2018年06月03日
2018・内モンゴル紀行6・砂漠植林
前回記事からの続きであります。
クブチ沙漠・恩格貝の砂漠植林の最前線に到着した一行は、
荷物を一か所にまとめて・・・
まずは準備運動であります。
旅行社のT橋さんがスマホに用意していた「ラジオ体操」は、なんと関西弁バージョン!!!
彼は日本沙漠緑化実践協会の役員でもあり東京在住ですから、関西在住者の多い今回のために、
こっそりと準備してたんでしょうが、確かにこれはウケましたねえ・・・
で、いよいよスコップと苗木を担いで・・・
今回はヤナギ40本とポプラ40本の合計80本、高齢者が多いので一人4~5本の植林です。
昔は一人30本を二日連続、朝から夕方までやりましたが、今は体力が・・・げほげほ
と、T橋さんやナランさんの指導で植えていきます・・・
スコップが隠れるまで穴を掘って苗木を入れスコップの柄で根の周りを固めているところ。
これをしっかりやらないと、強風で倒れてしまいます。
後ろに見えるポンプ小屋は今回の植林に合わせて前日に完成したばかりだそうです。
そう、ここが新たな植林地「日中友好の森」のちょうど入り口になるので設置したそうで、
今後はここから奥へ植林、ホースを延ばして潅水していく予定で、まさに最前線なんですね。
ちなみに左に見える四駆のピックアップはナランさんが高齢の澤井代表を乗せてきたもの。
大規模な農業用水の汲み上げは大きな問題ですが、苗木が活着するまでの潅水は不可欠で、
植林後もT城さんやナランさんたち現地スタッフの苦労は続きます。
以下、さくさくっと・・・
遠山正瑛像スタイルで!!! この日もサボってましたが。
今回、澤井代表に続き二番目に高齢のT田隊員。とても元気です。
今回最年少で初参加のH田誠一朗隊員。とーぜん一番元気です。
酒類調達担当のH田隊員。昨日の酒が残ってるのか、やや元気が・・・
今回女性隊員では最年少!!!で初参加のN村隊員。不慣れなせいか、やや元気が・・・
と、みなさん(それなりに)頑張って・・・
雨水が溜まるよう水鉢状に整え、自分の植えた中の1本に記念プレートを付け・・・
ちなみに苗木の枝や葉は蒸散を防ぐために、すべて落としてあります。
新しくできたポンプ小屋から汲み上げた貴重な水で・・・
ナランさんたちが最初の潅水をして・・・
植林作業は終了・・・あとは、我々短期ボランティアは無事に育つことを祈るだけです。
そう、今まで見てきた恩格貝の森は、長期ボランティアや現地スタッフのみなさんが、
我々の植林後に一本一本、何度も手入れをして大事に育てられてきた森なんですね。
せっかくなので、全員で記念写真・・・
ここから先は、人類が砂漠化してしまった土地がまだまだ続いてますが、あと十数年も経てば
見渡す限りの「日中友好の森」に変わっているはずです。
そうなればタクラマカン砂漠からの砂も定着し森と草原だった本来の自然が回復、うまく付き合えば、
地元の人たちも豊かになる・・・はずなんですが・・・とりあえず人類の英知も信じましょう!!!
