2014年06月13日
フォールディング・スプーン!!!
(期間限定のお知らせ)
2014夏・内モンゴル沙漠植林ツアーへのお誘い記事はこちらです。
で、今回はフォールディング・スプーンであります。
ええ、個人携行用食器充実作戦の一環として・・・って、そんな作戦あったっけ・・・
わたくし、アウトドアでの食事は箸だけで済ますことが多いのですが、カレーをばくばく食べたり、
深いクッカーやパウチに入ったご飯を食べ尽くすには、スプーンが1本あると便利です。
パスタなどは箸があれば何とでもなりますが、こちらもフォークがあるとそれらしい雰囲気になるので、
キャンプ宴会用食器セットの中には、米軍払い下げの古いスプーン・フォークセットを常備しています。
(ナイフについては、わざわざカトラリーとして持たなくても、常に(何本か)手元にありますから。)
ただ、担ぐ前提の個人携行用としては、米軍の古いスプーンとかは、今となってはけっこう重くてデカい・・・
現代のMREなど野外用コンバット・レーションでは、衛生上の理由もあって、軽量な使い切りの、
プラ・スプーンが1食分(国によっては1日分)に1本入ってて、これだけで全メニューが食べられますし、
非常用や山用のフリーズドライ食品などでも、内部に使い切りのプラ・スプーンが同封されてますね。
で、わたくしもとりあえず、こちらの個人携行用食器セットに・・・
スプーンも入れておこうと決意しました。やっときっぱりと・・・
ちなみに右から、麺・スープ用、ご飯・主食用、おかず・つまみ用、アルコール・お茶・コーヒー用で、
手前はコースターにもなる、マグカップ用の高級リッド(フタ)であります。げひげひ
ま、これに箸とスプーン、それとこんな・・・
アクリルのショットグラスを入れて、ポリプロピレンの小皿を重ねておくと、個人携行食器としては天下無敵・・・
で、まずは自宅にあった、ライトマイファイアのスプーンフォークを・・・
しっ、閉まらねえ・・・
次案として、高級な木製スプーンをば・・・
やはり閉まらねえ・・・
ならばと、使い切りプラ・スプーンの柄を短くカットして・・・
今度はつなぎ箸と共に、ぴったりと収まりました・・・が・・・
短すぎて使いにくい・・・
つーことで・・・
大変前置きが長くなりましたが・・・
じゃーん
ベルモントのアルミ・フォールディング・スプーンであります。
左はつなぎ箸にあわせてカットした使い切りプラ・スプーンで長さ12cm、
右のアルミ・フォールディング・スプーンの仕舞寸法は9.3cmでした。
もちろん仕舞寸法12cmのつなぎ箸より、2.7cmコンパクトになります。
ええ、これならマグカップやつなぎ箸、ショットグラスなんぞを入れたソロクッカーにも収まります。
ちなみにこのスプーン、前述のとおり本体はアルミ製で、高級なチタン製ではありません・・・
高級なチタン製のマグカップを、どどんと二つも衝動買いした、太っ腹なわたくしですが、
今回のフォールディング・スプーンについては、やや慎重に検討したのであります。
仕舞寸法や使用寸法はどれもほぼ同じでしたので、まずは重量比較・・・
同じベルモントのステンレス製フォールディング・スポーク(先割れスプーン)が28gで、こちらは20g、
重さがなんと2/3に・・・とはいえ、わずか8gの差ですから、わたくしの使用状況では問題ない範囲、
むしろステンレス製のほうが丈夫でしょうし、アルミ製より、さらに安かったのですが・・・
後述のとおり、わたくしこのスポーク・先割れスプーンとゆータイプにはどうにもなじめず・・・
いっぽうチタン製のフォールディング・スプーンは各社から出ており、たとえばプリムスのなら19g、
他社の製品もほぼ似たような重さでした。
ま、どれも柄の部分にはステンレス棒を使ってるようで、総重量はあまり変わらないんでしょうね。
となると、あとはチタン製とアルミ製とのお値段、強度、感触などの比較であります。
同じ重さならチタンのほうが強度はあるでしょうし、金属臭や金属アレルギーが少なく口あたりもいい、
さらにはアルミより熱伝導が低くて熱が伝わりにくい、つーあたりがチタンの特徴・・・なんでしょうが・・・
その程度で倍ちかいお値段差は出せない・・・つーのが今回の結論だったのであります。
そう、わたくしにとってフォールディング・スプーンは、個人携行用食器の中でも箸やカップ類とは異なり、
毎回使うものでもないので、アルミ製でも充分と判断したのですね。ともかくお安いし・・・
マグカップはチタン製だけど、どーせソロクッカーはアルミ製だし、つなぎ箸はステンレス製だし・・・ぶつぶつ
閑話休題・・・
展開サイズは約16cm・・・
小ぶりなスプーンとしては一般的サイズで、ふつーに使えそうです。
こちらがストッパーとゆーか、ロック部分であります。
よく見ると本体の折り曲げ部がひび割れてますね・・・ま、お値段相当とゆーところでしょうか・・・
こちらが裏側であります。
本体はアルミとはいえ、けっこう厚みがあるのでしっかりしています。
柄の部分はステンレス棒で、これは本体がチタン製でもステンレス製でも同じようでした。
ともかくこれで・・・
深型クッカーに入れたご飯なんぞも、ばくばく食べ尽くすことができるはず・・・じゅるじゅる
個人用カトラリーに関する一考察P.S.
