2023年04月

2023年04月28日

人類学者K

人類学者K・・・


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ロスト・イン・ザ・フォレストとゆー本のご紹介であります
前回記事のとおり自宅療養中なので、じっくりと読ませていただきました



表紙カバー裏にあった惹句

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裏表紙カバー裏にあった著者紹介

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奥付

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目次

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舞台となるマレーシア・ボルネオ島・サラワク州北東部の略図
(掲載に問題があれば削除します)

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そう、わたくしが2017年の植林ツアーでメリナウ川の居住地を訪れたプナンの人たちの中でも
さらに奥地のブラガ川上流域に暮らす人たちを中心に、その暮らしぶりや世界観を長年にわたり
調査研究されている奥野克巳教授(人類学者K)の体験記です

(ちなみにサラワク州クチン在住のN嶋さんによると、メリナウ川の居住地のプナンの人たちは、
1970年代の英国地質学会のムル洞窟調査時にポーターなどとして雇われたことがきっかけで、
周辺に住むようになり、その後、政府支援の定住化政策でロングハウス建設や農業指導などが
行われたとのことでした。情報ありがとうございました)

上記リンク記事にも書きましたが、ボルネオ島の熱帯雨林では川沿いの焼畑や漁労で暮らす
川の人(オラン・スンガイ)と、森で暮らす森の人(オラン・ウータン)以外にも、少数ですが
森を移動して狩猟採集で暮らしていた人たちもいて、そのひとつがプナンの人たち・・・

定住するまでのプナンの暮らしについて、はじめて知ることも多く、驚きの連続でしたが、
惹句にもあるとおり
小説のような体験記で、読み物としても面白かったです

箸休めのインタールードも、ジャカルタの安宿で飲み続けたフレディ・マーキュリーの曲に
出てくるシャンパン、別れた彼女に書き続けたクリフォード・ブラウンやカミュ、ゴダール
自分がバックパッカーになるきっかけになった美人生物教師の厚い唇など、興味津々でした


以下、わたくしが詳しく知らなかった部分のみの読後メモです

・ボルネオ島低地の混交フタバガキ林は、林床の草本層、花を咲かせる低木層、10m以上の
亜高木層、林冠を形成する高木層、60~70mに達する突出木層から構成される「空中の階層」
→上空から階層の高所を訪れる「トリたち」、地面から樹上まで階層を上下する「サルたち」、
高所で行われていることを地上から想像する人間、の三者で織りなされる森の世界

・ブラガ川上流域の森に住む狩猟採集民プナンはその世界を手に取るように眺めている
→Kは驚くべきことだと思った

・プナンは焼畑耕作民イバンとはまったく異なる独自の世界観を持っている
→狩りで死んだ動物には人間には使わない忌み名を使う
→彼らにサルという分類言語はなくマメジカやヒゲイノシシと同じ「動物」のみ
→フタバガキ林に住むサル5種は判別するが木に登る動物という共通性を感じているのは確か

・オオミツバチが来たら(開花・結実で動物が集まるので)狩猟の準備を始める
→ボルネオでは
開花・結実の季節性がなく特定の場所で一斉に開花・結実するから

・1980年代の初頭までノマド(移動狩猟採集民)として暮らしてきた

・死者が出るとその場所に埋めて移動し、生前に使っていたものは焼き尽くす
(定住後でも死者の愛用品は全て取り去られ、居場所は完全に模様替えされていた)
→死者の実在も生前の実存もすべて否定する
→死者を祖先として祀る日本人とはまったく逆の習慣
→死者の名は決して口にしない
→死者の家族は自分たちの名前も一時的に変えて心を落ち着かせる
→体、魂、名の三要素を持つのは生身の人間と犬だけ(カミに体はなく赤ん坊に名はない)

・死者を思い出し耐えられなくなったときにノーズフルート(鼻笛)を奏でる
→鼻からの息の出し入れによる音色は死者と生者の交歓そのもの
ノーズフルート(鼻笛)は死者と生者を繋げるシャーマン

・無文字社会で伝承されない過去は儚く消えていく→過去に深度はない
→過去を振り返らない→過去の過失に対する反省も謝罪もない
(森林伐採の賠償金を頭金にローンで買った四輪駆動車と、それで獲ったヒゲイノシシと、
その肉を町に売りに行った収入の関係などなど・・・)

・狩猟や用事での失敗も、その後の話し合いで個人を追及したり庇ったりすることは一切なく、
あまり期待できないと思われる適当な善後策が立てられるだけ
→Kの育った日本にも反省しない腹立たしい人はいたが、共同体として反省しない事態はなかった

・人類にとって反省する文化の誕生の意味とは・・・
→プナンの過去の描き方は絶対的な時間軸ではなく相対的な位置づけ
→それなら過去の行いを振り返って反省することが存在しないのも当たり前か・・・

・プナンの子どもたちに将来の夢や仕事を聞いても、誰も意味が分からず答えられない
→未来にも時間軸を伸ばし将来の自分を想像することは及びもつかないこと
→プナンにとっては過去と同じく未来もつかみどころのないもの
→未来への漠然とした不安のようなものはプナンにもあるが、未来を描くのは個人の意思
→ありのままの時間性を歪めることによってしか未来は想像し得ないから

・プナンの時間性は、季節性の希薄なボルネオ島の熱帯雨林の中を移動するという、
狩猟採集での暮らしによるもの(ブラガ川上流域では1980年代初頭まで)
→生きるうえで時間や暦で生活リズムを管理する必要がなく今日でもカレンダーはない
(Kの予定を書いた卓上カレンダーをはじめて見たプナンの反応は「明日や明後日の手紙」)
→農耕や牧畜では将来の作業に向け時間や暦が必要だがプナンに未来を分かる必要はない
(3日後に再会する約束をした場合は、お互いに枝に結び目を3つ作って毎朝それを解く)

