2015年11月10日
2015秋・ボルネオ紀行2サバル植林
前回記事からの続きであります。
10月30日の夜になってマレーシアボルネオ・サラワク州クチンに着いたご一行は、
翌31日の朝にはホテルを出発、スリアンでのトイレ休憩とマーケット見学をはさんで、
サラワク州森林局の管理するサバル森林保護区の植林基地までやってきました。
いよいよ現地の子どもたちと一緒に植林と交流会であります。
今回集まってくれたのはテラグス小学校の5年生と6年生約40名と父兄、先生たち・・・
さっそく全員に持参したオリジナルTシャツを着てもらいました。
このTシャツは2013年植林の際と同じものですが、事前の除草や穴掘りから看板や
タープ設置などの準備をしてくれてた先生や父兄、森林局スタッフにも着てもらい・・・
カラーコピーで丁寧に作ってくれてた当日のプログラムブックをいただいて・・・
ちなみに参加者全員の名簿入りでした。
まずはサラワク州森林局・担当者のご挨拶から・・・
つづいて、こちら側からはT富隊長の挨拶・・・
記念にT富隊長作品の切り絵カレンダーや色紙をプレゼントして・・・
いよいよ現場へクルマで移動して、子どもたちとの植林であります。
2010年1月に来た際には、足首まで泥に埋まっていた植林地への進入路は・・・
きれいに舗装されてました。
まずは広場に全員が集合して・・・
手前にあるのは森林局植林部副部長用の列で、お手本用にします。
後方の両国国旗に挟まれた看板には・・・
今回の趣旨が書かれてました・・・財団の団の字が旧字になってますね・・・
で・・・
森林局のスタッフがマレー語で説明しながらお手本を示します。
隊員一人に三人の子どもと大人一人が付き、それぞれ各列に移動して植林開始・・・
といっても、事前に下草を刈り穴を掘ってくれてるので・・・
苗木のビニールを外して肥料を撒いて埋戻し、周囲にも肥料を撒いて水をかけるだけ。
今回わたくしの列に付いてくれたのは男の子3人と、そのうちの一人のお父さんで、
よく見るとお父さん、両腕にイバン族伝統の刺青をされてますね。
苦労して準備してくれてるので、ほんとに楽な作業なんですが・・・
雨水が入り過ぎて根腐れしないよう、しっかりと踏み固めておく必要があります。
このあたり、雨水が溜まるように工夫する沙漠での植林とは逆ですね・・・
一列20本ですが、奥の10本はあらかじめ植えてくれてるので作業はたちまち終了。
わたくしに付いてくれたメンバーと記念撮影であります。
ちなみに、わたくし(に付いてくれた子どもたち)が植えた列・・・
今回植えたのはジャングルにもともとあったエンカバン(沙羅の木)で、
成長すると実から良質な油が採れます。
現地旅行社N島さんによると、ここサバル保護区では地元住民と一緒になって、
最終的にはアグロフォレストリー(混農林業)を目指しているとのことでした。
もともとあった樹種を植林して熱帯雨林を再生・保全しつつ、その恵みも利用して、
その中で持続可能な範囲で農業も行うことによって豊かな暮らしと熱帯雨林の保護を、
両立させようというアグロフォレストリー農法は、理屈上はもっと小規模な単位でも、
行うことが可能なんでしょうが、それだとどうしても経済効率優先になってしまうのでしょう。
まず森林局などの行政や我々のような国際的な支援があって、それなりの規模で
組織的に行うことが、安定した収入を得るまでは必要不可欠なんでしょうね。
わたくしの列のすぐ近くを流れてた小さなスンガイ(川)・・・
英語風大阪弁でお父さんに訊いたら、今はお魚もけっこう獲れるそうです。じゅるじゅる
で、今回参加できなかったN.GKS代表やその他支援いただいた方々の分の列も含め、
十数列の植林作業がすべて無事に終了・・・
全員で記念写真であります。
ちなみに今回のN.GKS横断幕は、うちの奥様が出発前夜にあわてて作ったもの、
ええ、今年三月の20次隊ツアーから持ち帰った横断幕が見つからなかったとか・・・
で、再び植林基地まで戻り・・・
待ちに待った昼食であります・・・じゅるじゅる・・・
仕事の後のお弁当はおいしいなあ・・・ばくばく・・・全部子どもたちが植えたんだけど・・・
「98kさん、おかわりありますよ。」と、わざわざN島さんが声をかけてくれたのですが、
さすがに子どもたちの目の前で取りに行くわけにもいかず・・・ま、あとでこっそりと・・・
昼食後の交流会では、まず現地の子どもたちが描いた絵の中から優秀作品を発表。
で、最優秀作品に選ばれたのがこちら・・・
って、じつはこれ、先生が描いたものだったのですが、ま、いいかとゆーことで、
描いた先生にもT富隊長のオリジナル切り絵作品をプレゼント!!!
