2016年12月13日
斑鳩の里・再訪ふらふら
(2017年2月10日まで期間限定のお知らせ)
2017年3月に行くボルネオ植林ツアーへの参加・苗木代ご寄付のお願い記事はこちらです。
12月の某日、4年前の春に歩いた斑鳩の里を、異なるコースでふたたび歩いてきました。
朝10時、JRの王寺駅に前回と同じ学生時代のサークル仲間4人が集合、歩きはじめます。
このうち1名が「奈良まほろばソムリエ」を取得されてて、ふだんボランティアガイドもされてるので、
今回あらためてガイドをお願いした次第。
大和川を渡り・・・
旧道に入ってふらふらと歩きます・・・
この辺りは竜田川沿いに設定された「花小路せせらぎの径」になってます。
まずは最初の目的地・・・
三室山の登山口に到着・・・なにせ標高82mもあるので、決死の覚悟で登頂を目指します・・・
ここから眺める竜田川の紅葉は昔から有名・・・だそうです。
僅かに残ってた紅葉なんぞを撮ってると・・・
たちまち、みなさんに置いて行かれました・・・ひいひい
ようやく登りつめた山頂からは、法隆寺の五重塔がきれいに・・・
見えてたのですが、フォーカスが手前の冬芽に合ってますね・・・あははは
こちらが山頂にあった「花小路せせらぎの径」のコースマップ
現在地と書いてある現在地から竜田川を遡上、吉田寺、龍田神社、藤の木古墳などを経て法隆寺へ、
つーのが本日の散策ルートの往路部分。(画面をクリックすると拡大します。)
しばらくは竜田川沿いを北へ遡上・・・
「からくれなゐに水くくる」ような紅葉はすでに終わってました・・・
ぽっくり寺として有名な吉田寺(きちでんじ)に到着であります。
開祖の母君が臨終の際、その法衣を被せたところ安らかに往生されたのが由来・・・だそうです・・・
いやあ、やはりソムリエ・ガイドが同行してくれてるとありがたいですね。
重文の多宝塔もある名刹・・・
・・・だそうですが・・・
参拝料も要ることだし時間もないことだし、先を急ぐことにしました。
奈良街道沿いにある龍田神社に到着であります。
こちらは法隆寺を護る龍田大明神を祀った鎮守社から、やがて龍田大社の二神を祀る神社となり、
さらに明治の神仏分離で法隆寺から離れて龍田大社の摂社となって、大正時代にようやく独立、
今はどちらの神様も祀られているそうです。
七五三参りでしょうか・・・
ちなみにこの神社・・・
能楽・金剛流の発祥地なんですね。
奈良街道を東へすすみます。
旧街道といっても、この辺りはずっと直線になっており、幅員もけっこう広いですね。
斑鳩町役場前の歩道橋から西を望みます。
右側ななめの道が、龍田神社前から歩いてきた旧奈良街道。
いっぽう東を望めば・・・
法隆寺へ向かう旧奈良街道が続きます。次回は小径車でポタリングしたいものです。
ちなみに斑鳩の里はスズメ目の「イカル」の鳴く里、斑鳩町のシンボルマークもイカルだそうです。
いやあ、今まで知りませんでした。さすがソムリエ・ガイド!!!
で、この歩道橋を下りたあたりにある・・・
「在原業平・姿見の井戸」
由来に関する面白いエピソードをソムリエ・ガイドから伺いましたが、ま、詳しくは検索してみてね!