・プナン語でも昔の時(過去)、この時(現在)という表現はあるが、未来は「もし(ダウン)」
→ダウンはマレー語でも名詞「葉っぱ」も意味し、プナン語では「季節」も意味する
→プナンにとっての季節とは不定場所での開花結実の時期で、森が楽園になる時期
→いつどうなるかわからない季節性の象徴である「葉っぱ」で未来をあらわす
→プナンに未来は予期されないし思考の対象でもなく「今とここ」を生きている

・タソン川河口のアブラヤシ・プランテーションで狩猟キャンプした際の現代人とプナンの対比
→毎日の賃金労働で収穫に来る人々と、食べ物が手に入れば後はぶらぶらと過ごす人々
→動き回って富を生み出し、その一部を手に入れる人たちと、自然の中に入り食べ物を取って、
それだけで生きていこうとする人たち
→未来を自らの意思で想像し行動する人たちと、ありのままの時間の中を生きる人たち
→Kはここでは後者のプナン側にいたが、本質的には前者側の現代人
→二者それぞれの生きざま死にざまは、それぞれの時間性に大きく関わっている

・狩猟キャンプでの夜の子どもたちへの語り聞かせ
→動物に託して人間の性格を語ることが多い

・プナンにも個人所有欲があるが生きていくための社会慣習として平等に分け与えている
→最初はKがよそ者だから何でもねだられると思ってたがプナン同士でも同じだった
→無所有が絶対的価値で、持つ者にねだるプナンと分け与えるプナンに分かれる
→分け与えられても(過去になるから?無所有が基本だから?)感謝は一切ない
→悪いヤマアラシ(自分だけ金持ちに)と良いマレーグマ(尻尾を分け与えた)のハナシ

・プナン語の懐中電灯pisitなどはマレー語からの借用語だろうが「損得」も外来語だろう
→損得はシェア原理で暮らす中にはなく、交換行為、蓄え、貨幣価値で発生するもの
→銃による猟に失敗すれば「銃弾(1発15リンギット450円!!!)を損した」というが、吹き矢猟で
失敗しても「毒矢を損した」とはいわない
→毒矢の材料が全て森にあるので損得勘定が入る余地がないから・・・
(材料は無料でも、それを探して作る手間はかかるので、銃弾と同じく毒矢も損しているはず、
と思ったわたくしは現代人で、手間に要する時間を食べるために働く労働時間と認識したから、
でも労働時間という感覚がなければ現代人の趣味や娯楽の時間と同じで損得はないのか)
→糧と財が無尽蔵に出てくる森は、プナンにとって損得で計られるものではない

・フィールドワークで聞き取ったプナンの神話や動物譚は100近くある
→カメとマメジカ、貝とマメジカの競争の話→集団は個に勝るという集団優先の話?
→マメジカとマレーグマの競争の話→別の機会には狡知に長けたマメジカが勝つこともある

・人間と動物の地上世界と、動物(の魂?)とカミの天空世界の二層構造
→動物を食べる以外でないがしろにすれば、その魂の告げ口により地上は嵐になる
→動物を食べて生きるプナンは不完全なアミニズムを生きる

・40年前までにノマドを経験したプナンは、概して今の定住暮らしのほうがいいというが、
インスタントラーメンや缶詰で太って病気で死ぬようになったので森に戻るべきとも

・レプトスピラ症(感染した齧歯類の尿を含む川の水などから経口経皮感染する)
→2008年のサバ州エコチャレンジで感染が報告されたが選手は川で水浴びしただけだった
→死亡報告はないが感染リスクがある旅では予防薬ドキシサイクリン200mgを週1回服用する
→この年はサラワク州でも流行していてKも感染した
→アレクサンダー・フレミングのペニシリン!!!で助かったが予防は迂闊だった
→流行地域では不用意に水に入らない、特に洪水の後は入らないことが重要とされている

・コロナ禍で半年ごとの訪問を中止していたが2022年8月に3年ぶりに現地に行った
→1年前から世界的に豚熱ウィルスも流行し現地のヒゲイノシシが死滅していた
→1年前から無料の電気とWiFiが来たがネット情報ではなく日本のエロ動画ばかり見てた
→2021年8月にはクラスターが発生、医師の指示で政府の支援物資を持って森に逃げ込んだ

・アブラヤシ企業の計らいで300人の居住地に10台ほどの四輪駆動車が並んでたのが衝撃的だった
→企業が保証人になり所有者はプランテーションに働きに出るプナンから乗車賃を取って、
毎月のローン返済の一部に充てていた
→以前は賠償金の支払いをビールや生活必需品に消費するだけだったが、プナンを労働者として
組織する方が遠くからの労働者より効率的だと考えたのかも知れない

・車で賃金労働に通い、WiFiでスマホのやりとりをはじめたプナンは今後どうなるか
→プナンの持つ独自の野生思考ロジックで外部のシステムを粉々に破壊するだろうか
→解体して自分たちに合うよう再構築するのがけっこううまいが、今後は誰にも分らない・・・

(エピローグ ロスト・イン・ザ・フォレストより)

・ある時、ジュラロン川のプナンの村に向かった
→アブラヤシの苗や稲がヒゲイノシシに荒らされる獣害が農村でも深刻化していた
(ムスリムへの改宗でヒゲイノシシを食べなくなったから?)
→2年前に焼失したロングハウスは、殆どが都市に働きに出てゴースト・ビレッジ化していた
→ジュラロン川のプナンは古くにウスン・アパウの森を出て焼畑技術を身につけており、
焼畑稲作民イバンとも交わり、近現代の流れに乗っている
(周辺に獣害や出稼ぎ先のないブラガ川上流域のプナンとは異なっている)
→しかしキリスト教やムスリムに改宗していてもカミや動物の忌み名などは同じだった

・狩猟キャンプで忘れ物に気づき取りに行って帰る途中で道に迷った
→4時間近く森をさまよい歩いて自分を見失い、身体中が擦り傷と打撲だらけになった
→最後は借りていたGPSのログ記録とプナンが探しに来てくれたおかげで助かった
→その夜、道に迷うことはよくあることで、それは邪悪な霊のせいだといわれた
→ロスト・イン・ザ・フォレスト・・・



