2017年08月08日
シチリア紀行5 シラクーサ
シチリア紀行の5回目は、カターニャからシラクーサへ向かう・・・のですが・・・
その前に案内いただいてる奈緒子さんにお願いし、スーパーに立ち寄ってもらいました・・・

正面はサルメリアさん・・・
ま、サラミ屋さん兼ハム屋さん兼チーズ屋さん、肉乳加工品販売店といったところでしょうか・・・
ちなみに純粋な肉屋さんはマッチョリア、ヨーグルト屋さんはヨーグテリア、ピザ屋さんはピザーリア、
ジェラート屋さんはジェラッテリア、パン屋さんはパンネッテリアで、この辺りはわかりやすいです。
わたくしの目的は、もちろんこちら・・・

いそいそいそ・・・

「これ、シチリアビールですね。」
「じゅるじゅる・・・
おおっ、横にトスカーナビールもあるぞ!!! じゅるじゅるじゅる
」
「こちらでよく飲まれてるのはこれ、わたしが好きなのはこちらです・・・」
「ではそれらも・・・がちゃがちゃがちゃ・・・
でも缶ビールが少ないですね・・・」
「少し割高だし、圧倒的に小瓶入りが好まれてます。わたしはいつも大瓶ですが・・・」
と、部屋飲み用に大量のビールを買い込み、今度こそアウトストラーダをシラクーサへ・・・

ずいぶんエトナ山が霞んできました。
と思ってたら・・・

「なんか前方視界が急に悪くなって、煙の臭いが充満してきましたが大丈夫でしょうか・・・」
とお訊きすると、奈緒子さんも心配になったのか、運転中の(シチリア人の)旦那様に相談されたところ、
「ま、いつものことですが・・・人生に何も問題はないといってます・・・あははは
」
「あははは
」
と・・・

ごおーっ

ばちばちばち

めらめらめら
左右から迫りくる炎と煙を、スーパーマリオなみのドラテクで避けながら一気に通過しましたが、
エアコンの効いた車内からでも、炎の熱線が感じられるほどでした・・・
いやあ、まさかシチリアで「火の輪くぐり」が楽しめるとは思いませんでした。あははは
と、楽しいドライブでシラクーサに到着・・・


新市街を抜け・・・

旧市街オルティージャ島にある港へ・・・

雰囲気のある波止場への坂道を上がると・・・


波止場の目の前にある素敵なリストランテに到着・・・
じつはこのリストランテは奈緒子さんの経営で、彼女はオーナーシェフだったのでありますね。
案内中の会話の中で、そのことをうかがってたので、無理をお願いして連れて来てもらった次第。

この季節は夜からの営業だそうですが、我々二人のために特別に開けていただきました。
旦那様がウェイターになって、いそいそと準備してくれてます。
日本語併記のメニュー



アンティパスト(前菜)からはじまる様々なシチリア料理に加え・・・

とーぜん和食メニューもあります。じゅるじゅる
「メインはシチリア料理ですがシラクーサはちょうどイオニア海が地中海の本海とぶつかるところで、
本マグロやカンパチをはじめ魚介類がとても新鮮でおいしいので和食もやってます。」
ま、せっかくなので旬の本マグロなんぞをメインに、オススメのシチリア料理をお願いしましたが、
日本人らしく、とりあえずはビールで乾杯!!!




午後の一番暑い時間、外気温はおそらく40℃を超えてたでしょうが、分厚い石造りの室内は涼しく、
目の前の地中海(イオニア海)を眺めながら飲む冷たいビールは最高でした。
で・・・

赤白のシチリアワインとともに、まずはウニ・エビ・イカなどのパスタから・・・


って、食べる前に撮ればいいものを・・・ばくばくごくごく・・・旨いっ!!!

カルパッチョといいつつ、手前はほとんどお刺身でしたね・・・旨いっ!!!

わははは、しあわせじゃあ!!!
ちなみにこちら・・・

シチリア郷土料理のカポナータだそうで・・・ともかく旨いっ!!!


