2024年03月
2024年03月29日
天才たちの未来予測図
とーとつですが・・・
天才たちの未来予測図(とゆー本)のご紹介であります
若き天才たち4人と編著者の略歴
奥付
例によって目次のみの紹介
以下、てきとーなメモで思い違いもあるので興味を持たれた方は本書のご熟読を
成田悠輔~「わけがわからない人間」が輝く時代~より
・今の日本の「教育」は異なる要素が混ざり合ったもの
①入試合格、単位取得など目的達成のための手段・ツールとしての勉強
②学ぶこと自体が楽しい、価値があるという勉強そのものに目的を見い出すもの
③毎日同じ場所と時間で何かに取り組む習慣、マナー、処世術、我慢を身につける洗脳の側面
→これらを小中高12年間(偏差値40~60を前提とした)同一カリキュラムで一斉に学んでいる
→今後は各要素、個々人に応じたカスタマイズが必要
・ただし義務教育は「最低限の知識を提供する」インフラのようなものなので、
→生きる上で欠かせない最低限の知識を全員が得られる場所であるべき
(日本でもアメリカでも読み書きや四則計算ができず人生の幅を狭めている若者が増加)
→読み書きや四則計算などは学力テストと相性がいいのでテスト点数を指標にするのは有効
(テスト点数以外の複雑な指標は何をどう評価するか分からず教育現場も混乱する)
→全員が達成すべき目標数値を示し、その上で個別最適化されたカリキュラムを導入すべき
(確かに(英語を含み高等数学などを除く)基本科目だけに個別最適化されたカリキュラムで
12年もかければ、ほぼ全員が最低限の知識を得ることは可能かも・・・)
・逆に大学や研究者支援などの高等教育制度では単一指標で目標設定することは不可能
→(AIなど一時的に求められている研究に)選択と集中をするのではなく、個々人が独自の
方向性を追求して行けるよう、薄く広く資源を配分することが重要
→流行っている研究テーマに資源を選択集中すれば日本の研究環境が破壊されるリスクに
(数十年前には各大学が花形だった原子力の研究に資源や人材を集中していた)
→ノーベル賞やアメリカや中国が力を入れている研究テーマに飛びつくのも間違い(後追い)
・日本の「選択と集中」政策や「大学院重点化政策」は1990年代ぐらいから
→それ以降、日本の科学技術研究は衰退している(実証には「反実仮想」が必要だが)
・トップランナーの選択と集中は有効だが今の日本の資源や人材でトップになれる分野はない
→なので、今の日本には低予算番組で成功しているテレビ東京の路線(逆張り路線)しかない
→現実的には何をやってるかわからない人たちにまで広く薄く予算を配分すること
(この分野が伸びそうなどと自分のような中途半端に賢い有識者が仮説を立ててはいけない
→みんなが同じ結論になって競争過多になるから)
・義務教育は、
「全員が最低限これだけは身につける」
「誰もが同じことができるようになる」ことを目指す方向
・高等教育や研究者支援は逆で、
「人がやってることはやらないようにする」
「すでにカリキュラムにあることとは違うことをやる」ことを奨励する方向
・この真逆に進むべき方向が一緒に議論され教育が迷走している印象を受ける
・政策や社会制度をつくる立場のひとにはエリート層が多い
→親から手厚い教育を受けてきたエリート層が自分の経験だけで教育制度をつくるのはリスク
→その経験がいかに個人的で極端なのかを思い知るためにデータによる真実が重要
・AIへの目的設定と意志決定は人間なのでまだ進化中だが、使える一例が選挙や組織運営
→運営会議での話し合い、交渉、根回しなどを、そのままAIやアルゴリズムに置き換える
→ブラックボックスだったプロセスをAIで透明にしていく動きが出てきている
・選挙では政策ではなく候補者を選ぶ
→間接的な方法で意思表明できるのも選挙時のみ
→選挙制度は政治家や政権を決める仕組みなので目的設定のための計算装置とも捉えられる
→なのでAIに置き換えることは将来的には可能
→昔は投票結果からしか民意の情報を抽出できなかったがテクノロジーの進歩で選挙以外の
情報も民意を捉えるのに使えるようになっている→しかし選挙制度は変わっていない
→一人一票の選挙では政策への思いや知識の重さが乗りにくい
→LGBT法制などマイノリティ問題が典型→多数が政治に絶望を感じている
・AIで政治に関するSNS上の発信、日常会話、演説を見ている人の表情データなどを集める
→AIが大量の意見や思想データを集約して分析し、AIが政治の方向性を決めていく
→人間を介在させることなく民意を反映させた政策を行うことができる
→実現には技術的・倫理的・政治的な壁があり、長いスパンの社会的な事業になるので、
様々な領域から取り組む人が出てこないといけない
・未来の政治家の役割
→政治家の役割は、
①政策の意思決定をして行政機関を使って実行していく実務家としての役割と、
②人前でタレントとして活動し何かあれば火だるまになるマスコット的な役割がある
→①は徐々にAIやプログラムにとって代わられ、②は猫にとって代わられるかも
(②は人気投票そのものでSNSで猫人気に勝てる好感度の政治家はいないから)
→実務はAIやプログラムに任せて人気を集め、何かトラブルが起きたら責任を取るのが
未来の政治家の姿→やはり人間より猫のほうが得意では→猫の政治家に人間の秘書
→実際に人間は猫に仕えるようになってきている(中目黒や代官山のペットショップなど)
・遊びや趣味に見えるものほど真面目にやるというのが繰り返されてきた人間のトレンド
→ルールがあり生産性や効率性が求められる仕事は人間ではないものに外注していく運命
→圧倒的な価値を生み出す可能性を秘めた人を寄ってたかって潰しているのが今の日本
→新しいことや変なことを始めた人を別に応援しなくてもいい
→過剰なバッシングやスキャンダルを探し回るのをやめるだけで十分
・いくつものコミュニティに属し、その都度興味のある仕事や趣味をやり続ける
→どこにもホームがなく、どれも本業ではないので気軽に手放せるアウェイが理想・・・
斎藤幸平~資本主義から脱成長コミュニズムへ~より
(「人新世の資本論」を以前に紹介してますので、編著者への回答の一部のみメモ)
Q5 科学技術のイノベーションで環境問題は解決できるのでは?
・資本主義競争の中で技術革新による効率化や省エネ化もあったが、それ以上に飛行機に乗り、
洋服を買い、ワインや牛肉を食べる生活が世界全体に拡がっている
→なので二酸化炭素の排出量は環境問題が明らかになってからも増え続けている
(経済成長が前提の資本主義システムだから当然)
・すべてはいずれ技術が解決するというロジックを信じ込ませることで得するのは誰か
→今のシステムで利益を得ている既得権益層→その犠牲になるのは若者と途上国の人たち
Q6 資本主義下で解決した環境問題もあるのではないか?
・大気汚染が改善したのは汚染物質だけを除去すればいいから
→資本主義には化石燃料は重要なエネルギー源
→急激な脱炭素化でも経済成長できるかは不明(なので改善されない)
・改善している事実や数字は都合のいいところだけ(知られていない虫などは激減中)
→経済活動が長いスパンで地球環境に影響を与えている→被害は次の世代へ
Q7 先進国での環境への配慮は高まっているのでは?
・先進国が「環境に優しい」製品を作るために何をしているか
→例として電気自動車のリチウムイオン電池
→南米アンデス山脈周辺では先進国同士が争奪戦をしている
→製造過程で大量の水不足や水生態系破壊が進んでいる
→途上国に石炭石油を大量生産させ環境問題を引き起こしているのと同じ
→負担の所在を転々とさせているに過ぎない
→限りない経済成長のために大量生産・大量消費を繰り返すシステムから脱成長へ
Q8 脱成長のために具体的に何を変える?
・過剰をやめるのに貧しさとか我慢とか違和感を感じるとしたら、そう思わされているから
→好きなだけお金を使うために働き稼ぐ→この考え自体が資本主義的発想に支配されている
→脱成長の視点を仕事や人生に取り入れることで本当の豊かさを手に入れることができる
Q9 今の日本に革命は必要か?
・マイバッグやマイボトルとは比較にならない大転換は必要だが暴力革命以外でも可能
→みんなでコンビニやファストフードでお金を使わないようにしたら、
→みんなで新しいコミュニティを作って農業や洋服の交換を始めたら、
→資本主義はガラガラと崩れるかもしれない
→資本論は「革命しようぜ」という本ではなく「なぜお金を欲しがるのか」といった
素朴な疑問を解明しようとしている本
Q10 社会を変えようとする動きが起こらない理由は?
・資本主義しかないと思わされているから
→ただしマルクスの時代と異なるのは、
①距離の問題(グローバル化で問題を押しつけている場所が遠くなった)
②時間の問題(気候変動などで大きな影響を受けるのは次の世代→今さえ自分さえよければいい)
・電気自動車は絶対必要だが消費社会は一斉に買い換えると破綻するほど膨張している
→レアメタル産地での人権・環境問題の拡大、生産増による環境負荷・・・
→数そのものを減らす脱成長の視点が不可欠(カーシェアリング、コンパクトシティなど)
・飛行機を減らし夜行列車を増やすなど先進国が消費を減らす必要がある
Q11 脱成長で不便になったり所得が減ったりするのか?
