2015年11月14日
2015秋・ボルネオ紀行4セメンゴ・ワイルドライフセンター
2015秋・ボルネオ植林紀行の4回目であります。
11月1日の朝からサラワク文化村を訪ねクチン市街に戻った御一行、さっそく次の目的地へ・・・
向かう前に、まずは昼食であります。
現地旅行社N島さんのイチオシ、今クチンでブレーク中の「コロ・ミー」をいただきます。
彼が空港で出会ったインドネシアに帰国する、クチンで働いてる女の子が大量の荷物を抱えてたので
手伝ってあげるとこれが全てコロ・ミー、訊けばどうしてもインドネシアの友達に食べさせたいとのことで、
「おそらく帰国するまでに駄目になってたでしょうが、今のところクチンでしか味わえませんからねえ。
元祖のお店は最近ご主人が亡くなって、代替わりしてから味が変わりましたが…」
と、この地のジャンクフード事情にもお詳しいようです。
KOLO-MEE、直訳すれば「油麺」、チャーシュー油とねぎ油をベースにした秘伝のタレを、
小麦細麺にかけたファーストフードだそうで、いかにもわたくし好み・・・じゅるじゅる
クチンの巨大スーパーに併設されたフードコートの一角へ・・・
別のコーナーで(自分だけ)ビールを買ってきてチキンとビーフのチャーシューでやってると、
一人ずつお待ちかねのコロ・ミーが運ばれてきます。じゅるじゅる
じゃーん
って、なぜかピントが合ってませんが・・・コロ・ミーであります…
具材はチキン・ビーフのチャーシューと挽肉だけですが、ねぎ油とかのタレが絶妙でした。
ちなみに付属のスープや辛い薬味をかけて、汁麺にしてもおいしいそうです。
さらにちなみにこちらは・・・
最近コロ・ミーを食べるとお腹が緩くなるとゆーN島さんの焼き鳥・チャーシューのせ焼き飯。
こっちも食べたかったなあ・・・コロ・ミーとその汁麺とこの焼き飯と、同時に三品はいけそう・・・
ちなみにタイガービールはここでは4.5リンギでした。げふっ
と、昼食後は昨日のスリアンからサバルへの道を途中まで進み・・・
クチン近郊にある巨大なマレーシア空軍基地を通り過ぎて・・・
脇道に入るとほどなく・・・
セメンゴのワイルドライフセンター(野生保護区)に到着。
って、じつはこの画像、帰りがけに撮ったものですが・・・
右クロコダイルとか書かれてますが、我々は左のオランウータンくんの餌場へ・・・
木道をすすんでいくと・・・
巨大なドリアンの木・・・実はまだ小さく1~2か月後が食べ頃だそうです。じゅるじゅる
って、ウータンくんたちのごちそうを奪ってはいけません・・・
共生でしょうか、何とも怪しい雰囲気・・・すべてが緑と茶の明暗だけの世界・・・
さらにすすむと、いました、いました・・・
前回ここを訪れたのは2010年の1月、ちょうど野生のドリアンなどが真っ盛りの時期で、
食餌時間にずっと待ってても見ることはできなかったんですが、今はまだ野生のおいしい
果実が少ない時期なんでしょうね・・・
おいしい餌を置くと、保護されたウータンくんたちが野生に戻らなくなるので、一日に2回、
あまりおいしくない餌を与えてるそうで、たしかにぼそぼそと食べてました。
家族でしょうか、こんな大きな大人のオスを、保護区とはいえ野生で見るのははじめてです。
せっかく30倍ズーム付き世界地図を持ってたので、さらにズームアップ・・・
お母さんと子どもをずっと見守ってました・・・
その視線の先にいたお母さんと子ども・・・
もう食べ終わったのか、餌場から離れてました・・・二人とも手に何か持ってますね・・・
で、木道後方の樹上・・・
右手前の木から左へ3本目、奥にある細い木の樹冠あたりの茶色い塊・・・
別の若い個体がいました・・・さすが30倍ズーム・・・
あの餌場からここまで移動してきたようで、やはり三枚前の画像のように高木が続いてないと
ウータンくんたちは移動できないんですね・・・
何度か書いてますがマレー語でオランは人、ウータンは森、まさに森の人で、高木中木低木が
バランスよく存在する豊かな森がないと絶滅してしまいます。
大規模なアブラヤシ農園や畑などの開発でボルネオの熱帯雨林は急激に減少しています。
ウータンくんやゾウさん(ボルネオ・ピグミー・エレファント)、マレーグマくんだけでなくボルネオの
熱帯雨林には地球上の生物種の7割以上が暮らしているともいわれ、この生物の多様性や、
ここから供給される酸素は人類にも様々な恩恵をもたらしています。
いっぽうでアブラヤシをはじめとするボルネオ産の農産物やその加工品は、我々はもちろん、
地元が豊かになるためにも必要不可欠なもので、アグロフォレストリー(混農林業)などによる、
今後も共存できる持続可能な方策が求められている所以です。
