2013年02月14日
2013耐寒照射OFF会その2
前回記事からの続きであります。
明るいうちに氷瀑の下見を終え、野外で耐寒照射大宴会をやってた御一行ですが、さすがに冷えてきたので、
素朴なログキャビンに戻って、引き続きダベッたりしてたのですが、日付が変わる直前に、ふと誰かさんが・・・
「そーいえば、氷瀑の夜間照射はどうしましょう・・・今回のメインイベントだったはずですが・・・」
とゆー不遜な疑問を投げかけました。
「そんなこともありましたねえ・・・あははは」と、すっかり出来上がって、どーでもよくなってるhiguさんと98kさん。
「けっこう疲れてるので今回はパスさせていただきます。ひっく」と、すでにシュラフに半分入ってるwingさん。
「わたくしもずっと睡眠不足なので、明日に備えて少し眠ります。」と、いつもは元気な赤チャリさん。
「ったく、いつもこうなんだから・・・ぶつぶつ・・・」といいつつ、石油ファンヒーターの前から離れない川端さん。
そう、いったん暖房のある室内に入ってしまうと、もはや誰もお外に出ることはなかったとゆー次第でした。あは
で、翌日はわたくし、なんと午前4時半に起床。もちろん、周囲はまだ真っ暗であります。
で、たぶんマイナス5℃は下回っているであろうトイレ棟から戻って、一人でバーボンなんぞを飲んでると、
やがてhiguさんも起き出してきて、二人で「朝から宴会」に・・・
やがて残りも起き出してきたので、熱いコーヒーなんぞを淹れて、極甘バウムクーヘンや大量の極甘パンで朝食。
「さて、暗いうちに氷瀑照射に行きますか・・・」と着々と準備を進める川端さん・・・でしたが、残りの連中は、
「あははは、もうちょっと飲んでからまた寝ます。」とか「もっと甘いもの食べてからまた寝ます。」とか・・・
結局、単独行となった川端さんが出発したあとは、残ったみんなで「朝食宴会後の朝寝」になりました。
今回はわたくしとwingさんが軽アイゼンを2組ずつ、higuさんも自分の分を持参され、全員分あったのですが、
川端さんによると、完全に凍結して、まだ踏み固められていない夜明け前の山道では要らなかったそうです。
ちなみに前日の「下見」の際も、雪が踏み固められたスチール階段が若干滑りやすかったぐらいでアイゼン不要でした。
つーことで、川端さんが奇跡的に生還して、みんなが(がっかりと)起き出したのは7時過ぎぐらいでした。
もぞもぞと片付けなんぞをしてから炊事棟へ出て、熱いコーヒーやたっぷりの残り物で、2回目の朝食であります。
で、朝のテントサイトの様子・・・

昨日遅くにやってきた二人組キャンパーのティピーテント・・・まさか我々以外に利用者があるとは・・・
ちなみに左上の登山道には早朝の氷瀑撮影を終えて下山するカメラマン?が見えます・・・
炊事棟で会ったティピーのキャンパーと話したのですが、ティピーの中に薪ストーブがセットしてあって、
ご覧のとおり出入り口を開けておかないと、閉めた場合、気温が40℃以上になるそうであります。
そういえば、コンクリートの炊事棟にいるより、草地のテントサイトにいるほうが夜も暖かでしたね。
で、ログキャビンのチェックアウトは10時なのですが、炊事棟はゆっくり使えるとのことでしたので、
10時前に川端さんに精算に行ってもらい、その間にソーセージ入り水餃子などで3回目の朝食・・・
結局11時過ぎにレストランや温泉のある管理棟まで戻り、全員でまったりと温泉へ・・・いやあ、極楽極楽・・・
ちなみにここは、正確には温泉ではなく「準温泉」だそうで、温泉法に定める成分量が足りないんでしょうね。
ともかく、すっかり身体の芯まで温まったあとは・・・

やはり神河町特産の「ゆずソフトクリーム」を、これまた全員で食べました。
ま、ふつーのバニラソフトに、ゆずマーマレードをトッピングしてあるだけですが、甘いもの好きの赤チャリさん、
「うーむ、甘そうなバニラ味もチョコ味も捨て難いし、かといって特産のゆず味も食べたいし・・・おろおろ・・・」
と、さんざん悩んでましたね。
さて、三回の朝食と入浴後のソフトで、すっかりお腹がくちくなった御一行、昼過ぎになっても、さすがに、
続いて昼食宴会に突入するわけにはいかず、(まあ、熊野キャンプなら宴会の切れ目はありませんが、)
「それにしても氷瀑の夜間照射が出来なかったのは残念でしたねえ・・・」
「残念でしたねえ・・・って、あんたらがモノグサなだけやないかいっ!」とつっこむ川端さん。
「でもまあ、せっかくなので本日もライト照射したいなあ・・・」
「明るいうちからライト照射できるところといえば、やはりあそこですねえ・・・」
「ここからなら、20kmほどですから、さっそく行ってみましょう!!!
と、次に向かったのは・・・
じゃーん

