2010年04月28日
北原照久 大コレクション展と・・・
(期間限定、熊野キャンプへのお誘い記事はこちらです・・・)
んで、とーとつではありますが、わたくしとーとつに・・・
~昭和のおもちゃとマンガの世界~
北原照久 大コレクション展
つーのに行ってきました。
4月18日から6月21日まで、以前紹介した大阪歴史博物館の特別展として開催されているもので、
わたくしが行った4月25日には、その特別展の記念シンポジウムとして、
大阪おもちゃサミット
~関西三大子ども文化コレクションとの対話~
つーのもやってました。
じゃーん
中央が大阪歴史博物館、左がNHK大阪放送局のある放送会館でエントランス部分は合体しています。
ちなみに右側に屋根だけ見えてるのが、再現された古代の高床式倉庫・・・
おおっ、こっち、こっち・・・
で、まず向かったのが・・・
そう、兵庫県立歴史博物館の入江コレクションと、同じく姫路にある日本玩具博物館の玩具コレクション群、
堺にある大阪府立大型児童館ビッグバンの多田コレクションについての報告と討論のシンポジウムなのであります。
世界に類をみない、古今東西の貴重なおもちゃのコレクションについてのシンポジウムで・・・
ま、会場はガラガラでしたが・・・
ほんとに、よくぞここまで・・・といった個人コレクションを中心に、それぞれの博物館に寄贈されたりしたものなのであります。
これは北原照久氏のコレクションも同じなのでしょうが、一人のコレクションで、充分ひとつの博物館ができるぐらい・・・
懐中電灯の世界でも、いずれ博物館ができるぐらいのコレクションをですね、どなたか・・・
ま、わたくしも安物の一本や二本なら寄贈しますので・・・
最後までシンポジウムを聴いていたわけでもないのですが、
特に面白そうだと思ったのが、入江コレクションの中の光学玩具と組上絵(立版古)のお話でした。
光学玩具・・・
影絵、ステレオスコープ、覗き眼鏡、幻灯機などでありますが、
江戸時代の写し絵(幻灯機)道具未使用品一式や明治のゾートロープ(アニメーション装置)など、
一度は現物を見てみたいと思ってしまいました。
レンズを通して見るだけで、ガラッと世界が変わる、あるいは、
光と影でイリュージョンを作り出す、とゆーのは、昔から好きな人たちがおられたんですねえ。
懐中電灯のレンズに、絵を描いた色セロハンを貼って、雨戸を閉めて・・・
わたくしもそんなことが大好きだった少年で、長ずるに及んで、カメラやスライド、映画に興味が移りましたが、
暗闇で見るスライドや映画、あるいは「覗く」世界は、万華鏡をはじめ、今でもわくわくします。
まさにカメラオブスキュラの原点、「暗い部屋」に映る、現実とはどこか異なる世界は魅力的ですね。
夜の野外や洞窟の暗闇で、ライトに照らし出される世界とゆーのも、
いつもの現実とは異なる世界で、わたくしこっちも大好きなのであります。
ま、工作が苦手なわたくしは、自分で作るより人様の作ったものを楽しむのが主流なのでありますが・・・
組上絵(立版古)・・・
こちらはいわゆるペーパークラフト、わたくしの少年時代には、まだまだ雑誌の付録についてたやつで、
こちらも江戸時代からの200点以上のコレクションがあるそうです。
後で観覧した北原コレクションにも何点かありましたが、
単品の戦艦などの巨大模型から、「飛び出す絵本」形式のやつ、さらに一大ジオラマまで、
こちらも、よくぞここまで集めたもの・・・つーか、よくぞここまで細かいパーツを作ったもの・・・
ちなみにコレクションで最大の立版古は、明治36年に大阪・天王寺で開催された博覧会のジオラマで、
なんと18枚で1組、これが究極だそうで、それ以降はまた小さくなっていったようです。
こちらも画像による紹介があり、模型やジオラマを(つくるのではなく)見るのも大好きなわたくし、
その変遷を知ることができて、けっこう楽しめました。
んで、いよいよ・・・
特別展の会場へと向かったのでありますが・・・当然ながらこちらは撮影やメモは一切禁止・・・
まあこちらも、ブリキ製のおもちゃをはじめ、雑誌の付録からグリコのおまけ、
アメリカのモーションディスプレイに元祖自動販売機から元祖UFOキャッチャーまで、
シンプルなやつから複雑なからくりのあるやつまで、ともかく楽しかったです。
わたくし工作は苦手なのですが、ギミックのあるおもちゃは大好きなのであります。
で、会場前の特設ショップには・・・
うーむ、なかなか面白そうなものが・・・
でも、なっ、なぜこんなのが・・・しかも大量に・・・
ううっ、わたくしの原点がぁ・・・
とまあ、じつに感動した一日なのでありました・・・
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この記事へのコメント
しかし昔のオモチャってばなんてファンタジックかつ魅惑的なデザインなのでせう。
あ・・でも、一番いかしてるのは特別展入り口の受付嬢さん?
>ファンタジックかつ魅惑的な・・・
プラとブリキの差、とゆーより、やはり手作りの良さなんでしょうね、
素材しかり、デザインしかり、ギミックしかり・・・
シンポジウムの報告で、元祖UFOキャッチャーといわれるクレーンゲームの内部構造説明がありましたが、
操作は位置を決める手回しハンドルと手押しボタンだけ、
あとはすべて、おそろしく複雑なアナログ機械で処理するようになってたとか・・・
このあたりにも魅力を感じてしまいました・・・