N島さんによるとサラワク州でも様々な政策変更をして試行錯誤が続いているそうですが、やはり
需要と供給、効率性などの課題もあるようで、今後も注視してお手伝いしていく必要があるでしょう。
そう・・・
この汗まみれの希少動物を保護するためにも・・・
って、水をクルマに置いてきたので、ボルネオでは珍しい自販機で・・・
マンゴージュース・・・と間違って豆乳ジュースを・・・ちゃんとSOYA(豆)って書いてあるのに・・・
ま、こちらもおいしかったけど・・・ちなみに帽子に付けてるのは日本沙漠緑化実践協会のバッジ。
さらにちなみにNHK「世界ふれあい街歩き・クアラルンプール編」を見てたら、地元の高校生が、
みんなこの豆乳ジュースを飲んでましたから、国中のトレンドなのかも知れませんね・・・
セメンゴからの帰り道、市街に近づいてくると木はまばらになってきます・・・が・・・
ドリアンの木は伐らずにおいてあるそうで、現地でもドリアンは人気で商品価値も高く、
N島さんによると30本のドリアンがあれば年一回の収穫だけでクチンのサラリーマンの
年収ぐらいにはなるとか・・・
で、この日もホテルに戻ってシャワーを浴びてから、夕食までにはやや時間があったのですが、
翌日にはサバ州に移動するので自室でパッキングなどをして過ごし・・・
クルマでビルの地下街にある寿司店へ・・・
ではなく・・・
その奥にある高級中華料理店へ・・・そうサラワク最後の夜なのでどどんと・・・
前菜に続いて、おこげスープから始まり・・・
次々と料理が出てきました。
メインの北京ダック・・・
ここでは北京ダックの中味(家鴨肉)もレタス包みでいただけました。
(マングローブ林を開発した養殖池で育った?)エビ料理とかも・・・
後の記事で紹介する予定ですが、海岸や汽水域川岸などのマングローブ林も、エビの養殖池化や
埋め立て開発などで減少しており、その洪水・土砂流出防止機能や水質浄化機能がなくなって、
あちこちで被害も出てるようで、沿岸部でもさらなる植林の必要性が高まっているようです。
ちなみに養殖エビの一番の輸出先は日本だそうで、やはり持続可能な方策が必要ですね・・・
と、この後もいろんな料理が出てきて・・・
ともかく完食であります・・・げふっ
で、ホテルに戻り、さすがにこの夜はパッキングの続きをしながらT田隊員とダベり続けて、
シーバスリーガルとおつまみで済ませて就寝したようです。あまりよく覚えてませんが・・・
(と、次号に続きます。)
11月1日の朝からサラワク文化村を訪ねクチン市街に戻った御一行、さっそく次の目的地へ・・・
向かう前に、まずは昼食であります。
現地旅行社N島さんのイチオシ、今クチンでブレーク中の「コロ・ミー」をいただきます。
彼が空港で出会ったインドネシアに帰国する、クチンで働いてる女の子が大量の荷物を抱えてたので
手伝ってあげるとこれが全てコロ・ミー、訊けばどうしてもインドネシアの友達に食べさせたいとのことで、
「おそらく帰国するまでに駄目になってたでしょうが、今のところクチンでしか味わえませんからねえ。
元祖のお店は最近ご主人が亡くなって、代替わりしてから味が変わりましたが…」
と、この地のジャンクフード事情にもお詳しいようです。
KOLO-MEE、直訳すれば「油麺」、チャーシュー油とねぎ油をベースにした秘伝のタレを、
小麦細麺にかけたファーストフードだそうで、いかにもわたくし好み・・・じゅるじゅる
クチンの巨大スーパーに併設されたフードコートの一角へ・・・
別のコーナーで(自分だけ)ビールを買ってきてチキンとビーフのチャーシューでやってると、
一人ずつお待ちかねのコロ・ミーが運ばれてきます。じゅるじゅる
じゃーん
って、なぜかピントが合ってませんが・・・コロ・ミーであります…
具材はチキン・ビーフのチャーシューと挽肉だけですが、ねぎ油とかのタレが絶妙でした。
ちなみに付属のスープや辛い薬味をかけて、汁麺にしてもおいしいそうです。
さらにちなみにこちらは・・・
最近コロ・ミーを食べるとお腹が緩くなるとゆーN島さんの焼き鳥・チャーシューのせ焼き飯。
こっちも食べたかったなあ・・・コロ・ミーとその汁麺とこの焼き飯と、同時に三品はいけそう・・・
ちなみにタイガービールはここでは4.5リンギでした。げふっ
と、昼食後は昨日のスリアンからサバルへの道を途中まで進み・・・
クチン近郊にある巨大なマレーシア空軍基地を通り過ぎて・・・
脇道に入るとほどなく・・・
セメンゴのワイルドライフセンター(野生保護区)に到着。
って、じつはこの画像、帰りがけに撮ったものですが・・・
右クロコダイルとか書かれてますが、我々は左のオランウータンくんの餌場へ・・・
木道をすすんでいくと・・・
巨大なドリアンの木・・・実はまだ小さく1~2か月後が食べ頃だそうです。じゅるじゅる