・成長をあきらめることでコンビニの例のように不便になることもあるが、便利な生活を
手放すことで逆に幸せになれるかもしれない
→そのためには最高9割の富裕税、エッセンシャルワーカーの所得税ゼロなどの税制改革
(富裕税で取り上げた税金は成人を迎えた人に1000万ずつ配るとか)
Q12 競争がなくなればやる気がなくなり堕落しないか?
・競争がなくなればイノベーションは活性化する(大学研究者の例)
Q13 コミュニズムはなぜ実現していないのか?
・お金という指標があまりに強く、わかりやすいから
→数値化できないものを無視し犠牲にしているシステムだから→価値から使用価値へ
Q14 コミュニズムだと強制されるのでは?
・ガソリン車禁止、富裕税、コンビニ24時間営業の禁止などは確かに強制
→しかし資本主義社会でも強制はある(生活のための過重労働など)
→強制のポジションを弱者から強者に調整するだけ・・・
小島武仁~世界の歪みを正すマッチング理論~より
・日本は資本主義社会だが古典的自由主義を採用していない社会制度も多くある
→認可保育園の入園や大学の入学試験などは社会主義的に分配を決める制度
→問題がある場合に資本主義的な疑似市場を取り入れて調整するのがマッチング理論
・山形市ではマッチング理論をベースにしたアルゴリズムで待機児童が60%減るとの試算
・アメリカの腎臓移植ネットワーク
→お金を使わない「物々交換市場」をデータベース上で構築したマッチング
・企業の人事配置(社員と部署)のマッチング
→双方の希望だけで処理→性格や能力などのデータまで入れると双方に納得されない
→最低限の情報で透明性のある結果を出し、問題が生じたら解決していく
・データや情報が1ヶ所に集まる(市が立つ)ことが重要
→市場に多く集まるほうが最適な取引(マッチング)を行うことができる
→疑似市場には価格などによる需給調整メカニズムがないのでアルゴリズムが調整する
→アルゴリズムを「市場の見えざる手」の代わりに機能させるのがマッチング理論
→いわばマッチングアプリのお化け
・日本の大学教授は給与が安く事務作業が多い(山中伸弥教授の都市伝説)→頭脳流出へ
→それでも日本社会にマッチングを実装すべきだと考えて戻ってきた・・・
内田舞~withコロナ時代の「心の守り方」~より
・社会正義
→自閉症や気分障害など児童精神科領域は科学的根拠のない差別や偏見、思い込みだらけ
→研究して精神疾患に関する正確な理解を広めることが自分にとっての社会正義
・感情は生存に繋がる行動を促す仕組みで進化の過程で作られたもの→偏桃体の発火
→発火が続くと長期的な思考が鈍くなりネガティブになる(コロナ禍への対応など)
・ネガティブな感情に支配されないための「再評価」という心理的アプローチ
→自分の感情や状況を捉え直すことでネガティブな要素をポジティブに変えていける
→日常でもやってることだが脳機能の違いで苦手な人もいる→気持ちの切り替えができない人
→ただし苦手な人でも練習を繰り返すことで上達することがわかっている
(方法)
・ネガティブになった瞬間での再評価は難しいので、最初は30分後など落ち着いてから、
どんな気持ちだったか、どんな考えの影響でそんな気持ちになったかを振り返る
→その上で、その気持ちや状況を捉え直せないか試してみる(泣いてる人の写真の例)
→この振り返りを重ねるとその場で再評価ができるようになり、イライラや哀しい気持ちに
支配されにくくなってくる
・メンタルには「自分が誰かの役に立っている」ことも「自分のためにする」ことも大切
・子ども一人での再評価は難しい
→ネガティブな出来事が起きた時に一緒に感情と思考を再評価していくことで、親も子どもも
気持ちをコントロールすることができるようになっていく(子どもの描いた絵と家事の例)
・一人で自分の感情や思考と向き合うのが難しい場合は躊躇なく精神科やカウンセリングへ
(自分や近親者の生活に影響が出ている、めまい、頭痛、胃腸など身体症状が現れるなど)
(日本人を含む東アジア人は白人に比べ精神症状が身体症状に表れることが多いとの研究も)
・妊婦がコロナワクチンを接種するリスクとしないリスク(日本のメディアに出るきっかけ)
→安全性が証明されているのに日本では現在も科学情報がないまま個人に判断させている
→自分には医学的知識があり最新論文もチェックできてたので自信を持って接種を決断できた
→それで日本のメディアにも注目されたが日本の一般人の知る情報では難しい決断
→なので日本のメディア取材で正確な情報を伝えようとしたが全く無視だったので驚愕した
→正確な医学科学情報を伝えるために公的機関やメジャーメディアと専門家との協力が必要
・子どもの自己肯定感を高めるにはメイとサツキのお父さんが理想→経験の共有
・自分に向いている社会も向いていない社会もある→価値観が違うだけで優劣ではない
→日本で「主体性を持った女性」として幸せになるのは難しいと思ったからアメリカに渡った
→ドラえもんのしずかちゃんの生き方も否定しないが多くの選択肢からではなく「画一的な
女性の理想像を社会から無意識に押しつけられ自分の能力発揮より男性のサポートを優先」
と思ったとすれば、それは個人の選択ではない
・自分の行動や考え方で意味づけを変えられる出来事に関しては「再評価」で、コロナのような
自分のコントロール下にない出来事に関しては「ラジカル・アクセプタンス(受容)」により、
ネガティブな感情に支配されないよう自分のメンタルを守ること
(受容とは、あきらめたり忘れたり感情を抑制することではなく、起きたことは変えられない
という前提のもと、変えてしまいたいような事実でも事実として受け止めること
それで自分がコントロールできることが明瞭になり希望が見え行動に移せることもある)
・・・
編著者のあとがきにもありましたが、まさに担当教授と雑談している学生のような気分で、
わからないことも知らないこともいっぱいなのに最後まで興味深く読めました
経歴を見る限り、4人は確かに「現代の若き天才たち」と言えるだろうけど、雑談については
素人にもわかりやすかったです
天才たちの未来予測図(とゆー本)のご紹介であります
若き天才たち4人と編著者の略歴
奥付
例によって目次のみの紹介
以下、てきとーなメモで思い違いもあるので興味を持たれた方は本書のご熟読を
成田悠輔~「わけがわからない人間」が輝く時代~より
・今の日本の「教育」は異なる要素が混ざり合ったもの
①入試合格、単位取得など目的達成のための手段・ツールとしての勉強
②学ぶこと自体が楽しい、価値があるという勉強そのものに目的を見い出すもの
③毎日同じ場所と時間で何かに取り組む習慣、マナー、処世術、我慢を身につける洗脳の側面
→これらを小中高12年間(偏差値40~60を前提とした)同一カリキュラムで一斉に学んでいる
→今後は各要素、個々人に応じたカスタマイズが必要
・ただし義務教育は「最低限の知識を提供する」インフラのようなものなので、
→生きる上で欠かせない最低限の知識を全員が得られる場所であるべき
(日本でもアメリカでも読み書きや四則計算ができず人生の幅を狭めている若者が増加)
→読み書きや四則計算などは学力テストと相性がいいのでテスト点数を指標にするのは有効
(テスト点数以外の複雑な指標は何をどう評価するか分からず教育現場も混乱する)
→全員が達成すべき目標数値を示し、その上で個別最適化されたカリキュラムを導入すべき
(確かに(英語を含み高等数学などを除く)基本科目だけに個別最適化されたカリキュラムで
12年もかければ、ほぼ全員が最低限の知識を得ることは可能かも・・・)
・逆に大学や研究者支援などの高等教育制度では単一指標で目標設定することは不可能
→(AIなど一時的に求められている研究に)選択と集中をするのではなく、個々人が独自の
方向性を追求して行けるよう、薄く広く資源を配分することが重要
→流行っている研究テーマに資源を選択集中すれば日本の研究環境が破壊されるリスクに
(数十年前には各大学が花形だった原子力の研究に資源や人材を集中していた)
→ノーベル賞やアメリカや中国が力を入れている研究テーマに飛びつくのも間違い(後追い)
・日本の「選択と集中」政策や「大学院重点化政策」は1990年代ぐらいから
→それ以降、日本の科学技術研究は衰退している(実証には「反実仮想」が必要だが)
・トップランナーの選択と集中は有効だが今の日本の資源や人材でトップになれる分野はない
→なので、今の日本には低予算番組で成功しているテレビ東京の路線(逆張り路線)しかない
→現実的には何をやってるかわからない人たちにまで広く薄く予算を配分すること
(この分野が伸びそうなどと自分のような中途半端に賢い有識者が仮説を立ててはいけない
→みんなが同じ結論になって競争過多になるから)
・義務教育は、
「全員が最低限これだけは身につける」
「誰もが同じことができるようになる」ことを目指す方向
・高等教育や研究者支援は逆で、
「人がやってることはやらないようにする」
「すでにカリキュラムにあることとは違うことをやる」ことを奨励する方向
・この真逆に進むべき方向が一緒に議論され教育が迷走している印象を受ける
・政策や社会制度をつくる立場のひとにはエリート層が多い
→親から手厚い教育を受けてきたエリート層が自分の経験だけで教育制度をつくるのはリスク
→その経験がいかに個人的で極端なのかを思い知るためにデータによる真実が重要
・AIへの目的設定と意志決定は人間なのでまだ進化中だが、使える一例が選挙や組織運営
→運営会議での話し合い、交渉、根回しなどを、そのままAIやアルゴリズムに置き換える
→ブラックボックスだったプロセスをAIで透明にしていく動きが出てきている
・選挙では政策ではなく候補者を選ぶ
→間接的な方法で意思表明できるのも選挙時のみ
→選挙制度は政治家や政権を決める仕組みなので目的設定のための計算装置とも捉えられる
→なのでAIに置き換えることは将来的には可能
→昔は投票結果からしか民意の情報を抽出できなかったがテクノロジーの進歩で選挙以外の
情報も民意を捉えるのに使えるようになっている→しかし選挙制度は変わっていない
→一人一票の選挙では政策への思いや知識の重さが乗りにくい
→LGBT法制などマイノリティ問題が典型→多数が政治に絶望を感じている
・AIで政治に関するSNS上の発信、日常会話、演説を見ている人の表情データなどを集める
→AIが大量の意見や思想データを集約して分析し、AIが政治の方向性を決めていく
→人間を介在させることなく民意を反映させた政策を行うことができる
→実現には技術的・倫理的・政治的な壁があり、長いスパンの社会的な事業になるので、
様々な領域から取り組む人が出てこないといけない
・未来の政治家の役割
→政治家の役割は、
①政策の意思決定をして行政機関を使って実行していく実務家としての役割と、
②人前でタレントとして活動し何かあれば火だるまになるマスコット的な役割がある
→①は徐々にAIやプログラムにとって代わられ、②は猫にとって代わられるかも
(②は人気投票そのものでSNSで猫人気に勝てる好感度の政治家はいないから)
→実務はAIやプログラムに任せて人気を集め、何かトラブルが起きたら責任を取るのが
未来の政治家の姿→やはり人間より猫のほうが得意では→猫の政治家に人間の秘書
→実際に人間は猫に仕えるようになってきている(中目黒や代官山のペットショップなど)
・遊びや趣味に見えるものほど真面目にやるというのが繰り返されてきた人間のトレンド
→ルールがあり生産性や効率性が求められる仕事は人間ではないものに外注していく運命
→圧倒的な価値を生み出す可能性を秘めた人を寄ってたかって潰しているのが今の日本
→新しいことや変なことを始めた人を別に応援しなくてもいい
→過剰なバッシングやスキャンダルを探し回るのをやめるだけで十分
・いくつものコミュニティに属し、その都度興味のある仕事や趣味をやり続ける
→どこにもホームがなく、どれも本業ではないので気軽に手放せるアウェイが理想・・・
斎藤幸平~資本主義から脱成長コミュニズムへ~より
(「人新世の資本論」を以前に紹介してますので、編著者への回答の一部のみメモ)
Q5 科学技術のイノベーションで環境問題は解決できるのでは?
