2011年06月13日
2011モンゴル紀行その2
(取り急ぎのお知らせ)
このブログサイトへのコメントでもおなじみの、きたきつねさんがアウトドア系のブログサイトを開設されました。
「アイヌモシリでアウトドア」とゆーサイトで、かなりシブいアウトドアグッズとそのメンテナンス工程などが紹介されています。
さっそく、左バーの愛読サイト(リンク集)にも掲載しましたので、どんどん応援して、どんどん稀少品なんぞをいただきましょう。げひげひ
で、前回記事からの続き、モンゴル植林ツアー報告の二回目であります。
結局一日目は日本からモンゴルへの移動だけで潰れ、日付が変わってからウランバートルのホテルに到着したわたくし、
ホテルの自室でモンゴルビールなんぞを飲みつつ、当日朝にあわてて詰め込んだ装備品を再点検したりして、
結局、就寝したのは午前三時を過ぎてからでした。ひっく
で、翌日は、八時に起床して洋風モンゴル風ごちゃまぜバイキングの朝食を終え、九時半に貸切バスに乗って、
クルマで二時間ほどのテレルジ国立公園に向けて出発しました。
ホテル前で記念撮影する、モンゴル体型の二人と、やはりよく似た体型の背後霊・・・
今回は奥様も同行、背後霊さんはその友人で、この二人がいなければもっと静かな旅行に・・・わっ、ぼかっ、べきっ、ぐしゃ
ホテルの近く、ウランバートル市内中心部の、古い街並みの様子であります。
で、周縁部まで来るとこんな感じ、塀で囲われた定住型の白いゲル(テント)と、戸建住宅が混在してきます。
モンゴルの6月から9月までは一応雨季、この日の朝も、ご覧のとおりの曇天でしたが、雨季といっても雨量は少なく、
日本のような、大雨や一日中降り続けるような雨は滅多にないそうであります。
で、もう少し離れてきたところ、線路の柵の手前、隊員が立っているあたりまでが一面の広大な男子用トイレ・・・
といっても、もちろんただの草原なんですが・・・
で、こちらとは反対側、しゃがむと道路から見えない盛土がある側が女子用トイレで・・・撮影はしませんでしたが・・・
郊外にでたら、人家がなくトイレ休憩で止まったところがトイレになるようであります・・・
ま、牛や馬などの大きなフンもあちこちにあるし、遊牧民は昔の農村のように肥料にすることもないですし・・・
ちなみに放牧している家畜のフンの乾燥したやつは貴重な燃料で、これを集めるのも重要な仕事なのであります。
ちょうど二重連の列車が通過、鉄ヲタならたまらないシーンなんでしょうね。
もっと郊外になると一面の草原、今はちょうど草が生え出して、本格的な遊牧が始まる季節であります。
画像ではちっちゃくて見にくいですが、馬に乗って遊牧させている二人はまだ子どもでした。
そう、6月から9月までモンゴルの学校はずっと夏休みで、その間に子どもたちは遊牧の手伝いをするのであります。
この丘を下って、右側に見える橋を渡るとテレルジ国立公園であります。ちなみに川の手前は高級別荘地。
橋が2本見えますが、右側は現用の木橋、左側が建設中のコンクリート橋であります。
ちなみに画像左側の看板にあるようにゴルフ場もできて、まさにゴルフコースにぴったりの地形なんですが、
あちこちに地ネズミやマーモットの巣穴がいっぱい、いわば全コース上に無数のホールがあるようなもので、
しょっちゅう巣穴にホール・イン・ワンするため、かなりの予備ボールが必要なのだそうであります。
この木橋を渡ってテレルジ国立公園内へ入ります。
やはり川沿いは土中の水分が豊富なためか、木々が大きく育っていますね。
で、今回はちと寄り道をして、実際の遊牧民のゲルを家庭訪問させていただきました。
このふたつのゲルで四人家族が生活、左側の新しいゲルは居間や食堂、客間のような使い方をされてるようで、
中央に大きなテーブル、周囲にはベッドのほか、仏壇、テレビ、冷蔵庫などが置かれてました。
ちなみに暑い時は、天頂部の一部と右側のゲルのように下部のフェルトを巻き上げて換気、冬はフェルトを何重にも重ねます。
風対策はラインのペグ固定ではなく、ゴムチューブに重りをぶら下げてありました。
このほうがフレキシブルに風を受け流すんでしょうね。いやあ、なかなか参考になります・・・
ここは道路に近く、電線から電力を引き込んでおられましたが、場所によってはソーラーパネルや発電機を使われるそうです。
で・・・
ゲルには敷居を踏まないように右足から入り、左側が男性、右側が女性で一番奥が主、奥から順に上座のルールなんですが、
ご主人様の席と女性の一番上座に座ってしまった、背後霊さんとうちの奥様・・・ちなみに左端は今回の隊長であります。
さりげに女性側の上座に座られた御主人は無視して、長女のご機嫌をとろうとする背後霊さん・・・このあたり、さすが大阪人!
