2006年08月11日
モンゴル紀行 植林編
えーっ、今回のモンゴル・内蒙古ツアーは・・・
「実銃撃ちまくり」と「鯨飲馬食」が目的!
・・・ではなかったのであります。
あくまで、「植林・緑化」が目的!
のツアーだったのであります。ついつい忘れていたぞ・・・ううっ
わたくし、植物はまったくの素人なのですが、ひょんなことで90年代から、数年に一度ペースで、
中国、内蒙古自治区の急速に広がる沙漠に、ちまちまと木を植えております。
数年前には、乱伐で荒れたボルネオの熱帯雨林にも、ちまちまと植えてきました。
ご承知の方もおられるかも知れませんが、近代化に伴い、中国西北部は、どんどん沙漠化がすすんでおりました。
黄土高原と呼ばれる、万里の長城から西北側は、もともと肥沃な土地で森林も豊かでしたが、
長城を築く大量のレンガを焼くため、また、侵入してきた北荻や西戎をいち早く見つけるために、昔から、どんどん木を伐採し続けたのであります。
特に近代化以降は沙漠化が加速され、環境の変化により、深刻な飢えや水不足が発生し、
地球環境にも、貧困による紛争にも、いずれ大きな影響を与えることになるのであります。
詳細は、内蒙古の記事で紹介したいと思いますが、人類が沙漠化した土地を、元の豊かな土地に戻せば、人々も豊かになり、貧困による紛争もなくなる、ついでに日本に飛んでくる黄砂も減る、という、ささやかなボランティア活動なのであります。
いっぽう、モンゴル国は、西のアルタイ山脈、南のゴビ沙漠はありますが、国土の七割を占めるなだらかな高原地帯は草原で、まさに大草原の国であります。
この国でも荒漠地は拡がっているらしいのですが、詳細は知りませんでした。
中国が最近になって、やっと緑化政策に本腰を入れてくれてるので、
(我々の活動も大きな一因だと自負しています。)
今回、モンゴル国にも足をのばそうと、はじめての訪問となりました。
日本モンゴル親善協会をつうじてウランバートル市役所に打診、状況把握をメインにした植林と風土を知るツアーが企画された次第です。ま、わたくしは宴会要員なんですが・・・
ちょうど、今年はモンゴル建国800年記念、
つまり、チンギス・ハーンのユーラシア制覇から800年目!なのであります。
で、モンゴルであります。

うーむ、上空から見れば、まさに草原の国・・・白いゲル(テント)が見えるぞ!
で、地上に降りてみると・・・

や、やはり草原・・・
バスでいくら走っても・・・

草原であります。
さらに走っても・・・

草原であります。
走っても走っても・・・

草原であります。
ほんまに草原の国やないかいっ!
三日間で数百キロは移動しましたが、ウランバートル市街以外は、殆どこんな光景でした。
丘の中腹以上に、僅かに低木はあるのですが、基本は草原であります。
やはり降雨量が少なく、冬はマイナス50度にもなるため、高木はなかなか育たないようであります。
北側斜面の中腹以上では、僅かな積雪が残るため、低木が育つらしいのですが、降雪量のもっと多いロシア側のほうが、かえって針葉樹林帯が広がっているとか・・・
とりあえず今回は、モンゴル滞在二日目に、空港道路沿いに植林しました。
ま、植林といっても今回は記念植樹の域をでませんが・・・


じつは、植樹用の穴も、殆どウランバートル市役所の造園部で掘ってくれてました。

わたくし、植樹してるみんなの目を盗んで、すぐにスモーキングタイムであります。
ちなみに1日目と同じ格好でありますが、Tシャツはホテルのバスルームで一応洗っております。
幹線道路沿いなので、マンションデベロッパーの看板もでています。