・資本主義競争の中で技術革新による効率化や省エネ化もあったが、それ以上に飛行機に乗り、
洋服を買い、ワインや牛肉を食べる生活が世界全体に拡がっている
→なので二酸化炭素の排出量は環境問題が明らかになってからも増え続けている
(経済成長が前提の資本主義システムだから当然)
・すべてはいずれ技術が解決するというロジックを信じ込ませることで得するのは誰か
→今のシステムで利益を得ている既得権益層→その犠牲になるのは若者と途上国の人たち
Q6 資本主義下で解決した環境問題もあるのではないか?
・大気汚染が改善したのは汚染物質だけを除去すればいいから
→資本主義には化石燃料は重要なエネルギー源
→急激な脱炭素化でも経済成長できるかは不明(なので改善されない)
・改善している事実や数字は都合のいいところだけ(知られていない虫などは激減中)
→経済活動が長いスパンで地球環境に影響を与えている→被害は次の世代へ
Q7 先進国での環境への配慮は高まっているのでは?
・先進国が「環境に優しい」製品を作るために何をしているか
→例として電気自動車のリチウムイオン電池
→南米アンデス山脈周辺では先進国同士が争奪戦をしている
→製造過程で大量の水不足や水生態系破壊が進んでいる
→途上国に石炭石油を大量生産させ環境問題を引き起こしているのと同じ
→負担の所在を転々とさせているに過ぎない
→限りない経済成長のために大量生産・大量消費を繰り返すシステムから脱成長へ
Q8 脱成長のために具体的に何を変える?
・過剰をやめるのに貧しさとか我慢とか違和感を感じるとしたら、そう思わされているから
→好きなだけお金を使うために働き稼ぐ→この考え自体が資本主義的発想に支配されている
→脱成長の視点を仕事や人生に取り入れることで本当の豊かさを手に入れることができる
Q9 今の日本に革命は必要か?
・マイバッグやマイボトルとは比較にならない大転換は必要だが暴力革命以外でも可能
→みんなでコンビニやファストフードでお金を使わないようにしたら、
→みんなで新しいコミュニティを作って農業や洋服の交換を始めたら、
→資本主義はガラガラと崩れるかもしれない
→資本論は「革命しようぜ」という本ではなく「なぜお金を欲しがるのか」といった
素朴な疑問を解明しようとしている本
Q10 社会を変えようとする動きが起こらない理由は?
・資本主義しかないと思わされているから
→ただしマルクスの時代と異なるのは、
①距離の問題(グローバル化で問題を押しつけている場所が遠くなった)
②時間の問題(気候変動などで大きな影響を受けるのは次の世代→今さえ自分さえよければいい)
・電気自動車は絶対必要だが消費社会は一斉に買い換えると破綻するほど膨張している
→レアメタル産地での人権・環境問題の拡大、生産増による環境負荷・・・
→数そのものを減らす脱成長の視点が不可欠(カーシェアリング、コンパクトシティなど)
・飛行機を減らし夜行列車を増やすなど先進国が消費を減らす必要がある
Q11 脱成長で不便になったり所得が減ったりするのか?
・成長をあきらめることでコンビニの例のように不便になることもあるが、便利な生活を
手放すことで逆に幸せになれるかもしれない
→そのためには最高9割の富裕税、エッセンシャルワーカーの所得税ゼロなどの税制改革
(富裕税で取り上げた税金は成人を迎えた人に1000万ずつ配るとか)
Q12 競争がなくなればやる気がなくなり堕落しないか?
・競争がなくなればイノベーションは活性化する(大学研究者の例)
Q13 コミュニズムはなぜ実現していないのか?
・お金という指標があまりに強く、わかりやすいから
→数値化できないものを無視し犠牲にしているシステムだから→価値から使用価値へ
Q14 コミュニズムだと強制されるのでは?
・ガソリン車禁止、富裕税、コンビニ24時間営業の禁止などは確かに強制
→しかし資本主義社会でも強制はある(生活のための過重労働など)
→強制のポジションを弱者から強者に調整するだけ・・・
小島武仁~世界の歪みを正すマッチング理論~より
・日本は資本主義社会だが古典的自由主義を採用していない社会制度も多くある
→認可保育園の入園や大学の入学試験などは社会主義的に分配を決める制度
→問題がある場合に資本主義的な疑似市場を取り入れて調整するのがマッチング理論
・山形市ではマッチング理論をベースにしたアルゴリズムで待機児童が60%減るとの試算
・アメリカの腎臓移植ネットワーク
→お金を使わない「物々交換市場」をデータベース上で構築したマッチング
・企業の人事配置(社員と部署)のマッチング
→双方の希望だけで処理→性格や能力などのデータまで入れると双方に納得されない
→最低限の情報で透明性のある結果を出し、問題が生じたら解決していく
・データや情報が1ヶ所に集まる(市が立つ)ことが重要
→市場に多く集まるほうが最適な取引(マッチング)を行うことができる
→疑似市場には価格などによる需給調整メカニズムがないのでアルゴリズムが調整する
→アルゴリズムを「市場の見えざる手」の代わりに機能させるのがマッチング理論
→いわばマッチングアプリのお化け
・日本の大学教授は給与が安く事務作業が多い(山中伸弥教授の都市伝説)→頭脳流出へ
→それでも日本社会にマッチングを実装すべきだと考えて戻ってきた・・・
内田舞~withコロナ時代の「心の守り方」~より
・社会正義
→自閉症や気分障害など児童精神科領域は科学的根拠のない差別や偏見、思い込みだらけ
→研究して精神疾患に関する正確な理解を広めることが自分にとっての社会正義
・感情は生存に繋がる行動を促す仕組みで進化の過程で作られたもの→偏桃体の発火
→発火が続くと長期的な思考が鈍くなりネガティブになる(コロナ禍への対応など)
・ネガティブな感情に支配されないための「再評価」という心理的アプローチ
→自分の感情や状況を捉え直すことでネガティブな要素をポジティブに変えていける
→日常でもやってることだが脳機能の違いで苦手な人もいる→気持ちの切り替えができない人
→ただし苦手な人でも練習を繰り返すことで上達することがわかっている
(方法)
・ネガティブになった瞬間での再評価は難しいので、最初は30分後など落ち着いてから、
どんな気持ちだったか、どんな考えの影響でそんな気持ちになったかを振り返る
→その上で、その気持ちや状況を捉え直せないか試してみる(泣いてる人の写真の例)
→この振り返りを重ねるとその場で再評価ができるようになり、イライラや哀しい気持ちに
支配されにくくなってくる
・メンタルには「自分が誰かの役に立っている」ことも「自分のためにする」ことも大切
・子ども一人での再評価は難しい
→ネガティブな出来事が起きた時に一緒に感情と思考を再評価していくことで、親も子どもも
気持ちをコントロールすることができるようになっていく(子どもの描いた絵と家事の例)
・一人で自分の感情や思考と向き合うのが難しい場合は躊躇なく精神科やカウンセリングへ
(自分や近親者の生活に影響が出ている、めまい、頭痛、胃腸など身体症状が現れるなど)
(日本人を含む東アジア人は白人に比べ精神症状が身体症状に表れることが多いとの研究も)
・妊婦がコロナワクチンを接種するリスクとしないリスク(日本のメディアに出るきっかけ)
→安全性が証明されているのに日本では現在も科学情報がないまま個人に判断させている
→自分には医学的知識があり最新論文もチェックできてたので自信を持って接種を決断できた
→それで日本のメディアにも注目されたが日本の一般人の知る情報では難しい決断
→なので日本のメディア取材で正確な情報を伝えようとしたが全く無視だったので驚愕した
→正確な医学科学情報を伝えるために公的機関やメジャーメディアと専門家との協力が必要
・子どもの自己肯定感を高めるにはメイとサツキのお父さんが理想→経験の共有
・自分に向いている社会も向いていない社会もある→価値観が違うだけで優劣ではない
→日本で「主体性を持った女性」として幸せになるのは難しいと思ったからアメリカに渡った
→ドラえもんのしずかちゃんの生き方も否定しないが多くの選択肢からではなく「画一的な
女性の理想像を社会から無意識に押しつけられ自分の能力発揮より男性のサポートを優先」
と思ったとすれば、それは個人の選択ではない
・自分の行動や考え方で意味づけを変えられる出来事に関しては「再評価」で、コロナのような
自分のコントロール下にない出来事に関しては「ラジカル・アクセプタンス(受容)」により、
ネガティブな感情に支配されないよう自分のメンタルを守ること
(受容とは、あきらめたり忘れたり感情を抑制することではなく、起きたことは変えられない
