2023年11月
2023年11月25日
ナマケモノ教授のムダのてつがく
ひさしぶりの読書メモは・・・
「ナマケモノ教授のムダのてつがく」であります
過日のプチオフ会で、川端さんがさらっと流し読みして、たちまち看破されたように、
著者はナマケモノ教授どころか八面六臂の活躍をされておられる文化人類学者で・・・
近代以降、ムダとされ切り捨てられてきた様々なモノ・コト・トキ・ヒトなどが、じつは
人類や地球環境にとって、いかに重要であったかといった内容で、著者略歴にもあるように
ご本人も様々な実践活動を続けてこられた方(わたくしは今回まで知りませんでしたが)
「はじめに」によると・・・
コロナ禍での「不要不急を避けよ」という大合唱がストレスになった若い編集者から、
「不要不急のなくなった世界」を想像して「今の時代にふさわしい哲学」を執筆してみないか
と言われたことがきっかけで「哲学」はわからなくても「てつがく」なら誰もが持ってるので、
ますます忌避され敵視されている「ムダ」について書いたとのこと・・・
よく知られた本や映画や音楽の異なる視点での紹介も多く、なるほど、そういった見方も
あるのかと、納得したり感心したりしましたが、けっこう気軽に読めました
本の奥付であります
例によって目次のみ・・・
目次を追うだけでも本の概要が分かるので、興味のある方はご一読を・・・
(画面をクリックすると拡大します)
すべての概要を紹介したいところですが、帰国後の疲れからかメモするのもめんどーに
なってるので、おぼろげでも記憶に残ってる「幸福」についての2項目のみ・・・
・ロバート・ケネディの言葉
(1968年6月6日に暗殺される2ヶ月ほど前の大統領選キャンペーンでのスピーチから)
→今アメリカが世界一を誇っているGNPには空気汚染、タバコの広告、多数の交通事故死者を
運ぶ救急車、家を守るための鍵、それを破って侵入する犯罪者を収容するための監獄が含まれ、
原生林の破壊や都市化の波もGNPを押し上げている
➝戦争で使われるナパーム弾、核弾頭、デモ隊を蹴散らす装甲車、ウィットマン社製ライフル、
スペック社製ナイフ、子どもたちにおもちゃを売るための暴力を礼賛するテレビ番組も・・・
→一方でGNPに勘定されないものには子どもたちの健康、教育の質、遊びの楽しさ、詩の美しさ、
夫婦の絆の強さ、市民の知恵、勇気、誠実さ、慈悲深さも・・・
→要するに国の富を測るはずのGNPには私たちの生きがいのすべてがすっぽり抜け落ちている
(言い換えれば「豊かさ」を測るはずのGNPからは「幸せ」がすっぽり抜け落ちている)
→あの年の11月に彼が大統領に当選していたら、今頃どうなっていたか・・・
→と、ついついムダなことを考えてしまうのだ・・・
・ブータンが提案したGNHについて
→国王がGNPよりGNHのほうが大切と最初に語ったのは1976年のキューバでの国際会議を
終えた帰途、インドでの記者会見だった
→当時最低だったブータンのGNPについて記者から訊かれ、逆にGNPとは何かと問い返した
→知ってることと知らないことは人によって異なる、逆にGNHを知ってるかと説明した
→弱小国をグローバル経済に取り込もうとする大きな圧力への抵抗であり、他の途上国への
警告だったのではないか
→困ったことにGNHは計測できず数値で表せないから学問の対象にはならない
→測れるものだけを信じ、測れない価値をムダとして片付けるという心のあり方こそが、
社会に深刻な問題を引き起こし、人間を不幸せにするのではないか・・・
→その後40年以上、国をあげてGNH研究に取り組んでおり初の憲法にも明記されている
→国連でも注目され、2011年にはブータンが提案した「社会の発展に幸福という観点をもっと
取り入れる」という決議案が国連総会で採択された・・・
他にも共感できる内容が多かったのですが、ま、著者と違って本来の怠け者なので・・・
巻末にあった引用・参考文献には琴線に触れそうな書籍や映画などがいっぱいだったので、
こちらもメモしておいて、ま、そのうちいつかは・・・
(画面をクリックすると拡大します)
いつ、どれを読めるか分かりませんが、それで何らかの行動をしなければ時間のムダか・・・
でも、たとえムダでも自分にとっては大切なことなのかも・・・
ただし、それを社会とどう繋げていくのか・・・
はてさて・・・
「ナマケモノ教授のムダのてつがく」であります
過日のプチオフ会で、川端さんがさらっと流し読みして、たちまち看破されたように、
著者はナマケモノ教授どころか八面六臂の活躍をされておられる文化人類学者で・・・
近代以降、ムダとされ切り捨てられてきた様々なモノ・コト・トキ・ヒトなどが、じつは
人類や地球環境にとって、いかに重要であったかといった内容で、著者略歴にもあるように
ご本人も様々な実践活動を続けてこられた方(わたくしは今回まで知りませんでしたが)
「はじめに」によると・・・
コロナ禍での「不要不急を避けよ」という大合唱がストレスになった若い編集者から、
「不要不急のなくなった世界」を想像して「今の時代にふさわしい哲学」を執筆してみないか
と言われたことがきっかけで「哲学」はわからなくても「てつがく」なら誰もが持ってるので、
ますます忌避され敵視されている「ムダ」について書いたとのこと・・・
よく知られた本や映画や音楽の異なる視点での紹介も多く、なるほど、そういった見方も
あるのかと、納得したり感心したりしましたが、けっこう気軽に読めました
本の奥付であります
例によって目次のみ・・・
目次を追うだけでも本の概要が分かるので、興味のある方はご一読を・・・
(画面をクリックすると拡大します)
すべての概要を紹介したいところですが、帰国後の疲れからかメモするのもめんどーに
なってるので、おぼろげでも記憶に残ってる「幸福」についての2項目のみ・・・
・ロバート・ケネディの言葉
(1968年6月6日に暗殺される2ヶ月ほど前の大統領選キャンペーンでのスピーチから)
→今アメリカが世界一を誇っているGNPには空気汚染、タバコの広告、多数の交通事故死者を
運ぶ救急車、家を守るための鍵、それを破って侵入する犯罪者を収容するための監獄が含まれ、
原生林の破壊や都市化の波もGNPを押し上げている
➝戦争で使われるナパーム弾、核弾頭、デモ隊を蹴散らす装甲車、ウィットマン社製ライフル、
スペック社製ナイフ、子どもたちにおもちゃを売るための暴力を礼賛するテレビ番組も・・・
→一方でGNPに勘定されないものには子どもたちの健康、教育の質、遊びの楽しさ、詩の美しさ、
夫婦の絆の強さ、市民の知恵、勇気、誠実さ、慈悲深さも・・・
→要するに国の富を測るはずのGNPには私たちの生きがいのすべてがすっぽり抜け落ちている
(言い換えれば「豊かさ」を測るはずのGNPからは「幸せ」がすっぽり抜け落ちている)
→あの年の11月に彼が大統領に当選していたら、今頃どうなっていたか・・・
→と、ついついムダなことを考えてしまうのだ・・・
・ブータンが提案したGNHについて
→国王がGNPよりGNHのほうが大切と最初に語ったのは1976年のキューバでの国際会議を
終えた帰途、インドでの記者会見だった
→当時最低だったブータンのGNPについて記者から訊かれ、逆にGNPとは何かと問い返した
→知ってることと知らないことは人によって異なる、逆にGNHを知ってるかと説明した
→弱小国をグローバル経済に取り込もうとする大きな圧力への抵抗であり、他の途上国への
警告だったのではないか
→困ったことにGNHは計測できず数値で表せないから学問の対象にはならない
→測れるものだけを信じ、測れない価値をムダとして片付けるという心のあり方こそが、
社会に深刻な問題を引き起こし、人間を不幸せにするのではないか・・・
→その後40年以上、国をあげてGNH研究に取り組んでおり初の憲法にも明記されている
→国連でも注目され、2011年にはブータンが提案した「社会の発展に幸福という観点をもっと
取り入れる」という決議案が国連総会で採択された・・・
他にも共感できる内容が多かったのですが、ま、著者と違って本来の怠け者なので・・・
巻末にあった引用・参考文献には琴線に触れそうな書籍や映画などがいっぱいだったので、
こちらもメモしておいて、ま、そのうちいつかは・・・
(画面をクリックすると拡大します)
いつ、どれを読めるか分かりませんが、それで何らかの行動をしなければ時間のムダか・・・
でも、たとえムダでも自分にとっては大切なことなのかも・・・
ただし、それを社会とどう繋げていくのか・・・
はてさて・・・
2023年11月17日
フラッシュ光2023ボルネオ10シニアワン
前回記事からの続き・・・
2023ボルネオツアーの連載記事も今回が最終回となります
(最初からご覧になる場合は11月7日記事から順に「次の記事へ」をクリックしてくださいね)
さて、フェアリーケイブのトレッキングでへろへろになったわたくしを乗せて・・・
クルマは一路、バウ地区にあるシニアワンを目指します
バウはマレー語で臭いという意味だそうで、ここに定住していたビダユ族をイバン族が襲撃、
その際に村を焼き尽くした臭いに由来するとか・・・
シニアワンはクチン近郊では最も古い金鉱開発の町、金鉱で働いていた中華系の人たちと
ビダユ族が一緒に暮らす町ですが、昔の目抜き通りは道路の付替えもあり時代に取り残され、
レトロな姿を留めてたので、2010年から週末だけの屋台街が並ぶようになり、サラワクでは
話題の観光地になっているとのこと・・・
まずは昔の目抜き通りを中央から撮影・・・
早い時間に着いたので路上の屋台もお店も、まだまだ準備中でした
確かに西部劇に登場するゴールドラッシュに沸いた町と同時代の感じで規模も同じ感じ、
レトロな町並みがそのままが残ってて、ロスト・タウンとも呼ばれてるとか・・・
まあ、平日ならゴーストタウンに近いんでしょうね
で、目抜き通りの中央にある、こちらのお店・・・
まさに西部劇で保安官とアウトローが撃ち合いになるバーそのものです!!!