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2023年04月25日

ならクルでナラクの底に・・・

(期間限定のお知らせ)
フラッシュ光2023ボルネオツアーのご案内はこちらの記事です


とーとつですがわたくし、ならクルでナラクの底に落ちました・・・

先週の土曜日、ならクル(奈良まほろばサイク∞リング)コースをポタリングしてて落車骨折、
絶好のアウトドアシーズンが全くの白紙状態になり奈落の底に・・・とほほほ

ま、約3ヶ月の安静で自然癒着する可能性もあるそうですが、ようやくコロナ禍も収束に向かい、
本格的にアウトドアを楽しもうと思ってた矢先の出来事でしたので・・・とほほほ


と、今回も脳の外部記憶として記事にしておきます
(その後の経過は記事の末尾に追記しています)


4月22日の朝、いつものポタ仲間と近鉄大阪阿部野橋駅の西改札で待ち合わせ

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お二人は電車でしたが、わたくしは自宅から5kmほど自走してきたミューSP9をたたんで、
三人で7:50発の吉野行急行に乗車、尺土駅で各停に乗り換え、橿原神宮前駅から3駅手前の
浮孔駅に着いたのが8:30、駅前で三人揃って
折りたたみミニベロを組み立てました



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そう、ルーベSL4とシルヴァF8F乗りだった友人がF8FのリコールでダホンK3に買い替えたので、
今回は彼の輪行での試走を兼ねたポタリング・・・
これで
ミューSP9、ダッシュP18、K3と、三人めでたくダホン製になったのですが・・・



トイレ休憩(無人駅の簡素なブロック積みトイレなのに温水洗浄付き便座でした!!!)を挟み、
9時前には駅前を出発、葛城川沿いの京奈和自転車道へ・・・

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ここまで駅から1kmほど、古い「ならクル」表示がありました・・・

京奈和自転車道の北側の起点
である京都の嵐山まで80kmとありますが、我々はここから
27km先にある平城宮跡を目指してのんびりと・・・
(ちなみに南側の起点は和歌山の紀の川河口で、自転車道の総延長は180km!!!)



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そう、わざわざ・・・

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「横断時 左右確認!」と書いてくれてるのに、無視して骨折するやつが・・・



とか、てきとーに漕いでたら・・・

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あれ、こんなの案内にあったかな・・・




当初の予定では曽我川や飛鳥川を渡り佐保川沿いの京奈和自転車道を行くつもりでしたが、

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高田川から大和川を渡り富雄川沿いの飛鳥葛城自転車道に入ったようです・・・



まあ、このコースでも・・・

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平城宮跡には行けそうだし、ま、いいかと・・・

それにしても自転車道の名称が整備した自治体ごとに異なってて、ややこしかったです
その総合表示が奈良県の「ならクル」なんでしょうが、どの自転車道を経由するのかまでは
一部しか表示されてなかったし・・・
まあ県内に自転車専用道が何本かあって、それらが繋がってるのは有難いのですが・・・



とか、ぶつぶついいながら漕いでると・・・

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平城京跡まで10kmの地点に着きました
ならクル表示で「C7せんとの道ルート」を忠実に辿ってるようです



で、大和郡山城の北側を過ぎ「ならクルC7」表示を探しつつ・・・

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塔の九輪に五色の幟がはためく薬師寺なんぞを眺めつつ・・・
(西大寺で合流した奈良ソムリエの友人によると、東塔の修理が終わって先日落慶法要があり、
そのお祝いの吹き流しだそうです)




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秋篠川沿いを気持ちよく北上してたのですが・・・


写真撮影などで二人からやや遅れていたわたくし、
平城宮跡の手前の交差点で、ついつい
「横断時 左右確認!」が遅れ、渡りはじめてから左のクルマに気づいたので、あわてて
急ブレーキをかけバランスを崩して
落車、左臀部を路面に打ちつけてしまった次第・・・

クルマは先にこちらに気づいて停まってくれてたので、わたくしの不注意でした
ドライバーに会釈して通り過ぎればよかったものを、視認が遅れてパニクったようです
咄嗟の判断力やバランス感覚も「引き籠り飲んだくれ」が続いて鈍ってたかもですが・・・


と、ともかくサドルを目いっぱい下げ、右脚だけで何とか大和西大寺駅前まで自走・・・

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「あの事件」以降、すっかり模様替えした北口で奈良ソムリエの友人と合流し・・・



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皆さんにミューSP9をたたんでもらったり運んでもらったりして、



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皆さんは天ぷら寿司定食でビールをお替わり、わたくしは一杯だけでEDCしてるロキソニンをば


と、昼食後は空いている各停に乗車して、乗換駅では少し歩いては何度もベンチに座り込み、
何とか自宅の最寄駅まで、たたんだミューSP9を担いで辿り着きました
このままタクシー乗り場まで行けたとしても、とても積み下ろしまではできないだろうし、
と、何とかミューSP9を組み立て、無事な右脚だけで自宅まで帰った次第・・・
ま、駅のホームや乗り換えで担いで歩いてた際よりは、はるかにラクでしたが・・・


で、その夜は明け方まで痛みが酷く一時は救急搬送してもらおうと思ったぐらいでしたが、
内服・経皮の鎮痛消炎剤が効いたのか、日曜日の午後には痛みも治まり、伝い歩きぐらいなら
できるようになりました


月曜日にはさらにラクになったのですが念のためにと、朝からママチャリを片足で漕いで
近所の整形外科病院へ行きました

レントゲン検査では異常は見つからなかったのですが、念のためCT検査もしましょうと、
検査してもらい、待合室で待ってると、いきなり車椅子が運ばれてきて、それに乗せられ、