そう、生野銀山だったのであります。きっぱりと・・・
日本近代化産業遺産・日本の地質百選認定の「生野銀山」・・・
807年の発見から1973年の閉山まで約1200年間で、総延長350km以上、深さ880mまで坑道が掘られました。
とーぜん坑道内は昼間でも真っ暗なんですが、公開されている坑道には照明がある・・・のですが・・・
で、まずは事前学習のため、左手奥にある鉱山資料館へ・・・

と思ってたら反対側の崖に、なんと銀を掘り続けている人が・・・
「わわっ、銀を掘ってるぞ!!!」
「むひひひ、我も我も・・・」
「これで大金持ちじゃあ!!!」
と・・・

まあ、楽しい記念撮影でした・・・
ちなみに盗掘人たちの後ろに写っているのは旧坑ですが・・・

今は山神宮の分社になっているそうで、みなさんさっそく拝礼照射しておられました。
で、鉱山資料館の内部には・・・

ハウルの動く城みたいな発電機とか、大がかりな展示もいっぱいあったのですが・・・
みなさん、興味があるのは・・・



やはり、ヒカリモノ系でしたねえ・・・
ちなみに江戸時代までの鉱山内の作業では、小さな巻貝に油と灯芯を入れたものが、
個人用のハンドトーチ兼ランタンだったようですね。
こちらが古い坑道図

まさにアリの巣ですね・・・
で、こちらがそのジオラマの一部であります。

巻貝ランタンがあちこちで点灯しているのがお分かりでしょうか・・・じつによくできたジオラマでした。
こちらは地上部分のジオラマの一部・・・


坑道に出入りする人たちが巻貝ランタンを持っているのがお分かりでしょうか・・・

いやあ、こちらのジオラマもなかなかのものでした。
他にも様々な展示や解説がありましたが省略して、向かい側にある吹屋(精錬所)資料館へ・・・

こちらではリアルサイズのジオラマが、精錬工程ごとに多数展示されてたのですが・・・

どうも人物にリアリティが・・・って、こちらのお二人なんか、完全に日本人離れしてますね・・・
さて、資料館で事前学習した御一行、いよいよ坑道に・・・
ま、入る前に、入り口で記念撮影・・・

みなさん、それらしい格好になってきましたね・・・
(次号は、いよいよ地底照射に突入・・・なのかっ??? 乞う、ご期待なのであります!!!)
明るいうちに氷瀑の下見を終え、野外で耐寒照射大宴会をやってた御一行ですが、さすがに冷えてきたので、
素朴なログキャビンに戻って、引き続きダベッたりしてたのですが、日付が変わる直前に、ふと誰かさんが・・・
「そーいえば、氷瀑の夜間照射はどうしましょう・・・今回のメインイベントだったはずですが・・・」
とゆー不遜な疑問を投げかけました。
「そんなこともありましたねえ・・・あははは」と、すっかり出来上がって、どーでもよくなってるhiguさんと98kさん。
「けっこう疲れてるので今回はパスさせていただきます。ひっく」と、すでにシュラフに半分入ってるwingさん。
「わたくしもずっと睡眠不足なので、明日に備えて少し眠ります。」と、いつもは元気な赤チャリさん。
「ったく、いつもこうなんだから・・・ぶつぶつ・・・」といいつつ、石油ファンヒーターの前から離れない川端さん。
そう、いったん暖房のある室内に入ってしまうと、もはや誰もお外に出ることはなかったとゆー次第でした。あは

で、翌日はわたくし、なんと午前4時半に起床。もちろん、周囲はまだ真っ暗であります。
で、たぶんマイナス5℃は下回っているであろうトイレ棟から戻って、一人でバーボンなんぞを飲んでると、
やがてhiguさんも起き出してきて、二人で「朝から宴会」に・・・

やがて残りも起き出してきたので、熱いコーヒーなんぞを淹れて、極甘バウムクーヘンや大量の極甘パンで朝食。
「さて、暗いうちに氷瀑照射に行きますか・・・」と着々と準備を進める川端さん・・・でしたが、残りの連中は、
「あははは、もうちょっと飲んでからまた寝ます。」とか「もっと甘いもの食べてからまた寝ます。」とか・・・

