2013年10月01日
2013ボルネオ紀行14トレッキング編
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ボルネオ植林ツアーも5日目、キナバタンガン川沿いのロッジに来て3日目を迎えました。
朝食後には、スカウ村の下流にあるパンギ保護林でのジャングル・トレッキングなんですが・・・
じつは朝食前に、昨日同様の早朝リバークルーズがあったのですが、さすがにみなさんお疲れで、
しかも、めったにお目にかかれないオランウータンやゾウの大群にまで、前日に出会うことができたため、
結局この日の早朝クルーズに参加したのは、隊長と隊長に誘われた小5のYくんの二人だけだったそうです。
ええ、前夜、四人だけのナイトクルーズから夜遅くにロッジに戻って、それから一人で飲んでたわたくしも、
さすがに5時起床ができずにパス、朝のロッジでのんびりしてました。 隊長、ごめんなさいっ! m(_ _)m
ま、よく見るとロッジの敷地内にも・・・
部屋のベランダから見えた、まっ黒なリスさんとか・・・
船着場近くにいた、オオトカゲさん・・・
小さくて見にくいですが画像中央、電線の上あたり、首を左右に振ってるのがおわかりでしょうか・・・
実際には大人の背丈ほどもあるオオトカゲさんでした。
こちら・・・
何とゆー花でしょう・・・日陰にひっそりと咲いてて、けっこう妖しげでした・・・ええ、巨大でしたが・・・
ちなみに・・・
このロッジの名前にもなっている、テングザルくんもいっぱいいたようですが、わたくしは会えませんでした・・・
パンギ保護林への移動はもちろんボート・・・
スカウ村の中心部?を通り過ぎて・・・
さらに川を下ると・・・
バンギ保護林に到着であります。
桟橋では、植林などでお世話になったスタッフが出迎えてくれています。
こちらのスタッフ、森林局にもおられた植物の専門家だそうで、今回トレッキングのガイドも勤めてくれます。
で、上陸してさっそく、持っておられた鉈を拝見・・・
お手製でしょうか、シースの彫刻も凝ってますね・・・じゅるじゅる
完全な「直刃」ですねえ・・・やはりジャングル・トレッキングに鉈は必需品・・・
わたくしもオンタリオ・マチェットを持ってくればよかったか・・・
で、ジャングルの奥へ、整備された木道ではなく地道を進みます。
全員が履いてる白いスパッツ状のもの、ロッジで支給されたヒル除け用ソックスであります・・・
昔、はじめてのジャングル・トレッキングを経験した、ここから南西約100kmにあるダナン(ダナム)・バレーの
保護区でも同様のソックスを着用しましたが、ここもやはりヒルが多いようで、この目の詰まった生地の、
袋状のソックスを着用すると、ヒルさんが血を吸えないとゆー仕組みなのであります。
まあ・・・
現地スタッフは平気でしたし・・・
昔の田んぼなどでヒルに慣れている年配の隊員も平気でしたが・・・
やはり若いじょしだいせーや小学生は衣服に付いただけでも、「ぎゃあ!!!」 「ぎょええ!!!」 「じぇじぇっ!!!」と大騒ぎ・・・
わたくしも、ヒルぐらいなら山歩きで何度か経験もあり、わりと平気なんですが・・・
さすがにボルネオ特産のわけのわからない虫となると、こんなふうにはなかなか・・・
他にも、マングローブヘビとかヨロイハブとか、名前だけでも恐ろしげな毒蛇もふつーにいるようで、
うかつに葉陰の枝などに触れてはいけないそうであります。
以下、ジャングル・トレッキングでのスナップをてきとーに・・・
ゾウさんの糞であります。
中央がゾウさんの足跡・・・
ボルネオの固有種はピグミー・エレファントと呼ばれる小型種なんですが、やはりでかいですね・・・
で、こちらがゾウさんの温泉・・・
つーか、泥浴び場だそうです・・・
熱帯雨林の地表では、陽の差している部分がいかに少ないかが、この画像でもおわかりと思います。
こちら、巨岩に根を張りつかせた巨木・・・この巨岩の中心に飛行石の結晶が・・・
下の人物と較べると、いかに大きいかがおわかりと思います。
ま、せっかくなので・・・
みんなで記念撮影・・・
快晴でしたがジャングルの地表は暗く、陽のあたっている中央の一人だけが白トビしてますね・・・
あのガイドさんがあの鉈で、(名前を聞いたけど忘れた)とある木を切ってくれて・・・
その樹液を飲ませてくれました。これひとつでも、けっこういっぱい出てきました。
