華竜の宮ジーナの賭け・・・

2023年07月25日

地政学で読みとく「これからの世界」

ええ、

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地政学で読みとく「これからの世界」とゆー本のご紹介であります



監修者紹介と奥付

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例によって目次のみ・・・

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説明は大まかでしたが素人には分かりやすく、問題の全容が俯瞰できる本でした
ただし、図解でよくわかる、ビジュアルで身につく「大人の教養」とゆー構成ですから、
図解なしビジュアルなしのてきとーな読後メモでは、よくわからず身につくこともないので、
少しでも興味を持たれた方には本書のご熟読をオススメします

以下、図解なし
ビジュアルなしのてきとーな読後メモであります
(読んでてホントにそうなの?と思った部分もメモしてます)


序章より
・地政学はその国の地理的条件を切り口にして国家間パワーゲームの様相を読み解くもの
→政治・経済・社会は時代で変わるが地理はいつの時代も変わらない
→各国のおかれた地理的条件に政治・経済・軍事といった諸事情を含めて検討すれば、
より明快な理解が可能になる

・地政学の歴史的展開
→最初の提唱者はスウェーデンの政治学者チューレンで1916年刊行の「生活形態としての国家」
に登場、英語ではgeopoliticsになり地理の政治学
→ナチス・ドイツのヨーロッパ侵攻や、日本の大東亜共栄圏構想の理論的根拠になったとされ、
戦後は世界でタブー視されて日本でもGHQが研究を禁止して関連書籍も抹消されたものの、
東西冷戦期に紛争分析のための理論として注目され、現在では国際情勢一般にも応用されている
(ちなみにこちらの本では研究はイギリス・アメリカが発祥でドイツ→日本となってます)

・地政学の重要ワード
・シーパワーとランドパワー(略)
→両者の対立構造が生まれやすい
・ハートランド(中央部)とリムランド(その周縁部)
ハートランドがリムランドに進出して衝突するケースが多い
→朝鮮半島、ベトナム、中央アジア、ウクライナなど
・シーレーンとチョークポイント(略)
・内海(閉鎖海)→ひとつの国の支配下に置かれた状態の海
(アメリカにとってのメキシコ湾やカリブ海、ローマ帝国にとっての地中海、中国にとっての
南シナ海などで、得ることで防衛コストが抑えられ余剰戦力を別の海域へ向けられる)
・緩衝地帯、現代戦におけるエアパワー(制空権)などなど・・・


1章「話題の国際情勢と地政学」より
・ウクライナ侵攻
キエフ公国→モンゴルの侵攻→モスクワ大公国→ロシア→ソ連崩壊→独立→親欧米派の新政権
→ロシアとの対立→クリミア半島、ドネツク州、ルガンスク州への侵攻→ミンスク合意
→ゼレンスキー政権による不履行とNATO加盟への動き→全面侵攻→逆にNATO拡大へ

・北方領土問題
→不凍港を得るためのロシアの南下政策→日露戦争→第二次世界大戦下での侵攻と実効支配
→平和条約で
権利を放棄したのは千島列島とサハリンの一部だが四島返還で対立する理由
①軍事的理由→日米地位協定による米軍基地建設の脅威
②経済的理由→温暖化による北極海航路の独占権益を守る必要性
③国内的理由→国内少数民族の独立問題や領土問題が加速する可能性
→さらに北海道を領土にすればオホーツク海をロシアの内海にできる
→なのでロシアは北海道すべての権利を有するとの主張もロシア国内にある

・アメリカと中国の新冷戦
→中国は2010年にGDPで日本を抜き2位になり2013年に一帯一路の世界秩序構想を発表
→アメリカは地政学上のバランス・オブ・パワー(勢力均衡)戦略で対抗している
(冷戦時代はナンバー2のソ連を抑えるためナンバー3の日本と協力、日本が
ナンバー2になると
中国との関係を強めて日本を牽制していた→これがバランス・オブ・パワー戦略)
→2018年には貿易戦争になり新冷戦という言葉が使われる
→QUAD(2006年に安倍首相が提唱)などシーパワーの結集で中国を牽制

・中国による経済圏「一帯一路」構想
中央アジア経由の道路・鉄道整備などによる「一帯」と、南シナ海→インド洋→アフリカ東岸→
紅海経由の港湾整備などによる「一路」→どちらにも借金の罠があり批判もあるが達成すれば、
→経済力で支配するシーパワーとランドパワーを備えた世界史上初の国になる

