2018年01月08日
新春!!!石斧OFF会???
(期間限定のお知らせ)
内モンゴル・沙漠植林ツアー(2018年5月19日~23日)へのお誘い記事はこちらです。
で、新春恒例・・・では決してありませんが・・・
予定調和の「石斧OFF会」であります・・・
???
昨年、川端さんwingさんと三人で「プリミティブ・テクノロジー」とゆー動画を延々と見てたことがあり、
その後、川端さんから「あの石斧を作ってみたいな・・・」と連絡があって年末にも集まったのですが、
ちと寒かったのであっさりと挫折、年が変わった昨日にリベンジしてきた次第。
ま、年末挫折の際にも(室内でぬくぬくと)議論してたわけで・・・
「動画では安山岩などの硬い石を黒曜石で削って形を整え、水辺の石と水で丹念に磨いて仕上げて、
最後は生木の柄を付けて完成させてたようでしたね。」
「うむ、柄に生木を使うのは、乾くと締まって抜けにくくなるからなんですね。」
「ま、生木や硬い石はどこでも手に入るでしょうが、黒曜石なんて近くにはないでしょう。」
「いやいや、わたしは屯鶴峰で黒曜石らしきものを見たことがあります。」とwingさん。
「その話を聞いて調べてみましたが、屯鶴峰を含む二上山あたりはサヌカイトの産地だったらしいので、
見られたのは黒曜石ではなくサヌカイトでしょう。」と怪しむ98kさん。
「いやいや、あれには光沢があったのでサヌカイトではなく黒曜石のはず・・・と、こちらも調べたら、
地質専攻らしき学生による屯鶴峰に黒曜石があった、との記事を見つけました。」
「うーむ、関西には黒曜石の産地は存在しないと書いてあったけどなぁ・・・ぶつぶつ・・・」
「それは産地といえるほどの埋蔵量がないからでしょう・・・ぶつぶつ・・・」
「まあまあ、石を削るノミには別にどちらでもいいので、ともかく屯鶴峰あたりへ・・・」と川端さん。
つーことで今回はwingさんが、わたくしと川端さんをピックアップして下さいました。
「では、さっそく屯鶴峰を目指して・・・」
「いや、今回は腰が痛いので、あのアップダウンはきついなあ・・・」と渋る川端さん。
「じつはわたしも年末年始の運動不足で、ちと腰が・・・」とすぐラクな方向に流れるwingさん。
「ま、大阪ディープサウスまで来てることだし、今回は紀の川で硬そうな石を探すことにしましょう。」
と・・・
以前よくキャンプ宴会に来てた紀の川・打田の河原へ・・・いやあ、じつに懐かしいなあ・・・
さっそく川端さんは・・・
がしがしがし
「これはけっこう硬そうです。」
がんがんがん
ばきばきばき
「そっちは割った破片です。本体はそれなりの形になりましたよ・・・ふうふう」
いっぽうのwingさん・・・
「大きいのは大変そうなのでミニチュアサイズを探します・・・ふらふら」
「水中のは冷たくて採れないので画像に撮っておこう・・・ぱちぱち」
って、画像に記録して一体どうなるとゆーのか???
ちなみにわたくしが拾ったのはこちら・・・
ま、左端は川端さんが割った切れ端ですが、けっこう鋭利なのでそのままで使えるかと・・・
「って、石斧を作るにしては、薄いのとか細いのばかりですね・・・」
「ええ、わたくしは石斧より矢じりや投げ槍に加工したほうが有利かと・・・むひひひ」
「木を伐ってみるのが目的なんですが・・・あんたは飛び道具かっ!!!」
「いやいや、このままでも振り回せば鈍器になるし頸動脈を掻き切るぐらいなら・・・」
「って、それでは進化つーより退化・・・さらに狩猟用つーより対人用のような・・・びくびく」
「ま、なにせ今回はプリミティブですからね・・・げひげひ」
と、無事に石拾いは終了、とりあえず熱いコーヒーと大量のチョコボールで一息ついてから・・・
まずは昼食であります。
「さて、昼からどうしましょう。やはり腰痛には温泉ですね・・・もぐもぐ」とwingさん
「せっかくのプリミティブなOFF会なので、池上曽根遺跡に行ってみたいな・・・ばくばく」と98kさん
「そーいや、あそこには石斧も展示してあったはずです。」と地元民の川端さん
「そりゃあ、いいですね。一度実物も見ておきたいし・・・」
と・・・
弥生時代の集落遺跡としては全国有数規模の池上曽根遺跡へ・・・
ま、せっかくなので復元された建物内部も見学・・・
やはり明るいライトを持参されてました・・・
こちらが発掘された実物のサヌカイト・・・
こちらが実物の石斧・・・ここまで成形して磨くには相当な時間を要したんでしょうね・・・
ま、わたくしは・・・
こちらの実物を参考に・・・
と、まさにプリミティブなOFF会でしたが、〆は新春恒例の神頼み・・・
そう、泉州航空神社(泉州磐船神社)へ三人で初詣であります。
狛犬がわりにはヘリコプターが・・・
天の磐船に乗り天より降りたとされるニギハヤヒノミコトの分霊を祭る神社だそうで、
関西空港建設にあわせて創建された、比較的新しい神社であります。
この付近つーか関空付近には昔の陸軍・佐野飛行場があったりして航空機とは縁のある土地柄、
本殿の地下は航空資料館になっているのであります。
初詣のあとは、とーぜん資料館を見学・・・
なにせ4000点の航空関連資料があるそうで・・・
出てきたら、あたりはすっかり暗くなってました。
いやあ、大阪ディープサウスも播磨の国と並び、なかなか奥が深いです。
と、地元民の川端さんとはこのご近所でお別れ、わたくしはwingさんに大阪市内まで送っていただき・・・
ご近所にできた、おいしい蕎麦屋さんで夕食を食べてお別れした次第。
いやあ、今回もじつに楽しかったです。ありがとうございました。
次回は黒曜石かサヌカイトを探し出して本格的に石器を加工・・・
するのはけっこうめんどーだし、グラインダーとかを使えば済むハナシなんですが・・・
ま、wingさんが屯鶴峰で見たのが黒曜石だったのかサヌカイトだったのかを確認に・・・
よろしければご一緒しましょう!!!
って、そんなモノ好きに誰が付き合うとゆーのか・・・
この記事へのコメント
ところで、第二次世界大戦時の軍用機一覧ですが、日本の双発機は一式陸攻でいいのでしょうか?また、左下の米軍双発機はP38(確か山本五十六の搭乗機を撃墜したという)ですね。天山という戦闘機は初見です(どうでもいいですが)。
いつも素早いコメントをありがとうございます。先ほど起きました。

