ひっそりと冬キャン・・・コンダスの女王シェルピ・カンリの装備と食料

2020年12月18日

本当にあった奇跡のサバイバル60

以前、災害に備える「ローリングストック法」とかを紹介しましたが、今回は・・・

本当にあった奇跡のサバイバル60・・・

とーゆー本のご紹介・・・

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著者 タイムズ ベア・グリルス(まえがき) 訳者 河野純治
日経ナショナル・グラフィック社 2013年12月24日 第1版第1刷発行



例によって目次のみ

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有名なエピソードもありましたが、わたくしが知らなかった事実もけっこうありました。

例えば「世界が揺れた日」つーのは、1923年9月の関東大震災の日に横浜港に停泊していた
オーストラリアの遠洋定期船エンプレス・オブ・オーストラリア号の乗組員と乗客のハナシで、
海上や埠頭が炎に包まれる中、埠頭の消火作業や、ロープやはしご、救命ボートによる陸地に
残された生存者の救出活動を続け、3日後に戦艦山城から派遣された潜水要員の作業によって
港から脱出できても、帰国せずそのまま沖合に停泊、救命ボートによる危険な救出作業を続け、
合計12日間で数千名の命を救ったというもので、今回まで知りませんでした。

ほかにも「カヌー奇襲大作戦」つーのは、1942年のファルトボートを使った英海軍による
フランクトン作戦のハナシで、
二人艇6艇12人のコマンド隊員がビスケー湾上の潜水艦から発進、
夜のみ漕いでジロンド川を97kmも遡上し、ボルドー港に停泊するドイツ艦船を爆薬で沈めて港を閉塞、
作戦は成功したものの、12人のうち生還したのは僅か2名という過酷なサバイバル・・・

などなど、むしろ知らないエピソードの方が多かったですね。

そう、大脱走やキリング・フィールド、アポロ13、セブンイヤーズ・イン・チベットなどなど
映画になったハナシは知ってましたが、他にも様々なサバイバルがあったんですねえ・・・

さらに各項ごとに置かれた状況・危険要因・使った装備などが一覧表にまとめられており、
どの項も概要だけでしたが、とても興味深く読めました。

極限状態でのサバイバルつーのは、ぬるい日常生活に浸っているわたくしにとっては、
(脱獄や戦争や難破や誘拐も含め)映画や読み物として楽しむのは限りなく魅力的ですし、
そんな状況になった場合に備えてサバイバルの技術や知識や装備を身につけておくことも
必要とは思ってますが、むしろ大事なのは、そんな状況に自分や家族を含む社会の環境が、
将来にわたって陥らないように、できる範囲で努力を続けることなんでしょうね。

ま、これからも疑似サバイバル体験は大いに楽しみたい、とは思ってますが・・・



m98k at 00:18│Comments(0) mixiチェック 書斎 | 災害避難とか

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