って、ウータンくんたちのごちそうを奪ってはいけません・・・
共生でしょうか、何とも怪しい雰囲気・・・すべてが緑と茶の明暗だけの世界・・・
さらにすすむと、いました、いました・・・
前回ここを訪れたのは2010年の1月、ちょうど野生のドリアンなどが真っ盛りの時期で、
食餌時間にずっと待ってても見ることはできなかったんですが、今はまだ野生のおいしい
果実が少ない時期なんでしょうね・・・
おいしい餌を置くと、保護されたウータンくんたちが野生に戻らなくなるので、一日に2回、
あまりおいしくない餌を与えてるそうで、たしかにぼそぼそと食べてました。
家族でしょうか、こんな大きな大人のオスを、保護区とはいえ野生で見るのははじめてです。
せっかく30倍ズーム付き世界地図を持ってたので、さらにズームアップ・・・
お母さんと子どもをずっと見守ってました・・・
その視線の先にいたお母さんと子ども・・・
もう食べ終わったのか、餌場から離れてました・・・二人とも手に何か持ってますね・・・
で、木道後方の樹上・・・
右手前の木から左へ3本目、奥にある細い木の樹冠あたりの茶色い塊・・・
別の若い個体がいました・・・さすが30倍ズーム・・・
あの餌場からここまで移動してきたようで、やはり三枚前の画像のように高木が続いてないと
ウータンくんたちは移動できないんですね・・・
何度か書いてますがマレー語でオランは人、ウータンは森、まさに森の人で、高木中木低木が
バランスよく存在する豊かな森がないと絶滅してしまいます。
大規模なアブラヤシ農園や畑などの開発でボルネオの熱帯雨林は急激に減少しています。
ウータンくんやゾウさん(ボルネオ・ピグミー・エレファント)、マレーグマくんだけでなくボルネオの
熱帯雨林には地球上の生物種の7割以上が暮らしているともいわれ、この生物の多様性や、
ここから供給される酸素は人類にも様々な恩恵をもたらしています。
いっぽうでアブラヤシをはじめとするボルネオ産の農産物やその加工品は、我々はもちろん、
地元が豊かになるためにも必要不可欠なもので、アグロフォレストリー(混農林業)などによる、
今後も共存できる持続可能な方策が求められている所以です。
N島さんによるとサラワク州でも様々な政策変更をして試行錯誤が続いているそうですが、やはり
需要と供給、効率性などの課題もあるようで、今後も注視してお手伝いしていく必要があるでしょう。
そう・・・
この汗まみれの希少動物を保護するためにも・・・
って、水をクルマに置いてきたので、ボルネオでは珍しい自販機で・・・
マンゴージュース・・・と間違って豆乳ジュースを・・・ちゃんとSOYA(豆)って書いてあるのに・・・
ま、こちらもおいしかったけど・・・ちなみに帽子に付けてるのは日本沙漠緑化実践協会のバッジ。
さらにちなみにNHK「世界ふれあい街歩き・クアラルンプール編」を見てたら、地元の高校生が、
みんなこの豆乳ジュースを飲んでましたから、国中のトレンドなのかも知れませんね・・・
セメンゴからの帰り道、市街に近づいてくると木はまばらになってきます・・・が・・・
ドリアンの木は伐らずにおいてあるそうで、現地でもドリアンは人気で商品価値も高く、
N島さんによると30本のドリアンがあれば年一回の収穫だけでクチンのサラリーマンの
年収ぐらいにはなるとか・・・
で、この日もホテルに戻ってシャワーを浴びてから、夕食までにはやや時間があったのですが、
翌日にはサバ州に移動するので自室でパッキングなどをして過ごし・・・
クルマでビルの地下街にある寿司店へ・・・
ではなく・・・
その奥にある高級中華料理店へ・・・そうサラワク最後の夜なのでどどんと・・・
前菜に続いて、おこげスープから始まり・・・
次々と料理が出てきました。
メインの北京ダック・・・
ここでは北京ダックの中味(家鴨肉)もレタス包みでいただけました。
(マングローブ林を開発した養殖池で育った?)エビ料理とかも・・・
後の記事で紹介する予定ですが、海岸や汽水域川岸などのマングローブ林も、エビの養殖池化や
埋め立て開発などで減少しており、その洪水・土砂流出防止機能や水質浄化機能がなくなって、
あちこちで被害も出てるようで、沿岸部でもさらなる植林の必要性が高まっているようです。
ちなみに養殖エビの一番の輸出先は日本だそうで、やはり持続可能な方策が必要ですね・・・
と、この後もいろんな料理が出てきて・・・
ともかく完食であります・・・げふっ
で、ホテルに戻り、さすがにこの夜はパッキングの続きをしながらT田隊員とダベり続けて、
シーバスリーガルとおつまみで済ませて就寝したようです。あまりよく覚えてませんが・・・
(と、次号に続きます。)