続いて、日本の子どもたちが木をテーマに描いた作品も紹介しました。
こちらは京都府で最優秀に選ばれた作品ですがセーラームーンとかの影響でしょうか、
日本のセーラー服が登場する作品には会場から一斉に歓声が上がってました。
こちらは「空飛ぶ車椅子」活動もされてるT田隊員からの鉛筆プレゼント・・・
今回は2400本持参されたそうで、知り合いの鉛筆工場で廃棄物として処分されていた、
塗装不良などで商品にできないものを譲り受け、整理選別して持参されているとのこと、
ご自宅に十数台の鉛筆削り器を設置して、すべてを削って使えるようにしてから、
世界中の子どもたちに届けておられるとか・・・
なにせ何万本も削るので、鉛筆削り器がすぐに駄目になると笑っておられましたが、
なかなか簡単にできることではありません。
「1本で七色に変化する鉛筆」も数百本持参されてて、これには子どもたちも興味津々。
実演には、たちまち人だかりができてました。
で、次はわたくしもプレゼンターになり、
奥様の知人から支援いただいた「岸和田だんじり」タオルを一人一人にプレゼント!!!
父兄やスタッフの分もあって、T富隊長が「タオル鉢巻」の巻き方を伝授しました。
次は森林局スタッフから隊員一人一人に「植林証明書」の授与式・・・
だんじりタオルや鉛筆などをご支援いただいた方々の分まで各自が代理でいただきました。
子どもたちからは、お返しに歌のプレゼント!!!
さっそく「タオル鉢巻」をしてる子どもたちもいますね!!!
この後は隊員たちも全員舞台に上がり・・・
(S田隊員提供画像)
一緒にマレー語と日本語で「幸せなら手をたたこう」を大合唱して、すべてのスケジュールが終了。
今回は子どもたちから先に小学校に戻ることになりました。
中には近所の子でしょうか「お父さんのクルマで帰る!」とグズってる子もいましたが・・・
(S田隊員提供画像)
ありがとね!!!ティリマカシー!!!
また会おうね!!!ジュンパラギ!!!
と、植林と交流会を無事に終え、2時間かけてクチンのホテルに戻りました。
で、熱いシャワーを浴びて、夕食まで少し時間があったのでサラワク川沿いを散策。
サラワク川左岸の遊歩道であります。
なかなか面白い・・・
自転車のモニュメントがあったりして・・・不法駐輪の防止用かな…
(追記です。よく見ると後ろのパネルにPARAOESAというキーワードがありますね・・・)
こちらは下流側の様子であります。
機上からや地図で見ると、もの凄い蛇行を繰り返してるサラワク川の河口付近であります。
ま、せっかくなので対岸のイスラム寺院なんぞを・・・
30倍ズーム付き「世界地図」で撮ったりして・・・
で、こちらが上流側の様子・・・
ちなみにわたくしのカメラ付き世界地図、クチンの詳細市街図は表示されましたが・・・
地名や道路名ホテル名などは一切表示されませんでした・・・ううっ
奥様用の民族楽器とか自分用マンゴーグミやサラワクペッパーを探してると夜になり、
すでに何度か行ってる、ビルの屋上にあるシーフード・レストランへ・・・
ええ、いつもどおりばくばくばくと・・・
ええ、いつもどおり完食であります。もう食べられません、げふっ
と、またいったんホテルに戻って、今度は最年少のS田隊員と夜の街を散策・・・
マレーシアの国鳥・サイチョウさんのネオンサインですね・・・
で、こちらが・・・
昨夜食べて、すっかりお気に入りになった屋台のハンバーガーショップ・・・
昨夜は左上のビーフバーガー2.2リンギを食べましたが、他にもメニューは豊富。
ビーフDAGING系、チキンAYAM系、ホットドッグ系がそれぞれ11種類ずつ、
お安いエッグTERUR系が5種類、ラムKAMBING系が7種類、さすがにポーク系は
ありませんが、高級そうなホームメイドとゆーのが7種類ありますね。
うーむ、おいしそうだなあ・・・じゅるじゅる
でも、さすがに今夜は夕食をいっぱい食べたしなあ・・・げふっ
同室の隊員も、もう食べられません、とかいってたしなあ・・・げふっ
でまあ、せっかくなので・・・
高級なホームメイド(の中では一番お安い)4リンギのやつをひとつだけ・・・でへへへ
パテが分厚くなり、粗挽きとゆーか肉の破片の食感があってさらに旨かったです。
ちなみに、この夜のビールは中国のと韓国のと・・・あとはどこのだっけ・・・ひっく
と、二日目の夜も更けていくのでありました・・・
わははは、幸せじゃあ!!!
