クロックス・クラシック・・・病み上がりdeへやキャン宴会!!!

2022年04月27日

四畳半タイムマシンブルース

四畳半タイムマシンブルース・・・

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森見登美彦著 上田誠原案 KADOKAWA  2020年7月29日初版発行



帯にあった惹句・・・

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史上最も迂闊なタイムトラベラーたち・・・宇宙のみなさま、ごめんなさい・・・あははは



著者と原案者の紹介・・・

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そう、京都に暮らす「へもい」学生を主人公にした、わたくしの好きな森見登美彦の作品群と、
わたくしの好きな映画「サマータイムマシン・ブルース」の世界が合体したもの・・・

ネット配信版を再編集したアニメ作品が2022年9月22日から劇場公開されるそうですが、
その宣伝でたまたま本を知り、いそいそと図書館で借りてきて一気読みしました。

登場人物は主人公の「私」をはじめ、森見作品でおなじみのメンバーですし、舞台設定も
映画作品では大学のカメラ部とSF研究会が共用しているボロい部室だったのが、おなじみの
京都のボロい下宿に替わっただけで、どちらもあくまでもスモールワールド・・・
(以前も書きましたが、わたくし学生時代を京都で過ごしカメラ部やSF研にも所属してました。)

今回の作品はファンタジー色がそんなになく、いわゆる「タイムパラドックス」について、
原案をさらに複雑にして、「過去を変えれば宇宙が消滅してしまう!!!」と気づいた主人公が
ドタバタと動くものの、未来からやってきたタイムトラベラーはじめ誰も気にする者はなく、
みんな好き勝手に動き回って自分だけ空回りするとゆー、いつもの展開で楽しめました。

まあ、99年も沼に埋まってたエアコンのリモコンを最後に使うシーンで、こちらの小説では
主人公が新しい電池に交換してから使ったりと、映画作品ではいくつか気になってた部分が
さりげに修正されたりしてましたが(でも電池の液漏れは???)、まさにスモールワールドで
繰り広げられる「へもい」若者たちの青春ドタバタ喜劇つーのは、どちらも共通ですね。
そーいや著者と原案者は同い年で、同時期に京都で学生生活をされてたんですね。

で、原案より複雑になったタイムパラドックスの悩みといっても、たとえば・・・

・昨日の彼女を五山送り火に誘ったのは今日の私だが、それは今日の彼女から誘うように
頼まれたからで、彼女はそうしないと過去が変わって宇宙が消滅すると考えていたから・・・
・そんな主体性のカケラもない約束が男女間で有効だとは到底思われない・・・うじうじ
・でも今日の彼女から頼まれたことを知らない昨日の彼女が私の誘いを受諾したという事実からは、
そもそも彼女が私を憎からず思っているという判断が引きだせよう・・・わくわく
・でも今日の彼女は自分の提案に私が従った誘いに過ぎないことを知っているのだから、
私の誘いを本気にしているわけがない・・・うじうじ

といった感じで、私だけが真のタイムパラドックスを理解し宇宙を救える唯一の存在なのである
とか、エラそうなことを言ってる割には、じつにしょーむない悩みばかりで・・・

いやあ、じつに面白かったです。ぜひ映画作品も見てみたいものです。



m98k at 13:27│Comments(0) mixiチェック 書斎 

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