2011年10月23日
災害ボランティア・・・撤去作業編
(災害避難についての「まとめ記事」はこちらです。)
(期間限定のお知らせ)
震災復興支援の「仏T(ブッティー)」ご紹介記事はこちらです。
前回記事からの続き、うちの奥様が参加された東北での災害ボランティア活動???の現地報告であります。
仙台に到着した一日目は、宮城県下の日本酒の蔵元への支援なんぞに終始したようですが・・・
さすがに二日目は早朝から・・・
ワンボックスカー2台で、石巻市内・日和山公園の麓にある門脇小学校近くのお寺に移動・・・
(案内図の中央下部にある階段の下、小さく「門脇小学校へ」とあるあたりだそうです。)
お世話になったボランティアセンターでは、前日の夜に当日動員可能なボランティアメンバーを班分けして、
その中で運転できる者がセンターのクルマを運転して、それぞれ支援を必要としている現場へ赴くそうで、
この日参加したのは、墓地への流入物の整理・撤去作業を行う斑だったそうです。
で、着いたのが・・・
作業の拠点になっているお寺の本堂、この裏山が日和山公園だそうで、屋根の左にかすかに鳥居が見えますね。
補修された本堂内部はがらんとしていますが、震災直後は全てが押し流され、流入物で埋まっていたそうです・・・
あっ、あんなところに、わたくしの(だった)ドイター・メートーヘン20が漂着している・・・ううっ
こちらが墓地の様子・・・見渡す限り、ほとんどの墓石が倒壊しています。
左奥に見えるのが門脇小学校の校舎跡、右半分が黒いのは、流れ着いた船の重油で焼けた跡だそうです。
墓石や遺骨があるので重機で一斉に撤去するわけにもいかず、流入物の中には貴重品や思い出の品もあるため、
大きな瓦礫を除いた後は、少しずつ手作業で整理しているそうで、人手がいくらあっても足りないようです。
3月31日に撮影されたここの動画をYOUTUBEで見ましたが、ちょうどこの建物の半分あたりの高さまで、
見渡す限り360°、すべて流入物で埋まってました。
半年かかって、やっとここまで撤去してきたんですねえ・・・まだまだボランティアの支援は必要なようです。
で、お昼には・・・
お寺の本堂に戻って、めいめいが途中のコンビニで買った昼食を食べ、午後からはまた作業を再開・・・
で、作業終了時の手洗い用の水も・・・
上水道がまだ復旧していないため、わざわざ仙台から積んで行ってるそうです。
はいはい、たくさん整理できましたね、えらいえらい・・・なぜか自宅では、まったくしないけど・・・
ちなみにお揃いのヘルメットとTシャツはボランティアセンターで貸してもらったそうですが、
踏み抜き防止用のステンレス・インソール(中敷き)、厚手の革手袋、防塵ゴーグルや防塵マスクは、
わたくしが餞別代りにコーナンプロに行って用意したもの、やはり現地では必需品のようです。
(踏み抜き防止中敷きの女性用は、あちこち探してもなかったので、男性用Mサイズを苦労してカットしました。
わたくし用なら、各種安全靴に登山靴からジャングルブーツまで、スチールシャンク入りからプラの三層ソールまで、
あらゆるタイプを自宅に取り揃えてあるのですが・・・)
ご参考までに、仙台と石巻との往復の車内から撮ったと思われる画像も、いくつか紹介しておきます。
これが2011年10月9日現在・・・
発災からほぼ7ヶ月後の実態であります。
まだまだ支援が必要な状況のようですが、やはり行って実感してみないと、ほんとうにわからないのかも知れませんね・・・
と・・・
二日目はいちおーボランティアらしい活動もしたようですが、夕食にはとーぜん・・・
宮城名物、生かまぼこ(笹かまぼこ)のチーズフライに・・・
おなじく名物の豪華牛タンカレー・・・
もちろん食後のデザートも・・・
名物のずんだ餅、とゆーよーに・・・
この日の夜は、宮城県下の農産物に畜産物、海産物などの振興を支援したようです。
(次回、最終日に続きます。)