2012年02月19日
五新線・QTC?OFF会報告3
前回、前々回からの続き、五新線・QTC?OFF会報告の最終回であります。
2月11日の昼前から、五新線跡でトンネル内照射なんぞを楽しんだ関西のライト好き御一行、
五條市内の業務用スーパーで買い出しを済ませ、吉野川沿いを上流にあるキャンプ場へ向かいました。
じつはわたくし、ふた昔ほど前に、このあたりによくカヤックやファルトの練習に来ていた時期があり、
奈良国体のカヌースラローム会場になった芝崎の瀬では、黒部川の上流部を下る前に練習に来られてた、
モンベルの辰野さんとお会いしたこともあったのですが、その後、さらにカヌーゲレンデとして充実してるようで、
川沿いにはモンベルのユースホステルなんぞもできてて、モンベルショップも併設されてました。
昔はマイナーだった川下りもアウトドアスポーツとして、それなりに定着してきたんですねえ・・・
ま、せっかくなので、モンベルショップに寄ったりしてから、予約していたキャンプ場の受付へ・・・
じつは予約の際、「第一キャンプ場は工事中で、キャンプされるなら少し下流の第二キャンプ場になりますが・・・
でも、こんな時期にほんとにテント張るんですか?」と、その際は半信半疑だったようです。
でも、ほんとに行ったので、やはり驚かれたようでしたが・・・
受付のある管理棟やロッジの一部は無事だったようですが・・・
一昨年の9月には、こんな状況だった第一キャンプ場は・・・
昨年秋の台風12号で、すっかり岸をえぐり取られたようで・・・
こんな状況になってました・・・
今年になっても、ずっと護岸工事が続いているそうです。
やはり吉野川でも、台風豪雨の影響は凄かったようで、長年親しんだ川筋も大きく変わってました。
ともかく受付をすませ、給水タンクが凍結しているとのことで水を補給してから、はじめての第二キャンプ場へ・・・
もちろんキャンパーは我々だけ、でもシーズンにはカヌースクールとかで満員になるんでしょうねえ・・・
上の画像は、キャンプ場の真ん中あたりから上流側を撮ったものですが、下流側にはトレーラーハウスも並んでて、
なるべく大きなトレーラーハウスを風除けに、まずはスクリーンタープの設営であります。
ええ、今回のキャンプのコンセプトはウルトラライト・・・
とはいいながら、ま、宴会場は別、つーことでですね・・・むひひひ
日没直前の様子であります。
おなじみになったパープルの赤チャリさんダンロップテントに、虫集め色のwingさんモンベルテント・・・
wingさんのは、いつものやつですがシングルウォールで小型軽量、ま、コンセプトどおりですね・・・
でも、赤チャリさんのは確か4人用、それに新調されたとゆーロゴスのコンパクトキャンプベッドまであったし、
ハイランダーのマットにナンガの冬用ダウンシュラフですから、とてもウルトラライトとはいえませんねえ・・・
ちなみに川端さんは、ファイントラックツェルトのデビュー、他の装備もすべてウルトラライトで用意されたようですが、
さすがにシュラフやマットは、予備に持参されていた、しっかりしたやつを選択されたようです。
わたくしも、モンベルのモノポールシェルターとサウスフィールドのマチ付きグランドシートとゆー小型軽量セットも、
いちおー準備してたのですが、今回は体調がイマイチだったため、予備のダンロップオールシーズンテントにしました。
冬のシェルターは、発熱体が人体だけの場合は、より小さくて人数が多い方が暖かいのが当たり前で、
一人で240cm四方、しかも隙間の多いシェルターとなると、さすがに室内温度が上がらないのであります。
で、乾杯であります。そーいえばこっちが先でしたね・・・テント張る前に、まあとりあえず・・・とかいって・・・
右はwingさん持参のおなじみスパークリングワイン、左はわたくしが持参したフィンランドのヴォトカであります。
ちなみにこのヴォトカ・・・
昨年のモンゴル植林ツアーの際、ウランバートルのチンギスハーン空港で買ったものであります。
他にも業務用スーパーで、1ℓペットのマッコリや焼酎も購入してたのですが、結局ウォトカが半分ほど余っただけ、