結局、単独行となった川端さんが出発したあとは、残ったみんなで「朝食宴会後の朝寝」になりました。
今回はわたくしとwingさんが軽アイゼンを2組ずつ、higuさんも自分の分を持参され、全員分あったのですが、
川端さんによると、完全に凍結して、まだ踏み固められていない夜明け前の山道では要らなかったそうです。
ちなみに前日の「下見」の際も、雪が踏み固められたスチール階段が若干滑りやすかったぐらいでアイゼン不要でした。
つーことで、川端さんが奇跡的に生還して、みんなが(がっかりと)起き出したのは7時過ぎぐらいでした。

もぞもぞと片付けなんぞをしてから炊事棟へ出て、熱いコーヒーやたっぷりの残り物で、2回目の朝食であります。
で、朝のテントサイトの様子・・・

昨日遅くにやってきた二人組キャンパーのティピーテント・・・まさか我々以外に利用者があるとは・・・
ちなみに左上の登山道には早朝の氷瀑撮影を終えて下山するカメラマン?が見えます・・・
炊事棟で会ったティピーのキャンパーと話したのですが、ティピーの中に薪ストーブがセットしてあって、
ご覧のとおり出入り口を開けておかないと、閉めた場合、気温が40℃以上になるそうであります。

そういえば、コンクリートの炊事棟にいるより、草地のテントサイトにいるほうが夜も暖かでしたね。
で、ログキャビンのチェックアウトは10時なのですが、炊事棟はゆっくり使えるとのことでしたので、
10時前に川端さんに精算に行ってもらい、その間にソーセージ入り水餃子などで3回目の朝食・・・

結局11時過ぎにレストランや温泉のある管理棟まで戻り、全員でまったりと温泉へ・・・いやあ、極楽極楽・・・

ちなみにここは、正確には温泉ではなく「準温泉」だそうで、温泉法に定める成分量が足りないんでしょうね。
ともかく、すっかり身体の芯まで温まったあとは・・・

やはり神河町特産の「ゆずソフトクリーム」を、これまた全員で食べました。
ま、ふつーのバニラソフトに、ゆずマーマレードをトッピングしてあるだけですが、甘いもの好きの赤チャリさん、
「うーむ、甘そうなバニラ味もチョコ味も捨て難いし、かといって特産のゆず味も食べたいし・・・おろおろ・・・」
と、さんざん悩んでましたね。
さて、三回の朝食と入浴後のソフトで、すっかりお腹がくちくなった御一行、昼過ぎになっても、さすがに、
続いて昼食宴会に突入するわけにはいかず、(まあ、熊野キャンプなら宴会の切れ目はありませんが、)
「それにしても氷瀑の夜間照射が出来なかったのは残念でしたねえ・・・」
「残念でしたねえ・・・って、あんたらがモノグサなだけやないかいっ!」とつっこむ川端さん。
「でもまあ、せっかくなので本日もライト照射したいなあ・・・」
「明るいうちからライト照射できるところといえば、やはりあそこですねえ・・・」
「ここからなら、20kmほどですから、さっそく行ってみましょう!!!
と、次に向かったのは・・・
じゃーん

そう、生野銀山だったのであります。きっぱりと・・・
日本近代化産業遺産・日本の地質百選認定の「生野銀山」・・・
807年の発見から1973年の閉山まで約1200年間で、総延長350km以上、深さ880mまで坑道が掘られました。
とーぜん坑道内は昼間でも真っ暗なんですが、公開されている坑道には照明がある・・・のですが・・・

で、まずは事前学習のため、左手奥にある鉱山資料館へ・・・

と思ってたら反対側の崖に、なんと銀を掘り続けている人が・・・
「わわっ、銀を掘ってるぞ!!!」
「むひひひ、我も我も・・・」
「これで大金持ちじゃあ!!!」
と・・・

まあ、楽しい記念撮影でした・・・

ちなみに盗掘人たちの後ろに写っているのは旧坑ですが・・・

今は山神宮の分社になっているそうで、みなさんさっそく

で、鉱山資料館の内部には・・・

ハウルの動く城みたいな発電機とか、大がかりな展示もいっぱいあったのですが・・・
みなさん、興味があるのは・・・



やはり、ヒカリモノ系でしたねえ・・・
ちなみに江戸時代までの鉱山内の作業では、小さな巻貝に油と灯芯を入れたものが、
個人用のハンドトーチ兼ランタンだったようですね。
こちらが古い坑道図

