2022年04月

2022年04月29日

病み上がりdeへやキャン宴会!!!

ええ、病み上がりdeへやキャン宴会、しかも連荘で・・・

???

そう、わたくし先月末に鼠径ヘルニア手術で入院、今月半ばには一応完治との診断があり、
さっそくキャンプ宴会を計画してたのですが、天候や日程の調整もあって・・・

まずは先週の土曜日、「チーム・フラッシュ光」ボルネオ・ツアーの企画会議・・・
名目の「へやキャン宴会」をば・・・

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わたくしの実家ですが、食材もテーブルも椅子も(灯りも)殆どがキャンプ仕様・・・




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3時前にこの日のメンバー5人が全員揃ったところで(何回目かの)乾杯!!!

今回はじめて参加いただいたトリ好きのN家さんが、その日の早朝に掘ってアク抜きしてから
持参してくれた旬の筍が、何といっても絶品でしたね。ばくばくごくごく


で、明るいうちに住吉大社や住吉公園をふらふらと歩いて「探鳥会ごっこ」・・・

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ご専門のN家さんにトリさんの名前や特徴を詳しく教えていただきました・・・が・・・
すっかり出来上がってて覚えられるはずもなく・・・


粉浜商店街で焙じ茶をご馳走になったり揚げ蕎麦、豆おかき、たこ焼きなんぞを買い足して、
ふらふらと実家に戻り、再度の乾杯を何度か繰り返してから、いよいよ・・・

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この日のメイン、サラワク・ラクサ鍋のはじまりであります。

サラワク州政府観光局の某イベントでwingさんがゲットしたサラワク・ラクサの素をベースに
したのですがココナッツミルクを買い忘れたため、最初は辛さで全員が咳き込んだものの、
様々な具材をぶち込むうちに、ややマイルドになって美味しくなりました。
まあ、酔いで辛さが麻痺してきたのかも知れませんが・・・

ちなみに同じインスタントの素でもメーカーにより、辛さや味が全く異なるんですね。

で、ボルネオ動画を見たりカメラ談義をしたりでビールもどきから、酒類調達担当のH田さんが
大量に持参してくれた缶ハイボールに切り替え、さらにその後は、わたくしの安バーボンと
安炭酸水による安ハイボールに・・・ええ、今回ベトナム焼酎はありません。きっぱりと

N家さん自家製の冷凍レモンをすりおろすと安ハイボールでもめっちゃ美味しくなりましたね。

と、結局この日は午後2時過ぎから日付が変わるまで(探鳥会ごっこを挟み)飲み続け・・・
まるまる10時間も・・・みなさん、じつによく飲みましたねえ・・・

じつは前回の企画会議(名目の宴会)は某ベトナム料理店で開催してたのですが、時間制限の
ある飲み放題コースだったのでベトナム焼酎を次々と注文、しかも飲み放題時間が過ぎても
次々と追加注文してたそうで4時間以上も飲み続けた・・・ようです。
そう、わたくしは殆ど意識不明になり他のメンバーに自宅まで送り届けてもらった・・・
ようです。ええ、どちらもまったく覚えてませんが・・・
で、その翌日に迷惑をかけた(らしい)管理人さんに謝りに行くと、送り届けてくれたメンバーも
完全に出来上がってましたよ、とのことでした。

それでもみなさんは奇跡的に生還されたようですが、次回はたとえ酔いつぶれても、そのまま
自分のシュラフに潜り込むだけのキャンプ宴会にしよう、と固く誓ってたのでありますね。

と、この日は各自持参したシュラフで爆睡、日曜日の午前中には三々五々で解散した次第。



で、その翌日の月曜日、今度は学生時代の史跡サークル仲間4人で・・・

ま、殆ど同じ状況だったんですが・・・

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この日は豪華に「佐賀牛しゃぶしゃぶ宴会!!!」だったのでありますね
まあ、底に大量に埋もれてるのはお安い健康的な赤身肉なんでしゅが・・・



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昆布のグルタミン酸と椎茸のグアニル酸と牛肉のイノシン酸が相まったUMAMIが・・・
さらに旭ポン酢と大根おろしで食べると、そりゃもう・・・ばくばくごくごく


しかも今回は・・・

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奈良ソムリエの友人が持参してくれた奈良の「春鹿」
四段仕込み純米生原酒・・・
と、わたくしの次男が送ってきてくれた滋賀・日野町の地酒「鈴正宗・大吟醸」も・・・
さらに俳句好きの友人が、最近ハマっているというサントリー「翠ジンソーダ」を持参・・・