(実際にバウ地区はインドネシア国境にあり密輸に関わるアウトローも多いとか)
で、この店の経営者アンディさんはN嶋さんの知り合いで町の有力者、レトロな町の保存や
屋台街など町の復興にも努力されてるとのことで、まだまだ開店前でしたが・・・
準備中の一番奥にある川沿いテラス席を確保してもらい・・・
まずは周辺を散策・・・
店のすぐ裏が渡し船の乗り場になってます
クチンから来たクルマは対岸に停めて、この渡し船を使う方がずっと近道になるとか
目抜き通りの裏側の様子
こちらまで来たクルマや自家用車は裏に停めてるんですね
と、軽く散策したところで、まだまだ開店前だったけど・・・
まずは乾杯!!!
フェアリーケイブ前でビールを飲んだばかりなので、
ロゼール酒とゆー地酒をば、かぱかぱと・・・
4人で、たちまち空けてしまいましたが、
瓶にも店のロゴマークがあって店のオリジナルなんですね・・・
準備中だったけど料理も早めに作ってもらえることになり、
続いてビールで乾杯!!!
この頃にはスコールもすっかり止んで、
青空が広がってました
開店準備で忙しい中、アンディさんと奥様が挨拶に来てくれたので・・・
記念写真をば・・・
で、アンディさんの着てたオリジナルTシャツ・・・
いいなあ・・・と思ってメニューを見ると・・・
おおっ、あるじゃないか!!! しかも速乾性生地だったので・・・
(汗かきのわたくしには速乾性の衣類が必須です)
さっそくアンディさんの奥様にサイズを見計らってもらい試着して購入、
奥様が、今せっかく着てるんだからと、アンディさんを呼んできて、
お揃いの記念写真を撮ってくれました
当日のアンディさんのfacebook投稿がこちら
(H田さん提供画像)
ええ、今回ツアー唯一の自分のお土産になりました
とか遊んでると、料理がどんどん運ばれてきて・・・
こちらはタンポヤ(ドリアンの塩漬け発酵食品)を使ったチキンスープ
深みのある味わいで、日本でいえば白味噌や酒粕の風味に近いでしょうか・・・
N嶋さんは6年物のタンポヤを味わったことがあるそうで、さらに深い味わいだったとか
ポークもじつにひさしぶりだったし・・・ばくばくごくごく
とかやってると・・・
アンディさんが、今度はランカウ(強い蒸留酒で本来は密造酒)の瓶を下げて再び現れ、
次々と注いでくれて・・・
(アンディさんのfacebook投稿画像より)
ええ、ご本人もお好きなようで・・・かぱかぱと
もう飲めません、もう食べられません、とゆー頃になって屋台街がオープンしだしたので、
延々と楽しませてもらったお店に別れを告げ、軽く散策することに・・・
アンディさんのお店は、すでにお客さんで賑わってましたが・・・
道路上のほうは、まだこれからとゆー感じですね
以下、さくさくっと・・・
こちらはビダユのウツボカズラ飯
ウツボカズラにコメを入れて蒸したもので、たまさんたちのお土産に買って帰り、
ホテルでお相伴しましたが、軽い風味があるものの美味しく食べられました
ちなみにN嶋さんによると、ビダユ族に古くから伝わる野外飯との説明も一部にあるけど、
実際には蒸し器や鍋がないと作れず、そんなの野外には持ち出せないので、古くからあった
野外料理ではないはず、とのことでした なるほど・・・
ほかにも・・・
竹筒の焼き鳥スープとか・・・こちらは間違いなくビダユの伝統料理でしょうね
ノンハラルの豚肉ソーセージ各種
全種類を制覇しようと、日本を出発する前から楽しみにしてたのですが・・・
さすがにお腹がいっぱいで・・・うぐぐぐ
ちなみにこんなのも・・・
ええ、ライセンスマークは特に見当たりませんでしたが・・・
他にも美味しそうなのがいっぱいでしたがとても入らず、今回はあきらめました
と、最後は・・・
こんな顔出しパネルでの記念撮影で〆て・・・
シニアワンとお別れし、たまさんたちの待つクチンの定宿ホテルに戻りました
で、ホテルの部屋では二日ぶりに全員が集合して、ボルネオ最後の宴会!!!
(H田さん提供画像)
たまさんもすっかり元気になってて・・・
シニアワンで買ったウツボカズラ飯やお菓子、スリアンで買った各種フルーツの残りなんぞを、
みんなでばくばく、ビールをごくごく・・・
そう、明日はもう帰国するだけなので、遅くまで会話が弾みました
で、翌朝・・・
ボルネオ最後の朝食をばくばく・・・
ホテルを出てクチン空港へ向かう途中の車内からは、
巨大なサイチョウさんを撮ったりして・・・って、ピントが車内に・・・
今回もお世話になったN嶋さんとも空港でお別れ・・・スラマッ・ティンガル!!!
で、チャンギ空港行きの機が離陸してしまうと、いよいよ・・・
楽しかったサラワクともボルネオともお別れであります ぐすん
往路と同じスクートのスナックが我々だけに出て、ばくばくしてると
機はシンガポール・チャンギ空港に無事着陸
広大なチャンギ空港では、関西空港行きのゲートオープンまで2時間以上あったし、
お店も昼の時間帯で全て営業してたので自由行動にしました
マレーシア・リンギットのシンガポール・ドルへの両替はレートが悪かったそうで、
皆さんはクレジットカードで高価な香水やタグ・ホイヤーの高級腕時計をお土産に・・・
されてたのかっ???
