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2010年01月25日

ボルネオ植林紀行8 クチン

ボルネオ植林紀行7の続きです。

ツアー三日目にして、子どもたちとの共同植林と昼食会を終え、
一行はサラワク州の州都、クチンに戻ります。













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クチンへの帰り道。
この道路、設計・測量までは旧日本軍が行ったそうで、途中に旧軍の飛行場跡にできた村もあり、
その名も、「飛行場村」とゆーそうです・・・まるで「府庁山」みたいなネーミング・・・困った












途中、リアンとゆー町で、市場に立ち寄り・・・
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ちょうど旬のドリアンを試食・・・
大きさにより一個、5ルンギから10ルンギ、やはり大きくて熟れているほうが美味しいそうです。
ちなみに1ルンギは約27円でした。
この時は、たまたまクチンに帰るサラワク州森林局の人たちと市場で再会し、
彼らからも、ここのドリアンをプレゼントしていただきました。













で、さっそく・・・
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ぱっくり割ってもらうと、皮を剥いたイチジクのような状態で、カマンベールチーズのような、
匂いと食感の果肉が、大きな種を囲むようにして8個ほど入っています。

完全に好みの分かれる果物で、一口食べただけで「おえっ」となる人、わたくしのように、
やみつきになってしまう人(ほぼ一個分食べたのは、わたくしだけでしたが・・・)

ともかく、他の果物とはまったく異なる味と食感、まさに果物の女王であります。
6年前にサバ州で食べたやつとは種類が異なるようで、今回の方がはるかにおいしかったです。

ちなみにバスに戻ると、ドライバーから「ドリアンは、種の持ち込みも困る。」と苦情が・・・

持ち込んだのではなく、路上に捨てた種を踏んでしまった隊員がいて、その匂いと判明しましたが、
ホテルでも一切持ち込みは厳禁、やはり独特の匂いは強烈で、ずっと残るそうであります。












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で、こちらがランブータン、ひと束1kgで1リンギ、なんと27円で数十個あります。



これ以外にも、様々な果物や、とんでもない動物や魚や鳥、見たこともない野菜や香辛料など、
混み合う市場の中にあふれてましたが、イスラム教徒も多い雑踏では、さすがに、
カメラを向けるのは遠慮しました。













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我々が食べたドリアンの屋台は市場のはずれにあり、その外には食堂が並びます。
ご覧のとおり、マレーシアでは中国語を併記している華僑系の店も多かったですが、
翌日からのインドネシアでは、華僑系の店でもほとんど中国語併記はなく、
やはり華僑系国民の地位の違いや貧富の差の問題があるようです。

ちなみにマレーシアでは、小学校からマレー語と英語と自分の民族語を学ぶそうで、
マハティールさんの時代は、理科と算数も英語で教えていたのですが、
英語が不得意なら理科と算数も不得意になるとゆーことで最近廃止され、
そのせいで英語力が落ちてきており問題になっている、とのことでした。

さらにちなみに、インドネシアでは小学校では自国語のみ、英語は中学校からだそうで、
こちらは日本と同じですね。どちらも英語が苦手なのも同じなのか・・・
実際、マレーシア・ボルネオでは英国統治の影響もあり、けっこう英語が通じ、
中国語併記か英語併記の店が多かったですが、インドネシアでは殆ど通じず、
英語併記も殆どありませんでした。










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クチンに戻ったのは夕方、ボルネオ関係の博物館群には閉館ぎりぎりで間に合ったのですが、
残念ながら、中は撮影禁止でした・・・

見えている建物は別の博物館で、入ったのは、反対側にあるサラワクの自然・民族博物館であります。

ボルネオは生物種の宝庫であるとともに、様々な種族の民族文化の宝庫でもあります。
閉館までの時間がほとんどなく、駆け足となったのがとても残念でした・・・










いったんホテルに戻ってシャワーを浴び、夕食に向かったのは・・・
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屋上ビアガーデンならぬ、屋上シーフードレストラン・・・



みなさんビールを注文してから、あるベテラン隊員が思い出したように・・・

「ドリアン食べてアルコール飲むと、大変なことになるらしいですよ・・・」

「あっ、そういえば聞いたことがある。死に至ることもあるって・・・」

「わたしは匂いを嗅いだだけで気分が悪くなって食べてません。よかったよかった」

「うーん、やはりここは控えておくか・・・」







「わははは、では、わたくしにすべてお任せを・・・」








じゃーん
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「わははは、しあわせじゃあびっくり


「しあわせじゃあ、って98kさん、あんた一番たくさんドリアン食べてたやないか・・・ショック

「ええ、わたくしがドリアンとビールの食べ合わせの実験台になります。きっぱりと・・・」

んぐんぐんぐ・・・がつがつむしゃむしゃ・・・んぐんぐ・・・

「あっ、そちらの料理も早く廻してくださいね・・・もぐもぐ・・・」

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わははは、しあわせじゃあ・・・




ちなみに、アイスクリーム屋さんもありました。
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ホテルの自室に戻ってからは、市場で買って冷蔵庫に冷やしておいたランブータンをば・・・
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わははは、やはりしあわせじゃあ・・・


(次号に無事続く・・・のかっ)






注意書きP.S.

ドリアンとアルコールの食べ合わせ、あちこちで書かれているようですね。
わたくしの場合、ある程度時間が経過してたからなのか、それとも体質的なものなのか、
ともかく、まったく異常はありませんでした。部屋でもワイルドターキー飲んだし・・・
ドリアンを食べた他の隊員も何人かはビールを飲んでましたが同様でした。
ま、あくまで自己責任で、とゆーことなんでしょーね・・・にっこり

ちなみにランブータン、ご覧のとおりライチのような味と食感でしたが、
大好きなライチほどの風味はなく、半分ほどは、翌日に持ち越してしまいました・・・げふっ











at 21:21│Comments(0)TrackBack(0) mixiチェック 沙漠緑化・熱帯雨林再生 | その他アウトドア

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