現地添乗員さんの通訳でいろいろと話し、塩とバターたっぷりのミルクティーや、自家製チーズなどをご馳走になりましたが、
牛を90頭、羊を300頭ほど放牧されているそうで、一人では大変な作業量だと思いましたが、今は別に住まれている、
お父上も手伝われているのかも知れませんね。
ここの奥様はひたすらお茶やチーズを接待するだけで、客との受け答えはすべて御主人がされてました。
「病気や怪我をしたときはどうされるんですか?」
「40kmほど先にお医者さんがいます。それでもだめなときはウランバートルの病院まで行きます。もちろん馬に乗って。」
現地添乗員さんから補足して説明があり、
「モンゴル人は我慢強いので大抵の病気や怪我はじっと我慢して治します。我慢できない場合にはその辺の薬草を使いますから、
医者や病院に行くのは、よほど重大な手術を要するときだけです。」とのこと・・・
ちなみに今回の現地添乗員さん、外務省高官の娘さんだそうで、お父上の仕事で子どもの頃は日本に住んでいたという、
きわめて日本語の上手な方だったので、別の隊員が、モンゴル人にとって日本語でいう「ちょっとそこまで」の感覚は、
どのぐらいでしょう?とお訊きした時には、「10kmぐらいでしょう、もちろん馬に乗って。」とのことでありました。うーむ。
ちなみにこのゲルの・・・
ほんとの御主人は、右側のモンゴル体型の方なんですが・・・迷彩パンツの長男くんもなじんでたし・・・
家庭訪問の後は、前回も行った亀石に立ち寄りました。
このあたり一帯は、いわゆる奇岩が多いのですが、なかでも単独で巨大なのが、この亀石なのであります。
このあと一行は、この日の宿泊地であるツーリストキャンプに向かいます。
(以下、次号に続きます。)
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この記事へのコメント
やっぱ、何か違和感がありますね。
その一方で、98kさん、モンゴルの草原にもゲルにも全く違和感がない。う~む。
わははは、なにせ今回記事は午前中の画像ばかりですからね・・・朝から飲んだくれるようなことは・・・
ま、朝のバイキングは、何度も取りに行くのに夢中で、画像を撮り忘れただけですが・・・
ちなみにわたくし自身もモンゴルには、やたらなじんでいるなと思っています。きっぱりと
みたいなウルルン的なアレですねわかりますm(_ _)m
なにはともあれご無事でのご帰還、なによりです\(^^)
雨季の牧畜に合わせて学校もお休み、ナルホドねェ~。
いつかは行きたいモンゴル。
連れてってくださいまし!
川端さん
ええ、それでいきなり冷蔵庫の羊肉に、持参した醤油をぶっかけて齧ろうとして取り押さえられ・・・以下略
alaris540さん
6月1日から9月30日まで丸4カ月間、夏休みだそうです。
学校がある時期は、寮生活をしている遊牧民の生徒も多いので、働き手としてどうしても必要なんですね。
昔の日本でも、地域によっては田植え休みとかはあったようですが、こんなに長期で全国的ではなかったですねえ。
きたきつねさん
モンゴル、まあ、わたくしにとっては北海道も同じようなもんですから・・・
招待してくださいまし!