残りは一晩で空けてしまいましたよ、ええ、wingさん一人で・・・
で、とーぜん、夕食のメインは鍋!!!
今回は豚肉たっぷりのちゃんこ鍋に、にんにくをたっぷりと追加して身体を温めました・・・
鍋宴会がひと段落する頃には・・・
赤チャリさんが全員へのプレゼント用に持参されてたブリキ製のLED3灯ライトなんかが出てきて・・・
やがて、この夜のメイン、QTC化されたwingさんのARC AAAがずらりと・・・
ちなみにキーホルダーにしてるのが、以前わたくしがwingさんにいただいたやつであります。
「わわっ、いいないいな、ヘッドを絞り込むだけで明るさが変わるんですね・・・わたくしのもぜひ・・・じゅるじゅる・・・」
「じゅるじゅるって、もう98kさんのやつにも仕込みましたよ・・・」
「ええっ、さっきヘッドを外してただけじゃないですかっ! ほんとに入れるだけなんですね・・・わっ、明るさが・・・」
と、けっこう面白く遊んだのですが、酔ってて画像を撮ってなかったので、帰宅後に撮った画像をご紹介・・・
こちらがヘッドをいっぱいまで絞り込んだ状態・・・
で、徐々にヘッドを緩めていくと・・・
こんな感じから・・・
こんな感じになります・・・
ただまあ、ひまぱのぱさんの画像にもあったように、数十回、きこきこ廻しただけで・・・
QTCとやらに、すっかり穴があいてしまいました。
やはり耐久性に問題があるのか、薄い金属板でも噛ませばいいのか・・・
ま、このあたりはwingさんに、今後よく考えてもらうことにしましょう・・・ええ、きっぱりと
(追記です。その後、wingさんが薄い金属板を噛ませて下さいました。これまたきっぱりと・・・)
と、すっかり夜も更けて、恒例の「夜のお出かけ」であります。
赤チャリさんが持参されたブリキ製LED3灯がけっこう明るく、DセルAAセル変換アダプターも付属してて好評でした。
これまた恒例の記念撮影・・・
両端がブリキ製LED3灯ですが、見た目では色や明るさがかなり異なりましたねえ。
スクリーンタープに戻ってからも、川端さんの「ウルトラライト湯沸かしキット」を試したり・・・
このために、わざわざ追加購入した焼き網で焼き芋を楽しんだりして・・・
まあ、みなさん仕事でお疲れ、日付が変わる頃には、三々五々就寝された・・・のですが・・・
わたくしは、ほぼ一時間半ごとに起き出してはおしっこに行ったり、一人宴会をやったりしてました。
で、二時過ぎには、10分ほどパラパラと音がして・・・
翌朝は、うっすらと雪化粧・・・
ちなみにスクリーンタープの後ろ、トレーラーハウスとの隙間に、ちらっと見えているオレンジ色のが、
川端さんのファイントラックツェルトであります。
極薄生地ですが、結露もなく、けっこう暖かかったそうであります。まさにウルトラライトですね。
さらにちなみに、わたくしが今回使用したダンロップの古いオールシーズンテントOTM-4200であります・・・
「軽量」と書かれてますが、あくまで20年前の話で、重さは3kg以上あります。
でも、さすがにオールシーズン用・・・
こちらも、とても暖かでした・・・
(おしまい)
感謝と期待のP.S.
wingさん、いつもながら面白いものをありがとうございました。
ただまあ、数回の使用でかなりささくれだってきてますので、またなにか考えてね!!!
Higuさん、wingさんから廻り廻ってわたくしも楽しむことができました。ありがとうございました。
またいつか、キャンプでご一緒しましょうね!!!
赤チャリさん、川端さん、今回も送迎をはじめ、いろいろとありがとうございました。
次回もよろしくねっ! げひげひ
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この記事へのコメント
QTC、やっぱりささくれちゃうんですね。
私の場合、穴は空いてませんがぁ。力の違いかなぁ??^^;
でも、締めこむだけで調光できるのは便利ですね。
ええ、タープやテントの中はとても暖かでしたよ、ライトの放熱で!