という前提のもと、変えてしまいたいような事実でも事実として受け止めること
それで自分がコントロールできることが明瞭になり希望が見え行動に移せることもある)
・・・
編著者のあとがきにもありましたが、まさに担当教授と雑談している学生のような気分で、
わからないことも知らないこともいっぱいなのに最後まで興味深く読めました
経歴を見る限り、4人は確かに「現代の若き天才たち」と言えるだろうけど、雑談については
素人にもわかりやすかったです
2024年03月24日
暦月の名称と曜日の謎について
とーとつですが・・・
個人的に長年の謎だった暦月の由来と曜日の謎に関する個人メモであります
季節による変化が殆どないボルネオ島の熱帯雨林を移動して狩猟採集していたプナンの人たちは、
木々の開花と結実、それによって鳥や動物たちが集まる時期と場所が不定期・不特定なので、
開花すれば集まるハチさんの動向により狩猟採集の時期や場所を判断し準備してたそうで、
生活に暦月や曜日はもちろん過去や未来といった時間軸も必要なかったようです
でも賃金労働者はもちろん焼畑をするイバンの人たちを含む農耕民や漁労民、遊牧民にとっては
暦が必要で各地の民族によっては太陽暦や太陰暦などによらない独自の暦があったようで、
自然環境や宗教や言語や国家で暦も千差万別のようです・・・
さらに毎日が日曜日のようなわたくしには暦や曜日は関係ないと思われがちですが・・・
「今週の日曜日」はいつなの?といった長年の謎や、ラテン語由来の1月から12月までの
名称のややこしさなどには、何となくモヤモヤを抱いておりました
解決したからどーだ、とゆーこともないのですが、まだ花見宴会には少し早い時期だし、
天候も不順で自宅に引き籠り中なのでウィキやナショジオから、てきとーにメモしました
(あくまで個人の見解ですが)
(1)暦月の名称についてのメモ(アジアや日本での名称はいずれまた・・・)
・古代ローマにおける最初の暦は初代王ロームルスによる建国年とされる紀元前735年から
個人的に長年の謎だった暦月の由来と曜日の謎に関する個人メモであります
季節による変化が殆どないボルネオ島の熱帯雨林を移動して狩猟採集していたプナンの人たちは、
木々の開花と結実、それによって鳥や動物たちが集まる時期と場所が不定期・不特定なので、
開花すれば集まるハチさんの動向により狩猟採集の時期や場所を判断し準備してたそうで、
生活に暦月や曜日はもちろん過去や未来といった時間軸も必要なかったようです
でも賃金労働者はもちろん焼畑をするイバンの人たちを含む農耕民や漁労民、遊牧民にとっては
暦が必要で各地の民族によっては太陽暦や太陰暦などによらない独自の暦があったようで、
自然環境や宗教や言語や国家で暦も千差万別のようです・・・
さらに毎日が日曜日のようなわたくしには暦や曜日は関係ないと思われがちですが・・・
「今週の日曜日」はいつなの?といった長年の謎や、ラテン語由来の1月から12月までの
名称のややこしさなどには、何となくモヤモヤを抱いておりました
解決したからどーだ、とゆーこともないのですが、まだ花見宴会には少し早い時期だし、
天候も不順で自宅に引き籠り中なのでウィキやナショジオから、てきとーにメモしました
(あくまで個人の見解ですが)
(1)暦月の名称についてのメモ(アジアや日本での名称はいずれまた・・・)
・古代ローマにおける最初の暦は初代王ロームルスによる建国年とされる紀元前735年から
→1年を(人間の妊娠期間から決められたと言われる)304日として10か月に分け各月を決めた
→農耕に重要な4ヶ月にギリシア神話やローマ神話の神々の名を当て、後はローマ数字で
5番目の月から10番目の月までとした(冬の2ヶ月は暦に入れなかった)
→農耕の開始月であった現在の3月(マルス神の月)を新年としていた
・この暦では季節とのズレが激しく農耕民に不満があったので2代目の王ヌマ・ポンピリウスが
太陰暦ベースのヌマ暦にして2ヶ月を追加し1年を12ヶ月とした
→名前のない冬の2ヶ月(現在の1月2月)に神々の名ヤヌス(ジャヌス)とフェブルウスをつけた
→農耕に重要な4ヶ月にギリシア神話やローマ神話の神々の名を当て、後はローマ数字で
5番目の月から10番目の月までとした(冬の2ヶ月は暦に入れなかった)
→農耕の開始月であった現在の3月(マルス神の月)を新年としていた
・この暦では季節とのズレが激しく農耕民に不満があったので2代目の王ヌマ・ポンピリウスが
太陰暦ベースのヌマ暦にして2ヶ月を追加し1年を12ヶ月とした
→名前のない冬の2ヶ月(現在の1月2月)に神々の名ヤヌス(ジャヌス)とフェブルウスをつけた
→1年は新年マルスからアプリリス、マイア、ジュノー、クワント5、シックス6、セプテム7、
オクト8、ノヴェロ9、ディセロ10、ヤヌス(ジャヌス)、フェブルウスの12ヶ月になった
オクト8、ノヴェロ9、ディセロ10、ヤヌス(ジャヌス)、フェブルウスの12ヶ月になった
→約700年後の紀元前47年にユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)がエジプト遠征から
持ち帰った太陽暦で1年を365日(閏年は366日)、新年を冬至に近いヤヌス(ジャヌス)とした
ユリウス暦が制定された
(エジプトではナイル川の氾濫時期と合致する太陽暦を採用していた)
持ち帰った太陽暦で1年を365日(閏年は366日)、新年を冬至に近いヤヌス(ジャヌス)とした
ユリウス暦が制定された
(エジプトではナイル川の氾濫時期と合致する太陽暦を採用していた)
・この時点でクワント5からディセロ10までのローマ数字による6ヶ月の名称は実際の月数字と
2ヶ月ずつズレたけど、そのまま使われた
2ヶ月ずつズレたけど、そのまま使われた
→ローマの元老院がユリウスによるエジプト暦の持ち帰りを讃えて、クワント5(7月)を
ユリウス(ジュリアス)とした
ユリウス(ジュリアス)とした
・その後に初代皇帝アウグストゥスが自分の誕生月であるシックス6(8月)をアウグストとした
・ローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦の改良を命じ、1582年10月15日金曜日から
グレゴリオ暦になったが名称は変わらなかった
→1月からジャヌス、フェブルウス、マルス、アプリリス、マイア、ジュノー、ジュリウス、
アウグスト、セプト7(9月)、オクト8(10月)、ノヴェロ9(11月)、ディセロ10(12月)までの名称が
今も西洋では定着している(各国語でスペルは異なるが語源は同じ)
そう、だから9月から12月までの4ヶ月だけローマ数字による名称と実際の月数字が2ヶ月ずつ
ズレている・・・つーところまではようやく整理できたのですが・・・
西洋のグレゴリオ暦とそれ以外の暦での12ヶ月の名称の違いや、農耕以外の狩猟採集、漁労、
遊牧などをメインにしていた人たちが使っていた暦月区分と名称(意味)の違い、さらには
季節の有無による違いなどは、まだまだ理解できてません
まあ理解したからといって、どーだとゆーこともないのでしゅが・・・
(2)曜日の名称(と週間)についてのメモ
・諸説あるが週間はバビロニアの暦制を起源とする説が現在では通説
→太陰暦の1ヶ月を月齢(月の相)により4分類(28÷4=7)して7日ごとに1日を休日としていた
→これが1週間で4週間で1ヶ月(これなら時計やカレンダーは要りませんね)
・諸説あるが週間はバビロニアの暦制を起源とする説が現在では通説
→太陰暦の1ヶ月を月齢(月の相)により4分類(28÷4=7)して7日ごとに1日を休日としていた
→これが1週間で4週間で1ヶ月(これなら時計やカレンダーは要りませんね)
(1日を24時間に分割することは紀元前1400年ごろのエジプトから始まったが、曜日自体は
それ以前からあり、エジプトでは10日を単位とする独自の週が別にあった)
・古代中国の天文学では五惑星(木星・火星・土星・金星・水星)と太陽(日)と月を併せた
ものを七曜としていた
それ以前からあり、エジプトでは10日を単位とする独自の週が別にあった)
・古代中国の天文学では五惑星(木星・火星・土星・金星・水星)と太陽(日)と月を併せた
ものを七曜としていた
(単なる日を数える手段だったが二十八宿と結びついて暦にも記載されるようになった)
→天動説による天球上の動きが遅い(地球から遠い)順に土星・太陽・月・火星・水星・木星・金星で
一日ずつ守護するとされ、七曜の内のある天体が守護する日をその天体の曜日と呼んだ
・日本へは入唐留学僧らが持ち帰った密教教典によって平安時代初頭に伝えられた
→朝廷が発行する暦にも曜日が記載され現在の六曜のような吉凶判断の一助に用いられた
