぱいでしたが・・・
有名なベッキオ橋(ポンテ・ベッキオ)であります。橋の最上階はメディチ家専用の緊急脱出路だったとか・・・
せっかくなので橋を渡ります。
もともと橋の上には肉屋さんが集まってたそうですが、その後貴金属店街になったとか・・・
ま、橋の中央部だけは店がないので・・・
記念写真・・・って、ベッキオ橋で撮ってるのでベッキオ橋は写りません・・・
で、橋を渡って、ジオラマの中央・・・
広大な庭園や要塞のあるメディチ家の宮殿へ・・・
って、みんなが指差すので宮殿と広場とベッキオ橋がぴかぴかになってます・・・
これで見るとベッキオ橋が緊急脱出用に重要であったことがよくわかります。
ちなみに橋の最上階の前後にも、7枚前の画像のように一度も地上に下りずに脱出できるように、
専用通路がずっと続いてて、これは映画でも登場してましたね。
さらにちなみに、徳川家康の江戸城にも緊急脱出路が整備されており半蔵門から甲府へ・・・ぶつぶつ・・・
閑話休題
メディチ家の宮殿であります。
ここでアレくんと相談したのですが、いちばん暑い時間帯に広大な庭園を歩くのも大変なので、
軽く昼食をとってから室内を見て回り、少し涼しくなってから庭園を周ることにしました。
で・・・
付近のお店のメニューの種類とお値段を、一軒一軒つぶさに比較してくれて・・・
まあ、この店ならいいでしょう・・・と、選んでくれました。
いろんなお惣菜や焼きたてピザの持ち帰りもあり、奥は雰囲気のあるトラットリアでした。
で・・・
まずはビールで・・・はわたくしだけで二人は赤ワインで乾杯・・・
店員さんに記念写真を撮ってもらったのですが、右に見えるように中庭にはテラス席もあり、
(我々はエアコンの効いた室内席にしましたが・・・)とてもおいしくて感じのいいお店でした。
と、ほんとはパスタだけでなく、本格的にまったりしたかったのですが・・・
とりあえず宮殿前の広場まで戻りました。
あちこちの屋根の衛星受信用アンテナをよく見ると・・・
すべて屋根の色合いに合わせてありました。さすがフィレンツェ・・・
と、アンテナに感心しつつ再びアレくんと相談、広大な宮殿内を廻るとドゥオモなどの閉館に間に合わず、
共通チケットが無駄になるし市内散策の時間もなくなるということで、今回はパスすることにしました。
そりゃあ、フィレンツェの主な名所旧跡だけでも、待ち時間もあるので一日で廻るのはとても不可能、
京都観光やユニバーサルスタジオジャパンなどと同様、一日なら目的を決めて行かないとね・・・
ま、わたくしはふらふらと街歩きができればいいので、以後はさらにさくさくっと・・・
歩き出してすぐに・・・
フィレンツェ名物のかき氷ドリンク(なんて言ったっけ???)を飲んだりして・・・
(追記です。フィレンツェ名物とゆーよりシチリア名物の「グラニータ」???)
日陰でお弁当を食べたり、本を読んだり、お勉強したり・・・昼休み中の学生たちでしょうか・・・
ほんとはこんな道をあてもなく歩きたいんですが・・・間違いなく迷いますね・・・
と、ベッキオ橋を眺めつつ、ひとつ上流の橋を目指します。
おっ、やってるやってる・・・
静水用のレーシングカヤックですね・・・そりゃあ、フィレンツェにホワイトウォーターはないでしょう・・・
上流側の橋が近づいてきました。
で、橋の中央まで行って、いったん立ち止まり・・・
中央からだとベッキオ橋が中央に・・・当たり前ですが・・・
ま、せっかくなので・・・
って、顔を寄せるとベッキオ橋が隠れるでしょうが!!!