まさにアリの巣ですね・・・
で、こちらがそのジオラマの一部であります。

巻貝ランタンがあちこちで点灯しているのがお分かりでしょうか・・・じつによくできたジオラマでした。
こちらは地上部分のジオラマの一部・・・


坑道に出入りする人たちが巻貝ランタンを持っているのがお分かりでしょうか・・・

いやあ、こちらのジオラマもなかなかのものでした。
他にも様々な展示や解説がありましたが省略して、向かい側にある吹屋(精錬所)資料館へ・・・

こちらではリアルサイズのジオラマが、精錬工程ごとに多数展示されてたのですが・・・

どうも人物にリアリティが・・・って、こちらのお二人なんか、完全に日本人離れしてますね・・・

さて、資料館で事前学習した御一行、いよいよ坑道に・・・
ま、入る前に、入り口で記念撮影・・・

みなさん、それらしい格好になってきましたね・・・

(次号は、いよいよ地底照射に突入・・・なのかっ??? 乞う、ご期待なのであります!!!)
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この記事へのコメント
1. Posted by きたきつね 2013年02月15日 09:00
いやー、こういうアクティビティもいいですね。
こっち(北海道)ってこういうのあるのかなぁ。
それにしても水力発電設備とある画像の手前のオブジェが何ともいい味ですね。
好きだなぁ、こういうの。
こっち(北海道)ってこういうのあるのかなぁ。
それにしても水力発電設備とある画像の手前のオブジェが何ともいい味ですね。
好きだなぁ、こういうの。
2. Posted by 川端 2013年02月15日 12:40
ええ、まあね。しょせんね。アッシなんざぁアッシなんでね。昼間の滝が結局三分の一くらいしか凍ってなかったのもね。そもそもアイゼン使わなくてもみたいなちゅ~とハンパな積雪だったのもね。天空の階段とやらがなんか長くて急でヒィヒィだったのもね。なんなら冬ってものが寒いのも。果てはその寒いってのが人にとって不快だったりするのもですね。突き詰めれば全部。なにもかもアッシのせいなんですよ。アッシがこんなだからなんですよ。結局アッシみてーのがこの世に存在していやがるからですね、世の中どーせこんななんだってぶつぶつぶつぶつ・・・(--)
ともあれ。
昼間に下見していなければ一人で行くようなマネはしない。けど下見しちゃったからもういいやってなモンで皆さんは行かなかった。でも明るいうちに下見くらいはしとかなきゃそもそも危ない。みたいな、そういうある種バタフライエフェクト的な循環連鎖を思いながらの暗闇単独行軍でした。てか、夜明け頃になって初めて人の気配がした時にはしょーじきちょっと怖かったです(^^;サミシカッタトモイウ・・・
ま、オウネンの滝で迎えた夜明けは超キレイで清々しかったので良しですが(^^)
ともあれ。
昼間に下見していなければ一人で行くようなマネはしない。けど下見しちゃったからもういいやってなモンで皆さんは行かなかった。でも明るいうちに下見くらいはしとかなきゃそもそも危ない。みたいな、そういうある種バタフライエフェクト的な循環連鎖を思いながらの暗闇単独行軍でした。てか、夜明け頃になって初めて人の気配がした時にはしょーじきちょっと怖かったです(^^;サミシカッタトモイウ・・・
ま、オウネンの滝で迎えた夜明けは超キレイで清々しかったので良しですが(^^)
3. Posted by 98k 2013年02月16日 13:32
>きたきつねさん
いやいや、そちら(北海道)こそ、氷瀑や近代化産業遺産の宝庫のはずですよ・・・じつにうらやましい・・・
この水力発電機、三菱神戸造船所・1918年製とありましが、いかにもきたきつねさん好みのメカですね。
いかがです、閉山した炭鉱とかから持ち帰って、裏庭にセットして、自家発電されるとか・・・
>川端さん
そーいや大阪神戸間の車中でも「前を走るクルマが白いのも、あんなナンバーなのも、ぜーんぶ自分のせい・・・ぶつぶつ・・・」と、
ずっと「ネガティブごっこ」で遊んでおられましたね。大阪ディープサウスで流行ってるのか・・・
やはり氷瀑の撮影には夜明け直後が一番なんでしょうね、暗いうちから入山した人が多く、駐車場もいっぱいでしたね。
ま、わたくしにとっては今回は下見ツアーとゆーことで、次回こそは・・・
いやいや、そちら(北海道)こそ、氷瀑や近代化産業遺産の宝庫のはずですよ・・・じつにうらやましい・・・
この水力発電機、三菱神戸造船所・1918年製とありましが、いかにもきたきつねさん好みのメカですね。
いかがです、閉山した炭鉱とかから持ち帰って、裏庭にセットして、自家発電されるとか・・・

>川端さん
そーいや大阪神戸間の車中でも「前を走るクルマが白いのも、あんなナンバーなのも、ぜーんぶ自分のせい・・・ぶつぶつ・・・」と、
ずっと「ネガティブごっこ」で遊んでおられましたね。大阪ディープサウスで流行ってるのか・・・

やはり氷瀑の撮影には夜明け直後が一番なんでしょうね、暗いうちから入山した人が多く、駐車場もいっぱいでしたね。
ま、わたくしにとっては今回は下見ツアーとゆーことで、次回こそは・・・