はたまた・・・
高価な博多ラーメンや一番搾りを味わう富裕層もいたようですが・・・
わたくしは数リンギしか残ってなかったし、クレジットカードを使うのもめんどーで、
Y原さんと空港内にあった入場無料のバタフライ・ガーデンへ・・・
大温室に大きな滝もあって、なかなかの迫力でした
で、ボルネオでは殆ど撮れなかったチョウチョさんが、たっぷりの花やフルーツに、
いっぱいとまってるので、これならば撮れるかと・・・
わははは、いくらでも撮れました・・・
ただ温室内は外気温と同じ?暑さなので、すぐ「エアコンの効いた外」へ出ましたが
ゲート前でお知らせして残りの皆さんも最後のチョウチョ撮影に向かわれてました
と、いよいよトラムが行き交うチャンギ空港ともお別れ・・・
往路と同じシンガポール航空の関空便に搭乗して・・・
スナックでかぱかぱ・・・
ひさしぶりの和風チキンカレーの夕食でかぱかぱ・・・
さらに飲み物を追加して、かぱかぱしつつ・・・
復路も何本か映画を観ましたが日本映画の「湯道」がけっこう記憶に残ってます
と、関空には予定より20分ほど遅れて到着・・・
(H田さん提供画像)
ともかく全員無事に帰国できて、まずはめでたし、めでたしです
ま、神戸ベイシャトル組は予定の便に間に合わず、次便までまったりされてたようですが
と・・・
今回もインサーツアーズのN嶋さんはじめ、MRCのT井さん、現地スタッフや公園レンジャー、
ホストファミリーなど多くの方々にお世話になりました
おかげで(わたくしには難行苦行もあったけど)じつに楽しい旅になりました
あらためて心より御礼を申し上げます
さてさて、次のフラッシュ光ツアーはモンゴルの大草原での星空照射か、
はたまた、サバ州キナバタンガン川ナイトクルーズでのイリエワニ照射か、
それとも、まだまだ知らない魅力がいっぱいのサラワク州リベンジかっ???
いずれにしても・・・
わたくし今回ツアーでは(落車による大腿骨頸部骨折のリハビリ中ということもあったけど)、
皆さんの半分程度の歩行距離と歩行速度でしか歩けず、脚力の衰えを痛感しました
さらに平衡感覚も療養中に驚くほど衰えてて、よくバランスを崩すので慎重になってたし、
おかげで皆さんにもご迷惑をおかけしてました
まあ飲食に関しては、まだ楽しめることを再確認しましたが、このままではどこへ行っても
トレッキングを楽しむことはできません
今後もリハビリを続けて通常ペースで歩けるまで回復しようと帰国後に決意した次第
つーことで、ともかく・・・
今回参加された皆さん、連載をご愛読いただいた皆さん、まことにお疲れ様でした
いずれ、どこかでご一緒しましょう!!!
(2023ボルネオ連載記事はこれでおしまい)
2023ボルネオツアーの連載記事も今回が最終回となります
(最初からご覧になる場合は11月7日記事から順に「次の記事へ」をクリックしてくださいね)
さて、フェアリーケイブのトレッキングでへろへろになったわたくしを乗せて・・・
クルマは一路、バウ地区にあるシニアワンを目指します
バウはマレー語で臭いという意味だそうで、ここに定住していたビダユ族をイバン族が襲撃、
その際に村を焼き尽くした臭いに由来するとか・・・
シニアワンはクチン近郊では最も古い金鉱開発の町、金鉱で働いていた中華系の人たちと
ビダユ族が一緒に暮らす町ですが、昔の目抜き通りは道路の付替えもあり時代に取り残され、
レトロな姿を留めてたので、2010年から週末だけの屋台街が並ぶようになり、サラワクでは
話題の観光地になっているとのこと・・・
まずは昔の目抜き通りを中央から撮影・・・
早い時間に着いたので路上の屋台もお店も、まだまだ準備中でした
確かに西部劇に登場するゴールドラッシュに沸いた町と同時代の感じで規模も同じ感じ、
レトロな町並みがそのままが残ってて、ロスト・タウンとも呼ばれてるとか・・・
まあ、平日ならゴーストタウンに近いんでしょうね
で、目抜き通りの中央にある、こちらのお店・・・
まさに西部劇で保安官とアウトローが撃ち合いになるバーそのものです!!!
(実際にバウ地区はインドネシア国境にあり密輸に関わるアウトローも多いとか)
で、この店の経営者アンディさんはN嶋さんの知り合いで町の有力者、レトロな町の保存や
屋台街など町の復興にも努力されてるとのことで、まだまだ開店前でしたが・・・
準備中の一番奥にある川沿いテラス席を確保してもらい・・・
まずは周辺を散策・・・
店のすぐ裏が渡し船の乗り場になってます
クチンから来たクルマは対岸に停めて、この渡し船を使う方がずっと近道になるとか
目抜き通りの裏側の様子
こちらまで来たクルマや自家用車は裏に停めてるんですね
と、軽く散策したところで、まだまだ開店前だったけど・・・
まずは乾杯!!!
フェアリーケイブ前でビールを飲んだばかりなので、
ロゼール酒とゆー地酒をば、かぱかぱと・・・
4人で、たちまち空けてしまいましたが、
瓶にも店のロゴマークがあって店のオリジナルなんですね・・・
準備中だったけど料理も早めに作ってもらえることになり、
続いてビールで乾杯!!!
この頃にはスコールもすっかり止んで、
青空が広がってました
開店準備で忙しい中、アンディさんと奥様が挨拶に来てくれたので・・・
記念写真をば・・・
で、アンディさんの着てたオリジナルTシャツ・・・
いいなあ・・・と思ってメニューを見ると・・・
おおっ、あるじゃないか!!! しかも速乾性生地だったので・・・
(汗かきのわたくしには速乾性の衣類が必須です)
さっそくアンディさんの奥様にサイズを見計らってもらい試着して購入、
奥様が、今せっかく着てるんだからと、アンディさんを呼んできて、
お揃いの記念写真を撮ってくれました
当日のアンディさんのfacebook投稿がこちら
(H田さん提供画像)
ええ、今回ツアー唯一の自分のお土産になりました
とか遊んでると、料理がどんどん運ばれてきて・・・
こちらはタンポヤ(ドリアンの塩漬け発酵食品)を使ったチキンスープ
深みのある味わいで、日本でいえば白味噌や酒粕の風味に近いでしょうか・・・
N嶋さんは6年物のタンポヤを味わったことがあるそうで、さらに深い味わいだったとか
ポークもじつにひさしぶりだったし・・・ばくばくごくごく
とかやってると・・・
アンディさんが、今度はランカウ(強い蒸留酒で本来は密造酒)の瓶を下げて再び現れ、
次々と注いでくれて・・・
(アンディさんのfacebook投稿画像より)
ええ、ご本人もお好きなようで・・・かぱかぱと
もう飲めません、もう食べられません、とゆー頃になって屋台街がオープンしだしたので、
延々と楽しませてもらったお店に別れを告げ、軽く散策することに・・・
アンディさんのお店は、すでにお客さんで賑わってましたが・・・
道路上のほうは、まだこれからとゆー感じですね
以下、さくさくっと・・・
こちらはビダユのウツボカズラ飯
ウツボカズラにコメを入れて蒸したもので、たまさんたちのお土産に買って帰り、
ホテルでお相伴しましたが、軽い風味があるものの美味しく食べられました
ちなみにN嶋さんによると、ビダユ族に古くから伝わる野外飯との説明も一部にあるけど、
実際には蒸し器や鍋がないと作れず、そんなの野外には持ち出せないので、古くからあった
野外料理ではないはず、とのことでした なるほど・・・
ほかにも・・・
竹筒の焼き鳥スープとか・・・こちらは間違いなくビダユの伝統料理でしょうね
ノンハラルの豚肉ソーセージ各種
全種類を制覇しようと、日本を出発する前から楽しみにしてたのですが・・・
さすがにお腹がいっぱいで・・・うぐぐぐ
ちなみにこんなのも・・・
ええ、ライセンスマークは特に見当たりませんでしたが・・・
他にも美味しそうなのがいっぱいでしたがとても入らず、今回はあきらめました
と、最後は・・・
こんな顔出しパネルでの記念撮影で〆て・・・
シニアワンとお別れし、たまさんたちの待つクチンの定宿ホテルに戻りました
で、ホテルの部屋では二日ぶりに全員が集合して、ボルネオ最後の宴会!!!