「これからは絶対に左脚に体重をかけてはいけません、折れてました」と・・・

ええ、CT検査の結果は、なんと「左大腿骨頸部骨折」でした・・・

「ボルト固定の手術をすれば安心確実ですが、骨折部位がズレていないので、このままで
左脚に体重をかけなければ自然治癒する可能性もあります。どうされますか?」

「以前の左足外踝骨折の際はボルト固定の手術をしたのですが、全身麻酔とか大層だったし、
今は自宅でごろごろしてるだけなので、自然治癒に賭けてみます・・・」

「それなら少なくとも1ヶ月は左脚に体重をかけないように、骨折部位がズレてしまうと、
後は人工関節への手術しかありません」

「ううっ、ギブス固定とかはできないんですか?」

「股関節なので不可能です、ボルト固定しかないですね」
「今後は1週間おきに検査をしてズレていないかを確認します」

「今日は体重をかけない松葉杖の使い方を訓練します」とテキパキと指示されました

つーことで、訓練を受けて松葉杖を借り、家内に迎えに来てもらって帰宅した次第・・・

まあクルマに轢かれなかったのも、ズレずに折れて自然治癒の可能性があるのも幸いでしたが
ともかく複数の意見に従って「念のために」受診したことが何よりでした
知らずに無理して歩いてたら、間違いなく人工関節への大手術でしたから・・・



皆さん、たとえ自転車専用道であっても交差点では絶対に・・・


横断前の左右確認を!!!




以下、その後の経過を追記しています

4.24
初診(記事本文末尾のとおり)

5.1
1回目の経過観察
レントゲン検査で「今のところはセーフ」との診断
(レントゲン検査で骨がズレている兆候があればCT検査→手術)
引き続き左脚に体重をかけない松葉杖生活をするよう指示があった
(大腿骨に殆ど痛みはないので、これがけっこう面倒)

5.8
2回目の経過観察
今回の検査でも骨はズレておらず次回の検査で順調なら松葉杖かストックかを判断するとのこと
(念のため、5月中の外出予定は全てキャンセルした)

5.15
3回目の経過観察
経過はイマイチ
レントゲン画像を右脚と較べると確かにぐちゃぐちゃになってた
注意していたつもりだったが何かの拍子に左脚に負担がかかったのかも知れない
まあ、このまま治癒する可能性も残っているので25kgの体重をかけて様子をみるとのこと
ダメだった場合は人工関節手術に移行

5.22
4回目の経過観察とリハビリ
(ぐちゃぐちゃながらも)まだズレてはいないとの診断でひと安心
本日から週1回のリハビリを開始することになった
以下、理学療法士の話
まだ折れた部分がレントゲンではっきり判るので骨は癒着していない状態
痛みはなくとも、ひねったり何かの拍子にズレてしまうので、まだまだ注意が必要
レントゲン画像で骨折部分が判らなくなれば、ようやく骨が癒着しはじめたということになる
次回で異常がなければ右の松葉杖だけにして50㎏荷重で様子を見ることになるだろうとのこと
(京奈和自転車道の話からビンディング骨折の話になり、左足首のチタンプレートは年齢に関係なく、
運動に支障が出るようになれば外せばいいとのことだった)

5.29
5回目の経過観察とリハビリ
何とか順調、このまま指示を守って療養すれば、いずれ通常歩行も可能になるとのことでひと安心
ただレントゲン画像は骨折部分に、まだ細い線が判別できる状態・・・
以下、理学療法士の話
今週から松葉杖を右だけにして50kg荷重で訓練、順調なら来週にはストックに変える
ただし左脚に荷重がかかっているときに足首をひねったりするとズレてしまうので、まだまだ注意が必要
さらに脚への荷重は筋肉の回復だけでなく骨の回復にも重要とのことだった
(またビンディング骨折の話になり、知人の競輪選手が落車骨折後に復帰する際は必ず山歩きをしている、
それで骨を回復しつつ競輪のトレーニングをするとのこと、なるほど理にかなってますね)
(そういえばイギリスの若いロードレーサーが自転車用の筋トレだけで歩いたり走ったりしなかったため、
骨粗しょう症で引退したことにより、脚への衝撃が骨を成長させることが判明したとの記事がありました)

6.5
6回目の経過観察とリハビリ
まあまあ順調に推移している、ここまで頑張ったのだから最後まで慎重に療養して下さいとのことで、
片松葉杖から愛用のトレッキングポール(もともと奥様用のT型グリップ)に変えてもよいとの許可が出た
やはり松葉杖は大層だったので、これでかなり身軽になるはず
以下、理学療法士の話
骨折部を補うため周りの筋肉に負担がかかり緊張しているのでマッサージとストレッチのリハビリ、
歩いていないので特に足を蹴り出す筋肉が衰えている、週単位ぐらいで少しずつ歩行距離を伸ばせばいいが、
痛みが生じない程度に抑えて決して無理をしないこと

6.12
7回目の経過観察とリハビリ
ズレずに順調に推移しているが癒着には時間がかかるので引き続き慎重に、とのこと
以下、理学療法士の話
癒着は個人差もあるが通常3ヶ月と言われてるので、本格的な筋トレなどはそれ以降にすること
それまでは少しずつ左に体重をかけること、スクワットは左右に体重分散するのでしてもよい

6.19
8回目の経過観察とリハビリ
ズレずに推移しているので異変がない限り今後は2週間おきの経過観察でいいとのこと
リハビリ室でも相談、今後は筋トレ主体になるのでリハビリ室も2週間おきでいいとのこと
以下、理学療法士の話
ずっと松葉杖やストックを使い前荷重で歩いていたので左脚前部の筋肉が緊張している
(押し脚と引き脚だけの自転車の漕ぎ過ぎと同じ状態)
今後は前に蹴り出す(左脚後部の)筋肉を鍛えれば左脚前部の緊張も消えていく
大股、後ろ荷重で蹴り出すウォーキングエクササイズのような歩き方を意識すること
ただし、まだ骨が癒着していないので弾みをつけるような運動は控えること