現地では、ウランバートル市役所の造園部長とこちらの隊長が、
親善協会の通訳で話をしていたのですが、かなり見解が異なるようです。
「日本モンゴル親善協会で植えてもらった木は、毎日たっぷりと水をやっています。」
「最初は水が必要ですが、やり続けると根が伸びません。それに葉っぱは蒸散を防ぐために、すべて落としておきましょう。」
「生きている葉っぱを落としてはいけません。」
「雨の少ない日本の沙漠では、根付くまでこれが有効なのです。」
さすがに隊長、「中国の沙漠では、」といわない配慮をしています。
でも、雨の少ない日本の沙漠って・・・この言い換えはちと無理が
ウランバートルでは、「植林」は「造園」部長の担当みたいで、親善協会にも緑化の専門家はおられないようなので、お互いにこれから勉強しないといけませんが、お役にたてることもありそうであります。
もっとも、わたくし自身は、専門家でもなんでもないのですが・・・
ま、「世界どこでも宴会」で、仲良くなるのは得意なのであります。
次回はいつ参加できるかわかりませんが、機会があればご一緒しましょう。
「実銃撃ちまくり」と「鯨飲馬食」が目的!
・・・ではなかったのであります。
あくまで、「植林・緑化」が目的!
のツアーだったのであります。ついつい忘れていたぞ・・・ううっ

わたくし、植物はまったくの素人なのですが、ひょんなことで90年代から、数年に一度ペースで、
中国、内蒙古自治区の急速に広がる沙漠に、ちまちまと木を植えております。
数年前には、乱伐で荒れたボルネオの熱帯雨林にも、ちまちまと植えてきました。
ご承知の方もおられるかも知れませんが、近代化に伴い、中国西北部は、どんどん沙漠化がすすんでおりました。
黄土高原と呼ばれる、万里の長城から西北側は、もともと肥沃な土地で森林も豊かでしたが、
長城を築く大量のレンガを焼くため、また、侵入してきた北荻や西戎をいち早く見つけるために、昔から、どんどん木を伐採し続けたのであります。
特に近代化以降は沙漠化が加速され、環境の変化により、深刻な飢えや水不足が発生し、
地球環境にも、貧困による紛争にも、いずれ大きな影響を与えることになるのであります。
詳細は、内蒙古の記事で紹介したいと思いますが、人類が沙漠化した土地を、元の豊かな土地に戻せば、人々も豊かになり、貧困による紛争もなくなる、ついでに日本に飛んでくる黄砂も減る、という、ささやかなボランティア活動なのであります。
いっぽう、モンゴル国は、西のアルタイ山脈、南のゴビ沙漠はありますが、国土の七割を占めるなだらかな高原地帯は草原で、まさに大草原の国であります。
この国でも荒漠地は拡がっているらしいのですが、詳細は知りませんでした。
中国が最近になって、やっと緑化政策に本腰を入れてくれてるので、
(我々の活動も大きな一因だと自負しています。)
今回、モンゴル国にも足をのばそうと、はじめての訪問となりました。
日本モンゴル親善協会をつうじてウランバートル市役所に打診、状況把握をメインにした植林と風土を知るツアーが企画された次第です。ま、わたくしは宴会要員なんですが・・・
ちょうど、今年はモンゴル建国800年記念、
つまり、チンギス・ハーンのユーラシア制覇から800年目!なのであります。
で、モンゴルであります。

うーむ、上空から見れば、まさに草原の国・・・白いゲル(テント)が見えるぞ!
で、地上に降りてみると・・・

バスでいくら走っても・・・

さらに走っても・・・

走っても走っても・・・

ほんまに草原の国やないかいっ!
三日間で数百キロは移動しましたが、ウランバートル市街以外は、殆どこんな光景でした。
丘の中腹以上に、僅かに低木はあるのですが、基本は草原であります。
やはり降雨量が少なく、冬はマイナス50度にもなるため、高木はなかなか育たないようであります。
北側斜面の中腹以上では、僅かな積雪が残るため、低木が育つらしいのですが、降雪量のもっと多いロシア側のほうが、かえって針葉樹林帯が広がっているとか・・・
とりあえず今回は、モンゴル滞在二日目に、空港道路沿いに植林しました。
ま、植林といっても今回は記念植樹の域をでませんが・・・