→日曜日は「密」とも記され、これは中央アジアのソグド語ミール(Myr)の漢字による音写
→ゾロアスター教やマニ教で太陽神とされるミスラ神の名称に由来する
・江戸時代の日付の計算においては、借金の返済や質草の質流れなど当月が何日あるか
(29日または30日)が分かれば良いので、七曜は煩わしく不必要とされ日常生活では用いられなかった
いっぽうで・・・
・日本の労働基準法に基づく通達は1週間を「日曜日から土曜日までのいわゆる暦週」としている
・小売物価統計調査規則ではテーマパーク入場料の調査日を日曜日と規定している
さらに・・・
・中国語は唐の時代に占いの中で日本語と同じ曜日名を用いたが、現在は日曜日を星期日、
平日の月曜日 - 土曜日を星期一 - 星期六と称する
→中国大陸は月曜日始まりの扱いが多く、香港の中国語カレンダーは日曜日始まりが多い
・ベトナム語は日曜日を主日、月曜日 - 土曜日を二次 - 七次を意味する言葉で表す
→近年のベトナム語カレンダーはヨーロッパ諸国やタイと同様に日曜日を週末に配する
・週がどの曜日から始まるかは国・文化・宗教などにより様々だが月曜日始まりと日曜日始まりが多い
→欧州では月曜日始まり、アメリカ、ヘブライ語、ポルトガル語、アラビア語、ペルシア語、
ベトナム語、朝鮮語圏などでは日曜日始まりが多く見られる
→イスラム圏では金曜日が公休日であり、週は土曜日から始まる
→日本では諸法令や民間において月曜日始まりと日曜日始まりが混在している
日曜日は週に含まないとしている国もあるようですが、この場合は「今週の日曜日」という
表現は存在しないことになりますね
わたくしは日曜日は週に含まないという前提ですから、今後は・・・
→天動説による天球上の動きが遅い(地球から遠い)順に土星・太陽・月・火星・水星・木星・金星で
一日ずつ守護するとされ、七曜の内のある天体が守護する日をその天体の曜日と呼んだ
・日本へは入唐留学僧らが持ち帰った密教教典によって平安時代初頭に伝えられた
→朝廷が発行する暦にも曜日が記載され現在の六曜のような吉凶判断の一助に用いられた
→日曜日は「密」とも記され、これは中央アジアのソグド語ミール(Myr)の漢字による音写
→ゾロアスター教やマニ教で太陽神とされるミスラ神の名称に由来する
・江戸時代の日付の計算においては、借金の返済や質草の質流れなど当月が何日あるか
(29日または30日)が分かれば良いので、七曜は煩わしく不必要とされ日常生活では用いられなかった
→曜日が日本人の生活の中に普及したのは明治初頭のグレゴリオ暦導入以降
→具体的には官庁職員の勤務に週休制を導入して日曜日を休日とした明治9年(1876)から
・イタリア語、スペイン語など多くのロマンス諸語は、キリスト教やローマ神話に由来する
名称を用いるがポルトガル語は例外(下記参照)
・英語やドイツ語、オランダ語といったゲルマン系の言語は、日曜日 (Sunday) は太陽 (Sun)
月曜日 (Monday) は月 (Moon)にちなみ、ローマ神話の神々に相当する北欧神話の神々の名も用いる
・アイスランド語は日曜日 (sunnudagur) と月曜日 (mánudagur) が太陽と月に由来する部分で
他のゲルマン系の言語と共通するが、残りの曜日は北欧神話の神々の名がすべて排除された名称を用いる
・ユダヤ教では異教となる多神教の神々の名称を忌諱して番号を用い、イスラム教国のアラブや
イラン、キリスト教国のポルトガル(キリスト教以前の神々の名称を忌諱)も同様
・共産主義国家の中国とベトナムでも唯物論の観点から同様に数字で称する
→特定曜日の金、土、日を除き中国語は月曜日、ほかの言語は日曜日を第一日とする番号で表す
さてさて、このあたりから次の謎に続くのですが・・・
(3)「今週の日曜日」についてのメモ
現時点で「今週の日曜日」と表現した場合、週が月曜日始まりなら未来の日曜日だし、
週が日曜日始まりなら過去の日曜日になりますよね
(現時点が日曜日なら「今日(あるいは本日)の日曜日」で週は関係ないけど)
わたくしは土曜日が週末で月曜日が週の始まり、日曜日は週に含まないと思ってましたが、
「今週の日曜日」という表現もしてきたので、以前アップした午前と午後についてよりも
悩ましいところでした
(以下ウィキより抜粋)
・ISO 8601は月曜日から日曜日を1から7の数字で表しており月曜日を週の始まりとしている
→具体的には官庁職員の勤務に週休制を導入して日曜日を休日とした明治9年(1876)から
・イタリア語、スペイン語など多くのロマンス諸語は、キリスト教やローマ神話に由来する
名称を用いるがポルトガル語は例外(下記参照)
・英語やドイツ語、オランダ語といったゲルマン系の言語は、日曜日 (Sunday) は太陽 (Sun)
月曜日 (Monday) は月 (Moon)にちなみ、ローマ神話の神々に相当する北欧神話の神々の名も用いる
・アイスランド語は日曜日 (sunnudagur) と月曜日 (mánudagur) が太陽と月に由来する部分で
他のゲルマン系の言語と共通するが、残りの曜日は北欧神話の神々の名がすべて排除された名称を用いる
・ユダヤ教では異教となる多神教の神々の名称を忌諱して番号を用い、イスラム教国のアラブや
イラン、キリスト教国のポルトガル(キリスト教以前の神々の名称を忌諱)も同様
・共産主義国家の中国とベトナムでも唯物論の観点から同様に数字で称する
→特定曜日の金、土、日を除き中国語は月曜日、ほかの言語は日曜日を第一日とする番号で表す
さてさて、このあたりから次の謎に続くのですが・・・
(3)「今週の日曜日」についてのメモ
現時点で「今週の日曜日」と表現した場合、週が月曜日始まりなら未来の日曜日だし、
週が日曜日始まりなら過去の日曜日になりますよね
(現時点が日曜日なら「今日(あるいは本日)の日曜日」で週は関係ないけど)
わたくしは土曜日が週末で月曜日が週の始まり、日曜日は週に含まないと思ってましたが、
「今週の日曜日」という表現もしてきたので、以前アップした午前と午後についてよりも
悩ましいところでした
(以下ウィキより抜粋)
・ISO 8601は月曜日から日曜日を1から7の数字で表しており月曜日を週の始まりとしている
・JIS X 0301もISO 8601と同一で月曜日を週の始まりとしている
・国際航空業界の時刻表はIATA(国際航空運送協会)のSSIM (Standard Schedules Information Manual)
規格に準拠して月曜日を1、日曜日を7と表記する
→例えば「1_34__7」の表記は、月・水・木・日が運航日であることを示す
・日本の手帳・システム手帳の週間予定表では月曜日始まりのものが多い
つまりISO(JIS)やIATAや手帳に倣った表現だとしたら「今週の日曜日」つーのは、
「未来の日曜日」を表すことになります
・国際航空業界の時刻表はIATA(国際航空運送協会)のSSIM (Standard Schedules Information Manual)
規格に準拠して月曜日を1、日曜日を7と表記する
→例えば「1_34__7」の表記は、月・水・木・日が運航日であることを示す
・日本の手帳・システム手帳の週間予定表では月曜日始まりのものが多い
つまりISO(JIS)やIATAや手帳に倣った表現だとしたら「今週の日曜日」つーのは、
「未来の日曜日」を表すことになります
いっぽうで・・・
・日本の労働基準法に基づく通達は1週間を「日曜日から土曜日までのいわゆる暦週」としている
・小売物価統計調査規則ではテーマパーク入場料の調査日を日曜日と規定している
→これは週の始まりが日曜日であることを前提にしている
・日本のカレンダー(手帳式を除く)では日曜日始まりのものが多い
つまり労基法通達や統計調査規則、カレンダーに倣った表現だとしたら、
「今週の日曜日」つーのは、過去の日曜日を表すことになります
・日本のカレンダー(手帳式を除く)では日曜日始まりのものが多い
つまり労基法通達や統計調査規則、カレンダーに倣った表現だとしたら、
「今週の日曜日」つーのは、過去の日曜日を表すことになります
さらに・・・
・中国語は唐の時代に占いの中で日本語と同じ曜日名を用いたが、現在は日曜日を星期日、
平日の月曜日 - 土曜日を星期一 - 星期六と称する
→中国大陸は月曜日始まりの扱いが多く、香港の中国語カレンダーは日曜日始まりが多い
・ベトナム語は日曜日を主日、月曜日 - 土曜日を二次 - 七次を意味する言葉で表す
→近年のベトナム語カレンダーはヨーロッパ諸国やタイと同様に日曜日を週末に配する