7.7
9回目の経過観察とリハビリ
ズレずに推移しているが完全に癒着しているわけではないので無理な動きはしないこと、
特に転倒しないように注意すること、通常の動きであれば問題はない
癒着まで3ヶ月はかかるので引き続き2週間後に再検査する
以下、理学療法士の話
骨も筋肉も回復には刺激が必要だが飛んだり走ったりの衝撃はまだ無理
短距離でいいので毎日姿勢を意識して歩くこと

7.21
10回目の経過観察とリハビリ
ほぼズレずに癒着している まだ跳んだり走ったりせず今後リハビリすること
盆明け(8.18)に最終の確認をする
以下、理学療法士の話
レントゲン画像を確認したが、ボルト固定しないでここまで治癒できたのは素晴らしいこと
変な動きをしても骨そのものが感じることはないので、その際にビクンとするのは周辺の筋肉
可動域を回復するリハビリには脱力した動きを、筋力を回復するリハビリには注力した動きを、
どちらも息を吐きながら行うこと
3ヶ月でほぼ治癒したので今後3ヶ月リハビリすれば元に戻るはず
リハビリには歩行とペダリングが最適だが転倒しないよう注意すること
今回で治療リハビリは一応終了、腰痛などが再発した場合は次回を待たず再診察で対応する

8.18
11回目の経過観察
一応癒着しているのでレントゲンによる経過観察は今回で終了する
Qもう普通に走ったり跳んだり跳ねたり筋トレしてもいいのか?
A無理のない範囲ならいいが、歩行が一番のリハビリになる
Q散歩を始めたが少し歩くと左脚の筋肉や腰が痛くなる、脊柱管狭窄の再発なのか?
A痛みが続くようなら再診・検査する
筋肉の緊張をほぐし筋トレの指示を受けるために1ヶ月に1度ぐらいリハビリに来るように
つーことで次回9月11日のリハビリ予約をして終了
治癒まで4ヶ月かかりましたが、これからの歩行や筋トレのリハビリでどうなることやら・・・

9.11
8回目のリハビリ
まず理学療法士に報告
8月下旬から毎日歩行(2km→2.5km→3kmで停滞中)しているが、少し歩くと前かがみ姿勢になる
最初は腰の痛みが出たが、少しずつ改善している 自宅での軽いスクワットは続けている
・観察したが短時間なら、ほぼ正しい姿勢で歩けている
・少しずつ距離を伸ばし毎日6kmは歩きアップダウンも入れること
・左の大臀筋と中臀筋が骨折療養で衰えバランスも崩れやすくなり長時間歩けなくなっている
(確かに左脚での片足立ちが殆どできなくなってたので自分でも驚いた)
・大臀筋のみ鍛えるには俯せになり足首に枕などを入れ押しつけるように膝の曲げ伸ばし運動
・中臀筋のみ鍛えるには右側を下にして横向きになり左脚を斜め後方に上げ下げする運動→きつい
・どちらも鍛えるにはスクワットがいいが負担が大きい 軽くてもいいので続けること
・可動域を拡げるには脱力、筋力を鍛えるには注力して運動すること
→やはり専門家のアドバイスは的確で納得できるのでありがたい 次回は10月12日

10.12
9回目のリハビリ
まず理学療法士に報告
ほぼ毎日4kmを歩いて階段も8階まで上がりスクワットもしてるがロードバイクは漕いでいない
・左右の脚の筋肉がほぼ同じ感じになってきている
・ボルネオに行く前と帰国後に診察を受けて異常がなければ12月で全て終了するだろう
・次回リハビリ予約は帰国後の11月13日

10.23
12回目の診察
(右足の踵が痛むことを受付に伝えたら左大腿骨頸部と合わせたレントゲン撮影に)
・左脚大腿骨頸部については特になし
・右足の踵については経年劣化とのこと(確かに踵の後部分がぐちゃぐちゃになってた)
・歩行を控える必要はない
・痛み止めと経皮鎮痛消炎剤を処方しておくが、それで治まらないようなら注射などで治療する
(ロキソプロフェンNa6mgを14日分、ロキソプロフェンNaテープ100mg28日分を処方)
「帰国後の11月13日に再診のつもりですが来れなかったらボルネオで遭難してるかもです」
「あははは、では無事のご帰還をお待ちしています」

11.6
13回目の診察と10回目のリハビリ
・左脚大腿骨頸部については異常なし、右足の踵については痛みがあれば電気治療
・歩くほうがいいか歩かないほうがいいか→普通でいい
・電気治療は電子レンジと同じ仕組みで筋肉を温めて痛みを和らげるもので10分間試した
・以下理学療法士の話
→踵は骨と筋肉で支えてるので筋力の強化と筋のストレッチが有効
→筋力強化にはつま先立ち、ストレッチには風呂での脹脛外側・内側の筋のマッサージ
→スクワットは太腿後部や大臀筋を鍛えるならお尻を突き出す形で上半身を丸めずにやること
(これまでは太腿前部を鍛える姿勢でやってた)
・今回で診察もリハビリも終了、右踵の痛みがあれば予約なしの電気治療後に予約してリハビリ






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2023年04月19日

ここまで解けた縄文・弥生という時代

(期間限定のお知らせ)
2023フラッシュ光ボルネオツアーのご案内はこちらの記事の末尾です

と、とーとつですが・・・

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ここまで解けた縄文・弥生という時代・・・とゆー本のご紹介



表紙カバー裏にあった惹句

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裏表紙カバー裏にあった著者紹介

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奥付

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昨年5月に発行された考古学の最新成果を紹介している本であります

