2012年01月15日
極楽浄土の庭・・・
正月早々、同窓会で真っ昼間から飲んだ勢いで、四天王寺さんに立ち寄ってきました・・・って、このバチあたりめがっ!
和宗総本山、四天王寺・・・

右の大きな石碑にもあるとおり、聖徳太子が593年に建立した「大日本佛法最初」のお寺なので、
宗派にこだわらないという「和宗」の総本山として、今は独立した存在だそうです。
ちなみにこの四天王寺を建てるために結成されたのが金剛組で、現存する世界最古の企業なのであります。
で、この石の鳥居(神仏習合の名残りなんですよね・・・)を、境内側から見ると・・・

ちょうど上町台地の西端に位置し、真西の方角に向かってますので、高い建物がなかった時代のお彼岸には、
真西の海、すなわち西方浄土へと沈む夕陽を、ここから拝むことができたのであります。

上方落語「鷺とり」のラストでおなじみの五重塔であります・・・いやあ、枝雀さんの名演が懐かしい・・・
ちなみに五重塔の南側では・・・

高さ日本一になる予定の近鉄ハルカスビルが、着々と高度を稼いでました・・・
うーむ、鷺さんたちが五重塔より高く飛んでも、このビルにしがみつけば助かるかも・・・
で、同じく有名な「亀の池」には・・・


見張りをサボってて、喜六に捕まってしまった鷺さんが寒そうに・・・
とまあ、四天王寺境内の詳しい案内なんぞは、落語でじっくり聴いていただくとしてですね・・・
今回のお目当ては「極楽浄土の庭」なのであります。
本坊にある名庭園なのですが、なにせ有料区域なので、今まで入ったことがなかったとゆー・・・とほほほ
つーことで本邦初公開・・・ではなく、わたくしがはじめて入った、極楽浄土の庭へご案内であります。


この渡り廊下を潜って・・・

ここで馬から下ります・・・って、はじめから乗ってませんが・・・
順路に沿って歩いていくと・・・

道の左側に火の河とゆーのがあり、こちらは人生が逆境にあるときの怒りや恨みをあらわし・・・

道の右側が水の河で、こちらは人生が順境にあるときの貪りをあらわしている・・・そうであります・・・
まあ、途中は省略して
、順路沿いに次々と散策していくと、やがて・・・

阿弥陀三尊をみたてた庭石が浮かぶ、「極楽の池」に至ります・・・
で、池の畔には・・・


八角亭という、洋風建築の小さな東屋があります・・・
1903年に天王寺で開催された、日本最大にして最後の内国博、第五回内国勧業博覧会の会場から移設したもので、
窓に色ガラスが嵌められており、中を覗くと・・・

うーむ、まさに極楽極楽・・・なのかっ???
ほかにも・・・


いくつものお茶室と、その前庭や・・・

石庭なんぞもありました・・・
他にも、けっこう広い敷地に様々な造作の庭があって面白かったのですが、真っ昼間から飲んでた御一行は・・・

そそくさと二次会の会場探しに・・・
いやあ、今年もまた・・・
煩悩優先のようであります・・・げひげひ

和宗総本山、四天王寺・・・

右の大きな石碑にもあるとおり、聖徳太子が593年に建立した「大日本佛法最初」のお寺なので、
宗派にこだわらないという「和宗」の総本山として、今は独立した存在だそうです。
ちなみにこの四天王寺を建てるために結成されたのが金剛組で、現存する世界最古の企業なのであります。
で、この石の鳥居(神仏習合の名残りなんですよね・・・)を、境内側から見ると・・・

ちょうど上町台地の西端に位置し、真西の方角に向かってますので、高い建物がなかった時代のお彼岸には、
真西の海、すなわち西方浄土へと沈む夕陽を、ここから拝むことができたのであります。

上方落語「鷺とり」のラストでおなじみの五重塔であります・・・いやあ、枝雀さんの名演が懐かしい・・・
ちなみに五重塔の南側では・・・

高さ日本一になる予定の近鉄ハルカスビルが、着々と高度を稼いでました・・・
うーむ、鷺さんたちが五重塔より高く飛んでも、このビルにしがみつけば助かるかも・・・

で、同じく有名な「亀の池」には・・・


見張りをサボってて、喜六に捕まってしまった鷺さんが寒そうに・・・

とまあ、四天王寺境内の詳しい案内なんぞは、落語でじっくり聴いていただくとしてですね・・・
今回のお目当ては「極楽浄土の庭」なのであります。
本坊にある名庭園なのですが、なにせ有料区域なので、今まで入ったことがなかったとゆー・・・とほほほ