橋のさらに上流側・・・
あのアペニン山脈を越えると、はるか向うはアドリア海ですね。
京都から比良山系を越えて、日本海へ出るようなものか・・・
と、橋を渡りきって・・・
ふたたび中心部へ・・・
もうひとつの有名な教会・・・
と・・・
もうひとつの有名な彫像・・・
と・・・
もうひとつの有名な広場・・・
今回も内部紹介はきりがないので省略してるんですが、この教会(サンタ・クローチェ聖堂)の天井画が、
とても印象に残りましたので、せめて一枚だけ・・・
で、こちら・・・
有名なチンギアーレ(イノシシ)くん・・・
なでなですると縁起がいいとか・・・
と、ドゥオモまで戻ってみると、かなり待ち行列が減ってて、しかも日陰になってたので・・・
並んで入ることにしました。ま、キューポラの屋上には上がりませんが・・・
こちらも、せめて一枚だけでも・・・
と、この後もドゥオモの地下遺構や付属博物館を見学して、画像もいっぱい撮ったのですが、
興味のある方はネット検索いただくとして・・・
フィレンツェ画像の締めは・・・
フィレンツェ・コムーネのマンホールのフタ・・・
と、
ロードバイクのおねいさんたち・・・じゅるじゅる
ということで・・・
夕方7時半にはアルトパーショ駅に到着、ちょうど12時間のフィレンツェでした。
アレくん、今回もありがとうね!!! グラーツェ・タント!!!
と・・・この日の夕食であります。
トマトソースのおいしいパスタの後、メインディッシュは・・・
北海道・森駅の名物「いかめし」!!!・・・とよく似たイカの詰め物で、まさに絶品でした。
マルタさん、今夜もありがとうございます!!! グラーツェ・タント!!! ばくばくばく・・・
(次号に続きます。)
2017年08月22日
トスカーナ紀行8 コンサート!!!
①2017秋の熊野キャンプへのお誘い記事はこちらです。
②日程が重なりますが2017年10月7日に「世界水フォーラムの展望と課題」講演会があります。
リボルノへのピクニックから帰って、わたくしがまったりとしているあいだに・・・
ローリスさんは菜園でフルーツの収穫とかを・・・
マルタさんは台所でパスタの準備とかをされてました。ありがとうございます。ぺこぺこ
で・・・
マルタさんのおいしいアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ・スパゲティ・・・
・・・に、さらにオリーブオイルとチーズをたっぷりとかけて・・・
って、ペペロンチーノにもチーズをかけるんですね・・・
と、
夕食のスタートであります。
ま、この日は事情があって・・・
昨夜の残り物なんぞで・・・
パスタの後は比較的短時間で済ませました。
って、それでも2時間近くは食べ続け、飲み続けてましたが・・・
そう、この日は夕食後に・・・
クリくんのクルマでアルトパーショへ連れて行ってもらったのであります。
踏切にはちゃんと遮断機があったんですね。まったく気づきませんでした。
いったん旧市街へ入ります・・・
ポタリング時には気づかなかったけど、コインランドリーのドアの絵まで凝ってますね・・・
で、いったん旧市街を抜け・・・
新市街を廻って・・・
この新しい「プッチーニ劇場」も、ポタリング時には気づきませんでした。
カーショップの前・・・
アレくん、どどんと買っちゃいましょう!!!
別の門から旧市街のOspitalieri広場に入ると・・・
コンサート会場であります。
そう・・・
この日は21時15分から無料のコンサートが開催されるのであります。
って、平日の9時を過ぎて開演というのは日本では考えられませんが、イタリアでは普通なんですね。
ちなみに、この「Ospitalieri広場」というのは・・・
ヨーロッパでも最古といわれる「タウ騎士団」(Order of Saint James of Altopascio)の本拠地・・・
だったんでしょうか???
アレくん、見てたら、またメールで教えてね!!!
閑話休題
以下、音声なしの画像だけですので、さくさくっとご紹介・・・
主催者の簡単な挨拶があり・・・
まずはピアノ独奏から・・・
続いて・・・
ギター独奏・・・
ピアノ伴奏によるバイオリンの独奏・・・
フルートとギターの合奏・・・
フルートの二重奏・・・
再びピアノ伴奏によるバイオリン独奏・・・
で、いよいよ・・・
アレくんのピアノ独奏!!!
そう、以前も書きましたが彼はピアニストで、ふだんは子どもたちに教えたりしてるのですが、
この夜は出演者の一人だったのであります。ブラボー!!! ぱちぱちぱち
と、この後は・・・
アコーデオンの独奏に続き・・・
ピアノ伴奏の譜めくりでも活躍してました。
平日の夜遅くだというのに・・・
広場は立ち見が出るほどの盛況でした。
で、クラッシックの第一部が終わり、第二部はジャズ・・・
どちらかというと、わたくしはジャズのほうが好みなのですが、朝から地中海を
疲れてたし、なにせ開演が遅く終演まで聴くと深夜になるので、一曲目で中座しました。
夜のアルトパーショも静かで風情がありましたねえ・・・
と、翌日は早朝から鉄道でフィレンツェに向かいます。
(次号に続きます。)
2017年08月21日
トスカーナ紀行7 リボルノ
①2017秋の熊野キャンプへのお誘い記事はこちらです。
②日程が重なりますが2017年10月7日に「世界水フォーラムの展望と課題」講演会があります。
7月18日は朝から海辺へピクニック!!!