(H田さん提供画像)
たまさんもすっかり元気になってて・・・
シニアワンで買ったウツボカズラ飯やお菓子、スリアンで買った各種フルーツの残りなんぞを、
みんなでばくばく、ビールをごくごく・・・
そう、明日はもう帰国するだけなので、遅くまで会話が弾みました
で、翌朝・・・
ボルネオ最後の朝食をばくばく・・・
ホテルを出てクチン空港へ向かう途中の車内からは、
巨大なサイチョウさんを撮ったりして・・・って、ピントが車内に・・・
今回もお世話になったN嶋さんとも空港でお別れ・・・スラマッ・ティンガル!!!
で、チャンギ空港行きの機が離陸してしまうと、いよいよ・・・
楽しかったサラワクともボルネオともお別れであります ぐすん
往路と同じスクートのスナックが我々だけに出て、ばくばくしてると
機はシンガポール・チャンギ空港に無事着陸
広大なチャンギ空港では、関西空港行きのゲートオープンまで2時間以上あったし、
お店も昼の時間帯で全て営業してたので自由行動にしました
マレーシア・リンギットのシンガポール・ドルへの両替はレートが悪かったそうで、
皆さんはクレジットカードで高価な香水やタグ・ホイヤーの高級腕時計をお土産に・・・
されてたのかっ???
はたまた・・・
高価な博多ラーメンや一番搾りを味わう富裕層もいたようですが・・・
わたくしは数リンギしか残ってなかったし、クレジットカードを使うのもめんどーで、
Y原さんと空港内にあった入場無料のバタフライ・ガーデンへ・・・
大温室に大きな滝もあって、なかなかの迫力でした
で、ボルネオでは殆ど撮れなかったチョウチョさんが、たっぷりの花やフルーツに、
いっぱいとまってるので、これならば撮れるかと・・・
わははは、いくらでも撮れました・・・
ただ温室内は外気温と同じ?暑さなので、すぐ「エアコンの効いた外」へ出ましたが
ゲート前でお知らせして残りの皆さんも最後のチョウチョ撮影に向かわれてました
と、いよいよトラムが行き交うチャンギ空港ともお別れ・・・
往路と同じシンガポール航空の関空便に搭乗して・・・
スナックでかぱかぱ・・・
ひさしぶりの和風チキンカレーの夕食でかぱかぱ・・・
さらに飲み物を追加して、かぱかぱしつつ・・・
復路も何本か映画を観ましたが日本映画の「湯道」がけっこう記憶に残ってます
と、関空には予定より20分ほど遅れて到着・・・
(H田さん提供画像)
ともかく全員無事に帰国できて、まずはめでたし、めでたしです
ま、神戸ベイシャトル組は予定の便に間に合わず、次便までまったりされてたようですが
と・・・
今回もインサーツアーズのN嶋さんはじめ、MRCのT井さん、現地スタッフや公園レンジャー、
ホストファミリーなど多くの方々にお世話になりました
おかげで(わたくしには難行苦行もあったけど)じつに楽しい旅になりました
あらためて心より御礼を申し上げます
さてさて、次のフラッシュ光ツアーはモンゴルの大草原での星空照射か、
はたまた、サバ州キナバタンガン川ナイトクルーズでのイリエワニ照射か、
それとも、まだまだ知らない魅力がいっぱいのサラワク州リベンジかっ???
いずれにしても・・・
わたくし今回ツアーでは(落車による大腿骨頸部骨折のリハビリ中ということもあったけど)、
皆さんの半分程度の歩行距離と歩行速度でしか歩けず、脚力の衰えを痛感しました
さらに平衡感覚も療養中に驚くほど衰えてて、よくバランスを崩すので慎重になってたし、
おかげで皆さんにもご迷惑をおかけしてました
まあ飲食に関しては、まだ楽しめることを再確認しましたが、このままではどこへ行っても
トレッキングを楽しむことはできません
今後もリハビリを続けて通常ペースで歩けるまで回復しようと帰国後に決意した次第
つーことで、ともかく・・・
今回参加された皆さん、連載をご愛読いただいた皆さん、まことにお疲れ様でした
いずれ、どこかでご一緒しましょう!!!
(2023ボルネオ連載記事はこれでおしまい)
2023年11月16日
フラッシュ光2023ボルネオ9フェアリーケイブ
前回記事からの続き・・・
ビダユ族のロングハウスに一泊ホームステイした御一行(一時的に4人)は・・・
セメンゴのワイルドライフセンターへ???
そう、オランウータンはじめ野生動物を保護して再び自然に帰そうとする施設で、
このセメンゴ自然保護区の最奥にあります
保護区は広大なので、ここからセンターまでの移動は電気バスで・・・???
って、さりげにH田さんが運転席にいますが・・・???
じつは顔の効くN嶋さんが受付にお願いして、トイレ休憩に立ち寄っただけなのですが、
せっかくなのでバスに乗ったことにして記念写真をば・・・わははは
ここのウータンくんに興味のある方は、こちらの過去記事をご覧くださいね
(ちなみにウータンくん、野生のドリアンなどが実る今の時期はエサやり場に現れることが
少ないとのことでしたが、上記過去記事の際は、ほぼ同時期だったけど現れてましたから、
結実時期は年によっても大きく変わるようですね)
閑話休題
セメンゴでトイレ休憩した御一行は本日の目的地である洞窟へ・・・
と、その前に・・・
大きなフードコートで待ちに待った昼食であります
わたくしとwingさんはチキンカレー
H田さんはお気に入りのサラワク・ラクサを注文したのですが・・・
Y原さんはN嶋さんオススメの・・・
客家擂茶なるものを注文
いわば漢方の「お茶漬け」で、健康ブームのサラワクで今話題になってるそうです
お茶だけ味見させてもらいましたが抹茶にスープと漢方薬を混ぜた感じで苦味は強烈でした
まあ、確かに健康にはよさそうでしたが・・・
他にもN嶋さんオススメの点心を次々とシェアしました
だから食べる前に撮ればよいものを・・・がつがつがつ
と、食後は(ムルのとは別の)ウィンドケイブへ・・・
まあ一周しても1時間弱、高低差もなさそうだし、ここならわたくしでも・・・
まずは元気なうちに記念撮影
以下さくさくっと
コウモリさん
蟲さん
いったん外へ出ます
???
有刺鉄線の外側にはアブラヤシ畑が広がっています こちら内側は自然保護区
別の洞口から再び洞窟へ・・・
さくさくっと・・・
外へ出て最初の洞口に戻ってきました
せっかくなので記念写真
ええ、皆さん明るいライトをお持ちでした わたくしだけ電球色ですが・・・
で、降ったり止んだりの軽いスコールが続く中、次のフェアリーケイブへ
「あのタワーを上がって洞内に入ります」
「おおっ、エレベーターなら高低差も楽チンですね」
「階段です しかも洞内の高低差はこの比ではありません きっぱりと」
「うぐぐぐ」
と、仕方なく・・・
階段をひいひいと・・・
ようやく最上階まで上がったけど展望台まで行く気力は残ってませんでした
洞口であります
左に案内板がありました
ええ、わたくしムルの洞窟と同様あちこちでショートカットするハメに・・・
以下同様にさくさくっと・・・
って、確かに洞内の階段のほうがきついな・・・ひいひい
トワイライト・トレイルだけあって光が差し込んでますが、上りが続きます
この上で道は枝分かれしていて・・・
皆さんはフェアリーゲートまで行かれましたがわたくしはショートカット
せっかくライト照射してくれてるので記念写真を撮りました
明るい皆さんです
さらに上りは続いて・・・ふうふう
こちらがフェアリーガーデン・・・
って、どこがフェアリーなんだか・・・
わたくしはダーク・トレイルをしばらく進んでとうとう限界となり、
引き返す途中でフェアリーゲートを廻ってきた皆さんと出会いましたが、
皆さんはダーク・トレイルをさらに奥まで進んで行きました
で、フェアリーガーデンでまったり撮影してたのですが・・・
どーゆーわけかwingさんだけが写ってますね・・・
「いやあ、途中で限界を感じて引き返してきました あははは」
「まあ、わたくしより奥まで行ったんだから良しとしましょう あははは」
と、二人でまったり撮影してたら、やがて残りの皆さんも戻ってきて合流し、
上りとは別ルートのさらに急な階段(つーか、ほぼ垂直の梯子)を延々と下りて、
ようやく洞口まで辿り着きました
ま、せっかくなので洞口にあった顔出しパネルで・・・
記念写真をとってもらいました(ちなみに3人が入ってる部分はタワーから張り出してて、
薄い板を張っただけの床の隙間から地上が見えてました ぶるぶる)
さらにタワーの階段を下りると、わたくしは完全にへろへろになり、有料トイレの洗面台で、
汗でぐしょ濡れになったシャツとタオルを水洗いして絞り、駐車場前にあった売店のビールで、
ようやく少しだけ落ち着いた次第
ええ、今回ツアーでは最後の洞窟トレッキングとなったフェアリーケイブでしたが、
今のわたくしには、けっこうハードでした・・・
と、ハードな後にはご褒美、週末だけ開催されるシニアワンの屋台街を目指します
(次号最終回に続きます)
ビダユ族のロングハウスに一泊ホームステイした御一行(一時的に4人)は・・・
セメンゴのワイルドライフセンターへ???