ゴールドスターからジンソーダ、日本酒2種と、この日は昼前から飲み続けました。

ちなみにもう一人の病み上がり友人は1年以上禁酒していたものの様々な乾き物を持参、
もともと日本酒好きなだけに少し味見してるうちに、次々とおかわりを・・・あははは

と、結局この日も4時間以上は飲んでたのですが、やはり奇跡的に全員生還されたようです。
まあ、わたくしは夕方に解散するなり、夜までばったり倒れてましたが・・・


それにしても・・・

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よくまあ、こんなに飲めるもんですね・・・
わたくし以外の方々が・・・
これ以外にも1リッターの安バーボンは2/3が、鈴正宗は完全に空いてたし・・・


参加いただいた皆さん、今回も美味しい差し入れをいっぱい有難うございました。
これだからキャンプ宴会はやめられないのでありますね。
ええ、野外・室内を問わずに・・・べひべひ



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2022年04月27日

四畳半タイムマシンブルース

四畳半タイムマシンブルース・・・

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森見登美彦著 上田誠原案 KADOKAWA  2020年7月29日初版発行



帯にあった惹句・・・

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史上最も迂闊なタイムトラベラーたち・・・宇宙のみなさま、ごめんなさい・・・あははは



著者と原案者の紹介・・・

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そう、京都に暮らす「へもい」学生を主人公にした、わたくしの好きな森見登美彦の作品群と、
わたくしの好きな映画「サマータイムマシン・ブルース」の世界が合体したもの・・・

ネット配信版を再編集したアニメ作品が2022年9月22日から劇場公開されるそうですが、
その宣伝でたまたま本を知り、いそいそと図書館で借りてきて一気読みしました。

登場人物は主人公の「私」をはじめ、森見作品でおなじみのメンバーですし、舞台設定も
映画作品では大学のカメラ部とSF研究会が共用しているボロい部室だったのが、おなじみの
京都のボロい下宿に替わっただけで、どちらもあくまでもスモールワールド・・・
(以前も書きましたが、わたくし学生時代を京都で過ごしカメラ部やSF研にも所属してました。)

今回の作品はファンタジー色がそんなになく、いわゆる「タイムパラドックス」について、
原案をさらに複雑にして、「過去を変えれば宇宙が消滅してしまう!!!」と気づいた主人公が
ドタバタと動くものの、未来からやってきたタイムトラベラーはじめ誰も気にする者はなく、
みんな好き勝手に動き回って自分だけ空回りするとゆー、いつもの展開で楽しめました。

まあ、99年も沼に埋まってたエアコンのリモコンを最後に使うシーンで、こちらの小説では
主人公が新しい電池に交換してから使ったりと、映画作品ではいくつか気になってた部分が
さりげに修正されたりしてましたが(でも電池の液漏れは???)、まさにスモールワールドで
繰り広げられる「へもい」若者たちの青春ドタバタ喜劇つーのは、どちらも共通ですね。
そーいや著者と原案者は同い年で、同時期に京都で学生生活をされてたんですね。

で、原案より複雑になったタイムパラドックスの悩みといっても、たとえば・・・

・昨日の彼女を五山送り火に誘ったのは今日の私だが、それは今日の彼女から誘うように
頼まれたからで、彼女はそうしないと過去が変わって宇宙が消滅すると考えていたから・・・
・そんな主体性のカケラもない約束が男女間で有効だとは到底思われない・・・うじうじ
・でも今日の彼女から頼まれたことを知らない昨日の彼女が私の誘いを受諾したという事実からは、
そもそも彼女が私を憎からず思っているという判断が引きだせよう・・・わくわく
・でも今日の彼女は自分の提案に私が従った誘いに過ぎないことを知っているのだから、
私の誘いを本気にしているわけがない・・・うじうじ

といった感じで、私だけが真のタイムパラドックスを理解し宇宙を救える唯一の存在なのである
とか、エラそうなことを言ってる割には、じつにしょーむない悩みばかりで・・・

いやあ、じつに面白かったです。ぜひ映画作品も見てみたいものです。

(2022年10月追記です)
川端さんのご厚意でネット配信版アニメを観ることができました!!!
他の森見作品のアニメ化作品と同様、小説とは別の作品として大いに楽しめました。
ついでにダウンロードしてくれてたアニメ版の「夜は短し歩けよ乙女」も再視聴できて、
こちらも同様に楽しめました。

