2017年09月08日
バルセロナ紀行3 モンジュイック城
(期間限定のお知らせ)
①2017秋の熊野キャンプへのお誘い記事はこちらです。
②日程が重なりますが2017年10月7日に「世界水フォーラムの展望と課題」講演会があります。
7月26日は旧市街から(8月17日にテロ事件のあった)ランブラス通りを歩いた後・・・
通り沿いにある有名なオペラ劇場「リセウ大劇場」前から・・・
ふたたび地下鉄へ・・・
ティエリーさんの案内でモンジュイックの丘にあるモンジュイック城へ向かいます。
2駅で地下ケーブルカー(Funicular Montjuic)に乗り換え・・・
ま、一部地表にも出ましたが・・・
けっこう急角度のケーブルカーでした。
丘の中腹にあるモンジュイック公園駅から山頂へは・・・
バスもあるようでしたが・・・
やはりここは・・・
けっこう待ち行列のあった・・・
ゴンドラ・リフト(Teleferic Montjuic)にて・・・
ま、せっかくなので・・・
ティエリーさんに記念写真を撮ってもらいました。
ゴンドラからは・・・
バルセロナの街が一望できました。
中央には135年間ずっと建築中の・・・
あの有名な教会も・・・さすがにデカいですね・・・ま、この教会についてはのちほど・・・
で、真ん中あたりで90度ターンすると・・・
今度は海側が一望できます。まさに城塞にふさわしい地形ですね。
山頂駅に到着・・・
すぐ前が・・・
モンジュイック城であります。
近代まで要塞や刑務所として使われていたため・・・
比較的新しい砲もありました。
こちらは旧式の榴弾砲ですが・・・
確かにここからなら・・・
港や地中海も・・・
バルセロナの市街地も射程内に収まりますね。
ま、せっかくなので記念写真・・・
ちなみに海側も市街地側も狙えるよう、360度の旋回式になってますね。
城の側面に廻ります。
この辺り、独裁政権時代には多くの政治家などが銃殺されたところだそうです。
今はスポーツやライブのイベント会場になってるようです。
ちなみに現在、城にはためいているのは・・・
カタルーニャの州旗であります。
こちら側からは市内がよく見えます。
先ほどもゴンドラから見た、135年間ずっと建築中のサグラダ・ファミリア教会・・・
ローリスさん宅のお隣さんもずっと建築中とはいえ、こちらに較べればまだまだですね・・・
こちらもアントニオ・ガウディ作のグエル公園・・・
木が茂っててよく見えませんが、市街地から山の中腹の白い建物までが公園です。
もともと、この一帯を芸術的な住宅地に開発して60戸の分譲をする予定でしたが、結局買ったのは、
スポンサーのグエルとガウディ本人の二人だけで、のちに芸術的な公園として寄付されたそうです。
闘牛場でしょうか・・・
ちなみに闘牛はスペインの文化でカタルーニャの文化ではないとか・・・
そういえば、あちこちの表示もスペイン語とカタルーニャ語の併記ですし、ティエリーさんによると、
カタルーニャ語はフランス語やイタリア語に近く、バルセロナではスペイン語を話さない人も多い、
テレビもラジオも新聞もインターネットも、今はすべてカタルーニャ語版があり、自分もすでに長く
カタルーニャ語で暮らしているが、スペインとはまったく異なる文化圏ですよ、とのことでした。
またアラゴン・カタルーニャ連合王国時代には地中海の大部分を支配していたが、その後は負け続きで、
結局はスペインに(北部の一部はフランスに)支配されてしまい、自治権を与えられたり奪われたり、
独自の文化や言語も禁止されていたけど、'90年代以降、ようやく認められるようになったとも・・・
ちなみに城の内部(有料)には、今は見るべきものがない、ということでしたのでパスしました。
(後日調べると、以前は充実した軍事博物館があったようですが、今は縮小されているとか・・・)
などと、お話を聞きつつ再びゴンドラ・リフトに乗って下界へ下ります。
「ほら、ゴンドラの真下の公園に見える、あの彫像・・・」
「あれはサルダーナというカタルーニャの伝統舞踊で、フラメンコとは対照的な静かな踊りです。
この踊りもスペイン政府によって長年禁止されてたので、今ではカタルーニャの象徴とされてます。」
と、ゴンドラを下りて・・・
ケーブルカーに乗り換えたのですが・・・
「さて、次は135年間ずっと建築中の教会へ行きましょうか。」
「いや、その前に喉も乾いたし、お腹もすいてきたので、そろそろ・・・」
と、ついに念願のバルめぐりに連れて行ってもらうことに・・・じゅるじゅる・・・
(次号に続きます。)