藤の木古墳の手前にある斑鳩文化財センター(の中庭)へ・・・
こちらが中庭に展示してあった石棺・・・のレプリカ
歪んで見えますがレンズのせいではなく、実際に上下左右とも台形状になっています。
ド派手なエマージェンシー・レッドに塗られてますが、これもオリジナルカラーだそうです。
こちらは入館無料なのですが残念ながら、じっくり見て回る時間がないので館内はパスしました。
で、こちらもレプリカ・・・ではなく、こちらは本物の藤ノ木古墳であります。
玄室への羨道・・・
おっ、またまたドアガラスに撮影者が映ってるぞ・・・
と、またまたせっかくなので・・・
記念撮影したりして・・・
こちらが発掘直後の石室見取図ですが、内部には特別な公開時でないと入れません。
ドアガラスに近づくとセンサーで玄室のライトが点灯するのですが・・・
ストロボ撮影だと・・・
ドアガラスに反射しますし玄室のライトも暗いので、ちと見にくいですね・・・
そこで、CONVOY S2wingスペシャルをリュックからごぞごそと取り出して照射・・・
じゃーん
わははは、石棺も羨道もくっきりと・・・
CONVOY S2は小型軽量で明るくてお安く、ふだん使いにもぴったりですね。
と、ライト照射に満足して法隆寺方面へ・・・
振り返ればきれいな円墳に見えますが、もとは前方後円墳だったという古い記述も見つかったようで、
このあたりについても面白いお話を聞かせていただきました。
歴史的な町並みの残る西里を歩き・・・
ま、わいわいと話し続けてて画像がないので、この看板からご想像を・・・
と、ようやく法隆寺の西大門に到着・・・
パルメット文様とゆーそうで、ここ法隆寺のが日本の唐草文様のルーツだそうです。
ま、一概に唐草文様といっても、古代ギリシャではスイカズラの葉(アルテミオン)だそうですが、
古代エジプトではハスの花(ロータス)だそうで、いずれもシルクロードを経て仏教伝来とともに、
この辺りにもたらされたもの・・・だそうです。
さらに法隆寺の地下に眠る伏蔵の金銀財宝なんぞのガイドも聞きつつ・・・
こちらも有名な法隆寺の五重塔・・・なんですが・・・
ここの九輪部分には雷除けの鎌が挿してあると教えてもらい・・・
さっそく30倍ズームで・・・
たしかに(ふつーの安っぽい)鎌が4本、挿してありますね。
中門などは残念ながら工事中でした・・・
ま、こちらも看板からご想像を・・・
ちなみに中門などの柱はパルテノン神殿と同じエンタシス円柱になってます。
ただ、その関連については疑問もあるようで、今はこれをエンタシスとは呼ばないそうです。
と、やっと南大門前までやってきました。
鳳凰が羽根を広げた形になっており、京都のお寺とは異なる、まさに「天平の甍」のイメージですね。
ただし、こちらは室町時代に再建されたもので、禅宗の影響を受けて屋根の反りが急になっているのが
特徴だそうです・・・
「いやあ、いろいろと勉強になったなあ・・・」
「さて、これから別ルートを歩いて王寺まで戻りましょうか・・・」
「ま、今にも降り出しそうだし、本日のところはこのぐらいで・・・」
と前回同様、復路はバスに乗って・・・
風も出て小雨も降り出し、少しだけ「からくれなゐに水くくる」情景となった竜田川を渡って・・・
王子駅前へ戻り、まずはビールで乾杯・・・のあとは焼酎のお湯割りなんぞをかぱかぱと・・・
いやあ、今回も完食完飲でした・・・げふっ
もっと歩くとゆー
ガイドの声も聞かず竜田川
からくれなゐになるまで飲み続けるとは・・・
98k
2017年3月に行くボルネオ植林ツアーへの参加・苗木代ご寄付のお願い記事はこちらです。
12月の某日、4年前の春に歩いた斑鳩の里を、異なるコースでふたたび歩いてきました。
朝10時、JRの王寺駅に前回と同じ学生時代のサークル仲間4人が集合、歩きはじめます。
このうち1名が「奈良まほろばソムリエ」を取得されてて、ふだんボランティアガイドもされてるので、
今回あらためてガイドをお願いした次第。
大和川を渡り・・・
旧道に入ってふらふらと歩きます・・・
この辺りは竜田川沿いに設定された「花小路せせらぎの径」になってます。
まずは最初の目的地・・・
三室山の登山口に到着・・・なにせ標高82mもあるので、決死の覚悟で登頂を目指します・・・
ここから眺める竜田川の紅葉は昔から有名・・・だそうです。
僅かに残ってた紅葉なんぞを撮ってると・・・
たちまち、みなさんに置いて行かれました・・・ひいひい
ようやく登りつめた山頂からは、法隆寺の五重塔がきれいに・・・
見えてたのですが、フォーカスが手前の冬芽に合ってますね・・・あははは
こちらが山頂にあった「花小路せせらぎの径」のコースマップ
現在地と書いてある現在地から竜田川を遡上、吉田寺、龍田神社、藤の木古墳などを経て法隆寺へ、
つーのが本日の散策ルートの往路部分。(画面をクリックすると拡大します。)
しばらくは竜田川沿いを北へ遡上・・・
「からくれなゐに水くくる」ような紅葉はすでに終わってました・・・
ぽっくり寺として有名な吉田寺(きちでんじ)に到着であります。
開祖の母君が臨終の際、その法衣を被せたところ安らかに往生されたのが由来・・・だそうです・・・
いやあ、やはりソムリエ・ガイドが同行してくれてるとありがたいですね。
重文の多宝塔もある名刹・・・
・・・だそうですが・・・
奈良街道沿いにある龍田神社に到着であります。
こちらは法隆寺を護る龍田大明神を祀った鎮守社から、やがて龍田大社の二神を祀る神社となり、
さらに明治の神仏分離で法隆寺から離れて龍田大社の摂社となって、大正時代にようやく独立、
今はどちらの神様も祀られているそうです。
七五三参りでしょうか・・・
ちなみにこの神社・・・
能楽・金剛流の発祥地なんですね。
奈良街道を東へすすみます。
旧街道といっても、この辺りはずっと直線になっており、幅員もけっこう広いですね。
斑鳩町役場前の歩道橋から西を望みます。
右側ななめの道が、龍田神社前から歩いてきた旧奈良街道。
いっぽう東を望めば・・・
法隆寺へ向かう旧奈良街道が続きます。次回は小径車でポタリングしたいものです。
ちなみに斑鳩の里はスズメ目の「イカル」の鳴く里、斑鳩町のシンボルマークもイカルだそうです。
いやあ、今まで知りませんでした。さすがソムリエ・ガイド!!!
