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2014年01月12日

マイ箸???

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マイ箸???

そう、最近はキャンプ宴会でも、「高級チタン製!!!折り畳み式!!!」などの「マイ箸」を持参される方が増えました。

わたくし、キャンプ宴会ではずっと竹製の割り箸を使っており、一人一膳をそのキャンプ中はずっと使い続け、
最終日に「ごみ焼きキャンプファイア」で燃やして帰る、というパターンでした。

もともと割り箸は、間伐材などの有効利用方法のひとつで、森林の保全にも役立っていたのですが、
最近はシカさんやイノシシさんと同様、国内産では採集・加工の採算が合わずにほったらかしになり、
シベリアのシラカバなどの原生林を皆伐して集めた木材の中から、建築材にならないものを加工した、
中国・大連からの輸入品など、ほとんどが海外製です。

この点だけ見れば、シラカバなどの輸入割り箸を使うことは間接的に森林環境破壊に一役買っている、
とゆーのは確かに事実なのですが・・・

皆伐してあとはほったらかし、とゆー開発手法自体を、選伐と植林による開発手法に変えないかぎり、
端材は大量に発生しますし、割り箸の輸入量を減らしたとしても紙用チップとかに処理されるだけで、
付加価値が少なくなる分、効率を上げるためには、さらに環境破壊を拡大することになります。

それに皆伐する主な理由は、大量に採れる端材も割り箸などに有効利用できるから・・・ではなく、
アマゾンやボルネオの熱帯雨林同様、選伐して植林するより、はるかにお安いから・・・ですから、
この点からも、徐々にでも開発手法を変えて行かない限り、環境破壊はどんどん進みます。

このように、環境への影響力だけを考えると、割り箸の輸入量を減らすために営々と努力するよりも、
シベリアの原生林に限らずボルネオやアマゾンの熱帯雨林も含めた森林環境保護のための活動に、
たとえ僅かでも直接支援するほうがはるかに有効・・・だと思うのですが、これはあくまで直接影響力の話・・・

国産の間伐材利用を促進するきっかけにしたり支援したりするために、特産のマイ箸などを使う運動や、
「使い捨てにしない」、「もったいない」といった環境教育、道徳的観点からの「マイ箸」を使う運動には、
それなりに大きな意味があるのも事実です。

また、割り箸についても「使い捨て・焼却」から、紙原料などへの再資源化の動きもありますが、そのコストや、
皆伐による森林環境への影響はやはり大きいですし、マイ箸についても割り箸を単に焼却するより、
「水と洗剤を使っての繰り返し使用」による水環境などへの影響はずっと大きいはずです。


と、これらの事実を理解したうえでの賛否両論には耳を傾ける必要がありますが、無知や誤解によるもの、
自分に都合のいい事実だけを利用した身勝手な「割り箸論争」も、けっこう見受けますのでご注意を・・・


閑話休題


で、わたくしの愛用している「竹箸」については、なにせ大量に伐採してもすぐに再生する「竹」製ですから、
環境への影響は少ないと思われますが、「使い捨てにしない」、「もったいない」という点からは、
同じ竹製でも、やはり「割り箸」よりは繰り返し使える「マイ箸」、ということになりますね・・・
それにわたくし、めったに箸を洗剤で洗ったりしませんから、この意味でも環境には優しいかと・・・


つーことで、またまた前置きが長くなりましたが・・・

10年以上前に大量購入していた竹製割り箸がようやくなくなったので、最近購入した・・・

DSCN1492

高級スス竹箸!!!の5膳セット、色違いなので5人までのキャンプ宴会なら、それぞれの「マイ箸」になります。







DSCN1493

スベリ止め付き、ラーメン・お鍋に適した少し長め・・・そう、焼き肉も含め、まさにキャンプ宴会にぴったり!!!