森見登美彦原作・上田誠脚本のアニメ作品はどれも面白いけど、本作は原案が上田誠の
「サマータイムマシンブルース」で、実写版の映画作品も観てるのですが共通点はあるものの
まったく別の作品になってましたね。いったいどんだけのアイデアがでてくるんだか・・・
こうなると舞台版の上演も観てみたいし、戯曲集も読みたくなってきて・・・



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2022年04月21日

クロックス・クラシック・・・

とーとつですが・・・

クロックスのクラシック・クロッグ10001・定番カラー・アーミーグリーンであります。

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ええ、5年前にクロックバンドを買ったのですが、ほどなく次男に「
履き去られ」て、
翌年にはクロックバンド・カモⅡクロッグを購入、ふだん使いすることなく室内履きとして
大事にしてたのですが、これまた次男に「履き去られ」て、冬の室内履きとして使ってた
ワークマンのライトスリッポンに替わる、夏の室内履きとして購入した次第。

クラシックはクロックバンドよりボトムは薄めですが履き心地は引き続き快適ですね。

ただ不思議なのは・・・

どれも某Amazonのタイムセールとかで購入したんですが、最初に買ったのが1.7kほどで、
次のが1.8kほどだったのに、今回のは3.2kもしてたこと・・・
そう、本来の定価は一番お安いはずなのに・・・

まあサイズやカラーや在庫数などで割引率が大きく異なるのは何となくわかるんですが、
定番モデルは特価になることが少ないのか、それとも全モデルが高くなってるのか・・・

そーいや、わたくしのサイズ(28cm)でみると売れ残りカラーを除き、どのモデルでも
今はほぼ3k以上になってました・・・

以前紹介した本「安いニッポン」にあったように、世界標準商品から値上げがはじまったのか、
それとも現在の急激な円安の影響なのか・・・
まあ世界標準に応じて所得も増えればいいことなんでしょうが、はてさて・・・



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2022年04月16日

英国一家、日本を食べる、とか

英国一家、日本を食べる・・・

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マイケル・ブース著 寺島のぶ子訳 亜紀書房 2013年4月15日第1版第1刷発行

NHKでアニメ版が放映されてたのでご存知の方も多いでしょうが、その原作であります。
ちなみに原題は「Sushi And Beyond」


著者は英国サセックス生まれ、パリの
ル・コルドン・ブルーに学び、ロブションの三ツ星
レストランで働いた経験も持つフード・ライターで、それまでずっと日本料理をばかにしてて、
ル・コルドン・ブルーで知り合った若者トシ(カツトシ・コンドウ)といつも言い争いになり・・・

「お前は本当の日本料理が分かっているのか」

見かけばかりで味気ないことは充分に分かっている、脂肪もなけりゃ味わいもない、
生の魚にヌードルに揚げた野菜で、全て盗んだ料理、タイとか中国とかポルトガルとか・・・
まあ関係ないか、どこだっていい、なんでもショウユに突っ込むだけだから、みんなおんなじ味、
いい魚屋と切れる包丁さえあれば、誰だって作れるね」

で、業を煮やした彼から
1980年に初出版された辻静雄「Japanese Cooking:A Simple Art」
の2006年新装版をプレゼントされ、読んで(彼の前では平然としてたけど)大きな衝撃を受け、
ここに書かれた本物の日本料理が30年後の今も残っているのか確かめようと、デンマーク人の
奥さんと当時6歳と4歳になる息子の一家4人で2007年の夏に3ヶ月間、はじめて日本を訪問、
各地をひたすら食べ歩いた際の記録で2009年に出版された英語版の日本語抄訳版であります。

訳者あとがきにもありましたが、著者一人だったら単なる取材になっていただろうけど、
小さな子どもたちも同伴した家族旅行だったので、旅先での出会いがとても新鮮になり、
(そりゃあ日本で金髪の小さな
子どもたちと一緒に旅してたら人々の対応も変わるでしょう)
とても面白かったですし、はじめての日本と様々な料理に関するじつに的を得た、あるいは
完全に的を外した記述はもちろん、前述のような毒気を含むユーモアに満ちた文章が面白く、
あっとゆー間に読み終えました。



例によって目次のみのご紹介・・・

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ま、今回は読後メモなんぞはいちいち紹介しませんが、たとえば・・・