わたくし人類史や文明史も大好きなんですが、説によっては1万年以上も続いたとされる
縄文時代については特に関心があり、これまでも様々な仮説を興味深く読んでました

この本では縄文・弥生時代を中心に、最新の発掘調査結果や研究成果が紹介されており、
あわせて日本の考古学の歴史についても概要を知ることができました


例によって目次のみのご紹介

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以下、わたくしの読後メモからランダムに抜粋・・・

・千葉県内の市町村埋蔵文化財センターの数は最盛期の8割減
→全国でも同じ状況→原因者負担の原則がバブル崩壊以降もずっと続いた結果

・近年の大きな成果は縄文の三内丸山遺跡、弥生の吉野ケ里遺跡と池上曽根遺跡

・2000年代からのミトコンドリアDNA分析法で現生人類のアジア進出は5万年前以降と判明

・日本列島への進出はサハリンからの北ルート、陸化していた朝鮮海峡からの西ルート、
台湾、南西諸島からの南ルートが想定されているが、温暖な地域ではバクテリアにより
DNA自体の残存率が低いためサンプルが少ない

・今は日本列島の旧石器時代は古くても18000~25000年前ぐらいとされている
→35~50万年前の生活遺構や石器は全て2000年に発覚した捏造事件によるものだった?
この捏造事件により前・中期旧石器遺跡の全て162遺跡が遺跡遺物認定を取り消された
→この事件により日本の考古学研究は50年?遅れてしまった

・30年前の埴原和郎の二重構造説
「旧石器時代の東南アジアからの子孫が縄文人で弥生時代に北東アジアからの渡来人と混血した」
→最近のDNAゲノム研究でも(類縁関係としては)支持する結果になっている
→アイヌと琉球人では縄文の遺伝的要素を強く残し本土でも10~20%

(以下の赤字部分は記事アップ後に剣鉈コレクターさんから教えていただいた追記です)

・最新のゲノム解析により日本人は二重構造ではなく三重構造になっていることが判明した

①旧石器時代に登場した縄文人
(ちなみにわたくしの独自説によれば、7万年前のホモサピエンスの出アフリカより、はるか
以前からネアンデルタール人はもちろんデニソワ人やアウストラロピテクス(ホビット)なども
日本と陸続きだったユーラシアに何度も進出したことが最新の化石解析から証明されているし、
東南アジアの孤島では最近(5万年前)まで生き残っていたのだから、ユーラシア最果ての孤島に
暮らす縄文人は、旧人類と混血していたホモサピエンスの中で唯一生き残った民族であり、
すでにこの段階で、三重構造どころか四重構造、五重構造になっていたはず)


②弥生時代初期に渡来した第1波の弥生人(東北・長野・島根などの弥生人)
→温帯ジャポニカ米の発祥地で再生と循環の長江文明をルーツに持つ、海岸沿いの稲作漁労
海洋民族で、呉越など越族のルーツにもなっている
→特徴は入れ墨、女系女王、宗教国家、アマテラス信仰など→これが海人族

③弥生時代中期以降に断続的に渡来した第2波の弥生人(北部九州・関東・近畿などの大和民族)
→中国北方・内陸部の黄河文明にルーツを持つ民族で漢族モンゴル族などの北東アジア人
→特徴は政治的、男系男王、武力王朝、タカミムスビ信仰など→この中の一族が天孫族

・日本での鉄器生産は弥生中期から?→後期になると本格化し生産遺構も全国に?
(わたくしの独自説によれば縄文初期からで、原始日本刀が世界最古の鉄器のはず)


・三角縁神獣鏡は何故中国本土で発見されないか→海外への下賜専用品だった?
→天理市、御所市での1998,2000の発見→邪馬台国大和説が有力に?
→纏向遺跡群の墳丘墓は最古の弥生式で3世紀前半→中頃から後半は卑弥呼の没した時代

・現在では西日本の「倭国大乱」時期の環濠集落が東遷していったと考えられている

・魏志倭人伝による邪馬台国論争の考古学的整理
①所在地→記事にある楼閣、城柵、宮殿の遺構を伴う遺跡がどこにあるか
②卑弥呼の墓→(248年か249年に没したという)記事にある規模や内容に合致する墳墓はどれか
③卑弥呼に下賜された物品→記事にある500枚の鏡はどの種類か

(以下の赤字部分も記事アップ後に剣鉈コレクターさんから教えていただいた追記です)

・海人族より強い政治力を持った天孫族が倭国を戦いで統一しようとしたのが倭国大乱
→戦争の痕跡が現れるのは天孫族が入ってきた弥生中期以降から

海人族の社会や王権に異を唱えクーデターを起こし、北部九州の邪馬台国を離れて(東遷)
畿内に大和朝廷を開いた天孫族が、やがて力を蓄え九州を征伐した(ヤマトタケル征西)
→天孫族のクーデター
(東遷)は、おそらく古代史で有名な「空白の4世紀」に起こった
→邪馬台国と大和朝廷には考古学的・神話的に連続性が感じられるのに、文化や社会が全く
異なるのはこれによる

・海人族である出雲族は中国地方から北陸までの日本海沿岸を支配し、巨大海洋国家を形成
していたが、やがて大和朝廷に滅ぼされた(出雲の国譲り神話)
(
神武東征時は出雲族の力の及ばない瀬戸内海ルートで九州から畿内へ入っていた)

・大和朝廷(天孫族)に唯一手を貸した海人族が安曇族で、先祖神は海の神であるワタツミ
→山幸彦
(天孫族)はワタツミの力を借りて兄の海幸彦(海人族)を倒し、ワタツミの娘を娶る
→その娘から生まれたのが神武天皇の父
ウガヤフキアエズ(山幸海幸神話)

→物部氏も大伴氏も海人族のいない畿内に東遷してきた、天孫族とは別の
第2波弥生人だった

→アマテラスは初期大和朝廷では宮中に祀られたこともないランクの低い神で、大和朝廷は
卑弥呼(アマテラス)の墓である宇佐神宮も放棄し、八幡神という渡来人の神に明け渡していた
(これは
奈良時代中後期まで続いていた)

