2013年09月29日
2013ボルネオ紀行13ナイトクルーズ照射編!!!
(期間限定?「HISTORY VIEW」で、当サイトの過去記事を画像付きで一覧することができます。)
キナバタンガン川沿いのロッジに来て二日目、早朝のリバークルーズから現地の子どもたちとの植林作業、
その後の民家での昼食会兼交流会兼歓迎会、時間延長してゾウの大群にも出会えた夕方のリバークルーズと、
ハードで充実した一日を過ごした御一行、夜の八時前になってようやく・・・
夕食にありつきました・・・って、この画像、何かおかしいと思いません?
そう、98kさんの卓上にビールがないっ???・・・
べつにロッジのビールがストックアウトしたわけではなく、わたくし自らの意思によって・・・
じつはこの後、希望者にはナイトクルーズのオプションがあり、当初は全員参加の予定だったのですが、
夕方のクルーズで、希少なオランウータンやゾウの大群にまで出会うことができたし、さすがに今日は疲れた、
という隊員も多く、結局参加者は、隊長と隊長が誘った今回最年少の小5のYくん、Wさんとわたくしという、
4人だけだったのであります。
で、少人数のナイトクルーズで朦朧となってしまってはマズイので我慢した、とゆー次第であります。
なにせ、わたくしにとってこのナイトクルーズは、モンゴル植林ツアーの際の陸軍射撃プログラム同様、
今回ツアーのもう一つの目的でしたので・・・じゅるじゅる
で、4人ですから、これまでで一番小さなボートに乗り、真っ暗なキナバタンガン川に出ました。
夕方クルーズの帰路と同じタイプの(おそらくはハロゲン球の)バッテラで・・・
前後左右とも真っ暗な中を航行します。
やがて本流から離れて、早朝クルーズで行った狭い支流に入りました。
(修正追記です。本流を航行した時間から推測して、ナイトクルーズで入った支流は、ロッジより下流側、
左岸に流れ込む「ムナンゴール川」と思われますが、確証はありません。なにせ真っ暗だったもので・・・)
あちこちのポイントを照射して、反射する鳥や動物の眼を見つけて近づいてくれるのですが・・・
なにせ、かなりのスポットのうえ、すぐに照射ポイントを移動するので、なかなか画像も撮れません。
で、ようやく一枚・・・
フクロウさんの仲間ですね・・・横にもう一羽いましたが、直後に飛び立ちました・・・
樹上だけでなく、岸辺なんぞも照射して欲しいのですが、ガイド(照射係)と船長のお二人とも、
英語風大阪弁が通じないので、殆ど意思疎通もできません。
「仕方がないなあ・・・では、ここらで・・・でへへへ」
そう、ようやく今回ツアー装備品の真髄といっても過言ではない、三つ目ライトの登場であります。
じゃーん
右の赤っぽい光がガイドさんのバッテラ、左の白いのがわたくしの三つ目ライト・・・
この程度の距離なら、決して遜色はありません。つーか、圧倒しています。ええ、きっぱりと
ご覧のとおり、LEDがクールホワイト色なのでライト近くの水蒸気が、画像にはハデに写り込みますが、
見た目はそれほどでもなく、そこそこ遠射も利いて、そこそこワイドなのがありがたいですね・・・
ライトを左手でめいっぱい持ち上げてカメラから離し、前方水面を照射すると・・・
わははは、気分はもう、地獄の黙示録じゃあ!!!
と、一人で興奮してたんですが、わたくしがライトを持ち上げたので、小さなボディサイズが見えたのでしょう、
後ろからガイドさんと船長さんの、驚嘆した様子の会話が聞こえてきました。
そりゃあ、自分たちのバッテラのグリップ部分だけより、さらに小さいサイズなのにこの明るさ、
しかも二時間のクルーズ中、頻繁に点灯しててもバッテリー交換なしでしたから・・・
ま、せっかくなので何枚か・・・
実際には細かい塵のような水蒸気の反射でした。ピントは遠景に合ってますが・・・
このように湿度は高いはずなんですが、見上げると日本の山奥よりはるかに多くの星が見えました。
やはり周辺の光源の数や強さが桁違いなんでしょうね・・・
この程度の距離で三つ目ライトのハイモードだと、見た目でも白トビしてました・・・
フクロウさんの仲間でしょうか・・・
比較的近距離だったので、三つ目ライトはミッドモードでしたが、暗いとオートフォーカスが効かないのか、
センサーとレンズの限界なのか、やはり夜景での望遠側はつらいですね・・・
まあ、片手持ちのノンストロボで、望遠側で撮れるだけでも、よしとしましょう・・・
画像中央あたりの森の中、イノシシさんでしょうか、みしみしと音をたてて移動してたんですが、
草むらに隠れて画像ではわかりません・・・ええ、さすがに望遠側での撮影はあきらめました・・・
といいつつ、やはり被写体があると・・・
こちら、ガイドさんが見つけてくれたカワセミくん・・・日本のとよく似てました・・・
やはりオートフォーカスが効いてませんね・・・
で、三つ目ライトのミッドモードで・・・
ほんの数メートルの距離でしたが、照射されるとフリーズするようで、まったく動きませんでした。
ほかにも、おサルさんなど何種類かの動物さんと鳥さんを観察できたのですが、さすがに画像はありません。
で、こちら・・・
いかにもワニさんが上陸しそうな場所ですねえ・・・そーいや、ワニさんはまだ見てませんね・・・