と、今回の植林地を後にして・・・
ふたたびバスを停めてある舗装路まで歩いて戻ります。
この後はバスで移動、別の砂漠最前線へ向かいました。
手前はヒツジさんに食べられて枯れ、奥は無事活着してますが、T橋さんによると、奥の土地は
前の村長さんの管理地で誰も放牧しなかったので活着したとか・・・いやはや・・・
トカゲさん・・・
やはりトカゲ迷彩は沙漠にぴったりですね・・・
みんなで砂丘の頂上を目指します・・・
頂上であります。
この辺りは五里鳴沙といわれるところで細かい砂ばかりなんですが、前日までの大雨で湿ってて、
この日は曇り空で風もなくカメラも無事でしたし、植林作業も砂漠散策も快適でした。
頂上からズームアップしてみると、ここにも人の暮らしがありました。
昔ながらの羊飼いの小屋ですね・・・
泥レンガ造りで飼ってるヒツジさんの数はせいぜい十数頭、以前はこんな風景をよく見かけました。
もちろんクルマやBSアンテナはありませんでしたが。
彼らが草がない時期のヒツジさんを餓死させないために、植林した苗木の樹皮などを食べさせに
やって来ます。何よりも大事なヒツジさんですから彼らも必死ですし、苗木を守る側も必死です。
苗木が育ち森と大草原が戻れば、数世代前までの豊かな環境が甦るのですが・・・
背景にはすでに植林地が広がって、その中では牧草地も回復してますが、貧しい羊飼いたちが
自由に入ることは、おそらく許されないのでしょうね。
とか、頂上であれこれ考えながら・・・とりあえずは記念写真・・・
6/4画像の追加です。(T橋さん撮影・Y崎隊長複写分)
次は一人で・・・
さらに次は「にせ夫婦」で・・・
砂丘すべりで遊んだり・・・
って、砂が湿ってて殆ど滑らなかったようですが・・・
と、短い時間でしたが、みなさん砂漠を楽しみ、いったん宿舎に戻ります・・・
こちらは宿舎近くにある、大洪水でえぐられ大きなダム湖になったあたりです。
崖の上部に黒い線が見えますが草炭の層で、大昔から森と草原だった証・・・
と、宿舎まで戻り・・・
遅めの昼食であります。
料理の種類も豊富で冷たいビールも飲めましたが、昔は宿舎から植林現場への道路事情が悪く、
昼食は温めたボンカレー(大塚食品提供)とご飯をオート三輪や耕運機で届けてもらってました・・・
特に今回はテーブル左上にある「つけ麺」が・・・
画像はピンボケですが、とても旨かったです。ばくばくかぱかぱ・・・
と、遅めの昼食後はシャワーを浴びて植林の汗を流し、まったりと休憩・・・
午後からは恩格貝に新しくできた「沙漠科学館」へ向かいます。
(次回に続きます。)
クブチ沙漠・恩格貝の砂漠植林の最前線に到着した一行は、
荷物を一か所にまとめて・・・
まずは準備運動であります。
旅行社のT橋さんがスマホに用意していた「ラジオ体操」は、なんと関西弁バージョン!!!
彼は日本沙漠緑化実践協会の役員でもあり東京在住ですから、関西在住者の多い今回のために、
こっそりと準備してたんでしょうが、確かにこれはウケましたねえ・・・
で、いよいよスコップと苗木を担いで・・・
今回はヤナギ40本とポプラ40本の合計80本、高齢者が多いので一人4~5本の植林です。
昔は一人30本を二日連続、朝から夕方までやりましたが、今は体力が・・・げほげほ
と、T橋さんやナランさんの指導で植えていきます・・・
スコップが隠れるまで穴を掘って苗木を入れスコップの柄で根の周りを固めているところ。
これをしっかりやらないと、強風で倒れてしまいます。
後ろに見えるポンプ小屋は今回の植林に合わせて前日に完成したばかりだそうです。
そう、ここが新たな植林地「日中友好の森」のちょうど入り口になるので設置したそうで、
今後はここから奥へ植林、ホースを延ばして潅水していく予定で、まさに最前線なんですね。
ちなみに左に見える四駆のピックアップはナランさんが高齢の澤井代表を乗せてきたもの。
大規模な農業用水の汲み上げは大きな問題ですが、苗木が活着するまでの潅水は不可欠で、
植林後もT城さんやナランさんたち現地スタッフの苦労は続きます。
以下、さくさくっと・・・
遠山正瑛像スタイルで!!! この日もサボってましたが。
今回、澤井代表に続き二番目に高齢のT田隊員。とても元気です。
今回最年少で初参加のH田誠一朗隊員。とーぜん一番元気です。
酒類調達担当のH田隊員。昨日の酒が残ってるのか、やや元気が・・・
今回女性隊員では最年少!!!で初参加のN村隊員。不慣れなせいか、やや元気が・・・
と、みなさん(それなりに)頑張って・・・
雨水が溜まるよう水鉢状に整え、自分の植えた中の1本に記念プレートを付け・・・
ちなみに苗木の枝や葉は蒸散を防ぐために、すべて落としてあります。
新しくできたポンプ小屋から汲み上げた貴重な水で・・・
ナランさんたちが最初の潅水をして・・・
植林作業は終了・・・あとは、我々短期ボランティアは無事に育つことを祈るだけです。
そう、今まで見てきた恩格貝の森は、長期ボランティアや現地スタッフのみなさんが、
我々の植林後に一本一本、何度も手入れをして大事に育てられてきた森なんですね。
せっかくなので、全員で記念写真・・・
ここから先は、人類が砂漠化してしまった土地がまだまだ続いてますが、あと十数年も経てば
見渡す限りの「日中友好の森」に変わっているはずです。
そうなればタクラマカン砂漠からの砂も定着し森と草原だった本来の自然が回復、うまく付き合えば、
地元の人たちも豊かになる・・・はずなんですが・・・とりあえず人類の英知も信じましょう!!!