ちなみに1日目と同じ格好でありますが、Tシャツはホテルのバスルームで一応洗っております。
幹線道路沿いなので、マンションデベロッパーの看板もでています。

現地では、ウランバートル市役所の造園部長とこちらの隊長が、
親善協会の通訳で話をしていたのですが、かなり見解が異なるようです。
「日本モンゴル親善協会で植えてもらった木は、毎日たっぷりと水をやっています。」
「最初は水が必要ですが、やり続けると根が伸びません。それに葉っぱは蒸散を防ぐために、すべて落としておきましょう。」
「生きている葉っぱを落としてはいけません。」
「雨の少ない日本の沙漠では、根付くまでこれが有効なのです。」
さすがに隊長、「中国の沙漠では、」といわない配慮をしています。
でも、雨の少ない日本の沙漠って・・・この言い換えはちと無理が

ウランバートルでは、「植林」は「造園」部長の担当みたいで、親善協会にも緑化の専門家はおられないようなので、お互いにこれから勉強しないといけませんが、お役にたてることもありそうであります。
もっとも、わたくし自身は、専門家でもなんでもないのですが・・・
ま、「世界どこでも宴会」で、仲良くなるのは得意なのであります。

次回はいつ参加できるかわかりませんが、機会があればご一緒しましょう。
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この記事へのコメント
1. Posted by リオ 2006年08月11日 21:43
文句をいってるだけ・金を差し出すだけ、でなく、
行動することが、大切なのですね。。。
98kさんのほうが、どこかの意固地な白髪親父より、
はるかにエライ人なのだ、と思いましたm(_ _)m
ああ、草原で丸1日、「ぼ~~~~・・・」っと
してみたい。それは非日常として思うことですが。
行動することが、大切なのですね。。。
98kさんのほうが、どこかの意固地な白髪親父より、
はるかにエライ人なのだ、と思いましたm(_ _)m
ああ、草原で丸1日、「ぼ~~~~・・・」っと
してみたい。それは非日常として思うことですが。
2. Posted by TOMO 2006年08月11日 22:37
ワタクシらのモノにあふれかえった生活というのが
(必要もない大量のライトをため込むとか)
世界の環境問題と、もろにつながっているのは百も承知。
でも、お金や理屈じゃどうしようもない。現地に行って、
肉体を駆使して、初めて「貢献」って言えるんでしょうね。
まさにブーツ・オン・ザ・グラウンド、ショウ・ザ・フラッグ
ということなんですね。
へりくつばかりで行動の伴わないワタクシなんぞから
みると、98Kさん、アナタはまさにアクションスターです。
尊敬・・・{ハート}
(必要もない大量のライトをため込むとか)
世界の環境問題と、もろにつながっているのは百も承知。
でも、お金や理屈じゃどうしようもない。現地に行って、
肉体を駆使して、初めて「貢献」って言えるんでしょうね。
まさにブーツ・オン・ザ・グラウンド、ショウ・ザ・フラッグ
ということなんですね。
へりくつばかりで行動の伴わないワタクシなんぞから
みると、98Kさん、アナタはまさにアクションスターです。
尊敬・・・{ハート}
3. Posted by 98k 2006年08月12日 01:24
いやあ、なんか、えらそうなことを書きましたが・・・
ジェット機で往復して、現地で贅沢なものを食べて・・・
毎日毎日が酒池肉林!!!
わたくしたちの負荷を考えると、日本でおとなしくしてる方が、
地球環境にはやさしいんでしょうが・・・
それに高齢者も多いし、観光もするし(今回は銃も撃ったし・・・)
実際に自分の手で植える苗木の数なんて、ほんとに僅かです。