・ドイツ語は水曜日を「週の中間」と称し日曜日が週の始まりであることを前提としている
→ロシア語も同様だが週末と平日を区別して月曜日を平日の第1日としている
(わたくしはロシア語と同じ思いだったんですね)
→ロシア語も同様だが週末と平日を区別して月曜日を平日の第1日としている
(わたくしはロシア語と同じ思いだったんですね)
・スワヒリ語は週の起点を金曜日または土曜日としている
そう、中国大陸に倣うか香港のカレンダーに倣うか、ドイツかロシアかベトナムかタイか、
によっても、「今週の日曜日」は過去になったり未来になったりするのでありますね
ちなみにスワヒリ語に倣った場合は未来の日曜日しかなく、スッキリしますね
まあ、概要としては・・・
そう、中国大陸に倣うか香港のカレンダーに倣うか、ドイツかロシアかベトナムかタイか、
によっても、「今週の日曜日」は過去になったり未来になったりするのでありますね
ちなみにスワヒリ語に倣った場合は未来の日曜日しかなく、スッキリしますね
まあ、概要としては・・・
・週がどの曜日から始まるかは国・文化・宗教などにより様々だが月曜日始まりと日曜日始まりが多い
→欧州では月曜日始まり、アメリカ、ヘブライ語、ポルトガル語、アラビア語、ペルシア語、
ベトナム語、朝鮮語圏などでは日曜日始まりが多く見られる
→イスラム圏では金曜日が公休日であり、週は土曜日から始まる
→日本では諸法令や民間において月曜日始まりと日曜日始まりが混在している
日曜日は週に含まないとしている国もあるようですが、この場合は「今週の日曜日」という
表現は存在しないことになりますね
わたくしは日曜日は週に含まないという前提ですから、今後は・・・
①週の平日なら「さる日曜日」とか「きたる日曜日」とか過去と未来の時間軸で表す
②「〇日前の日曜日」とか「〇日後の日曜日」とか週間制に関係なく表す
③カレンダーどおり正確に「〇月〇日の日曜日」とする
のいずれかで厳格な表記に・・・できるのだろうか
例外的に「今週の日曜日」や「先週の日曜日」を使用する場合は、世界統一規格である
ISO(JIS)やIATAに準拠し、月曜日始まりとした厳格な表記に・・・できるのだろうか
②「〇日前の日曜日」とか「〇日後の日曜日」とか週間制に関係なく表す
③カレンダーどおり正確に「〇月〇日の日曜日」とする
のいずれかで厳格な表記に・・・できるのだろうか
例外的に「今週の日曜日」や「先週の日曜日」を使用する場合は、世界統一規格である
ISO(JIS)やIATAに準拠し、月曜日始まりとした厳格な表記に・・・できるのだろうか
2024年03月22日
会所会(かいしょえ)とかシャンソンとか3月中旬のメモ
前回記事から10日間以上、当サイトの更新を放置してたので・・・
忘れないうちに3月中旬の行動を脳の外部記憶としてメモしておきます
そう、最近は脳内記憶を何者かに消去されていると思えるぐらい記憶が跳んで・・・
3月7日に長居植物園→自然史イラストレーション展→満洲宴会を楽しみ、翌々日の9日は、
イベントが開催されてた加賀屋新田会所跡に行ってました
こちらが本来の会所の門
こちらが受付のある現在の門
正式名称は「加賀屋緑地(加賀屋新田会所跡)」となっており、史跡指定より緑地指定の方が
補助金などで有利だったんでしょうか・・・
ま、歴史に興味のある方にはネット検索いただくとして・・・
この日は会所会(かいしょえ)とゆー無料イベントが開催されてたのでありますね
整理券制・当日先着順なので受付開始11時の少し前に着きましたが列の中ほどでした
で、何度か列に並びなおして希望の整理券を入手、以下さくさくっと・・・
11時15分からのセカンドブラウンの漫才を皮切りに・・・
イベントの合間に会所内部をさくさくっと巡って・・・
昔は庭も建物も荒れ放題だったんですが見事に修復整備されてました
こちらは住之江区を本拠とする人形劇団クラルテによる展示・・・
なかなか凝った天井です
正午には正面玄関に集合してボランティア・ガイドによる周辺散策へ・・・
この辺りは加賀屋新田と呼ばれ江戸時代の豪商・加賀屋が開発した新田で、当時の現地事務所が、
今に残る会所跡だったのでありますね
周辺道路は多くが井路(掘割)を埋め立てた跡で、井路(掘割)に架かっていた橋の親柱が各所に
残ってて、会所の庭園池も井路(掘割)と繋がり、海から道頓堀などへ往復してたとか
大和川の付け替えで遠浅になった湿地の新田開発なので、まさに水郷だったんですね
と、江戸時代に付け替えられた大和川へ・・・
大阪側が堺側よりも土地が低く川も湾曲してたので、増水時には大阪側が氾濫することが多く、
新田開発により大阪側の堤を高くしていたのだとか・・・
堺浜ポタリングでお馴染みの大和川ですが、ガイド説明で初めて知ることも多かったです
こちらは旧住吉村の村長さん宅だったそうで、こちらも初めて知りました
高崎神社
洪水対策でしょうか、本殿部分が高くなってますね
神社もそれぞれの新田ごとにあったそうで、デベロッパー別にできたニュータウン開発の
ショッピングモールみたいなもんか・・・
こちらはクラルテの最初の拠点で今でも作業所として使われているとか・・・
(今は住之江図書館の近くに立派な拠点スタジオがあります)
セカンドブラウンのお二人も一緒に廻ってくれてました
で、すぐ隣にあったのが・・・
おそらく区内で唯一現存する防空壕で個人宅用だったとのこと
他にも貴重な話を聞きましたが、メモしてなかったので今や忘却の彼方に・・・
と、いったん会所跡に戻り、敷地内ボランティア・ガイドに訊きながら庭園を巡りました
以下、さらにさくさくっと・・・
昔の明霞亭(茶室)
明霞亭に向かう待合
明霞亭
明霞亭から見た待合・・・
この日は雪混じりの曇天、お気楽オート撮影ではロクな画像が撮れませんでしたが、
それなりの時期に、それなりの気構えで撮れば、建物も庭園も興味ある題材ですね
と、とっくに昼も過ぎてたので近くの「ふくちゃんラーメン」でランチセットをば
って、食べる前に撮ればよいものを・・・
このお店、キムチ各種などが食べ放題つーのがうれしいです
で、午後の部の・・・
落語なんぞを楽しみ、さらに近くのワークマンに寄ってからいったん帰宅・・・
すっかり日が暮れてから近所のシャンソン・ライブへ・・・
こんなライブハウスが近所にあったことは今回はじめて知りました
そう、
この夜はMARCさんのシャンソン・ライブだったのでありますね
基本的にはバーカウンターだけのお店で・・・
まずはバーボンソーダなんぞで乾杯してると・・・
まだ修行中の陽気なシンガーソングライター
昭和歌謡が中心のメドレーで・・・
特にブルース・アレンジがイケてたボーカルとギターのデュオ、ザ・エプロンズ
ご夫婦で御主人はギター教室を主催されてるそうです
この店のオーナーでライブでも活躍されてるシンガーソングライター、すずナッツ
最近の若い人たちの楽曲は苦手なんですが歌詞にも歌唱にも訴えるものがあってイケてました
で、いよいよ本日のメイン・・・
MARCさんの登場であります
シャンソンのスタンダード・ナンバーをフランス語や日本語で・・・
さすがベテランのシャンソン歌手、うっとりとシャンソンの世界に入り込めました
この夜は生伴奏がなかったのでリクエストはできなかったし、ライブだけでCD録音などは
一切されないそうですが、いつかは彼の「さくらんぼの実る頃」を聴いてみたいものです
ライブ終了後は出演者たちとの楽しいお喋りでバーボンがすすみ、この日は昼前から夜まで
じつに充実した一日でした
で、3月12日は奥様たちのデュオグループを枚方市香里ケ丘まで送迎することになってて、
朝からの雨でしたが8時半には目的地の保育所に到着、園長さんに訊けば図書館まで歩いて
5分とのことだったので、奥様たちと分かれクルマを園庭において徒歩で図書館へ・・・
ええ、
飛ばし読みですが昼までに新刊を2冊読めました
ま、内容についてはメモしてなかったので、またまた忘却の彼方に・・・
つーことで昼過ぎには奥様たちをピックアップ、すぐ近くにあったインド料理店へ
図書館の近くに何軒か飲食店があって事前に選択してたのですが大正解でした
各種カレー、おかわりできるナン、スープなどどれもが美味しく、特にジューシーな
タンドリーチキンは、これまで食べたインド料理店の中で最も好みでした
店長がサービスしてくれた手作りココナッツ・プリンも美味しかったです
と、翌13日は大腸内視鏡検査の前日で食事制限、14日の検査でポリープを切除したので、
しばらくは自宅でおとなしく禁酒、ようやく18日に外食飲酒を再開、昨日には肥田シェフの
フレンチを楽しんだのですが、そのあたりはX(twitter)でつぶやいて(ポストして)ますので、
こちらも一度ご笑覧下さいね!!!