・中国・台湾問題
→台湾が自国領土なら第一列島線内を内海にできる
→将来的には第二列島線内にも影響を及ぼしたい
→歴史的背景とともに地政学的な理由がある
→台湾有事で米軍が出動するなら日本の基地から


2章「アジアの地政学」より
(アジア情勢は複雑に思えるが地政学で考えると大局が見やすくなる)

・アジアの中心は多様な民族を含む14億人の中国、その周辺で局面が展開するというイメージ
→内陸エリアの北はモンゴルとロシア、西は
旧ソ連衛星国で中東イスラム諸国との緩衝地帯
→海洋エリアの南はインドと東南アジア諸国、東は緩衝地帯の北朝鮮を挟み韓国、台湾と日本
→東南アジア諸国は中華・インド・イスラムの文化圏
→といった地政上の条件下にある国が中国で、
その周辺で局面が展開している

・中国の海洋進出
→第二列島線で太平洋をアメリカと二分できるが、まだ第一列島線さえ確保できていない
第一列島線の重要拠点である台湾・南沙・西沙・尖閣は何としても実効支配したい
→建国100年の2049年までにアメリカと同等の海軍力を有することを目標にしている

・南シナ海九段線内側の制海権確保
→ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、台湾を排して実効支配しようとしている

・中国とロシア
→4000kmの国境問題は2000年代半ばで解決→エネルギー需給でwinwinの関係になった
→ロシア経済が崩壊しないのは中国の影響が大きい

・新彊ウイグル問題
→ウイグル族はトルコ系民族で言語も宗教も異なる
→18世紀に清朝が征服して以来ずっと支配している
→インド・ロシアとの緩衝地帯で一帯一路上でもあり地政上重要
→他の少数民族の独立運動にも繋がるため力で抑えている

・中国・インド・パキスタンの抗争(3国とも核保有国)
→カシミール地方は3国が実効支配する地域が重なる係争地でアジアの火薬庫
→18世紀まで独立国だったチベットは清朝→(英領)インド→中国に征服されて現在に至る
→緩衝地帯はなくなりヒマラヤ山脈を挟み中印が直接対峙している

・中国の真珠の首飾り戦略(インド洋での経済支援とシーレーン整備拡充によるインド包囲)
→ミャンマー、バングラデシュ、スリランカ、パキスタン、モルディブでの港湾建設など
・インドのダイヤのネックレス戦略(
インド洋沿岸各国との連携による真珠の首飾り外側の包囲)
→東南アジア諸国インド洋沿岸諸国との連携、日米豪とのQUADだが軍事面は進んでいない
→ただしインドは全方位外交であり中国は最大の貿易相手国でもある

・冷戦後の北朝鮮
→東西の緩衝地帯だったがソ連を失いアメリカを仮想敵とした核ミサイルを開発
→軍事支援を続ける中国としても手に余る状態だが緩衝地帯の消滅は困る
→両者の緊張を高めて外交的譲歩を引き出す瀬戸際外交がいつまで続くか

・中豪関係
→シーパワーのオーストラリアは1970年代から白豪主義を見直しアジア中心で経済発展した
→2014年には包括的・戦略的パートナーシップで中国と最大の蜜月関係になった
→2016年ごろからの中国の南太平洋島嶼国との関係強化や中国企業の内政干渉疑惑
→2020年のコロナ感染源調査をめぐる対立で関係がさらに悪化、原潜配備やQUADへ

・地政学でひもとく中国史
→中国歴代王朝は東夷・西戎・南蛮・北狄に対抗するためランドパワーを高めていった
→元と明はシーパワーも求めたが、元は日本侵攻での撤退や東南アジアでの風土病により、
明は北でのモンゴル勢力回復と南での倭寇(北虜南倭)により、海洋進出が失敗に終わった
→近代以降も海洋進出には消極的だったが、ヨーロッパではシーパワーの国が力をつけて
アジアに進出し、清はその標的になった
→1840年のアヘン戦争、1856年のアロー戦争、1894年の日清戦争でシーパワーの国に敗北
→経済成長で軍事力をシーパワーに向けられるようになり21世紀からは積極的に海洋進出
→これまでシーパワーを得られずにシーパワーの国に蹂躙されてきた歴史がある・・・


