2013年09月19日
2013ボルネオ紀行8早朝クルーズ編
(期間限定?「HISTORY VIEW」で、当サイトの過去記事を画像付きで一覧することができます。)
ボルネオ島・植林ツアーの四日目は、午前五時の起床で六時から早朝リバークルーズに出発であります。
ええ、わたくし前日、日付が変わってからもバルコニーに出たりして、夜のジャングルを肴に飲み続けたため、
意識はまだ朦朧としたままでしたが・・・
サバ州最大の河川・キナバタンガン川の下流域・・・
全長560kmのキナバタンガン川は、下流域に広大な氾濫原を作りながらスールー海に注ぎます。
で、その下流域とは、河口から228km、うね~うね~と蛇行しながら遡った支流との合流点まで、
そこまで潮の干満の影響を受けるそうで、ここスカウ村は、河口から約60kmの地点なのであります・・・
前回記事でも書いたように、この下流域一帯の熱帯雨林は、大部分がアブラヤシのプランテーションなどに、
開発されてしまったのですが、川岸の一部だけは、浸水を防ぐ護岸用として、開発されずに残されたため、
今や生き残った野生動物たちの最後のサンクチュアリになってしまったのであります。
そこでは、昔はほとんど見ることがなかったゾウさんやウータンくんも現れるようになったとか・・・
なんか、環境保護の観点からではなく、別の人為的な理由で開発されずに残り、野生動物の宝庫になった、
とゆーのは韓半島38度線の非武装中立地帯DMZに似てますね・・・
で、動物や鳥さんがよく観察できるのは早朝と夕方なので、それに合わせたリバークルーズなのであります。
午前五時半、ロッジ本館から見た宿泊棟の様子・・・
一番手前の棟が、わたくしの泊っているロッジであります。
いやあ、酔い覚ましのモーニングコーヒーは有難いなあ・・・
ま、決して旨いコーヒーではなく、横にあったサバ州名産のサバ・ティーのほうが旨かったですが・・・
で、樹間から見える・・・
朝靄にかすむキナバタンガン川・・・
まさに幻想的な風景であります。
まあ、こちらは・・・
「れっつごー!!! いぇいっ!!!」と、おおはしゃぎ・・・![]()
ま、さすがに・・・
ずっとおおはしゃぎしてると、トリさんや動物さんたちが逃げてしまうので、観察中は静かにします・・・
樹上のサルさんも、まだじっと座ったまま・・・むにゃむにゃ・・・![]()
ちなみにわたくしは・・・
ボートの舳先に座ったんですが、観察するのは殆ど左右の陸地なわけで、あまり意味はありませんでした・・・
ま、舳先は川風が気持ちよかったのですが、朝はけっこう寒かったです・・・![]()
で、どーゆーわけか、わたくしの乗った右舷側にフネが傾いてますね・・・ひっく
氾濫原に上流から運ばれた地層が、幾重にも重なり岩となり、その上の薄い土の層に植物が繁っています。
逆に岩の下の部分は、増水時の水流で削られて大きな洞窟ができてました・・・じゅるじゅる![]()

こちらは何というトリさんでしょう、何かくわえてますね・・・じゅるじゅる
よく見るとカップルでした・・・後ろの個体の冠の様子からは、マレーシア国鳥のサイチョウでしょうか???
さらにあちこち観察しながら進んで行くと・・・
やがて朝靄が消え、陽が差しはじめました・・・ええ、右舷側にかなり傾いてますが・・・
やがて抜けるような青空が・・・この後も右舷側に傾いたままでしたが・・・

こちらはシロガシラトビのカップル、ええ、そのまんまの和名ですね・・・
一羽が飛び立ちました・・・
とまあ、あちこちでトリさんやサルさんが観察できたのですが、なにせ望遠側が120mmまでのコンデジ、
デジタルズーム2倍でも240mm、しかもメモリーをケチって2Mとゆー小さな画像サイズで撮ったため、
トリミングもできないので(そもそも編集自体、全くしてませんが・・・)、以後の望遠画像は殆どカット・・・![]()
で、ボートは本流を離れ、狭い支流に入って行きます・・・
気分はもう、地獄の黙示録・・・![]()

こちらのペットボトル、川エビ漁の仕掛けだそうです。

倒木の間を抜けて、さらに上流に進みます・・・

ボートの頭上に電線のようなものが渡してあるのがお分かりでしょうか・・・
じつはこちら、大阪府堺市の消防局から寄贈された、古い消防ホースだそうであります。
これがあると水を嫌うウータンくんなどが向こう岸に渡れるので広範囲に移動できるとか・・・
カメラは間に合いませんでしたが、ちょうどキツネザル?が渡っているところを見ることができました。
こちらが木から木へ飛び移ろうとしているキツネザル・・・だったかな・・・
この川幅が広くなったところでUターンして、本流に戻ります。
(本流を航行した時間から、この支流はロッジの上流側、右岸に流れ込む「テネガンブサール川」だと思いますが、
上流に向かったのかどうか確証がありません。ご存じの方は、この記事へのコメント等でご連絡をお願いします。)
グーグルマップの空撮画像を見ると(テネガンブサール川だとすると)、さらに上流の両岸には、
ずっとアブラヤシのプランテーションが拡がっていました。
本流の民家・・・
家族みんなで朝食のおかずを調達中のようでした・・・まだまだ川が中心の生活なんですねえ。
このあたりの住民はオラン・スンガイと呼ばれ、まさに「川の人」、(「森の人」はオラン・ウータンですね。)
もともと川と森の恵みだけで生きてきた人々で、やがて川エビなどの川漁師と畑仕事の半農半漁生活になり、
最近ではアブラヤシなどのプランテーションで働く人も多いとか・・・
そう、現代を生きるには、程度の差はあっても、ともかく現金収入の道があることが重要なんですね。
流域一帯の人口規模は決して大きくないので、エコツーリズム関係や持続可能な林業関係の現金収入を、
地域住民が安定して得られる仕組みがあれば、アブラヤシのプランテーションだけに頼ることなく、
豊かな暮らしを目指して発展していくことも、充分可能だと思うのですが・・・
こちらは・・・
白い看板を拡大してみると「ロングハウス・ロッジ」と書かれてました。こんなロッジもいいなあ・・・
この後、8時には上陸してロッジ本館でようやく朝食にありつき、しばし休憩の後、森を再生している私有地での、
現地の子どもたちとの植林作業に出発します。
(以下次号)