本日もローリスさんのクルマで連れて行っていただきます。
見渡す限りのひまわり畑とぶどう畑・・・
と・・・
サイクリスト・・・この日もけっこう多かったです。
やがて海が近づいてくると、街路樹も傾いてきました・・・
まずは海を眺める高台で・・・
コーヒーブレイク・・・というかトイレ休憩であります。
で・・・
海辺の都市リボルノへ・・・
こちらがローリスさんの生家跡だそうです・・・
彼はリボルノ出身だったんですね・・・
さらに市街地の中心部、海岸通りに入ります・・・
車道を走るロードバイクを追い越す際は、みなさん充分な間隔をとって丁寧に追い越します。
自転車はジロ・デ・イタリアのように見て楽しむ国民的スポーツとして普及してたようですが、
近年、自分で乗るサイクリストも増えているとかで、もともとの素地があるんですね・・・
さらにクルマは路上駐車が基本、サマーシーズンの海辺はこのように一車線が完全にふさがれますが、
路上駐車のマナーはとてもよく、どんなに混んでても交差点付近や車椅子表示のある前などは、
いつもスペースが空けられてました。ま、悪質な二重駐車などは取り締まりの対象だそうですが。
さらに右側通行で交差点の殆どがロータリー(ラウンドアバウト)という経験も面白かったです。
もともと都市の交差点には広場や記念碑や噴水があって、その周りに馬車道があった国ですから、
郊外の小さな交差点のラウンドアバウト化もスムースに進んだのでしょうね。
たいてい助手席に座ってたのですが、ウィンカーを出すタイミングや車線変更のタイミングなどは
最後まで掴めませんでした。進入は環状側優先で、まあわかりやすいのですが・・・
で、左に見えてきたのが・・・
「ACCADEMIA NAVALE」 リボルノ海軍士官学校であります。
正門の横には・・・
「マルゲリータ王妃を護るため」と刻まれている・・・のでしょうか???
と、ちと調べてみると、ナポリとジェノバにあった海軍士官学校がリボルノに統合されたのが1881年、
マルゲリータ・ディ・サヴォイアがイタリア王妃となったのは1878年ですから年代は合いますね。
ちなみにイタリア海軍がオーストリア・ハンガリー帝国の戦艦を魚雷一発で沈めたのが1918年6月10日で、
今でも毎年6月10日がイタリアの海軍記念日だそうです。
さらにイタリア海軍といえば1940年にタラント軍港に停泊中だった戦艦リットリオなど主力艦が、
イギリス空母イラストリアスから飛来したソードフィッシュ雷撃機の魚雷攻撃を受け多数大破した、
いわゆる「タラント空襲」で大きな損害を受け、これがイタリアを含む各国の、大艦巨砲主義から
空母中心主義への転換点となり、旧帝国海軍の真珠湾攻撃もタラント空襲を参考にしていたとされ、
水深の浅い軍港での低空魚雷攻撃を研究して・・・って、タラントではなくリボルノでしたね・・・
リボルノといえば米軍の日系人部隊・第442連隊が1944年7月にリボルノのドイツ軍を制圧してピサで休養、
その後はフランス戦線に投入され1945年3月にリボルノに再上陸、最終的にはジェノバまで進撃して
5月にはイタリアの全ドイツ軍が降伏、ヨーロッパでの戦いを終え・・・ぶつぶつぶつ・・・
って、陸軍ではなく海軍でしたね・・・
閑話休題・・・
有名なグランドホテル・・・の近くにクルマを置いて・・・
有名なマスカーニ・テラスへ・・・
ともかく広くてきれいなテラスでした。
で・・・
隣接する水族館の開館時間を確認して・・・
いったんクルマまで戻り、市街地の南端へ移動して砂浜へ・・・
じゃーん
地中海で海水浴であります。
ま、せっかくなので・・・
ばしゃばしゃばしゃ・・・わははは、地中海を横断じゃあ!!!