今回の選択にあたって、アルミ製よりさらにお安いステンレス製フォールディングタイプでは、
たまたまスプーンやフォークがなく、兼用のスポーク、いわゆる先割れスプーンタイプしかありませんでした。
このスポークとゆーやつ、スプーンとしては、わたくし先っちょのフォーク部がどーにもなじみません。
そう、カレーなどをばくばく食べるには先っちょが引っ掛かるので、フォークで食べるのと同じ感覚になり、
フォークの代用品とゆー感じがするのですが、逆にフォークとして使おうとすれば切れ込みが浅すぎて、
食材を突き刺すにしても、絡め取るにしても、かなり使いづらい・・・
ですから、仮に箸を持たずフォーク機能が要る場合でも、前述のライトマイファイアのスプーンフォークや、
昔ながらの十徳ナイフのように、一体型でもフォークとスプーンが別機能になってるタイプが好みです。
ま、わたくしはあくまで箸との併用が前提ですから、フォークが要るシーンでは箸を使いますので、
個人用カトラリーとしては、「箸とスプーン」があれば充分なのであります。
ナイフは焼き肉争奪戦用?のがいっぱいありますし、ナイフはフォーク代わりになります・・・
そう、フォークの「突き刺す」機能はナイフで代用できます。ま、たまに口中を切ることもありますが・・・
で、フォークのもうひとつの用途であるパスタ類などを「絡め取る」機能、こちらはナイフではできず、
たまにではなく、必ず口中が血まみれになるので、こちらは箸で代用します。
いっぽうで箸やスプーン、フォークなどのカトラリー類は、時間に余裕のあるキャンプとかなら、
ナイフ一本あれば何とか作れるもの、それはそれで楽しいのですが、やはり専用のものがあると、
使い勝手がいいのは確かで、その中でどれを持ち、どれを置いていくかは状況によりますね。
そう、カトラリーについても、以前紹介した風除板と同じで、あれば便利だけど、なくてもいい状況もあり、
わたくしの宴会キャンプでは、「箸、時々スプーン」以外は、風除板と同じ範疇なのであります。
ただ、クッカーも湯沸かし専用で調理はせず、食器も使わずレトルトパウチだけで済ませたり、
荷物も1gでも軽くしたいような、エキスペディションや長期山行になっても、温食にする限りは、
最低限1本のカトラリーは必要、そんな場合は、やはりチタン製のスポーク(フォールディングタイプではなく、
シンプルで壊れない1本モノ)、あるいはライトマイファイアのようなスプーンフォークを1本だけ・・・
とゆーことになるんでしょうが・・・やはりちと味気ないですね・・・
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この記事へのコメント
例によって行方不明。
いざというときには百均のスプーンとフォークを使うつもりで、紙ナプキンに
くるんで輪ゴムで止めたものは用意してあります。
スプーンなだけに些事にこだわらずということで。
昨夜も泥酔帰宅で返信が遅くなりました。
やはり持っておられたんですね、チタン製のカトラリー・・・
で、行方不明になったので百均のセットを用意して・・・わたくしと似たようなことをやってますねえ・・・

ちなみに記事本文で紹介した高級木製スプーンも百均ですが、やはり木製のは口あたりがいいですね。
ま、匙と些事をかけるあたり、さすがはサントリーの愛飲者ですね、ええ、佐治敬三とゆーぐらいで・・・ぼかっべきっぐしゃ