そう、オランウータンはじめ野生動物を保護して再び自然に帰そうとする施設で、
このセメンゴ自然保護区の最奥にあります
保護区は広大なので、ここからセンターまでの移動は電気バスで・・・???
って、さりげにH田さんが運転席にいますが・・・???
じつは顔の効くN嶋さんが受付にお願いして、トイレ休憩に立ち寄っただけなのですが、
せっかくなのでバスに乗ったことにして記念写真をば・・・わははは
ここのウータンくんに興味のある方は、こちらの過去記事をご覧くださいね
(ちなみにウータンくん、野生のドリアンなどが実る今の時期はエサやり場に現れることが
少ないとのことでしたが、上記過去記事の際は、ほぼ同時期だったけど現れてましたから、
結実時期は年によっても大きく変わるようですね)
閑話休題
セメンゴでトイレ休憩した御一行は本日の目的地である洞窟へ・・・
と、その前に・・・
大きなフードコートで待ちに待った昼食であります
わたくしとwingさんはチキンカレー
H田さんはお気に入りのサラワク・ラクサを注文したのですが・・・
Y原さんはN嶋さんオススメの・・・
客家擂茶なるものを注文
いわば漢方の「お茶漬け」で、健康ブームのサラワクで今話題になってるそうです
お茶だけ味見させてもらいましたが抹茶にスープと漢方薬を混ぜた感じで苦味は強烈でした
まあ、確かに健康にはよさそうでしたが・・・
他にもN嶋さんオススメの点心を次々とシェアしました
だから食べる前に撮ればよいものを・・・がつがつがつ
と、食後は(ムルのとは別の)ウィンドケイブへ・・・
まあ一周しても1時間弱、高低差もなさそうだし、ここならわたくしでも・・・
まずは元気なうちに記念撮影
以下さくさくっと
コウモリさん
蟲さん
いったん外へ出ます
???
有刺鉄線の外側にはアブラヤシ畑が広がっています こちら内側は自然保護区
別の洞口から再び洞窟へ・・・
さくさくっと・・・
外へ出て最初の洞口に戻ってきました
せっかくなので記念写真
ええ、皆さん明るいライトをお持ちでした わたくしだけ電球色ですが・・・
で、降ったり止んだりの軽いスコールが続く中、次のフェアリーケイブへ
「あのタワーを上がって洞内に入ります」
「おおっ、エレベーターなら高低差も楽チンですね」
「階段です しかも洞内の高低差はこの比ではありません きっぱりと」
「うぐぐぐ」
と、仕方なく・・・
階段をひいひいと・・・
ようやく最上階まで上がったけど展望台まで行く気力は残ってませんでした
洞口であります
左に案内板がありました
ええ、わたくしムルの洞窟と同様あちこちでショートカットするハメに・・・
以下同様にさくさくっと・・・
って、確かに洞内の階段のほうがきついな・・・ひいひい
トワイライト・トレイルだけあって光が差し込んでますが、上りが続きます
この上で道は枝分かれしていて・・・
皆さんはフェアリーゲートまで行かれましたがわたくしはショートカット
せっかくライト照射してくれてるので記念写真を撮りました
明るい皆さんです
さらに上りは続いて・・・ふうふう
こちらがフェアリーガーデン・・・
って、どこがフェアリーなんだか・・・
わたくしはダーク・トレイルをしばらく進んでとうとう限界となり、
引き返す途中でフェアリーゲートを廻ってきた皆さんと出会いましたが、
皆さんはダーク・トレイルをさらに奥まで進んで行きました
で、フェアリーガーデンでまったり撮影してたのですが・・・
どーゆーわけかwingさんだけが写ってますね・・・
「いやあ、途中で限界を感じて引き返してきました あははは」
「まあ、わたくしより奥まで行ったんだから良しとしましょう あははは」
と、二人でまったり撮影してたら、やがて残りの皆さんも戻ってきて合流し、
上りとは別ルートのさらに急な階段(つーか、ほぼ垂直の梯子)を延々と下りて、
ようやく洞口まで辿り着きました
ま、せっかくなので洞口にあった顔出しパネルで・・・
記念写真をとってもらいました(ちなみに3人が入ってる部分はタワーから張り出してて、
薄い板を張っただけの床の隙間から地上が見えてました ぶるぶる)
さらにタワーの階段を下りると、わたくしは完全にへろへろになり、有料トイレの洗面台で、
汗でぐしょ濡れになったシャツとタオルを水洗いして絞り、駐車場前にあった売店のビールで、
ようやく少しだけ落ち着いた次第
ええ、今回ツアーでは最後の洞窟トレッキングとなったフェアリーケイブでしたが、
今のわたくしには、けっこうハードでした・・・
と、ハードな後にはご褒美、週末だけ開催されるシニアワンの屋台街を目指します
(次号最終回に続きます)
2023年11月15日
フラッシュ光2023ボルネオ8アナ・ライス村
前回記事からの続きであります
ベンゴー地区での秘境トレッキングと滝での水浴び?を楽しんだ御一行(ただし4人)は、
ビダユ族が暮らすパダワン地区のアナ・ライス村へ・・・
この村ではロングハウスでのホームステイに村を挙げて取り組んでるようで、村の入口には
大きな駐車場と立派なビジターセンターがあり、ここで入村手続きをします
ビジターセンターでは歓迎の地酒が振る舞われ、かぱかぱと・・・
(H田さん提供画像)
「ったく、この人たち何杯飲むつもりかしら・・・びくびく」
といった顔をされてますが、奇跡的におかわりはしませんでした
ちなみに村の駐車場には・・・
なかなかの色合いのクルマが停まってました
で、トレッキングで汗まみれ、滝でびしょ濡れの御一行は、ビールを仕入れてから、
村の温泉へ・・・
対岸の川底から温泉が湧いてて、その一部をせき止めて湯舟にしてあります
ちなみにこの川は、サラワク川の源流のひとつだそうですが清流でした
涌出部に足やお尻をのせると熱かったですが適温で川で身体を冷やすこともでき・・・
(H田さん提供画像)
(H田さん提供画像)
これまでで最高のビール、まさに至福のひとときでした
シャワー施設もあり、さっぱりしてから村のロングハウスへ・・・
店で借りたクーラーボックスに残りのビールを入れたN嶋さんの後に続きます
ロングハウスは最初は共同で建てるものの、その後は各戸の事情に合わせて、
別々に改築や増築をするので、こんな感じに不揃いになっているのだとか・・・
イバン族のロングハウスは川と平行なのに対しビダユ族のは川と垂直なのが特徴だそうで、
山裾まで行けば、そこで終点になるそうです
この村は大きく、ロングハウスもどんどん延長・増築されてて・・・
枝道があちこちに伸びて迷路状態になってるのが面白いですね・・・
散策するのが楽しみです
このあたりが高床式「目抜き通り」といったところでしょうか・・・
で、目抜き通りから枝分かれした先にある・・・
こちらのお宅にお世話になります
ロンドンから帰ってきたばかりのホストマザーからコーヒー紅茶お菓子で歓迎を受け、
こちらからも日本のお土産(未開封のつまみ)を渡して挨拶の後は・・・
(H田さん提供画像)
温泉から持ち帰った冷たいビールで、まったり、のんびり、ぐったり・・・
室内を一巡しました
階下の左が台所、右がトイレとシャワーで二階もありますから実質3階建てですね
部屋には・・・
ビダユ伝統の民族衣装や
ブローパイプ(吹き矢)や生活用品などが飾ってあり、
数々の表彰状もありましたが、この村もキリスト教徒が多いのかな・・・
窓からの眺めはこんな感じで、確かにロングハウスが山裾で途絶えてます
すべてが高床式の回廊で繋がってて地上に下りる必要はありません
やがて雲行きが怪しくなってきて・・・
スコールが始まる頃になると・・・
ビダユ伝統料理による夕食であります
基本は竹筒で炊いたご飯に、鶏と卵と野菜や山菜の組み合わせですね
どれも癖がなく食べやすく美味しかったです ばくばくばく
食後のフルーツが出て・・・
酒類調達担当が調達してくれたマンゴー酒なんぞを飲んでると、
ボルネオでは「オッサンの酒」と呼ばれる安い紹興酒で・・・
ホストファミリーが・・・
ビダユの酒の飲み方を披露してくれます
まずはホストが自分でグラスの酒を飲み干し、そのグラスをゲストに廻して注いでいきます
次々とゲストが飲み干して一巡すれば、また最初から・・・
と、この夜は一泊用の軽装備だったので、すべての酒を飲み干して就寝しました ばたっ
翌朝・・・
たっぷりの朝食を食べてから、N嶋さんの案内で村を散策します
以下、さくさくっと・・・
あちこちで鶏が飼われてました
ここの鶏は何故か深夜でもガンガン時を告げ続けるので、昨夜もうるさかったです
地上に下りた村の公共トイレ
ボルネオに公共トイレは少なく、あっても有料が多いのでホームステイ客への配慮も?