わたくしもいただきましたが、木のかおりのするふつーの水の感じ、まさに天然の浄水器なんですねえ。
ちなみに胃腸にも良いとかで、ツアー中、ずっと飲み過ぎ・食べ過ぎの続いているわたくしにぴったり・・・
こちらが有名な「締め殺しの木」、まだ巻きついたばかりの状態で、これからどちらも巨木になります。
下からではなく上から巻きつくそうで、成長するに従って内側の木の栄養分を吸い取り、
やがて内側は巨大な空洞になるそうです・・・
こちらは「板根(ばんこん)」が、かなり大きくなった状態・・・
これに巻きついているのが、締め殺しの木なのか、ただの共生なのかは、わたくし聞いてませんでしたが・・・
熱帯雨林では、養分のある表土はきわめて薄く、(なので、いったん裸地になると、たちまち流出します。)
巨木になるには根を地中深く張るより、地表近くで横に張るほうが、養分も吸収できて倒れないので、
このような板根が発達したそうです。さすが一億数千万年前から変わらない、世界最古のジャングル・・・
で、こちらの丸い柱状のものが・・・
ミミズの糞柱・・・枯葉自体が巨大なので比較できませんが、こちらも巨大でした・・・
と、地表の画像ばかり続いてますが、見上げると樹上にも・・・
高さに応じて、いろんな生き物が居たようですが、わたくし、画像に収めることはできませんでした・・・
とまあ、ボルネオ島・熱帯雨林の本来の多様性を垣間見た御一行、
11時にはパンギ保護区を後にし、ロッジに戻りました。
で、ロッジでシャワーを浴び荷物を整理して、昼食にはまだ少し時間があったので・・・
ロッジ本館のバーカウンターで、ちめたいビールであります。でへへへ
いやあ、ジャングル・トレッキングで汗をかいた後にシャワー、その後のちめたいビールは最高でした。
で、二泊三日を過ごしたスカウのロッジとも、昼食後にはお別れ・・・
って、右手、上流側から黒雲が迫ってますが・・・
植林準備からリバークルーズ、トレッキングまで、お世話になった現地スタッフともお別れし・・・
バスに乗り込んだ途端・・・
激しいスコールに見舞われました・・・
うーむ、やはりこれは・・・
もっとここでのんびりしたかった、わたくしの涙雨だったのね・・・ぐすん・・・
(次回、最終回に続きます。)
ボルネオ植林ツアーも5日目、キナバタンガン川沿いのロッジに来て3日目を迎えました。
朝食後には、スカウ村の下流にあるパンギ保護林でのジャングル・トレッキングなんですが・・・
じつは朝食前に、昨日同様の早朝リバークルーズがあったのですが、さすがにみなさんお疲れで、
しかも、めったにお目にかかれないオランウータンやゾウの大群にまで、前日に出会うことができたため、
結局この日の早朝クルーズに参加したのは、隊長と隊長に誘われた小5のYくんの二人だけだったそうです。
ええ、前夜、四人だけのナイトクルーズから夜遅くにロッジに戻って、それから一人で飲んでたわたくしも、
さすがに5時起床ができずにパス、朝のロッジでのんびりしてました。 隊長、ごめんなさいっ! m(_ _)m
ま、よく見るとロッジの敷地内にも・・・
部屋のベランダから見えた、まっ黒なリスさんとか・・・
船着場近くにいた、オオトカゲさん・・・
小さくて見にくいですが画像中央、電線の上あたり、首を左右に振ってるのがおわかりでしょうか・・・
実際には大人の背丈ほどもあるオオトカゲさんでした。
こちら・・・
何とゆー花でしょう・・・日陰にひっそりと咲いてて、けっこう妖しげでした・・・ええ、巨大でしたが・・・
ちなみに・・・
このロッジの名前にもなっている、テングザルくんもいっぱいいたようですが、わたくしは会えませんでした・・・
パンギ保護林への移動はもちろんボート・・・
スカウ村の中心部?を通り過ぎて・・・
さらに川を下ると・・・
バンギ保護林に到着であります。
桟橋では、植林などでお世話になったスタッフが出迎えてくれています。
こちらのスタッフ、森林局にもおられた植物の専門家だそうで、今回トレッキングのガイドも勤めてくれます。
で、上陸してさっそく、持っておられた鉈を拝見・・・
お手製でしょうか、シースの彫刻も凝ってますね・・・じゅるじゅる
完全な「直刃」ですねえ・・・やはりジャングル・トレッキングに鉈は必需品・・・
わたくしもオンタリオ・マチェットを持ってくればよかったか・・・