→天孫族にとっての卑弥呼
(アマテラス)は、海人族の人心を掌握するための仮の偶像であり、
真の先祖神はタカミムスビであったから
・・・

(引き続き邪馬台国に関する読後メモから)
・大阪府池上・曽根遺跡

→大型建物のある60万平米の大規模集落

・奈良県唐古・鍵遺跡
→大環濠集落で大型建物や青銅器工房などがある

・奈良県纏向遺跡群
→大型建物群や最古の古墳が多数発見されている
→他地域からの土器が3割近い
→2800個の桃の種の年代が全て西暦130~230年

・1952年の京大・小林行雄による「三角縁神獣鏡同伴鏡分有関係論」
→卑弥呼に下賜された鏡か、製作地は中国か、出土古墳との時間差は・・・

・金印真贋論争

・倭国大乱と高地性集落遺跡と石硯の関係・・・などなど・・・

・沖縄の人骨は26000年前のもので、縄文後期の黒曜石の原産地は佐賀県腰岳だった
→一番近い産地である大分県姫島よりも遠く、さらに良質の黒曜石の産地

・縄文遺構は環状盛土、環状貝塚、ストーンサークルなど円形で、弥生遺構は水田も墓も方形(計画的)

・地震考古学、火山灰考古学、観光考古学、文化財科学・・・などなど・・・

・戦後考古学の10大ニュース(著者の私見)

1群馬県岩宿遺跡→初の旧石器文化解明

2静岡県登呂遺跡→初の弥生ムラ全貌発見

3奈良県平城宮跡→国が本格的に発掘調査体制を確立

4千葉県加曾利貝塚→日本最大規模の大貝塚

5広島県草戸千軒跡→中世商業町の全貌が明らかになる

6群馬県黒井峯遺跡→火山灰に封入された古墳ムラが発見される

7島根県荒神谷・加茂岩倉遺跡→大量青銅品(銅剣、銅鐸、同矛)出土

8佐賀県吉野ケ里遺跡→巨大弥生環濠集落の発見

9青森県三内丸山遺跡→縄文像を大変革させた集落
→縄文前期から中期の1500年定住で、翡翠、黒曜石、アスファルトなどは広範囲の交易による
→さらにクリ、ヒョウタン、ゴボウなど植物の栽培行為が証明された

10奈良県高松塚キトラ古墳→極彩色壁画発見の古墳

で、結びには「今後のさらなる発見・進展に期待している」と・・・


いやあ、じつに面白かったです



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2023年04月15日

世界滅亡国家史

(期間限定のお知らせ)
2023フラッシュ光ボルネオツアーのご案内はこちらの記事の末尾です

と、とーとつですが、

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世界滅亡国家史~消えた48か国で学ぶ世界史~とゆー本のご紹介


表紙カバー裏にあった惹句

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裏表紙カバー裏にあった著者・訳者紹介

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著者はアカデミー賞にもノミネートされたアニメ脚本家なんですね・・・



発行所・発行年月日などは奥付のとおり

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以下、例によって目次のみのご紹介・・・

なんですが、目次にそれぞれの見出しもあるので、今回はこの目次に沿って思いつくまま、
読後の感想などをメモしました


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第1部のトップが、わが愛するサラワク王国つーのは嬉しい限り・・・なんですが・・・
この著者にかかれば、アジアではじめての白きラジャ、ジェームス・ブルック王も、
三代目ヴァイナー・ブルック王もけちょんけちょんで・・・とても面白かったです

第1部では次のバイエルン王国からも同様「変人」のせいで滅亡した???とありましたが、
わたくしの知らなかった国も多く、大いに楽しめました・・・



第2部では、間違いや自称で国ができたり滅んだり・・・

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「ボンド映画に出てくる火山内部の秘密基地で悪事を企む秘密結社」のような財団が、
「道路や病院といった無駄なものに税金が使われることや、自分たちに都合の悪い法律に
従わなければならないことに不満を感じて」作ろうとした国(17べメラナ共和国)とか・・・

いかにもイギリスらしい、皮肉たっぷりの文章がいっぱいでした!!!


第3部と第4部の目次・・・

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35の台湾民主国(フォルモサ共和国)については身近なのに、あまりよく知らなかったので、
ウィキペディアでおさらいしました・・・
こちらは本書ほど面白くはないけど詳しく(まじめに)書かれてました

39のアフリカ・メリーランドの項では先住民の王が、入植者に要求したモノの一覧が載ってて、
いわば1830年代のアフリカにおける「欲しいものリスト」、個人的にとても興味深かったので
(数量を除き)メモしておきます

・ラム酒・銃・火薬・布・真鍮製のやかん・帽子・カットラス(反身の短剣)・ビーズ・鉄鍋
・鏡・赤い縁なし帽・鉄の棒・ナイフ・洗面器・タバコ・傘・パイプ・火打石・大径銅線
・スプーン・フォーク・タンブラー・ワイン・石鹸・釣り針・ブリキのバケツ・石製の水入れ
・細首の大瓶・嗅ぎタバコ入れ・ろうそく・鈴・スーツ・寝具付きベッド・三角帽・肩章・旗

そう、これらが当時の西洋文明からの「欲しいものリスト」だったんですね
逆にいえば、これら以外はアフリカ東部海岸では自給自足できていたとゆーことでしょうか
燃料や電気のない(優雅な?)サバイバル生活の参考になりそうなモノがいっぱいです


最後に滅亡国家の国旗と国歌についてのエピソードが載ってましたが、これも面白かったです
特にウィキにも載ってる台湾民主国の国旗つーのが素敵でした・・・





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2023年04月11日

超シンプル調理で栄養がとれる食事に・・・

(期間限定のお知らせ)
2023フラッシュ光ボルネオツアーのご案内はこちらの記事の末尾です


と、とーとつですが栄養バランスに悩む赤チャリさんのために・・・

高齢者在宅栄養指導のスペシャリストが教える・・・

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ひとり暮らし、料理苦手でもOK!)
70歳からは超シンプル調理で「栄養がとれる」食事に変える!とゆー本のご紹介であります



