2011年07月18日
マジでクール・・・
ええ、マジでクール・・・なのであります。
そう・・・
MAGICOOL マジクールであります。きっぱりと
高分子吸水剤を使ったこの手の商品では老舗とゆーか、けっこうブランド品であります。
わたくし、めったにブランド品は扱わないので、今回もたまたま奥様が買ったついでに買ってもらった、とゆー次第・・・
じつは先々週の「猫ストーブで猫ベーコン、ついでに光るキノコ再探索」ツアーのとき、川端さんがよく似たやつを持参されてて、
わたくしもいつか欲しいとは思っていたのですが、うちの奥様が、こんなブランド品をお買い求めになられるとは・・・ううっ
原理は素焼きの水壷や米軍のキャンティーンカバーと同じ、水分が蒸発するときの気化熱で中を冷やそうとするもので、
素焼きの水壷の場合は中の水が徐々に染み出して表面で気化、米軍のキャンティーンカバーは内張りの起毛保温素材を、
暑い時に濡らしておけば、やはり気化熱で、それぞれ中の水が冷たくなるというものですが、こちらはそれをですね・・・
高分子微細ポリマーでやろうとゆー、けっこうハイテク商品とゆーか、アイデア商品なのであります。
まあ、高分子吸水剤を使うとゆーぐらいは、誰でも思いつきますが、水分は表面から気化させねばなりませんし、
いっぽうで繰り返し使用するためには、中の高分子吸水剤が吸水の際などに漏れてしまってはいけませんから、
その兼ね合いとかがノウハウなんでしょうね。
ご覧のとおり、血管が集中する首に巻いて血流の冷却を促進しようとゆーもので、濡れタオルよりはるかに保冷時間が長い、
つまり、昔からやっていた、首に巻いたバンダナをいちいち濡らす、とゆー手間が要らないのが特徴であります。
ただまあ、わたくしの場合・・・
どーゆーわけか、首まわりの2/3程度しか、
吸水剤部分が届かないのでしゅが・・・うぐぐぐ
すこしはためになるP.S.
先週のNHK番組「ためしてガッテン」でやってましたが、熱中症などで体温が上昇した場合、まず冷やすべき部分は、
首(頭の付け根)、わきの下(腕の付け根)、またの内側(脚の付け根)など、太い血管が集中する部分であります。
これは山岳会主催の救急講習会などでは、熱中症への応急手当として最初に教えることで、風通しのいい日陰に運んで、
衣服を緩めて楽な姿勢にして血流を確保してから、上記各部分を気化熱を利用して濡れタオルなどで冷やします。
で、意識がある場合は、できれば体液と同じ濃度の食塩水やスポーツドリンクなど、なければどんな飲み物でもいいので、
少しずつ、できるだけ大量に飲ませる、というものであります。
ただし、アルコール飲料には利尿作用があり、水分不足で危ない身体には逆効果ですから、けっして飲ませてはいけません。
まあ、暑さでぐったりしてても、冷たいビールでたちまち元気になるやつは、キャンプ宴会には多いですが・・・
もちろん、冷たい飲み物があれば飲ませて体内温度を下げることも重要ですし、川沿いや水道のある市街地など、
水が充分に得られる場合には、全身を着衣のまま水に浸すのが、表面体温を下げる最短方法であります。
(追記です。この場合は、急激な温度低下によるショックに陥らないよう、徐々に浸していくことが重要です。)
で、同番組の中で、わたくしも知らなかったのが、おでこを冷やすと逆に体温が上昇する、ということでした。
冬の冷たい海に潜る海女さんは、顔だけを冷たい海水にさらしているので逆に体温が上昇するのだとか・・・
なんでも、おでこなど顔の部分には冷たさを感じる冷点が多く、顔が冷たくなれば体温を温存しようとして、
手先や足先などへの血流が少なくなって内部体温を維持するそうで、熱がある時におでこを冷やすのは、
気持ちよく休めるようにするのが目的、それ自体は体温を下げる効果はないようであります。