実際には・・・
中央の白い二つの点がおわかりでしょうか、ガイドさんが見つけてくれたワニさんの眼なんですが・・・
近づくと・・・
今度は、水面のかすかな波紋がおわかりでしょうか、スッと潜って、どこかに去ってしまいます。
けっこうあちこちで見つけてくれ、その都度ゆっくり近づいたのですが、やはり去られてしまいました。
ところがこちらの・・・
右の赤っぽいバッテラ光の先、岸の手前の水面あたりに、白く光る眼・・・
ゆっくりと近づいて行っても・・・
潜らずにじっとしています・・・
後で聞いたのですが、ワニさんも大きくなると、この川では生態ピラミッドの頂点なので、あまり動じないとか・・・
さらに近づきます・・・船べりからほんの数メートル、まさに限界であります。カメラも限界ですが・・・
中央の眼から右の鼻の穴まで50cm以上ありましたから、かなり大きな個体ですね・・・
ちなみにキナバタンガン川流域のワニさんは、世界最大でもっとも凶暴といわれるイリエワニがほとんど・・・
オスの平均身長は5m、最大では10mにもなり、水を飲みに来たイノシシからウシやウマ、さらには、
アブラヤシ農園で働く(ワニを知らない)インドネシア人も、夜の水浴びなどで襲われることがあるとか・・・
(ワニをよく知るマレー人は襲われることはないそうです。ちなみにボートを襲うこともない・・・はず・・・)
まったく動かないので、今度は少し前に廻って・・・
それでも微動だにしませんでした・・・まさに船べりから手を伸ばせば届く距離であります。
眼と鼻以外は水面下なのでわかりませんが、眼から鼻までが極端に細くて長いように見えたので、
ひょっとしてイリエワニではなく、極めて希少種の「マレーガビアル」だったのかも知れませんね。じゅるじゅる
さて、こうなると、怖いもの見たさとゆーか、突然、ばしゃっ!!!とか口を開けて襲いかかってこないかなあ・・・
と、ふと考えた瞬間でした、いきなり・・・
ばしゃっ!!!と・・・
などとゆーことはなく、
この後、10時半には無事にロッジに帰還して、いそいそと当日はじめてのビールをですね・・・ええ・・・
ぷしゅっ!!!と・・・
(以下次号)
キナバタンガン川沿いのロッジに来て二日目、早朝のリバークルーズから現地の子どもたちとの植林作業、
その後の民家での昼食会兼交流会兼歓迎会、時間延長してゾウの大群にも出会えた夕方のリバークルーズと、
ハードで充実した一日を過ごした御一行、夜の八時前になってようやく・・・
夕食にありつきました・・・って、この画像、何かおかしいと思いません?
そう、98kさんの卓上にビールがないっ???・・・
べつにロッジのビールがストックアウトしたわけではなく、わたくし自らの意思によって・・・
じつはこの後、希望者にはナイトクルーズのオプションがあり、当初は全員参加の予定だったのですが、
夕方のクルーズで、希少なオランウータンやゾウの大群にまで出会うことができたし、さすがに今日は疲れた、
という隊員も多く、結局参加者は、隊長と隊長が誘った今回最年少の小5のYくん、Wさんとわたくしという、
4人だけだったのであります。
で、少人数のナイトクルーズで朦朧となってしまってはマズイので我慢した、とゆー次第であります。
なにせ、わたくしにとってこのナイトクルーズは、モンゴル植林ツアーの際の陸軍射撃プログラム同様、
今回ツアーのもう一つの目的でしたので・・・じゅるじゅる
で、4人ですから、これまでで一番小さなボートに乗り、真っ暗なキナバタンガン川に出ました。
夕方クルーズの帰路と同じタイプの(おそらくはハロゲン球の)バッテラで・・・
前後左右とも真っ暗な中を航行します。
やがて本流から離れて、
(修正追記です。本流を航行した時間から推測して、ナイトクルーズで入った支流は、ロッジより下流側、
左岸に流れ込む「ムナンゴール川」と思われますが、確証はありません。なにせ真っ暗だったもので・・・)
あちこちのポイントを照射して、反射する鳥や動物の眼を見つけて近づいてくれるのですが・・・
なにせ、かなりのスポットのうえ、すぐに照射ポイントを移動するので、なかなか画像も撮れません。
で、ようやく一枚・・・
フクロウさんの仲間ですね・・・横にもう一羽いましたが、直後に飛び立ちました・・・
樹上だけでなく、岸辺なんぞも照射して欲しいのですが、ガイド(照射係)と船長のお二人とも、
英語風大阪弁が通じないので、殆ど意思疎通もできません。
「仕方がないなあ・・・では、ここらで・・・でへへへ」
そう、ようやく今回ツアー装備品の真髄といっても過言ではない、三つ目ライトの登場であります。
じゃーん
右の赤っぽい光がガイドさんのバッテラ、左の白いのがわたくしの三つ目ライト・・・
この程度の距離なら、決して遜色はありません。つーか、圧倒しています。ええ、きっぱりと
ご覧のとおり、LEDがクールホワイト色なのでライト近くの水蒸気が、画像にはハデに写り込みますが、
見た目はそれほどでもなく、そこそこ遠射も利いて、そこそこワイドなのがありがたいですね・・・
ライトを左手でめいっぱい持ち上げてカメラから離し、前方水面を照射すると・・・
わははは、気分はもう、地獄の黙示録じゃあ!!!