「どうぞどうぞ、沖へ流されたらエルバ島ですから、当分そこで暮らして下さい!!!」
「わしはナポレオンかっ!!!」
って、実際・・・
コンテナ船の左、うっすらと浮かぶ島影がエルバ島であります。
ま、さすがにエルバ島まで泳ぎ着く自信はなかったので、そそくさと海から上がり・・・
公共シャワーを浴びてさっぱりしました・・・
ちなみに公共トイレは極めて少ないのですが、公共水道はあちこちにあって・・・
みなさん水分補給されてました。
それにしても真夏の月曜日だというのに・・・
サイクリストが多かったです。やはりサマーバカンスなんですね・・・
と、いったんクルマまで戻り・・・
左の標識のとおり海辺の遊歩道には自転車道が併設されてましたが、本格ロードバイクは、
殆どが車道を走ってました。やはり走行速度と舗装程度の違いなんでしょうね・・・
クーラーボックスなんぞを持って木陰のある公園へ・・・
マルタさん手作りのピクニック・ランチであります!!!
まずはビールで乾杯!!!
さらに次々とビールで乾杯!!!
ピクニックでも、やはり締めはフルーツとドルチェと魔法瓶に入れたエスプレッソでした。
ミニチュア瓶のコントワー(リキュール)なんかもエスプレッソに足したりして・・・ひっく
さすがにドライバーのローリスさんはエスプレッソだけでしたが・・・
と、ふたたび水族館付近までクルマで移動・・・
って、けっこう年配のサイクリストも多かったです・・・
で、
リボルノ水族館を見学しました。
ま、わたくしの今のカメラには「水族館モード」がないので・・・
記念写真を一枚だけ・・・
と、帰り道では巨大ショッピングモールへ立ち寄っていただきました・・・
ええ、ともかく巨大でした・・・
で、帰り道に見た・・・
一部復元されたローマ時代の水道橋・・・
とか、
昔のままの城塞・・・
とか、どこも歴史を感じさせてくれますねえ・・・
と、とても楽しい海辺の一日を過ごさせていただいた次第。
(次号に続きます。)
2017年08月20日
トスカーナ紀行6 ジョリーバイク!!!
(期間限定のお知らせ)
①2017秋の熊野キャンプへのお誘い記事はこちらです。
②日程が重なりますが2017年10月7日に「世界水フォーラムの展望と課題」講演会があります。
朝からルッカを散策して遅めの昼食からローリスさん宅に戻り、しばらくまったりしてたのですが、
うちの奥様がマルタさんと一緒に美容院へ出かけたので、一人で軽くポタリングに出かけました。
で、クリくんに教えてもらってた近くのバイクショップへ立ち寄りました。
「シンプリー」というシンプルなスーパーマーケット・・・
・・・の隣にあるのが・・・
ジョリーバイクというお店であります。
ちなみにローリスさんのクロスバイクは、すでにわたくし用に調整してあります。げひげひ
「フルクラム・ストア」や「カンパニョーロ・プロショップ」などの指定店になってますね・・・
と、さっそく中へ・・・
「あのう・・・トスカーナのオリジナルジャージとかはありますか?」
「イタリア・ブランドはいっぱいあるけど、トスカーナのオリジナルというのはないなあ・・・
着てるのはパールイズミのジャージだね、日本人?」
「ええ、ローリスさん宅にホームステイしてます。
お土産にイタリア・ブランドも欲しいなあ・・・カンパニョーロとか・・・」
「あははは、日本ならシマノだろ・・・マウンテンバイク?」
「いや、ダホンのクロスバイクはあるけど、今はスペシャライズドのルーベに乗ってます。
ビアンキとかも欲しいけど持って帰れないし・・・せめて写真撮っていいですか?」
「あははは、もちろんいいよ。」
店の入口は狭いのですが奥行きがとても深く・・・
マウンテンバイク中心ですが、他にもいろんな車種を扱ってました。
イタリア・ブランドかあ・・・じゅるじゅる
飾ってある写真もほとんどがマウンテンバイクのレースシーンでした・・・
と、けっこう話し込んで、すっかりお邪魔してしまいました。
その後はスーパーなどへ立ち寄りアルトパーショ周辺をふらふらして帰宅しました。
アルトパーショは一度紹介してるので画像は省略しますが、ルッカとちがって小さな旧市街で、
観光とは無縁のふだんの生活があって、さらに新市街も比較的こじんまりと味わいがあって、
自転車で街中をふらふらするには最適、この後も何度かポタリングを楽しみました。