川の向うにも村は続きます
こちらは昔の村の集会所
今は使われず保存されてますが、ここで車座になって毎晩宴会してたんですね
この川を下ればクチンへ・・・
河原へ下りました
ビダユの人々は、こんな巨木には精霊が宿ると信じており絶対に伐らないそうです
裏山は演習地になってるそうで、陸軍の車両が移動を開始してました
こちらは村の共同精米所(精粉所?)でしょうか・・・
と、まったり散策した後は楽しかったアナ・ライス村に別れを告げて、
御一行(今は4人)はウィンドケイブとフェアリーケイブを目指します
(次号に続きます)
ベンゴー地区での秘境トレッキングと滝での水浴び?を楽しんだ御一行(ただし4人)は、
ビダユ族が暮らすパダワン地区のアナ・ライス村へ・・・
この村ではロングハウスでのホームステイに村を挙げて取り組んでるようで、村の入口には
大きな駐車場と立派なビジターセンターがあり、ここで入村手続きをします
ビジターセンターでは歓迎の地酒が振る舞われ、かぱかぱと・・・
(H田さん提供画像)
「ったく、この人たち何杯飲むつもりかしら・・・びくびく」
といった顔をされてますが、奇跡的におかわりはしませんでした
ちなみに村の駐車場には・・・
なかなかの色合いのクルマが停まってました
で、トレッキングで汗まみれ、滝でびしょ濡れの御一行は、ビールを仕入れてから、
村の温泉へ・・・
対岸の川底から温泉が湧いてて、その一部をせき止めて湯舟にしてあります
ちなみにこの川は、サラワク川の源流のひとつだそうですが清流でした
涌出部に足やお尻をのせると熱かったですが適温で川で身体を冷やすこともでき・・・
(H田さん提供画像)
(H田さん提供画像)
これまでで最高のビール、まさに至福のひとときでした
シャワー施設もあり、さっぱりしてから村のロングハウスへ・・・
店で借りたクーラーボックスに残りのビールを入れたN嶋さんの後に続きます
ロングハウスは最初は共同で建てるものの、その後は各戸の事情に合わせて、
別々に改築や増築をするので、こんな感じに不揃いになっているのだとか・・・
イバン族のロングハウスは川と平行なのに対しビダユ族のは川と垂直なのが特徴だそうで、
山裾まで行けば、そこで終点になるそうです
この村は大きく、ロングハウスもどんどん延長・増築されてて・・・
枝道があちこちに伸びて迷路状態になってるのが面白いですね・・・
散策するのが楽しみです
このあたりが高床式「目抜き通り」といったところでしょうか・・・
で、目抜き通りから枝分かれした先にある・・・
こちらのお宅にお世話になります
ロンドンから帰ってきたばかりのホストマザーからコーヒー紅茶お菓子で歓迎を受け、
こちらからも日本のお土産(未開封のつまみ)を渡して挨拶の後は・・・
(H田さん提供画像)
温泉から持ち帰った冷たいビールで、まったり、のんびり、ぐったり・・・
室内を一巡しました
階下の左が台所、右がトイレとシャワーで二階もありますから実質3階建てですね
部屋には・・・
ビダユ伝統の民族衣装や
ブローパイプ(吹き矢)や生活用品などが飾ってあり、
数々の表彰状もありましたが、この村もキリスト教徒が多いのかな・・・
窓からの眺めはこんな感じで、確かにロングハウスが山裾で途絶えてます
すべてが高床式の回廊で繋がってて地上に下りる必要はありません
やがて雲行きが怪しくなってきて・・・
スコールが始まる頃になると・・・
ビダユ伝統料理による夕食であります
基本は竹筒で炊いたご飯に、鶏と卵と野菜や山菜の組み合わせですね
どれも癖がなく食べやすく美味しかったです ばくばくばく
食後のフルーツが出て・・・
酒類調達担当が調達してくれたマンゴー酒なんぞを飲んでると、
ボルネオでは「オッサンの酒」と呼ばれる安い紹興酒で・・・
ホストファミリーが・・・
ビダユの酒の飲み方を披露してくれます
まずはホストが自分でグラスの酒を飲み干し、そのグラスをゲストに廻して注いでいきます
次々とゲストが飲み干して一巡すれば、また最初から・・・
と、この夜は一泊用の軽装備だったので、すべての酒を飲み干して就寝しました ばたっ
翌朝・・・
たっぷりの朝食を食べてから、N嶋さんの案内で村を散策します
以下、さくさくっと・・・
あちこちで鶏が飼われてました
ここの鶏は何故か深夜でもガンガン時を告げ続けるので、昨夜もうるさかったです
地上に下りた村の公共トイレ
ボルネオに公共トイレは少なく、あっても有料が多いのでホームステイ客への配慮も?