QTCですが、テント内での調光に、ほんと便利でした。
ただ、消したつもりでも、しばらくすると点いてたりしますので、しっかり緩める必要があるのと、
やはり数回の使用で「ささくれだって」くるのが気になりますね。
本来、薄い金属板とかで挟んで使うものなんでしょうかねえ・・・
もう壊しちゃったの・・・
締めすぎですよ~
仕方が無い・・・
金属プレートで挟む様にしましょうか・・・^^;
いや、もう壊しちゃったの、といわれてもですね・・・ほんの数回使っただけなんですが・・・

金属プレート、なっ、なんとかお願いしますっ!じゅるじゅる

積雪を見ると、ブルブル、氷点下?
この時期に、ウルトラライト装備でキャンプしようという
企画そのものがすごいですね。
あたしゃ、趙のつく寒がりですから、だめだ。
それなりに力いっぱい締めて見ましたが大丈夫みたいです。
次回お会いするまでお待ちください。きっぱりと。
遅ればせながら、楽しかったですねぇ~(^^♪
次回は参加キビシイかなぁ・・・
就寝前のタープ内や、深夜のテント内で2℃ぐらいでしたから、おそらく明け方の野外はマイナス3℃から5℃ぐらいでしょう。
外に置いてたポリタンクの水も、上部数センチしか凍結してませんでしたから・・・
まあ、テント内で氷点下になると、シュラフカバーの性能比較ができたのですが、これは二日酔いの猫さんにお願いしましょう。

おおっ、もう完成したんですねっ!!!
次回お会いするのが楽しみ・・・って、いよいよ確定ですかっ???
今回もありがとうございましたm(_ _)m
自分記録によると、2011年は日帰りばっか。
泊りで遊んだのが9月の親子キャンプだけだったので、やっぱ泊りはゆっくりできていいな、と(^^)
今回。たぶん最初の紀ノ川んトキと温度環境的には近かったような気がするんですが、さすがにアタシの安物シングウォールより今回のツェルトのが遥かに結露しませんでした。
温度計によると外気マイナス二度くらいでツェルト内はプラス0.5度とかそんなカンジ。
手持ち最軽量装備でも死なないし、恐らく仮眠くらいはできそうな気がしました。さすがの定番ファイントラックは、たぶん優秀ですm(_ _)m
が、どう考えても安眠は無理だろうなと思えたので、アルミシート+全身マット+#3+シュラフカバー+使い捨てカイロにしたという・・・(^^;
アレですね。なんちゅーか、別にそんくれー間を空けてしか遊んでねーだろ?ってー気もしつつ、それでもぜかなんか寂しい気がしますm(_ _)m
一緒に呑める方が来ないと98kさんも愛想無しになっちゃいますしね(^皿^)
こちらこそ、ありがとうございました。おかげさまで、特大ウルトラライト装備しかも予備付き、を持参できました。

ファイントラックのツェルト、やはりお値段なりの透湿性はあるようですね・・・
今回、そちらは大量の発熱体(カイロ)を使用されてましたが、それでも室内の結露が少なかったんですねえ。
こちらは発熱体なしで室内温度が1℃から2℃の間でしたから、薄いシングルウォールとダブルウォールの
室内温度の差は、せいぜい数度以内とゆーことになりますが、ま、そんなもんでしょうか。
今回はわたくしのテントでも、ほとんど結露はありませんでしたから、やはりその夜の気温や湿度、風の強さなどの要因が大きいのでしょう。
>一緒に呑める方が来ないと・・・
そうなんですよねえ・・・寂しくなりますよねえ・・・ですからこれからは・・・川端さんも一緒に飲んでねっ!

>シュラフカバーの性能比較
私のは年代物のモンベルです。
12月のアスペクタでシュラフカバー+ポカラ+全身マットで寒かったんで、上からオールウェザーブランケットを掛けて就寝。
ブランケットの内側は結露しましたが、シュラフ+カバーの濡れは確認できませんでした。
まぁちょっとしたアクシデント(自業自得とも言う)であまり暖かな食事ができなくて、体の燃料不足のせいでもあったんですが・・・・。
あぁ今回のレポ、どの辺がウルトラライトか判りませんでした(困)
そーいえば今回、wingさんもオールウェザーブランケットを使われてて、やはり内側が結露してたそうです。
わたくしはダンロップのマットにモンベルSSバロウバッグの一番だけだったんですが、
わたくしの食餌量が少なかったせいでしょうか

やはりwingさんの場合は、大量のワインとマッコリとヴォトカが結露の原因なんでしょうね・・・

じつはわたくし、ロゴスの透湿性ポンチョとゆーのをシュラフカバー用に持参してまして、
寒いようなら試してみようと思ってたのですが、結局使わずじまい・・・
まあ、モノポールシェルターで、このポンチョだけで寝てたら、まさにウルトラライトだったんですが・・・
今回はそんな装備もいっぱい持ってた、とゆーことで、いちおーコンセプトは達成したかと・・・(違)