で、ジャングルの奥へ、整備された木道ではなく地道を進みます。
全員が履いてる白いスパッツ状のもの、ロッジで支給されたヒル除け用ソックスであります・・・
昔、はじめてのジャングル・トレッキングを経験した、ここから南西約100kmにあるダナン(ダナム)・バレーの
保護区でも同様のソックスを着用しましたが、ここもやはりヒルが多いようで、この目の詰まった生地の、
袋状のソックスを着用すると、ヒルさんが血を吸えないとゆー仕組みなのであります。
まあ・・・
現地スタッフは平気でしたし・・・
昔の田んぼなどでヒルに慣れている年配の隊員も平気でしたが・・・
やはり若いじょしだいせーや小学生は衣服に付いただけでも、「ぎゃあ!!!」 「ぎょええ!!!」 「じぇじぇっ!!!」と大騒ぎ・・・
わたくしも、ヒルぐらいなら山歩きで何度か経験もあり、わりと平気なんですが・・・
さすがにボルネオ特産のわけのわからない虫となると、こんなふうにはなかなか・・・
他にも、マングローブヘビとかヨロイハブとか、名前だけでも恐ろしげな毒蛇もふつーにいるようで、
うかつに葉陰の枝などに触れてはいけないそうであります。
以下、ジャングル・トレッキングでのスナップをてきとーに・・・
ゾウさんの糞であります。
中央がゾウさんの足跡・・・
ボルネオの固有種はピグミー・エレファントと呼ばれる小型種なんですが、やはりでかいですね・・・
で、こちらがゾウさんの温泉・・・
つーか、泥浴び場だそうです・・・
熱帯雨林の地表では、陽の差している部分がいかに少ないかが、この画像でもおわかりと思います。
こちら、巨岩に根を張りつかせた巨木・・・この巨岩の中心に飛行石の結晶が・・・
下の人物と較べると、いかに大きいかがおわかりと思います。
ま、せっかくなので・・・
みんなで記念撮影・・・
快晴でしたがジャングルの地表は暗く、陽のあたっている中央の一人だけが白トビしてますね・・・
あのガイドさんがあの鉈で、(名前を聞いたけど忘れた)とある木を切ってくれて・・・
その樹液を飲ませてくれました。これひとつでも、けっこういっぱい出てきました。
わたくしもいただきましたが、木のかおりのするふつーの水の感じ、まさに天然の浄水器なんですねえ。
ちなみに胃腸にも良いとかで、ツアー中、ずっと飲み過ぎ・食べ過ぎの続いているわたくしにぴったり・・・
こちらが有名な「締め殺しの木」、まだ巻きついたばかりの状態で、これからどちらも巨木になります。
下からではなく上から巻きつくそうで、成長するに従って内側の木の栄養分を吸い取り、
やがて内側は巨大な空洞になるそうです・・・
こちらは「板根(ばんこん)」が、かなり大きくなった状態・・・
これに巻きついているのが、締め殺しの木なのか、ただの共生なのかは、わたくし聞いてませんでしたが・・・
熱帯雨林では、養分のある表土はきわめて薄く、(なので、いったん裸地になると、たちまち流出します。)
巨木になるには根を地中深く張るより、地表近くで横に張るほうが、養分も吸収できて倒れないので、
このような板根が発達したそうです。さすが一億数千万年前から変わらない、世界最古のジャングル・・・
で、こちらの丸い柱状のものが・・・
ミミズの糞柱・・・枯葉自体が巨大なので比較できませんが、こちらも巨大でした・・・
と、地表の画像ばかり続いてますが、見上げると樹上にも・・・
高さに応じて、いろんな生き物が居たようですが、わたくし、画像に収めることはできませんでした・・・
とまあ、ボルネオ島・熱帯雨林の本来の多様性を垣間見た御一行、
11時にはパンギ保護区を後にし、ロッジに戻りました。
で、ロッジでシャワーを浴び荷物を整理して、昼食にはまだ少し時間があったので・・・
ロッジ本館のバーカウンターで、ちめたいビールであります。でへへへ
いやあ、ジャングル・トレッキングで汗をかいた後にシャワー、その後のちめたいビールは最高でした。
で、二泊三日を過ごしたスカウのロッジとも、昼食後にはお別れ・・・
って、右手、上流側から黒雲が迫ってますが・・・
植林準備からリバークルーズ、トレッキングまで、お世話になった現地スタッフともお別れし・・・
バスに乗り込んだ途端・・・
激しいスコールに見舞われました・・・
うーむ、やはりこれは・・・
もっとここでのんびりしたかった、わたくしの涙雨だったのね・・・ぐすん・・・
(次回、最終回に続きます。)