>時空を超え・・・
とはいっても今回は和歌山と大阪だけで打製石器・磨製石器からレシプロエンジン機までだったんですが、蕎麦は旨かったです。

>第二次世界大戦時の軍用機一覧・・・
詳しくは某関空関係者に訊けば嬉々として三日間は解説してくれるでしょうが、お見込みのとおりです。
(彼からの今年の年賀状はバトル・オブ・ブリテンシリーズ第5回つーことでドルニエDo17Zでしたね。

ちなみに天山は戦闘機ではなく艦上攻撃機で、真珠湾攻撃で有名な九七艦攻の後継機です。
某関空関係者に言ったら三時間ほど叱られますよ。

昼食後にお昼寝してて、先ほど起きました。

まあ、調べりゃすぐに分かることなんですが・・・
1942年から帝国海軍機の命名基準が変わり、攻撃機には山の名前を付けることになったそうです。
ちなみに戦闘機には風、偵察機には雲、爆撃機には星ですが、陸上・極地戦闘機には電・雷、夜間戦闘機には光なのでややこしいですね。
さらに特殊攻撃機・特別攻撃機には花など特別な名前が付けられたそうです。
そういえば、軍艦も戦艦は旧国名とか空母は「竜」とかありました。そんなことに気を配るよりもっと大切なこともあるだろうにという感想は、「役所」を知らない人ですね。名前と形式が大切です。ところで、空母「出雲」や「加賀」というのはばらばらですね。尤もあれは、護衛艦かぁ。
赤城や加賀は建造時に空母に変更されたため戦艦の命名基準である国名のままですが、他の空母には想像上のいろんな名前を付けてますねえ。
初代の出雲は日露戦争以前の就航なので、巡洋艦ですが国名のままだったんでしょう。
海自の「いずも」や「かが」などの「護衛艦」は帝国海軍の伝統を受け継いだ国名が多いですね。すべて「ひらがな」ですが・・・
ま、名前と形式が大切といいつつ、基準には例外があるのも「お役所仕事」の特色・・・

あっ、そーいや記事のタイトルとは少し離れたコメントのやりとりになってますね。

まあ、もともとお気楽なサイトなので、プリミティブな釣りの話題でも何でもコメント下さいね!!!
ちなみに今回の「天ぷらそば」はwingさんにあわせて並盛にしましたが、いつもは大盛りにとろろご飯セットを付けてます。