って、そこではなく、「スス竹箸」とゆー商品名のさらに下に、ちっちゃく書かれている・・・

「商品名はイメージを表現した物で商品の材質を現したものではない」とゆーのが気になって調べてみると・・・

本来のスス竹とゆーのは、古民家の屋根の骨材などに使われていた竹で、囲炉裏の煙などで、
80年から100年以上燻され続けた、いわば竹の燻製のことだそうで、人為的に作ったものも含む・・・

そうなんですが、こちらは・・・

DSCN1494

「ナチュラル・バンブー」に「ウレタン・コーティング」しただけなので、注意書きがあったんですね・・・

さらに使用上の注意の中には・・・
「開封や使用の際、臭いがすることがあるけど、竹材を炭化した後に出る竹本来の臭いなので安心してね・・・」
といったようなことも書かれてましたので、こちらも気になって、ちと調べてみると・・・

青竹を材料として使用する場合には、「油抜き」をするのだそうで、これには火で炙る乾式と、
熱湯で煮出す湿式があるようで、こちらは「炭化した」と書いてありますから、乾式で油抜きした・・・
とゆーことなんでしょうね。

もちろん炭化したといっても、表面を炙って中の油分を抜いただけでしょうから臭いは最初のうちだけ、
でも表面はコーティングされてますし、内部までフルカーボン化!!!されているわけでもありません。

ま、なにせ100均とゆー高級品、単にウレタン塗料の臭いのようにも思えましたが・・・




m98k at 00:12│Comments(4)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック キャンプ・川下り | その他アウトドア

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この記事へのコメント

1. Posted by カナー ムー   2014年01月12日 14:12
おひさしぶりです タイ・フェス関連の カナー ムー です。

竹は抗菌作用があるらしく竹箸は長期の使用が可能ですね。
8年ほど前にタイで買った竹製現地使い捨て箸ありますが全く消耗しません。
現用は航空会社の機内食についてた割竹箸を愛用していますが2-3年使っています。
タイ製竹箸も調理や菜箸で使うだけなのでまだ2組目です在庫は90組以上あるので
一生で使い切れないと今気づきました。

98Kさんは物欲を抑えるとのですが今後も期待しています。
2. Posted by 98k   2014年01月13日 01:24
>カナー ムーさん
どーもです。
たしかに竹製の割り箸も使い切りにするのはもったいないぐらい、最初は洗って何回かのキャンプで使ってたのですが、
おっしゃるとおり、一生使い切れないと気付き、ごみ焼きファイアで燃やすことにしました。
ちなみにこちらは、これまでキャンプや旅行用の「マイ箸」としてキットに入れてたのは、ソウルの焼き肉店で出てきた竹箸でした。
3. Posted by combatfox   2014年01月13日 20:45
マイ箸ですか~いいですね~最近ではスノーピークなど各社各様の箸があるようですが、私の場合、登山で割と高い山の場合はスプーンでそれ以外の低い山や、山林、里山など比較的、木々がある場所では竹や生木(桜、しい)などで箸を自作することが多かったですね~
と言うのも、ナイフ1本のみ所持スタイルから始まり、サスペンダーに装着できる装備までとか、極限まで少ない道具で自然の中で生き延びるスタンスからアウトドアに入ったもので(* ̄∇ ̄*)エヘヘ  まぁ25歳過ぎたあたりから、バックパック→キャリア→軽トラックにつめるだけなんて具合に、自身の老いと共に快適性がまし、荷物は増えちゃってます。最近またザックに入るだけの荷物へしぼっていますが、なかなか暇がなくて遊びに行けてませんw脱線しちゃいましたが、アウトドアで箸という習慣があまりなく、使ったとしても現地調達ばかりだった私ですが、最近の各社箸バリエーションを見てると普段使いに欲しくなっちゃいますw
4. Posted by 98k   2014年01月13日 22:09
>combatfoxさん
なははは、わたくしも高校時代のソロキャンプから、クルマに積みきれないぐらい揃えてのファミリーキャンプまで、
どんどん装備が増えてきて、最近また最小限にしてみようかと考えていますが、あくまで「快適な」最小限を目指してます。
ちなみにわたくし、キャンプ宴会では基本的にお玉と箸だけなので、それなりに使いやすい物が欲しいですね。
ソロで最小限となるとツールナイフは当然として、スプーンかスポーク、それにクッカーに入る折りたたみ箸になるのでしょうが、
わたくしはスプーンはめったに使いませんし箸だけで充分、しかも折りたたみ式よりは長めの竹箸のほうが好きですね。
まあ、ティースプーンやお玉、カレースプーンなどはあれば便利ですが、最小限のソロには要らないでしょう。

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