とーぜん、締めのジェラートやドルチェ、エスプレッソコーヒーまで完食完飲・・・げふっ

いやあ、ほんとにご馳走様でした。ありがとうございました。
おいしくて雰囲気が良くてお値段も良心的なので、ここできっぱりと宣伝しておきます。
Ristrante la Cambusaであります。和食もあり、シラクーサに行かれる際にはオススメです。
日本語メニューがあり、とーぜん奈緒子さんは日本語が話せるので、とてもありがたいです。
さらに98kさんのブログを見たといえば・・・どんなことになるかはわかりませんが・・・
ついでに・・・

こちらもおいしそうやな・・・じゅるじゅる
「その子は料理しません。きっぱりと。ま、少しだけでもシラクーサを案内しましょう。」
と、裏口から階段を下りると・・・

素敵な中庭に出て・・・
さらに・・・

中庭を抜け、反対側の通路へ・・・

こんな通路に、さりげに古いヴェスパが置いてあると、じつに絵になりますねえ・・・
と通路を抜けると、いきなり・・・

ドゥオーモ広場に出ました。
そう、奈緒子さんのお店はドゥオーモ広場の海側にあったんですね。
ドゥオーモであります。


ドゥオーモ広場であります。

で、いったんお店まで戻り・・・



開店準備のある奈緒子さんとはここでお別れ、帰りは旦那様に送っていただきます。
帰り道に寄って下さった、すぐ近くにある「アレトゥーサの泉」


ご覧のとおり海沿いの泉なのに、きれいな真水が滾々と湧き出てました。
ま、アレトゥーサとアルフェウスの哀しいお話については、ネット検索で・・・







ほんとはこんな旧市街の道ものんびりと散策したかったのですが・・・
すでに予定よりかなり遅い時間になってしまいました。



サン・ジョバンネッロ要塞を抜けて・・・

橋を渡って新市街へ・・・新市街といってもけっこう風情のある街並みでしたが・・・

誰の像なんでしょうか? アルキメデス???

このあたりで海岸線ともお別れして・・・

カターニャ方面へのアウトストラーダへ入ります。
今回は残念ながら、古代ギリシャの遺跡や郊外などを廻る時間はありませんでしたが、
奈緒子さんのおいしいシチリア料理とオルティージャ島の旧市街を楽しむことができました。
で、しばらくアウトストラーダを走ってると、またまた煙が充満してきたので旦那様に訊いてみました。
わたくしは大阪弁、旦那様はシチリア弁なんですが、なんとなく話が通じます・・・
「さっきの火事、阪神高速は大丈夫なんやろかっ???」
「無問題、無問題、人生に何も問題はない。わははは」
といった感じで、そのまま走ってると・・・



「やっぱり通行止めやないかっ!!!」
「無問題、無問題。抜け道を知ってるさかい。」

「って、こっちも燃えとうよっ!!!」と、シチリア弁につられて神戸弁になってましゅが・・・
「わははは、まかしとかんかいっ、がしがしがし・・・」

と、またまた見事なシフトワークで、次々と炎や煙をかいくぐり・・・

「どや、ちゃんとアウトストラーダに戻ったやろ、がははは」と自慢する旦那様。さすがです。
そーいやシラクーサに向かう反対車線は凄い渋滞になってますね。
と、抜け道でも楽しいドライブ(うちの奥様はぐっすり眠ってましたが)、さらに、

その後のアウトストラーダでも、あちこちで「火の輪くぐり」を楽しみつつ・・・


かなり遅くなってから、パテルノー近郊アグリツーリズモのお宿に帰り着きました。
後でテレビで知ったのですが、この日の火災は石油コンビナートとかにも近づいていたようで、
その後はあちこちで消防ヘリも飛んでて、けっこう大規模だったようです。
ともかく・・・
奈緒子さんと旦那様、朝から丸一日、ほんとうにありがとうございました。
タオルミナ、カターニャ、シラクーサの案内も、奈緒子さんのシチリア料理も素晴らしかったです。
と、さすがにこの夜は、持参したおつまみとスーパーで買ったビールだけで充分でした。げふっ
(次号に続きます。)
その前に案内いただいてる奈緒子さんにお願いし、スーパーに立ち寄ってもらいました・・・