わたくしの脳内記憶では、すでに忘却の彼方ですので・・・
忘れないうちに3月中旬の行動を脳の外部記憶としてメモしておきます
そう、最近は脳内記憶を何者かに消去されていると思えるぐらい記憶が跳んで・・・
3月7日に長居植物園→自然史イラストレーション展→満洲宴会を楽しみ、翌々日の9日は、
イベントが開催されてた加賀屋新田会所跡に行ってました
こちらが本来の会所の門
こちらが受付のある現在の門
正式名称は「加賀屋緑地(加賀屋新田会所跡)」となっており、史跡指定より緑地指定の方が
補助金などで有利だったんでしょうか・・・
ま、歴史に興味のある方にはネット検索いただくとして・・・
この日は会所会(かいしょえ)とゆー無料イベントが開催されてたのでありますね
整理券制・当日先着順なので受付開始11時の少し前に着きましたが列の中ほどでした
で、何度か列に並びなおして希望の整理券を入手、以下さくさくっと・・・
11時15分からのセカンドブラウンの漫才を皮切りに・・・
イベントの合間に会所内部をさくさくっと巡って・・・
昔は庭も建物も荒れ放題だったんですが見事に修復整備されてました
こちらは住之江区を本拠とする人形劇団クラルテによる展示・・・
なかなか凝った天井です
正午には正面玄関に集合してボランティア・ガイドによる周辺散策へ・・・
この辺りは加賀屋新田と呼ばれ江戸時代の豪商・加賀屋が開発した新田で、当時の現地事務所が、
今に残る会所跡だったのでありますね
周辺道路は多くが井路(掘割)を埋め立てた跡で、井路(掘割)に架かっていた橋の親柱が各所に
残ってて、会所の庭園池も井路(掘割)と繋がり、海から道頓堀などへ往復してたとか
大和川の付け替えで遠浅になった湿地の新田開発なので、まさに水郷だったんですね
と、江戸時代に付け替えられた大和川へ・・・
大阪側が堺側よりも土地が低く川も湾曲してたので、増水時には大阪側が氾濫することが多く、
新田開発により大阪側の堤を高くしていたのだとか・・・
堺浜ポタリングでお馴染みの大和川ですが、ガイド説明で初めて知ることも多かったです
こちらは旧住吉村の村長さん宅だったそうで、こちらも初めて知りました
高崎神社
洪水対策でしょうか、本殿部分が高くなってますね
神社もそれぞれの新田ごとにあったそうで、デベロッパー別にできたニュータウン開発の
ショッピングモールみたいなもんか・・・
こちらはクラルテの最初の拠点で今でも作業所として使われているとか・・・
(今は住之江図書館の近くに立派な拠点スタジオがあります)
セカンドブラウンのお二人も一緒に廻ってくれてました
で、すぐ隣にあったのが・・・
おそらく区内で唯一現存する防空壕で個人宅用だったとのこと
他にも貴重な話を聞きましたが、メモしてなかったので今や忘却の彼方に・・・
と、いったん会所跡に戻り、敷地内ボランティア・ガイドに訊きながら庭園を巡りました
以下、さらにさくさくっと・・・
昔の明霞亭(茶室)
明霞亭に向かう待合
明霞亭
明霞亭から見た待合・・・
この日は雪混じりの曇天、お気楽オート撮影ではロクな画像が撮れませんでしたが、
それなりの時期に、それなりの気構えで撮れば、建物も庭園も興味ある題材ですね
と、とっくに昼も過ぎてたので近くの「ふくちゃんラーメン」でランチセットをば
って、食べる前に撮ればよいものを・・・
このお店、キムチ各種などが食べ放題つーのがうれしいです
ちなみに炒飯にはラーメン、丼物にはうどん、寿司には蕎麦、お好み焼きや焼きそばには
白いご飯と、大阪国ではダブル糖質が市民に義務化されてますが、ライスドリアにパスタ、
パエリアにピザなどは、ラテン諸国でも義務化されているのだろうか・・・
さらにビールやワインや日本酒とのトリプル糖質については??? ぶつぶつ
白いご飯と、大阪国ではダブル糖質が市民に義務化されてますが、ライスドリアにパスタ、
パエリアにピザなどは、ラテン諸国でも義務化されているのだろうか・・・
さらにビールやワインや日本酒とのトリプル糖質については??? ぶつぶつ
で、午後の部の・・・
落語なんぞを楽しみ、さらに近くのワークマンに寄ってからいったん帰宅・・・
すっかり日が暮れてから近所のシャンソン・ライブへ・・・
こんなライブハウスが近所にあったことは今回はじめて知りました
そう、
この夜はMARCさんのシャンソン・ライブだったのでありますね
基本的にはバーカウンターだけのお店で・・・
まずはバーボンソーダなんぞで乾杯してると・・・
まだ修行中の陽気なシンガーソングライター
昭和歌謡が中心のメドレーで・・・
特にブルース・アレンジがイケてたボーカルとギターのデュオ、ザ・エプロンズ
ご夫婦で御主人はギター教室を主催されてるそうです
この店のオーナーでライブでも活躍されてるシンガーソングライター、すずナッツ
最近の若い人たちの楽曲は苦手なんですが歌詞にも歌唱にも訴えるものがあってイケてました
で、いよいよ本日のメイン・・・
MARCさんの登場であります
シャンソンのスタンダード・ナンバーをフランス語や日本語で・・・
さすがベテランのシャンソン歌手、うっとりとシャンソンの世界に入り込めました
この夜は生伴奏がなかったのでリクエストはできなかったし、ライブだけでCD録音などは
一切されないそうですが、いつかは彼の「さくらんぼの実る頃」を聴いてみたいものです
ライブ終了後は出演者たちとの楽しいお喋りでバーボンがすすみ、この日は昼前から夜まで
じつに充実した一日でした
で、3月12日は奥様たちのデュオグループを枚方市香里ケ丘まで送迎することになってて、
朝からの雨でしたが8時半には目的地の保育所に到着、園長さんに訊けば図書館まで歩いて
5分とのことだったので、奥様たちと分かれクルマを園庭において徒歩で図書館へ・・・
ええ、
飛ばし読みですが昼までに新刊を2冊読めました
ま、内容についてはメモしてなかったので、またまた忘却の彼方に・・・
つーことで昼過ぎには奥様たちをピックアップ、すぐ近くにあったインド料理店へ
図書館の近くに何軒か飲食店があって事前に選択してたのですが大正解でした
各種カレー、おかわりできるナン、スープなどどれもが美味しく、特にジューシーな
タンドリーチキンは、これまで食べたインド料理店の中で最も好みでした
店長がサービスしてくれた手作りココナッツ・プリンも美味しかったです
と、翌13日は大腸内視鏡検査の前日で食事制限、14日の検査でポリープを切除したので、
しばらくは自宅でおとなしく禁酒、ようやく18日に外食飲酒を再開、昨日には肥田シェフの
フレンチを楽しんだのですが、そのあたりはX(twitter)でつぶやいて(ポストして)ますので、
こちらも一度ご笑覧下さいね!!!
わたくしの脳内記憶では、すでに忘却の彼方ですので・・・
2024年03月10日
wingさん製ストラップリング!!!
とーとつですが・・・
わたくし、自分へのお年玉として買ったカメラ用ストラップとアンカーを愛用しています
ただ、カメラ本体に付属していたストラップ取付用リングは・・・
とーぜん規格に応じた平型ストラップ用で三角形なので、アンカーのラインを付けると、
アンカーが角に偏ってしまうのが以前から気になってました
安物アンカーにおまけで付いてた安物リングも・・・
三角形だったしカメラ本体を傷つけないためのプラ製ガードも付いてませんでした
で、wingさんが某SNSで自作の丸型リングを紹介されてたので・・・
「わたくしも前から気になってたので完成型ができたら2個ちょーだい!!!」
「さっそくのお買い上げありがとうございます
ピークデザインのアンカーはぶるじょわ御用達なので、こちらの商品も「ぶるじょわ価格」
になっております・・・むひひひ」
「どうせ、わたくしのアンカーは本家ピークデザイン製の1/10程度で買ったコピー品、
ま、水餃子1人前とプレモル1杯ぐらいが妥当やな・・・げひげひ」
「うぐぐぐ」
といったやり取りがあり、過日の探鳥会?後の満洲宴会にて・・・
「飲む前にwing製リングと交換しておいてね、ほれっ」
「ったく人使いの荒い・・・せめて取付工賃は別料金で・・・ぶつぶつ」
「おっ、プレモルがきましたよ・・・ぶつぶつ云ってないで早く作業を終えるように」
「うぐぐぐ」
と、入手経過に関する前置きが長くなりましたが・・・
wingさん製の丸型ストラップリングであります!!!