ま、内蒙古自治区では、この10数年間の活動で、ようやく
数年前から、中央政府をあげての取り組みになりましたので、
「わざわざ日本から来て、ちまちま木を植えるやつらがいる。」
と知ってもらうだけでも、少しは意味はあると思ってます。
それにしても、夏のモンゴルの草原、くせになりそうです。
ジェット機で往復して、現地で贅沢なものを食べて・・・
毎日毎日が酒池肉林!!!
わたくしたちの負荷を考えると、日本でおとなしくしてる方が、
地球環境にはやさしいんでしょうが・・・
それに高齢者も多いし、観光もするし(今回は銃も撃ったし・・・)
実際に自分の手で植える苗木の数なんて、ほんとに僅かです。
ま、内蒙古自治区では、この10数年間の活動で、ようやく
数年前から、中央政府をあげての取り組みになりましたので、
「わざわざ日本から来て、ちまちま木を植えるやつらがいる。」
と知ってもらうだけでも、少しは意味はあると思ってます。
それにしても、夏のモンゴルの草原、くせになりそうです。
4. Posted by 川端 2006年08月12日 08:34
行動力ですね。
素直に尊敬しますm(_ _)m
98kさん大人だなぁ、、、
素直に尊敬しますm(_ _)m
98kさん大人だなぁ、、、
5. Posted by ニャん丸 2006年08月12日 11:40
98kさん、こんにちわ♪
> 雨の少ない日本の沙漠では…
ん?んん?どこのことだぁ?と私も思いました(笑
そういった配慮だったのですね!
「青空と雲と草原」…写真が撮りたくなりますよ!って自分の欲求ばかりではなく、ちゃんと植林をしなければいけないのですね(汗
(しかし、バスで移動といっても…ガソリンスタンドすらなさそう…)
日頃、自分の欲望ばかりに突き進んでいる私としては…98kさんの行動に感動&尊敬です。
今後も、元気に活動を続けられることを願っています!
(私もたまには「世のため、人のため」になることをしてみようかな(汗))
> 雨の少ない日本の沙漠では…
ん?んん?どこのことだぁ?と私も思いました(笑
そういった配慮だったのですね!
「青空と雲と草原」…写真が撮りたくなりますよ!って自分の欲求ばかりではなく、ちゃんと植林をしなければいけないのですね(汗
(しかし、バスで移動といっても…ガソリンスタンドすらなさそう…)
日頃、自分の欲望ばかりに突き進んでいる私としては…98kさんの行動に感動&尊敬です。
今後も、元気に活動を続けられることを願っています!
(私もたまには「世のため、人のため」になることをしてみようかな(汗))
6. Posted by 98k 2006年08月13日 00:20
川端さん
大人とおぢさんの違いってゆーの、テレビCMでやってますが、
わたくし、このトシでも大人になれないおじさん、でおます。{困った}
ニャん丸さん
天と地とが、なだらかな地平線で360度、どこでも被写体になり、
その中に草原と、そこに暮す動植物と人間が存在する、
写真好きにはたまらない国でしょうね。
内蒙古の沙漠とは、全く異なる大自然でした。
クルマはガソリンスタンドがないと移動できませんが、
馬なら、草原さえあれば、どこまでも移動できるんですよね。
大人とおぢさんの違いってゆーの、テレビCMでやってますが、
わたくし、このトシでも大人になれないおじさん、でおます。{困った}
ニャん丸さん
天と地とが、なだらかな地平線で360度、どこでも被写体になり、
その中に草原と、そこに暮す動植物と人間が存在する、
写真好きにはたまらない国でしょうね。
内蒙古の沙漠とは、全く異なる大自然でした。
クルマはガソリンスタンドがないと移動できませんが、
馬なら、草原さえあれば、どこまでも移動できるんですよね。