2011年05月25日
サーマレストのリッジレスト!
えーっ、正確には「カスケードデザイン社のサーマレストのリッジレスト」、昔から有名なキャンプマットでありますが・・・
これが最近、「リッジレスト・ソーライト」とゆー、表側がアルミ蒸着の新タイプになり、保温力もアップしたそうなので・・・
昔から安物の銀マットを使い続け、いつかはリッジレストを使いたいと憧れていたわたくし、これを機会にですね・・・
じゃーん
リッジレスト・ソーライトではなく、あえて、旧モデルのリッジレストを購入したのであります。
そう、わたくし、「ソーライトになって、グリーンの旧モデルが消えてしまう・・・」とあせりましてですね・・・
ええ、わたくしにとって憧れだったのは、あくまでグリーンのこれだったのであります。きっぱりと・・・
ま・・・
ソーライトが出て旧モデルになったので、お安くなってた、とゆーこともありますが・・・
(ちなみに奥様が高級品を買った時のサービス券2k分があったので、実質1.1kで購入・・・)
暖かさを示すサーマレスト独自のR値は、ご覧のとおり2.6になってますが、新型のソーライトでは2.8になり、
さらに自動膨張式のトレイルライトになるとR値が3.4になるのでありますが、重量はちょうど倍の800gに・・・
(ちなみに厚みが2cmで540gある、やはり新型のリッジレスト・ソーラーはR値が3.5となっています。)
まあ、クルマでのキャンプなら重量なんかは関係ない、とゆーことになるのですが・・・
ええ、最近わたくし・・・
自動膨張式マットを畳むのさえ面倒くさい・・・
とゆーところまで、モノグサになってきたのであります。へらへら
タープも最近はワンタッチのイベント用タープを愛用してるし、テントはもちろん一番シンプルなドーム式・・・
(追記・・・やがてドーム式テントさえ面倒になり、8月にはケシュアのポップアップテントを・・・あははは)
自動膨張式(インフレータブル)マットを、エアを抜きながらきちんと畳んでいくのは、けっこう手間がかかりますし、
使用する時も、自然に膨張するにはある程度の時間もかかり、わたくし好みの「パンパン」にはなりませんから、
やはり追加で息を吹き込んでやらねばなりません。
まあ、これが・・・特に泥酔時には・・・きついんですよね・・・
それに、わたくしの自動膨張式マットはどれも安物や古いやつばかりで重く、担いで行くキャンプには使えないし・・・
んで、ずっと昔からある、このクローズドセルタイプのフォームマットとゆーやつはですね・・・
すぐにごろんと横になれて、片付ける時も丸めるだけ、といたってシンプル、しかも圧倒的に軽いのであります。
もちろん、どんな岩場でもパンクの心配がなく、ズブ濡れになってもパタパタと水滴を払うだけ、完全なメンテフリーであります。
唯一の欠点は、やはり自動膨張式マットやエアマットに較べて収納サイズがでかい、とゆーことに尽きますね。
1.5cm厚でも、183cmのレギュラーサイズなら、一枚目画像の横幅が51cmですから、かなりバルキーであります。
まあ、奥様と担いでのキャンプに行くなら、これを100cmと83cmのふたつにカットして、二人で持って行けば、
そんなにバルキーでもないし、ひとり200gほどの負担で「半身用」のマットとして使えそうではありますが・・・
ちなみに・・・
このモデルになったのは2004年のようですが、もっと古い、わたくしが憧れていたころのやつはどんな感じだったのか、
たしかこのA型になっている部分が、いろいろと変遷してきたような気がするのですが、すっかり忘れてしまいました・・・
どなたか、覚えておられる方や古いタイプをお持ちの方がおられましたら、ぜひコメントをお願いしますね。
でも、この箱絵とゆーか、袋絵とゆーか・・・
いかにもアメリカ的で、いいですねえ・・・って・・・
すでにこちらも・・・自動膨張式(インフレータブル)になっているのね・・・
たしかにこれ、「Classic lightweight closed-cell pad」って、書いてありますね・・・ううっ
マットに関する一考察P.S.