そういえば、寒いテントでシュラフから顔だけ出したり、緊急時にエマージェンシーシートにくるまって顔だけ出すのは、
体温を温存するためには、理にかなったことだったんですねえ。この番組を見て、はじめて気づきました。
人類の身体は、発汗による気化熱で表面体温を下げ、その表面近くへ多くの血液を循環させて体液温を下げるという、
空冷式と液冷式の併用ですから、汗が気化しやすい工夫と充分な水分補給、首などの大きな血流のある部位を、
冷やす工夫が必要なのは理解していたのですが、おでこを冷やすのは体温を下げる工夫からは逆効果だったとは・・・
ちなみに、暑い中で運動しても、あまり体温が上がらずバテない身体になれるのが、運動後の牛乳!!!とゆーのも初耳でした。
こちらは、牛乳の成分の中に、血液に水分を取り込む物質が含まれていて、暑い中での運動後に牛乳を飲むと、
血流量が増えて運動中の体温上昇を防げる身体になっていくとかで、運動後にスポーツドリンクを飲んだグループと、
牛乳を飲んだグループとでは、五日後には明らかに異なるとゆー実験結果になってましたね。
さらに牛乳には、スポーツドリンクと同程度の塩分や糖分も含まれているようで、これからの時期は「運動後の牛乳」が、
ブームになるかも知れませんね。
さらにちなみに、熱中症予防のための塩分摂取とゆーのは、あくまで炎天下などで激しい運動を続ける人だけでいいそうで、
エアコンのない暑いところでも、ふつーの生活をする場合は失う塩分も少なく、日本人はもともと過剰摂取気味なので、
とくに高齢者などは高血圧にならないよう、取り過ぎに注意すべきだそうであります。って、わたくしのことか・・・げほげほ・・・
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この記事へのコメント
高分子ポリマーの入った袋に、水をたっぷり含ませ、通気性のある外袋に包んで、猫ちゃんがその上に座る....
はずが、猫は見向きもしない。
そこで、それをさらに大判タオルで包んで人間が枕代わりに使ってみると、これが快適なんですね。ひんやりして、朝まで熟睡できます。2年ほど使った後、引っ越しのどさくさでどこかに消えてしまいました。今年は、似たようなものを探してみようかな。
ちなみに、ウチの猫、アルミ製の放熱パッドも買ってやったのに、やはり見向きもしません。板の間の風通しの良いところを見つけて、長々と寝そべっています。
部下に台風待機を指示して早めに帰宅、只今ビールもどきを飲みつつ台風情報を見ております。ひっく
>クール座布団
水の気化熱で温度を下げるタイプは湿気を出しますから、室内なら通常の保冷剤を使ったやつのほうがいいかも知れませんね。
>アルミ製の放熱パッド
まあ、こちらはライトをMODするときの放熱用にお使いください。で、完成したらわたくしが使いますので・・・
>板の間の風通しの良いところを見つけて、長々と・・・
日本の伝統を受け継ぐ、えらい猫さんじゃないですか! ハイテクにはついつい手を出す新しいモノ好きの飼い主とは大違い・・・
いつか試してみよう。
私、気温が30℃を越えるとCPUが熱暴走を起こし始めます。
33℃越えが数日続くと人事不詳に陥り暴れてしまうようです。
ストーブにベーコンもいいですねー。
そういや友人から2年前にもらった桜のチップがまだ未使用で数㎏玄関に放置プレイ。
今年こそはベーコン作るぞと心に誓うも遊びに忙しく手が付けられませんねー。
98kさん、作りにいらっしゃいませんか?
なにせ、そちらは牛乳の宝庫ですから、是非試してみてくださいね。
>33℃越えが数日続くと人事不詳に・・・
わたくしも33℃越えが数日続くと、(ビールもどきの飲み過ぎで)人事不詳になります、きっぱりと
>ストーブにベーコン・・・
まあ、数キロの桜のチップを使い切るぐらいベーコンを作られた頃に、関西組で強奪ツアーを企画しますので・・・むひひ