と、食べ過ぎ飲み過ぎで次回に続きます。
10月30日の夜になってマレーシアボルネオ・サラワク州クチンに着いたご一行は、
翌31日の朝にはホテルを出発、スリアンでのトイレ休憩とマーケット見学をはさんで、
サラワク州森林局の管理するサバル森林保護区の植林基地までやってきました。
いよいよ現地の子どもたちと一緒に植林と交流会であります。
今回集まってくれたのはテラグス小学校の5年生と6年生約40名と父兄、先生たち・・・
さっそく全員に持参したオリジナルTシャツを着てもらいました。
このTシャツは2013年植林の際と同じものですが、事前の除草や穴掘りから看板や
タープ設置などの準備をしてくれてた先生や父兄、森林局スタッフにも着てもらい・・・
カラーコピーで丁寧に作ってくれてた当日のプログラムブックをいただいて・・・
ちなみに参加者全員の名簿入りでした。
まずはサラワク州森林局・担当者のご挨拶から・・・
つづいて、こちら側からはT富隊長の挨拶・・・
記念にT富隊長作品の切り絵カレンダーや色紙をプレゼントして・・・
いよいよ現場へクルマで移動して、子どもたちとの植林であります。
2010年1月に来た際には、足首まで泥に埋まっていた植林地への進入路は・・・
きれいに舗装されてました。
まずは広場に全員が集合して・・・
手前にあるのは森林局植林部副部長用の列で、お手本用にします。
後方の両国国旗に挟まれた看板には・・・
今回の趣旨が書かれてました・・・財団の団の字が旧字になってますね・・・
で・・・
森林局のスタッフがマレー語で説明しながらお手本を示します。
隊員一人に三人の子どもと大人一人が付き、それぞれ各列に移動して植林開始・・・
といっても、事前に下草を刈り穴を掘ってくれてるので・・・
苗木のビニールを外して肥料を撒いて埋戻し、周囲にも肥料を撒いて水をかけるだけ。
今回わたくしの列に付いてくれたのは男の子3人と、そのうちの一人のお父さんで、
よく見るとお父さん、両腕にイバン族伝統の刺青をされてますね。
苦労して準備してくれてるので、ほんとに楽な作業なんですが・・・
雨水が入り過ぎて根腐れしないよう、しっかりと踏み固めておく必要があります。
このあたり、雨水が溜まるように工夫する沙漠での植林とは逆ですね・・・
一列20本ですが、奥の10本はあらかじめ植えてくれてるので作業はたちまち終了。
わたくしに付いてくれたメンバーと記念撮影であります。
ちなみに、わたくし(に付いてくれた子どもたち)が植えた列・・・
今回植えたのはジャングルにもともとあったエンカバン(沙羅の木)で、
成長すると実から良質な油が採れます。
現地旅行社N島さんによると、ここサバル保護区では地元住民と一緒になって、
最終的にはアグロフォレストリー(混農林業)を目指しているとのことでした。
もともとあった樹種を植林して熱帯雨林を再生・保全しつつ、その恵みも利用して、
その中で持続可能な範囲で農業も行うことによって豊かな暮らしと熱帯雨林の保護を、
両立させようというアグロフォレストリー農法は、理屈上はもっと小規模な単位でも、
行うことが可能なんでしょうが、それだとどうしても経済効率優先になってしまうのでしょう。
まず森林局などの行政や我々のような国際的な支援があって、それなりの規模で
組織的に行うことが、安定した収入を得るまでは必要不可欠なんでしょうね。
わたくしの列のすぐ近くを流れてた小さなスンガイ(川)・・・
英語風大阪弁でお父さんに訊いたら、今はお魚もけっこう獲れるそうです。じゅるじゅる
で、今回参加できなかったN.GKS代表やその他支援いただいた方々の分の列も含め、
十数列の植林作業がすべて無事に終了・・・
全員で記念写真であります。
ちなみに今回のN.GKS横断幕は、うちの奥様が出発前夜にあわてて作ったもの、
ええ、今年三月の20次隊ツアーから持ち帰った横断幕が見つからなかったとか・・・
で、再び植林基地まで戻り・・・
待ちに待った昼食であります・・・じゅるじゅる・・・
仕事の後のお弁当はおいしいなあ・・・ばくばく・・・全部子どもたちが植えたんだけど・・・
「98kさん、おかわりありますよ。」と、わざわざN島さんが声をかけてくれたのですが、
さすがに子どもたちの目の前で取りに行くわけにもいかず・・・ま、あとでこっそりと・・・
昼食後の交流会では、まず現地の子どもたちが描いた絵の中から優秀作品を発表。
で、最優秀作品に選ばれたのがこちら・・・
って、じつはこれ、先生が描いたものだったのですが、ま、いいかとゆーことで、
描いた先生にもT富隊長のオリジナル切り絵作品をプレゼント!!!