3章「アメリカの地政学」より
・南北アメリカ大陸はユーラシア大陸から隔絶した「大きな島」
→防衛上の懸案事項があまりなかった(2度の世界大戦でもノーダメージだった)
→軍事的・経済的にアメリカの脅威になる国が周辺に存在しない
→この地理的条件により世界各地に軍事拠点を設けシーパワーを拡大してきた

・世界の警察官からの引退
→アフガニスタン侵攻やイラク侵攻などの失敗、リーマンショック、財政悪化・・・
→2013年にオバマが宣言し、トランプ、バイデンも引き継いだ
→結果はタリバンの復活、南シナ海の現状変更、台湾への強硬姿勢、ウクライナ侵攻など・・・

・アメリカと中東との関係
→中東はランドパワーとシーパワーが激突するリムランドで石油利権がある
→1948年からのイスラエル支援→イラン革命によるイラク支援→湾岸戦争→
アフガニスタン侵攻や
イラク侵攻などで大きく関わってきた
→2000年からのシェール革命により世界一の原油産出国になった
→中東で軍事力を維持する必要がなくなり撤退、その後は中国が台頭している

・中南米は2001年の同時多発テロ対応から手薄に、2017年のトランプ政権で左派政権が増え、
そこに中国が関係を深めてアメリカの存在感が薄くなっている
→キューバも
2017年のトランプ政権で関係悪化、コロナ禍で主力の観光業が減り経済危機に
→最大の貿易相手国が中国になっている

・ファイブアイズ・クアッド・アイペフ・TPP・ブルードットネットワーク・オーカス(略)

・地政学でひもとくアメリカ史
→1776年に東部13州300万人からスタート→ランドパワーによる武力制圧で西部へ進出
→1823年のモンロー主義には中南米カリブ海も含む(ヨーロッパには干渉させない)
→1846年のメキシコとの米墨戦争でテキサスとカリフォルニアを獲得→天然資源の宝庫
→1867年にロシアからアラスカを格安で購入、これで未開地は消滅しシーパワー獲得へ
→1898年のスペインとの米西戦争でキューバを植民地化→
中南米とカリブ海を影響下に
→スペインからはフィリピンやグアムも獲得、ハワイや西サモアも併合し大平洋にも進出
→1914年にはチョークポイントのパナマ運河を完成させ租借権を獲得(返還は1999年)
→第二次世界大戦で日本に勝利、メキシコ湾カリブ海に続き太平洋も自国の内海にした


4章「ヨーロッパ・ロシアの地政学」より
・ユーラシア大陸は世界島でありヨーロッパは三方を海に囲まれた半島
→半島は海に出やすいが陸側から攻められると逃げ場がない→最大の脅威はロシア
→半島の付根部分(バルト海と黒海を結ぶ線)で衝突しやすい→ヨーロッパの断層線
→冷戦時代には緩衝地帯として翻弄され、2022年にはウクライナ侵攻

・ロシアは14の国と北極海に囲まれておりシーパワーを求めて南下することが基本戦略

・EU拡大(発足時の12から27へ、ユーロ導入は19)の問題点
→各国の経済格差が大きすぎる(労働力の移動などによる混乱)
→難民・移民の受け入れによるキリスト教という共通価値観の揺らぎなど
→反EU、反移民、反グローバルの声が高まっている
→イギリスは地政学上の利点を活かしたオフショア・バランシング外交を展開
→2020年にEU離脱(ブレグジット)
→2009年のギリシャ危機でEUが切り捨てなかったのは地政学上の理由から

・ロシアの資源戦略
→天然ガスのパイプラインを使った販売方法で、何かあればすぐに圧力をかけられる
→ドイツはじめヨーロッパは脱炭素政策で依存が高まっていた

・北極海の争奪戦
→温暖化により地政学の理論が変化する局面になる可能性が高い
→北極海航路の出現と原油・天然ガス・レアメタルなど資源採掘の実現
→ロシアは北極海沿いに24000km以上の海岸線を持ち領土の1/3は北極圏内
→航路や資源の開発を進められるが、北側の国境が外敵に晒されることにもなる
→今後は北方艦隊も増強せねばならない
→北極海ではアメリカや中国の動きも目立ってきている