で、この歩道橋を下りたあたりにある・・・
「在原業平・姿見の井戸」
由来に関する面白いエピソードをソムリエ・ガイドから伺いましたが、ま、詳しくは検索してみてね!
藤の木古墳の手前にある斑鳩文化財センター(の中庭)へ・・・
こちらが中庭に展示してあった石棺・・・のレプリカ
歪んで見えますがレンズのせいではなく、実際に上下左右とも台形状になっています。
ド派手なエマージェンシー・レッドに塗られてますが、これもオリジナルカラーだそうです。
こちらは入館無料なのですが残念ながら、じっくり見て回る時間がないので館内はパスしました。
で、こちらもレプリカ・・・ではなく、こちらは本物の藤ノ木古墳であります。
玄室への羨道・・・
おっ、またまたドアガラスに撮影者が映ってるぞ・・・
と、またまたせっかくなので・・・
記念撮影したりして・・・
こちらが発掘直後の石室見取図ですが、内部には特別な公開時でないと入れません。
ドアガラスに近づくとセンサーで玄室のライトが点灯するのですが・・・
ストロボ撮影だと・・・
ドアガラスに反射しますし玄室のライトも暗いので、ちと見にくいですね・・・
そこで、CONVOY S2wingスペシャルをリュックからごぞごそと取り出して照射・・・
じゃーん
わははは、石棺も羨道もくっきりと・・・
CONVOY S2は小型軽量で明るくてお安く、ふだん使いにもぴったりですね。
と、ライト照射に満足して法隆寺方面へ・・・
振り返ればきれいな円墳に見えますが、もとは前方後円墳だったという古い記述も見つかったようで、
このあたりについても面白いお話を聞かせていただきました。
歴史的な町並みの残る西里を歩き・・・
ま、わいわいと話し続けてて画像がないので、この看板からご想像を・・・
と、ようやく法隆寺の西大門に到着・・・
パルメット文様とゆーそうで、ここ法隆寺のが日本の唐草文様のルーツだそうです。
ま、一概に唐草文様といっても、古代ギリシャではスイカズラの葉(アルテミオン)だそうですが、
古代エジプトではハスの花(ロータス)だそうで、いずれもシルクロードを経て仏教伝来とともに、
この辺りにもたらされたもの・・・だそうです。
さらに法隆寺の地下に眠る伏蔵の金銀財宝なんぞのガイドも聞きつつ・・・
こちらも有名な法隆寺の五重塔・・・なんですが・・・
ここの九輪部分には雷除けの鎌が挿してあると教えてもらい・・・
さっそく30倍ズームで・・・
たしかに(ふつーの安っぽい)鎌が4本、挿してありますね。
中門などは残念ながら工事中でした・・・
ま、こちらも看板からご想像を・・・
ちなみに中門などの柱はパルテノン神殿と同じエンタシス円柱になってます。
ただ、その関連については疑問もあるようで、今はこれをエンタシスとは呼ばないそうです。
と、やっと南大門前までやってきました。
鳳凰が羽根を広げた形になっており、京都のお寺とは異なる、まさに「天平の甍」のイメージですね。
ただし、こちらは室町時代に再建されたもので、禅宗の影響を受けて屋根の反りが急になっているのが
特徴だそうです・・・
「いやあ、いろいろと勉強になったなあ・・・」
「さて、これから別ルートを歩いて王寺まで戻りましょうか・・・」
「ま、今にも降り出しそうだし、本日のところはこのぐらいで・・・」
と前回同様、復路はバスに乗って・・・
風も出て小雨も降り出し、少しだけ「からくれなゐに水くくる」情景となった竜田川を渡って・・・
王子駅前へ戻り、まずはビールで乾杯・・・のあとは焼酎のお湯割りなんぞをかぱかぱと・・・
いやあ、今回も完食完飲でした・・・げふっ
もっと歩くとゆー
ガイドの声も聞かず竜田川
からくれなゐになるまで飲み続けるとは・・・
98k