つーことで本邦初公開・・・ではなく、わたくしがはじめて入った、極楽浄土の庭へご案内であります。


この渡り廊下を潜って・・・

ここで馬から下ります・・・って、はじめから乗ってませんが・・・

順路に沿って歩いていくと・・・

道の左側に火の河とゆーのがあり、こちらは人生が逆境にあるときの怒りや恨みをあらわし・・・

道の右側が水の河で、こちらは人生が順境にあるときの貪りをあらわしている・・・そうであります・・・
まあ、途中は省略して


阿弥陀三尊をみたてた庭石が浮かぶ、「極楽の池」に至ります・・・
で、池の畔には・・・


八角亭という、洋風建築の小さな東屋があります・・・
1903年に天王寺で開催された、日本最大にして最後の内国博、第五回内国勧業博覧会の会場から移設したもので、
窓に色ガラスが嵌められており、中を覗くと・・・

うーむ、まさに極楽極楽・・・なのかっ???
ほかにも・・・


いくつものお茶室と、その前庭や・・・

石庭なんぞもありました・・・
他にも、けっこう広い敷地に様々な造作の庭があって面白かったのですが、真っ昼間から飲んでた御一行は・・・

そそくさと二次会の会場探しに・・・
いやあ、今年もまた・・・
煩悩優先のようであります・・・げひげひ

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この記事へのコメント
1. Posted by 川端 2012年01月16日 07:40
酔っ払いだけに煩悩優先でも、"お坊さんだけに"の舞台なので、ケガ無かった。みたいな。。。
しかし、そーですか。
98kさん。そろそろと、折に触れ極楽浄土が垣間見えるようになってこられましたか(^ー^)
いや、まあ、アッシのほうがあの世に近そうな自覚はあるんですけどね(^^;
しかし、そーですか。
98kさん。そろそろと、折に触れ極楽浄土が垣間見えるようになってこられましたか(^ー^)
いや、まあ、アッシのほうがあの世に近そうな自覚はあるんですけどね(^^;
2. Posted by 98k 2012年01月16日 21:48
>川端さん
>そろそろと、折に触れ極楽浄土が垣間見えるようになって・・・
そうなんですよ、このトシになるとねえ・・・
ま、年末には、賽ノ河原に下りて三途の川を渡って、地獄の一端も垣間見ましたが・・・
しかし昔から極楽のイメージとゆーと、おだやかな蓮池の畔で、食欲や物欲などとは縁のない、おだやかな人たちが、
静かに上品におだやかに暮らしているとゆーやつですよね。
ラフティングできる激流もないし、ライト持って潜れそうな真っ暗な洞窟もないし、酒池肉林キャンプもできなさそうだし・・・
「どこが極楽やねん、退屈して地獄の苦しみやないかいっ!」
と思ってしまうのは、まだまだわたくしの修行が足りないからなんでしょうねえ・・・
これからも山奥でキャンプ宴会、もとい胃袋修行を重ねたいと思いますので、また誘ってくださいね、送迎付きで・・・


>そろそろと、折に触れ極楽浄土が垣間見えるようになって・・・
そうなんですよ、このトシになるとねえ・・・
ま、年末には、賽ノ河原に下りて三途の川を渡って、地獄の一端も垣間見ましたが・・・

しかし昔から極楽のイメージとゆーと、おだやかな蓮池の畔で、食欲や物欲などとは縁のない、おだやかな人たちが、
静かに上品におだやかに暮らしているとゆーやつですよね。
ラフティングできる激流もないし、ライト持って潜れそうな真っ暗な洞窟もないし、酒池肉林キャンプもできなさそうだし・・・
「どこが極楽やねん、退屈して地獄の苦しみやないかいっ!」
と思ってしまうのは、まだまだわたくしの修行が足りないからなんでしょうねえ・・・
これからも山奥でキャンプ宴会、もとい胃袋修行を重ねたいと思いますので、また誘ってくださいね、送迎付きで・・・