続いて、日本の子どもたちが木をテーマに描いた作品も紹介しました。
こちらは京都府で最優秀に選ばれた作品ですがセーラームーンとかの影響でしょうか、
日本のセーラー服が登場する作品には会場から一斉に歓声が上がってました。
こちらは「空飛ぶ車椅子」活動もされてるT田隊員からの鉛筆プレゼント・・・
今回は2400本持参されたそうで、知り合いの鉛筆工場で廃棄物として処分されていた、
塗装不良などで商品にできないものを譲り受け、整理選別して持参されているとのこと、
ご自宅に十数台の鉛筆削り器を設置して、すべてを削って使えるようにしてから、
世界中の子どもたちに届けておられるとか・・・
なにせ何万本も削るので、鉛筆削り器がすぐに駄目になると笑っておられましたが、
なかなか簡単にできることではありません。
「1本で七色に変化する鉛筆」も数百本持参されてて、これには子どもたちも興味津々。
実演には、たちまち人だかりができてました。
で、次はわたくしもプレゼンターになり、
奥様の知人から支援いただいた「岸和田だんじり」タオルを一人一人にプレゼント!!!
父兄やスタッフの分もあって、T富隊長が「タオル鉢巻」の巻き方を伝授しました。
次は森林局スタッフから隊員一人一人に「植林証明書」の授与式・・・
だんじりタオルや鉛筆などをご支援いただいた方々の分まで各自が代理でいただきました。
子どもたちからは、お返しに歌のプレゼント!!!
さっそく「タオル鉢巻」をしてる子どもたちもいますね!!!
この後は隊員たちも全員舞台に上がり・・・
(S田隊員提供画像)
一緒にマレー語と日本語で「幸せなら手をたたこう」を大合唱して、すべてのスケジュールが終了。
今回は子どもたちから先に小学校に戻ることになりました。
中には近所の子でしょうか「お父さんのクルマで帰る!」とグズってる子もいましたが・・・
(S田隊員提供画像)
ありがとね!!!ティリマカシー!!!
また会おうね!!!ジュンパラギ!!!
と、植林と交流会を無事に終え、2時間かけてクチンのホテルに戻りました。
で、熱いシャワーを浴びて、夕食まで少し時間があったのでサラワク川沿いを散策。
サラワク川左岸の遊歩道であります。
なかなか面白い・・・
自転車のモニュメントがあったりして・・・不法駐輪の防止用かな…
(追記です。よく見ると後ろのパネルにPARAOESAというキーワードがありますね・・・)
こちらは下流側の様子であります。
機上からや地図で見ると、もの凄い蛇行を繰り返してるサラワク川の河口付近であります。
ま、せっかくなので対岸のイスラム寺院なんぞを・・・
30倍ズーム付き「世界地図」で撮ったりして・・・
で、こちらが上流側の様子・・・
ちなみにわたくしのカメラ付き世界地図、クチンの詳細市街図は表示されましたが・・・
地名や道路名ホテル名などは一切表示されませんでした・・・ううっ
奥様用の民族楽器とか自分用マンゴーグミやサラワクペッパーを探してると夜になり、
すでに何度か行ってる、ビルの屋上にあるシーフード・レストランへ・・・
ええ、いつもどおりばくばくばくと・・・
ええ、いつもどおり完食であります。もう食べられません、げふっ
と、またいったんホテルに戻って、今度は最年少のS田隊員と夜の街を散策・・・
マレーシアの国鳥・サイチョウさんのネオンサインですね・・・
で、こちらが・・・
昨夜食べて、すっかりお気に入りになった屋台のハンバーガーショップ・・・
昨夜は左上のビーフバーガー2.2リンギを食べましたが、他にもメニューは豊富。
ビーフDAGING系、チキンAYAM系、ホットドッグ系がそれぞれ11種類ずつ、
お安いエッグTERUR系が5種類、ラムKAMBING系が7種類、さすがにポーク系は
ありませんが、高級そうなホームメイドとゆーのが7種類ありますね。
うーむ、おいしそうだなあ・・・じゅるじゅる
でも、さすがに今夜は夕食をいっぱい食べたしなあ・・・げふっ
同室の隊員も、もう食べられません、とかいってたしなあ・・・げふっ
でまあ、せっかくなので・・・
高級なホームメイド(の中では一番お安い)4リンギのやつをひとつだけ・・・でへへへ
パテが分厚くなり、粗挽きとゆーか肉の破片の食感があってさらに旨かったです。
ちなみに、この夜のビールは中国のと韓国のと・・・あとはどこのだっけ・・・ひっく
と、二日目の夜も更けていくのでありました・・・
わははは、幸せじゃあ!!!
と、食べ過ぎ飲み過ぎで次回に続きます。