と、帰宅後は熱いシャワーを浴びてまったりしてから、テラスでの夕食へ・・・
この日はマルタさん手作りのジェノベーゼ・ソースの具入りパスタから・・・
で、ご覧のアレくん自慢の「チーズ削り器」で・・・
しゃこしゃこしゃこ・・・って、このオノマトペ、イタリアにはないだろうなあ・・・
と・・・
いやあ、これは絶品でした。その向うに見える固いパンもおいしかったけど・・・
と、
まずはビールで乾杯!!!・・・は、もうわたくしだけ、うちの奥様はすでに「ワインで乾杯!!!」派に・・・
で、本日のメインディッシュは・・・
こちらもマルタさん手作りのピリ辛ソーセージと豆の煮込み・・・やはり絶品でした。
さらに・・・
こちらの硬い「棒パン」類も、チーズとワインにぴったりで、じつにおいしかったです。
とまあ、ナッツ類やフルーツ類が出る頃には、強い食後酒も出てきて・・・
仕上げのジェラート各種をいただいた後もかぱかぱ飲んで、すっかり出来上がり・・・
午後九時を過ぎて、ようやく日も傾き・・・
昨夜飲んで食べた山上リストランテの灯りが見えたので・・・
わたくし、ふたたび自転車を引っ張り出してきて・・・
「わははは、今から山上の旧市街までヒルクライムしてきます!!! ひっく」
「どうぞご自由に。山上からフィオレンティーナ門を抜けるとフィレンツェまで旧街道を70kmほどです。
フィレンツェからアペニン山脈を越えればアドリア海に着きます。それじゃ、お元気で!!!」
「いやいや、さすがにアペニン山脈越えとかは・・・ジロ・デ・イタリアじゃないんだから・・・」
とか、たっぷり遊んでもらいました・・・
(次号に続きます。)
2017年08月19日
トスカーナ紀行5 ルッカ
①2017秋の熊野キャンプへのお誘い記事はこちらです。
②日程が重なりますが2017年10月7日に「世界水フォーラムの展望と課題」講演会があります。
で、7月17日は朝からアレくんのクルマでルッカに連れて行ってもらいました。
ルッカ・・・トスカーナ州ルッカ県の県庁所在地で周囲4kmの城壁に囲まれた世界遺産の古都・・・
我々がお世話になってるローリスさん宅のあるモンテカルロも、その隣のアルトパーショも、そして
ここルッカも、同じルッカ県のコムーネのひとつなんですが、ルッカは旧市街だけでも日本でいう
「都市」の大きさです。ま、詳しくはネット検索で・・・
遠くにアペニン山脈が見えてきました。
やがて・・・
広大な城壁が見えてきました。
城外にクルマを置いて・・・
城壁を潜ります。
壁というより4km四方の巨大な土塁、築山ですね。
こちら・・・
エリザ門・・・
指差しているアレくんの解説によると、ナポレオンの妹エリザがルッカを支配する大公の妃となり、
その際に作られた新しい門なのだとか・・・ま、新しいといっても200年以上前のハナシですが・・・
エリザ門の門前にあった・・・
ルッカで生まれたプッチーニのオペラ案内・・・
とまあ、世界遺産にもなっているルッカの旧市街ですから、こんな感じでひとつひとつ紹介してたら
とてもきりがありませんし、他にもネット上でルッカの画像や解説はいっぱい紹介されてるので、
以下では、わたくしが面白いと思った画像をさくさくっと紹介させていただきます。
有名な門と自転車・・・
怪獣たちの住むところ・・・
自転車
自転車
有名なクルマ・・・絵になりますねえ・・・
有名なドゥオーモ
有名な彫像
有名なドゥオーモ広場・・・と自転車
・・・と・・・転がる人・・・
準備中のローマ戦士・・・
未撤去の看板と素敵な色合いの自転車
有名な広場と有名な彫像と有名な劇場・・・と警察車両・・・
有名な門
有名な広場・・・と第20回ルッカ・サマーフェスティバルの看板・・・と仮設トイレ・・・
めずらしくママチャリ・タイプの自転車・・・レンタ・サイクルでしょうか・・・
有名なイタリア統一王・・・と地元の若者・・・と自転車迷彩の日本人観光客
1927年創業の有名なジェラッテリア・・・
回転木馬・・・と日本人観光客
で、いったん城壁の天端に上って・・・
四人乗りレンタ・サイクル・・・を撮る日本人観光客
城壁の星型出丸部分・・・を撮る日本人観光客・・・が落ちないか心配する地元の若者・・・
星型出丸の遠景・・・グーグルマップで見ると形状がよくわかります。
星型出丸の構造・・・地下通路とかはけっこう複雑なのかも知れませんが未確認です・・・