と、今回の植林地を後にして・・・
ふたたびバスを停めてある舗装路まで歩いて戻ります。
この後はバスで移動、別の砂漠最前線へ向かいました。
手前はヒツジさんに食べられて枯れ、奥は無事活着してますが、T橋さんによると、奥の土地は
前の村長さんの管理地で誰も放牧しなかったので活着したとか・・・いやはや・・・
トカゲさん・・・
やはりトカゲ迷彩は沙漠にぴったりですね・・・
みんなで砂丘の頂上を目指します・・・
頂上であります。
この辺りは五里鳴沙といわれるところで細かい砂ばかりなんですが、前日までの大雨で湿ってて、
この日は曇り空で風もなくカメラも無事でしたし、植林作業も砂漠散策も快適でした。
頂上からズームアップしてみると、ここにも人の暮らしがありました。
昔ながらの羊飼いの小屋ですね・・・
泥レンガ造りで飼ってるヒツジさんの数はせいぜい十数頭、以前はこんな風景をよく見かけました。
もちろんクルマやBSアンテナはありませんでしたが。
彼らが草がない時期のヒツジさんを餓死させないために、植林した苗木の樹皮などを食べさせに
やって来ます。何よりも大事なヒツジさんですから彼らも必死ですし、苗木を守る側も必死です。
苗木が育ち森と大草原が戻れば、数世代前までの豊かな環境が甦るのですが・・・
背景にはすでに植林地が広がって、その中では牧草地も回復してますが、貧しい羊飼いたちが
自由に入ることは、おそらく許されないのでしょうね。
とか、頂上であれこれ考えながら・・・とりあえずは記念写真・・・
6/4画像の追加です。(T橋さん撮影・Y崎隊長複写分)
次は一人で・・・
さらに次は「にせ夫婦」で・・・
砂丘すべりで遊んだり・・・
って、砂が湿ってて殆ど滑らなかったようですが・・・
と、短い時間でしたが、みなさん砂漠を楽しみ、いったん宿舎に戻ります・・・
こちらは宿舎近くにある、大洪水でえぐられ大きなダム湖になったあたりです。
崖の上部に黒い線が見えますが草炭の層で、大昔から森と草原だった証・・・
と、宿舎まで戻り・・・
遅めの昼食であります。
料理の種類も豊富で冷たいビールも飲めましたが、昔は宿舎から植林現場への道路事情が悪く、
昼食は温めたボンカレー(大塚食品提供)とご飯をオート三輪や耕運機で届けてもらってました・・・
特に今回はテーブル左上にある「つけ麺」が・・・
画像はピンボケですが、とても旨かったです。ばくばくかぱかぱ・・・
と、遅めの昼食後はシャワーを浴びて植林の汗を流し、まったりと休憩・・・
午後からは恩格貝に新しくできた「沙漠科学館」へ向かいます。
(次回に続きます。)