・地政学でひもとくイギリス史
→ケルト人と後から来たゲルマン系アングロ・サクソン人が同化した辺境の島国だった
→陸上の防衛力が最小限で済んだため軍事費を海軍力や植民地経営にまわすことができた
→16世紀半ばから海洋進出を開始、強大なシーパワーで世界の1/4を支配していた
→スペイン、オランダ、フランスに勝利し北アメリカやインドの海岸都市などを植民地化
→立憲王政で国内政治が安定すると産業革命が起こり、さらに繁栄の時代に
→1783年のアメリカ独立でインド内部、ビルマ、マレー半島、マラッカ海峡、中国(清王朝)へ
→1875年にスエズ運河の権利を買収しアフリカや太平洋の島嶼部にまで進出、1901年には
オーストラリアを自治領に、1910年には南アフリカ連邦を成立・・・
→ドーヴァー海峡、ホルムズ海峡、マラッカ海峡、スエズ運河といったチョークポイントを抑え、
最強のシーパワー国になった→パックス・ブリタニカ→第一次世界大戦で疲弊した

・地政学でひもとくロシア史
→9世紀末にノルマン人がスラブ人を征服したキエフ大公国がルーツ
→13世紀にモンゴル帝国に征服されたが1480年にモスクワ大公国が独立しロシアの歴史へ
→1613年のロマノフ王朝誕生から周辺国を征服して世界最大のランドパワー国に
→1682年からの南下政策でオスマン帝国やスウェーデンと戦い黒海・バルト海を抑える
→18世紀後半にはクリミア半島のセヴァストポリに黒海艦隊の軍港
→19世紀後半には沿海州のウラジオストックに太平洋艦隊の軍港
→19世紀から20世紀にかけてイギリスが干渉するが南下政策は継続し東アジアへ
→ウクライナ侵攻により緩衝地帯を維持しようとしているがシーパワーも求め続けている


5章「中東の地政学」より
・トルコの主要領土アナトリア半島はアジア・ヨーロッパ・ロシアの接点
→ボスポラス海峡とダーダネルス海峡はシーパワーのチョークポイント
→現在のトルコは欧米と、犬猿だったロシアとを天秤にかける巧みな外交をしている

・イランはアラブ人ではなくペルシャ人の国で、その誇りが高い
→1979年のイスラム革命以降、各国のシーア派を支援して革命の輸出をしている
→ペルシャ湾に面し中東と中央アジアの接点で中国やロシアも重視

・親米スンニ派のサウジアラビア(アラブ人が多数派)と反米シーア派のイランとの対立
→レバノンではスンニ派政権をサウジが支援、反体制のヒズボラをイランが支援
→シリアではアサド政権をイランが支援、反体制派をサウジが支援

・パレスチナ紛争
→イスラエルは周囲を全てアラブ人国家に囲まれた脆弱土地で石油も独自水源もない
→対外膨張なしには存続が難しく、これはパレスチナ人にとっては災難でしかない
→イスラエル、親米アラブとイラン、シーア派とスンニ派が対立している構造

・シリア内戦
アサド家はシーア派の一派でシリアの多数派であるスンニ派を抑圧
→アサド政権、反体制派、IS、クルド人が争い疲弊している
→アメリカの反体制派支援からの撤退、地中海の海軍基地を守るロシアの政権支援、
政権と同じシーア派のイランの支援により、内戦が続いてもアサド政権は倒れない

・アフガニスタンはハートランドとリムランドの接点
→ロシアとイギリス、ソ連とアメリカの代理戦争が続いた
→ランドパワーの大国とシーパワーの大国の争いの舞台

・クルド語を話しスンニ派が多いクルド人は2500万~3000万人
→トルコ、シリア、イラン、イラクなどにまたがるクルディスタンに暮らす民族
→国を持たない世界最大の民族と呼ばれている
→イギリス、フランス、トルコの思惑で分断され、各国での弾圧が続くが独立運動も続く
→この状況が中東不安定化の要因ともなっている