川の向うにも村は続きます
こちらは昔の村の集会所
今は使われず保存されてますが、ここで車座になって毎晩宴会してたんですね
この川を下ればクチンへ・・・
河原へ下りました
ビダユの人々は、こんな巨木には精霊が宿ると信じており絶対に伐らないそうです
裏山は演習地になってるそうで、陸軍の車両が移動を開始してました
こちらは村の共同精米所(精粉所?)でしょうか・・・
と、まったり散策した後は楽しかったアナ・ライス村に別れを告げて、
御一行(今は4人)はウィンドケイブとフェアリーケイブを目指します
(次号に続きます)
2023年11月14日
フラッシュ光2023ボルネオ7クパとベンゴー地区
前回記事からの続き・・・
サバル森林保護区での植林地の確認と記念植樹(とわたくしの靴の補修)を終えた御一行は、
定宿のホテルを出てクパ国立公園カエル池へのナイトトレッキングへ・・・
と、その前に途中の大きなフードコートで・・・
まずは夕食であります
わたくしとwingさんはブリヤニ・チキンカレーにしましたが、皆さんは好きな一品を・・・
わたくしは夢中で食べてて画像を撮るのを忘れてましたが・・・ばくばく
N嶋さんオススメで、みんなでシェアした・・・
こちらのビーフ?スープも、ひさしぶりで美味しかったです
飲み物もN嶋さんオススメの・・・
名前は忘れたけど紅茶ラテに似た不思議に美味しいアイスティーでした
で、皆さんが談笑してる間にN嶋さんとマンソーさんが外で話されてたのは・・・
待機中だったGrabのライダーでした
20代の半ばぐらいで、ずっと公務員を目指してるけど、実際に試験を受けて合格するのは、
強力なコネがある連中だけで、それとは別にインターネットでの申し込み採用もあるけど、
こちらは卒業時の共通成績証明が優秀なものから順に採用されるので・・・とのことでした
まあ、どこの国でも若者の就職の悩みはあるんですね
と、すっかり暗くなってからクパ国立公園事務所の受付窓口に到着・・・
夜の入園になるので全員が「すべて自己責任で」とゆー誓約書に署名します
で、二人の国立公園レンジャーとともに、
☆印のカエル池まで約800mを歩くのですが・・・
それなりの上り坂で歩行速度の遅いわたくしは・・・
たちまち引き離されてしまい、皆さんに待ってもらうことになりました
道の半ばで、ようやく追いついたのですが、この先も待ってもらうわけにもいかず、
例によって、わたくしだけ引き返すことにしました
先ほどの受付窓口に照明があったので、そこで待つことを伝えて・・・
公園事務所に残ってた職員が怪しんで尋ねに来ましたが疲れてリタイアしたことを伝えると
それが正解だと笑ってクルマで去っていきました
やがて雷鳴と稲妻とともに強烈なスコールになり、庇のある受付窓口にも雨が入ってきて・・・
仕方がないので・・・
「98k様ご愛用」ライトを照射したりして遊んでました
ちなみにカエル池まで行った皆さんは・・・
(H田さん提供画像)
(同)
このスコールの中、カエル撮影を続けてたようです ぶるぶる
こたまさんが使ってるのはwingさんが貸与したTG-5で、それを撮ってるH田さんのはTG-7
どちらも豪雨の中でも使えるカメラですが、ほんとに撮ってたのね ぶるぶる
雨が少し収まり事務所周辺にも自生しているとN嶋さんから教えてもらったウツボカズラを
探しましたが、結局見つけることはできませんでした
で、ずぶ濡れになりながらも「じつに楽しかった!!!」と満足そうな皆さんと無事に合流、
この夜は9時を過ぎてから定宿のホテルに戻り、例によって酒類調達担当が調達してきてくれた
お安いキャメルビール2缶だけで、日付が変わる前に横になったのですが・・・
直後にこたまさんから連絡があり、たまさんの体調がイマイチなので、明日からの日程を
キャンセルしてホテルでゆっくり休養させたいとのこと
体調がさらに悪化すれば深夜でもフロントを通じて救急搬送してもらうことにしましたが、
さいわい翌朝には、かなり落ち着かれたようです
朝のホテルロビーでN嶋さん、こたまさんと相談した結果、ともかく無理は禁物つーことで、
こたまさんを付添に残し、この日からの日程は男性4人で楽しむことになりました
(たまさんはホテルで1日ゆっくり休養してすっかり元気になり、翌日はこたまさんと
クチン市内を散策されてたとのことで何よりでした)
と、この日は10年前まで全く交通手段がなく秘境だったベンゴー地区へ行きトレッキング、
その後にビダユ族の村を訪問しロングハウスにホームステイさせてもらう予定です
まずは、この日の朝食から
食べ慣れた定宿のビュッフェなので、ついついおかわりしましたが・・・
で、車中でも途中で酒類調達担当が調達してくれた・・・
こんなのを味わいつつ、ベンゴー地区についてN嶋さんのお話を聞きます
約10年前に水資源用のダムとダム湖ができたけど、それまでは町に通じる車道から丸二日、
ジャングルを歩かねば辿り着けず、僅かなビダユ族だけが暮らしていた秘境だった
今はダム湖をボートで渡れば数十分で行けるようになったけど、まだまだ一般には知られず、
クチン近郊では稀少な手つかずの自然が残っており、研究者も注目している地区で、
新種も次々と発見されている・・・とのことでした
まさにジュラシックワールドですね
この辺りはキリスト教徒が多いのでしょうか・・・
最後の街並みを離れると、やがて・・・
ベンゴーダムと・・・
ダム湖が見えてきました
ダム天端の駐車場からダム湖へ下りボートに乗ります
お揃いのTG-7について語り合うH田さんとwingさん
そりゃあ15m防水だから湖上でも安心でしょう
もとの川が蛇行してたのでしょう、風景が何度も変わります
水中に残る立木
この山の向うはインドネシア領カリマンタンです
湖底にはいくつかのビダユの村が沈んでて、村人は政府が用意した中腹の新しい村に移転、
街へ出た村人もいるとのことでしたが、日本のような渇水期はなく湖底に沈んだ村を見ることは
おそらく永遠にないでしょう
ようやく上陸地点が見えてきました
上陸であります 現地ガイドがお弁当などを担いでくれます
やはり腰にマチェットは必須装備ですね
さっそくトレッキング開始
「けっこう険しいルートですね ひいひい」
「前回訪れた時より整備されて歩きやすくなってますね すたすた」とN嶋さん
以下さくさくっと・・・
キノコ?
ハエトリグサ?
蟲さん
僅かな平地ではビダユの人たちが自給自足用に焼畑をしています
陸稲の中の背の高いのはトウモロコシ、手前はレモングラスだそうです
さらに険しい道が続きます
(wingさん提供画像)
(Y原さん提供画像)
今回は船着き場から中間点にある第一の滝を巡って第二の滝までを往復する約2時間のコースで・・・
ようやく第一の滝の上にある休憩所に到着
以前は滝壺のそばにあったけど豪雨で流されてしまったそうです
で、しばし休憩の後に第一の滝に下りました
すでに限界を感じてた(つーか滝壺で水浴びしたかった)わたくしはここで待機することに、
皆さんは第二の滝に向かわれました
で、
パンツ一枚になり滝壺に入り、ばしゃばしゃばしゃ・・・
って、皆さん、まだ居てたのね・・・
(wingさん提供画像)
(wingさん提供画像)
で、木陰から盗撮までしてたのね・・・
(Y原さん提供画像)
と、皆さんが去ってしまうと熱帯雨林特有の「音のある静寂」に包まれます
まったりと水浴び後は・・・
わたくしの汗に集まるチョウチョさんを撮ったり・・・
カメレオンさん?を撮ったりして・・・
休憩所でまったりしてました・・・
ちなみに・・・
以前はここでビダユの伝統料理を作ってビジターに供していたとか・・・
ま、今回は・・・
村で作ってお弁当にして伝統的な背負子で担ぎ上げてくれてます
デポしてあることだし、一足先に食べようかな・・・じゅるじゅる
とか考えてると・・・
たまに同様の背負子を背負ったビダユの人が挨拶をして通り過ぎていきます
この道はベンゴー地区の主要幹線道路、この休憩所は「道の駅」だったんですね
とか、まったりしてると皆さんが第二の滝から戻ってきて、
「けっこうな迫力でした」
「水しぶきが凄かったので水浴びしてきたようなものです」とのことでした
せっかくなので皆さんの画像から何枚か・・・
(H田さん提供画像)
(Y原さん提供画像)
(wingさん提供画像)
うーむ、やはり防水カメラか防水スマホが必携ですね
と、待ちに待ったビダユ伝統料理の昼食であります!!!