キャンプ用のマットについては以前、「ファミリーキャンプ入門」カテゴリのテント記事にも少し書きましたが、大きく分けて、
エアマット、このリッジレストや銀マットのようなフォームマット、そして自動膨張式(インフレータブル)マットがあります。
暖かい季節に、整備されたキャンプ場で、大型のテントに使用することが前提のファミリーキャンプの場合は、
お安い銀マットを全面に敷き詰めるだけでいいのですが、ソロの場合は条件によって選択肢が分かれます。
重さと暖かさ(断熱性)の関係だけなら、今回記事のようなクローズドセルのフォームマットですが、厚みは圧縮できませんから、
冬用などはおそろしくバルキーになってしまい、パックに外付けした場合、風の影響を受けたり、枝に引っかかったりします。
ですから厳冬期やクルマ利用以外では、このリッジレストのように、厚みは1.5cm程度が限度でしょう。
重さと収納性の関係だけなら、一番厚みを稼げるのがエアーマットであります。
なにせ中身はからっぽ、外側スキンだけですから一般に厚みは8cm以上になります。
昔のゴム引きのやつはおそろしく重かったのですが(わたくしの古いキャラバンマット、半身用で1kg以上あったはず)、
最近のは「薄くても丈夫」になってるようで、さらに軽量化のためにスケルトンになったやつも出てますね。
ただし中身は空気だけ、しかも自由に動き回りますから、クッション性は最高でも、厚みに応じた保温性は期待できません。
まあ最近のやつは、モンベルのように細かく気室を分けたり、サーマレストのように対流しにくい構造にしたり、
あまり空気が動き回らないように、できるだけデッドエアに近づける工夫もされているようですが・・・
ちなみにエアマットの寝心地とゆーのは独特のもので、どうしてもなじめない方もおられるようであります。
さらにエアマットは、パンクして修理する余裕がない場合は全く使用できなくなります。
そして自動膨張式(インフレータブル)マット、こちらはエアマットの中にスポンジのようなオープンセルのフォームを入れたもので、
オープンセルの復元性によってバルブを開けば自動的に膨らみますし、細かい隙間に空気が閉じ込められて、
あまり対流も起きず、硬さの調整もでき、空気を抜けばかなり小さくなり、万一パンクしてもある程度の厚みは確保できます。
ただし、エアマットの中にオープンセルの重いフォームが入っているわけですから、厚みを確保しようとすれば、
どうしても重くなってしまいますので、オートキャンプ用では6cm以上の厚みがありますが、重さは1.5kg以上になります。
ちなみに記事本文に書いたサーマレストのトレイルライトで厚みは3.8cm、重さは183cmのレギュラーで800gであります。
また、軽量化のためにフォームにパンチング(穴あけ)加工したものが多いですが、穴が増えればそれだけエアマットに近づきます。
ちなみにお値段は、クローズドセルのフォームマットが一番お安く、インフレータブルが一番お高い・・・はずなのですが・・・
インフレータブルマットの競争が激しいからでしょうか、高級な軽量エアマットはけっこうお高いですね・・・ううっ
で、厳冬期の登山などは除いて、お気楽なキャンプで考えたとしても、移動手段がクルマなのか徒歩なのかバイクなのか、
キャンプサイトの地面の状況はどうなのか、季節はいつか、などによって断熱性、クッション性、収納性、重さ、簡易性、
のどれを優先するかが決まってくることになるのですが・・・
特に重要なのは、いかにロフトのある(フィルパワーの高い)ダウンのシュラフでも、体重のかかっている部分、つまり下側は、
いつもペシャンコになっているということ・・・そう、下側の保温性、クッション性は、ほぼマットの分だけ、とゆーことであります。
この点からは、身体の下敷きになってもある程度ロフトの残る化繊のほうがペシャンコになるダウンよりマシ、と思うのですが・・・
自宅のお布団でも、掛け布団にはダウンを使いますが、敷き布団はペシャンコにならない硬い綿や羊毛のお布団で保温性を確保、
さらにクッション性の向上などにウレタンやスプリングのマットを使ったりします。
ましてや地面にほぼ直接寝る、とゆーキャンプでは、下側の保温性やクッション性をシュラフには期待できませんから、
状況に応じたマットの選択は、やはり重要なのであります。
また、たとえキャンプコットを使用したとしても、クッション性は確保されますがその下はオープンエアですので、