そう、この「丸型タイプのプラカバー付きリング」つーのがなかったのでありますね
市販の金属リングに削り出したプラ製カバーを付けて、何度も試行錯誤されてたようで、
プラの素材には滑りのよいものを厳選、カメラ本体に干渉しないよう工夫されたとか・・・
「98kさんは間違いなく乱暴に扱うので、それで無事なら頒布も考えようかと思ってます、
ええ、更なるぶるじょわ価格にして・・・むひひひ」
とのことでしたので、興味のある方はwingさんまでご連絡を・・・
ところで・・・
そーゆーことなら、わたくしは試作品のモニターつーことになるな・・・
次回宴会ではモニター料を要求して大量にご馳走してもらおうっと げひげひ
モニターP.S
約束どおり乱暴に扱ってますが今のところアンカーが切れたり傷ついたりはしてません
ま、プラカバーにもう少し丸みがあったほうが、ワイヤー芯のない安物アンカーのラインには、
より安心なような気もしますが、いかがでしょう?
追記です(wingさんのSNS投稿から抜粋)
わたくし、自分へのお年玉として買ったカメラ用ストラップとアンカーを愛用しています
ただ、カメラ本体に付属していたストラップ取付用リングは・・・
とーぜん規格に応じた平型ストラップ用で三角形なので、アンカーのラインを付けると、
アンカーが角に偏ってしまうのが以前から気になってました
安物アンカーにおまけで付いてた安物リングも・・・
三角形だったしカメラ本体を傷つけないためのプラ製ガードも付いてませんでした
で、wingさんが某SNSで自作の丸型リングを紹介されてたので・・・
「わたくしも前から気になってたので完成型ができたら2個ちょーだい!!!」
「さっそくのお買い上げありがとうございます
ピークデザインのアンカーはぶるじょわ御用達なので、こちらの商品も「ぶるじょわ価格」
になっております・・・むひひひ」
「どうせ、わたくしのアンカーは本家ピークデザイン製の1/10程度で買ったコピー品、
ま、水餃子1人前とプレモル1杯ぐらいが妥当やな・・・げひげひ」
「うぐぐぐ」
といったやり取りがあり、過日の探鳥会?後の満洲宴会にて・・・
「飲む前にwing製リングと交換しておいてね、ほれっ」
「ったく人使いの荒い・・・せめて取付工賃は別料金で・・・ぶつぶつ」
「おっ、プレモルがきましたよ・・・ぶつぶつ云ってないで早く作業を終えるように」
「うぐぐぐ」
と、入手経過に関する前置きが長くなりましたが・・・
wingさん製の丸型ストラップリングであります!!!
そう、この「丸型タイプのプラカバー付きリング」つーのがなかったのでありますね
市販の金属リングに削り出したプラ製カバーを付けて、何度も試行錯誤されてたようで、
プラの素材には滑りのよいものを厳選、カメラ本体に干渉しないよう工夫されたとか・・・
「98kさんは間違いなく乱暴に扱うので、それで無事なら頒布も考えようかと思ってます、
ええ、更なるぶるじょわ価格にして・・・むひひひ」
とのことでしたので、興味のある方はwingさんまでご連絡を・・・
ところで・・・
そーゆーことなら、わたくしは試作品のモニターつーことになるな・・・
次回宴会ではモニター料を要求して大量にご馳走してもらおうっと げひげひ
モニターP.S
約束どおり乱暴に扱ってますが今のところアンカーが切れたり傷ついたりはしてません
ま、プラカバーにもう少し丸みがあったほうが、ワイヤー芯のない安物アンカーのラインには、
より安心なような気もしますが、いかがでしょう?
追記です(wingさんのSNS投稿から抜粋)
・強度、信頼性はリングに依存なので良質なステンレスのもの探しています
良いものあれば教えて下さいませ 外形14mm辺りが良いかと思っております
良いものあれば教えて下さいませ 外形14mm辺りが良いかと思っております
・量産できれば面取りも含めて上質な仕上げを期待しておいてね
2024年03月08日
探鳥会de自然史のイラストレーションto満洲へ
昨日は長居植物園に行って探鳥会?を楽しみ、その後は自然史博物館で開催中の特別展
「自然史のイラストレーション」を観てから「ぎょうざの満洲」で宴会を楽しんでました
メンバーはダッシュP18乗りで俳人の近所の友人と陽気な廃人wingさん、わたくし98kの3人で、
この3人が会するのはじつに8年ぶりだったのでありますね
そう、
毎週のように俳句の素材を求めて植物園を徘徊し、園内のトリさんにも詳しい彼の案内で、
最近トリさんの撮影に凝りだしたwingさんと一緒に、まあ名目上は探鳥会とゆーか・・・
10時半に植物園・博物館のエントランスに集合、まずは植物園へ・・・
そーいや大阪湾の「迷いクジラ」は紆余曲折の末、ここに骨格標本が展示されるとか・・・
入園してしばらくは好天だったのですが、すぐに曇ってきて寒い日となりました
花と鳥は、花鳥風月つーぐらいで和歌や俳句の好素材、写真作品の素材としても好きな方が
けっこう多いようですね
で、肝心のトリさんですが、お二人はあちこちで見つけてたようですが、わたくしは殆ど
見つけられず撮影もできませんでしたので、詳しくはwingさんのSNSとかで・・・
それにしても、あちこちに群生していた・・・
恐竜?宇宙生物?のタマゴはいったい???
と、園内を2時間ほど歩いてへろへろになり、自然史博物館に隣接するネイチャーホールへ
5月26日まで開催中の第54回特別展「自然史のイラストレーション」であります
展示品は一部を除きネットでの発信も可能とのことだったので・・・
ここでたっぷりとトリさんたちを撮影・・・これぞわたくしの探鳥会
ついでに・・・
蟲さんたちも・・・って虫偏の漢字ってけっこうあるんですね・・・
第1部「博物図譜の時代」第2部「記載と図鑑」第3部「伝える・楽しむイラストレーション」と、
トリさんやムシさんに限らず、写真ではなくイラストでしか伝わらないものもあることが、
稀少品を含む展示で、なるほどと理解できました
最後の説明に、イラストの原本やポスターなどは使い切りで保存されてないものも多い、
とありましたが、確かに気になるところですね・・・
とまあ特別展も観たことだし、とっくにお昼を過ぎてることだし・・・
恒例「ぎょうざの満洲」にて・・・
まずはかた焼きそばと・・・
水餃子でプレモルをば・・・ごきゅごきゅごきゅ
小松菜玉子炒めセットと焼餃子で・・・ばくばく、ごくごく
引き続き角ハイボールなんぞを・・・ごくごく
よだれ鶏には・・・
紹興酒が合うなあ・・・かぱかぱ
もちろんシメは・・・
「ネギしょうゆラーメン」で
このラーメンはスープがあっさり系でストレート麺との相性も良くて大好きです
もう食べられません、もう飲めません、つーところで解散しましたとさ・・・げふっ
「自然史のイラストレーション」を観てから「ぎょうざの満洲」で宴会を楽しんでました
メンバーはダッシュP18乗りで俳人の近所の友人と陽気な廃人wingさん、わたくし98kの3人で、
この3人が会するのはじつに8年ぶりだったのでありますね
そう、
毎週のように俳句の素材を求めて植物園を徘徊し、園内のトリさんにも詳しい彼の案内で、
最近トリさんの撮影に凝りだしたwingさんと一緒に、まあ名目上は探鳥会とゆーか・・・
10時半に植物園・博物館のエントランスに集合、まずは植物園へ・・・
そーいや大阪湾の「迷いクジラ」は紆余曲折の末、ここに骨格標本が展示されるとか・・・
入園してしばらくは好天だったのですが、すぐに曇ってきて寒い日となりました
花と鳥は、花鳥風月つーぐらいで和歌や俳句の好素材、写真作品の素材としても好きな方が
けっこう多いようですね
で、肝心のトリさんですが、お二人はあちこちで見つけてたようですが、わたくしは殆ど
見つけられず撮影もできませんでしたので、詳しくはwingさんのSNSとかで・・・
それにしても、あちこちに群生していた・・・
恐竜?宇宙生物?のタマゴはいったい???
と、園内を2時間ほど歩いてへろへろになり、自然史博物館に隣接するネイチャーホールへ
5月26日まで開催中の第54回特別展「自然史のイラストレーション」であります
展示品は一部を除きネットでの発信も可能とのことだったので・・・
ここでたっぷりとトリさんたちを撮影・・・これぞわたくしの探鳥会
ついでに・・・
蟲さんたちも・・・って虫偏の漢字ってけっこうあるんですね・・・
第1部「博物図譜の時代」第2部「記載と図鑑」第3部「伝える・楽しむイラストレーション」と、
トリさんやムシさんに限らず、写真ではなくイラストでしか伝わらないものもあることが、
稀少品を含む展示で、なるほどと理解できました
最後の説明に、イラストの原本やポスターなどは使い切りで保存されてないものも多い、
とありましたが、確かに気になるところですね・・・
とまあ特別展も観たことだし、とっくにお昼を過ぎてることだし・・・
恒例「ぎょうざの満洲」にて・・・
まずはかた焼きそばと・・・
水餃子でプレモルをば・・・ごきゅごきゅごきゅ
小松菜玉子炒めセットと焼餃子で・・・ばくばく、ごくごく
引き続き角ハイボールなんぞを・・・ごくごく
よだれ鶏には・・・
紹興酒が合うなあ・・・かぱかぱ
もちろんシメは・・・
「ネギしょうゆラーメン」で
このラーメンはスープがあっさり系でストレート麺との相性も良くて大好きです
もう食べられません、もう飲めません、つーところで解散しましたとさ・・・げふっ