表紙カバー裏にあった惹句

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裏表紙カバー裏にあった著者・監修者紹介

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発行所・発行年月日などは奥付のとおり

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献立例が写真やイラスト付きで分かりやすく、確かに超シンプル調理ばかり、わたくしが
たまに自宅やキャンプで作ってるような、お安い食材を使った簡単料理が殆どでしたが、

さすがに栄養バランスが考えられてて、わたくしには目からウロコでした

例えばインスタント味噌汁に冷凍ほうれん草をトッピングするとか、ご飯の卵納豆のせとか、
トーストに
市販のツナマヨとトマトとか、うどんや蕎麦やラーメンに卵、蒲鉾、竹輪、叉焼や、
冷凍野菜、レトルト惣菜をトッピングするとか、冷凍チャーハンやレトルトカレーにレンチンした
ミックスベジタブルやシーフードミックスを混ぜ込むとか・・・
手軽な食品の一工夫でも毎食の栄養バランスがとれるんですね・・・



例によって目次のみのご紹介・・・

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以下、てきとーな読後メモから・・・

・炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミンが五大栄養素
→特に高齢者に不足しがちなのは、たんぱく質
→少なくとも体重1kgあたり1gは必要で、体重60kgなら1日60gは必要
→鮭一切れ70gのたんぱく質は15.7g、ご飯一膳150gでは3.8gなので、これで約1食分×1日3食

・たんぱく源+野菜+主食で1食を考える→
バランスよく栄養素が摂れる→健康に
→最初はウインナー+ブロッコリー+ふりかけご飯でも、ゆで卵+トースト+ミニトマトでもいい

・スーパーやコンビニの加工食品で食べてはいけないものなんかない
→ただし塩分量には注意が必要(男性1日7.5gまで)
→食品成分表示を読む癖をつけるとインスタント麺のスープは飲み干しにくくなる

・カット野菜、冷凍野菜、冷凍果物、缶詰をうまく使う

・低栄養になる人の食生活はカップラーメン、おにぎり、菓子パンだけが多い
→練り製品(生でも食べられ冷凍保存もできる安いたんぱく源)を追加する
→卵(完全栄養食でビタミン・ミネラルが豊富な安いたんぱく源)を追加する

・植物性たんぱく質は大豆加工品で(エネルギーや脂質が動物性より控えめで安い)

・野菜は旬の緑黄色が栄養的にはいいが、歯ざわりや嵩増しも大切なので安いものでOK

・1日30品目に拘れば食べ過ぎてしまい塩分やエネルギーが過剰になる(旅館の食事の例)

・栄養バランスは3日単位ぐらいでゆるく考える
(毎日毎食
たんぱく源+野菜+主食やカロリーに拘らなくてもいい)
→管理栄養士の結婚披露宴では全員が高エネルギーのフルコースを完食していた
→その日は食べ過ぎても(足りなくても)3日間で調整すればいいと知っているから

・最初に献立を決めるのではなく、その日に食べたい食べ物を(食習慣を変えるのは困難)
→自分の主体性を大切にする→自分の好みで、手に入る食材で
→その上で「不足を足す、とりすぎを引く」
→たんぱく質が足りなければサラダにツナやゆで卵をプラスするとか
→脂質のとりすぎなら3時のおやつは洋菓子ではなく水ようかんにとか
→揚げ物が主菜なら副菜やスープには油を使わない酢の物やお吸い物とか・・・

・缶詰、
カット野菜、冷凍野菜を使った料理例(わかりやすいカラー写真付きでしたが略)
・手軽にできる朝食、昼食、夕食の例
(わかりやすいカラーイラスト付きでしたが略)

・ノンオイルドレッシングは低カロリーだが塩分量はマヨネーズの3倍

・シニアは無理なダイエットをしてはいけない
→体脂肪以外の水分や筋肉も失われてしまう
→総死亡率が最も低かったBMIの範囲は22.5~27.4(65歳以上)
→高齢者は少しぽっちゃり気味の方が長生きするようだ
→ただし高度の肥満は高齢になる前に心疾患や脳卒中で亡くなっているのかも?

・ミネラルでは亜鉛が(特に高齢者には)不足しがち
→亜鉛が豊富な貝類や赤身肉は咀嚼力が必要なので、あんこやきなこ、純ココアで

・糖質制限は「あえて栄養バランスを崩す食べ方」なので、やるなら専門家の管理が必要
→脳や神経組織、赤血球などはブドウ糖しか利用できない→低血糖が続けば体調不良に

・白い砂糖と茶色い砂糖では僅かにミネラルに差がある程度
→砂糖からそのミネラルの必要量を摂れば糖質過多になるし他の食品で摂ればいいだけ

・オーガニック商品は「健康に良い」とも宣伝してるが、何をもって健康に良いのかは曖昧
→生産に手間暇をかけるから高いのなら、その事実だけ宣伝すればいいのでは・・・

・添加物は身体に悪い?
→添加物は食品の風味や品質を維持するのに欠かせないもの
→一生毎日食べても健康被害が起こらないとされる使用量が厳格に決められている
→食品加工会社はそれを遵守して製造している
→実際に口に入る量はその1/100ぐらいなので心配はない
(ハムやソーセージを毎日数キロずつ食べ続ければ規定量に達するかも知れないが)

・カット野菜や水煮野菜は栄養価が低い?
→製造過程で水溶性ビタミンが流出している可能性はあるが、野菜だけでビタミンを摂取
しているわけではないので、あまり気にしなくていい
(ビタミンCならグレープフルーツジュース1杯で済むハナシ)

・サプリメントは必要か?
→毎食たんぱく源+野菜+主食にすれば不要、偏りがあってもマルチビタミン・ミネラル程度に

・必要最低限の農薬を使用して大量生産することは?
→虫や虫食いがあっても避けて調理すれば問題ないが、スーパーでは売れない
→多くの人に安く食料を届けるためには必要なことだと思っている

・フレイル高齢者も
スポーツ選手と同じで、トレーニングと栄養管理が大切
→「たんぱく源+野菜+主食」の公式でいきいきとした生活を・・・



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