正面はサルメリアさん・・・
ま、サラミ屋さん兼ハム屋さん兼チーズ屋さん、肉乳加工品販売店といったところでしょうか・・・
ちなみに純粋な肉屋さんはマッチョリア、ヨーグルト屋さんはヨーグテリア、ピザ屋さんはピザーリア、
ジェラート屋さんはジェラッテリア、パン屋さんはパンネッテリアで、この辺りはわかりやすいです。
わたくしの目的は、もちろんこちら・・・

いそいそいそ・・・


「これ、シチリアビールですね。」
「じゅるじゅる・・・


「こちらでよく飲まれてるのはこれ、わたしが好きなのはこちらです・・・」
「ではそれらも・・・がちゃがちゃがちゃ・・・

「少し割高だし、圧倒的に小瓶入りが好まれてます。わたしはいつも大瓶ですが・・・」
と、部屋飲み用に大量のビールを買い込み、今度こそアウトストラーダをシラクーサへ・・・

ずいぶんエトナ山が霞んできました。
と思ってたら・・・

「なんか前方視界が急に悪くなって、煙の臭いが充満してきましたが大丈夫でしょうか・・・」
とお訊きすると、奈緒子さんも心配になったのか、運転中の(シチリア人の)旦那様に相談されたところ、
「ま、いつものことですが・・・人生に何も問題はないといってます・・・あははは

「あははは

と・・・

ごおーっ

ばちばちばち

めらめらめら
左右から迫りくる炎と煙を、スーパーマリオなみのドラテクで避けながら一気に通過しましたが、
エアコンの効いた車内からでも、炎の熱線が感じられるほどでした・・・
いやあ、まさかシチリアで「火の輪くぐり」が楽しめるとは思いませんでした。あははは
と、楽しいドライブでシラクーサに到着・・・


新市街を抜け・・・

旧市街オルティージャ島にある港へ・・・

雰囲気のある波止場への坂道を上がると・・・


波止場の目の前にある素敵なリストランテに到着・・・
じつはこのリストランテは奈緒子さんの経営で、彼女はオーナーシェフだったのでありますね。
案内中の会話の中で、そのことをうかがってたので、無理をお願いして連れて来てもらった次第。

この季節は夜からの営業だそうですが、我々二人のために特別に開けていただきました。
旦那様がウェイターになって、いそいそと準備してくれてます。
日本語併記のメニュー



アンティパスト(前菜)からはじまる様々なシチリア料理に加え・・・

とーぜん和食メニューもあります。じゅるじゅる

「メインはシチリア料理ですがシラクーサはちょうどイオニア海が地中海の本海とぶつかるところで、
本マグロやカンパチをはじめ魚介類がとても新鮮でおいしいので和食もやってます。」
ま、せっかくなので旬の本マグロなんぞをメインに、オススメのシチリア料理をお願いしましたが、
日本人らしく、とりあえずはビールで乾杯!!!




午後の一番暑い時間、外気温はおそらく40℃を超えてたでしょうが、分厚い石造りの室内は涼しく、
目の前の地中海(イオニア海)を眺めながら飲む冷たいビールは最高でした。
で・・・

赤白のシチリアワインとともに、まずはウニ・エビ・イカなどのパスタから・・・


って、食べる前に撮ればいいものを・・・ばくばくごくごく・・・旨いっ!!!

カルパッチョといいつつ、手前はほとんどお刺身でしたね・・・旨いっ!!!

わははは、しあわせじゃあ!!!
ちなみにこちら・・・

シチリア郷土料理のカポナータだそうで・・・ともかく旨いっ!!!