はじめての日本に旅立つ前に、自分に誓った誓約リスト(の一部)
・日本人がLとRの発音を区別できなくても、いちいちあげつらわない
・正しくない英語のメニューやTシャツの文字や店の名前を見ても、ばかにしたりしない
・日本文化を変だと思っても「地球にいながら他の惑星に行くのと同じ」なんていわない
・街中でゴスロリ・ファッションの女の子にこっそり近寄って写真を撮ったりしない
・夜の日本の都市を言い表すときにブレードランナーを連想したりしない
とかを並べたてて、守るのは難しいかもとか、はたしてどこまでやれるだろうとか・・・

ともかく毒気を含んだユーモアと自虐ギャグがいっぱいで、著者本人も書いてましたが、
何かに興味を持つと深く突っ込みたくなる性格だそうで観察眼も鋭く、じつに細部まで
よく研究されてて、わたくしの知らなかったこともいっぱいでした。



で、これの補足版である「英国一家、ますます日本を食べる」であります

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びみょーに表紙絵が替わってますが・・・
こちらは前書が日本でも評判になり、日本語版ではカットされてた部分をまとめた本で、
ま、日本ではこの2冊で1冊の本ということになりますね。


こちらもおなじく目次のみのご紹介・・・

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こちらでも、たとえば・・・

・特別番外編(著者もカニと温泉で虜になった)兵庫・城崎温泉の書き出し
→温泉好きの日本人に会ったら「城崎」と言ってみるといい
→その瞬間、きっとその人は夢見心地になる
→目はうつろになり、えもいわれぬ笑みを浮かべて白昼夢に耽る
→そういう時は落ち着いて・・・パチンと指を鳴らしてあげよう・・・
→うまくいけば、催眠術から覚めるみたいに、我に返ってくれる・・・

いやあ、じつに面白かったです。



で、ほぼ10年後に書かれた本当の続編「英国一家、日本をおかわり」

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著者・訳者は同じで、KADOKAWA 2018年3月29日初版発行
ちなみにこちらの原題は「The Meaning of Rice]

そう、ほぼ10年後に再び一家4人で日本を食べ歩いた際の記事がメインの本であります。


例によって目次のみ・・・

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この10年の間に和食が世界無形文化遺産に認定されUMAMIも世界中で認知されるようになり、
著者も日本のTVなどで有名になってたわけで、各地の料理もさらに深く追求されてますが、
こちらも、じつに見事な表現が随所にあり、たとえば・・・

・ウグイの熟鮨(なれずし)の見た目について
→まるで病気のラブラドール犬が、半分しか消化できなくて吐き戻した何かみたいだ・・・

・(大好きになって来日の都度こっそり持ち帰っているとゆー)柚子について
→レモンがスイスの花嫁学校に行ったとでもいうか、より甘く角が取れていて親しみやすい
香りがする。タンジェリンより酸っぱくグレープフルーツほど苦くない。
ヨーロッパの柑橘で一番似ているのは、たぶんベルガモットだ・・・

云々・・・



プロのフード・ライターなのに札幌のラーメン横丁では、味較べのための食べ歩きをして、

最初の店でスープまで全部飲んでしまい、それを繰り返してお腹がチャプチャプになったり、
大阪ではお好み焼き屋から串カツ屋、立ち飲み屋、うどん屋などを10時間ハシゴして延々と
食べ続け飲み続け、結局どこを食べ歩いたのか、どうやってホテルまで帰ったのか、まったく
思い出せないし、覚えていないとか、このあたりも、じつに親しみが持てました。


まあ、大阪は世界一の食の街であるとか、読んでくすぐったくなる部分もありましたが、
日本に限らず今の食や食文化の荒廃に対する警告や、逆に将来への希望についても書かれてて、
日本の伝統的な料理やその食材に関しても分かりやすく解説されてましたが、日本人が
ふだん意識していない部分も多々あって、やはり外からの観点というは新鮮ですね。



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2022年04月13日

コンシエール・・・

(わたくし本日の診察で経過は順調とのことで一応ヘルニア治療は終了しました)

つーことで・・・コンシエールであります

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カリフォルニア産のブレンデッド・ウイスキー・・・





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お店の分類ではバーボンになってましたが、アメリカの分類では
ブレンデッド・ウイスキー、
ラベルのどこにもバーボンという表記はありませんでした。


とりあえずはストレートで・・・

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確かにバーボン特有の味や香りは少ない感じ、ま、いろいろブレンドされてるんでしょう、
様々な味や香りがしましたが口当たりはよく、飲みやすいウイスキーではありますね。



2杯目はオンザロックで・・・

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さらに飲みやすくなり、次々とおかわりを・・・かぱかぱ・・・



そう・・・

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2リッターあれば当分は・・・ぷつん



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