・地政学でひもとくトルコ史
→1299年にトルコ民族により建国されたオスマン帝国(オスマン・トルコ)がルーツ
→1453年にビザンツ帝国(東ローマ帝国)を滅ぼし15世紀末にはアナトリア地方とバルカン半島、
16世紀前半にはエジプトとアラビア半島西岸、16世紀半ばには黒海、地中海、紅海、アラビア海、
ペルシャ湾の制海権を掌握、古代ローマ帝国領土の3/4を支配する大帝国になった
→大航海時代からヨーロッパ列強の海洋進出により東西貿易は地中海を離れたので徐々に衰退、
19世紀末にはロシアとイギリスに蹂躙され第一次世界大戦では同盟国側は連合国側に敗北
→国と民族は分断され1922年の革命でオスマン帝国は滅亡し現在のトルコ共和国になった
→オスマン帝国の支配下で安定していた中東は紛争が多発する火薬庫になった


6章「日本の地政学」より
・朝鮮半島から九州本土までは130km以上も離れており本格的な侵略はなかった
→中国から見れば日本列島が蓋をしており宗谷、津軽、対馬、大隅の海峡はチョークポイント
→大航海時代以降の覇権はシーパワー国家が制したが、今の日本は覇権を狙うレベルにはない
→それでも環太平洋やアジア各国へのシーレーンで世界をリードするハブ国家にはなり得る

・尖閣諸島は中国で需要が増える魚介類の宝庫で石油や天然ガスの埋蔵も推測されている
→軍事拠点としても重要で中国に編入すればアメリカに太平洋への進出を邪魔されない
→なので実効支配されてしまえば以後の排除は困難

・沖縄の米軍基地はアメリカの戦略に極めて重要で最高レベルの装備・軍備を有している
→中国の大平洋進出を牽制するキーポイントにあり、
ICBMならロシア、中東、オセアニア
まで、全て
射程内に収めることができる
→中距離ミサイルでも中国・インド・ロシアとオーストラリアの北半分までを射程内に収める
→現在アメリカは中距離ミサイルをもっておらず、中国は1250発以上をもっている
→2023年には開発配備予定だが、沖縄を含む第一列島線沿いへの配備が位置的に最も適切
→沖縄への中距離ミサイル配備の要請が近い将来にアメリカからあるかもしれない

・韓国と北朝鮮の反日政策(略)

・核シェアリング
→ドイツ・イタリア・オランダ・ベルギー・トルコには航空機搭載型B61タイプの核爆弾
(数は非公表だが100発ほどとされている)が存在する
→各国にシェアリングされた核は米軍が運用するもので各国には使用権も拒否権もない
→日本でも安倍元首相の核共有発言があったが岸田首相は認められないとしている
→シーパワーやランドパワーではなくニュークリアパワー(核兵器)を持った大国アメリカと
大国ソ連との冷戦は終わり両国とも削減したが、ウクライナ侵攻により見直しされるかも・・・

・地政学でひもとく日本史
→近隣に中国という大国が存在するが海流や季節風で独立を保ってきた
→古代4世紀後半から朝鮮半島に介入しシーパワーを発揮していた
→百済と友好関係にあり百済が唐や新羅に圧迫された663年に大軍を送り支援したが敗北、
以後は半島への影響力を失い海外進出はなかった
→1592年と1597年に李氏に明征服の案内を拒否された豊臣秀吉が朝鮮出兵したが敗北
→その後250年の江戸時代は鎖国でランドパワーだったが、明治以降に再び海洋進出へ
→1894年、朝鮮半島の支配権をめぐる日清戦争に勝利
→1904年、朝鮮半島と南満州の支配権をめぐる日露戦争にシーパワー同士の日英同盟で勝利
→1914年、日英同盟で第一次世界大戦で勝利しドイツ領の青島や南洋諸島に侵攻し国力増大
→世界恐慌による経済危機を大陸進出で乗り越えようと1932年に満州国を建国
→1937年からは中国との全面戦争に突入し資源確保と米英の中国支援遮断のためインドシナ半島へ
→それでABCD包囲網により石油などの輸入を封鎖され、1941年12月に太平洋戦争へ突入
→戦争初期はシーパワーが最大限に発揮され、東はギルバート諸島、西はビルマ(ミャンマー)、
南はガダルカナル島、北はアッツ島まで、日本史上で最大の領域を支配下に置いた
(大東亜共栄圏は大義名分で実態は植民地化だった)
→1942年6月ミッドウェー海戦での大敗後は防戦一方になり、1945年8月に敗戦
→戦後の東西冷戦では西側アメリカとの同盟により東側への防波堤となった
→冷戦終了後もアメリカのアジア戦略の重要拠点として中国やロシアににらみを利かせている

はてさて、今後の世界はどうなるんでしょうね・・・



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