とーぜん、締めのジェラートやドルチェ、エスプレッソコーヒーまで完食完飲・・・げふっ

いやあ、ほんとにご馳走様でした。ありがとうございました。
おいしくて雰囲気が良くてお値段も良心的なので、ここできっぱりと宣伝しておきます。
Ristrante la Cambusaであります。和食もあり、シラクーサに行かれる際にはオススメです。
日本語メニューがあり、とーぜん奈緒子さんは日本語が話せるので、とてもありがたいです。
さらに98kさんのブログを見たといえば・・・どんなことになるかはわかりませんが・・・

ついでに・・・

こちらもおいしそうやな・・・じゅるじゅる
「その子は料理しません。きっぱりと。ま、少しだけでもシラクーサを案内しましょう。」
と、裏口から階段を下りると・・・

素敵な中庭に出て・・・
さらに・・・

中庭を抜け、反対側の通路へ・・・

こんな通路に、さりげに古いヴェスパが置いてあると、じつに絵になりますねえ・・・
と通路を抜けると、いきなり・・・

ドゥオーモ広場に出ました。
そう、奈緒子さんのお店はドゥオーモ広場の海側にあったんですね。
ドゥオーモであります。


ドゥオーモ広場であります。

で、いったんお店まで戻り・・・



開店準備のある奈緒子さんとはここでお別れ、帰りは旦那様に送っていただきます。
帰り道に寄って下さった、すぐ近くにある「アレトゥーサの泉」


ご覧のとおり海沿いの泉なのに、きれいな真水が滾々と湧き出てました。
ま、アレトゥーサとアルフェウスの哀しいお話については、ネット検索で・・・








ほんとはこんな旧市街の道ものんびりと散策したかったのですが・・・
すでに予定よりかなり遅い時間になってしまいました。



サン・ジョバンネッロ要塞を抜けて・・・

橋を渡って新市街へ・・・新市街といってもけっこう風情のある街並みでしたが・・・

誰の像なんでしょうか? アルキメデス???

このあたりで海岸線ともお別れして・・・

カターニャ方面へのアウトストラーダへ入ります。
今回は残念ながら、古代ギリシャの遺跡や郊外などを廻る時間はありませんでしたが、
奈緒子さんのおいしいシチリア料理とオルティージャ島の旧市街を楽しむことができました。
で、しばらくアウトストラーダを走ってると、またまた煙が充満してきたので旦那様に訊いてみました。
わたくしは大阪弁、旦那様はシチリア弁なんですが、なんとなく話が通じます・・・
「さっきの火事、
「無問題、無問題、人生に何も問題はない。わははは」
といった感じで、そのまま走ってると・・・



「やっぱり通行止めやないかっ!!!」
「無問題、無問題。抜け道を知ってるさかい。」

「って、こっちも燃えとうよっ!!!」と、シチリア弁につられて神戸弁になってましゅが・・・
「わははは、まかしとかんかいっ、がしがしがし・・・」

と、またまた見事なシフトワークで、次々と炎や煙をかいくぐり・・・

「どや、ちゃんとアウトストラーダに戻ったやろ、がははは」と自慢する旦那様。さすがです。
そーいやシラクーサに向かう反対車線は凄い渋滞になってますね。
と、抜け道でも楽しいドライブ(うちの奥様はぐっすり眠ってましたが)、さらに、

その後のアウトストラーダでも、あちこちで「火の輪くぐり」を楽しみつつ・・・


かなり遅くなってから、パテルノー近郊アグリツーリズモのお宿に帰り着きました。
後でテレビで知ったのですが、この日の火災は石油コンビナートとかにも近づいていたようで、
その後はあちこちで消防ヘリも飛んでて、けっこう大規模だったようです。
ともかく・・・
奈緒子さんと旦那様、朝から丸一日、ほんとうにありがとうございました。
タオルミナ、カターニャ、シラクーサの案内も、奈緒子さんのシチリア料理も素晴らしかったです。
と、さすがにこの夜は、持参したおつまみとスーパーで買ったビールだけで充分でした。げふっ
(次号に続きます。)