星型出丸から見たルッカ駅
こちらは・・・
城壁上にある巨大な砲台跡・・・
・・・を利用したリストランテ・・・
城壁の上を走る自転車
で、また城内に下りて・・・
有名な鐘楼のある有名な教会・・・
ちなみにアレくんのお姉さんは、ここの専門ガイドをしておられます。
有名な教会前広場にやってきた自転車の集団
有名な教会の有名なメイズ
別の有名な鐘楼と有名な教会と有名な広場
さらに別の有名な広場・・・
と、あちこち内部も見学して画像も撮ったのですが、とても内部までは紹介しきれません。
ま、興味のある方はネット検索で・・・
さすがに疲れてきました。
で、コーヒーブレイク・・・
というか、トイレ休憩を兼ねて・・・
サマーフェスティバルの特設会場には仮設トイレがありましたが、街中の公衆トイレは極めて少なく、
みなさん外出時に用を足すにはバールなんぞを利用するんですね。
ま、
店員のおねいさんの愛想がとてもよかったので、とてもしあわせだったのですが・・・
さらに街の中心部に向かって歩きます。
で、こちらの通路を抜けると・・・
有名な円形広場・・・全周囲カメラが欲しいところです・・・
もとはローマ時代の円形闘技場で紆余曲折はあったものの円形で残っているのは稀少だとか・・・
で、外側はどうなってるのかと、再度確認してみると・・・
確かに円形闘技場の遺跡を利用して、さりげに住宅にしてますね・・・
シチリアでもそうでしたがトスカーナの旧市街も、歴史が積み重なってて建物の変遷が面白いです。
さらにルッカの街を歩きますが、さらに省略して・・・
ルッカでは、はじめて気づいたビアンキ・・・
お店に置いてあるだけで絵になる自転車
あまり絵にならないMTB・・・盗難防止にサドルを外してありますね・・・
こちらも、じつに絵になりますねえ・・・
こちらも・・・まあまあ・・・
こちらは塔の屋上に木が茂ってて・・・
上がれるようです。ええ、上がりませんでしたが・・・ひいひい
こちらも絵になります・・・
こちらはメニュー立てのイーゼルがわり・・・キマってます!!!
やはり絵になります。
こちらもまあまあ・・・
こちらは・・・まあまあ・・・でもないかな・・・
で・・・
レンタサイクル屋さん・・・
お値段はこんな感じです。店内には本格ロードバイクもありました。
こちらブルーのリボンは・・・
この家で最近、男の子が生まれたというお祝いのしるし・・・
で、こんなショップもありました・・・
じゅるじゅるじゅる
と、さっそく中に・・・
画像にある「TUSCANY RIDE A BIKE」チーム・ジャージが、ちょうど処分特価になってたので、
在庫をさんざん探してもらったのですが、わたくしのサイズは売り切れでした・・・
「ううっ、アンラッキーだなあ・・・他にトスカーナのオリジナルはありますか?」
「みんなイタリア・ブランドだけど、トスカーナのオリジナルはこれだけだねえ・・・
そのジャージはパールイズミだね、日本人? ロードバイク乗り?」
「今はスペシャライズドのルーベです。マウンテンバイクですか?」
「どっちもやってるよ。トスカーナは走った?」
「ジロ・デ・イタリアの定番コースには行ってみたいです・・・ヒルクライムは嫌いだけど・・・」
とか、楽しく話して店内を見せてもらって・・・
せめて・・・
記念写真だけでもと・・・バックヤードまで探してくれてありがとうね!!!
と、ようやく城壁を出て・・・
アレくん、クリくんオススメのお店へ・・・
まずはビールで乾杯!!!
って、ドライバーのアレくんは瓶入りの不思議なソフトドリンクでしたが・・・
うちの奥様とアレくんはパスタ・・・
わたくしとクリくんはパニーニ(イタリアのサンドイッチ)を注文しました。
若者に人気の店というだけあって、安くてとてもおいしかったです。
ま、ついでに・・・
ドルチェにジェラート、さらに不思議なソフトドリンクなんかも・・・
アレくんクリくんにとってルッカは仕事で行くところ、特にアレくんにとっては通勤先だったのですが、
今回、我々二人のために半日を割いて案内してくれました。
建物の内部も素晴らしく、もっともっと紹介したかったのですが、すでに画像も100枚ちかくになってますし、
ルッカの紹介はここまでです。アレくんクリくん、ほんとうにありがとうね!!!
(次号に続きます。)