と、一人で興奮してたんですが、わたくしがライトを持ち上げたので、小さなボディサイズが見えたのでしょう、
後ろからガイドさんと船長さんの、驚嘆した様子の会話が聞こえてきました。
そりゃあ、自分たちのバッテラのグリップ部分だけより、さらに小さいサイズなのにこの明るさ、
しかも二時間のクルーズ中、頻繁に点灯しててもバッテリー交換なしでしたから・・・
ま、せっかくなので何枚か・・・
実際には細かい塵のような水蒸気の反射でした。ピントは遠景に合ってますが・・・
このように湿度は高いはずなんですが、見上げると日本の山奥よりはるかに多くの星が見えました。
やはり周辺の光源の数や強さが桁違いなんでしょうね・・・
この程度の距離で三つ目ライトのハイモードだと、見た目でも白トビしてました・・・
フクロウさんの仲間でしょうか・・・
比較的近距離だったので、三つ目ライトはミッドモードでしたが、暗いとオートフォーカスが効かないのか、
センサーとレンズの限界なのか、やはり夜景での望遠側はつらいですね・・・
まあ、片手持ちのノンストロボで、望遠側で撮れるだけでも、よしとしましょう・・・
画像中央あたりの森の中、イノシシさんでしょうか、みしみしと音をたてて移動してたんですが、
草むらに隠れて画像ではわかりません・・・ええ、さすがに望遠側での撮影はあきらめました・・・
といいつつ、やはり被写体があると・・・
こちら、ガイドさんが見つけてくれたカワセミくん・・・日本のとよく似てました・・・
やはりオートフォーカスが効いてませんね・・・
で、三つ目ライトのミッドモードで・・・
ほんの数メートルの距離でしたが、照射されるとフリーズするようで、まったく動きませんでした。
ほかにも、おサルさんなど何種類かの動物さんと鳥さんを観察できたのですが、さすがに画像はありません。
で、こちら・・・
いかにもワニさんが上陸しそうな場所ですねえ・・・そーいや、ワニさんはまだ見てませんね・・・
実際には・・・
中央の白い二つの点がおわかりでしょうか、ガイドさんが見つけてくれたワニさんの眼なんですが・・・
近づくと・・・
今度は、水面のかすかな波紋がおわかりでしょうか、スッと潜って、どこかに去ってしまいます。
けっこうあちこちで見つけてくれ、その都度ゆっくり近づいたのですが、やはり去られてしまいました。
ところがこちらの・・・
右の赤っぽいバッテラ光の先、岸の手前の水面あたりに、白く光る眼・・・
ゆっくりと近づいて行っても・・・
潜らずにじっとしています・・・
後で聞いたのですが、ワニさんも大きくなると、この川では生態ピラミッドの頂点なので、あまり動じないとか・・・
さらに近づきます・・・船べりからほんの数メートル、まさに限界であります。カメラも限界ですが・・・
中央の眼から右の鼻の穴まで50cm以上ありましたから、かなり大きな個体ですね・・・
ちなみにキナバタンガン川流域のワニさんは、世界最大でもっとも凶暴といわれるイリエワニがほとんど・・・
オスの平均身長は5m、最大では10mにもなり、水を飲みに来たイノシシからウシやウマ、さらには、
アブラヤシ農園で働く(ワニを知らない)インドネシア人も、夜の水浴びなどで襲われることがあるとか・・・
(ワニをよく知るマレー人は襲われることはないそうです。ちなみにボートを襲うこともない・・・はず・・・)
まったく動かないので、今度は少し前に廻って・・・
それでも微動だにしませんでした・・・まさに船べりから手を伸ばせば届く距離であります。
眼と鼻以外は水面下なのでわかりませんが、眼から鼻までが極端に細くて長いように見えたので、
ひょっとしてイリエワニではなく、極めて希少種の「マレーガビアル」だったのかも知れませんね。じゅるじゅる
さて、こうなると、怖いもの見たさとゆーか、突然、ばしゃっ!!!とか口を開けて襲いかかってこないかなあ・・・
と、ふと考えた瞬間でした、いきなり・・・
ばしゃっ!!!と・・・
などとゆーことはなく、
この後、10時半には無事にロッジに帰還して、いそいそと当日はじめてのビールをですね・・・ええ・・・
ぷしゅっ!!!と・・・
(以下次号)