2019年03月

2019年03月02日

アトムとハチとスペースデブリ

前回、前々回記事からの続き、ウランガラスぬくぬく温泉カニ宴会ツアーの最終回であります。

二日目の朝に三徳山三佛寺へお参りした二人は179号線を離れ人形峠への旧道に入ります。

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今の179号線には長い直線の「人形峠トンネル」が完成しているのですが、
我々はいったんトンネルを南側に抜けてから、旧道を峠付近まで上ったのであります。
(ちなみにトンネル北側から峠への旧道は除雪されず冬季閉鎖中でした。)



そう、峠付近にある・・・

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「人形峠アトムサイエンス館」へ・・・
ちなみに隣にあった「かがくの森プラザ」は数年前から展示停止中でした。



玄関前に放し飼いにされてた・・・
                                  (wingさん提供画像)
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最大級オオサンショウウオの後ろ姿・・・がるるる




                               (wingさん提供画像)
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入館者はもちろん受付にも誰もいなかったので、自分で受付簿に時間と人数を記帳します。
そりゃあ、なにせ冬季の平日ですからね・・・

原子力発電の仕組みなんぞについて、子ども向けにわかりやすく展示してある施設でしたが、
ここで初めて知ったのが「人形峠」とゆー名前の由来でした。

むかしむかし、この峠には巨大なハチが棲んでて村人を襲っては血を吸うので困っていたところ、
高僧の知恵によって峠に木の人形を置いたら、その血を吸おうと無理してハチは死んでしまった、
それ以来、この峠を人形峠と呼ぶようになった、とゆーお話であります。めでたし、めでたし・・・



つーことで、峠に棲んでた巨大なハチさん・・・
                             (wingさん提供画像)
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って、操ってたのは98kさんだったのかっ!!!  今でもこれに乗ってヒトの生き血を吸ってるとか・・・ちゃうちゃう


で、アトムサイエンス館の隣にあって、奥で繋がっていたのが・・・

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上齋原スペースガードセンターとJAXAの展示室であります。
ここでスペースデブリを観測してたんですね・・・知りませんでした。



宇宙の環境問題だけでなく・・・
                        (wingさん提供画像)
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地球の環境問題についても分かりやすく展示されてました。



こちらはJAXAによるボルネオ島の2010年から2015年にかけての森林破壊状況・・・

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数十年前までは殆ど全島が熱帯雨林で緑一色だったのですが・・・

ちなみに島の右上、日本列島の形に細く残っている緑がキナバタンガン川流域の熱帯雨林。
川の氾濫対策で皮一枚分だけ残されている様子が、宇宙から見るとよくわかりますね。
周りは殆どがアブラヤシ農園として開発され、この流域にだけ稀少な野生生物が残っています。
詳しくはこちらにある当サイトの過去記事をご覧ください。




と、見学を終え峠を下りて179号線に戻り、奥津温泉まで南下、

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道の駅で遅めの「田舎料理バイキング!!!」昼食であります。

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おでんやデザート、お汁粉から各種の飲み物まであり、全品を味わうまでは至りませんでしたが
何度かおかわりをして、ともかく完食であります。げふっ


で、道の駅にあった・・・

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サイクリングマップを見ていたwingさん

「おおっ、10kmほど先に「たたら記念館」つーのがありますよ。行ってみたいなあ・・・」

「中国山地は古代たたら製鉄の中心ですからね。アシタカやサンに会いに行きましょう!!!」

と、

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枝道に入り「たたら記念館」を目指したのですが・・・


峠の手前あたりで・・・

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「ありゃま、かなり雪が残ってますね・・・」

「そーいや最後の人家を過ぎたあたりに「冬季全面通行止」の表示がありましたね。」

「ま、この程度の積雪なら強行突破・・・ちゅるちゅるちゅる・・・あははは、全く進みませんね。」

と、少し先まで徒歩で安全確認しましたが、まだ峠の手前だったし、ここから先はあきらめました。

「ま、ハイブリッドFFでエコタイヤだと、この程度の雪でも走れないことが分かったのでよしとしましょう。

ちなみに「たたら製鉄」以前の「高師小僧」を使った製鉄が縄文中期から行われていたとの説が、
各地で議論されており、またまた「縄文時代の常識を覆す!!!」ことになるので興味津々です。



つーことで、ここからUターンして179号線に戻り院庄ICを目指して走ってると・・・

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「な、なんか巨大なハチさんがいっぱいでしゅが・・・ もう人形峠は過ぎたはずなのに・・・」



と、またUターンして立ち寄ってみると・・・
                           (wingさん提供画像)
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すぐ近くに本社がある山田養蜂場のお菓子工房「ぶんぶんファクトリー」でした。


ちなみにこのサイズの差は・・・

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実際のミツバチとスズメバチの大きさの差だそうで、これは巣に襲いかかる巨大なスズメバチを、
みんなで撃退しようとするミツバチの姿だそうです。




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「いやあ、ミツバチさんはじつに勇敢だなあ・・・さっそくお店に入りましょう。」



と、すっかり感心したwingさん

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蜂蜜や蜂蜜を使ったお菓子なんぞをいっぱい購入されてました。
ま、わたくしは試食しただけで満足しましたが・・・

と、院庄ICを往路と同様に見逃して、またまたUターンしたりして・・・
最後は自宅までwingさんに送っていただき、月曜日の夕方にお別れしました。

wingさん
いやあ、じつに楽しい二日間でした。ありがとうございました。
いつか投入堂までの完登と「たたら記念館」見学に再チャレンジしましょう!!!



m98k at 00:12|PermalinkComments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック わからないもの | 沙漠緑化・熱帯雨林再生