地面に直接ほどではないにせよ、保温性は少ないですから、やはり夏以外はマットが必要なのであります。
さて、こう考えてくると、どんな状況でどんなマットを使用するか、つーのも、なかなか奥が深いのであります。
まあ実際、マットでは世界的なブランドのサーマレストでも、3種類の使用目的(トレッキング用、快適キャンプ用、小型軽量登山用)ごとに、
それぞれこれら3種類のマットを用意、つごう9種類で、さらにサイズや性別、材質まで様々な選択の余地があり、
なんと、合計40種類以上の展開となっているのでありますね。
わははは、まあ、これをコンプリートで揃えておけば、どんなキャンプ宴会にも対応できるとゆー・・・
って・・・
わたくしが新規購入した旧型リッジレスト、すでにどこにも載ってませんね・・・
(さらに追記です・・・)
マットについては、その後、最大限の快適性を求めて、秋にはダンロップのキャンピングマットを、
んで、さらにその後、
やはり新モデルになり、あわてて買ったTNFの旧マイカ1テントにあわせて、イスカのコンフィマットとコンフィシートを、
さらにさらにその後、
小型軽量性とクッション性を両立しようと、お安くなってたハイアライトのアドベンチュラーACとゆーエアマットも購入・・・
まあ、これらをてきとーに使い分けているのですが、やはり一番シンプルなのはこれですね・・・
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この記事へのコメント
かさばるとは言っても、それほどの重さじゃないから、充分ソロトレッキング用にも使えるのでは。少なくとも、私の銀マットよりはずっと上等。
ちなみに、私は銀マット2枚(幅60cmと90cm)、イスカのインフレータブル1枚の計3枚を使い分けております。
やはり、「寝床」は暖かくて快適が一番。うちのネコたちでさえ、座布団か毛布がないと寝ません。日当たりの良い出窓とか、押し入れの奥のお気に入りの場所とか、あちこちに座布団や古毛布が置いてあります。でも一番のお気に入りは、羽布団。押し入れに潜り込んで、羽布団に埋まるようにして寝るのが大好きです。最近暖かくなってきたので、今はやりませんけれど。
ああ、いいなあ。キャンプ行きたいなあ。
それ以前は、カリマーのカリマットを使っていましたが、厚さ1cmで背中が痛かったりしました。それに比べるとリッジレストは快適です。
サーマレストウルトラライトだったかな、もありますが、小さくはなるものの重いですし、膨らませるのが面倒です。
軽くて広げてすぐ使えるリッジレストの方が便利です。^^
今はインフレータブルが、その収納性と保温性から主流ですが、まあ猫さんには、ふわふわがいいんでしょうね。
ちなみにインフレータブルでも薄いやつなら軽いのですが、クッション性、保温性は極端に落ちるようです。
わたくしも横幅の異なる銀マット数種類とインフレータブル二種類を使い分けてますが、
安物ばかりなので、いずれイスカコンフィは入手するつもりですので、またキャンプでご一緒しましょう、ええ、葉巻付きで・・・
ひまぱのぱさん
おおっ、そちらはカリマットからリッジレストですかっ、どちらも長年の憧れでした。
エンソライトマットという名前に憧れつつ、薄い銀マットや重い(それでも半身用の)エアマットを使い続けてました。
安物でも厚手のインフレータブルを入手してからは、これが最高と思いつつ、やはり重いし面倒になってきたので、
またクローズドセルのフォームマットに戻った、とゆー感じですね。
ふーむ、alalisさんは高反発クッションがお好みですか・・・
サーマレストで最高級品の「ドリームタイム」は「形状記憶フォームにマイクロファイバーのカバー」となってますから、
こちらは低反発タイプのフォームを使用しているのかも知れませんね。
温度が下がるほど硬くなる低反発フォームは、寒くなるほど厚みが確保されるので、アウトドアにはいいのでしょうが、
定温のインドアなら、一定のクッション感のある高反発フォームがいいのか・・・このあたりは専門家の意見をお願いしたいですね。
まあ、硬さ自体はフォームの密度で決まるようですから、
身体各部で、それぞれに最適な密度のフォームにして、寝がえりの回数も減るとゆー、
やはりサーマレストの「ラグジュアリーマップ」あたりはいかがでございましょう。
ちなみにどちらも、LサイズとXLサイズも取り揃えてございますよ。