バナナの葉で蒸したもち米の包みを皿に開けて・・・
鶏肉や山菜野菜など3種類のおかずをのせていただきます
バナナの葉が皿がわりなので本来なら皿も不要ですね ばくばくばく
飲み物は・・・
マレーシアではメジャーなスポーツドリンクで、どちらも美味しかったです
鶏の骨だけ残して完食完食 げふっ
ごみはすべて持ち帰りで鶏の骨なんか地面に捨てるとアリの大群で大変なことに
で、食後は往路を引き返しボートでダムまで戻りました
この後、御一行はクルマでビダユ族のアナ・ライス村へ向かいます
(次号に続きます)
サバル森林保護区での植林地の確認と記念植樹(とわたくしの靴の補修)を終えた御一行は、
定宿のホテルを出てクパ国立公園カエル池へのナイトトレッキングへ・・・
と、その前に途中の大きなフードコートで・・・
まずは夕食であります
わたくしとwingさんはブリヤニ・チキンカレーにしましたが、皆さんは好きな一品を・・・
わたくしは夢中で食べてて画像を撮るのを忘れてましたが・・・ばくばく
N嶋さんオススメで、みんなでシェアした・・・
こちらのビーフ?スープも、ひさしぶりで美味しかったです
飲み物もN嶋さんオススメの・・・
名前は忘れたけど紅茶ラテに似た不思議に美味しいアイスティーでした
で、皆さんが談笑してる間にN嶋さんとマンソーさんが外で話されてたのは・・・
待機中だったGrabのライダーでした
20代の半ばぐらいで、ずっと公務員を目指してるけど、実際に試験を受けて合格するのは、
強力なコネがある連中だけで、それとは別にインターネットでの申し込み採用もあるけど、
こちらは卒業時の共通成績証明が優秀なものから順に採用されるので・・・とのことでした
まあ、どこの国でも若者の就職の悩みはあるんですね
と、すっかり暗くなってからクパ国立公園事務所の受付窓口に到着・・・
夜の入園になるので全員が「すべて自己責任で」とゆー誓約書に署名します
で、二人の国立公園レンジャーとともに、
☆印のカエル池まで約800mを歩くのですが・・・
それなりの上り坂で歩行速度の遅いわたくしは・・・
たちまち引き離されてしまい、皆さんに待ってもらうことになりました
道の半ばで、ようやく追いついたのですが、この先も待ってもらうわけにもいかず、
例によって、わたくしだけ引き返すことにしました
先ほどの受付窓口に照明があったので、そこで待つことを伝えて・・・
公園事務所に残ってた職員が怪しんで尋ねに来ましたが疲れてリタイアしたことを伝えると
それが正解だと笑ってクルマで去っていきました
やがて雷鳴と稲妻とともに強烈なスコールになり、庇のある受付窓口にも雨が入ってきて・・・
仕方がないので・・・
「98k様ご愛用」ライトを照射したりして遊んでました
ちなみにカエル池まで行った皆さんは・・・
(H田さん提供画像)
(同)
このスコールの中、カエル撮影を続けてたようです ぶるぶる
こたまさんが使ってるのはwingさんが貸与したTG-5で、それを撮ってるH田さんのはTG-7
どちらも豪雨の中でも使えるカメラですが、ほんとに撮ってたのね ぶるぶる
雨が少し収まり事務所周辺にも自生しているとN嶋さんから教えてもらったウツボカズラを
探しましたが、結局見つけることはできませんでした
で、ずぶ濡れになりながらも「じつに楽しかった!!!」と満足そうな皆さんと無事に合流、
この夜は9時を過ぎてから定宿のホテルに戻り、例によって酒類調達担当が調達してきてくれた
お安いキャメルビール2缶だけで、日付が変わる前に横になったのですが・・・
直後にこたまさんから連絡があり、たまさんの体調がイマイチなので、明日からの日程を
キャンセルしてホテルでゆっくり休養させたいとのこと
体調がさらに悪化すれば深夜でもフロントを通じて救急搬送してもらうことにしましたが、
さいわい翌朝には、かなり落ち着かれたようです
朝のホテルロビーでN嶋さん、こたまさんと相談した結果、ともかく無理は禁物つーことで、
こたまさんを付添に残し、この日からの日程は男性4人で楽しむことになりました
(たまさんはホテルで1日ゆっくり休養してすっかり元気になり、翌日はこたまさんと
クチン市内を散策されてたとのことで何よりでした)
と、この日は10年前まで全く交通手段がなく秘境だったベンゴー地区へ行きトレッキング、
その後にビダユ族の村を訪問しロングハウスにホームステイさせてもらう予定です
まずは、この日の朝食から
食べ慣れた定宿のビュッフェなので、ついついおかわりしましたが・・・
で、車中でも途中で酒類調達担当が調達してくれた・・・
こんなのを味わいつつ、ベンゴー地区についてN嶋さんのお話を聞きます
約10年前に水資源用のダムとダム湖ができたけど、それまでは町に通じる車道から丸二日、
ジャングルを歩かねば辿り着けず、僅かなビダユ族だけが暮らしていた秘境だった
今はダム湖をボートで渡れば数十分で行けるようになったけど、まだまだ一般には知られず、
クチン近郊では稀少な手つかずの自然が残っており、研究者も注目している地区で、
新種も次々と発見されている・・・とのことでした
まさにジュラシックワールドですね
この辺りはキリスト教徒が多いのでしょうか・・・
最後の街並みを離れると、やがて・・・
ベンゴーダムと・・・
ダム湖が見えてきました
ダム天端の駐車場からダム湖へ下りボートに乗ります
お揃いのTG-7について語り合うH田さんとwingさん
そりゃあ15m防水だから湖上でも安心でしょう
もとの川が蛇行してたのでしょう、風景が何度も変わります
水中に残る立木
この山の向うはインドネシア領カリマンタンです
湖底にはいくつかのビダユの村が沈んでて、村人は政府が用意した中腹の新しい村に移転、
街へ出た村人もいるとのことでしたが、日本のような渇水期はなく湖底に沈んだ村を見ることは
おそらく永遠にないでしょう
ようやく上陸地点が見えてきました
上陸であります 現地ガイドがお弁当などを担いでくれます
やはり腰にマチェットは必須装備ですね
さっそくトレッキング開始
「けっこう険しいルートですね ひいひい」
「前回訪れた時より整備されて歩きやすくなってますね すたすた」とN嶋さん
以下さくさくっと・・・
キノコ?
ハエトリグサ?
蟲さん
僅かな平地ではビダユの人たちが自給自足用に焼畑をしています
陸稲の中の背の高いのはトウモロコシ、手前はレモングラスだそうです
さらに険しい道が続きます
(wingさん提供画像)
(Y原さん提供画像)
今回は船着き場から中間点にある第一の滝を巡って第二の滝までを往復する約2時間のコースで・・・
ようやく第一の滝の上にある休憩所に到着
以前は滝壺のそばにあったけど豪雨で流されてしまったそうです
で、しばし休憩の後に第一の滝に下りました
すでに限界を感じてた(つーか滝壺で水浴びしたかった)わたくしはここで待機することに、
皆さんは第二の滝に向かわれました
で、
パンツ一枚になり滝壺に入り、ばしゃばしゃばしゃ・・・
って、皆さん、まだ居てたのね・・・
(wingさん提供画像)
(wingさん提供画像)
で、木陰から盗撮までしてたのね・・・
(Y原さん提供画像)
と、皆さんが去ってしまうと熱帯雨林特有の「音のある静寂」に包まれます
まったりと水浴び後は・・・
わたくしの汗に集まるチョウチョさんを撮ったり・・・
カメレオンさん?を撮ったりして・・・
休憩所でまったりしてました・・・
ちなみに・・・
以前はここでビダユの伝統料理を作ってビジターに供していたとか・・・
ま、今回は・・・
村で作ってお弁当にして伝統的な背負子で担ぎ上げてくれてます
デポしてあることだし、一足先に食べようかな・・・じゅるじゅる
とか考えてると・・・
たまに同様の背負子を背負ったビダユの人が挨拶をして通り過ぎていきます
この道はベンゴー地区の主要幹線道路、この休憩所は「道の駅」だったんですね
とか、まったりしてると皆さんが第二の滝から戻ってきて、
「けっこうな迫力でした」
「水しぶきが凄かったので水浴びしてきたようなものです」とのことでした
せっかくなので皆さんの画像から何枚か・・・
(H田さん提供画像)
(Y原さん提供画像)
(wingさん提供画像)
うーむ、やはり防水カメラか防水スマホが必携ですね
と、待ちに待ったビダユ伝統料理の昼食であります!!!
バナナの葉で蒸したもち米の包みを皿に開けて・・・
鶏肉や山菜野菜など3種類のおかずをのせていただきます
バナナの葉が皿がわりなので本来なら皿も不要ですね ばくばくばく
飲み物は・・・
マレーシアではメジャーなスポーツドリンクで、どちらも美味しかったです
鶏の骨だけ残して完食完食 げふっ
ごみはすべて持ち帰りで鶏の骨なんか地面に捨てるとアリの大群で大変なことに
で、食後は往路を引き返しボートでダムまで戻りました
この後、御一行はクルマでビダユ族のアナ・ライス村へ向かいます
(次号に続きます)