2011年06月17日
2011モンゴル紀行その4
モンゴル二日目の夜(といってもまだまだ明るいのですが)になって、いよいよキャンプ宴会のはじまりであります。
一日目の夜は機内食だったので、これがはじめての夕食宴会、今回のメンバーは60代から70代が中心でしたが、
みなさん元気な人ばかり、しかも酒好きが多かったので、おおいに楽しみにしていたところなのであります。
まずはビールから・・・
現地時刻でも7時を過ぎているのですが、ご覧のとおり、窓の外はまだまだ明るいのであります。
で、この日のメインは、なんといっても・・・
こちらの「羊の石焼き」
この中に、まるまる一頭分の骨付き羊肉と焼け石が入っています。
じゃーん
って、かなり取り分けたあとの画像になってしまいましたが・・・なにせ食べるのに夢中だったもので・・・
まあ、石焼き芋と同じなんでしょうね、岩塩と焼け石だけで骨付き羊肉を蒸し焼きにした、モンゴルの伝統料理であります。
これを素敵なおねいさんが、各テーブルにどんどん取り分けてくれます。
で、各自の前にある、このおにぎり付きプレートにですね・・・
好きなやつを・・・どかっ!・・・と・・・
わたくし、最初は部位をまったく考えず、ともかく大きなやつを取りましたが、あとはそれぞれの部位を味見して・・・
わははは、完食、完食・・・
ちなみに右のプレートは、ほかのみなさんのプレート・・・いや、そんなことはなかった・・・はず・・・
これ以外にも、ボルシチなどいくつかの料理が出たと思うのですが、まったく記憶になく、画像もありましぇん。ええ、きっぱりと
さすがに(羊の肉だけで)お腹がいっぱいになったわたくし、ビールのおかわりをすることもなく(人さまからはいただきましたが)、一服するために一息入れるために、外に出たのですが・・・
八時を過ぎて、ようやく東側の山々が夕日を受けて、赤く染まりはじめていました。
で、この日のキャンプサイト、我々18名のグループ以外には、遅れてきたオーストラリアからの5名のグループだけ、
と聞いてましたので、隊の酒飲み連中には、わたくしのゲルに酒とつまみと椅子とグラスを持って集合、
そこで朝までどんちゃん騒ぎじゃあ!!!と、一次会で伝えておきました。
で・・・
まず10名ほどが集合、わたくしがインチョン空港で買ったカティサークをはじめ、黒、青、赤、各レベルのチンギス・ウォッカ、
陶器瓶入り韓国焼酎やプレゼント用に用意した日本の高級ウィスキーミニチュアボトル各種、柿ピーにイカフライなどなど・・・
で、おおいに盛り上がっていたのですが、例によってわたくし、一服するために外に出た時、たまたま通りかかった、
欧米系の二人連れに声をかけたところ、英国とノルウェーから来たとのこと・・・
「ここは影の千人隊長のゲルじゃ、旅人は歓待するのがモンゴル流やぞ、まあ上がっていかんかいっ!」
と、無理やり宴会に引き込んだとゆーか、よろこんで入ってきたとゆーか・・・
「まずは、このチンギス・ウォッカをかけつけ三杯・・・おおっ、ええ飲みっぷりやないかい・・・
ところで管理棟では、オーストラリアから来てる5人組だけと聞いてたんやが、一体どないなってんねん。」
と(英語風大阪弁で)訊いたところ、あとはオーストラリア人1人とアメリカ人2人の計5人とのことで、
たまたま知り合って、一緒にモンゴルを廻ってて、その後はロシアにも一緒に行く予定とのこと・・・
それぞれ3ヶ月から6ヵ月の休暇で世界各地を周遊中、全員が20代半ばから後半の、いわゆるエリートサラリーマン・・・
この年代の優秀な社員が、長期休暇を取って世界漫遊できるとは・・・うーむ・・・うらやましいぞ・・・
そうこうしてるうちに、シャワーがえりのうちの「お騒がせ二人組」も入ってきて・・・
こぽこぽこぽ・・・って・・・自分らの分以外に、客にも注いだらんかいっ!!!
「ホカノ、トモダチ、ヨンデキテ、イイデスカ・・・フタリダケダト、チョットコワイシ・・・」
「おう、何百人でも連れてこんかいっ、わしは影の千人隊長やぞ・・・ひっく・・・」
で、
メキシコで買ったとゆー、お気に入りのポンチョを着たオージーも来たのですが、
なにやら三人でこそこそ話して、ふたたび暗闇に消えて行きました。
で、しばらくすると、残る二人のアメリカ人とともに現れたのですが、三人の両手には冷えたビールやワインがいっぱい・・・
そーいやさっき、こそこそとドル紙幣を出し合ってたな・・・うーん、若いのによく気がつくのう・・・
で・・・
わははは、愉快、愉快
結局、このキャンプ場の宿泊客のうち、酒飲み全員が、わたくしのゲルに(世界各国から)集まったわけでなんですが、
我々があちこちで植林しているボランティアグループであること、今回は東日本震災支援へのお礼も込めて、
ウランバートル近郊で、地元の子どもたちと一緒に植林することなどを伝えると、
「ほんとに素晴らしい活動です、わたしもリタイアしたらそんな生活をしたいです。」
と、なかなか殊勝なことを・・・って、わたくし、まだ現役なんですが・・・
で、おおいに盛り上がっているゲルを出てみると・・・
10時を過ぎて、ようやく暗くなってきた草原に月がかかり・・・
おそらく世界で二番目の、ゲルへの照射比較であります。
右はFENIX LD-10のハイモード、左はたぶん40w程度のゲルの白熱電球(クリア)・・・
って・・・ゲル内の白い光点は一体なんなんだ???
ふたたびゲル内に戻ると、「まだまだ若い者には負けぬ・・・」と国際腕相撲を挑むもの、国歌や民謡を歌い出すもの・・・
教えてもらったばかりの「あっち向いてホイ」を延々と続けるもの・・・
とまあ、じつに楽しい国際的なキャンプ宴会となりました。
で、ゲルでの宴会後は・・・
またゲルの外で飲みつつ、みんなで草原に寝転がって、満天の星の観察会をやってたんですが・・・
すっかり出来上がっていたのと、見える星の数があまりにも多すぎたため、なかなか星座を特定できませんでした。あは
(次回に続きます。)
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この記事へのコメント
いやあ、酒池肉林といっても、九州OFF会ほどではなかったですよ・・・げひひひ
わははは、確かにワールドワイドなキャンプ宴会になりましたねえ、この夜は・・・
ただまあ、わたくし和製007とゆーよりは・・・和製ミスター・ビーンとゆー感じのハチャメチャぶりでしたが・・・